更年期障害解消ヨガ~壱伊スタディハウス
CHAPTER1 更年期障害とはどのようなものか?
ごあいさつ
DVD をご覧のみなさんこんにちは。
今から、更年期や更年期障害について私のヨガ教室壱伊スタディハウス 39 年間の実践方法
をお知らせします。
私自身も、更年期や更年期症状だけでなく、後半の人生の入り口である事を痛感しています。
ですから、更年期をどう過ごし、更年期症状を積極的解消法にするか消極的解消法にするか
によって後半の人生は変わってくるように思います。
それは、富士山と同じで五合目までは車で登れるんですが、六合目からは自力で登るしかな
いように更年期に持病を作ってしまうとあとの人生は大変です。
更年期障害解消ヨガ~壱伊スタディハウス
この DVD は、
更年期障害・更年期症状を積極的解消法と後半の人生がさらに健康で前向きに活動できる方
法を、私も私の生徒さんを通して実践方法をお知らせしたいと思います。
じゃ、いっしょにやっていきましょう。
更年期と更年期症状とは?
更年期と更年期症状とはというところですね。
更年期というのは、卵巣から出るエストロゲンというものが、減っていくその時期なんです
ね。
ですから、表面的には月経が遅れたとか早くなったとか、不規則になった時期のことです。
そして、そのエストロゲンが減少することによって症状が出てくるんです。
顔が火照るとかのぼせるとか、心臓がドキドキするそういう症状が出る時ですね。
で、更年期は人それぞれ違うんですけれども平均的にだいたい 45 歳ごろから始まると言わ
れています。
そして、今度そのエストロゲンがなくなる時、これが閉経と言われるんですね。
で、閉経を挟んで更年期というのは、約 10 年って言われています。
ですから、45~55 くらいまであるわけです。
ただ、個人差があるんです。
私どもの生徒さんは、54 から更年期になった人もあります。
ですけれども、内科の女医さんが 38 歳で更年期に入ったっていう方もいます。
それぞれ更年期に入る時期っていうのは、違ってくるんですね。
そして、閉経というのは、1 年間月経がなかった時を閉経というと言われています。
この閉経を境にして、更年期症状ってのは違うんですね。
閉経する前の症状としては、火照る・のぼせる・発汗(汗が出る)・息切れがする・動悸がす
る・頭痛・不眠・イライラ・憂鬱、こういうものが症状としてあります。
更年期障害解消ヨガ~壱伊スタディハウス
閉経してしまってからは、
尿失禁・膣が委縮する・性交痛がある・尿道炎が起きる・膀胱炎になる・腰痛・骨折・そし
て動脈硬化・虚血性疾患症こういうものになってくるんです。
そして、これはまた更年期症状だけではなくて、エストロゲンが減ることで閉経した後で全
員の女性に起きるのが、骨粗鬆症・そして高脂血症
高脂血症によって、脳梗塞・心筋梗塞が起きやすいですね。
あと高血圧、そして子宮がん・乳がんの発生率が高くなってきます。
このような症状というのは、他の病気と併せ症状が似ておりますので、必ず病院に行って検
査して下さい。
更年期障害になってしまう理由とは?
