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精神科看護者の患者との関わりに関する研究

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Academic year: 2021

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(1)精神科看護者の患者との関わりに関する研究 青田真弓3. 井上果子1鬼海典子2. A study of the Mechanism lnoue. EAKO,. KikaiNoRIKO,. Nurse-Patient. of Psychiatric Yoshida. 井上清子2. 小林麻紀3. MAnJMI,. Relationship. MA斑,. Kobayashi. Inoue,. FhyoE10. Abstract. The. purpose. of this ardcle is to examinethe with in-patients・1405. their relations. analysis dissects the intrapsychic. principal component underlying towardstheir. dimensions.. Results indicatethatthe. in-patients, howeverthe. negadve. to. responded. nurses. psychiatric. of the psychiatric. emotions. perceived. a. questionnaire・. interpersonalrelation. and. subjectsfeel negativeand ones. are. acted out. not. in. nurses. into. 15. positivefeeling it isthe. as. positive. OneS.. I.はじめに. 今日「心の痛い+で悩む者が急増している。それに伴い患者の精神科診断及びその治療. 法に関心が集まり,数多くの研究が展開されている。例えば, Ass.ciationが発表したDSM-Ⅳ. (Diagnostic and StadscalManualⅣ,. American. Psychiatric. 1994)では,. 10数年. 前とは異なった診断が提唱されており,薬物療法もめざましい発展を遂げている。精神療 法においても,重篤な患者に対する理解や関わり方,治療の進め方などが理論化されてい る。. しかし,より重篤な患者が入院治療を受ける際に最も多く関わり,依存の対象ともなる. 精神科看護者との関わりについての研究は少ない。その上,研究の大半は事例分析にとど まっており,組織的な実証研究は行われていない。看護者に関する理解も表面的な概念に とどまり,現実からはかけ離れている。このように,精神科看護者特有の間違やアイデン ティティに関する系統的な理論がみられないのが現状である。. 1.看護のあり方に関する研究の流れ 1800年代の看護ケアは,社会的に認められていない者によって行われていたoそのよ 1横浜国立大学教育学部心理学教室(Yokohama 2武田病院(Takeda. Psychiatric. NadonalUmiversity). Hospital). 3横浜国立大学教育学研究科(Yokohama. Na血nalUniversity,. Graduate. School,. Faculty. of. Education).

(2) 22. 井上果子. 鬼海典子. うな環境の中で, Nigb血gale,F.. 井上清子. (1859)は初めて看護の組織化を唱え, 「看護の覚え書き+. に整理した(Nightingale,1969) 。. H・,Maslow,. 小林麻紀. 吉田真弓. Peplau,. H.はFreud,. S.を始めとしてFromm,. E.,Sullivan,. A・, Miller, N.などの精神分析家や心理学者の理論を背景に,自身の看護におけ. る人間関係モデルを概念化している(Peplau,1952)。このモデルでは,精神力動的看護に ついても触れられており,看護者と患者の相互関係の過程を通じて,患者である対象者が 自身の抱える問題に気づくことが指摘されている。しかし,ここでは患者と看護者が心理 的に分化した状態を前提に論じられている。つまり,精神的に重篤な患者で,対象と未分 化な関係しか持てない場合には, flenderson,Ⅴ・. Peplauの人間関係モデルは当てはまらない。. (1939)は,患者に対する看護の精神的な側面を重視し,看護の発展のた. めには看護教育を重視するべきであると主張している。. Abdellab,ど.. (1960)は看護方針と. なる21の看護上の問題を指摘しているが,ここでも精神的混乱に陥った患者と関わるた めの指針は記載されていない.. Orland,Ⅰ.. (1961)は看護の原理を概念化していくことが専. 門職としての自立につながると考えている。 以上の研究は,実践から着想されたものであり,患者をとりまく環境や家族について, 医療現場での医者を中心としたチームにおける看護の役割などについて論じられている。 しかし,看護者自身を研究対象とした実証的な研究はみられない。. 2.精神科看護 精神科看護においては,看護者は患者の精神状態や言動から内面的な影響を受ける。こ の影響を理解することは,看護を行う上で重要な意味をもつ。看護者の内面に生じる感情 を意識化し,整理することによって,看護者自身の理解のみならず,患者への理解をも深 めることができる。この意識化や整理にあたっては,精神分析の転移,逆転移,投影,投 影性同一視などの理論が参考となる.. 精神分析的治療における留意点のひとつに,治療者側の逆転移がある。逆転移について は多くの精神分析家らが議論を展開しており(耶nnico仕,D., 1949 Bion,. W-R,. 1967. ; Packer,H.,. ; Grinberg,L.,. 1962. ;. 1968.など),その中でもBionは精神病患者の精神療法にお. ける治療者の逆転移について細かく紹介している。 Bionによると,治療者は患者と関わっている際に自身の中に生じている感情や印象に 対してオープンであると同時に,治療者自身の感情や患者への反応に対して距離を持って いることが重要であるとされている。治療者は自身の感情を細かく観察し,その観察を患 者の内面の理解に使用しなければならない。そのときには治療者は,自身の感情に振り回 されてはならない。治療関係において患者によって喚起される感情を治療者が受け止める. 力は,幼児期における子どもの投影を受け止める母親機能と対応している(Bion,1967)0 Bionの考えに立脚したJosepb,B.. (1989)は,患者が治療者の中に自身の感情や思考を. 誘発させ,その投影に合わせた行動を治療者にとらせようとする傾向があることを指摘し. ているoこのように,多くの精神分析家が治療した重篤な患者は,自身が受け止められず, 表現できない感情を治療者に感じさせるように仕向け,自身と同様の体験を共有させると 指摘されている。.

