• 検索結果がありません。

目次 はじめに 燕市人口ビジョンの全体構成 概要... 2 (1) 人口の現状分析...2 (2) 目指すべき将来の方向性... 2 (3) 人口の将来展望 人口の現状分析... 4 (1) 人口動向分析... 4 (2) 将来人口の推計と分析...14

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "目次 はじめに 燕市人口ビジョンの全体構成 概要... 2 (1) 人口の現状分析...2 (2) 目指すべき将来の方向性... 2 (3) 人口の将来展望 人口の現状分析... 4 (1) 人口動向分析... 4 (2) 将来人口の推計と分析...14"

Copied!
31
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

(案)

平成 27 年7月版

新潟県燕市

まち・ひと・しごと創生

人口ビジョン

日本一輝いているまち・燕市

(2)

目次

はじめに... 1 1. 燕市人口ビジョンの全体構成... 1 2. 概要... 2 (1) 人口の現状分析...2 (2) 目指すべき将来の方向性... 2 (3) 人口の将来展望...3 3. 人口の現状分析... 4 (1) 人口動向分析... 4 (2) 将来人口の推計と分析... 14 (3) 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察...16 4. 若年層の市民意識調査結果... 17 (1) 希望出生数... 17 (2) 結婚に対する意識... 18 (3) 子育てに対する意識...21 5. 人口の将来展望... 24 (1) 出生数減少の抑制... 24 (2) 若年層の転出抑制と転入促進... 25 (3) 本市人口の将来展望...26

(3)

はじめに

我が国では、2008 年をピークに人口減少が始まっており、経済社会へのマイ ナス影響が懸念されています。既にその兆候として、地方都市では、若い世代 が東京圏へ流出する人口の「社会減」、及び出生率が低下する「自然減」が都市 部に比べ、数十年早く発生しています。 この「人口減少時代の到来」における課題認識、及び今後の方向性を明確に するため、2014 年 12 月 27 日に、我が国における人口の現状と将来展望を提示 する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」、及び今後5か年の政府の施策の 方向性を提示する「まち・ひと・しごと創生総合戦略」が閣議決定されました。 これを踏まえ、地方公共団体においては、地方における人口の現状と将来展 望を提示する「地方人口ビジョン」、地域の実情に応じた今後5か年の施策の方 向性を提示する「地方版総合戦略」の策定に努めることとなりました。 本書では、国の「長期ビジョン」を勘案しつつ、本市人口の現状を分析し、 今後目指すべき将来の方向と人口の将来展望を提示します。

1. 燕市人口ビジョンの全体構成

燕市人口ビジョンの対象期間は、2015 年~2040 年とします。人口の現状分析 を踏まえて、目指すべき将来の方向性を検討するとともに、本市の人口の将来 展望を提示します。 図表 1 人口ビジョンの全体構成 人口の将来展望 人口の現状分析 人口動向分析 将来人口の推計と 分析 人口の変化が地域の 将来に与える影響の 分析・考察 将来展望に必要な調査・分析 目指すべき将来の方向性 人口の将来展望 自然増減 社会増減 総人口、年齢3区分別人口等の将来展望 +

(4)

2. 概要

(1) 人口の現状分析 (2) 目指すべき将来の方向性 ① 出生数減少の抑制に向けた方向性 ② 若年層の転出抑制と転入促進に向けた方向性 Ø 本市の人口は、84,297 人(2000 年)をピークに減少し、人口の年齢構成バ ランスが大きく変化することが想定され、今後この傾向は加速度的に進む ことが予想されます。 Ø 本市の自然増減の要因と社会増減の要因を分析した結果、出生数の低下と 若年層(15 歳~24 歳)の東京圏への転出超過が人口減少に大きな影響を及 ぼしています。特に本市では、出生数が人口増減に大きく影響します。 Ø 県の初婚年齢は全国と同じく上昇傾向にあり、合わせて第一子出産年齢も 上昇しています。 Ø 既婚者は未婚者よりも子どもをより多く希望する傾向があります。 Ø 若年層は結婚に対して概ね肯定的ですが、一方で「独身生活のほうが自由」 「男女の出会いの場が少ない」といった意見も多くなっています。 Ø 既存施策のうち、「仕事と子育てを両立するための支援」に対する満足度が 最も低い結果となっています。 Ø 市民の希望を実現するため、基本的な施策の方向性は以下のとおりです。 ・ 結婚に対する先入観や心理的な障壁の緩和と出会いの機会の提供 ・ 子育て中の女性を孤立させない地域でのフォロー体制の構築 ・ 子育て世代の仕事と子育ての両立支援 ・ 女性の負担感を軽減するための男性の家庭参画支援 Ø 高校卒業後の若年層が、主に東京圏へ転出していることが、人口減少に大 きな影響を及ぼしています。 Ø 直近の転出理由は、「職業」が多くなっています。 Ø 若者は、能力・個性を生かせる仕事、面白い仕事を希望しています。 Ø 若年層の転出抑制と転入促進のため、基本的な施策の方向性は以下のとお りです。 ・ 一定量の雇用数の持続的な創出と業種や職種に対する選択肢の増加 ・ 若年層の就業支援(求人ニーズと求職者ニーズの適切なマッチング)

