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鎌 田

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(1)

弘 前 学 院 大 学 大 学 院 社 会 福 祉 学 研 究 科 修 士 論 文 抄 議 集 第1号 (2006)

児童期の発達障害に関する精神保健福祉的考察

問題の所在一籍神保健福祉土の必要性

1

精神保護福社士の援訪における現代的課題 第 2章 精神保健謡社土の援助における問題

3

章 精 神 障 害 の 予 訪 の 4章 ネットワーク構築の問題

5

章 ネ ッ ト ワ ー ク の 調 整 の

一籍神保館福祉士の課題

鎌 田

開題の所在‑精神保健福祉士の必要性のところでは児童期の発達障害に関する精神保鶴 福社的考察」という論文を書くにあたって,精神謀鍵福社士の仕事がなぜ必要かという理由を

3

つ述べた.

1

つには,誇神科を訪れる子どもが「発達欝書j と診断される数が増加してきで いるためでJ;る.精神保健話社土は 精神科室療の必要性がある発達障害を持つ子どもに対し て援助が必要であると感じたからである.

2

つには 発達障害を持つ子どもが精神障害を合許 する可能性があり 両欝害が密接な関孫性を持つため,精神保健福祉土の援助が必要であると 感じたからである.

3

つには,発達障害者支援法が施行され多発達障害 どもやその家 族に対して,保鍵,医療,社会福祉,労働などのさまぢまな分野の連携が求めちれているため である.その際 精神謀健福祉士は 発達障害を持つ子どもやその家族に対する援助方法を考 察する必要があると感じたからである.これらの

3

つが,精神保健福祉土の仕事の必要性であ る.

第 l章の精神保健福祉土の援場における現代的課題のところで

i

之発達障害を持つ子どもや 家族が

3

つの問題から生活に困難を抱えていることを指接した.その

3

つの問題とは,発達障 害を持つ子どもやその家族が 文部科学省による「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を とする児童生徒に関する全盟実態調査

J

かち導き出される数値の問題 近年の発達障害を 持つ子どもによる少年事件との関連で生じている誤解の開題 発達捧容を持つ子どもに対する 養育者の悲待の問題である.これらの

3

つの開題により,発達陣帯を持つ子どもやその家族は,

生活基盤を犯され,生活の冨難を抱えているのである. これちの

3

つの問題は,発達障害 どもやその家族が豊かな生活を送るために,精神保健福祉士としては,発達霞害 どもやその家族の生活基盤をつくることが今日最も重要な問題である.

2

輩の精神保健福祉士の援助における輿題のところで法,第

1

節が精神保健補祉士の生活 基盤形成における接助の現代的課題について,第 2節が従来における問題について,第 3節が 精神保健福祉士に今求められている援場方法の課題について述べた.

第 1節は,精神保樟福祉士が,発達障害を持つ子どもやその家族の生活基盤を形成するため の援助の現代的課題について書いた.発達障害を持つ子どもやその家族の生活基盤を形成する

‑ 3 7   ‑

(2)

児童期の発達障害に関する精禅譲韓福祉的考察

ための援助の現代的課題は,

2

つの着眼点から導き出されるのである. この援助の現代的課題 1つには,従来の知的揮者の枠では,社会福祉のサーピスが利用しにくい状況があること である.

2

つには,発達障害者支援法の施行により,早期発見 早期対応の必要性とその必要 性に梓う冨および地方公共間体の寅務が明記されているにもかかわらず,専門家が不足してい ることで為る.

2

節は,社会福祉サービスの利用しにくい状況と発達障害の専門知識を持つ専門家の不足 について具体的に示した.社会福祉サービスの利用しにくい状況については 特に療背の問題 全挙げた.療育の問題とは 「高機能発達障害Jを持つ子どもが 療育の対象として捉えちれ ておらず,十分に療育が行なわれてきているとは首い難いということである.発達障害の専門 知識を持つ専門家の不足については 児童精神科や小児神経科などの思師 乳幼児健康診査な どに関わる保健輔 障害児教育の教師 保育園などの保育士 などの専門家の不足を挙げた.

3

蔀は,精神保健福祉士に今求められている援助方法の課題について述べた. この精神保 縫福祉士に今求められている援助方法の課題は 精神保健福祉士における援助の対象・精神探 健福祉士における援勃の視点・精神保健福祉土における援助の内容などの

3

つに分けちれる.