(3) 精神科看護者の患者との関わりに関する研究. 23. 看護者が日常の看護の中で体験している関係は,精神分析家が面接治療という枠の中で 体験する患者との関係に類似している。看護者は,患者から感情の転移や投影性同一化の 力動を向けられるために,自身の感情を動かされ,患者から投げ込まれた感情に振り回さ れる状態に陥る。こうした精神科看護における看護者の精神内界の力動を整理して理解す ることは,精神科看護だけでなく精神科医療全体にとっても重要な課題と考えられる。. ”.目的 精神科看護者が患者と関わる過程で,冷静に患者との関係を捉えることは難しい。看護 者には患者との情緒的な交流が求められており,その交流は看護治療という観点において も重要な意味をもっている。しかし,看護者は自身の感情の全てを自覚し,コントロール できているわけではない。 看護者が自身の感情,特に患者と関わる際に生じる不愉快な感情を自覚し,受け止め, その背景にある原因を理解することは,看護者として重要な課題である。本研究は,看護 者が看護を行う上でいだく感情や,患者から向けられた感情や言葉に対する感情を整理し, それらの相互関係の解明を通して,精神科看護のあり方を考えることを目的とする。 上記の研究目的に沿って,本報告では看護者の意識の側面を抽出し,その意識を測定す る尺度を確定することを目的とする。第2報告では,尺度間の分析を行う予定である。. =.方法. 1.対義者: 千葉県14カ所,茨城県15カ所,栃木県12カ所,埼玉県7カ所,東京都19カ所,群馬県 8カ所,神奈川県13カ所,合計88カ所の国立,公立及び私立の大学病院精神科,総合病. 院精神科,単科の精神科病院に勤務する看護者(女性). 2100名に質問耗が配布された。. そのうち1431部が回収された。無記入回答の多い回収票を除いた有効回答者数は1405名 であった。. 2∴実施方法:. 調査実施の依頼の手紙を各病院の線香護婦長宛てに送り,泰諾した病院に質問紙を送り, 鎗看護婦長経由で対象者に配布した。無記名・個別記入形式で回答され,個別郵送形式で 回収された。r実施時間は約30分である。. 3.実施期間: 1996年6月-8月。. 4.質問耗の構成: 質問耗は,フェイスシート,患者との関わりに関する尺度の候補項目,患者との関わり を規定すると考えられる各種の特性尺度の3部から構成されている。.

(4) 24. 井上束子. 鬼海典子. 吉田真弓. 小林麻紀. 井上清子. (ヨフェイスシート フェイスシートには以下の項目が含まれている。年齢,家族構成,子どもがいる場合 には末子の年齢,学歴,看護者としての経験年数,精神科看護での経験年数,職場での 立場,勤務する病院の形態,勤務病棟の特徴。. ②患者との関わりに関する仮説尺度の候補項目 鬼海(1997)などを参考に,精神科看護者との関わりに関する12の側面を仮設し, 各側面を測定する仮説尺度の候補項目を作成した。項目作成に当たっては筆者の他に, 心理学者1名と看護者2名の協力を得た。仮説尺度の項目は表6-表20を参照。 なお,仮設尺度名は以下の通りである。患者への強い感情尺度,患者への共感尺度, 患者の感情に振り回される現象尺度,看護者からの支配・侵入尺度,患者からの感情へ の気づき尺度,患者からの支配・侵入尺度,自己理解の度合い尺度,日常の重要性の自 覚・日常への気配り尺度,患者の精神力動への関心尺度,人間性表出の認識・受容尺度, 効力感の喪失尺度。. ③患者との関わりを規定する特性尺度 患者との関わりを規定する特性を測定する各種尺度を用いたが,本報告では分析して いないので記載を略す。. IV.結果. 1.回答者のプロフィール: 本研究の回答者のプロフィールは,以下の通りである。. 看護者の年齢(年代)は表1に示すように,. 20代から50代に均等に分布しており,. 代以上+は7%にすぎない。. 表1年齢. ^*. rp 1. 10代. 0. 1. 20代. 331. 23. 6. ヨo代. 293. 20. 9. 40代. 368. 26. 2. 50代. 284. 20. 2. 60代. 86. 6. 1. 70代. ll. 0.8. 無記入. 31. 2.2. 表2に示すように,看護者としての経験年数は3割以上の者が「20年以上+の経験をも ち, 6割以上の回答者は「10年以上+の経験をもっている。表3に示すように,精神科看. 護経験年数は「1年-3年+フう号24%と最も多く, 「20年以上+の経験者は12%に限られてい る。. 「60.

