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北 海 道 に 於 け ろ 卸 費 商 ︑ 小 費 商 経 螢 の
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一 断 面
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札幌市の繊維品雑貨業者について
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一二
三 まえがき
卸賞商の脛僧について
小費商の経螢について 岡
杢 理
一まえがき
87
最近︑甚だしく維螢不振におちいつている中小企業の困窮欺態を打開して︑これ寮振興封策を樹立する必要上︑種
種の實態調査が全國的に︑また地方的に行われていること周知の通りであるが︑我が北海道においても︑数年來︑道
め廉商工部商工振興課の手により︑道内諸都市の中小商工業者につき.詳細な調査が行われ︑その経螢規模︑経菅業
績︑経螢資金︑税金等各般の質情が明かにされている︒その昭和二十六年度の實態調査にもとつく現歌については︑本
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誌前々號(第ご巻第三號︑昭和二十七年一月獲行)に筆者が記述した通りである︒ところで︑この調査は︑そこに配列さ
北海道に於ける卸聯ハ商︑小轡ハ商経替一の一断面
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商學討究第三春第一號
れている項目をみても知られるごとく︑道廃當局が中小企業の振興をはかる一般的な甥策11例えば中小企業金融鉗
策のごときを樹立するために役立つこと甚だ大きいであろうが︑しかし各業種︑業態における個々の経螢に關し︑■そ
の改善をはかつて合理化を行う資料としては︑必すしも十分なものとは言い難い︒一般に経濟調杏は種々の目的をも
つて行われ︑したがつて︑その方法も︑目的の如何により︑種,々のものが存在するこというまでもなく︑その調査項
目のごとき︑必すしも一律に定め得るものでない︒ゆえに︑例乏ば︑いま或る一業種における各経螢の改善をはかる
ため︑實態調査を行うという場合には︑それに最も有用な資料となり得る事項をとりあげて調査することを要し︑そ
れ以外の事柄は︑たとえ中小企業に關連するものであつても︑除外して差支えないものと考えられるのである︒
この小稿は︑上記︑道廉商工部商工振興課の調査とはや﹄覗角を攣え︑いわば﹁経螢方法﹂の實情とでも精すべき
ものを明かにせんため︑昭和二十六年十月︑札幌市の代表的な繊維品難貨の卸費業者二+店︑同じく小費業者四十店
につき︑筆者の研究室で調査せるところをまとめた結果の記述である︒而して︑この調査の目的が︑もともと︑大阪
府の﹁北海道市場調査團﹂(大阪府商工部商工第二課所管)において︑大阪商品の取引先たる本道都市の卸費商並に小費
商の維螢實態を知り︑以て今後の販踏据張の一助に供せんとするところに存するゆえ︑劉象となる商業者の中には︑
いわゆる中小商業に薦しない株式会就組織のものもかなり存し︑また調査項目についても︑上記の目的達成に必要な
ヒものがどりあげられているのは當然のこと﹂いうべく︑同じく實態調査ではありながら︑前記.道聴當局のそれとは
かなり趣きを異にしているのである︒しかし︑か﹂る項目に關する調査は︑本道において初めての試みであり︑從
來︑必要視されながら等閑に附されてきたものであるから︑かく︑繊維品雑貨を取扱う業者の脛螢實態をかなり詳し
く解明している本調香.は︑上記のごとき目的にもか㌧わらす︑本道商業の健全な襲達を期する上に︑役立つこと少く
ないと信するものである︒
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"なお︑この調査の實施に際しては︑小樽商科大学の学生三名が調査員となり︑次頁のごとき調査表(甲表︑乙表)
を個六に業者を訪問して配付し︑必要事項の記載を求めてその蒐集にあたつたが︑調査店舖(卸費業者二〇︑小質業者
四〇)の選鐸については︑市内の業界のことに詳しい札幌商工会議所の教示によつたものであつて︑それらの商肚名
はこ︑に明記せす︑整理番號をもつて示すに止めたのである︒
=卸責商の経螢について
口開業の年
一般に﹁卸費商﹂といえぱ︑小費商にくらべて︑資本金は多く︑規模も大であること︑周知の通りであるが︑また
開業の年も古くて︑いわば長い歴史と古い老舖をもつを通常とする︒このことは︑本道における卸費商の代表的存在
とせられる小樽市の繊維問屋をみることによつて︑よく知られよう︒然るに︑札幌市におけるこの調査にょれば(第
‑表参照)・開業年の古いものは・案外・少い︒すなわち・総断㌘一十店のうち・その開業が明治年代のもの四︑大正年
代のもの二で︑開業年のさぼど古いと思われるものは多からす︑大牛以上は昭和年代の開業に属し︑しかも絡職前の
もの四︑絡職後のもの十(五〇%)となつている︒一昨年夏︑筆者の研究室で實施した小樽市に器けるこの種調査で
もカは︑絡職後の開業者が全髄の二四%であつたのに封し︑かく札幌市の場合︑五〇%であるというのは︑いわゆる新興
の卸費商の多いことを示すものと言い得よう︒ところで︑このように︑絡職後︑札幌市において卸賓商が︑多敏︑勃興
してきたということは︑職時︑職後の統制時代︑商椹が小樽市より札幌市へ移行したのが︑統制撤塵後も︑引績きそ
の販費経螢が新しい商砒によつてなされたこと︑並に札幌市の異欺な膨脹による需要の増加等に基因するものという
ぺく︑か﹂る傾向は︑今後も︑と璽まることなく︑進展するようにみられる︒
北海道に於ける卸費商︑小費商紹管の一断面
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■ 二経螢の形態
一般に卸費商は︑
その輕菅形態とし
て︑小費商にくらべ
法人組織をとるもの
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税金.等の關係から会
ヤ肚形態に移行するも
のが少くない︒この
調査にょれば(第1
表参照)︑﹁個人形態﹂
のものは四(二〇%)
で少く︑﹁有限会計罪
のもの一︑そして他
の十五は︑全部﹁株
式会肚﹂のもので甚
だ多い(七五%)︒
この鮎︑小樽布の調