あたたかいご支援ありがとうございました 4 月 14 日 ( 木 ) に熊本地方で強い地震が発生し 益城町をはじめ現地で甚大な被害が出ました 日本の国際協力 NGOが緊急支援を開始したことを受け JANICでは現地で活動するNGO 団体をサポートするために 熊本地震緊急支援まとめて募金 を開設いたし

全文

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NGO サポート募金

「熊本地震 緊急支援まとめて募金」

活動報告書

期間2016年4月21日~2016年7月31日 ©特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン ©特定非営利活動法人グッドネバーズ・ジャパン ©特定非営利活動法人難民を助ける会 ©特定非営利活動法人災害人道医療支援会

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あたたかいご支援ありがとうございました。

4月14日(木)に熊本地方で強い地震が発生し、益城町をはじめ現地で甚大な被害が出ました。日 本の国際協力NGOが緊急支援を開始したことを受け、JANICでは現地で活動するNGO団体をサポ ートするために「熊本地震緊急支援まとめて募金」を開設いたしました。 地震発生一週間後の 2016 年 4 月 21日(木)から 7 月 31 日まで、11 組(団体)の方々から 1, 105,115 円(団体寄付+募金の金額)のあたたかいご寄付をいただきました。個人寄付者の数も 含めますと、78 組(団体+個人)の方々から 2,569,387 円(団体+募金+個人の金額)の寄付を いただきました。 いただいたご寄付は、熊本の被災地で活動する 13 団体に均等に分配させていただきました。 ※JANIC に手数料として 20%いただいています ※複数回ご寄付くださった方は 1 組とカウント。

参加13団体一覧 (あいうえお順)

(公社)アジア協会アジアの友 (特活)ADRA JAPAN (特活)グッドネバーズ・ジャパン (特活)災害人道医療支援会 (公社)シャンティ国際ボランティア会 (特活)JEN (公社)ジョイセフ (特活)チャイルド・ファンド・ジャパン (特活)ピースウィンズ・ジャパン (特活)難民を助ける会 (特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン (特活)メドゥサン・デュ・モンドジャポン (特活)ワールド・ビジョン・ジャパン

NGO サポート募金とは

複数の NGO へ一度に寄付が出来る仕組みです。NGOサポート募金なら、個々のNGOのことはよ くわからなくても、関心のある分野に簡単に寄付ができます。8つの分野に分けた「まとめて募金」で は、JANIC を通して各分野で活動しているNGOへ募金が均等に分配されます。 ○ 信頼性 厳格な JANIC の正会員基準を満たした正会員 NGO、且つ、最新のアカウンタビリティ・セルフチェッ クを取得した団体のみが参加できます。 ○ NGO ならではの支援を応援できます NGOが支援するのは、世界の公的な援助からも、現地政府の支援からも取り残されてしまった 人々です。「自立支援」をキーワードに、現地の人々が自ら状況を変えていくためのサポートを行って います。 …3p …5p …7p …9p …11p …13p …15p …17p …19p …20p …22p …24p …26p

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3 1 団体名

公益社団法人 アジア協会アジア友の会

ホームページ URL: http://www.jafs.or.jp 2 活動地域 熊本県上益城郡益城町、菊池郡菊陽町、阿蘇郡南阿蘇村 熊本市北区、東区 3 支援対象者 地震により家屋が全壊・半壊し、指定内外の避難所及び車中泊、テント泊の被 災者 4 活動期間 2016 年 4 月 21 日〜10 月 15 日 5 実施した活動内容 ①【2016 年 4 月 21 日〜27 日】 【活動地】 菊池郡菊陽町、阿蘇郡南阿蘇村、熊本市北区・東区 【活動内容】食糧配布(アルファ米 1000 食、カップ麺 960 食) 炊き出し(雑炊、だご汁)1,000 食分 【受益者数】 約 1,200 人 2016 年 4 月 21 日、本会スタッフ 4 名、ボランティア 3 名とともに現地入り をした。過去に本会事業と関連した団体や町役場を訪問し、ニーズを聞き出し ながら、支援地を決定した。菊陽町、熊本市北区においては、避難所および役 場からの依頼があり、炊き出しを実施しました。暖かく地元になじみのある食 事が必要とのことから、現地の方の力を借り、熊本名物のだご汁と雑炊の炊き 出しを行った。その後、南阿蘇村にてノロウィルスが発生したとのことで炊き 出しを中止し、食糧配布を行いました。 ②【2016 年 5 月 11 日〜10 月 15 日】 【活動地】 上益城郡益城町 【活動内容】避難所 2 ヶ所の運営支援、ふれあいの場(JAFS カフェ設置) 仮設住居移住支援、仮設住居見守り支援 【受益者数】 約 880 人 2016 年 5 月 11 日から益城町役場から要請があり、常時本会スタッフ 4 名を おきながら、益城町内の避難所(飯野分館、輝らめき館)の運営支援を行いま した。支援内容は、お弁当の配膳、野菜や果物、衛生用品などの提供、避難所 内の清掃、被災者の悩み相談などを行い、また、避難所周辺地域において避難 所に入れず、支援を受けることが出来なかった人たちへ「ふれあいの場」を設 置し、食材などの提供も行いました。 2016 年 8 月から徐々に避難所内の人々が仮設住居に移住していったために、 避難所への生活に必要な物資(掃除洗濯炊事用品)の配布を行い、完全移住後 は、仮設住居 2 地域の見守りとふれあいの場の継続を行いました。また、避難