(5) 25. 精神科看護者の患者との関わりに関する研究. 表2. 看護者経鼓年数、 %. A.* 44. 3.1. 1-3年. 126. 9.0. 4-6年. 158. ll.2. 7-9年. 123. 8.8. 10-14年. 248. 17.7. 15-19年. 235. 16.0. 20年以上. 460. 32.7. 1年未満. 無記入. 0.8. ll. 衰3. 精神科経験年数. A.*. o4. 1年未満. 137. 9.8. 1-3年. 339. 24.2. 4-6年. 233. 16.6. 7-9年. 178. 12.7. 10-14年. 196. 14.0. 15-19年. 139. 9.9. 20年以上. 176. 12.5. 9. 0.5. 無記入. 表4に示すように,回答者の病棟での立場は絹Il以上が「スタッフ+であり, 任+は15%にとどまっている。表5に示すように,勤務している病院の種類は「私立の精. 神病院+が最も多く6朝弱を占めている。 表4. 病院での立場. ^*. Q/p. 221. 15.9. スタッフ. 1116. 80.2. その他. 54. 3.8. 無記入. 14. 1.0. 病棟婦長(主任). 「婦長や主.

(6) 26. 井上果子. 鬼海典子. 表5. 吉田真弓 小林麻紀. 井上清子. 病院の種類. rp.. ^* 国立精神病院. 23. 1 7. 公立精神病院. 161. ll 8. 私立精神病院. 816. 58 1. 国立総合病院精神科. 21. 1 2. 公立総合病院精神科. 48. 3 4. 私立捻合病院精神科. 32. 2 3. 国立大学病院精神科. ll. 0 8. 公立大学病院精神科. 2. 0 1. 私立大学病院精神科. 10 2. 7 3. その他. 15 3. 10 9. 無記入. 36. 2 6. 2.尺度分析の結果: 本研究は,精神科看護者の患者との関わりに関する意識の構造を探索することを目的と している。この目的にそって,図1の各側面を表す仮説尺度の候補項目の一次元性を検討 した。. 看護者 自身の側面. 患者 患者への働きかけ. 患者からの働きかけ. 患者への強い感情 患者への共感 患者の感情に振り回される 現象(の自覚) 看護者からの支配・侵入. 自己理解の度合い. 患者からの感情への気づき. 患者からの侵入・支配. 投影杓関係の発生. 日常の重要性の自覚・日常への気配り 患者の精神力動への関心 人間性表出の必要性の認識・受容. 効力感の喪失. 図1精神科看護における看護者一息者関係の力動. 一次元性の検討にあたっては,各項目への回答に,. 「あてはまらない+に1点から「あ. てはまる+に5点の数値を与え,主成分分析を行った。各仮説尺度の候補項目を主成分分 析を行い,第1主成分への負荷量が低い(負荷量の絶対値が.4未満)項目を除外して,再 分析を行う手続きを繰り返した。.

(7) 精神科看護者の患者との関わりに関する研究. また,図1の中で,一群の仮説尺度候補項目が2つの主成分に分離されると判断された. 優艶尺度(患者からの支配・侵入,投影的関係の発生,人間性表出の認識・受容)につい ては,探索的に項目の入れ替えを行い,それぞれ2つの尺度に分離して,新たな尺度を構 成した。. [構成された尺度名]. [億配尺度名]. 患者への強い感情. 患者への拒否感情. 患者への共感. ・患者への陽性感情. 患者の感情に振り回される現象一・患者に蘇り回される現象 看護者からの支配・侵入. 患者への攻撃的介入. 患者からの感情への気づき. ・患者の感情への配慮. 患者からの支配・侵入. ・患者からの侵入的依存. 「. 患者からの攻撃 自己理解の度合い. 者讃を通しての内省. 投影的関係の発生. 患者との関係拒絶 患者への受容困難. 日常の重要性の自覚・日常への気配り一息者の日常への気配り 患者の精神力動への関心. 患者の精神力動への関心. 看護護者としてのアイデンティティ. 人間性表出の認識・受容. 理想像の実現 責任からく. 効力感の喪失. 囲2. る無力感. 億設尺度と構成された尺度の対応関係. いずれの尺度についても,最終的に第1主成分に負荷の高い項目の内容を検討して,新 たな尺度名を命名した。以下では,各尺度の最終的な主成分分析の結果と,新しい尺度名 を説明する。 表6は「患者への強い感情+仮説尺度の候補項目に関する主成分分析の結果を示してい. る.全ての項目の第1主成分(寄与率44.8%) め,一次元をなしていると判断された。. -の負荷が高かった(絶対値.421以上)た. a係数は.857であった。この尺度は,患者に対し. 27.

