しぜんとあそぼ
くわしい内容
幼稚園・保育所向け番組のひろば
春の牧場
放送日:4月5日
長かった冬も終わり、北国の牧場にも春が訪れました。ヤマザクラ、コプ
シ、ヤマブキと木々が一斉に花をほころばせ、澄んだ空ではヒバリが歌っ
ています。
春の牧場は緑がいっぱい。冬の間、じっと牛小屋で過ごしていたウシたち
がうれしそうに若草を食んでいます。 そんな日の夜、若い母ウシに出産
の兆しが見えます。がんばって、がんばって。 真っ黒で元気な子ウシが
生まれたころ、お日様はすっかり位置を高くしています。 線の丘では、ヒ
ツジたちが楽しそうに走り回ります。毛刈りをされたヒツジたちも気持ちよ
さそう。
(ナレーション 西村知美)
池のいきもの
放送日:4月12日
静かに見える池の中には昆虫や魚、両生類など多くの生き物が住んでい
ます。その中で水生昆虫と言われる仲間がいます。
水生昆虫には、一生を水中で過ごすものもいれば、水中で卵がかえり、幼
虫時代は水中で過ごしますが、成虫になると地上へ飛び出して行き、そし
てふたたび産卵のために池にもどってくるものなど、その生活の様子はさ
まざまです。
番組では、なかなか見ることのできない水中の生物の営みを紹介します。
(ナレーション 石塚英彦)
にわとり
放送日:4月19日
ニワトリの親は、ヒヨコがかえるまで辛抱強く卵をあたため続けます。そう
しておよそ20日間、親の愛情に守られて、かわいらしいヒヨコが誕生する
のです。
しかし、外に出てくるためには自分の力で殻を破らなければなりません。く
ちばしをつかってこつこつと穴をひろげていくしかないのです。小さな生命
のたくましさを紹介します。
(ナレーション 榊原郁恵)
みつばち
放送日:4月26日
ミツバチは、1匹の女王バチのもと、たくさんの働きバチとオスバチが共同
生活をしています。働きバチは巣づくり、幼虫や女王バチの世話、花の蜜
や花粉を集めるなど、一生働き続けます。1匹だけの女王バチは、巣部屋
に卵を1個ずつ産んでいきます。
それではオスバチは、なにをするのでしょうか。ミツバチの集団生活と共同
作業の様子を、興味深く紹介します。
(ナレーション 亜蘭知子)
たんぽぽ
放送日:5月3日
春になるとあちらこちらでタンポポが咲き始めます。タンポポはとても身近
な植物です。
タンポポのつぼみは、葉の付け根から出ます。つぼみが大きくなるにつれ
茎も伸びていきます。そして1週間ほどで花を咲かせます。花は、太陽の
光に合わせて開閉します。日が昇るころに開き、夕方には閉じるのです。
タンポポの花は一つの花のように見えますが、実際は花びらの一つ一つ
におしべとめしべがある、たくさんの花の集合体なのです。そして、花が咲
き終わっていったん倒れた茎は、綿毛が開くころになると起き上がります。
いうまでもなく、この綿毛がタンポポの種で、風に乗って遠くまで運ばれ
て、再び芽を出すのです。
(ナレーション 榊原郁恵)
とのさまばった
放送日:5月10日
トノサマバッタはジャンプの名人。危険が迫ると、太くて頑丈な後ろ足で地
面を強くけってジャンプ! すぐに安全な場所に逃げ込みます。体長の30