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4 所の孤立化を防ぐために健康診断、お茶教室、手芸教室、ラジオ体操などを日々 行い、仮設住居に移住後の被災者のケアを行った。支援を行った仮設地域に関 しては、小さな見守りケアグループを作り、日々の活動(ラジオ体操の継続、 見守りの継続)などを委ね、本事業を一端終了した。しかしながら、多くの仮 設住居では、ケアが行き届いておらず、役場も仮設コミュニティの崩壊を恐れ ているため、本会も毎月 2 週間、適宜スタッフやボランティアを派遣し、仮設 住居への細かなケアを行い、引き続き被災者のケアを通して孤立化とコミュニ ティの崩壊を防いでいく。 6 主な活動成果 ①【2016 年 4 月 21 日〜27 日】 災害初動期において、被災者の多くは高齢者であり、暖かく柔かい地元食が求 められており、それに応じて雑炊やだご汁を1200 食提供することができまし た。また、1960 食の食糧を提供することができ、長期的な避難が予測され、 不安な中生活を送っていた被災者の不安を一時的に取り除くこともできまし た。 ②【2016 年 5 月 11 日〜10 月 15 日】 避難所内における長期の集団生活の中でお互いが助け合える暖かい雰囲気の 避難所を築くことができ、約350 人の避難所生活者が病気に陥ることなく、生 活を送ることができた。また、仮設住居移住時に生活に最低限必要な炊事、洗 濯、整理清掃に必要な物資を配布することができ、経済的負担を取り除くこと ができました。支援が受けられず壊れた家の前でテントや車の中で生活を送っ ていた人たちを対象に憩いの場を設置し、様々な避難生活者の交流の場を築く ことにより、安らぎを与えることも出来ました。 仮設住居移住後、孤独化が恐れられる中で、日々様々なプログラムを行い、仮 設の外に出る機会を作り、孤独化を防ぐことがで、また、仮設住居に住む人た ちが互いに孤独化を防ぐためのグループを作り、ケアできるようなチームを作 ることもできました。 7 活動写真 仮設住居移住時に生活に必要な物 資を届けているところ ふれあいの場で交流をしているところ

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認定 NPO 法人 ADRA Japan

ホームページ URL: http://www.adrajpn.org/ 2 活動地域 熊本市、阿蘇郡南阿蘇村 3 支援対象者 熊本市、阿蘇郡南阿蘇村の避難者 4 活動期間 2016 年 4 月 ~2016 年 7 月末 5 実施した活動内容 ①【初動対応】(物資配布) 熊本市内の在宅避難者を中心に、約 100 世帯に飲料水、水 20 リットルタンク、 食糧等の物資配布を行ないました。 ②【看護師派遣】(避難所巡回) 熊本市中央区内の地域包括支援センターと協働で 4 ヶ所の避難所に看護師チー ムを派遣し、避難所内を毎日巡回して健康調査及び健康相談等を実施しました。 ③【看護師派遣】(福祉避難所運営支援) 南阿蘇村内の福祉避難所に医療コーディネーターと看護師を派遣し、要介護度 1~2 の避難者 6 名の生活サポート及び運営支援を行ないました。期間中に計 26 名の看護師・保健師・薬剤師を派遣しました。 ④【避難所サロン実施と見守り活動】 ADRA Japan 災害対応バス「ゆあしす号」を活用する等して、南阿蘇村社会福祉 協議会(社協)と協働し、10 回の避難所サロンを実施して約 145 名の避難者が 参加されました。また、9 つの避難所を社協職員と一緒に訪問し、避難者への 見守り活動を行いました。 6 主な活動成果 ①物資配布が避難所に集中する状況下で、在宅避難者へも必要な物資を届ける 事ができました。また物資配付を始めた当初は断水が続く地域が多く、特に生 活用水が必要とされていた中で、とりわけ水 20 リットルタンク(生活用水)の 配布が在宅避難者の衛生環境改善に役立ちました。 ②看護師巡回訪問の結果を地域包括支援センターと毎日情報共有する事で、避 難者の健康状況や抱える課題を必要な機関に繋ぎ、支援対応して頂きました。 ③常駐の医療コーディネーターを中心とした安定した派遣体制で運営支援を行 ない、福祉避難所の開所から閉鎖までの期間、避難者の転倒事故等も一度も起 きず、全員が元気に退去されました。福祉避難所では、それまでの避難生活で