(5)

(3) 人口の将来展望 ※出生率 1.89 は、現在と同数程度の出生数 600 人を維持すると仮定し、出生数から逆算 して算出した 2040 年の数値。 図表 2 人口の将来展望 (出所)実績:総務省「国勢調査」 社人研推計:国立社会保障・人口問題研究所による推計 直近の実績値に基づく推計・戦略的推計:本市による独自推計 82,984 84,181 83,377 84,051 84,297 83,269 81,876 78,064 75,312 72,211 68,955 65,549 80,288 78,567 76,447 74,103 71,709 69,261 79,583 76,861 73,636 70,063 66,371 62,613 60000 65000 70000 75000 80000 85000 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 実績 凡例 直近の実績値に基づく推計 戦略的推計 社人研推計 (人) 本市では、若年層の東京圏等への流出に歯止めをかけることにより、2020 年までに社会増減が転出超過から均衡水準に改善し、以降も均衡水準を保つ とともに、出生数は現在と同数程度(600 人)を維持する(出生率が 1.89※ で上がる)と、2040 年の人口は 69,261 人になると推計されます。

(6)

3. 人口の現状分析

(1) 人口動向分析 ① 人口の推移 本市では、戦後、人口が急増し、1980 年代後半から 1990 年代前半のバブ ル景気において人口が一時的に減少しました。この要因は、他の地域、特に 東京圏へ大きな人口流出があったためと考えられます。 この減少期を除き、2000 年にピーク(84,297 人)を迎えるまでは人口増 加が続きましたが、生産年齢人口は 1985 年をピークに減少、年少人口と老 年人口は 2000 年に逆転し、少子化と高齢化が同時に進んでいます。この傾 向は、今後加速度的に進むことが予想されます。 図表 3 総人口の推移 ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 (出所)実績:総務省「国勢調査」、将来推計:国立社会保障・人口問題研究所 0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 70000 80000 90000 1 9 2 0 1 9 2 5 1 9 3 0 1 9 3 5 1 9 4 0 1 9 4 5 1 9 5 0 1 9 5 5 1 9 6 0 1 9 6 5 1 9 7 0 1 9 7 5 1 9 8 0 1 9 8 5 1 9 9 0 1 9 9 5 2 0 0 0 2 0 0 5 2 0 1 0 2 0 1 5 2 0 2 0 2 0 2 5 2 0 3 0 2 0 3 5 2 0 4 0 2 0 4 5 2 0 5 0 2 0 5 5 2 0 6 0 人 口 ( 人 ) 国立社会保障・人口問題研究所に よる推計値 老年人口 年少人口 生産年齢人口 国勢調査 生産年齢人口のピーク (1985年:56,989人) 年少人口 (1960年:23,390 人) 老年人口と年少人口の分 岐点(2000年) 人口のピーク (2000年:84,297 人)

(7)

② 3地区別の人口の推移 3地区別の人口推移は、旧分水町が 1960 年、旧燕市が 1985 年、旧吉田 町が 2000 年にピークを迎え、現在は3地区全てで人口減少が続いています。 図表 4 3地区別の人口推移 (出所)総務省「国勢調査」 ③ 年齢3区分別人口の推移 本市では、戦後、1985 年まで一定水準で生産年齢人口の増加が続いてい ましたが、1980 年代後半から減少に転じ、現在もその傾向が続いています。 1970 年代後半に「団塊ジュニア世代」の誕生により年少人口が増加した 時期もありましたが、長期的には減少傾向が続き、2000 年には老年人口が 年少人口を上回りました。一方、老年人口は、生産年齢人口が順次老年期 に入り、また、平均寿命が延びたことから、一貫して増加が続いています。 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 1955 1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 旧燕市 旧分水町 旧吉田町 旧燕市人口のピーク (1985年:44,651人) 旧吉田町人口のピーク (2000年:25,136 人) 旧分水町人口のピーク (1960年:16,285 人) (人) 旧燕市 旧分水町旧吉田町 旧吉田町旧分水町

(8)

図表 5 年齢3区分別人口の推移 (出所)総務省「国勢調査」 ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 ④ 自然増減と社会増減の推移 自然増減は一貫して減少傾向となっており、2004 年にマイナス期に突入 しています。社会増減は一時的なプラス(1996 年、1998 年)を除いて基本 的にはマイナス基調で推移していますが、近年は回復の兆しが見られます。 図表 6 自然増減と社会増減の推移 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 1920 1930 1940 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 生産年齢人口のピーク (1985年:56,989人) 年少人口 (1960年:23,390 人) 老年人口と年少人口の分岐点(2000年) (人) 生産年齢人口 年少人口 老年人口 総人口 -600 -400 -200 0 200 400 600 800 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 社会増減 自然増減 (人)

(9)

