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薬剤耐性菌の分子疫学及び耐性機構に関する研究

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(1)

厚生労働科学研究費補助金(新型インフルエンザ等新興・再興研究事業研究事業) 

分担研究報告書 

 

薬剤耐性菌の分子疫学及び耐性機構に関する研究   

 

      研究分担者  柴山  恵吾  (国立感染症研究所・細菌第二部・部長) 

 

この研究では、海外で蔓延している NDM 型カルバペネマーゼ産生菌等新型耐性菌やその他臨 床上問題となる耐性菌について、発生状況の監視、分子疫学解析、耐性メカニズムの解析、

検査法の開発、新薬開発を行っている。NDM 型カルバペネマーゼ産生菌は、日本においては これまで輸入事例を中心に 11 例から分離されている。NDM 型カルバペネマーゼ産生菌はメ タロ--ラクタマーゼ産生菌のスクリーニング法である SMA ディスク法により検出可能であ ることを明らかにした。その他、国内の分離株から新型カルバペネマーゼ遺伝子 blaPAM‑1

blaTMB‑2を見出した。院内感染でしばしば問題となるAcinetobacter baumannii については、

アウトブレイクを起こしやすい特に注意を要する流行タイプ ST2 を迅速に鑑別する手法を 開発した。A. baumannii の blaOXA‑51‑like遺伝子配列で ST2 に特異的な配列領域(nt106‑108)

を標的として、蛍光プローブを利用した簡便な Qprobe‑PCR 法を企業と共同で開発した。国 内の医療機関からAcinetobacter 属菌 998 株を収集して同定及び型別を調べたところ、74%

がA. baumannii で、28%が ST2 だった。ST2 が院内感染を起こしやすいメカニズムについて、

ゲノムから解析を行い、VI 型分泌機構が関与していることが示唆された。国内の医療機関 でH. fennelliae による院内感染事例があったことを見出し、分離株の全ゲノム配列を決定 した。結核菌については、新薬の標的となるキノリン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ とニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼの両方の酵素活性を阻害する化合物を、in  silico スクリーニングによって約 650 万種類の化合物の中から検索し、候補化合物を 39 種 類見出した。 

   

研究協力者

森  茂太郎 (国立感染症研究所・細菌第二部)

林原絵美子 (国立感染症研究所・細菌第二部)

金  玄 (国立感染症研究所・細菌第二部)

松井  真理 (国立感染症研究所・細菌第二部)

鈴木  仁人 (国立感染症研究所・細菌第二部)

A. 研究目的 

この研究は、海外で蔓延している NDM 型カルバペ ネマーゼ産生菌等新型耐性菌やその他臨床上問題と なる耐性菌について、発生状況の監視、分子疫学解 析、耐性メカニズムの解析、検査法の開発、新薬開 発を行っている。外国で蔓延している NDM 型、KPC 型、OXA‑48 型や、その他の新型カルバペネマーゼを 産生する病原細菌について、国内での発生を監視し た。また、NDM 型カルバペネマーゼ産生菌について は、従来メタロ‑β‑ラクタマーゼ産生菌のスクリー ニング法として用いられてきた SMA ディスク法が応 用できるかを検証した。Acinetobacter baumannii は院内感染でしばしば問題となる薬剤耐性菌で、特 に拡散しやすい遺伝子型 ST2 が存在する。国内でも 多剤耐性を獲得した ST2 の株によるアウトブレイク がしばしば起こっているので、注意を要する。ここ では、ST2 の簡便な検出法を開発することとした。

また、国内の医療機関でどのような遺伝子型の株が 分離されているのかを調査することとした。また、

この ST2 がなぜパンデミックを起こしやすいのか、

その分子メカニズムをゲノムから解明することとし た。 

Helicobacter fennelliae は動物や人の腸管に存 在するHelicobacter 属菌の一つであり、人患者から の感染例が近年よく報告されている。H. fenneliae が分離される患者は主に免疫不全患者であり、菌血 症や腸炎の原因菌として血液や糞便から分離される ことが多い。H. fenneliae は研究があまりすすんで いないため、基本情報が少ない。この研究では臨床 分離株の全ゲノム配列を決定することとした。 

結核菌について、新規薬剤の開発を最終目的とし て、NAD 代謝酵素に着目してピラジナミドの作用メ カニズムの解析を行った。 

 

B. 研究方法 

  国内の医療機関からカルバペネムに耐性を示す菌 を収集し、PCR により遺伝子のスクリーニングを行 った。NDM 型カルバペネマーゼ産生菌については、

ベトナムで分離されたA. baumannii 4 株、大腸菌 5 株 、Klebsiella  pneumoniae  4 株 、 Enterobacter  cloacae 1 株、Citrobacter freundii 1 株、及び日 本国内で分離されたK. pneumoniae 1 株を用いて、

SMA デ ィ スク 法が 応用で きる かを検 証し た。A. 

(2)

baumannii については、これまでの研究で見出し blaOXA‑51‑like遺伝子配列

領域(nt106

の 共 同 研 究 で 蛍 光 プ ロ ー ブ Qprobe‑PCR

機構 86 病院

株収集した。菌株の びblaOXA‑51‑like

代表的な株についてはゲノムを決定し 的な遺伝子を検索し

ン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ

ナント蛋白を作成し、ピラジナミド、及びその誘導 体の本酵素に対する阻害

silico スクリーニングによって、

コチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼの両方 の 酵 素 活 性 を

fennelliae  

倫理面への配慮 Acinetobacter 理委員会に申請し、

   