倍くらいの距離をジャンプだけで、羽を使えばもっと遠くまで飛ぶことがで
きます。トノサマバッタの住みかは、ススキやエノコログサなど硬い葉をも
つイネ科の植物が生えた草むらです。頑丈なあごで硬い葉を噛み切って
どんどん食べる姿には圧倒されます。
春。土の中から出て来たばかりの赤ちゃんは、まるでイモムシみたいです
が、すぐに薄い皮を脱ぎ捨て、大人によく似た姿に変身します。そして成
虫になるまでに5回脱皮を繰り返します。
草むらで暮らすトノサマバッタの一生を紹介します。
(ナレーション 林原めぐみ)
庭のいきもの
放送日:5月17日
生き物を観察する、というとどこか森の中にでも行かなければいけないよ
うに思われるかもしれません。でも、家の庭先でだって、いろんな生き物が
観察できるのです。
庭の草の上には、カタツムリ。動きはゆっくりですが、とってもユーモラス。
地表にはナメクジやダンゴムシ。一見、気味悪い生き物ですが、じっくり見
ていると結構おもしろい生活を送っているのです。
土の中にはミミズやジグモ。ふだん見慣れた生き物たちも、土の中ではい
ろんな姿を見せてくれます。
庭先にいる、不思議な生き物たちの世界を探検します。
(ナレーション 佐藤B作)
あめんぼ
放送日:5月24日
アメンボは、足先に生えた細かい毛が水をはじくので、水面を滑るように
動き回ることができます。水面に虫が落ちると、すばやく近づき捕らえて食
べます。アメンボは、落ちた虫が動いて出す波を足先で感じることで、獲物
の場所を知るのです。
ふだんは水面で暮らしているアメンボですが、卵を産むときだけは水中に
潜ります。メスがオスを背中に背負ったまま、水草や岩を伝って潜り、20個
ほどの卵を産み付けます。幼虫は、ふ化するとすぐに水面に向かって泳ぎ
だします。
産卵の様子やふ化を交えて、アメンボの生態を丁寧に紹介します。
(ナレーション 林家三平)
林のいきもの
放送日:5月31日
林の中は、子どもたちの大好きな昆虫がいっぱいいます。
梅雨の間、林の中で育ったアオムシは、夏とともに美しいチョウに変身し、
カブトムシは、サナギから立派に角をはやした姿で地上に出てきます。
夏の林には、樹液を求めてチョウやコガネムシなどの昆虫が集まってきま
す。この樹液をめぐる争いのチャンピオンは、カブトムシです。大きな角を
ふるって戦う姿は圧巻です。
また、オトシブミは、葉っぱを丸めて、見事に自分の家を作ります。
春から夏にかけての林の虫たちの不思議な生活を紹介します。
(ナレーション 榊原るみ)
かたつむり
放送日:6月7日
「でんでんむしむしかたつむり、お前の目玉は・・・」 どこにあるか知って
いますか?
カタツムリの頭の先には、4本の触角があり、長い方の一対の先に「目玉」
がついています。短い触角は、においをかいだりする鼻の役割を果たしま
す。
カタツムリは殻から体を出し、伸ばしてから、4本の触角を突き出します。
そして最後に、長い触角の奥から2つの目玉を出します。一連の様子はゆ
ったりしていて、カタツムリならではのユーモラスなものです。
カタツムリは暑さが大の苦手。夏の暑さをどうやって乗りきっているのでし
ょうか?