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6 疲弊していた避難者に笑顔が増えました。 ④避難所でのサロン実施と、見守り活動を通じた避難者への声掛けや生活状況 の把握を行ない、南阿蘇村社協に繋ぎました。それらの活動が、その後の仮設 住宅等の見守り支援活動に活かされています。 7 活動写真 熊本市の避難所を巡回し、健康調査を 行う看護師派遣の活動の様子 ADRA Japan 災害対応バス「ゆあしす号」 を活用した避難所サロン実施の様子

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特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン

ホームページ URL: www.gnjp.org 2 活動地域 熊本県南阿蘇村 3 支援対象者 南阿蘇村の被災者およびボランティア 4 活動期間 2016 年 4 月~2016 年 10 月 5 実施した活動内容 ①【災害ボランティアセンター支援】(2016 年 4 月~10 月) 熊本県阿蘇郡南阿蘇村の災害ボランティアセンターにスタッフ 2 名を派遣し、 ボランティアセンターにおけるコーディネーション業務を担いました。 災害発生時に、被災者や避難所等から受けるニーズとボランティア希望者をマ ッチングし、ボランティア派遣をコーディネートするのが各地の災害ボランテ ィアセンターです。通常、地元の社会福祉協議会や NPO などで構成されていま すが、今回の熊本地震のような大規模な災害では、膨大な作業があるにもかか わらず、ボランティアセンターのスタッフ自身も被災者であるうえに、通常業 務も引き続き行わなければならないなど、深刻な人手不足に陥いることがあり ます。 南阿蘇村災害ボランティアセンターも同様で、行政や他県の社会福祉協議会な どからの派遣人材は短期間で入れ替わってしまうため、長期で常駐する中核人 材が必要とされていました。 ②【ホットクの炊き出し】(2016 年 6 月) 益城町など熊本県の 4 カ所の避難所で、ホットク 1,150 食を提供しました。 ホットクは日本の「おやき」のような韓国のスナックです。今回餡は、はちみ つ/チーズ/あんこ/キムチ味の餡を用意し、避難生活を送っていらっしゃる方々 に、いつもと違った食事をお楽しみいただきました。 6 主な活動成果 ①【災害ボランティアセンター支援】 4 月~7 月の期間に、多い日は一日 200 名以上のボランティアをマッチングし、 避難所、個人宅等に派遣しました。 また、常駐スタッフに情報が集まる業務フローが出来上り、主に短期派遣者か らなるボランティアセンターがフローを元に円滑に運営されるようになりまし た。これにより、情報喪失による運営の停滞が減少しました。 ②【ホットクの炊き出し】(2016 年 6 月) 益城町など熊本県の 4 カ所の避難所で、ホットク 1,150 食を提供しました。

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8 7 活動写真 被災者からのニーズとボランティアを マッチングし派遣する GNJP のスタッ フ 災害ボランティアセンター本部で勤務 する GNJP のスタッフ(奥)

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認定特定非営利活動法人 災害人道医療支援会

ホームページ URL: www.huma.or.jp 2 活動地域 熊本県阿蘇市 (含 南小国町・小国町・産山町) 3 支援対象者 避難所へ避難している被災者・避難住民 4 活動期間 2016 年 4 月 25 日~2016 年 5 月 26 日 5 実施した活動内容 ①【医療支援Ⅰ】 阿蘇災害復興保健医療支援会(略称 ADRO)より阿蘇市分室(阿蘇市役所内) の運営委嘱を受け、阿蘇市役所ほけん課所属の保健師チーム及び県外からの保 健医療支援チームの活動をコーディネートし市内に点在する避難所(一の宮小 学校・内牧農村環境改善センター・阿蘇西小学校・阿蘇小学校・阿蘇中学校・ 一の宮かんぽの宿 一の宮体育館・阿蘇第二体育館)や山間部村落(古城地区・ 南小国町・小国町・産山村)の避難者・被災者への適切で迅速な医療支援活動 を主導しました。 ②【医療支援Ⅱ】 HuMA 医療チームとして自らも市内避難所や村落への巡回診療を実施し、434 人 の被災者に対する診察治療・健康相談・保健衛生指導等を実施しました。 ③【避難所支援】 阿蘇市役所ほけん課の要請に答えて、市内避難所集約に際して保健衛生・精神 衛生の視点を踏まえた、避難所内レイアウトの作成と設置を実施しました。 6 主な活動成果 ①HuMA のコーディネーションによる情報収集と分析を通じて、把握が遅れて いた阿蘇市内避難所の実情が data 化され、市役所及び支援団体全体に共有さ れたことで被災者ニーズに沿った適切で迅速な医療・保健衛生支援が可能とな りました。 ②疲労が蓄積していた地元保健師チームを避難所泊まり込みから解放できた ことで、避難所に来れない山間部村落への各戸訪問実施が可能となり、より広 域の被災者に対する支援が可能となりました。(地元保健師の多くも被災して います) ③避難所での診療や健康相談で手術歴や重篤な病歴がある高齢被災者や妊婦 被災者の実態把握が進捗し、地元医療機関へのスムースな引継ぎが可能となり ました。