C. 研究結果

  国内医療機関での

バペネマーゼ産生菌の分離状況を これらのカルバペネマーゼ産生菌は、

例を中心に

  NDM 型カルバペネマーゼ産生腸内細菌及び baumannii を用いて、

通常、SMA ディスク法で推奨されているセフタジジ ム(CAZ)ディスクの他、イミペネム

メロペネム(MPM) み合わせの結果を 中 7 株でのみ であった。NDM

の場合 SMA ディスクに阻害を受けない他のタイプの β‑ラクタマーゼも同時に産生することが報告され おり、このため検出率が低かったと考えられる。

では 14 株、

検出可能となった。

た株では CAZ

型カルバペネマーゼ遺伝子も同時に持っていた。

OXA‑48 型カルバペネマーゼは、

けないため、この影響で

な阻止円が形成されなかったと考えられる。そして OXA‑48 型カルバペネマーゼの

NDM 型カルバペネマーゼの のみ観察されたと考えられる。

  なお、収集したカルバペネム耐性 alcaligenes

伝 子 blaPAM Acinetobacter  14BJ か ら

については、これまでの研究で見出し 遺伝子配列で

nt106‑108)を標的として、東洋紡株式会社と の 共 同 研 究 で 蛍 光 プ ロ ー ブ

PCR 法で検出する方法を確立した。

病院の協力を得て 株収集した。菌株の菌種同定、

like配列を利用した

代表的な株についてはゲノムを決定し 的な遺伝子を検索した。

ン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ

ナント蛋白を作成し、ピラジナミド、及びその誘導 本酵素に対する阻害

スクリーニングによって、

コチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼの両方 の 酵 素 活 性 を 阻 害 す る 化 合 物 を 検 索 し た 。 fennelliae については、全ゲノム配列を決定した。

倫理面への配慮   

Acinetobacter 属菌の収集に際しては、感染研の倫 に申請し、承認を得た上で進めた

研究結果 

国内医療機関での NDM

バペネマーゼ産生菌の分離状況を これらのカルバペネマーゼ産生菌は、

例を中心に 10 例ほどである。

型カルバペネマーゼ産生腸内細菌及び を用いて、SMA

ディスク法で推奨されているセフタジジ ディスクの他、イミペネム

(MPM)ディスクと み合わせの結果を Table 

でのみ SMA の阻害効果が観察され、検出可能 NDM 型カルバペネマーゼ産生菌は、多く ディスクに阻害を受けない他のタイプの ラクタマーゼも同時に産生することが報告され おり、このため検出率が低かったと考えられる。

、MPM では 15 検出可能となった。MPM

CAZ で陽性と判定された。この株は 型カルバペネマーゼ遺伝子も同時に持っていた。

型カルバペネマーゼは、

けないため、この影響で

な阻止円が形成されなかったと考えられる。そして 型カルバペネマーゼの

型カルバペネマーゼの のみ観察されたと考えられる。

なお、収集したカルバペネム耐性

alcaligenes において、新規のカルバペネマーゼ遺

PAM‑1  (accession  number  AB858498) Acinetobacter pittii と

ら そ れ ぞ れ

については、これまでの研究で見出し で流行タイプ

標的として、東洋紡株式会社と の 共 同 研 究 で 蛍 光 プ ロ ー ブ を

で検出する方法を確立した。

の協力を得て、Acinetobacter 菌種同定、薬剤 配列を利用した遺伝子型別 代表的な株についてはゲノムを決定し

た。結核菌については、

ン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ

ナント蛋白を作成し、ピラジナミド、及びその誘導 本酵素に対する阻害活性を測定した。

スクリーニングによって、本酵素、並びにニ コチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼの両方

阻 害 す る 化 合 物 を 検 索 し た 。 については、全ゲノム配列を決定した。

属菌の収集に際しては、感染研の倫 承認を得た上で進めた

NDM 型、KPC 型、

バペネマーゼ産生菌の分離状況を Table 1 これらのカルバペネマーゼ産生菌は、

ほどである。 

型カルバペネマーゼ産生腸内細菌及び SMA ディスク法の評価を行った。

ディスク法で推奨されているセフタジジ ディスクの他、イミペネム(IPM)

ディスクと SMA ディスクによる組 Table 2 に示す。

の阻害効果が観察され、検出可能 型カルバペネマーゼ産生菌は、多く ディスクに阻害を受けない他のタイプの ラクタマーゼも同時に産生することが報告され おり、このため検出率が低かったと考えられる。

15 株で阻害効果が観察され、

MPM 及び IPM で陰性と判定され で陽性と判定された。この株は 型カルバペネマーゼ遺伝子も同時に持っていた。

型カルバペネマーゼは、SMA

けないため、この影響で IPM、MPM いずれでも特徴的 な阻止円が形成されなかったと考えられる。そして

型カルバペネマーゼの CAZ 分解能は低いため、

型カルバペネマーゼの SMA による阻害が のみ観察されたと考えられる。 

なお、収集したカルバペネム耐性

において、新規のカルバペネマーゼ遺 (accession  number  AB858498)

とAcinetobacter 

そ れ ぞ れ blaTMB‑2  (accession  number  については、これまでの研究で見出し

流行タイプに特異的な配列 標的として、東洋紡株式会社と を デ ザ イ ン し で検出する方法を確立した。国立病院

Acinetobacter 属菌を 薬剤感受性試験、及 遺伝子型別を実施した 代表的な株についてはゲノムを決定し、ST2 に特異 結核菌については、キノリ ン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼのリコンビ ナント蛋白を作成し、ピラジナミド、及びその誘導

活性を測定した。また、

本酵素、並びにニ コチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼの両方

阻 害 す る 化 合 物 を 検 索 し た 。 については、全ゲノム配列を決定した。

属菌の収集に際しては、感染研の倫 承認を得た上で進めた。 

型、OXA‑48 型カル Table 1 に示す。

これらのカルバペネマーゼ産生菌は、いずれも輸入 型カルバペネマーゼ産生腸内細菌及び

ディスク法の評価を行った。

ディスク法で推奨されているセフタジジ (IPM)ディスク、

ディスクによる組 に示す。CAZ では、16 の阻害効果が観察され、検出可能 型カルバペネマーゼ産生菌は、多く ディスクに阻害を受けない他のタイプの ラクタマーゼも同時に産生することが報告され おり、このため検出率が低かったと考えられる。

で阻害効果が観察され、

で陰性と判定され で陽性と判定された。この株は OXA 型カルバペネマーゼ遺伝子も同時に持っていた。

SMA により阻害を受 いずれでも特徴的 な阻止円が形成されなかったと考えられる。そして

分解能は低いため、

による阻害が CAZ なお、収集したカルバペネム耐性 Pseudomonas 

において、新規のカルバペネマーゼ遺 (accession  number  AB858498)  を

Acinetobacter genomosp. 