ふだんはあまり見ることのできないカタツムリの生態も含めて、その一生
を丹念に紹介します。
(ナレーション 林原めぐみ)
あまがえる
放送日:6月14日
アマガエルの仲間は、住んでいる場所や季節によって体の色を変えます。
緑色の木の葉の上では緑色になり、土の上では茶色に変わります。これ
は、言うまでもなく、敵から身を守るための機能です。
そして、やはり興味深いのは、卵の誕生から大人になるまでのドラマチッ
クな変化でしょう。オタマジャクシに足が生え、陸上を歩くカエルへ…水中
から陸上へと生きる場を変える、そんな劇的な変化がカエルの魅力の一
つではないでしょうか。
(ナレーション 林家三平)
ほたる
放送日:6月21日
夏の初め、谷川の川岸のあちらこちらで、小さな光がついたり消えたりして
います。やがてその光が夜空に飛び立ちました。ゲンジボタルの活動の始
まりです。
ゲンジボタルの幼虫は、水の中で巻き貝のカワニナを食べて大きくなりま
す。そして春から初夏にかけての夜、お尻を光らせながら次々に上陸を始
めます。
幼虫たちは土の中に潜って、そこでさなぎになるのです。
(ナレーション 小川範子)
だんごむし
放送日:6月28日
捕まえると、クルンと丸くなるダンゴムシ(オカダンゴムシ)。積もった落ち
葉を取り払ったり、庭の植木鉢を動かしたりすると、すぐ見つけることがで
きる身近な虫です。
ダンゴムシは空を飛ぶことも、水の中を泳ぐこともできません。しかし、触
角で前方の障害物を上手に探りながら、たくさんの足を器用に動かして、
いたるところに生活の場を広げていきます。落ち葉を食べ、粉のようなフン
にして、土に戻す仕事もしています。
メスは産んだ卵を体の中に抱き続け、生まれる直前までいっしょに行動し
ます。
ダンゴムシの赤ちゃんは、生まれたときから親と同じ形をしています。そし
て脱皮を繰り返して成長します。
(ナレーション 林家三平)
ざりがに
放送日:7月5日
真っ赤な大きなハサミを振り上げるアメリカザリガニ。ザリガニの母親は、
卵をおなかに抱えて大切に育てていきます。卵からかえった子ザリガニ
は、お母さんのまわりでやんちゃに飛び跳ねます。
ゲンゴロウや水カマキリなど、水辺の生きものの暮らしとともに、ザリガニ
の子育てぶりを紹介します。
(ナレーション 石井めぐみ)
へんしんするむし
放送日:7月12日
森や野原にいる身近な昆虫の中には、幼虫から成虫になる時、同じ虫と
は思えないくらいにその姿を変える虫がいます。卵で生まれ、幼虫、サナ
ギ、成虫という過程を経て大人になる、完全変態する虫達です。
葉っぱの上でアブラムシをムシャムシャ食べている幼虫は大人になるとど
んな虫に変身するのかな? 落ち葉の中にいるこの白い虫は?川の中で
くねくね動いている虫はどうなるのかな? ミカンの葉っぱにいる小さなイ
モムシは何になるんだろう?
テントウムシ、カブトムシ、ホタル、アゲハチョウの不思議で劇的ともいえる
変身ぶりを、クローズアップ映像などを交えながら楽しく丁寧に紹介しま
す。
(ナレーション 石田ひかり)
やもり
放送日:7月19日
夏の夜、家の壁や窓に、忍者のように張りついているやもりを見かけたこ
とはありませんか。
やもりは、足の指にあるヒダやそのヒダにびっしりと生えている細かい毛に
よって、壁や天井、ガラスの上などを忍者のように自在に歩きます。
昼間は壁のすき間などでじっとしていますが、夜になると出てきて、灯りに
集まる虫を捕まえて食べているのです。だからやもりは人家の近くでよく見
かけるのですね。
春から夏、やもりは壁のすき間や戸袋など見つかりにくい場所に卵を産み
ます。一度に産む数は2個。卵は2ヶ月ほどで孵ります。
赤ちゃんやもりは大人と同じ姿をしていて、生まれるとすぐ大人といっしょ
にエサを捕りはじめるのです。
(ナレーション 天野ひろゆき)
さんご
放送日:7月26日
日本は、世界でもサンゴの種類が多いことで知られ、そのほとんどが沖縄