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10 ④従来から実施の被災者に対する診察や治療に留まらず、被災地医療機関や市 役所からの委嘱を受け、被災地での医療コーディネーターとしての役割を果た すことができた点は、今後の被災地医療支援の在り方での新らたなモデルとな りました。 7 活動写真 被災者を VSCAN で診察する医師 避難所で被災者の血圧を測定

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公益社団法人シャンティ国際ボランティア会

ホームページ URL: http://sva.or.jp/ 2 活動地域 熊本県熊本市 3 支援対象者 市内避難所に避難されている被災者の方々 4 活動期間 2016 年 4 月~2016 年 7 月 5 実施した活動内容 ①【食事面でのサポート】 炊き出し・配食(食事提供)および 食材提供(野菜、果物、水、野菜ジュース、お菓子など) 避難所(延べ):118 ヶ所数量(延べ):8,779 食 数量(延べ):12,233 食 ②【物資面でのサポート】 生活環境改善に必要な物資の提供 カセットコンロ+ガスボンベ゙:40 セット ③【 衛生面でのサポート】 - 入浴送迎 合計28 回、避難所(延べ)36 ヶ所 参加者(延べ):272 名 - 玉名温泉への小旅行 合計5 回、避難所(延べ)10 箇所 参加者(延べ):97 名 ④ 【集いの場づくり】 - 避難所でのサロン活動 (移動図書・足湯等も含む) 合計20 回、避難所(延べ)20 ヶ所 参加者(延べ):341 名 6 主な活動成果 避難所にて不自由な生活を余儀なくされている方々に対し、物資面および 精神面で少しでも支えになり、寄り添いながら被災者の声に耳を傾け、 課題となることは行政や専門家につなぐことで解決や改善をはかりまし た。 *避難している方々の声(炊き出しやサロン活動を通じてお伺いした話) -野菜不足なので、野菜たっぷりのスープの食事はとても嬉しい。小学生と 2 歳の孫がいるが、体育館の大きな階段を飛び回るので怪我をしないかと 心配。避難所で同じような年の孫がいる人と親しくなった。

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12 -気持ちがよくて3 回もサウナに入った。今までバケツに水をくんで外にお いておき、昼間日光で温めた水で身体をぬぐう程度だったけど、やっ ぱりお風呂に入れるのは有難い。 仮設住宅への移行や地元NPO による支援活動の活発化という状況に鑑み、当 会のスタッフ派遣による直接の支援活動は7 月末で終了しました。 今後は、現地協働団体であるれんげ国際ボランティア会を通じ、仮設住宅 集会所でのサロン活動を通じた集いの場づくりの支援、学習環境を確保す ることが難しい子どもたちへの学習支援、元気づけイベントなど被災者の 生活再建、被災地の復興に向けた取組について、東京から情報提供、外部 とのつなぎなどのサポート及び熊本と東北の子どもたちの交流プログラム を行う予定です。 7 活動写真 避難所でのサロン活動(熊本市東区) 避難所からの入浴送迎(熊本市東区)

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特定非営利活動法人 JEN(ジェン)