(accession  number  については、これまでの研究で見出した

に特異的な配列 標的として、東洋紡株式会社と デ ザ イ ン し 国立病院 属菌を 998

、及 実施した。

に特異 キノリ のリコンビ ナント蛋白を作成し、ピラジナミド、及びその誘導 また、in  本酵素、並びにニ コチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼの両方 阻 害 す る 化 合 物 を 検 索 し た 。H. 

については、全ゲノム配列を決定した。 

属菌の収集に際しては、感染研の倫

型カル に示す。

いずれも輸入 型カルバペネマーゼ産生腸内細菌及び A. 

ディスク法の評価を行った。

ディスク法で推奨されているセフタジジ ディスク、

ディスクによる組 16 株 の阻害効果が観察され、検出可能 型カルバペネマーゼ産生菌は、多く ディスクに阻害を受けない他のタイプの ラクタマーゼも同時に産生することが報告され おり、このため検出率が低かったと考えられる。IPM で阻害効果が観察され、

で陰性と判定され OXA‑48 型カルバペネマーゼ遺伝子も同時に持っていた。

により阻害を受 いずれでも特徴的 な阻止円が形成されなかったと考えられる。そして

分解能は低いため、

CAZ で Pseudomonas  において、新規のカルバペネマーゼ遺

を 、 genomosp. 

(accession  number 

AB758277, AB758278) A. baumannii ために、

ー属菌 16 株、

たところ、全て 検出法、

Qprobe

定が得られ、従来の IC II

医療機関から き た

Acinetobacter A. baumannii 流行タイプ

ST2

らかに高い傾向があった。特に 性が高かった

nosocomia lis

(10%) A. pittii n=60 (7%)

polymyxi…

SBT/CPZ SBT/ABPC PIPC/TAZ

AB758277, AB758278) A. baumannii ために、Qprobe ー属菌の ST2 タイプ

株、A. baumannii たところ、全て 検出法、rpoB

Qprobe‑PCR では、コロニー懸濁液から約 定が得られ、従来の

IC II を識別可能と考えられた 医療機関から

き た 998 株 の う ち 、 再 同 定 に よ り 実 際 に Acinetobacter 属菌だったのは

A. baumannii は 流行タイプ ST2、

ST2 は薬剤耐性の割合が らかに高い傾向があった。特に 性が高かった(図

A.

baumanni i (IC II 外) n=400

(46%) A.

nosocomia lis n=84

(10%) A. pittii n=60 (7%)

2%

2%

1% 1%

0%

polymyxi…

colistin SBT/CPZ MINO CPFX LVFX AMK GM MEPM IPM CFPM CAZ SBT/ABPC PIPC/TAZ

AB758277, AB758278) を見出した。

A. baumannii の ST2 タイプ Qprobe‑PCR 法を確立した。

タイプ 21 株、

A. baumannii 以外 40

たところ、全て MLST、パイロシークエンスを用いた rpoB シークエンスの結果と一致した。

では、コロニー懸濁液から約

定が得られ、従来の MLST に比べてより迅速・簡便に を識別可能と考えられた

医療機関からAcinetobacter

株 の う ち 、 再 同 定 に よ り 実 際 に 属菌だったのは

は 645 株(74%)

、400 株は ST2

は薬剤耐性の割合が ST2 らかに高い傾向があった。特に

図 2A, B, C)

A.

baumanni i (IC II)

n=245 (28%) A.

baumanni i (IC II 以 n=400 (46%)

1% 3%

50%

ST2 (n=234)

S I

見出した。 

タイプを迅速簡便に検出する 法を確立した。アシネトバクタ 株、ST2 以外のA. baumannii

40 株、合計

、パイロシークエンスを用いた シークエンスの結果と一致した。

では、コロニー懸濁液から約

に比べてより迅速・簡便に を識別可能と考えられた。 

Acinetobacter 属菌として送られて 株 の う ち 、 再 同 定 に よ り 実 際 に 属菌だったのは 866 株だった。うち、

(74%)だった。うち、

ST2 以外だった

ST2 以外の株と比較して明 らかに高い傾向があった。特にフルオロキノロン耐

2A, B, C)。 

A. baumannii (IC II) A. baumannii (IC II 外)

A. nosocomialis A. pittii

A. sp. close to 13TU A. bereziniae A. grimonttii/junnii A. soli

その他Acinetobacter sp.

50%

n=234)

R

を迅速簡便に検出する アシネトバクタ A. baumannii

、合計 77 株を用い

、パイロシークエンスを用いた シークエンスの結果と一致した。

では、コロニー懸濁液から約 40 分で判 に比べてより迅速・簡便に 属菌として送られて 株 の う ち 、 再 同 定 に よ り 実 際 に 株だった。うち、

だった。うち、245 株は 以外だった(図 1)。 

以外の株と比較して明 フルオロキノロン耐

 

A. baumannii (IC II) A. baumannii (IC II以 A. nosocomialis

A. sp. close to 13TU A. bereziniae A. grimonttii/junnii

Acinetobacter sp.