(8) 28. 井上果子. 鬼海典子. 吉田真弓. 小林麻紀. 井上清子. て「いらいらする,拒絶したくなることがある,腹が立つことがある+などの内容を含ん でおり,看護者の患者に対する拒否的な感情を表していると解釈される。そこで表6の10 項目を,. 「患者への拒否感情+尺度と命名した。. 表6の各項目の平均点をみると,大半がほぼ同値である。しかし, と聞くことは難しい+. 「理解できなくて因ってしまう+,. 「患者の話をきちん. 「患者と接していてイライラする,. 怒りたくなる+などの項目の平均点が高めであることから,看護者の患者に対する拒否的 な感情は実際にあり,その感情を看護者が認識していることがわかる。. 表6. 患者への拒否感情. 項目内容. 負荷畳. 平均値. 患者に接していてイテイラすることがある。. 794. 3.80. 患者に接していると、怒りたくなることがある。. 779. 3_89. 患者が何度も同じことを訴えてくると,イライラしてしまう。. 723. 3.81. 患者を拒絶したくなることがあるo. 722. 3.72. 患者に接していると,患者のことが恐くなる時がある。. 685. 3.70. 患者と接していると、わけがわからなくなる暗がある。. 667. 3.04. 患者甲話が理解できなくて醸ってしまうことがある.. 640. 3.93. 患者に草していると、私は意地暮だと感じること葬ある。. 599. 3.17. 患者のあ怠りにも異常な行動に,腹がたつことがある。. 587. 3.19. 患者の箭をきちんと聞くことは難しいと感じるQ. ヰ2Ⅰ. 4.07. 固有値 共通性1469. 寄与率44.8%. Alph=. 4,48. .857. 表7は「患者への共感+坂説尺度の候補項目に関する主成分分析の結果を示している。. 全ての項目の第1主成分(寄与率46.8%)への負荷量が高かった(絶対値.644以上)ため, 一次元をなしていると判断された。 α係数は.768であった。この尺度は,患者の「話に感 激する,気配りに驚かされる+ 「患者がかわいい+などの内容を含んでおり,看護者側の 患者に対する肯定的な感情を表していると解釈される。そこで表7の6項目を,. 「患者への. 陽性感情+尺度と命名した。. 表7の項目の平均点をみると多くが4点以上であり,回答者は全般的に患者に対して良 い感情を抱いていることがわかる。. 表7. 患者への陽性感情. 項目内容. 負荷量. 平均値. 患者の諸に感激することがあるq. 724. 3.74. 患者と律していて楽しいと思う時がある。. 707. ヰ.32. 患者の話をなるほどと患う時がある。. 6S4. 4.30. 患者が他の患者に見せる気配りに、驚かされることがある。. 674. 4.3王. 患者に感軸していることがある。. 669. 3.70. 患者がかわいいと患う時がある。. 644. 437. 固有億. ---本…仰抑榊伽ふょ脚こ叩叫柵三選 共通性・447 寄与率46.g%. AZpha=. .76g.

(9) 29. 精神科看護者の患者との関わりに関する研究. 表8は「患者の感情に振り回される現象+俊説尺度の候補項目に関する主成分分析の結. 果を示している。全ての項目の第1主成分(寄与率32.4%)への負荷量が高かった(絶対 値.412以上)ため,一次元をなしていると判断された。. α係数は.787であった。この尺度 は,患者に「言われたことが気になって,悩むことがある,どのように関わっても,変化 がみられないので嫌になる,接していて悲しくなる,不安になる+などの内容を含んでお り,看護者が患者に振り回される現象を表していると解釈される。そこで表8の11項目を, 「患者に振り回される現象+尺度と命名した。 表8の項目の平均点をみると,この項目に関しては多様な現状がうかがわれる。. 表8. 患者に振り回される現象 負荷皇. 項目内容 患者に言われたことが尭になって,秦-掃っても悩むことがある。 患者とのことが気になって眠れないことがある。. .750. 平均値 2.62 2A9. 私が疲れている時に取って、患者按なかなかそばを離れよぅとしなt,㌔. .704 61O. 自分の発言が患者を傷つけたので娃ないかと気になることがあるo. 595. 3.50. 勤務時間外でも,患者のことがいろいろと心に浮かぶb. 577. 3.09. どんなに患者の言うとおりにしても,喜ばれないために、寛分が落ち込むことが. 557. 3.01. 552. 3.73. 患者にどのようにかかわっても,変化がみられないので敢になる,. 50ユ. ユー66. 患者に壊していて悲し(なることがあるQ. ヰ79. 3.SO. 私が苦手だと思う患者ほど、私を避けていることが多い。. 427. 2.S5. 患者に接していて,不安になってくることがある。. ヰi2. 3.97. 2.58. あるq. 患者の感情の変偲に振り回されて,心底疲れてしまうことがある。. 3.56. 固有償 IEIO醐. 共通性305. 寄与率32.4%. Alpha. ≡. 787. 表9は「看護者からの支配・侵入+仮説尺度の候補項目に関する主卑分分析の結果を示 している。全ての項目の第1主成分(寄与率40.4%)への負荷量が高かった(絶対鳳509. 以上)ため,一次元をなしていると判断された。. α係数は.699であった。この尺度は, 「患者は甘やかすと癖になる,何を言っても無駄である+や「患者が言うことをきかない とつい怒鳴る+などの内容を含んでおり,患者に対する看護者側の攻撃的介入を表してい ると解釈される。そこで表9の6項目を「患者への攻撃的介入+尺度と命名した。. 表9の項目の平均点をみると,多くが3点以下であり,回答者は全般に患者に攻撃的介 入をしていないと認識している。しかし「患者を甘やかすと癖になる+では3点以上の平 均点を示しており,看護者の攻撃的行動は口の出し方によるものと推定される。.

