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観光情報学:8. 平泉観光の新たな価値創造と情報の利活用 -大学地域連携の視点から-

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Academic year: 2021

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(1)■. 特集. ■ 観光情報学. 8. 基応 専般. 平泉観光の新たな 価値創造と情報の利活用 ─大学地域連携の視点から─ 阿部 昭博 岩手県立大学ソフトウェア情報学部. ■ 平泉の世界遺産登録. 情報システムの教育研究に取り組んでおり,本シス テムについても世界遺産登録後の観光客増加への対.  2011 年 6 月,岩手県平泉町の文化遺産が悲願. 応課題を抱える同町からの要請で取り組んだもので. のユネスコ世界文化遺産に「平泉−仏国土(浄土)を. ある.本稿では,筆者らの平泉での取り組み事例を. 表す建築・庭園及び考古学的遺跡群−」として登録. もとに,観光情報研究における大学地域連携の実際. された.2008 年登録延期勧告からの再挑戦であり,. や着地型観光(観光客を受け入れる地域側が主体と. 当初の 9 資産から 5 資産(中尊寺(図 -1(a)),毛越. なって企画する観光事業)と情報通信技術(ICT)を. 寺(図 -1(b)) ,観自在王院跡,無量光院跡,金鶏山). めぐる議論について紹介する.. に絞るなど登録までの道のりは平坦ではなかったが, それゆえに地元の感激もひとしおであった.さらに,. 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災で甚大. ■ 地域連携によるガイドシステムの 開発運用. な被害を受けた岩手県はもとより東北において,地 域再生への希望の光となった.. ■■ 観光地のユニバーサルデザイン対応.  世界遺産登録に合わせて,平泉町と筆者の研究室.   観 光 地 で は 高 齢 者 や 障 が い 者, 外 国 人 を 含 む. は観光ガイドシステムの共同運用を開始した.当研. さ ま ざ ま な 人 に 配 慮 し た ユ ニ バ ー サ ル デ ザイン. 究室は,地域情報化の課題をテーマにした実践的な. (Universal Design, UD)の考え方が重視されつつあ. (a)中尊寺金色堂(覆堂) 図 -1 平泉の世界遺産. 1178 情報処理 Vol.53 No.11 Nov. 2012. (b)毛越寺の庭園 .

(2) 平泉観光の新たな価値創造と情報の利活用 ─大学地域連携の視点から─. 8. ユーザ中心設計 の必要性特定 利用状況の 把握と明示. 要求事項に 対する設計 の評価. システムは ユーザと組織の 要求を満たす. ユーザと組織の 要求事項明示. 設計による 解決策 の作成. 図 -2 UD ガイドシステムの画面例. 図 -3 ISO 13407 による人間(ユーザ)中心設計のプロセス. る.その背景には,旅行はすべての人の権利として. れらを UD 支援機能が制御することで,視覚障が. 国際的にも国内的にも認められるようになってきた. い者には音声のみで案内するなど,ユーザ特性に. こと,高齢化社会,観光客の多様化や少人数観光,. 配慮した情報が提供される.. 外国人観光客誘致などがある..  参加型デザインと社会実験をスパイラルに繰り返.  平泉地域では,2008 年の世界遺産登録を見据え. し,携帯電話におけるプッシュ型/プル型双方の. て 2005 ∼ 2007 年に UD 観光地推進会議を設置し,. 情報配信方式と必要なコンテンツを明らかにした. UD 推進プログラムの策定を行った.国内外からの. が. 観光客増加への対応は主要課題の 1 つとして挙が. て,システムの実用化はいったん見送られた.その. ったが,現地の看板設置,施設整備,ガイドスタッ. 後,2011 年の世界遺産登録再挑戦に合わせてプロ. フによる対応のみでは,景観保持やコスト増加の問. ジェクトが再開され,これまでの成果を活用する形. 題などから UD 化が難しいことが分かった.そこで,. で 2010 年秋より平泉町と岩手県立大学共同による. 観光客自身の携帯電話を利用した情報提供面での補. 観光情報サービス「平泉ポータブル観光ガイド」とい. 助的な UD 化に期待が寄せられ,UD に配慮した観. う名称で運用が開始され現在に至っている.提供ス. 光ガイドシステム(以下,UD ガイドシステム)の検. ポットは登録エリア全域で計 26 カ所である.