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第 1 問 Aさん (32 歳 ) および妻 Bさん (30 歳 ) は 民間企業に勤める会社員である 妻 Bさんが 平成 27 年 12 月に第 1 子を出産する予定であることから Aさんは 出産に関する健康保険等からの給付内容について知りたいと考えている また Aさんは 仮に自分が死亡した場合の

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(1)

1

-ファイナンシャル・プランニング

技能検定

2 級

実技試験

<個人資産相談業務>

解答・解説集

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解答・解説集

解答・解説集

---★ ご注意 ★--- 1. 本冊子は2級FP技能士試験の解答・解説集です。 2. 問題文は(一社)金融財政事情研究会が公式HP上で公開している試験問題より引用して おります。 出典:(一社)金融財政事情研究会 http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/list/fp/test 3. WEB 上での公開時の文字化けを回避するため、丸囲みの数字は(1)~(3)や○×というよ うに表記を変更している場合があります。 4. 解答・解説文は正確を期すよう努力しておりますが、分かりやすさ・読みやすさを重 視していることから、記載を省略したり、平易な用語に読み替えている場合がありま す。 5. 5. 5. 5. 本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ本冊子に記載されている情報については、利用者の責任に基づいてお取り扱いくださ い。 い。 い。 い。 6. 6. 6. 6. 本冊子に記載されている情報による損害については一切責任を負いません。本冊子に記載されている情報による損害については一切責任を負いません。本冊子に記載されている情報による損害については一切責任を負いません。本冊子に記載されている情報による損害については一切責任を負いません。 7. 解説文に間違いを発見された場合や、ご意見・ご感想などは、下記URLよりご連絡頂 けますと、大変ありがたいです。 連絡先:http://fp2test.ninpou.jp/contact.html

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《第1問》 Aさん(32歳)および妻Bさん(30歳)は、民間企業に勤める会社員である。妻Bさんが、 平成27年12月に第1子を出産する予定であることから、Aさんは、出産に関する健康保険 等からの給付内容について知りたいと考えている。また、Aさんは、仮に自分が死亡した 場合の公的年金制度からの給付等についての理解も深めたいと思っている。そこで、Aさ んは、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談することにした。 Aさんおよび妻Bさんに関する資料は、以下のとおりである。 〈Aさんおよび妻Bさんに関する資料〉 (1) (1) (1) (1) Aさん(会社員)Aさん(会社員)Aさん(会社員)Aさん(会社員) 生年月日:昭和58年3月10日 厚生年金保険、全国健康保険協会管掌健康保険、雇用保険に加入している。 〔公的年金の加入歴〕 (2) (2) (2) (2) 妻Bさん(会社員)妻Bさん(会社員)妻Bさん(会社員)妻Bさん(会社員) 生年月日:昭和60年5月20日 厚生年金保険、全国健康保険協会管掌健康保険、雇用保険に加入している。 〔公的年金の加入歴〕 ※妻Bさんは、現在および将来においても、Aさんと同居し、生計維持関係にあるものと する。 ※Aさんおよび妻Bさんは、現在および将来においても、公的年金制度における障害等級 に該当する障害の状態にないものとする。 ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

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3 -Mさんは、Aさんに対して、出産に関して妻Bさんが受けることができる健康保険からの 給付等について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄(1)~(3)に入る最も適切な語 句を、下記の〈語句群〉のイ~リのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。 ⅰ)「妻Bさんが、出産のために休業し、その期間について事業主から給与の支払を受けら れない場合、所定の手続により、出産の日(出産の日が出産の予定日後であるときは出産 の予定日)以前42日(多胎妊娠の場合は98日)から出産の日後56日の範囲内で出産手当金 が妻Bさんに支給されます。出産手当金の額は、1日につき標準報酬日額の((( ( 1111 ))))に相 当する額です。また、出産手当金の支給期間中に傷病手当金も受けられるようになった場 合は、(((( 2222 ))支給されます」)) ⅱ)「妻Bさんが、平成27年12月に産科医療補償制度に加入している医療機関で出産した場 合、所定の手続により、1児につき(((( 3333 ))の出産育児一時金が支給されます。また、出)) 産育児一時金の支給までの間に出産費用が必要となった場合には、一定の要件のもとに出 産費貸付制度を利用することができます。この制度では出産育児一時金支給見込額の8割 相当額を限度に無利子で資金の貸付を受けられます」 〈語句群〉 イ.3分の1 ロ.2分の1 ハ.3分の2 ニ.出産手当金が優先して ホ.傷病手当金が優先して へ.いずれも満額 ト.32万円 チ.42万円 リ.52万円