(10) 30. 井上果子. 鬼海典子. 表9. 吉田真弓. 小林麻紀. 井上清子. 患者への攻撃的介入. 項目内容. 負藤量. 平均値. 患者カ三言うことをきかないと、つい怒鳴ってしまうことがある。. 752. 2,41. つい患者と口翰してしまう時がある。. 665. 2.75. 私が強い口調で指示しないと、患者ほ動こうとしない。. 657. 2.55. 649. 2.94. 患者に対して,いろいろと口うるさく注意してしまうo 患者は甘やかすと癖になると患う。. 554. 3.26. 患者の状態が悪い時には、. 509. 2.鮎. 何を言っても無駄である。 @#@. 2.43. 叩. 共遠軽.43Ⅰ. 寄与率40.4%. Alpha. I-. .699. 表10は「患者からの感情への気づき+仮説尺度の候補項目に関する主成分分析の結果. を示している。全ての項目の第1主成分(寄与率32.6%)への負荷量が高かった(絶対 値.436以上)ため,一次元をなしていると判断された。. α係数は.657であった。この尺度 は患者の「表情の変化に気になる,話し方に注意をはらっている,暴力にはそれなりの意 味がある+などの内容を含んでおり,看護者が患者の感情に対して配慮している行動や感. 情を表していると解釈される。そこで表10の8項目を,. 「患者の感情への配慮+尺度と命. 名した。 表10の項目の平均値をみると,多くが4点以上を示しており,回答者は全般に患者の感 情に対して配慮していることがわかる。. 表10. 患者の感情への配慮. 項目内容. 負荷皇. 患者の表情の変化は気になる。 .757. 患者の話し方には、注意をはらっている。. .729. いつも患者の気持ちを考えるよぅに心がけている。 ,. 665. 患者がわけのわからないことを言うと、必ずその理由を聞く。 .512. 自分の不安やつらさを訴えてくる患者がいる。. .457. 患者の気持ちには尉心がない。媒 .454. 患者が暴力を振るうのにほそれなりに娃意味があるQ .445. 長期入院や受入先のない患者をみると、. つらくなる。. .436. 平均値 4.65 4.46 4.0Ⅰ 3.$l ヰ38 4.43 4. 26. 4.22. 固有値. 監聖監。山伸輔仲叩……叫榊肋仲耶……岬…伽+盟 共通性.262. 寄与率32.6%. Alpha-. .657. 繋反転項目. 表11は「患者からの支配・侵入+俊説尺度の候補項目の一部に関する主成分分析の結. 果を示している。全ての項目の第1主成分(寄与率32.8%)への負荷量が高かった(絶対 値.443以上)ため,一次元をなしていると判断された。. α係数は.768であった。この尺度 は患者に「つきまとわれて困った,頼られすぎて負担+や患者から「甘えられて困る,個. 人的な用事を頼まれることが多い+などの内容を含んでおり,患者が看護者に行動や言葉 によって侵入的依存をしてくるという意識を表している。そこで表11の10項目を「患者.

(11) 31. 精神科看護者の患者との関わりに関する研究. からの侵入的依存+尺度と命名した。. 表11の項目の平均点は3点前後になっており,この側面に関しては多様な現状がうかが われる。. 表11患者からの侵入的依存 項目内容. 負荷童. 患者から甘えられて囲ったことがある。. 33】 ,716. 患者につきまとわれて、困ったことがある。. .684. 私の麻人的なことまで知りたがる患者がいるo. 3.45. .59ヰ. 患者に頼られすぎて,負捜に思うこと由実ある。. .566. 患者から傭人紛な用事を額まれることが多い。 .548. 私がイライラしていると、さらに私をイラ立たせる患者がいる。 患者からr嫌いだJと言われることがある。. 寄与率32・8%. 3.07 2.47 2.41. .466 .ヰ43. 固有値. 3.09. .533 .499. r私のせいで怒ってるの?+と聞いてくることがある。. 看護者からの働きか捌こはわざと応えない患者がいる。. 共通性・46S. 3.25. .616. 患者から「あなただけが蘇りだ+と言われることカ言ある。. 私が不機嫌でいると,. 平均値. 2.66 ヱ.13 3.52. 3.28. AIpha=. .76S. 表12は「患者からの支配・侵入+仮説尺度の候補項目の一部に関する主成分分析の結. 果を示している。全ての項目の第1主成分(寄与率37.7%)への負荷量が高かった(絶対 値.481以上)ため,一次元をなしていると判断された。. a係数は.667であった。この尺度 は,患者が看護者に対して「主治医に対する不平不満をあたりちらす,親に対する怒りか らあたりちらす,乱暴な言葉を言う,批判や非難をする+などの内容を含んでおり,患者 「患者. が看護者に攻撃を向ける現象を表していると解釈される。そこで表12の6項目を, からの攻撃+尺度と命名した。. 表12の項目の平均点をみると,多くが3点付近に位置しており,回答者は全般に患者か らの攻撃を認識していることがわかる。. 衰12. 患者からの攻撃 負荷皇. 項目内容 患者からの批判や非難に、傷ついてしまう時がある。. .. 患者と許していて、逃げ出したいような気持ちになる暗がある。 患者は主治医に対する不平不満を、私にあたりちらす時がある。 患者から乱暴な膏薬を言われて、恐くなったことがある。. .481 2.26. 囲有償 Alpha. .64l. .592. 私がどんなに一生懸食かかわっても,患者には裏切られてしまうことがある。. 寄与率37.7%. .646. .637. 患者牲親に対する怒りから、私にあたりちらす時があるo. 共通性.406. 666. =. .667. 表13は「自己理解の度合い+仮親尺度の候補項目に関する主成分分析の結果を示して. 平均値 3.04 2.87 3.!2 3.19 2.89 3.39.