⑤ 自然増減の要因:出生数と合計特殊出生率 出生数・出生率ともに減少傾向でしたが、出生率は 2005 年、出生数は 2011 年で下げ止まり、近年は若干回復傾向にあります。 図表 7 出生数と合計特殊出生率 (出所)新潟県福祉保健年報 ⑥ 自然増減の要因:出産可能年齢の女性人口の推移 出産可能年齢(15~49 歳)の女性の人口は減少が続いており、30 年前と 比較すると 20%以上の減少となっています。 図表 8 出産可能年齢の女性人口の推移 (出所)総務省「国勢調査」 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 1.80 2.00 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 19 86 19 87 19 88 19 89 19 90 19 91 19 92 19 93 19 94 19 95 19 96 19 97 19 98 19 99 20 00 20 01 20 02 20 03 20 04 20 05 20 06 20 07 20 08 20 09 20 10 20 11 20 12 20 13 出生数 合計特殊出生率 2005年 最低の合計 特殊出生率 1.31 2011年 最低の出生数 621人 (単位:人) 21,317 20,921 20,194 19,582 18,222 16,993 16,156 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年 2010年 (人)

(10)

⑦ 社会増減の要因:年齢階級別の人口移動(純移動数) 本市では、長期的に「社会減」の傾向が続いてきました。近年の人口移動 の状況を見ると、15~24 歳の進学及び就職適齢期の年齢層の転出数が多く なっています。また、20~24 歳については、2012 年を除き 2004 年以降大幅 な転出超過となっています。 これは、いざなみ景気以降、東京圏の新卒採用の拡大、特に IT 分野の市 場拡大を背景に、東京圏への就職が増えたためと考えられます。一時的に 2012 年に減少したものの、2013 年まで転出傾向は続いています。 一方で、2010 年頃から 0~14 歳及び 25~34 歳で転入数が増加傾向にあり、 家族での転入が増えていることが伺えます。 図表 9 年齢階級別の人口移動の状況 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 -400 -300 -200 -100 0 100 200 20 02 年 20 03 年 20 04 年 20 05 年 20 06 年 20 07 年 20 08 年 20 09 年 20 10 年 20 11 年 20 12 年 20 13 年 0~14歳 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~44歳 45~54歳 55~64歳 65歳以上 15~24歳の 大幅な転出 0~14歳及び、25~ 34歳が増加傾向 いざなみ景気 転入 転出 (単位:人) 純移動数との関係 (純移動数) =転入者数-転出者数 =年齢階級別の純移動数の累計

(11)

⑤ 社会増減の要因:性別・年齢階級別の人口移動の最近の状況 ア 市内男性 2005 年から 2010 年にかけての人口移動は、10~14 歳から 15~19 歳にな るとき、及び 15~19 歳から 20~24 歳になるときに大幅な転出超過となっ ています。高校・大学・短大等を卒業後に東京圏をはじめとした市外へ進 学、あるいは就職する人が多いことが背景にあると考えられます。 一方、20~24 歳から 25~29 歳になるときは転入超過となっており、市外 へ転出した若年層の一部が、就職あるいは転職時に本市に戻ってきていると 考えられます。 この傾向を長期的に見ると、10~14 歳から 15~19 歳になるとき、及び 15~19 歳から 20~24 歳になるときの転出超過数、20~24 歳から 25~29 歳 になるときの転入超過数ともに縮小傾向にあります。転出超過数の減少に ついては、少子化が影響していると考えられます。 図表 10 年齢階級別の人口移動の状況(男性) ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 -500 -400 -300 -200 -100 0 100 200 300 純 移 動 数 (人 ) 2005年→2010年 15~19歳から20 ~24歳大幅な転 出 20~24歳から25 歳~29歳になると きに、転入

(12)

図表 11 年齢階級別の人口移動の長期的動向(男性) ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 -1,000 -800 -600 -400 -200 0 200 400 600 純 移 動 数 ( 人 ) 1980年→1985年 1985年→1990年 1990年→1995年 1995年→2000年 2000年→2005年 2005年→2010年 近年縮小傾向

(13)

イ 市内女性 2005 年から 2010 年にかけての人口移動は、10~14 歳から 15~19 歳にな るとき、及び 15~19 歳から 20~24 歳になるときに大幅な転出超過となっ ています。男性と同じく、高校・大学・短大卒業後に市外へ進学あるいは 就職する人が多いことが背景にあると考えられます。 一方で、20~24 歳から 25~29 歳になるときは転入超過となっており、女 性も、市外へ転出した若年数の一部が、就職あるいは転職時に本市に戻っ てきていると考えられますが、その割合は男性に比べて低くなっています。 この傾向を長期的に見ると、10~14 歳から 15~19 歳になるとき、及び 15~19 歳から 20~24 歳になるときに見られる転出超過数は、少子化傾向に あるにも関わらず、一定水準で推移しています。このことから、市内女性 の上記年代での転出割合は増加傾向にあると考えられます。一方で、20~ 24 歳から 25~29 歳になるときの転入超過数は近年縮小しており、少子化の 影響を受けているものと考えられます。 図表 12 年齢階級別の人口移動の状況(女性) ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 -500 -400 -300 -200 -100 0 100 200 純 移 動 数 ( 人 ) 2005年→2010年 15~19歳から20 ~24歳大幅な転 出 20~24歳から25 歳~29歳になると きに、転入

(14)