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《問1》<解答・解説> 出産手当金・出産育児一時金に関する問題です。 ⅰ)産休中に産休中に産休中に産休中に会社からの給与がない場合、健康保険から出産手当金会社からの給与がない場合、健康保険から出産手当金会社からの給与がない場合、健康保険から出産手当金が支給されます。会社からの給与がない場合、健康保険から出産手当金 (標準報酬日額の (標準報酬日額の (標準報酬日額の (標準報酬日額の2222////3333×休暇日数分)×休暇日数分)×休暇日数分)×休暇日数分) また、出産手当金の支給期間中に傷病手当金も受けられる場合には、出産手当金が優先し出産手当金の支給期間中に傷病手当金も受けられる場合には、出産手当金が優先し出産手当金の支給期間中に傷病手当金も受けられる場合には、出産手当金が優先し出産手当金の支給期間中に傷病手当金も受けられる場合には、出産手当金が優先し て支給 て支給 て支給 て支給され、その間傷病手当金は支給されません。 ⅱ)産科医療補償制度に加入している産院産科医療補償制度に加入している産院産科医療補償制度に加入している産院産科医療補償制度に加入している産院・・・・病院で出産すると、病院で出産すると、病院で出産すると、病院で出産すると、出産育児一時金が出産育児一時金が出産育児一時金が出産育児一時金が42424242万円、万円、万円、万円、 そうでない場合は そうでない場合は そうでない場合は そうでない場合は39393939万円支給万円支給万円支給万円支給されます。また、出産育児一時金が支給されるまでに出産費 用が必要となった場合には、出産費貸付制度により、出産育児一時金の 8 割相当額まで無 利子で貸付を受けることができます。 以上により正解は、(1)ハ.3分の2 (2)ニ.出産手当金が優先して (3)チ.42万円

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5 -Mさんは、Aさんに対して、妻Bさんが産前産後休業および育児休業を取得し、その期間 について勤務先から給与が支給されない場合に係る社会保険の取扱い等について説明した。 Mさんが説明した次の記述(1)~(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには× 印を解答用紙に記入しなさい。 (1) 「妻Bさんを使用する事業主が、妻Bさんの産前産後休業期間中に所定の手続を行うこ とにより、妻Bさんの産前産後休業期間に係る健康保険および厚生年金保険の保険料が免 除されます」 (2) 「妻Bさんが、所定の手続により、雇用保険から育児休業給付金の支給を受ける場合、 その給付金の額は、給付金の支給に係る休業日数が通算して180日に達するまでは、休業開 始時賃金日額に支給日数を乗じて得た額の67%に相当する額となります」 (3) 「 妻Bさんは育児休業期間に係る雇用保険の保険料を負担する必要はありませんが、 妻Bさんが、所定の手続により、雇用保険から育児休業給付金の支給を受ける場合、その 給付金に対しては所得税が課されます」