(12) 32. 井上果子. 鬼海典子. 吉田真弓. 小林麻紀. 井上清子. いる。全ての項目の第1主成分(寄与率35.8%)への負荷量が高かった(絶対値.490以上) ため,一次元をなしていると判断された。. 「精神科. α係数は.693であった。この尺度は,. 看護をしていて自身について考えることが多い,精神科看護には看護者個人の性格が影響 する,価値観が影響する+などの内容を含んでおり,看護者が自身の看護を通して内省す る現象を表していると解釈される。そこで表13の7項目を看護者が「看護を通しての内省+ 尺度と命名した。 表13の項目の平均点をみると,回答者は「精神科看護では看護者の個人の性格や価値 観が影響する+という認識が高く,その他の項目も3点以上であることから,看護者は全 般的に看護を通しての内省していることがうかがわれる。. 表13. 看護を通しての内省. 項目内容. 負荷圭. ■t"一ヽー""I""I"、ヽ◆仙、、、…"、、ヽ--t、、-、tt--、、t,tlvLltlt-"-、、-、叫、、l-、tt、、-叫、、Il-Ltt----.tt.I-I-、、-----"帆--、-、、Ltttl、I---l、、Il、-●、-…l、l--1、、----帆-----"Llヽ"Iれl"一…叫ヽ"ヽ…ヽ一tヽ1一肌"ヽ"th■L". 精神科看護をしていて、自分白身について考えることが多(なった。 .64O. 患者と接していて、自分自身の親との関係を考えることがある。 .636. 患者も自分と同じような(似たような)問題を抱えていると思うことカミある。 .62ヰ. 精神科着掛こは、看護者個人の性格が好学すると患う。. .604. 精神科看尊に旺.看護者傭人の価値観が影管すると患うQ. .593. 私にも患者と似たような僻面があると感じる。. .591 .490. 固有旺 共通性349. 寄与率35.8%. 平均値 3.83 3.57 3.57 4.2 1 414 3.4i 3.10. 2.51. AIpha=. .693. 表14は「投影的関係の発生+仮説尺度の候補項目の一部に関する主成分分析の結果を 示している。全ての項目の第1主成分(寄与率33.0%). -の負荷量が高かった(絶対値.419. 以上)ため,一次元をなしていると判断された。. α係数は.690であった。この尺度は「理 解できない患者の言葉はとりあわないようにしている+ 「患者はふつう幻覚や妄想にとら われているので,普通の会話ができない+などの内容を含んでおり,患者との関係を拒否 する感情や行動を表していると解釈される。そこで表14の8項目を,. 「患者との関係拒絶+. 尺度と命名した。 表14の項目の平均点をみると,全ての項目で3点以下であり,回答者は全般に患者との 関係を拒絶していないと認識している。. 表14. 患者との関係拒絶. 項目内容. 負荷Jt. 理解できない患者の言軌ま、とりあわないようにしている。. .703. 退院の見込みがない患者に娃,何をやっても仕方がないと思う。. 患者柱ふつう幻覚や妄想にとらわれているので、普通の会話ができなt・ヽ 自分がどんなに患者にかかわっても、患者はあまり変わらないと患う。 辞姓の後始兼ができない患者柱、だらしがないと患う。. 精神科において、身件的異常のない患者-の検温臥意味が無いq 変な食べ方をする患者をみていると、気持ちが悪くなる。. Nph&=. .580. .527 1 .51 .4. 鼠有佐 寄与率33.0%. .618. .5ヰヰ. 自殺をほのめかす患者とは出来ることなら、かかわりたくない。. 共通性.296. .643. 19. 2・.64 .690. 平均値 l.%4 1.54. l.90 2.4 I 1.79 2.38 l.75 2.62.