ホームページ URL: www.jen-npo.org 2 活動地域 熊本県熊本市、阿蘇郡西原村、宇城市 3 支援対象者 避難所に身を寄せている中でも特に脆弱な被災者、また、家屋の倒壊被害を受 けた被災者 4 活動期間 2016 年 4 月 ~ 2016 年 7 月 5 実施した活動内容 ①【訪問入浴車サービス】 熊本市、阿蘇郡西原村、宇城市の避難所に避難する被災者で、高齢者や身体に 障がいがある方は、自衛隊のお風呂などを様々な理由から利用できていません でした。そこでJENは7か所の避難所を巡回し、入浴サービスを実施しました。 延べ150名の方にご利用いただきました。 ②【瓦礫撤去用安全靴の提供】 家屋のがれき撤去を行うボランティアのみなさんへ、安全靴696足の提供をし ました。 ③【避難生活環境改善および被災者の生活再建を促進するための物資(タオル ケット、マットレス)配布】 宇城市内にある6か所の避難所にいる避難民200名超に配布を行いました。 ④【瓦礫撤去支援】 阿蘇市にて4tダンプ、ハンマー、カッターの貸し出しとフレキシブルコンテナ バッグの供与を実施しました。公費解体の対象とならない物件の解体を、地元 支援団体・外部ボランティアと協働で行いました。 6 主な活動成果 <成果> 活動を通して、以下の様な成果を出す事ができました。 避難生活が改善されました。 家屋片付け・瓦礫撤去等が促進されるとともに、解体前に貴重品を取り出 す事ができました。 行政による支援が行き渡らないコミュニティによる復興のための自助努 力が促進されました。 <今度の見通し> 地震から半年が経った現在、がれき処理やインフラや建物の破損個所の復 旧・修復、仮設住宅への入居が進むものの、災害の影響はひとりひとりの生活

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14 に影響を及ぼしています。その多くが、短期間で解決するものではなく、長期 的な取り組みを必要としています。 また、復興フェーズへ移行するにつれて、多様化する被災地の社会課題の解 決や、中長期的な被災地の復興に対する支援のニーズが高まっています。復 旧・復興にあたっては、単にインフラや施設・住宅等のハードを復旧するだけ でなく、長期的な展望のもと、将来にわたってコミュニティが活力を持ち、発 展し続けるまちづくりの視点が不可欠です。一方で、緊急フェーズから支援に あたっていた他県などからのNPOやNGOの支援は減ってきており、今後の 多様なニーズに長期に渡って応えられる支援の担い手の不足が大きな課題の 1つとJENでは考えています。そこで当団体は、東北での被災地で活動する 地元のNPOや市民グループのキャパシティビルディングの経験を活かしな がら、熊本においては「復興の担い手を育成する」ことに寄与する支援を行う ことを方針に掲げ支援を行っています。 7 活動写真 避難所を巡回した入浴サービス。延べ 150 人の方にご利用いただきました。 瓦礫搬送に必要なダンプの貸出や解 体ハンマー、フレキシブルコンテナバ ックの供与を行いがれき撤去のサポ ートを行いました。

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公益財団法人ジョイセフ

ホームページ URL: www.joicfp.or.jp/jpn/2016/07/29/33982/ 2 活動地域 熊本市および益城町・嘉島町など近隣被災地域 3 支援対象者 被災地の女性・母子 4 活動期間 2016年4月~2016年12月まで継続中) 5 実施した活動内容 震災前の通常期では、「産後うつ」の疑いのある母親は 10%程度いる状況に対 し、震災後は約 5 人に 1 人と 20%を超えていることについて報道がありまし た。産後うつ病は時として自殺に至ることもあるため、被災自治体をはじめ、 地元の県助産師会、男女共同参画センターや地元の子育て支援団体などと連携 しながら、母と子を孤立させない心のケア支援活動を行っています。報告期間 中、以下の活動を実施しました。 ①【助産師の家庭訪問による産婦・乳幼児支援活動】 産後のうつ病を検出するためのスクリーニングテストで点数が高い母親 154 名に(計 250 名を支援予定)、産婦の心的ケア経験を有する助産師(20 名)に よる母親ケアや育児相談を実施しました。 ②【母と子の癒し交流サロン活動】 母親同士や子どもとのふれあい交流会などの活動への参加を通じ、辛いのは自 分ひとりではないことを意識し、孤立することがないよう、さまざまな参加型 プログラムを計画しました。8 回(計 20 回を予定)の交流サロンを実施し、 224 人の母親が参加しました。サロンでは、母子への癒しのアイテムセット(支 援企業寄贈によるハンドクリーム、フェイシャルパック、ハーブティ等)200 セットも配付しました。 6 主な活動成果 ①助産師による産後うつのリスクの高いお母さんへの訪問は、閉じこもりがち の母親の心的なケアと育児不安を取り除くことができました。その結果、徐々 に母親たちが集団活動に参加するようになったケースが多く現れました。また 継続観察の必要なケースには、孤立させないよう継続訪問を実施しました。 ②母と子の癒し交流サロン活動を通じ、集団で子どもとのふれあいや育児の不 安について話し合うことで、自分の悩みは自分だけではないことを確認でき、 孤立感がなくなり、積極的に外に出かける意欲が増した母親が多くいました。