図表 13 年齢階級別の人口移動の長期的動向(女性) ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」 -600 -500 -400 -300 -200 -100 0 100 200 300 400 純 移 動 数 ( 人 ) 1980年→1985年 1985年→1990年 1990年→1995年 1995年→2000年 2000年→2005年 2005年→2010年 一定水準で推移 近年縮小傾向

(15)

⑥ 社会増減の要因:転出入理由 ア 総数 2014 年の転入者数は、1,814 人(前年比-28 人)でした。前年から最も減 少した転入理由は「職業」、次いで「住居」でした。 一方、同年の転出者数は 1,902 人(前年比+36 人)でした。前年から最も 増加した転出理由は「職業」、次いで「住居」でした。 図表 14 転入理由 図表 15 転出理由 (出所)燕市市民課提供データ 年 職業 住居 学業 家族 戸籍 その他 平成26年 (2014年) 656 458 39 240 393 28 平成25年 (2013年) 694 472 45 237 372 22 年 職業 住居 学業 家族 戸籍 その他 平成26年 (2014年) 801 388 89 248 320 56 平成25年 (2013年) 754 366 125 230 341 50 (人) (人)

(16)

(2) 将来人口の推計と分析 出生率や移動率について仮定値を変えた総人口推計の比較や将来人口に及ぼ す自然増減・社会増減の影響度を分析した結果、本市においては、社会増減(影 響度 2)より自然増減(影響度 3)の方が人口変動により大きく影響することが 分かりました。 この分析の手順は以下の通りです。 (社人研推計値) 国立社会保障・人口問題研究所の推計値。 (出生率上昇) 合計特殊出生率を国の目標とした推計値。 図表 16 国が掲げた合計特殊出生率 (出生率上昇+人口純移動率0) 国が掲げた合計特殊出生率に加えて、転入数及び転出数が拮抗した状態が 2040 年まで維持すると仮定した推計値。 図表 17 仮定値を変えた将来人口の推計 2010 年 2015 年 2020 年 2025 年 2030 年 2035 年 2040 年 1.37 1.48 1.59 1.7 1.8 1.9 2.07 推計 2010 年 2015 年 2020 年 2025 年 2030 年 2035 年 2040 年 社人研推計 81,876 79,583 76,861 73,636 70,063 66,371 62,613 出生率上昇 81,876 79,550 77,008 74,496 72,057 69,434 66,729 出生率上昇 +純移動数 0 81,876 80,442 78,482 76,523 74,673 72,633 70,491

(17)

図表 18 仮定値を変えた将来人口の推計(グラフ) 図表 19 自然増減・社会増減の影響度 62,613 66,729 70,491 45,000 50,000 55,000 60,000 65,000 70,000 75,000 80,000 85,000 2010年 2015年 2020年 2025年 2030年 2035年 2040年 (人) 社人研推計 出生率上昇 出生率上昇+純移動数0 分類 計算方法(2040 年の推計人口) 影響度 自然増減の 影響度 2040 年の出生率が 2.1 に上昇した場合を想定した推計人口 =66,729(人) 出生率が現状のまま推移した場合の推計人口 =62,613(人) ⇒ 66,729(人) /62,613(人) =106.6% 3 社会増減の 影響度 上記に加え、社会減ゼロを想定した推計人口=70,491(人) 上記の推計人口=66,729(人) ⇒ 70,491(人) /66,729(人) =105.6% 2

(18)

(3) 人口の変化が地域の将来に与える影響の分析・考察 行政への影響 若年層の東京圏等への転出超過となることで、生産年齢人口の減少に伴い、 税収等の落ち込みが予想されるため、既存の行政サービス(公共施設・インフ ラ・社会保障サービス等)の維持が困難になるなどの影響が懸念されます。 また、出生数が低下することで、年少人口が減少し、児童生徒数の減少等に よって学校等の維持が困難になり、統廃合等の影響が懸念されます。 産業への影響 本市は、製造業を主力産業としており、特に金属加工業に関する技術力には 世界的にも高い評価を得ています。 金属複合加工産地として分業化している本市においてその技術力は、従業員 数が 20 人以下の中小企業及び自営業者により支えられているところが多大にあ ります。 生産年齢人口の減少は、地域内産業の担い手が不足する事態を招き、特定の 技術が喪失する事態に陥るといった影響が懸念されます。 住民生活への影響 一定数の人口の上に成り立つ身近な各種サービス(小売、飲食、娯楽、医療 など)が、人口減に伴い地域から減少し、日常生活が不便になり、このことが 更なる人口流出に伴う人口減少を招くおそれがあります。 急激な人口減少は、住民生活の維持・存続に大きな影響を及ぼすおそれがあ ります。

(19)

4. 若年層の市民意識調査結果

(1) 希望出生数 本市の出生数、出生率は減少傾向にあり、2005 年には出生率が 1.31 まで 下がりました。しかし、市民意識調査の結果では、若年層の 80%以上が 2 人以上の子どもを希望しており、平均の希望出生数は 2.27 人となっていま す。さらに子どものいる既婚者に限れば、希望出生数は 2.71 となります。 図表 20 希望出生数 (出所)2015 年燕市市民意識調査 2人 (51.3%) 3人 (30.1%) 4人 (2.3%) 欲しくない (5.8%) 5人以上 (2.3%) 不明(0.6%) 1人5.5%) 希望出生数 2.27 (N=345 人) 4人 (4.3%)