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《問2》<解答・解説> 産休中の保険料免除・育児休業給付金に関する問題です。 (1)は、○。産前産後休業・育児休業中の健康保険・厚生年金の保険料は、事業主・被保険産前産後休業・育児休業中の健康保険・厚生年金の保険料は、事業主・被保険産前産後休業・育児休業中の健康保険・厚生年金の保険料は、事業主・被保険産前産後休業・育児休業中の健康保険・厚生年金の保険料は、事業主・被保険 者とも負担を免除 者とも負担を免除 者とも負担を免除 者とも負担を免除してもらえます(介護保険も同様)。 (2)は、○。雇用保険の育児休業給付金の支給額は、休業開始から育児休業給付金の支給額は、休業開始から育児休業給付金の支給額は、休業開始から育児休業給付金の支給額は、休業開始から180180180180日までは、支給日数日までは、支給日数日までは、支給日数日までは、支給日数 30 30 30 30日当たり「休業開始時賃金日額×日当たり「休業開始時賃金日額×日当たり「休業開始時賃金日額×日当たり「休業開始時賃金日額×30303030日×日×日×日×67676767%」%」です。%」%」 (本来は40%のところ、暫定措置で67%(181日目から50%)になっています。) (3)は、×。所得税は、所得の性質や社会政策上の観点から、非所得税は、所得の性質や社会政策上の観点から、非所得税は、所得の性質や社会政策上の観点から、非課税所得となる所得税は、所得の性質や社会政策上の観点から、非課税所得となる課税所得となるもの(課税課税所得となる 不適当とするもの)があり、入院・手術・通院・診断等の「身体の傷害に基因」して支払「身体の傷害に基因」して支払「身体の傷害に基因」して支払「身体の傷害に基因」して支払 われる給付金や、雇用保険の給付(基本手当・育児休業給付金・高年齢雇用継続給付) われる給付金や、雇用保険の給付(基本手当・育児休業給付金・高年齢雇用継続給付) われる給付金や、雇用保険の給付(基本手当・育児休業給付金・高年齢雇用継続給付) われる給付金や、雇用保険の給付(基本手当・育児休業給付金・高年齢雇用継続給付)等 が該当します。

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7 -仮に、Aさんが現時点(平成27年9月13日)で死亡し、妻Bさんが遺族厚生年金の受給権 を取得した場合、受給権取得時における妻Bさんの遺族厚生年金の年金額を、解答用紙の 手順に従い、計算過程を示して求めなさい。なお、年金額は平成27年度価額(本来水準に よる価額)に基づくものとし、計算にあたっては、《設例》および下記の〈資料〉を利用す ること。また、端数処理は、解答用紙の指示に従うこと。 〈資料〉 遺族厚生年金の計算式(本来水準による価額) 遺族厚生年金の年金額=基本額+中高齢寡婦加算額 ⅰ)基本額(厚生年金保険の被保険者期間がすべて平成15年4月以後である場合) 基本額=平均標準報酬額×(5.481/1,000)×□□□月×(△/□) ⅱ)中高齢寡婦加算額 585,100円(要件を満たしている場合のみ加算すること) ※問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」「△」「□」で示してある。

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《問3》<解答・解説> 遺族厚生年金の支給額に関する問題です。 遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、その被保険者によって生計を 遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、その被保険者によって生計を 遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、その被保険者によって生計を 遺族厚生年金は、厚生年金保険の被保険者が死亡した場合、その被保険者によって生計を 維持されていた配偶者および子、父母、孫、祖父母(←支給順位順)に、支給 維持されていた配偶者および子、父母、孫、祖父母(←支給順位順)に、支給 維持されていた配偶者および子、父母、孫、祖父母(←支給順位順)に、支給 維持されていた配偶者および子、父母、孫、祖父母(←支給順位順)に、支給されます(最 高順位の者以外には受給権無し)。 支給額は死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3で、被保険者期間が 支給額は死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3で、被保険者期間が 支給額は死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3で、被保険者期間が 支給額は死亡した人の老齢厚生年金の報酬比例部分の4分の3で、被保険者期間が300300300300 月月月月 未満の場合は 未満の場合は 未満の場合は 未満の場合は300300300300月とみなして計算する最低保障月とみなして計算する最低保障月とみなして計算する最低保障月とみなして計算する最低保障がついています。 Aさんの被保険者期間は、125月で300月未満のため、被保険者期間を300月とみなして 計算することになりますが、厚生年金保険の被保険者期間がすべて平成15年4月以後であ るため、計算上は125月を使わずに、単純に被保険者期間を300月として計算するだけで す。 ※平成平成平成平成15151515年年年年3333月以前の被保険者期間がある場合、月以前の被保険者期間がある場合、平成月以前の被保険者期間がある場合、月以前の被保険者期間がある場合、 15年3月以前と平成15年4月以 後でそれぞれ指定の計算式で分けて計算し、最終的に最終的に最終的に最終的に(300(300(300(300/被保険者期間の合計/被保険者期間の合計/被保険者期間の合計/被保険者期間の合計))))を乗じるを乗じるを乗じるを乗じる ことが必要です。 ※マクロ経済スライドの発動により、平成27 年度は物価スライド率の計算(平成26年度 は1.031×0.961)は無くなりました。 遺族厚生年金額=400,000×5.481/1,000×300月×3/4 =493,290 円 ⇒493,300 円(50 円以上100 円未満切上げ) また、夫死亡時に40404040歳以上で子のいない妻や、子があってもその子が遺族基礎年金におけ歳以上で子のいない妻や、子があってもその子が遺族基礎年金におけ歳以上で子のいない妻や、子があってもその子が遺族基礎年金におけ歳以上で子のいない妻や、子があってもその子が遺族基礎年金におけ る加算対象外となったときに る加算対象外となったときに る加算対象外となったときに る加算対象外となったときに40404040歳以上の妻には、歳以上の妻には、歳以上の妻には、歳以上の妻には、遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が加算さ れます。 夫が32歳で死亡時、妻は30歳ですので、中高齢寡婦加算はありません。 なお、現時点での胎児を出産した時点で遺族基礎年金の受給権を妻が取得し、その後、子 が18歳になった後に中高齢寡婦加算が加算されます。 以上により正解は、493,300(円)