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16 7 活動写真 助産師による家庭訪問を通じ母親た ちが孤立しないよう子育て相談を実 施する(嘉島町) 母と子の癒し交流サロンに参加した母 親たち(被災地域)

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特定非営利活動法人 チャイルド・ファンド・ジャパン

ホームページURL: www.childfund.or.jp/ 2 活動地域 熊本県内 3 支援対象者 熊本地震で被災した子ども、保護者 4 活動期間 2016年4月~継続中 5 実施した活動内容 【「被災地の親と子どものこころのケア」のウェブサイトとポケットブックの 制作、配布】 「子どものこころのケア」は、東日本大震災への緊急・復興支援事業において もチャイルド・ファンド・ジャパンが行っていた取り組みの一つです。その際 は「被災地の子どものこころのケアの手引き」として発行しましたが、今回は、 スマートフォンで閲覧することを想定したウェブサイトを制作しました。幼い 子どもの保護者の方が最も情報を得ている手段であることだけでなく、制作か ら公開までのスピードや、共有の簡易性も考慮されました。 https://www.childfund.or.jp/kumamoto/ 児童臨床心理を専門とするルーテル学院大学(東京都三鷹市)の加藤純先生が 執筆し、5 月 19 日に「被災地の親と子どものこころのケア Q&A」のウェブ サイトを公開しました。また、ウェブサイトに続いて、いつでも手元に置いて おけて、読みたい時にすぐ読めるポケットブックを制作しました。A6 版、16 ページの手に取りやすい仕様で、内容はウェブサイトをベースに、時間の経過 に合わせて情報を更新しています。 6 主な活動成果 このポケットブックは、熊本市保育園連盟および熊本県保育協会のご協力をい ただき、7月中旬に熊本県内の441の保育園の約40,000名の保護者の方に配布 しました。さらに9月初めには、熊本県、熊本市からもご協力いただき、県内 の221の幼稚園と認定子ども園、約24,000名の保護者の方に配布しました。

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18 7 活動写真

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特定非営利活動法人 難民を助ける会

ホームページ URL: www.aarjapan.gr.jp 2 活動地域 熊本県熊本市、阿蘇市、益城町、宇城市、西原村、南阿蘇村、大津町、御船町、 益城町、嘉島町、大分県別府市 3 支援対象者 支援が十分に届いていない障がい者や高齢者とその施設 4 活動期間 2016年4月15日-16年5月31日 5 実施した活動内容 避難所での炊き出し、避難所に指定されていない福祉避難所や福祉施設への食 料や物資の配付などを行いました。 6 主な活動成果 発災翌日の4月15日から緊急支援チームを派遣し、同日夜から避難所となった 益城町の飯野小学校を拠点に炊き出しを開始しました。その後は、阿蘇西小学 校、阿蘇小学校、益城町保健福祉センターや、避難所以外でも秋津公民館など で炊き出しを実施し、5月26日までに豚汁やカレーなど約18,710 食を提供しま した。 また5月からは、支援が行き届きにくい障がい者や高齢者の施設を中心に支 援を行っています。熊本県熊本市、益城町、宇城市、西原村、大分県別府市な どにある12の福祉施設に対し、事業再開に必要な設備や備品の提供、建物の修 繕を行ったほか、現在は、被災した西原村の福祉事業所の、新たな施設の建設 を支援しています。 7 活動写真 福祉施設や避難所をまわり、ニーズ 調査を実施しました。 「温かいおにぎりを食べると幸せな気 持ちになる」という声も。

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20 1 団体名

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン

ホームページ URL: /www.peace-winds.org 2 活動地域 熊本県益城町 3 支援対象者 熊本地震被災者 4 活動期間 2016年4月~2016年9月 5 実施した活動内容 ①【レスキュー活動】(4月14日~4月16日) 災害救助犬とレスキューチームが益城町と南阿蘇村で行方不明者を捜索。 ②【バルーンシェルター】(4月17日~4月19日) 町運動公園の一角に、女性とペット連れ向けの避難スペースとして、大型テン ト「バルーンシェルター」を2基設置。 ③【物資配布】(4月22日~4月27日) 企業提供のウレタンマットレス480枚、ビニールシート大小300枚、衣料品約 1300人分、傘50本、チョコレート800個、甘夏60箱、衛生用品、ペット用品な どを避難所に配布。 ④【テント村避難所の運営】(4月20日~7月10日) 町内2カ所にペット同伴避難者が入居可能なテント村を設置。テント84張、カ フェ、コミュニティスペース、シャワー室、洗濯機、洗面台、仮設トイレ、ペ ット預かり所、ドッグランを設置。 ⑤【ユニットハウス村避難所の運営】(6 月 4 日~9 月 30 日)エアコンと冷蔵 庫を完備したプレハブ 80 戸、トレーラーハウス 5 台、談話室、学習室、シャ ワー室、洗濯室、炊事場、仮設トイレ、ペット預かり所、ドッグラン、薬剤師 の健康相談室を設置。 6 主な活動成果 PWJ 運営の 3 カ所の避難所には、延べ 133 世帯、421 人、ペット 155 匹が避難。 車中泊など過酷な避難生活を余儀なくされていた被災者が、テント村やユニッ トハウス村に入居したことで、ペットと一緒に安心して避難生活を送ることが できるようになった。今後は、仮設住宅の入居者を対象とした支援活動を継続 する。