(20)

(2) 結婚に対する意識 本市の 15~49 歳の婚姻率は、男性が約 4 割、女性が約 5 割となっていま す。男女ともにすべての年代で下降傾向にあり、10 年前と比較して、男性 で約 4 ポイント、女性で約 5 ポイント、それぞれ低下しています。 図表 21 婚姻率の推移 (出所)国勢調査 初婚年齢も、新潟県は全国より若干低いものの、20 年前の水準よりも、 男女とも 2 歳以上上昇しています。この傾向は出産年齢にも影響しており、 少子化の背景のひとつと言えます。 図表 22 初婚年齢の推移(新潟県) (出所)人口動態統計(厚生労働省) 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 2000年 2010年 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 15~49歳 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 2000年 2010年 15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 15~49歳 44.4% 53.4% 15~49歳 婚姻率:48.7% 15~49歳 婚姻率:58.6% 男性 女性 23.0 24.0 25.0 26.0 27.0 28.0 29.0 30.0 31.0 32.0 1993年 1998年 2003年 2008年 2013年 (歳) 夫(全国) 夫(新潟県) 妻(全国) 妻(新潟県) (新潟県:夫) 30.6歳 (新潟県:妻) 28.9歳 (新潟県:夫) 28.4歳 (新潟県:妻) 26.0歳

(21)

市民意識調査によると、結婚に対しては、家族が増えること等への肯定的 な意見が多くなっています。この傾向は男女では差が見られませんでしたが、 既婚・未婚では、既婚者のほうがより肯定的な意見が多く見られます。一方 で、結婚することで生活が制約されるとの否定的な意見も一定割合を占めて います。 図表 23 結婚観について 男性(N=129人) 女性(N=214人) 0.0% 0.8% 3.1% 4.7% 5.4% 15.5% 19.4% 20.9% 21.7% 26.4% 41.1% 50.4% 66.7% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 仕事に支障をきたす、 仕事を辞めなければならない 家事や子育てに束縛される その他 ストレスが増える 経済的な安定が得られる 親や周囲の人たちの期待に応えられ る 社会的な信用を得られる 自由になるお金が少なくなる 自由な行動が制限される 自分の時間が少なくなる 精神的に安らぐ場所ができる 好きな人と暮らせる 新しい家庭や子どもを持てる 4.2% 6.1% 10.3% 10.3% 12.6% 13.1% 17.3% 18.2% 20.6% 23.4% 32.2% 38.3% 65.4% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% その他 仕事に支障をきたす、 仕事を辞めなければならない 社会的な信用を得られる ストレスが増える 親や周囲の人たちの期待に応えられ る 家事や子育てに束縛される 経済的な安定が得られる 自由になるお金が少なくなる 自由な行動が制限される 自分の時間が少なくなる 精神的に安らぐ場所ができる 好きな人と暮らせる 新しい家庭や子どもを持てる 既婚者(N=160人) 未婚者(N=183人) 2.5% 5.6% 5.6% 8.8% 10.0% 11.9% 12.5% 18.8% 20.6% 21.9% 41.9% 45.6% 75.0% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% その他 ストレスが増える 仕事に支障をきたす、 仕事を辞めなければならない 家事や子育てに束縛される 経済的な安定が得られる 社会的な信用を得られる 親や周囲の人たちの期待に応えられる 自由な行動が制限される 自分の時間が少なくなる 自由になるお金が少なくなる 精神的に安らぐ場所ができる 好きな人と暮らせる 新しい家庭や子どもを持てる 2.2% 4.4% 7.7% 10.4% 14.8% 14.8% 15.3% 17.5% 23.5% 28.4% 30.1% 40.4% 56.8% 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 仕事に支障をきたす、 仕事を辞めなければならない その他 家事や子育てに束縛される ストレスが増える 社会的な信用を得られる 親や周囲の人たちの期待に応えられる 経済的な安定が得られる 自由になるお金が少なくなる 自由な行動が制限される 自分の時間が少なくなる 精神的に安らぐ場所ができる 好きな人と暮らせる 新しい家庭や子どもを持てる プラスの印象 マイナスの印象

(22)

未婚化・晩婚化の原因として、男性は「男女の出会いの場が少ない」「精 神的・金銭的自立ができていない」、女性は「女性の経済力が向上」「家事、 育児の負担や拘束」「独身の方が仕事での都合が良い」の割合が異性に比べ てより高い傾向が見られました。 図表 24 晩婚化、未婚化の原因 (出所)2015 年燕市市民意識調査 5.1% 16.2% 19.2% 11.1% 35.4% 30.3% 26.3% 28.3% 28.3% 26.3% 45.5% 3.7% 8.5% 9.8% 17.1% 19.5% 29.3% 30.5% 34.1% 37.8% 37.8% 51.2% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% その他 独身の方が仕事での都合がよい 家事、育児の負担や拘束などが多い 周囲に結婚のお世話をする人がいなくなった 仕事をもつ女性が多くなり、 女性の経済力が向上した 結婚の必要性を感じない 結婚しないことへの世間のこだわりが少なくなった 仕事や趣味等が忙しい 精神的・金銭的自立ができていない 男女の出会いの場が少ない 独身生活の方が自由である 未婚男性 (N=82) 未婚女性 (N=99) (N=345 人)