音声. 1). 討が盛り込まれた .. 1),2). ,2008 年の平泉世界遺産登録の延期を受け. 案内は音声合成を採用しており,スマートフォン版 ではユーザ自身で話者変更や音声の速度変更も可能. ■■ UD ガイドシステムのコンセプト. となっている(図 -2)..  UD ガイドシステムは観光ニーズの個人差(観光 のペースや情報取得の方法,必要な情報の違い). ■■ 参加型デザインとスパイラルアップ. に配慮するため,携帯電話 1 台で多様なユーザに.  UD はユーザ参加のもと改善を繰り返しながら,. 対応するところに特色がある.観光スポットでの. より良いものに,そしてより広範囲に普及させてい. 情報配信は,プッシュ型とプル型を併用している.. くスパイラルアップの視点が重視される.これまで. コンテキストはユーザの身体的特性と位置を扱う. の参加型デザインによる取り組みは,ISO 13047 の. が,身体的特性は画面からの選択式とし,位置情. 人間(ユーザ)中心設計プロセスに沿って捉えると分. 報は GPS, QR コード,RFID に対応している.機能. かりやすい(図 -3).. としては解説,経路案内,クイズなどがあり,こ. 情報処理 Vol.53 No.11 Nov. 2012. 1179.

(3) 特集. 観光情報学. 1)ユーザ中心設計の必要性の確認  UD 観光地推進会議で策定された推進. 2.フィールドワーク. 1.自己紹介と趣旨説明. プログラムにおいて,情報面での UD 支 援の必要性が示された. 2) 利用状況の把握と明示  観光モニタやまちづくりの関係者が共 同でフィールド点検活動などに取り組む. UD ワークショップを通して,対象とな. 3.意見交換会. るユーザの特性やニーズ,システムや機 器の利用場面について把握する. 3) ユーザと組織の要求事項の明示  想定ユーザグループ(デザインのため配 慮すべきユーザのタイプ)ごとの設計目標 や UD 化を推進する組織の要望も加味し ながら,UD マトリクスと呼ばれる分析. 図 -4 ワークショップの流れ. ツールを使って整理する. 4) 設計による解決策の作成  プロトタイプを開発し,実現イメージの具体化や. ■ 平泉観光の新たな価値創造に向けて. 技術課題の解決策を導く. 5) 要求事項に対する設計の評価.  2011 年 10 月,世界遺産登録後の平泉観光振興.  UD ワークショップや一般観光客を対象とした社. の方向性を探ることを目的としたシンポジウムが観. 会実験によって,使い勝手,サービスの有効性,社. 光情報学会と平泉町の共催で開催された.筆者がコ. 会的受容性などの評価を行う.. ーディネータ役を務め,文化遺産保護,まちづくり,.  UD 志向の強い取り組みに限らず,地域づくりと. 観光振興それぞれの識者を交えて,効果的な情報の. 密接な関係にある観光情報システム開発においては,. 利活用による平泉観光の新たな価値創造について展. 地域住民の意見反映や合意形成を図るうえで参加型. 望した.ここでの議論は,平泉に限らず,ICT を活. デザインが有効である.なかでも共同体験による学. 用した着地型観光に取り組む他地域においても参考. びや気づきの機会を創出するワークショップは,ユ. 3 になるものと考え,そのポイントを紹介する . ). ーザ参加によるニーズ把握と評価の双方に適用でき る手法としてよく用いられる.ワークショップの一. ■■ 観光業の環境変化. 般的な手順(図 -4)として,まず,参加者による自.  じゃらんリサーチセンターの報告では,調査を開. 己紹介と主催者による趣旨説明を行う.次に,観光. 始した 2005 年以降,日本の宿泊旅行マーケットは. 施設や移動ルートを想定ユーザと一緒に巡って歩く. 減少を続けている.50 歳以上の中高年がマーケッ. フィールドワークを行う.その際ユーザ間で交わさ. トの半数以上を占める一方,若者の人口減少率を旅. れる会話や行動を観察する質的調査を行うこともあ. 行人口減少率が上回っており,旅行離れは深刻であ. る.フィールドワーク終了後は,参加者全員で振り. る.また,パッケージ旅行の比率は,2009 年時点. 返りのための意見交換会を開催する.この前後に質. 12.5%であったが,2011 年に 11%まで下がり,個. 問紙やインタビューによって感想や要望を収集する. 人旅行比率が確実に拡大している.. ことも可能である..  じゃらん東北版読者アンケート(2009 年 4 月∼. 1180 情報処理 Vol.53 No.11 Nov. 2012.