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21 48 張のテントが立ち並ぶ再春館ヒ ルトップテント村避難所

ユニットハウス村避難所で犬と散歩す る住民

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22 1 団体名

特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン

ホームページ URL: http: www.ftcj.com/ 2 活動地域 熊本 3 支援対象者 ①熊本県の特に子ども、お母さん ②熊本県の病院で入院している子ども達 4 活動期間 ①2016 年 4 月~2016 年 4 月末 ②2016 年 5 月~10 月 5 実施した活動内容 ①【関東から 10トントラックいっぱいにして☆熊本のママたちへ安心安全の 食べ物をおくろう!】 千葉に、アレルギーに配慮した食品の支給、必要物資を集め、トラックいっぱ いにして現地に届けました。 主催:MARIAプロジェクト 代表 永野恵理(FTCJ理事)

共催:NPO法人チルドリン、ORGANIC SEED CLUB、クラブ・ワールド・ピース・ ジャパン、NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン ②子どもが抱きしめて抱えて寝れるサイズの「くまモン」のぬいぐるみを入院 中の子どもにプレゼントする。 対象の病院:熊本県内の病院(小児病棟)約 400 施設 対象の子ども受益者数:300 人 協力団体:一般社団法人ドリーム・ラボ 6 主な活動成果 ①4月22日に熊本に到着し、避難所として指定されている熊本市立慶徳小学校 をメインに、集めた救援物資や、アレルギーに配慮した食品の支給などを行い ました。 また、そのほかの避難所では炊き出しを行って、熊本の企業から敷地の提供の ご協力を得て、物資の積み下ろしや配給などできました。 ②8 月 4 日、10 月 10 日と熊本の機能病院にて入院中の子どもたちへぬいぐる みの贈呈式を行いました。それ以外の 150 体ほどは病院へ郵送するなどし、子 どもたちの手元に届けました。

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配慮した食料品や、その他救援物資を 配布しました

熊本になじみの深い「くまモン」のぬ いぐるみをプレゼントする様子

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24 1 団体名

特定非営利活動法人 メドゥサン・デュ・モンドジャポン

ホームページ URL: www.mdm.or.jp/ 2 活動地域 熊本県阿蘇郡西原村 3 支援対象者 熊本県阿蘇郡西原村 被災者のうち子どもとその保護者、教育関係者 4 活動期間 2016年4月~2016年10月 5 実施した活動内容 ①【 安全安心な遊びの空間の提供と不安・ストレスのケア】 熊本県阿蘇郡西原村において、同村教育委員会など地元機関との連携のもと被 災した子どもやその家族を対象に、毎週土日を中心に約40回にわたり「親子カ フェ」と称する安全・安心に遊べる空間を設置しました。同時に「親子カフェ」 では児童心理に詳しい臨床心理士や看護師等の医療・心理の専門家による見守 りを通してこころの健康の維持・回復力の強化に努めました。更に、保護者を 対象としたカフェススペースを設置し、上記専門家による保護者の話を傾聴活 動や必要に応じた専門的アドバイスの提供を行いました。「親子カフェ」の利 用者で個別対応を必要とするケースについては、地域の医療・行政関係者との 情報共有・連携により適切な対応をはかりました。 ②【地域の保護者や教育関係者を対象とした各種講習会の開催】 その他、3 回にわたり専門家による講習会やワークショップを開催し、西原村 内の保護者や教育関係者を対象に啓発活動を行い、地域による児童への適切な 対応ができるよう支援を行いました。 6 主な活動成果 2016年5月から9月にかけ、西原村内において土日を中心に約40回にわたり親 子カフェを実施し、のべ約400名の子どもが来場しました。利用した子どもた ちの保護者や参加した専門家からは、親子カフェでの遊びや見守り活動によっ て、被災後子どもたちが徐々に日常の生活リズムをとりもどしていく様子が見 られたとの声が聞かれました。また、西原村内で開催した3回の研修には保護 者や村内学校関係者など合計90名の参加を得、「親子カフェ」での傾聴活動や 各種ワークショップ研修会開催により、専門的見地から被災後の子どもたちの 変化や保護者のストレスや不安への適切な対処法を伝達することができ、参加 者からは自らのストレスやこころの健康について見直すきっかけとなったと の声が聞かれました。 また村内他団体・機関への情報共有・連携は、ケアが必要なケースについて地 域の医療・行政関係者が適時・適切に対応するために役立ちました。