(23)

(3) 子育てに対する意識 市民意識調査によると、子育てに対し、子どもがいる既婚者は「子育てに より自分も成長できる」といった肯定的な意見の割合が高いのに対し、子ど もがいない既婚者は「経済的な負担が増える」「家事や育児の負担が増える」 といった否定的な意見の割合が高くなっています。 図表 25 子育てについて(子どもの有無別) 3.0% 4.5% 8.3% 11.3% 15.8% 18.0% 18.8% 21.8% 21.8% 34.6% 36.8% 46.6% 48.1% 0.0% 7.4% 14.8% 29.6% 7.4% 7.4% 22.2% 14.8% 48.1% 29.6% 37.0% 33.3% 44.4% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% その他 子どもを介した付き合いの負担が増える 仕事に影響を与える 家事や育児の負担が増える 次の世代が育まれる 自分の時間が少なくなる 子どもに関する不安や悩みが増える 子育てを通じて交流が広がる 経済的な負担が増える 生きがいになる 家族の絆が強くなる 子育てにより自分も成長できる 家庭が明るくなる 既婚者(子どもなしN=27) 既婚者(子どもありN=133)

(24)

また、仕事の有無別では、就労女性のほうが「子育てにより自分も成長で きる」の割合が非就労女性よりも高かったのに対し、非就労女性は「子ども に関する不安や悩みが増える」の割合が就労女性よりも高くなっています。 図表 26 子育てについて(仕事の有無別) 男女別では、女性の方が「仕事に影響を与える」の割合が 12.8 ポイント も高くなりました。 図表 27 子育てについて(男女別) (出所)2015 年燕市市民意識調査 1.3% 5.9% 15.0% 15.7% 20.3% 20.3% 20.9% 22.9% 25.5% 27.5% 28.1% 36.6% 47.7% 4.9% 8.2% 9.8% 13.1% 13.1% 19.7% 31.1% 19.7% 31.1% 36.1% 21.3% 34.4% 39.3% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% その他 子どもを介した付き合いの負担が増える 次の世代が育まれる 仕事に影響を与える 子育てを通じて交流が広がる 家事や育児の負担が増える 子どもに関する不安や悩みが増える 自分の時間が少なくなる 生きがいになる 家族の絆が強くなる 経済的な負担が増える 家庭が明るくなる 子育てにより自分も成長できる 仕事なし女性 (N=61) 仕事あり女性 (N=153) 1.3% 5.9% 15.0% 15.7% 20.3% 20.3% 20.9% 22.9% 25.5% 27.5% 28.1% 36.6% 47.7% 1.0% 12.4% 21.9% 2.9% 16.2% 14.3% 19.0% 14.3% 30.5% 34.3% 32.4% 41.0% 40.0% 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% その他 子どもを介した付き合いの負担が増える 次の世代が育まれる 仕事に影響を与える 子育てを通じて交流が広がる 家事や育児の負担が増える 子どもに関する不安や悩みが増える 自分の時間が少なくなる 生きがいになる 家族の絆が強くなる 経済的な負担が増える 家庭が明るくなる 子育てにより自分も成長できる 仕事あり男性(N=105) 仕事あり女性(N=153)

(25)

施策の満足度については、「仕事と子育てを両立するための支援」が最も 低くなっています。 図表 28 施策の重要度・満足度 (4) 雇用 1998 年以降、本市を含む巻公共職業安定所管内の求人倍率は、2006 年を 除き 1.0 以下となっており、求職者に対して求人数が不足する状況が続いてい ます。 図表 29 有効求人倍率の推移(巻公共職業安定所管内) (出所)巻公共職業安定所 0.4 0 -0.6 0.8 1.8 ● 高 ← 満 足 度 → 低 低 ← 重要度 → 高 1.3 妊産婦、乳幼児 等の母子保健・ 医療体制 ● 子育てへの不安 や悩み相談、療 育・保護児童家 庭への対応 ● 地域の子育て サークル等の子 育て活動や情報 発信の支援 ● 多様なニーズに 対応した保育・子 育てサービス ● 家族が安心して 過ごせ、楽しめる 公園や遊び場の 整備 ● 子どもを交 通事故や犯 罪から守る 環境の整備 ● 体験学習等を通 じた児童の健全 育成や児童館な どの居場所づくり ● 子育て家庭への 教育費や医療 費などに対する 経済的な支援 ● 小中学校など の教育環境 ● 子育て世帯のた めの住宅対策 ● 男女が共に子 育てに関わるた めの意識啓発 ● 仕事と子育てを両 立するための支援 重点的に施策検 討の必要あり N=345人 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 1.60 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 有効求人数 有効求職数 有効求人倍率(燕市を含む巻職安管内) (単位:人) (左軸) (左軸) (右軸)

(26)