(13) 33. 精神科看護者の患者との関わりに関する研究. 表15は「投影的関係の発生+仮説尺度の候補項目の一部に関する主成分分析の結果を. 示している。全ての項目の第1主成分(寄与率35.5%)への負荷量が高かった(絶対値.498 以上)ため,一次元をなしていると判断された。. α係数は.694であった。この尺度は,忠 「患者の話をうわの 者が看護者に対して「患者の気持ちをわかってあげることは難しい+ そらで開くことがある+などの内容を含んでおり,患者を受容することの難しさを表して 「患者への受容困難+尺度と命名した。. いると解釈される。そこで表15の7項目を,. 表15の項目の平均点をみると,多くの項目が3点前後であり,患者に対する受容度は多 様であることがうかがわれる。. 表15. 患者への受容困難. 項目. 餐. 負荷皇. 平均値. ひとりひとりの患者が考えていることにまで,気をまわすことができない。. 707. 3.24. 患者の気持ちをわかってあげることは難しい。. 642. 3.毛2. 忙しくて、ひとりひとりの患者の気持ちを受け止めることカミ出来なtr㌔. 6O5. 3.85. 患者の話をうわのそらで聞くことがある。. 591. 2.75. 患者の挑発に、ついのってしまうことがある。. 572. 2.59. 状態の落ち着かない患者にぱかり注意が向いてしまう。. 535. 3,77. 498. 339. 患者の暴力を未然にふせぐこと法難かしい. 固有催 共通性・35O. 寄与率35.5%. Alfha=. 2.49 .694. 表16は「日常の重要性の自覚・日常への気配り+仮説尺度の候補項目に関する主成分. 分析の結果を示している。全ての項目の第1主成分(寄与率36.8%)への負荷量が高かっ た(絶対値.429以上)ため,一次元をなしていると判断された。 この尺度は,. 「患者の症状が副作用かどうか気になる+. α係数は.634であった。 「精神科患者には,看護者の日々の. 接し方が治療的な意味を持つと思う+などの内容を含んでおり,患者の日常生活に対する 看護者の気配りを表していると解釈される。そこで表16の6項目を「患者の日常への気配 り+尺度と命名した。. 表16の項目の平均点をみると,多くが4点以上であり,回答者は全般に患者の日常生活 に対して気を配っていると推察される。 表16. 患者の日常への気配り. 項日内容. 負荷皇. 患者の症状が副作用かどうか気になる。. .710. 患者の歩き方がいつもと違うと、気になるQ. .677. 患者が自分の飲んでいる薬をどう思っているか気になる。. .654. 患者がいつもと違う宅方をしていると、気になる。. ,63. 問題が起きた時に、常宿や唐窟を酔えてくる患者の気持ちはわかりやすい。 精神科患者に辻、看護者の日々の接し方が治療的な意味を持つと患うら 固有債 共通性.398. 寄与率36.5%. AIpha--. I. .466 .429 2.Ⅰ9. .634. 4.39 4.38 3.89 4.10. 3.77 4.57.

(14) 34. 井上果子. 鬼海典子. 吉田真弓. 小林麻紀. 井上清子. 表17は「患者の精神力動への関心+仮説尺度の候補項目に関する主成分分析の結果を. 示している。全ての項目の第1主成分(寄与率35.1%)への負荷量が高かった(絶対値.428 以上)ため,一次元をなしていると判断された.. a係数は.722であった.この尺度は「ま わりを拒否する患者をみると,なぜそうしなければならないのかを考える+ 「患者の話を. 聞いていて,本当は何を伝えたいのかと,考えることが多い+などの内容を含んでおり, 看護者が患者の内的な精神力動に関心を向けている様子を表していると解釈される。そこ で表17の8項目を,. 「患者の精神力動への関心+尺度と命名した。. 表17の項目の平均点をみると,多くが4点以上であり,回答者が患者の精神力動に関心 を抱いていることがわかる。. 表17. 患者の精神力動への関心 項目内容. 負荷丑. まわりを拒否する患者をみると、なぜそうしなければならないのかを考える。 .751. 特定の看護者にばかり甘える患者をみると、なぜその人にだけ甘えるのか考える。 .695. 患者カi私に飯しい気持ちを示すと,なぜ私にだけ甘えるのか考えるo .6さ3. 患者の話をきいていて、本当は何を伝えたいのかと、考えることが多いo .645 500. 主浄医と面壊した彼の患者の様子は気になる。. .. 患者に接していると、患者の生育史が気になる。 .493. 家族との面接前後の患者の様子は気にかけるようにしている。 .453. 患者同士の常償は、患者の状態に大きく影響をあたえる。 ㍗___._____________._.. .42$ 2.81. 固有健 共通性.243. 寄与率35.1%. Alpha. 平均値 4.15 3.7ヰ 3.55 4.24 3.96 4.30 4.06 4.37. =. .722. 表18は「人間性表出の認識・受容+仮説尺度の候補項目の一部に関する主成分分析の. 結果を示している。全ての項目の第1主成分(寄与率40.2%)への負荷量が高かった(絶 対鳳562以上)ため,一次元をなしていると判断された。 度は,看護者として「精神科看護婦としての自分は好きである+. α係数は.691であった。この尺 「看護は天職だと思って. いる+などの内容を含んでおり,看護者としての職業的同一性の自覚を表していると解釈 「看護者としてのアイデンティティ+尺度と命名した。. される。そこで表18の6項目を, 表18の項目の平均点をみると,. 3点前後であり,看護者の職業的アイデンティティは多. 様であるとみられる。. 表18. 看護者としてのアイデンティティ. 叩. 項目内容. 負荷点. 精神科看護婦としての自分柱好きである。 .744. 看護は天職だと思っている。. .658. 看護婦は自分らしさが発拝できる.. .. 645. 自分がやりたいことが何なのかわからない。茨 他斜に移りたいと思うことがあるB. .59i ・X. .581 562. 看護婦をやめたいと思う時がある。某. 肋ふ 共通性・554. ヱ.4I. 寄与率40・2%. Alpha--. .691鰐皮転項目. 平均値 3.45 3.1l 3. 56. 3.2l 2.97 2.73.