精神保健揺社士における援助の対象については,発達障害者支援法第二条の対象を基準に考 察した. この考察から 発達時害者支援法第二条の対象は 「高機能発達障害Jを持つ子ども で あ り , 具 体 的 な 障 害 名 と し て は 広 汎 性 発 達 障 害J. 学 習 障 害J.

r

注意欠臨/多動註

「その他

J

に属する「トゥレット時害

J

を持つ子どもを示すということになる.その ため,精神保健福祉士の使命と役割は,発達関害者支援法第三条の対象である「高機能発達障

を持つ子どもを精神保鍵福祉士における援助の対象と捉えることになるのでるる.

精神保鍵揺祉士における援助の視点については,①精神時寄と発達障害との違いを踏まえた 援助,②知的障害と発達障害との違いを賠まえた援助,③ライフサイクんに応じた援助,など から考察した,

精神保護福祉士における援助の内容については,①嬢育そ通してのアプロ…チ③惜報提供,

e

特別支援教育における連携,③乳幼児提康診査における関わり,などの4つを挙げて見解を 述べた.

3

章の精神諦害の予防の問題のところでは,第

l

節が精神障害の予訪の必要性について,

第 2節が精神保韓福祉士としての早い時期の介入について 第 3節が発達障害を持つ子どもの

「併存揮害」の問題について述べた.

l節の精神障害の予防の岳要性については,児童期が,三次的な問題や需害,つまり精神 樟害奇形成していく発達時期にあたるため,精神保鵠福祉士としては, これを予防する視点が 必要であるということを指描し

第 2節の精神保健撞祉土としての早い時期の介入については,精神障害の予防のために必要 で怠るということを述べた.精神撞害の予坊には,早い時期での治療が効果的であるため,精 神保健椙祉士としては,発達障害を持つ子どもの早い時期での治療につなげることが必要であ るということである.

3

節の発達障害を持つ子どもの「併存障害」の問題については,二次的障害である

f

併存

38  ‑

(3)

弘 語 学 院 大 学 大 学 院 社 会 福 社 学 研 究 科 修 士 論 文 抄 鍛 集 第

l

( 2 0 0 6 )

捧害jを予防することが精神障害の予防になることについて書い

4

章のネットワーク構築の問題のところでは

l

節がネットワークの必要性につい 2節がネットワークの不可欠性について 3節が精神保鍵福祉士における援助のネットワ ークの今己的課題について考察した.

1節のネットワークの必要性のところでは,生活基盤形成のためのネットワークの必要性,

ットワーク構築による援坊の円滑性 円溝な援助による生活の困難の緩和あるいは時去につ いて述べた.

2節のネットワ…クの不可欠性のところでは,ネットワークの欠如による不利益性,ネッ トワークの欠知への対応 発達轄害者支援センタ…の職員配置の課題について書いた.特に,

発達障害者支援センターの職員配置の課題のところでは,社会揺祉士だけでなく精神保鍵謡祉 士の配謹が必要不可欠であることを指摘し

3

節の稽神保健福祉士における援助のネットワークの今告的課題のところでは,援助ネッ トワーク構築の課題 発達障害者支援センターの課題 援助のネットワ…ク同士の連携の必要 性について考察した.特に,援助のネットワーク問土の連携の必要性のところでは,

者支援センターの援助のネットワークと精神保健福祉士の援助のネットワークの連携の必要性 について書いた.

5

輩のネットワークの調整の問題のところでは

l

節が精神保提福祉士のコーディネイ ターとしての役割の必要性について

2

節がコ…ディネイターとしての披助のネットワーク の調整について,第

3

簡がコーディネイターとしての轄神保健福祉士の役割について述べた.

第 l節の精神保鍵福祉士のコーディネイタ…としての役割の必要性については,精神保健福 祉士が,コーヂィネイターとしての役割そ担い,援助のネットワ…クを調整する必要性がある

ことを考察した.

2

節のコーヂィネイタ…としての援助のネットワークの調整については,援助のネットワ ークの社会資源をコーディネイトすることが必要で、あると書いた.

3

節のコ…デ、イネイターとしての精神謀護福祉士の役誤については,精神保健福祉士が,

援助のネットワ…クを構築した後でも,援助においてJ必要性があるならば,新しい社会資源そ 開発する必要があると指摘した.この社会資諒の開発とは,呉棒的には,号学校関係者などと 交渉すること,②地域における社会資謀を探求すること,③援助機関を立ち上げること,など

3

つの方法による社会資源の開発である.

結論一精神保健福社士の課題のところでは,

2

つの課題を述べた.

1

つには,ソ…シャルワ ーカーである精神保健福祉士と社会福祉士が 発達障害を持つ子どもやその家族への援助にお いて,どのように役割分担をしたり連携したりするのかという課題である.

2

つには,精神保 鍵福祉士が,ネットワ…クの調整の際にコーディネイタ…の役割そ担うのか 担わないのかと いう課題である.

‑ 39 

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