5. 人口の将来展望

(1) 出生数減少の抑制 本市は、自然増減が人口増減に大きな影響を与えることから、結婚や出産、 子育てに関わる若年層の市民の希望をかなえ、市全体として一定水準の出生 数を維持していくことが必要です。 【出生に関わる若年層の市民の動向・希望】 ・ 初婚年齢は全国と同じく上昇傾向にあり、合わせて第一子出産年齢も上昇し ています。 ・ 既婚者は未婚者よりも子どもをより多く希望する傾向があります。 ・ 若年層は結婚に対して概ね肯定的ですが、一方で「独身生活のほうが自由」 「男女の出会いの場が少ない」「精神的・金銭的自立ができていない」とい った意見も多くなっています。 ・ 市民意識調査の結果によると、若年層の 80%以上が2人以上の子どもを希望 しており、平均の希望出生数は 2.27 人となっています。さらに子どものい る既婚者に限れば、希望出生数は 2.71 となります。 ・ 子育てに対し「子どもに関する不安や悩みが増える」といった意識をもって いる人が多く見られます。 ・ 本市の女性の就業率は全国的にも高い水準にあるにも関わらず、既存施策に 対しては、「仕事と子育てを両立するための支援」が最も満足度の低い施策 となっています。 【出生に関わる目指すべき将来の方向性】 ・ 結婚に対する先入観や心理的な障壁の緩和と男女が出会う機会の提供 ・ 子育て中の女性を孤立させない地域でのフォロー体制の構築 ・ 子育て世代の仕事と子育ての両立支援 ・ 女性の負担感を軽減するための男性の家庭参画支援

(27)

(2) 若年層の転出抑制と転入促進 若年層が東京圏等へ転出することが社会増減に大きな影響を与えている ことから、転出を抑制し転入を増加させるため、転出者に対する地元とのつ ながりを維持し、雇用の場や創業の機会を確保するとともに、雇用に関する 求職者ニーズと求人者ニーズの情報発信とマッチングの適正化を図る必要 があります。 【若年層における転入出数の傾向】 ・ 高校卒業後の若年層が、進学・就職に伴って主に東京圏へ転出していること が、本市の人口減少に大きな影響を及ぼしています。特に女性は、大学卒業 後も本市に戻る人数が少なく、結婚・出生数の低下にも影響しています。 ・ 転出理由は「職業」が多くなっています。 ・ 若者は、能力・個性を生かせる仕事、面白い仕事を希望しています。一方で、 一企業で安定して働くことを望んでいる若者が多くなっています。 【転入出数に関わる目指すべき将来の方向性】 ・ 一定量の雇用数の持続的な創出と業種や職種に対する選択肢の増加 ・ 大学等への進学時に市外に転出した若年層や、地方での生活を望む若年層に 対する交流維持と適切な時期・手法での就職情報の提供

(28)

(3) 本市人口の将来展望 ① 総人口 本市では、若年層の東京圏等への流出に歯止めをかけることにより、2020 年 までに社会増減が転出超過から均衡水準に改善し、以降も均衡水準を保つとと もに、出生数は現在と同数程度(600 人)を維持する(出生率が 1.89※まで上 がる)と、2040 年の人口は 69,261 人になると推計されます。 ※出生率 1.89 は、現在と同数程度の出生数 600 人を維持すると仮定し、出生数から逆算 して算出した 2040 年の数値。 図表 30 人口の将来展望 (出所)実績:総務省「国勢調査」 社人研推計:国立社会保障・人口問題研究所による推計 直近の実績値に基づく推計・戦略的推計:本市による独自推計 82,984 84,181 83,377 84,051 84,297 83,269 81,876 78,064 75,312 72,211 68,955 65,549 80,288 78,567 76,447 74,103 71,709 69,261 79,583 76,861 73,636 70,063 66,371 62,613 60000 65000 70000 75000 80000 85000 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 実績 凡例 直近の実績値に基づく推計 戦略的推計 社人研推計 (人)

(29)

Ø 国立社会保障・人口問題研究所の推計 2005 年~2010 年の人口の動向(国勢調査結果)を勘案し将来の人口を推 計しました。純移動率は、今後、縮小していくと仮定(2005 年~2010 年の 実績の半分となると仮定)して推計すると、本市の人口は 2040 年に 62,613 人となります。 Ø 直近の実績値に基づく推計 2010 年国勢調査以降の本市の傾向を反映させるため、出生率は、直近(2014 年)の本市出生率 1.43、純移動率は 2010 年から 2013 年における各年の移 動率の実績平均値(-0.00185)がそれぞれ同水準で 2015 年以降も推移する と仮定して推計すると、本市の人口は 2040 年に 65,549 人となります。 Ø 戦略的推計 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」等により人口対策の効果が発現し、 社会増減は、現行の転出超過から 2020 年までに均衡水準に改善し、以降は 転出入が均衡水準を維持するとともに、出生数は、2016 年~2020 年が 625 人(2010 年~2014 年の平均出生数と同数)、2021 年以降も 2014 年の 600 人 の水準を維持(出生数から逆算した出生率は 1.89)した場合、本市の人口 は 2040 年に 69,261 人になります。 図表 31 各推計の出生率と純移動数 推計方法 区分 2015 年 2020 年 2025 年 2030 年 2035 年 2040 年 社人研の 推計 出生率 1.43 1.4 1.37 1.37 1.38 1.38 純移動数(人) -828 -480 -406 -395 -344 -215 (純移動率) (-0.028) (-0.035) (-0.043) (-0.051) (-0.055) (-0.060) 直近の実 績値に基 づく推計 出生率 1.43 1.43 1.43 1.43 1.43 1.43 純移動数(人) -152 -149 -145 -140 -134 -128 (純移動率) (-0.00185) (-0.00185) (-0.00185) (-0.00185) (-0.00185) (-0.00185) 戦略的 推計 出生率 1.43 1.62 1.69 1.78 1.86 (+0.08) 1.89 (増減数) (+0.19) (+0.07) (+0.09) (+0.03) 純移動数(人) -152 0 0 0 0 0 (純移動率) (-0.00185) (0) (0) (0) (0) (0)