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-《第2問》 会社員のAさん(51歳)は、現在、3年前に購入したX投資信託を特定口座の源泉徴収選 択口座で200万口保有しているが、先日、証券会社の担当者から新たにY投資信託の購入の 提案を受けた。また、「非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得および譲渡所得等の 非課税措置(以下、当該非課税措置は『NISA』、当該非課税口座は『NISA口座』と いう)」についても、その活用を勧められている。そこで、Aさんは、NISAの仕組み等 について詳しく知りたいと考え、ファイナンシャル・プランナーのMさんに相談すること にした。 X投資信託およびY投資信託に関する資料等は、以下のとおりである。 〈X投資信託に関する資料〉 ・公募株式投資信託 ・追加型/国内/株式 ・主な投資対象 :高配当の国内株式 ・信託期間 :無期限 ・決算日 :毎年9月6日 ・購入時手数料 :なし ・信託財産留保額:解約時の基準価額に対して0.2% ・Aさんの購入時の基準価額 :8,480円(1万口当たり) 〈Y投資信託に関する資料〉 ・公募株式投資信託 ・追加型/海外/株式 為替ヘッジなし ・主な投資対象 :日本を除くアジア各国の株式 ・信託期間 :平成33年7月18日まで ・決算日 :毎年1月18日および7月18日 ・購入時手数料 :購入価額の3.24%(税込) ・信託財産留保額:解約時の基準価額に対して0.3% 〈X投資信託とY投資信託の過去5年間の運用パフォーマンスに関する資料〉 ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

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11 -Mさんは、Aさんに対して、NISAの仕組みについて説明した。Mさんが説明した以下 の文章の空欄(1)~(4)に入る最も適切な語句を、下記の〈語句群〉のイ~ルのなかから選び、 その記号を解答用紙に記入しなさい。 「NISAは、上場株式や公募株式投資信託等の配当等や譲渡益等が非課税となる制度で す。NISA口座には年間の受入れ限度額が定められており、平成27年までの限度額は ( ( ( ( 1111 ))))、平成28年以降の各年については(((( 2222 ))となります。また、非課税期間は最長)) で(((( 3333 ))となります。なお、NISA口座に受け入れた上場株式や公募株式投資信託等)) に譲渡損失が生じた場合、その損失の金額は、特定口座等の他の口座で生じた上場株式等 に係る譲渡益の金額と損益の通算をすることが((( ( 4444 ))))」 〈語句群〉 イ.80万円 ロ.100万円 ハ.120万円 ニ.150万円 ホ.180万円 へ.200万円 ト.3年間 チ.5年間 リ.7年間 ヌ.できます ル.できません

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《問4》<解答・解説> NISA(少額投資非課税制度)に関する問題です。 NISA NISA NISA NISA口座の利用限度額(非課税枠)は、平成口座の利用限度額(非課税枠)は、平成口座の利用限度額(非課税枠)は、平成口座の利用限度額(非課税枠)は、平成27272727年度までは一人年間年度までは一人年間年度までは一人年間年度までは一人年間100100100100万円万円万円万円ですが、平平平平 成 成 成 成28282828年度以降は一人年間年度以降は一人年間年度以降は一人年間年度以降は一人年間120120120120万円まで万円まで万円まで万円までとなります。