100%

を迅速簡便に検出する アシネトバクタ A. baumannii 

株を用い

、パイロシークエンスを用いた シークエンスの結果と一致した。

分で判 に比べてより迅速・簡便に 属菌として送られて 株 の う ち 、 再 同 定 に よ り 実 際 に 株だった。うち、

株は  

以外の株と比較して明 フルオロキノロン耐

 

(3)

図 2A  A. baumannii

図 2B  A. baumannii ン 

図 2C  A. baumannii 薬剤耐性パターン

病原性については

のみ大腸菌に対する殺菌活性が強い株が存在するこ とを見出した。

株を用いた解析から、流行株の大腸菌に対する殺菌 活性は T6SS

なった。 

0%

polymyxi…

colistin SBT/CPZ MINO CPFX LVFX AMK GM MEPM IPM CFPM CAZ SBT/ABPC PIPC/TAZ

0%

polymyxi…

colistin SBT/CPZ MINO CPFX LVFX AMK GM MEPM IPM CFPM CAZ SBT/ABPC PIPC/TAZ non-

baumannii ST2

baumannii ST2

A. baumannii 以外の 薬剤耐性パターン 

病原性についてはA. baumannii

のみ大腸菌に対する殺菌活性が強い株が存在するこ とを見出した。ST2 の株の

株を用いた解析から、流行株の大腸菌に対する殺菌 T6SS の働きに依存していることが明らかと

0%

polymyxi…

ST2以外のA. baumannii

S

0%

polymyxi…

-baumannii Acinetobacer

S

ST2 株の薬剤耐性

ST2 以外の株の薬剤耐性パター

以外のAcinetobacter A. baumannii

のみ大腸菌に対する殺菌活性が強い株が存在するこ の株の VI 型分泌機構

株を用いた解析から、流行株の大腸菌に対する殺菌 の働きに依存していることが明らかと

50%

baumannii(n=370)

I R

50%

Acinetobacerspp. (n=211)

I R

株の薬剤耐性パターン

以外の株の薬剤耐性パター

Acinetobacter 属の株の A. baumannii は ST2 タイプに のみ大腸菌に対する殺菌活性が強い株が存在するこ 分泌機構(T6SS)欠損 株を用いた解析から、流行株の大腸菌に対する殺菌 の働きに依存していることが明らかと

100%

(n=370)

100%

spp. (n=211)

パターン 

  以外の株の薬剤耐性パター

  属の株の タイプに のみ大腸菌に対する殺菌活性が強い株が存在するこ 欠損 株を用いた解析から、流行株の大腸菌に対する殺菌 の働きに依存していることが明らかと

H. fennel

ベース上にあまりないため、我々が分離した株の全 ゲノムを決定しデータベースに登録した

number  だ っ た 。 hepaticus する病原因子

子は認められなかった 結核菌の

ェラーゼ ことが分かった よって

並びにニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラー ゼの両方の

を 39 実際の

  D. 

海外で蔓延している

ルバペネマーゼ産生菌は、現在のところ国内には輸 入例を中心に

後輸入例をきっかけに国内で拡散する恐れも有るた め、注意深く監視することが必要である。これらの うち、

であり

国内から、新規のカルバペネマーゼ遺伝子 とbla

次から次へと出現すると予想される。

A. baumannii Qprobe

後医療機関で普及すれば、特に注意を要する 従来の

とが可能となる。国内の Acinetobacter

となる

やすく注意が必要

とくにフルオロキノロン耐性の割合が高かった。つ ま り 、 医 療 機 関 で フ ル オ ロ キ ノ ロ ン 耐 性 の baumannii

要な感染対策等を実施する必要があると考えられる また

を持っているが、この遺伝子の上流に 挿入されると、その配列に含まれる

より遺伝子が発現し、カルバペネム耐性となる。

ISAba1 IS

その点からも、感染対策が重要である。

結核菌 ェラーゼ

ラーゼの両方の酵素活性を阻害すると予想される 合物を

らの化合物について、今後実際の抗菌活性、細胞毒 性などを調べる予定である。

 

H. fennelliae

ベース上にあまりないため、我々が分離した株の全 ゲノムを決定しデータベースに登録した

number BASD00000000

だ っ た 。Helicobacter  cinaedi

hepaticus と相同性が認められたが、これらに存在 する病原因子 cytolethal distending toxin

は認められなかった

結核菌のキノリン酸ホスホリボシルトランスフ ェラーゼに対して、

ことが分かった よって、約 650

並びにニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラー ゼの両方の酵素

39 種類見出した。

実際の阻害活性を解析する予定である。

  D. 考察 

海外で蔓延している

ルバペネマーゼ産生菌は、現在のところ国内には輸 入例を中心に 10

後輸入例をきっかけに国内で拡散する恐れも有るた め、注意深く監視することが必要である。これらの うち、NDM 型については

であり、スクリーニングに有用と考えられる。

国内から、新規のカルバペネマーゼ遺伝子

blaTMB‑2を同定した。今後も、新たな耐性遺伝子が

次から次へと出現すると予想される。

A. baumannii

Qprobe‑PCR 法を東洋紡との共同研究で確立 後医療機関で普及すれば、特に注意を要する 従来の MLST 法に比べてより

とが可能となる。国内の Acinetobacter 属菌 となるA. baumannii やすく注意が必要

とくにフルオロキノロン耐性の割合が高かった。つ ま り 、 医 療 機 関 で フ ル オ ロ キ ノ ロ ン 耐 性 の baumannii が分離されたら、

要な感染対策等を実施する必要があると考えられる また A. baumannii

を持っているが、この遺伝子の上流に 挿入されると、その配列に含まれる

より遺伝子が発現し、カルバペネム耐性となる。

Aba1 は染色体上の他の場所に存在するので、

IS の転移によりカルバペネム耐性を獲得しやすい。

その点からも、感染対策が重要である。

結核菌のキノリン酸ホスホリボシルトランスフ ェラーゼとニコチン酸ホスホリボシルトランスフェ ラーゼの両方の酵素活性を阻害すると予想される 合物をin silico

