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ペアレントトレーニングに及ぼすロールプレイの効果 : スイッチング・ロールプレイとストレート・ロールプレイの比較

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Academic year: 2021

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(1)ペアレントトレーニングに及ぼすロールプレイの効果 一スイッチング・ロールプレイとストレート・ロールプレイの比較一・ 人間発達教育専攻 臨床心理学コース.    M110531.  足立和人        [問題と目的]. 歳であった。.  ペアレントトレーニング(以下PT)とは,. 2 実施時期. 親は自分の子どもに対する最良の治療者になれ.  2012年1月中旬から4月上句に実施した。. るという考えに基づき,親に子どもの養育技術. 3 プログラムの構成と内容. を獲得させるトレーニングのことをいう(大隈.  2週に1回,2時間を5回実施するトレーニ. ら,2001)。近年,幾つかのPTではロールプ. ングを行った。プログラムの内容はTab1e1の. レイ(以下RP)を取り入れているが,その効. 通りである。. 果を調べた研究は見あたらない。RPの技法に.    Tab1e1プログ.ムの  と内. はいくつかあり,Corsini(1994)によると,演技. 中に役割交換が行われるスイッチング・ロール. 1    2    3    4    5 講義内容  目的  記録方法 強化子  環境設定 振り返り 標的行動      生スライン 介入1  介入2  RP                  RP1    RP2    RP3. プレイ(以下SWR)は,ストレート・ロール プレイ(以下STR)に比べ、他の人の視点がよ. く理解できるとしている。SWRを使ったPTに より,参加者は,他人の視点で自己を観察し,. 自己の監視(セルフ・モニタリング)スキルを. 高め,自分と自分に関わった他者との関係性へ の気づきが促されると考える。.  そこで,本研究では,SWRを使ったPTが母 親の養育行動及びセルフモニタリングスキルに 与える影響や,子供の行動変容に及ぼす効果に ついて検討することを目的とした。          [方法]. 1 対象  H県内,5会場における「楽しい子育て教室」. の講座を受講した親28名を対象とした。参加 した子どもの障害は,自閉症n人,知的障害6 人,広汎性発達障害5人,AD/HD1人,他5人で. あった。平均年齢が7.2歳で,男児24人,女 児4人であった。参加した親の平均年齢は38.5. 4 実験条件  ストレート・ロールプレイのみを行う群を STR群(13名),殺害11交換を行う群をSWR群 (15名)とする。STR群では親が自分自身を. 演じ,スタッフが子どもの役を演じた。SWR 群は,親が自分白身を演じ,殺害1」を交代し,ス. タッフがモデリングを行い,次に役を戻し,リ ハーサルを行った。. 5 調査項目と実施時期  調査は1回目(pre),4回目(post),5回目 (fu)に行った。内容は以下の通りである。. (1)母親の養育行動に関するもの.  ①育児ストレス尺度(清水,2001).  ②セルフ・モニタリング尺度,日本語改訂   版セルフ・モニタリング尺度(岩淵,2003)   を参考に自作した。.  ③子育て効力感尺度(PSE尺度,金岡,   2011).

(2)  ④特性的自己効力感尺度(SE尺度,成田. 2 親による行動評定.   ら.1995).  r視線の量」,r表情の変化」,r声の抑揚」,.  ⑤親の行動評定,RPの様子を2名によっ. 「積極性」全ての項目において,時期とRPの.   て独立に評定した。. 交互作用が見られSWR群の得点はSTR群の得.  (2)子どもの行動に関するもの. 点より有意に高かった。.  CBCL,Chi1dBehaviorCheck1ist/4・18日本  語版,(井潤ら.2001).  (3)プログラムに関するもの(5回目に実施). 18目     3回目 ㎜凹。制〕〕    ㎜㎜■61〕〕. 標○⑭量. SW記課.   高階(2008)を参考にアンケートを自作し. S㎜参.      ま互9 r場   EP.      果 F    〃       ∫. 3.21{0.73)        3.76‘O.92〕.          τ.61.  1.31  M.20・‘ 3.09〔0.7τ)        3.00‘O.92〕. 資情。量化.  た。.          [結果]. 1親による自己評定  トレーニング前における育児ストレスの自己. 評価の高さとRPと時期の3要因による効果の. SW68 S㎜旧. 3.08{0.49〕   3.88{0.70〕.          19.07・・    5.93.    14.32‘・ 2.71{0.76〕   2.仙0.τ3〕. 責ω蠣■. SW記6 s皿}. 繧.21ω.脇   3.98{0.ω.          10.29・.    7.30・    29.68・. 2.81{0.τΦ   2.61ゆ.82〕. 着11艘.  SW膿   邊.09⑩.60〕  3.80⑩.93〕.  S皿課  2.86{0.86〕 2.76ω.99〕 7・τ2’ 2・66 13・62’’. 3 CBCL. 違いを検討した。pre期の育児ストレス総得点.  SWR群において,CBCLの内的尺度の減少. に基づき,最低値から平均値一1S.D.をL群(低. の傾向が認められた。. 群),平均値・1S.D.から平均値十1S.D.をM群. 4 プログラムに関すること. (中群),平均値十1S.D、群がら最高値をH群 (島群)とする3群に分類した。.  rPTに参加してよかったですか」rRPはど うでしたか」「記録をとることはどうでしたか」.  育児ストレス下位項目の「育児に伴う不安感」. では,t検定の結果,SWR群の得点はSTR群. では,L群におけるRPと時期の交互作用が有. の得点より有意に高かった。アンケート全体で. 意で(凪2,44):4.82,ρく.05),L群のpre期に. は,SWR群の得点はSTR群の得点より有意に. おいてSWR群の得点はSTR群の得点より有意. 高かった。. に高かった(凪1,22)=5.79,ρく.05)。単純主効.          [考察]. 果の検定を行ったところ,L群のPT前におい.  STR群と,SWR群にPTを実施したところ、. て,SWR群の得点はSTR群の得点より有意に. 親による自己評定における育児ストレス下位項. 高く,SWR群において,PT後と血得点は,. 目の「育児に伴う不安感」のL群、育児効力感. PT前得点より有意に低かった。. 下位項日の「自分の子育てを周囲は認めてくれ.  育児効力感下位項目のr自分の子育てを周囲. る」のH群,親の行動評定のすべての項目,. は認めてくれる」では,ストレスとRPの交互. CBCLの内的尺度において,SWRによる効果. 作用が5%水準で有意であった(^2,22)=. が見られた。またアンケート項目の一部でSWR. 3.70,ρく.05)。そこで,ストレスの各水準におけ. の効果が見られた。. るRPの単純主効果の検定を行ったところ,H.          主任指導教員 大野裕史. 群において,SWR群の得点はSTR郡より有意.            指導教員 大野裕史. に高かった(ρく.05)。.

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