また、NISANISANISANISA口座における配当金や譲渡益は、最長口座における配当金や譲渡益は、最長口座における配当金や譲渡益は、最長口座における配当金や譲渡益は、最長5555年間、非課税年間、非課税年間、非課税年間、非課税です。ただし、非課税期 間終了後、そのまま NISA 口座内で保有継続し、新たな非課税枠内に乗り換えることで、 最大14年間非課税となります。

なお、NISANISANISANISA口座内で発生した譲渡損失は、口座内で発生した譲渡損失は、口座内で発生した譲渡損失は、口座内で発生した譲渡損失は、他の一般口座や特定口座内の上場株式等の配当他の一般口座や特定口座内の上場株式等の配当他の一般口座や特定口座内の上場株式等の配当他の一般口座や特定口座内の上場株式等の配当 金等や譲渡益と通算できません 金等や譲渡益と通算できません 金等や譲渡益と通算できません 金等や譲渡益と通算できません。 NISA口座内の譲渡損失は「なかったもの」とされ、同じNISA口座内での譲渡益や配当金 もそもそも非課税であることから、NISA口座内でも通算されません。 以上により正解は、(1)ロ.100万円 (2)ハ.120万円 (3)チ.5年間 (4)ル.できません

(13)

- 13 - Mさんは、Aさんに対して、X投資信託およびY投資信託の特徴等について説明した。M さんが説明した次の記述(1)~(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印 を解答用紙に記入しなさい。 (1) 「X投資信託とY投資信託の過去5年間の運用パフォーマンスをシャープ・レシオで比 較した場合、Y投資信託のほうが効率的に運用されていたと評価することができます」 (2) 「Y投資信託は為替ヘッジを行っていませんので、購入後に投資対象国通貨に対して円 高となった場合、為替ヘッジを行った場合と比較して、基準価額の値下りは大きくなりま す」 (3) 「信託財産留保額は、投資信託を解約等した受益者と引き続き保有する受益者との公平 性を確保するためにすべての投資信託に設定されているものであり、販売会社によってそ の料率が異なることはありません」

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《問5》<解答・解説> シャープレシオ・為替ヘッジ・信託財産留保額に関する問題です。 (1)は、×。シャープ・レシオ=シャープ・レシオ=シャープ・レシオ=シャープ・レシオ=((((ポートフォリオの収益率-安全資産利子率ポートフォリオの収益率-安全資産利子率ポートフォリオの収益率-安全資産利子率ポートフォリオの収益率-安全資産利子率))))÷標準偏差÷標準偏差÷標準偏差÷標準偏差 で すが、 シャープ・レシオは、標準偏差で測ったリスク1単位に対して、超過収益率がどれだけあ シャープ・レシオは、標準偏差で測ったリスク1単位に対して、超過収益率がどれだけあ シャープ・レシオは、標準偏差で測ったリスク1単位に対して、超過収益率がどれだけあ シャープ・レシオは、標準偏差で測ったリスク1単位に対して、超過収益率がどれだけあ ったかを示す ったかを示す ったかを示す ったかを示すものですから、値が大きいほど超過収益率が高い=優れた金融商品というこ とです。 X投信のシャープレシオ=(5.5%-0.1%)÷8.0%=0.675% Y投信のシャープレシオ=(10.5%-0.1%)÷22.0%≒0.473% よって、X投信のほうがシャープレシオの値が大きく、効率的に運用されていたといえます。 (2)は、○。為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避するこ為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避するこ為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避するこ為替ヘッジとは、為替変動リスクを通貨先物やオプション取引等で回避するこ と と と とですので、為替ヘッジのない Y 投信は、為替ヘッジを行った場合に比べて、円高による 為替差損は大きく、基準価額の値下がりも大きくなります。 (3)は、×。信託財産留保額は、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用信託財産留保額は、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用信託財産留保額は、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用信託財産留保額は、投資家間の公平性を保つために、買付や換金に係る諸費用 を買付代金に加算もしくは換金代金から差し引く金額 を買付代金に加算もしくは換金代金から差し引く金額 を買付代金に加算もしくは換金代金から差し引く金額 を買付代金に加算もしくは換金代金から差し引く金額で、どの販売会社でも料率は同じで すが、全ての投信に設定されているわけではなく、信託財産留保額を無しとしている投信 もあります。