(4) 8. 平泉観光の新たな価値創造と情報の利活用 ─大学地域連携の視点から─. AISCEAS 注目 興味・関心 検索 比較 検討. 事前 事前情報の効果的発信. 広域的な自治体, 観光振興団体 既存メディア. Web. 観光行動の誘発. 連携 現地. タイムリー・詳細 行動 な現地情報提供 (計画を立てる) (移動する) モバイル カーナビ 拠点施設端末 (観光地を楽しむ) 滞在時間拡大, 地域特性を反映した個性ある取り組み 立ち寄りの促進 連携. 事後 共有. 交流,口コミ情報. 地域と観光客の交流 観光客間の交流. ファン獲得,新た な観光行動誘発. コミュニティサイト 図 -5 ICT による着地型観光振興モデル. 2010 年 3 月調査結果)で平泉は,「日帰りででかけ 「行ってみて良かったエリア」18 たエリア」14 位, 位, 「いつか行ってみたいエリア」47 位となってい る.世界遺産登録前の調査であり,登録後は上昇し ていることが考えられるが,旅行後の満足度がそれ ほど高くない点に留意すべきである.観光客は世界 遺産という有名なモノだけを楽しみにくるのではな く,世界遺産を見学する前後の移動,食事,宿泊, 体験といった空間や時間トータルで観光価値を求め る傾向が強くなっているという.  このような 「個人旅行シフト」「モノの消費から時. 消費行動. 観光行動. Attention(注目). 商品に注目し,. 魅力的な観光地や旅 行を知り,. Interest(関心). 認知度を高め関心を 特定の観光地や旅行 持つ に関心を持つ. Search(検索). 具体的な情報を調べ,具体的な情報を調べ, 類似の観光地や旅行 商品と比較し,. Comparison(比較) 類似の商品を比較し, Examination(検討). どれを購入するかを どこに行くのかを検 検討する 討する. Action(行動). 実際に購入する. Share(共有). 経験を広める・共有 訪問した経験を他者 する に伝え広める. 計画を立て,目的地 に移動し,観光を楽 しむ. 表 -1 AISCEAS モデルによる観光行動の解釈. 間の消費へ」といった観光マーケットの変容に対し て,世界遺産登録を達成した平泉であっても適切に 分析し手を打っていかなければならない.一般に世. による着地型観光の推進である.国土交通省や総. 界遺産登録効果による観光客増加は数年で落ち着く. 務省が行った調査研究や実証実験の知見. とも言われているが,これまで,自治体が行ってき. 図 -5 のようなモデルを導くことができる.観光情. た観光プロモーションは主にパッケージ旅行対策に. 報は,観光行動に沿って必要となる情報を事前・現. とどまっており,9 割を占める個人旅行マーケット. 地・事後フェーズに分けて把握することが多いが,. へのアプローチにはなっていない.. さらに消費者行動モデル AISCEAS に沿って考察す. 4),5). から,. ることもできる(表 -1).. ■■ ICT による着地型観光振興モデル.  平泉観光の現状をこのモデルに当てはめると次の.  前述の観光業の環境変化に対応するための策とし. ようになる.事前情報は,行政や観光協会の複数の. て,全国各地で取り組みが報告されているのが ICT. 観光ポータルサイトによって発信され,現地情報は. 情報処理 Vol.53 No.11 Nov. 2012. 1181.

