東洋大学に所蔵される中国語諸史資料のデータベー
ス構築と開発活用
著者
千葉 正史, 三沢 伸生, 大室 智人
雑誌名
アジア文化研究所研究年報
巻
55
ページ
170-172
発行年
2021-01
URL
http://doi.org/10.34428/00012457
Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja井上円了記念研究助成 研究所プロジェクト
東洋大学に所蔵される中国語諸史資料の…
データベース構築と開発活用
研究代表者:千葉正史(文学部史学科・教授) 研究分担者:三沢伸生(社会学部社会文化システム学科・教授) 研究分担者:大室智人(アジア文化研究所・客員研究員) 1 .研究の背景 21世紀以降,日本をはじめ海外の大学・公的研究機関は,それぞれに研究のために収集・保管し てきた様々な史資料(文献・文書・写真・映像そのほか)につき,出版・インターネット上のホー… ムページなどを用いて,汎用性の高いデータベースを構築して,さらに内外の大学・研究機関の間… でネットワークを形成して共同で研究の進展を図りつつ,同時に研究成果として広く一般に公開す… ることが通例である。 こうしたなかで本学アジア文化研究所でも,2016年度から…3…年間にわたり井上円了記念研究助 成・研究所プロジェクト「アジア諸言語史資料の汎用性データベース開発と構築」により,本研究… 所がこれまでに様々なプロジェクト研究のために収集・分析してきた様々なアジア諸言語史資料公… 開を目的とした汎用性の高いデータベースの在り方を研究・設計・開発して,構築を行い,国内外… の大学・研究機関との連携を高めて,本学・本研究所の研究を活性化・さらなる推進をはかる基盤… を整備してきた。 この過程において,学内外から本研究所に留まらず,東洋大学附属図書館に学祖・井上円了の時… 代以来,収集・保存されてきた貴重な中国語文献史資料のデータベース化の要望が寄せられたこと… を受けて,本研究所のみならず本学の図書館に収蔵されてきた中国語諸史資料につき,そのデータ… ベース化とともに,広く内外の学界に活用の便宜を供与するシステム構築を目指すことが本研究プ… ロジェクトの背景である。 2 .研究の目的 本研究プロジェクトは,上記のように本研究所と東洋大学附属図書館が収集・保存してきた中国… 語史資料をデータベース化して,汎用性の高い,すなわち国内外の大学・研究機関とさらなる共同… 研究の進展をはかりつつ,国際的なアジア研究を推進する基盤形成を第一の目的としている。 既存の多くの研究機関が実施しているように,データベースは史資料の重要性を示すように工… 夫・設計し公開しなくては意味がない。幸いにして先行プロジェクトにおいてその指針を定めるこ… とができており,開学以来,本学図書館が収集・保存してきた多くの貴重な中国語文献史資料につ… いて,図書館との共同作業,さらに学内に留まらず国内外の大学・研究機関・研究者の学術的研究… に寄与する活用システムの構築を進める。 アジア諸言語史資料の中で中国語史資料に限定するのは,本学図書館において貴重な史資料が数 ─ ─170と さ るから レ ︶
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4 171東洋大学に所蔵される中国語諸史資料のデータベース構築と開発活用…… 5 .オンライン・公開シンポジウム「「歴史資料と中国華北地域―農耕・遊牧の交錯とその影響―」 主催:本プロジェクト 共催:東洋大学アジア文化研究所「東アジア地域における統合と交流」研究班 後援:白山史学会 国際情勢における中国の存在感は,21世紀のいわゆる新冷戦という時代にあって,増大の一途を たどっている。中国関連のニュースは各メディアを通じて日本国内で頻繁に取り上げられており, また世界的には現在のコロナ禍という危機的状況にあってもなお米中両国の利害対立が激化し,国 際協調に影を投げかけていることは周知の事実である。 このような中国の存在感の増大に歩調を合わせるかの如く,歴史研究においても新たな中国の歴 史像を描こうとする潮流が生じている。一言でいうならば,それは従来の「中国」という枠組みを 越え,様々な要素を内包した多元的世界として描こうとする潮流と言えよう。今回,本シンポジウ ムをCOVID-19禍のため,予定していた対面式の通常形式を断念せざるを得ず,オンライン・シン ポジウムの形式にて開催した 元来,本プロジェクトが主に手掛けている東洋大学所蔵中国語諸史資料のデータベース構築も, 上記の研究動向の一助となるべく,学内外における研究に便宜を図ることを目標としている。 さて,そうした昨今の新たな中国の歴史像構築において注目されているのが,各時代において周 縁にあった勢力である。当研究所では 代表的な成果に『華陽國志』について の一連の研究が存在するが,これはま さに成書当時周縁にあった巴蜀地域の 様相を記した史料を取り扱った,重要 な成果である。これに代表されるよう に,当研究所では南方における周縁の 研究が継続的に行われてきた一方で, 北方の周縁に対してはこれまで注目す る機会を得なかった。だが,昨今の新 たな歴史像構築の動きにおいて特に重 要視されているのは北方から進入する 遊牧勢力であり,その存在を無視する ことはできないであろう,と考える。 以上のような問題意識に基づき,本 シンポジウムでは「歴史資料と中国華 北地域―農耕・遊牧の交錯とその影響 ―」と題し,歴史資料と遊牧勢力につ いて議論する機会を設けることとした。 今年度中に各報告者・コメンテー ターから論文・コメントをご寄稿いた だいて,叢書ACRI…Research…Paperの 1 冊として報告書を刊行し,…国内外の 関係者・機関に送付する予定である。 ─ ─172
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TO'lt》UNIVERSITY 日時2020
年10
月10
日酉 13:00-17:00 会 場 オ ン ラ イ ン(和前 登 録 & 招 待 制) 申込先:[email protected] プログラム 司会:大室智人 アジア文化研究所客員研究呉) 竹内洋介(アジア文化研究所客員研究且) 山根直生(福岡大学人文学部歴史学科教投) 「河北定州資史料から見る宋遼境界の担い手」 飯山知保(甲稲田大守文学学術院教授) 1碑文の製作/再解釈/偽造からみた 12-21世紀の中国華北社会1 • 項 寿 晴(アジア又化紺1究所客員研究負) : 「『葦太后校故楼』と『李窟妃牧台』 ー北京の遼蓋后伝承に関する考察ー」' コメンテークー 渡辺健哉(大阪巾寸大学文学研究科准教投) 毛利英介(閃四大学学術研究所非常勤妍究員) 王 衿:井上円ru念げ究助霰・け町門プぃジ.,ト ','人字し一苔己3れる●曰ご請史資"のデタベス●沿と閃充古●」(研文代↓、:千葉正史) 共 催・•社大キアジ‘ア文化げm 「稟アゾア地¥iこおける仕合 r な涜」研冗斑(代表·干亨 9中.9凜“仔:穴汗大学アソア文{ヤ碩可m ・r●ブ"ジ↓クト(MaiLtopacnc砂 gmai・(com9