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- 15 - Aさんが、平成27年中に、特定口座の源泉徴収選択口座で保有するX投資信託を基準価額 10,000円(1万口当たり)ですべて解約した場合に徴収される所得税(復興特別所得税を 含む)および住民税の合計額を計算した次の〈計算式〉の空欄(1)~(3)に入る最も適切な数 値を解答用紙に記入しなさい。なお、Aさんにはこれ以外にこの年における株式等の取引 はなく、X投資信託からの元本払戻金(特別分配金)は購入後一度も受け取っていないも のとし、《設例》に挙げられているもの以外の費用については考慮しないものとする。また、 問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。 〈計算式〉 ・譲渡所得の金額 (□□□円-8,480円)×2,000,000口÷10,000口=(( (( 1111 ))円)) ・所得税(復興特別所得税を含む)および住民税の合計額 所得税(復興特別所得税を含む) ( (( ( 1111 ))))円×□□□%=□□□円 住民税 ( (( ( 1111 ))))円×(( (( 2222 ))))%=□□□円 合計額 □□□円+□□□円=((( ( 3333 ))))円

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《問6》<解答・解説> 株式投資信託換金時の所得税・住民税に関する問題です。 まず、投信の売却益=換金額-取得価額投信の売却益=換金額-取得価額投信の売却益=換金額-取得価額投信の売却益=換金額-取得価額 となります。 換金額については、解約時の基準価額10,000円が該当しますが、X投資信託の場合は「信 託財産留保額:解約時の基準価額に対して0.2%」とされています。 よって、換金額=10,000円-10,000円×0.2%=9,980円 次に取得価額とは、個別元本に販売手数料などの取得費用を加えた、投資金額のことです。 これに対し個別元本とは、同じ投資信託を追加購入した場合に、それぞれの口数に応じて個別元本とは、同じ投資信託を追加購入した場合に、それぞれの口数に応じて個別元本とは、同じ投資信託を追加購入した場合に、それぞれの口数に応じて個別元本とは、同じ投資信託を追加購入した場合に、それぞれの口数に応じて 加重平均した購入価格 加重平均した購入価格 加重平均した購入価格 加重平均した購入価格です。 ただし、本問の場合は「購入時手数料:なし」となっていますので、取得価額=個別元本 です。 また、「X投資信託からの元本払戻金(特別分配金)は購入後一度も受け取っていない」と ありますので、購入時の基準価額 8,480 円=個別元本となります(元本払戻金が発生して いると、その分を差し引く必要があります)。 従って、Aさんの投信1万口当たりの売却益=9,980円-8,480円=1,500円 ただし、実際にはAさんは投信200万口を購入していますので、 200万口分の売却益=1,500円×200万口/1万口=300,000円 最後に、株式等に係る譲渡所得の税率は、20.315%(所得税15.315%・住民税5%)ですか ら、 ・所得税:300,000円×15.315%=45,945円(復興特別所得税含む) ・住民税:300,000円×5%=15,000円 ・合計額:45,945円+15,000円=60,945円 以上により正解は、(1)300,000(円) (2)5(%) (3)60,945(円)