(5) 特集. 観光情報学. 紙メディアを中心としつつ,平泉町と大学が共同運. メディアの特性を考えながら組み立て,きめ細かく. 営するガイドシステムで一部補完している.事後情. 発信することで,現地での時間消費を支援する努力. 報については,観光客個人ベースの発信にとどまり,. が必要となろう.. ソーシャルメディアを組織的に活用するところまで.  たとえば,スマートフォンとソーシャルメディア. には至っていない.. による現地移動中の情報収集支援や,交通拠点にお けるディジタルサイネージやコンシェルジュサービ. ■■ 新たな情報利活用の視点. スといった認知しやすい誘客の仕掛けが考えられる..  シンポジウムでは,ソーシャルメディアやスマー. また,浄土思想と UD の相性の良さに着目し,障が. トフォンの普及によって,今後,ICT による着地型. い者や高齢者に優しい観光地としてアピールするの. 観光振興(図 -5)はより現実的なアプローチになる. も良いであろう.まず,車椅子で行ける場所と行け. であろうとの共通認識のもと,情報の利活用によ. ない場所,介助サービスの有無といった,現地の. る新たな平泉観光の価値創出の方向性として次の. UD 情報を事前に発信しておくことで,観光客と現. 3 つの視点が示された.. 地のマッチングが容易になる.くわえて,周遊スケ. ・e-Heritage 連携による遺産価値の可視化. ジュール立案支援機能を用意することで,旅の安心.  平泉の文化遺産は,その多くが消失しており,現. 感にも繋がる.. 存する遺跡を見ただけではその価値が実感できない.. ・データに基づく個人旅行マーケティング. そのため,文化財の保存と利活用を ICT の面から支.  滞在・周遊促進の取り組みを個人旅行マーケット. 援する e-Heritage の成果は文化財研究のみならず. の掘り起こしに繋げるためには,地域の資源や特徴. 観光振興においても期待が大きい.最もニーズが高. を見直すなど,地域住民主体の活動と連動すること. いのが,拡張・複合現実感(AR/MR)技術による遺. がポイントとなる.その際,宿泊旅行者の動向調査. 跡の復元・可視化である.研究者や技術者視点では. や観光マーケティング調査データ,宿泊予約サイト. リアリティや歴史的正確性の追及に陥りがちである. のエリア別宿泊実績データといった,地域の実情を. が,観光利用においては特にランニングコストとの. データで的確に把握・分析し,観光振興策を打つこ. バランスが重要となる.. とが肝要であろう.また,データ活用の新たな可能.  ポータルサイトやガイドシステムと e-Heritage. 性として,ガイドシステムの利用動向データから大. の連携によって,観光客が文化遺産の価値を読み解. まかな観光周遊傾向を把握し,歩いて楽しむ観光地. くための知識として人文系研究者の知見を容易に活. の環境整備に繋げるアプローチは,まちづくり活動. 用できるようになれば,観光の満足度も高まるであ. との連携の観点からも効果的である.. ろう.たとえば,研究者の間では常識である「東南 アジアやインドの寺院の池はみな四角であるが,毛. ■ 地域連携による観光情報研究の勧め. 越寺のように自然形状の池で浄土を表すことは日本 人が作り出し,その最も進化した形が平泉にある」.  本稿で紹介した平泉町との連携事例を契機とし. ということを多くの人は知らない.. て,2008 年より,いわて観光情報研究会を設立し. ・現地滞在と周遊促進のための情報支援. 運営している.これは観光情報学会の地方研究会の.  これまでの平泉観光は,中尊寺と毛越寺を足早に. 1 つとして位置づけられるとともに,「観光と情報」. 回る通過型であったが,住職から説法を聞くなど浄. に興味を持つ産官学民の人的ネットワーク形成を意. 土を実感させる癒しの体験メニューと宿泊を組み合. 図したサロン的役割も担っており,広く地域に開か. わせて町内に宿泊してもらうことで,リピート性を. れた運営を行っている.研究テーマとしては,①地. 高めたい.そのためには,着地主導で現地情報を各. 域周遊交流型観光における情報活用の在り方 ②ユ. 1182 情報処理 Vol.53 No.11 Nov. 2012.