らの化合物について、今後実際の抗菌活性、細胞毒 性などを調べる予定である。

 

iae については、

ベース上にあまりないため、我々が分離した株の全 ゲノムを決定しデータベースに登録した

BASD00000000)。全長 Helicobacter  cinaedi

と相同性が認められたが、これらに存在 cytolethal distending toxin は認められなかった。 

キノリン酸ホスホリボシルトランスフ に対して、ピラジナミドが阻害活性を示す ことが分かった。またin silico

650 万種類の化合物を

並びにニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラー 酵素活性を阻害すると予想される

見出した。今後、それらの化合物を入手し、

阻害活性を解析する予定である。

海外で蔓延している NDM

ルバペネマーゼ産生菌は、現在のところ国内には輸 10 数例にとどまっていた。しかし、今 後輸入例をきっかけに国内で拡散する恐れも有るた め、注意深く監視することが必要である。これらの

型については SMA

、スクリーニングに有用と考えられる。

国内から、新規のカルバペネマーゼ遺伝子 を同定した。今後も、新たな耐性遺伝子が 次から次へと出現すると予想される。

A. baumannii の流行タイプ

法を東洋紡との共同研究で確立 後医療機関で普及すれば、特に注意を要する

法に比べてより

とが可能となる。国内の医療機関で分離される 属菌では、74%

A. baumannii だった。

やすく注意が必要とされている

とくにフルオロキノロン耐性の割合が高かった。つ ま り 、 医 療 機 関 で フ ル オ ロ キ ノ ロ ン 耐 性 の

が分離されたら、

要な感染対策等を実施する必要があると考えられる A. baumannii は染色体上に

を持っているが、この遺伝子の上流に 挿入されると、その配列に含まれる

より遺伝子が発現し、カルバペネム耐性となる。

は染色体上の他の場所に存在するので、

によりカルバペネム耐性を獲得しやすい。

その点からも、感染対策が重要である。

キノリン酸ホスホリボシルトランスフ とニコチン酸ホスホリボシルトランスフェ ラーゼの両方の酵素活性を阻害すると予想される

in silico スクリーニングで見出した らの化合物について、今後実際の抗菌活性、細胞毒 性などを調べる予定である。

については、ゲノム情報がデータ ベース上にあまりないため、我々が分離した株の全 ゲノムを決定しデータベースに登録した

全長 2.15 Mb、GC 含量は Helicobacter  cinaedi や Helicobacter 

と相同性が認められたが、これらに存在 cytolethal distending toxin キノリン酸ホスホリボシルトランスフ

ピラジナミドが阻害活性を示す silico スクリーニングに 万種類の化合物を検索し

並びにニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラー 活性を阻害すると予想される

それらの化合物を入手し、

阻害活性を解析する予定である。

NDM 型、KPC 型、

ルバペネマーゼ産生菌は、現在のところ国内には輸 数例にとどまっていた。しかし、今 後輸入例をきっかけに国内で拡散する恐れも有るた め、注意深く監視することが必要である。これらの

SMA ディスク法で検出

、スクリーニングに有用と考えられる。

国内から、新規のカルバペネマーゼ遺伝子 を同定した。今後も、新たな耐性遺伝子が 次から次へと出現すると予想される。 

の流行タイプ ST2 を簡便に検出する 法を東洋紡との共同研究で確立

後医療機関で普及すれば、特に注意を要する 法に比べてより簡便・迅速に検出するこ

医療機関で分離される 74%が院内感染でよく問題 だった。また 28%は特に拡散し とされている ST2 だった。

とくにフルオロキノロン耐性の割合が高かった。つ ま り 、 医 療 機 関 で フ ル オ ロ キ ノ ロ ン 耐 性 の

が分離されたら、ST2 の可能性

要な感染対策等を実施する必要があると考えられる は染色体上に blaOXA‑

を持っているが、この遺伝子の上流に IS

挿入されると、その配列に含まれるプロモーター より遺伝子が発現し、カルバペネム耐性となる。

は染色体上の他の場所に存在するので、

によりカルバペネム耐性を獲得しやすい。

その点からも、感染対策が重要である。

キノリン酸ホスホリボシルトランスフ とニコチン酸ホスホリボシルトランスフェ ラーゼの両方の酵素活性を阻害すると予想される

スクリーニングで見出した らの化合物について、今後実際の抗菌活性、細胞毒 性などを調べる予定である。 

ゲノム情報がデータ ベース上にあまりないため、我々が分離した株の全 ゲノムを決定しデータベースに登録した(accession 

含量は 37.9%

Helicobacter  と相同性が認められたが、これらに存在

cytolethal distending toxin の遺伝 キノリン酸ホスホリボシルトランスフ ピラジナミドが阻害活性を示す スクリーニングに 検索し、本酵素、

並びにニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラー 活性を阻害すると予想される化合物 それらの化合物を入手し、

阻害活性を解析する予定である。 

型、OXA‑48 型カ ルバペネマーゼ産生菌は、現在のところ国内には輸 数例にとどまっていた。しかし、今 後輸入例をきっかけに国内で拡散する恐れも有るた め、注意深く監視することが必要である。これらの 法で検出可能

、スクリーニングに有用と考えられる。 

国内から、新規のカルバペネマーゼ遺伝子blaPAM‑1 を同定した。今後も、新たな耐性遺伝子が

 

簡便に検出する 法を東洋紡との共同研究で確立した。今 後医療機関で普及すれば、特に注意を要する ST2 を 迅速に検出するこ 医療機関で分離される が院内感染でよく問題 は特に拡散し だった。ST2 は、

とくにフルオロキノロン耐性の割合が高かった。つ ま り 、 医 療 機 関 で フ ル オ ロ キ ノ ロ ン 耐 性 の A. 