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特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

ホームページ URL: www.worldvision.jp 2 活動地域 熊本県熊本市・益城町・西原村・御船町 3 支援対象者 熊本地震で被災された方々 4 活動期間 2016 年 4 月 15 日 ~ 2016 年 11 月 30 日(予定) 5 実施した活動内容 ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、地震発生 3 日後の 4 月 17 日に現 地入りし、活動を開始しました。被災者のニーズに沿うこと、行政の手が届か ないニーズに対応すること、子どもに寄り添うことを目指し、①物資支援、② 子ども支援、③教会を通じた支援の 3 本柱の活動を展開。9 月 30 日までの活 動期間中、のべ約 16,400 人に支援を届けました。 6 主な活動成果 ①【 物資支援】(4月17日~6月7日) 4月17日、被害が最も大きかった地域の一つである益城町に入った先遣隊が、 避難者が集まる総合体育館に、飲料や衛生用品、紙食器等を届けました。これ を皮切りに、続々と寄せられるニーズに応えるべく、毛布、バスタオル、高齢 者用長ズボン等を、熊本市や益城町の避難所を中心に配布。物流が混乱してい た時期でしたが、日頃からWVJを支援してくださっている企業のご協力により、 迅速な対応が可能となりました。5月後半からは、暑さをやわらげるクールタ オルや、避難所の生活環境を改善するマットレスを支援する等、物資支援全体 では、のべ4,636 人に物資を届けました。 ② 【子ども支援】 ● 心のケアと遊び場運営(4月21日~ 5月31日) 益城町総合体育館の避難所運営を委託された熊本YMCAとともに、子どもたちが 自由に集い、安心して遊べる屋内の「プレイルーム」と屋外の「プレイパーク」 を共同運営しました。期間中、のべ2,330 人の子どもたちが利用しました。「子 どもが元気に遊んでいる姿を見て、安心しました」「預かってもらっている間、 崩れた家の片付けができるので有難いです」等、保護者から多くの感謝の言葉 をいただきました。6 月1 日からは、地元の団体に運営を引き継ぎ、活動が続 けられています。また、災害により心理的ストレスを抱えた子どもへの接し方 (心理的応急処置:Psychological FirstAid)について、WVJの専門スタッフ が講師となり研修を実施。知見を地元の関係者に継承しています。 ● 学校再開支援(5月16日~ 9月30日) 学校の再開は、子どもたちが日常を取り戻す大きな一歩になります。WVJ は、 学校が抱えるニーズを独自に調査し、再開に必要な支援を届けました。体育館

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27 備えが不足していた保育所へは防災備品、音楽活動が盛んな学校へは楽器等、 教育現場のニーズにきめ細やかに応えました。また、給食センターが被災した 益城町では、全公立小中学校に対して給食支援を実施しました。子どもたちに 少しでも栄養価の高い食事を届け、給食を楽しみにしてもらえるよう、給食費 用の一部を支援。学校再開から1 週間後の5 月16 日から、パンと牛乳にチー ズやゼリー等の補助食品3 品が追加される簡易給食が実現しました。6月1日か らは、より栄養価の高い弁当給食に移行し、夏休みまで支援を継続しました。 これらの学校再開支援では、熊本市、益城町、西原村で、9,009 人に支援を届 けました。 ③ 【教会を通じた支援】(4月26日~8月3日) キリスト教精神に基づいて活動する団体として、キリスト教会と連携した活動 を実施しました。被災地域と教会を支援するために設立された九州キリスト災 害支援センターの協力団体として、活動拠点に東日本大震災の復興支援経験を もつスタッフを派遣。病院での炊き出しや、こどもの日イベントの運営等をサ ポートしました。夏休みには、親子バスツアーを実施し、約400 名の方々に楽 しんでいただきました。 今後、子どもたちへの防災頭巾の配布等を通して、引き続き子ども支援のため の活動行う予定。 7 活動写真 4 月 17 日の物資配布の様子 調理器具を支援した保育所では、温か い昼食が出せるように

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Tel: 03-5292-2911 Fax: 03-5292-2912 HP:www.janic.org 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田 2-3-18 アバコビル 5F

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