周辺の海にすんでいます。様々なサンゴが集まってつくるサンゴ礁は、見
た目の美しさや形のユニークさもさることながら、その中に暮らす生き物の
種類の多さもなかなかのものです。色とりどりの熱帯魚や、ウニ、ヒトデな
どが数多く暮らしています。
サンゴを食べる魚・ブダイもいれば、敵から身を守るためにサンゴの枝に
隠れるスズメダイもいます。サンゴガニは、サンゴを食べるオニヒトデを、
鋭い爪を使って追い払います。
サンゴ礁は、生き物たちのすみかであり、隠れ家であり、エサ場でもある
のです。
(ナレーション 榊原郁恵)
南の島のいきもの
放送日:8月2日
南の海の島には、珍しい植物や動物が数多くいます。マングローブという
植物が海中からはえて繁り、その林にはヤシガニが住んでいます。干潟
には片方のハサミが大きいシオマネキというカニもいます。また、ピョンピ
ョンと跳ぶトビハゼという魚もいます。ヤシガニはヤドカリの仲間で、陸に
住み、よくヤシの木に登ったりします。
きれいな海にかこまれた南の島の様子とともに、そこに住む珍しい生きも
のを紹介します。 (ナレーション 高見恭子)
かぶとむし
放送日:8月9日
カブトムシは「雑木林」が大好き。農作業や日比野生活に利用するため、
人間が育ててきた雑木林には、樹液を出すクヌギやコナラの木がたくさん
あり、落ち葉からできた栄養満点の土もあります。
その土の中で、カブトムシは一生の大部分を過ごします。秋から翌年の春
にかけて、土の中で育ったカブトムシの幼虫は、初夏になると幼虫からさ
なぎへ、さなぎから成虫へ変化します。
おとなになって地上に出てきたカブトムシの寿命はおよそ1~2か月。その
短い間に子孫を残すため、カブトムシのオスは樹液やメスをめぐってけん
かを繰り返します。
雑木林で力強く生きるカブトムシの姿を紹介します。
(ナレーション 仲村トオル)
せみ
放送日:8月16日
アブラゼミの幼虫は、5年間も土の中で暮らし、その間脱皮を繰り返しなが
ら成長します。そして夏の夕方、地中からはい出し、近くにある木や草を見
つけて登ります。この「羽化」の時間が幼虫たちの最も危険なときです。ア
リやスズメバチは、速く動けない幼虫を見つけると、襲うのです。
適当な場所を見つけた幼虫は、1時間ほどかけて羽化します。最初は透明
な羽にだんだん色が付き、日が昇るころになると、すっかり大人のセミの
形になって飛び立っていきます。そして4日日ごろからオスは大きな音で鳴
き始め、交尾を終えたら1~2週間ほどで一生を終わります。
(ナレーション 柳沢慎吾)
てんとうむし
放送日:8月23日
春、暖かくなると姿を見せるテントウムシ。日本には、200種類を越える仲
間が暮らしています。また、これらのテントウムシは、種類ごとに背中の星
の数や形が違いますが、多くは植物につくアブラムシなどの虫を捕らえて
食べる肉食です。
そして寒くなると、成虫は仲間同士集まって、落ち葉の裏側などで集団で
じっと冬を越します。
番組では、様々な種類のテントウムシや、成虫とは形が大きく異なる幼虫
の姿を紹介します。
(ナレーション 戸田ダリオ)
あり
放送日:8月30日
初夏から盛夏にかけて、アリは空を飛びます。いわゆる『結婚飛行』で、オ
スとメスは空中で出会い、交尾します。交尾したメスは羽を落とし、女王ア
リとなって巣作りを始めます。女王アリはたくさんの卵を産み、かえった幼
虫を丁寧に育てていきます。この幼虫たちはすべてメスで、働きアリになり
ます。ここからアリの巣は本格的に動き出します。
アリの巣は、まさに一つのコミュニティです。門番アリが巣の入り口を守
り、働きアリは協力して食べ物を集め、幼虫を育てます。力を合わせて巣
を『運営』します。違う種類のアリや、同じ種類のアリでも巣が違えば、み
んな敵です。ケンカになれば、丈夫なアゴで相手の触角や足をかみ切りま
す。
小さなアリたちの営みのなかに、いろいろな発見ができそうです。
(ナレーション 林家三平)