の可能性を疑い、必 要な感染対策等を実施する必要があると考えられる

‑51‑like遺伝子 ISAba1 配列が プロモーターに より遺伝子が発現し、カルバペネム耐性となる。

は染色体上の他の場所に存在するので、この によりカルバペネム耐性を獲得しやすい。

その点からも、感染対策が重要である。 

キノリン酸ホスホリボシルトランスフ とニコチン酸ホスホリボシルトランスフェ ラーゼの両方の酵素活性を阻害すると予想される化 スクリーニングで見出した。これ らの化合物について、今後実際の抗菌活性、細胞毒 ゲノム情報がデータ ベース上にあまりないため、我々が分離した株の全 (accession 

37.9%

Helicobacter  と相同性が認められたが、これらに存在

遺伝 キノリン酸ホスホリボシルトランスフ ピラジナミドが阻害活性を示す スクリーニングに 本酵素、

並びにニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラー 化合物 それらの化合物を入手し、

型カ ルバペネマーゼ産生菌は、現在のところ国内には輸 数例にとどまっていた。しかし、今 後輸入例をきっかけに国内で拡散する恐れも有るた め、注意深く監視することが必要である。これらの 可能

1

を同定した。今後も、新たな耐性遺伝子が 簡便に検出する 今 を 迅速に検出するこ 医療機関で分離される が院内感染でよく問題 は特に拡散し は、

とくにフルオロキノロン耐性の割合が高かった。つ A. 

、必 要な感染対策等を実施する必要があると考えられる。

遺伝子 配列が に より遺伝子が発現し、カルバペネム耐性となる。

この によりカルバペネム耐性を獲得しやすい。

キノリン酸ホスホリボシルトランスフ とニコチン酸ホスホリボシルトランスフェ 化 これ らの化合物について、今後実際の抗菌活性、細胞毒

(4)

E. 結論 

  海外で蔓延している NDM 型、KPC 型、OXA‑48 型カ ルバペネマーゼ産生菌は、現在のところ国内には輸 入例を中心に 10 数例にとどまっていた。 

  NDM 型カルバペネマーゼ産生菌については SMA デ ィスク法がスクリーニングに有用であることが分か った。 

  国内の医療機関で分離されたカルバペネム耐性菌 から、新規のカルバペネマーゼ遺伝子 blaPAM‑1

blaTMB‑2を同定した。 

  A. baumannii の流行タイプ ST2 を簡便に検出する Qprobe‑PCR 法を東洋紡株式会社との共同研究で開 発した。 

  国内の医療機関で分離されるAcinetobacter 属菌 では、74%がA. baumannii で、28%は特に拡散しやす く注意が必要な ST2 だった。ST2 は、特にフルオロ キノロンに対する耐性の割合が高いことが分かった。 

  H. fennelliae の全ゲノム配列を決定した。 

  A. baumannii の ST2 タイプの拡散には T6SS の役 割が重要であったことが示唆された。 

  結核菌の新薬の標的となるキノリン酸ホスホリボ シルトランスフェラーゼとニコチン酸ホスホリボシ ルトランスフェラーゼの両方の酵素活性を阻害する 化合物を、in silico スクリーニングによって約 650 万種類の化合物の中から検索し、候補化合物を 39 種類見出した。 

 

F. 健康危険情報 

  医療機関において海外で入院歴のある患者を受け 入れる場合は、NDM 型、KPC 型、OXA‑48 型カルバペ ネマーゼ産生菌等を保菌している可能性を考える必 要がある。もしこれらが検出されたら、拡散防止の ための対策を十分にとる必要がある。 

  医療機関においてA. baumannii が分離され、フル オロキノロンに耐性の場合は、アウトブレイクを起 こしやすい ST2 タイプの可能性が高く、またカルバ ペネム耐性も獲得して多剤耐性化しやすいので、感 染対策が特に重要である。 

 

G. 研究発表  1. 論文発表 

1) Hagiya H, Murase T, Suzuki M, Shibayama K,  Kokumai Y, Watanabe N, Maki M, and Otsuka F. 

Chromobacterium  violaceum  nosocomial  pneumonia  in  two  Japanese  patients  at  an  intensive  care  unit.  J  Infect  Chemother. 

2014 in press. 

2) Suzuki  M,  Suzuki  S,  Matsui  M,  Hiraki  Y,  Kawano  F,  Shibayama  K.  A  subclass  B3  metallo‑β‑lactamase found in Pseudomonas  alcaligenes. J Antimicrob Chemother. 2014  in press 

3) Wachino  J,  Matsui  M,  Tran  HH,  Suzuki  M,  Suzuki  S,  Shibayama  K.  Evaluation  of  a 

Double‑Disk  Synergy  Test  with  a  Common  Metallo‑β‑Lactamase  Inhibitor,  Mercaptoacetate,  for  Detecting  NDM‑1‑Producing  Enterobacteriaceae  and  Acinetobacter baumannii. Jpn J Infect Dis. 

2014;67(1):66‑8. 

4) Suzuki  M,  Suzuki  S,  Matsui  M,  Hiraki  Y,  Kawano F, Shibayama K. Genome Sequence of a  Strain  of  the  Human  Pathogenic  Bacterium  Pseudomonas  alcaligenes  That  Caused  Bloodstream Infection. Genome Announc. 2013  Oct 31;1(5). pii: e00919‑13. 

5) Matsui M, Shibayama K, Tsuji Y, Kamimura H,  Karube Y, Yoshida M, Masuda Y, Hiraki Y,  Takaki K, Kawano F. Isolation of genetically  indistinguishable carbapenem‑resistant and 

‑susceptible  Acinetobacter  baumannii  Isolates from a single patient. Antimicrob  Agents Chemother. 2013 Nov;57(11):5781‑2. 

6) Rimbara E, Mori S, Kim H, Shibayama K. Role  of  γ‑glutamyltranspeptidase  in  the  pathogenesis  of  Helicobacter  pylori  infection.  Microbiol  Immunol.  2013  Oct;57(10):665‑73. 

7) Rimbara E, Matsui M, Mori S, Suzuki S, Suzuki  M, Kim H, Sekizuka T, Kuroda M,  Shibayama  K.  Draft  Genome  Sequence  of Helicobacter  fennelliae  Strain  MRY12‑0050,    Isolated  from a Bacteremia Patient. Genome Announc. 