(15) 35. 精神科看護者の患者との関わりに関する研究. 表19は「人間性表出の認識・受容+俊説尺度の候補項目の一部に関する主成分分析の. 結果を示している。全ての項目の第1主成分(寄与率26.5%)への負荷量が高かった(級 対値.422以上)ため,一次元をなしていると判断された。 度は,看護者として「患者の行動は全て把握している+. α係数は.683であった。この尺 「患者に対して腹を立ててはいけ. ないと思う+などの内容を含んでおり,看護者としての理想像を実現する試みを表してい 「理想像の実現+尺度と命名した。. ると解釈される。そこで表19の10項目を,. 「患者と話すときには笑顔で話すように心がけている+. 表19の項目の平均点をみると,. が4点以上と高く,その他の項目に関しては3点前後で多様な現状がうかがわれる。 理想像の実現. 表19 項目内容. 負荷主. 宰均債. 患者の行敢はすべて把轟しているo. 577. 2.54. 何もできない患者をみると、私が助けなけれぱと患う。. 569. 3.39. 私壮者護者なので、患者に対して膿を立てて法いけないと思うo. 565. 3.67. 看護をしていて、自分は優しいと感じることがあるQ. 523. 3.43. どんな患者に対しても,私は共感することができる。. 517. 2.78. 看護婦は白衣の天使だと思う。. 515. 2.37. 看護者は患者に対して怒りなどの否定的な感情を感じてはいけないo. 495. 3.1S. 患者に対して,つい母親的なせし方をしてしまう。. 482. 3.24. 患者と話すとき毒ま集爵で話すように心がけているB. 455. 4,32. 422. 3.5Z. していて、自分は女性だなあと感じることがある。 ##& 共通性.267. 寄与率26.5%. 2.64. Alphaご. .683. 表20は「効力感の喪失+仮説尺度の候補項削こ関する主成分分析の結果を示す。全て. の項目の第1主成分(寄与率43.4%)への負荷量が高かった(絶対値.535以上)ため,一 次元をなしていると判断された。. 「患者の自殺があ α係数は.664であった。この尺度は, 「患者と接していて私は無力だと思うときがある+などの. ったら,私は落ち込むだろう+ 内容を含んでおり,看護者の責任感から生じる無力感を表していると解釈される。そこで 表20の5項目を,. 「責任からくる無力感+尺度と命名した。. 表20の項目の平均点をみると,全てが3点以上で看護者は患者の自殺などに対しては強 く無力感を感じると予測しており,全般に自身の責任からくる無力感を感じている傾向が みられる。. 表20. 千住からくる無力感. 項目内容. 負荷i. もし患者が自喪したら無力感を感じてしまうo. .799. 患者の自費があったら,巻は落ち込むだろう。. .713. もし患者が自殺したら,自分の兼任だと感じてしまう。 患者にどのようにかかわったら、患者の状態が改善するのか悩むことカミ多い。 患者と接していて私は無力だ患う時がある。. .535. 固有健 共通性186. 寄与率43.4%. .653 557. AIpha=. 2.17 一664. 平均値 3.79 4.25 3-17 3.73 3.80.

(16) 36. 井上束子. 鬼海典子. 吉田真弓. 井上清子. 小林麻紀. 主成分分析の結果から構成された尺度と仮説尺度との対応表を図2に示す。. V.考察 精神科看護において,看護者は患者に対して拒否的な感情を抱いており,その感情を自 覚している。同時に,看護者自身は攻撃的な介入や関係の拒絶をしていないと認識してい る。また,看護者は,患者からの攻撃を認識しているにも関わらず,患者に対して陽性感 情を抱くというやさしい側面もあり,患者の感情や日常生活に配慮し,患者の精神力動に も関心を抱いていた。看護者は看護を通して内省しており,患者に対する責任感から無力 感を抱く傾向もみられた。 これらの側面問の相互関係を明らかにするために,第2報告では尺度間の相関の分析を 行う。. 参考文献 Ahdella,F.and Bion,W・R. others 1960 Patient{entered. 1967 Second. Grinberg,L・. 1962. 0n. lもought. Heinemann. a. specific. of nursing. Macmillan.. approaches. aspect. Reprinted. Earnac. Books. 1984.. due. of countertra皿Sference. to. the. patient-s. projective. identiGcation・ InternationalJournalof Pycho-Analysis, Vol. 43. Harmer,Bland. Joseph,B・. Henderson,V・ 1988. identiBcation,. Projective. 1939 Textbook. of the principles and practice of nursing. Macmillan.. identification:. Clinical. projective identiBca[tion.ぬmac. Joseph,B・ 1989 Psychic. equilibriumand. psychic. In:∫.Sandlers(ed). aspects.. projection,. Books. Selected. change.. papers. of Betty Josef. Feldman,M.. and Spillius,E.B. (eds) Routledge.. Nightingale,F・1969 Orland・Ⅰ・. 1961. G.P.PutnamIs Peplau,H・E・ Rhcker,H・ Winnicott,D・. Notes.on. The. dynamic. Nursing.What. it isand. nurse-patient. what. itis not. Dover. relationship:. function,. PublicaLtions. process. and. principles.. Sons.. 1952 Interpersonal 1968 Transferenceand. relations in nursing. G.P.Putnam's countertransference・. 1949 Hate inthe countertransference.. and Sons.. InternationalUniversity. Press.. InternationalJournalof Psycho-Analysis.. 荏:本研究において貴重なご助言をくださった聖心女子大学助教授,松井豊氏に心より感 謝申し上げます。. Vol.30..

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参照

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