次は、更年期障害になってしまう理由とはですね。
女性ホルモンが減少して、更年期症状が出るわけですけど、ゼロって方はいないと思うんで
す。
私も経験しましたけれど、大なり小なり何か出ると思います。
ただ、更年期障害になる人はどういう人か。
これはストレスがあったり、日常生活に支障をきたす症状が出たりする人ですね。
で、もともとストレスを持っている人の上に更年期症状が加わりますと、これを更年期障害
って言われます。
そうすると、これは日常生活でも非常に困難になってくるんです。
例えば、発汗。
更年期症状としては、汗が出るってことがあるんですが、これが更年期障害になってくると
多汗・・・・凄い汗が出るわけですね。
冬場でもバスタオルがべとべとになるくらい汗を出します。これが更年期障害です。
更年期障害解消ヨガ~壱伊スタディハウス
一般的な治療法について
一般的な治療法のデメリットっていうんですかね、
更年期の初期の頃は、容量的には低用量ピルを使います。
ピルを使って、少し減ったエストロゲンを足すわけですね。
ただ、使えない人がいます。
乳がんの人・子宮がんの人・血栓ができた人・脳梗塞になったような人はこれは使えません。
こういう内容はお医者様にお聞きになってください。
そして、さらに血中ホルモンが減ってくれば、今流行りのハート血中ホルモン補充療法があ
ります。
これは、お医者様の指示に従っておやりになってください。
あと、漢方というのがあります。
これも漢方医に診てもらって、お医者様の指示に従っておやりになった方がいいと思います。
更年期障害解消ヨガ~壱伊スタディハウス
CHAPTER2 更年期症状を軽減できる理由
更年期の症状を軽減できる理由
更年期症状を軽減できる理由ですね。
卵巣から分泌する女性ホルモン
エストロゲンは、まず脳の脳下垂体から刺激ホルモンが出て、それに対して卵巣から女性ホ
ルモンエストロゲンが分泌するんですね。
そして、脳側から分泌しなさいっていう刺激が出たら、はいと言って卵巣からたくさん出る。
これは、若い人の機能ですね。健康的な若い人の機能です。
それがだんだん脳から指令して分泌量を「出しなさい出しなさい」と言っているのに、卵巣
から少ししか出ない。これが更年期の形なんですね。
そこで私どもがやっているのは、各種ポーズをして、全ホルモン器官性ホルモンだけではな
くて、全てのホルモン器官を刺激して、食材・食生活・生活習慣を正します。
すると2つの刺激ホルモンと卵巣ホルモンが、スムースに消えていくそれを狙っているわけ
ですね。そうすると、そんなに更年期症状っていうものは強くならないっていう経験があり
ます。
また、仮に症状があっても 1 カ月間症状が(続く)あるわけじゃないんです。
ホルモンが変わる時、ですから、排卵のように 1・2 日の症状なんですね。
それも何分間かっていうことなんです。
ですから、私どもでは生徒さんに「症状があった時はカレンダーに印をつけておきなさい」
と指導しています。
そうすると、来月に症状があっても不安ではないからですね。
今、入会される生徒さんの多くは 40 代です。
そして、60 代になっている方もいっぱいいます。
ですけど、ほとんど私どもの教室では更年期症状あるいは障害で苦しんだ人は誰もいません。
更年期障害解消ヨガ~壱伊スタディハウス
先ほど言った多汗、すごい汗をかく人も入会しましたけども、意外と簡単にポーズをしたり、
食事を変えていただくと意外と簡単に軽傷になっている事実があります。
正しい呼吸法によってホルモン系を刺激する
どのように改善されていくのかという点ですけれども、脳下垂体からでてくるホルモンに対
して正しい吸い方、呼吸の吸い方をしていただきます。
そうしますと、ここの脳下垂体を刺激できるわけですね。
そして、正しい吐き方でここの副腎という所を刺激できるんです。
ここからは少し、少しずつですけれども、卵巣でなくなったホルモンが出ているんです。そ
こを刺激します。そして、もうひとつ胸線。ここのところですね。
更年期障害解消ヨガ~壱伊スタディハウス
胸線というのは、昔は子供の時だけでるホルモンといわれていたんです。
でも、最近は T 細胞を育成する箇所だと言われています。
免疫力を高めるところですね。
この 2 カ所は、加齢をしても変わらないところだと言われています。
それは呼吸法をすることによって常に刺激ができるんですね。
更年期に骨粗鬆症だとかあるいは関節リウマチなど持病を作ってしまうと後半の人生は真
っ暗です。
ですから、閉経後はホルモン、ホルモンというのは潤滑油でもあるんですね。
減少しますので、自力で骨格筋や関節の機能を維持してほしいんです。
ですからそのために運動をするっていう習慣をぜひ作っていただきたいんですね。
で、食事・食のことも変わります。
若いころのカロリーを中心にした食から、栄養素を中心にした食材に変えていただきたいん
ですね。
生活も“早寝早起き”自律神経をできるだけ正常に保つようにしていただきたいと思います。
更年期の対処法は、即効性はないけれども閉経後の生活に必ずプラスになると思いますので
おやりになってみてください。
内臓を刺激できるのは、唯一呼吸なんですね。
そして、呼吸の仕方によって全ホルモン、あるいは分泌する器官を刺激することができるん
です。
ですから、呼吸というのはものすごく大切なんですね。
例えば、呼吸が浅い人、胃が悪い人はよわよわしい呼吸・言葉が出てきますよね。
それは、胃が悪くて呼吸が浅いっていうことが言えるわけですね。
それを意識的に反対にして、意識的に自分で強い呼吸をしていくわけです。
そうすると、内臓の方も強くなっていくわけですね。
で、呼吸の仕方でホルモン系、全部出ているホルモン系を刺激する。
これが呼吸法の大切さなんですね。