2013 Aug 8;1(4). pii: e00512‑13. 

8) Suzuki M, Matsui M, Suzuki S, Rimbara E, Asai  S, Miyachi H, Takata T, Hiraki Y, Kawano F,  Shibayama  K.  Genome  Sequences  of  Multidrug‑Resistant  Acinetobacter  baumannii Strains from Nosocomial Outbreaks  in Japan. Genome Announc. 2013 Jul 18;1(4). 

pii: e00476‑13. 

9) Matsui M, Suzuki S, Suzuki M, Arakawa Y,  Shibayama  K.  Rapid  discrimination  of  Acinetobacter  baumannii  international  clone  II  lineage  by  pyrosequencing  SNP  analyses of blaOXA‑51‑like genes. J Microbiol  Methods. 2013 Aug;94(2):121‑4. 

10) Rimbara E, Mori S, Kim H, Matsui M, Suzuki  S,  Takahashi  S,  Yamamoto  S,  Mukai    M,  Shibayama  K.  Helicobacter  cinaedi  and  Helicobacter fennelliae transmission in a  hospital from 2008 to 2012. J Clin Microbiol. 

2013 Jul;51(7):2439‑42. 

11) Matsuoka M, Sasaki T, Seki N, Kobayashi M,  Sawabe K, Sasaki Y, Shibayama K, Sasaki T,  Arakawa Y. Hemin‑binding proteins as potent  markers  for  serological  diagnosis  of  infections with Bartonella quintana. Clin 

(5)

Vaccine Immunol. 2013 Apr;20(4):620‑6. 

12) Suzuki  S,  Matsui  M,  Suzuki  M,  Sugita  A,  Kosuge Y, Kodama N, Ichise Y, Shibayama K. 

Detection of tripoli metallo‑β‑lactamase 2  (TMB‑2), a variant of blaTMB‑1, in clinical  isolates of Acinetobacter spp. in Japan. J  Antimicrob  Chemother.  2013  Jun;68(6):1441‑2. 

 

2. 学会発表 

1) 松井真理, 鈴木 仁人, 鈴木 里和, 曽家 義博,  柴山 恵吾. Qprobe‑PCR によるAcinetobacter  baumannii 世界流行株の検出方法の検討. 第 25 回日本臨床微生物学会総会 2014 年 2 月 1‑2 日. 名古屋国際会議場、愛知県名古屋市  2) 松井真理, 和知野 純一, Hoang Huy Tran, 鈴

木 里和,鈴木 仁人, 柴山 恵吾.SMA ディスク を使った NDM 型メタロ‑β‑ラクタマーゼ産生 株スクリーニング方法の検討. 第 25 回日本臨 床微生物学会総会 2014 年 2 月 1‑2 日. 名古屋 国際会議場、愛知県名古屋市 

3) 松井真理, 鈴木里和, 鈴木仁人, 荒川宜親,  柴山恵吾. 日本で分離されたアシネトバクタ ー流行株と非流行株の分子疫学的特徴の比較. 

第 87 回日本細菌学会総会. 2014 年 3 月 東京  4) 鈴木 仁人, 松井 真理, 鈴木 里和, 柴山 恵 吾 「アシネトバクター・バウマニと緑膿菌の 細菌間競合」 第 48 回緑膿菌感染症研究会, 長 崎県医師会館 (長崎県長崎市), 2014 年 1 月 24‑25 日 

5) 鈴木 仁人, 松井 真理, 鈴木 里和, 柴山 恵 吾 「薬剤耐性菌流行株の分子遺伝学的解析」 

第 36 回日本分子生物学会年会, 神戸国際会議 場 (兵庫県神戸市), 2013 年 12 月 3‑6 日  6) 鈴木 仁人, 松井 真理, 鈴木 里和, 平木 洋

一, 河野 文夫, 柴山 恵吾 「新規メタロ‑β‑

ラ ク タ マ ー ゼ 産 生 Pseudomonas  pseudoalcaligenes の解析」 第 42 回薬剤耐性 菌研究会, ホテルニューさがみや (静岡県熱 海市), 2013 年 10 月 17‑18 日 

7) Matsui, M., Suzuki, S., Suzuki, M., Arakawa,  Y.,  and  Shibayama  K.  Molecular  characterization  of  epidemic  and  non‑epidemic  type  Acinetobacter  spp. 

isolated  in  Japan.  9th  International  Symposium on the Biology of Acinetobacter  (Acinetobacter  2013),  Cologne,  Germany,  2013 年 6 月 19‑21 日 

8) Suzuki, S., Matsui, M., Suzuki, M., Aminaka,  M., Yamagishi, T., Wachino, J., Arakawa, Y.,  and  Shibayama,  K.  Carbapenem‑resistant  Enterobacteriaceae  in  Japan,  2011‑2012. 

European Congress of Clinical Microbiology  and Infectious Diseases (ECCMID) 2013, ICC 

Berlin (Berlin, Germany), 2013 年 4 月 27‑30 日 

9) Mori,  S.,  H.  Kim,  E.  Rimbara,  and  K. 

Shibayama.  Structural  insights  into  a  diadenosine  tetraphosphate  phosphorylase  from Mycobacterium tuberculosis H37Rv for  the design of new anti‑tuberculosis drugs. 

International  Conference  on  Structural  Genomics. 29 July‑1 August, 2013, Sapporo,  Japan. 

10) Mori,  S.,  H.  Kim,  E.  Rimbara,  and  K. 

Shibayama. Structural insights into a novel  diadenosine  tetraphosphate  phosphorylase  from Mycobacterium tuberculosis. US‑Japan  Cooperative  Medical  Science  Program: 

Tuberculosis and Leprosy Panel Meeting in  Japan. 17‑18 August, 2013, Sapporo, Japan. 

11) Mori,  S.,  H.  Kim,  E.  Rimbara,  and  K. 