(30)

図表 32 直近 5 年間の出生数 図表 33 5 年毎の出生数(2005 年~2010 年のみ実績値) ② 3地区別人口 ①の人口展望を 3 地区別に推計すると、旧燕市約 36,000 人、旧吉田町約 21,000 人、旧分水町約 13,000 人となります。 図表 34 3地区別の推計人口 42,531 41,669 40,743 39,614 38,373 37,109 35,817 14,868 14,601 14,307 13,938 13,526 13,102 12,669 24,477 24,018 23,517 22,895 22,205 21,498 20,775 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 燕市 分水町 吉田町 2010 2011 2012 2013 2014 合計 平均 出生数(人) 636 621 630 640 600 3,127 625 2005~ 2010 2011~ 2015 2016~ 2020 2021~ 2025 2026~ 2030 2031~ 2035 2036~ 2040 出生数(人) <5 年毎の平均出生数> 660 615 625 600 600 600 600

(31)

③ 年齢3区分別人口 年齢 3 区分別で見ると、2040 年の年少人口は約 9,100 人、生産年齢人口 は約 36,000 人、老年人口は約 24,000 人となります。なかでも生産年齢人 口は 2010 年の約 50,000 人から、30 年間で約 14,000 人(28%)の大幅な減 少となります。 図表 35 年齢3区分別の推計人口 81,876 80,288 78,567 76,447 74,103 71,709 69,261 10,837 9,997 9,630 9,325 9,247 9,124 9,144 50,562 47,355 44,739 42,894 40,956 38,713 35,980 20,476 22,936 24,198 24,228 23,900 23,872 24,137 0 10,000 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90,000 2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 (人) 総人口 生産年齢人口 老年人口 年少人口

図表 5 年齢3区分別人口の推移 (出所)総務省「国勢調査」 ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 ④ 自然増減と社会増減の推移 自然増減は一貫して減少傾向となっており、2004 年にマイナス期に突入 しています。社会増減は一時的なプラス(1996 年、1998 年)を除いて基本 的にはマイナス基調で推移していますが、近年は回復の兆しが見られます。 図表 6 自然増減と社会増減の推移 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」010,00020,00030,00040,00050,0
図表 11 年齢階級別の人口移動の長期的動向(男性) ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」-1,000-800-600-400-2000200400600純移動数(人)1980年→1985年1985年→1990年1990年→1995年1995年→2000年2000年→2005年2005年→2010年近年縮小傾向
図表 13 年齢階級別の人口移動の長期的動向(女性) ※2005 年以前の数値は、旧燕市、旧吉田町、旧分水町の合計 (出所)総務省「住民基本台帳人口移動報告」-600-500-400-300-200-1000100200300400純移動数(人)1980年→1985年1985年→1990年1990年→1995年1995年→2000年2000年→2005年2005年→2010年一定水準で推移近年縮小傾向
図表 18 仮定値を変えた将来人口の推計(グラフ) 図表 19 自然増減・社会増減の影響度 62,61366,72970,49145,00050,00055,00060,00065,00070,00075,00080,00085,0002010年2015年2020年2025年2030年2035年 2040年(人)社人研推計出生率上昇出生率上昇+純移動数0 分類 計算方法(2040 年の推計人口) 影響度 自然増減の 影響度 2040 年の出生率が 2.1 に上昇した場合を想定した推計人口=66,729(人)
+2

参照

関連したドキュメント

近年、日本のスキー・スノーボード人口は 1998 年の 1800 万人をピークに減少を続け、2020 年には 430 万人にまで減 少し、20 年余りで 4 分の

北区では、外国人人口の増加等を受けて、多文化共生社会の実現に向けた取組 みを体系化した「北区多文化共生指針」

大分県国東市の1地区の例 /人口 1,024 人、高齢化率 53.1% (2016 年 4

【多様な職業】 農家、先生、 NPO 職員、公務員 など. 【多様なバックグラウンド】

宝塚市内の NPO 法人数は 2018 年度末で 116 団体、人口 1

都内人口は 2020 年をピークに減少に転じると推計されている。また、老年人 口の割合が増加し、 2020 年には東京に住む 4 人に

1 人あたりの GNI:510US ドル 面積:75.3 万㎢(日本の約 2 倍). 人口:1,735 万人 (2018 年

総合的なお話を含めていただきました。人口の関係については、都市計画マスタープラ