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Academic year: 2021

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学位授与番号:乙3251号 氏 名:白壁和彦 学位の種類:博士(医学)

学位授与日付:平成31年4月24日

学位論文名:

AmeliorationofcolitisthroughblockinglymphocytesentrytoPeyer'spatches bysphingosine‑1‑phosphatelyaseinhibitorb

(Sphingosine‑1‑phosphatelyase阻害剤はパイエル板におけるリンパ球流入を 抑制することにより腸炎を改善する)

学位論文審査委員長:教授矢永勝彦

学位論文審査委員:教授坪田昭人教授加藤智弘

東京慈恵会 医科大学

電子署名者 : 東京慈恵会医科 大学 DN : cn=東京慈恵会医科大学, o, ou, [email protected], c=JP 日付 : 2020.01.21 11:52:45 +09'00'

(2)

論文要旨

氏名 白壁和彦 指導教授名 猿田雅之

主論文

AmehorationofcolitisthroughblockinglymphocytesentrytoPeyer'spatchesby sphingosine‑1‑phosphatelyaseinhibitor.

(Sphingosine・1‑phosphatelyase阻害剤はパイエル板におけるリンパ球流入を抑制す ることにより腸炎を改善する)

KazuhikoShirakabe,MasaakiHigashiyama,HirotakaFuruhashi,TakeshiTakajo, KOjiMaruta,YoshikiyoOkada,ChieKurihara,ChikakoWatanabe,Shunsuke Komoto,KengoTomita,ShigeakiNagao,SoichiroMiura,MasayukiSaruta, RyotaHokari

JournalofGastroenterologyandHepatology.2018;33:1608・1616.

DOI:10.11111igh.14092 要旨

【目的】

リンノ球は血中からberbpa鰍】esPPJにおけるhiglendothelialvemllesGmV副から間質に 移動、鯛芯答を経てリンソ潜礁合管である胸管から体循環に流入し再UW易管にhmingする。

"hm卸甑ne‑1pho"hafremp"1G1Pjは主にnaiveリンソ球や樹齢腕に発現するが、近年 S1PamlistであるOZfmimrdの潰瘍性大腸炎に対する有効脚報告され、そ馴鮪の一つとして

リンノ球と樹齢晩の相互作用呵輪リが想定されている。代表的な着色料として様々な食品に漁ロさ れているカラメル色素(Ammmliumcaramd;AOにはS1Plya"侶凹jの阻害作用があり免疫調節 薬として知られる2・amtyMPtetralydrmWbuWlmnidame(IImが含まれているが、WSにおける リンノ嚇態判談に対する治鋤果は未矧寅討されていない今回我々はⅢⅡとH贈免疫の関連 を角翻すべく腸炎モデルやPPsにおけるリンノ獺態に及ぼす影響を検討することを目的とした。

【方法】

実験1 :C57BL/6マウスを3日間のTHI(50mg/L)水溶液前投与の有無で群別化し、

3%Dextransulhtesodium経口投与によってDSS腸炎モデルを作成 組織所見、炎症性サイトカインについて検討を行った。実験2:Wistar

し、

臨床所見、

フツ

トの腸管指

向性リンパ球を多く含有するThoracicductlymphocyte(TDIjを蛍光標識した後に、

108個を同系ラットに注入しPPsの間質における遊走を生体顕微鏡で経時的に観察し た。 'IbxasRed‑dextranとHoechst33342の同時投与によりTDLと血流と細胞核を3 色で可視化し、数時間に渡りTHI、FTY720投与によるリンパ球動態の変化を観察した。

【結果】

実験1:TYⅡはDSSによる炎翻了見を総じて有意に膳した。実験2:生理敲深件TではTELは 恥のI丑Ⅳに塒異的に懐菅間質へ遊出した後、近際こ網目状に広がる割田リンソ増へ遊走したが、

ⅢⅡ樵により間質でのリンノ蝋跿掴情意にj締リされその殆どが]ⅢⅣに接着したままとなった。

【結論】

生体観察によって、TTⅡがIⅢⅣに発現するS1P1を介してリンノ鮒走を抑制し腸炎を改善

した可能性が示唆された。 'ⅡⅡの様なSH」阻害済IはIBD診療における新たな免疫調節薬となる

可能性がある。 (防衛医科大学校動物実験倫理委員会承認研究No.16058)

(3)

学位論文審査結果の要旨

白壁和彦氏の学位申請論文は主論文1編1冊よりなり、主論文ぱ@Ameliorationof colitisthmughblockinglymphoqrtesentrytoPeyerbpatchesby

Sphingosine‑1‑phosphaカelyaseinhibitof' ("hin"sine‑1‑phosphatelyase阻害済Iは パイエル板におけるリンパ崩充入を抑制することにより腸炎を改善する)と題するもの で、2018年のJOurnalofGastmentemloWandlLpatdo訂誌(同年のImpactFhctor 3、483)に掲載されていますb指聯は消化器H刊蔵内科の猿田雅之教授ですb

近年、主にnaiveリンパ球判討状細胞に発現するSphingosine‑1‑phO"hatereceptOr 1E1PI)agonistが潰瘍性大腸炎に対して有効と報告され、その棚宇の一つとしてリン

パ球と樹状細胞の相互作用の抑制が想定されていますb白壁氏は、様々な食品に漁]ロさ れるカラメル色素が、S1Plyase(SPIjの阻害作用を有し、また免疫調節薬である 2‑ameWl‑4‑tetrahydr函『buWlimidamle(THDを含有しており、そのパイエル板にお けるリンパ球動態への影響や腸炎に対する治療効果が未だ検討されていないことに着 目し、THIが腸管免疫に及ぼす影響を解明すべく、腸炎モデノレあるいはパイエル板に おけるリンパ球動態の生体観察の手法を用いて横討しました。その結果、バイエル板に おけるⅢⅡのリンパ縦走能抑制の槻字を明らかにし、またパイエル板へのナイーブ T細胞の流入抑制が'ⅡⅡによる腸炎改善効果の一因であることを見出しました。

以上の趣旨の研究結果の主論文に対し、猿田教授ご臨席のもと、平成31年4月10 日に坪田昭人教授、力臓智弘教授と共に公開審査会を開催いたしました。審査では 白壁氏のプレゼンテーションの後、各審査委員より、以下のような質問がなされました。

・炎症性腸疾患ではS1Pの血中濃度は上昇するのか?

・THIによるS1P濃度上昇に関して、別の因子が関与する可能性は?また'ⅡⅡに S1P濃度上昇以外の作用はないのか?

・S1Plyaseの産生部位は?

・THI、あるいはS1PagomstであるFTY720の濃度設定はどう行ったのか?

.ⅢⅡがリンパ球遊走能に与える影響に関して腸管の訓立別の違いは?

・腸炎モデルのⅢⅡ投与のタイミングはどう設定したのか?

白壁氏はこれらの質問に対し、自身の研究成果、あるいは過去の報告から得られた知見 などに基づく捕論を加え、適切に回答いたしました。

坪田・加藤両教授と慎亘妻欝義の上、本研究が'ⅢⅡの実劉易炎モデルにおける腸炎改

善効果を初めて明らかにし、またバイエル板におけるリンパ球動態の生体穏擦によりパ

イエル板へのナイーブT細胞の流入抑制がⅣⅡによる腸炎改善効果の一因であること

を見出した点から、本委員会として学梅論文として十分な価値があるものと認定いたし

ました。

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