Shibayama. Structural insights into a novel  diadenosine  tetraphosphate  phosphorylase  from Mycobacterium tuberculosis. The 10th  Japan‑Taiwan  Symposium  on  Vaccine  Preventable  Diseases  and  Vector‑Borne  Diseases,  12‑13  September,  2013,  Tokyo,  Japan. 

12) 森 茂 太 郎 ,  金 玄 ,  林 原 絵 美 子 ,  柴 山 恵 吾 .   Functions and structures of MAV̲3489 from  Mycobacterium avium and MSMEG̲2932 from M. 

smegmatis. 第 87 回日本細菌学会総会. 2014 年 3 月 東京 

13) 金玄, 横山和正, 中島千絵, 森茂太郎, 柴山 恵吾, 鈴木定彦. 結核菌 DNA ジャイレースに おけるキノロン耐性決定領域外に見出された アミノ酸置換のキノロン剤耐性への影響. 第 86 回日本ハンセン病学会総会・学術大会. 2013 年 5 月 29 日‑30 日. 埼玉県産業文化センター、

埼玉県さいたま市大宮. 

14) 金玄, 横山和正, 中島千絵, 鈴木定彦. 結核 菌 DNA ジャイレース上の菌系統特異的アミノ 酸多型のキノロン剤耐性への影響. 第 86 回日 本ハンセン病学会総会・学術大会. 2013 年 5 月 29 日‑30 日. 埼玉県産業文化センター、埼 玉県さいたま市大宮. 

15) Kim,  H.,  S.  Mori,  E.  Rimbara,  and  K. 

Shibayama.  Enzymatic  activities  of  Quinolinic acid phosphoribosyltransferase  from Mycobacterium tuberculosis H37Rv. 53rd  Interscience  Conference  on  Antimicrobial  Agents and Chemotherapy (ICAAC). Sept. 10 ‑  13, 2013. Denver, Colorado. 

16)

林原 絵美子,森 茂太郎,金 玄,松井 真理,

鈴木里和,高橋 俊司, 山本 聡,向井 正也,

柴 山   恵 吾 . 同 一 の 病 院 で 分 離 さ れ た H. 

cinaedi と H. fennelliae の分子疫学的解析と

(6)

薬剤感受性.第 19 回日本ヘリコバクター学 会学術集会.2013 年 6 月 28 日‑29 日.長 崎大学医学部,長崎県長崎市

 

H. 知的財産権の出願・登録状況  (予定も含む。) 

1. 特許取得   

松井 真理、鈴木 仁人、鈴木 里和、柴山 恵 吾、曽家 義博「アシネトバクター・バウ マニの検出方法およびその試薬」出願番 号:特願 2014‑014286 

 

2. 実用新案登録    なし 

 

3. その他    なし

(7)

Table 1.

2013  NDM‑

   E. coli     E. coli    K. pneumoniae    E. coli   OXA

   K. pneumoniae Table 1. 

2013 年 8 月以降 12

‑1 

E. coli     E. coli    K. pneumoniae E. coli    OXA‑48 

K. pneumoniae

12 月まで国立感染症研究所で解析依頼を受けた症例

   

   

K. pneumoniae   

   

K. pneumoniae   

国立感染症研究所で解析依頼を受けた症例

  中国渡航歴あり

  インドネシア渡航歴あり   インドネシア渡航歴あり

  インド渡航歴あり

  海外渡航歴なし

国立感染症研究所で解析依頼を受けた症例

中国渡航歴あり 

インドネシア渡航歴あり インドネシア渡航歴あり インド渡航歴あり 

海外渡航歴なし 

国立感染症研究所で解析依頼を受けた症例

インドネシア渡航歴あり  インドネシア渡航歴あり 

国立感染症研究所で解析依頼を受けた症例 

(8)

  

Table 2. Inhibitory activity of sodium mercaptoacetate (SMA) disks for New Delhi metallo‑

β‑lactamase (NDM)‑1producing bacterial isolates 

Bacterial isolates  Antibiotic disks   Ceftazidime 

(CAZ) 

Imipenem   (IPM) 

Meropenem   (MPM) 

E. coli V‑22  +  +  + 

E. coli V‑48  +  +  + 

E. coli V‑91 

 

+  + 

E. coli V‑102 

 

+  + 

E. coli V‑134 

 

+  + 

K. pneumoniae MRY10‑722  + 

 

K. pneumoniae V‑17  +  +  + 

K. pneumoniae V‑21  +  +  + 

K. pneumoniae V‑90 

 

+  + 

K. pneumoniae V‑182 

 

+  + 

E. cloacae V‑87  + 

   

C. freundii V‑868 

 

+  + 

A. baumannii V‑275 

 

+  + 

A. baumannii V‑303  +  +  + 

A. baumannii V‑320 

 

+  + 

A. baumannii V‑357 

 

+  + 

(+),  positive;  (),  negative; E.  coli,  Escherichia  coli;  K.  pneumoniae,  Klebsiella  pneumoniae; E.  cloacae,  Enterobacter cloacae; C.  freundii,  Citrobacter  freundii; A. 

baumannii, Acinetobacter baumannii   

図 2A  A. baumannii 図 2B  A. baumannii ン  図 2C  A. baumannii 薬剤耐性パターン 病原性については のみ大腸菌に対する殺菌活性が強い株が存在するこ とを見出した。 株を用いた解析から、流行株の大腸菌に対する殺菌 活性は T6SS なった。  0%polymyxi…colistinSBT/CPZMINOCPFXLVFXAMKGMMEPMIPMCFPMCAZSBT/ABPCPIPC/TAZ0%polymyxi…colistinSBT/CPZMINOCPFX
Table 1. 2013  NDM‑    E. coli     E. coli    K. pneumoniae    E. coli   OXA    K. pneumoniaeTable 1.  2013 年 8 月以降 12‑1 E. coli    E. coli   K. pneumoniaeE. coli   OXA‑48 K. pneumoniae 12 月まで国立感染症研究所で解析依頼を受けた症例    K. pneumoniae    K. pneumoniae  国立感染症研究所で

参照

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