(6) 平泉観光の新たな価値創造と情報の利活用 ─大学地域連携の視点から─. 8. ビキタス社会における観光情報サービスの事業モデ. 大学生がかかわることで,情報の利活用も促進され. ル ③観光コンテンツ開発・共有・流通の在り方 ④. る.これら PBL 的な知見については別の機会に報. 観光地ユニバーサルデザイン化と情報支援 ⑤情報. 告することとしたい.. システムによるミュージアム施設の活性化 ⑥ GIS /. GPS / RFID の利活用 ⑦観光関連産業と地域情報化 ⑧情報利活用と観光人材育成などを取り上げており, 人文社会科学から工学に跨る学際的な活動を志向し ている.  地方の小規模自治体は,都市部に比べて情報化を 推進するための予算も人材も十分確保できていない という課題がある.これまで前述の研究会活動を起 点としていくつかの市町村への支援を行い,その多 くは情報活用に関する政策提言や,システム導入に 繋がっている.活動の一部成果については文献 6) を参照いただきたい.. 参考文献 1) 米田信之,阿部昭博,狩野 徹,加藤 誠,大信田康統:携 帯電話とアクティブ RFID による UD 観光情報システムの開 発と社会実験,情報処理学会論文誌,Vol.49, No.1, pp.45-57 (Jan. 2008). 2) 市川 尚,前本虎太郎,佐藤 歩,嶋崎佳史,大信田康統, 狩野 徹,阿部昭博 : Bluetooth 携帯電話を用いた UD 観光 情報システムのスパイラルアップ,観光と情報,Vol.5, No.1, pp.71-90(2009). 3) 阿部昭博:平泉観光の新たな価値創造と情報の役割−世界 遺産登録記念シンポジウム報告,観光と情報,Vol.8, No.1, pp.67-74(2012). 4) 国土交通省:観光地が取り組む効果的な観光情報提供のた め の 資 料 集,http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/. kankojoho/ 5) 総務省近畿総合情報通信局:ICT 利活用による観光振興研究 会報告書(2007). 6) 市川 尚,阿部昭博:観光周遊における IT 支援,人工知能学 会誌,Vol.26, No.3, pp.240-247(2011). (2012 年 7 月 30 日受付).  大学側にとって地域連携のスキームは,貴重な データの収集や提案方式の検証を行えるほか,学 生の PBL(Problem Based Learning / Project Based. Learning)教育の場としても活用できる.他の業務 ドメインと違い,観光関連の業務理解は学部生でも 比較的容易で,学生目線による新しいサービスの提 案も可能である.地域への愛着や想いを持つ地元の. ▶ 阿部 昭博(正会員) [email protected]  岩手県立大学ソフトウェア情報学部教授.筑波大院修了,博士(学 術,東大).松下電器産業(株)マルチメディアシステム研究所等を経 て,2006 年より現職.地域情報システム等の実践的研究に従事.. 情報処理 Vol.53 No.11 Nov. 2012. 1183.

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