151 教育総合研究 第 4 号 2019年12月に中国武漢市で発生した原因不明の肺炎は、翌2020年1月に新型コロナウイル スが原因と特定され、WHOによりCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)と命名された。 その後中国国内で感染が広まり、人の移動により世界各地へ感染が広がっていった。我が国 においても、中国人旅行者などによりウイルスが持ち込まれて流行が始まり、2月には政府 からイベント自粛の要請が出された。日々刻々と変化する状況に対応するため、本学では新 型コロナウイルス対策本部が設けられ、学位授与式の中止や、2020年度前期開講日を5月7 日に延期すること、前期授業は遠隔(リモート)で行うなどの重大事項の決定がなされた。 教育総合研究第4号となる今号では、職員による様々なサポートを受け、短時間で準備を行い、 慣れない遠隔授業に取り組んだ本学教員の教育実践を記録として残すべく原稿の募集を行っ たところ、予想を上回る数の報告が寄せられたため、特集としてここにまとめて掲載するこ ととした。冒頭新型コロナウイルス対策本部のメンバーで、遠隔授業の準備で中心的役割を 担った松商短期大学部の浜崎学部長と、ハードやソフトの運用において教職員、学生に対応 していただいた情報センターを代表して、田中課長にこの間の経緯を資料として記載してい ただいた。いつ終わるか予測できないCOVID-19に苦慮し、様々な感染対策をたてて対面授 業の再開を模索している全国の大学において、長野県内でもいち早く遠隔授業を開始し、対 面授業の再開にこぎつけた本学の対応が参考になれば幸いである。なお、今回の特集を企画 するにあたっては、本学前学長住吉廣行先生のご助言をいただいた。 特集 新型コロナウイルス感染流行下におけるオンライン遠隔教育実践報告
新型コロナウイルス感染症流行下における松本大学教職員の授業への取り組み
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