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《第3問》 飲食業を営む個人事業主のAさん(65歳)は、妻Bさん(60歳)、長男Cさん(40歳)、長 男Cさんの妻Dさん(33歳)およびAさんの母Eさん(86歳)との5人暮らしである。A さんは最近体力が衰えてきたこともあり、事業を平成27年10月に長男Cさんに引き継ぐ予 定である。 Aさんの平成27年分の収入等に関する資料等は、以下のとおりである。 〈Aさんの家族構成〉 ・Aさん :個人事業主(青色申告者) ・妻Bさん :Aさんの青色事業専従者 ・長男Cさん:Aさんの青色事業専従者 ・長男Cさんの妻Dさん:会社員。平成27年中に給与収入400万円を得ている。 ・母Eさん :平成27年中に公的年金70万円を得ている。 〈Aさんの平成27年分の収入等に関する資料〉 ・事業所得の金額:800万円(青色申告特別控除後の金額) ・居住用賃貸アパートの不動産所得に係る損失の金額:70万円 上記の損失の金額のうち、当該不動産所得を生ずべき土地の取得に要した負債の利子20万 円を必要経費に算入している。 ※妻Bさん、長男Cさん、長男Cさんの妻Dさんおよび母Eさんは、Aさんと同居し、生 計を一にしている。 ※家族は、障害者および特別障害者には該当しない。 ※家族の年齢は、平成27年12月31日現在のものである。 ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

(19)

- 19 - 所得税の青色申告に関する以下の文章の空欄(1)~(3)に入る最も適切な語句を、下記の〈語 句群〉のイ~リのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。 ⅰ)長男Cさんが平成27年10月にAさんの事業を引き継ぎ、その年分以後の所得税につい て青色申告書により確定申告書を提出するためには、その業務を開始した日から((( ( 1111 )))) 以内に、所定の事項を記載した青色申告承認申請書を納税地の所轄税務署長に提出して承 認を受けなければならない。 ⅱ)青色申告の承認を受けることによる税務上の特典としては、青色申告特別控除や青色 事業専従者給与の必要経費算入、最長で((( ( 2222 ))))にわたる純損失の繰越控除などがある。 このうち、青色申告特別控除については、長男Cさんが引き継いだ事業に係る取引の内容 を正規の簿記の原則により記帳し、それに基づいて作成した貸借対照表等を添付した確定 申告書を法定申告期限内に提出した場合、最高で((( ( 3333 ))))を所得金額から控除することが できる。 〈語句群〉 イ.2カ月 ロ.3カ月 ハ.4カ月 ニ.3年間 ホ.7年間 へ.9年間 ト.10万円 チ.65万円 リ.103万円

(20)

《問7》<解答・解説> 所得税の青色申告に関する問題です。 ⅰ)青色申告承認申請の期限は、青色申告をする年の青色申告承認申請の期限は、青色申告をする年の青色申告承認申請の期限は、青色申告をする年の青色申告承認申請の期限は、青色申告をする年の3333月月月月15151515日まで日まで日まで日までです。ただし、その年 の1月1月1月1月16161616日以後新たに業務を開始し青色申告を行う場合は、その業務を開始した日から日以後新たに業務を開始し青色申告を行う場合は、その業務を開始した日から日以後新たに業務を開始し青色申告を行う場合は、その業務を開始した日から日以後新たに業務を開始し青色申告を行う場合は、その業務を開始した日から2222 ヶ月以内 ヶ月以内 ヶ月以内 ヶ月以内に青色申告承認申請書を納税地の所轄税務署長に提出する必要があります(青色 申告していた事業を引き継いだ場合でも、引き継いだ人は改めて青色申告の申請を行う必 要があります)。 ⅱ)不動産所得・事業所得・山林所得については、不動産所得・事業所得・山林所得については、不動産所得・事業所得・山林所得については、一定の帳簿で記帳すること等の要件を不動産所得・事業所得・山林所得については、 満たすことで、所得税の青色申告をすることができます青色申告をすることができます青色申告をすることができます青色申告をすることができます。 <青色申告の特典> ●青色申告特別控除:最高青色申告特別控除:最高青色申告特別控除:最高青色申告特別控除:最高65656565万円万円万円万円を所得から控除できる。 ●青色事業専従者給与:同一生計の配偶者や親族に支払った給与を必要経費に算入青色事業専従者給与:同一生計の配偶者や親族に支払った給与を必要経費に算入青色事業専従者給与:同一生計の配偶者や親族に支払った給与を必要経費に算入できる。青色事業専従者給与:同一生計の配偶者や親族に支払った給与を必要経費に算入 ●純損失の繰越し・繰戻し純損失の繰越し・繰戻し純損失の繰越し・繰戻し:損益通算しても控除しきれない損失額を翌年以後純損失の繰越し・繰戻し 損失額を翌年以後損失額を翌年以後損失額を翌年以後 3333 年間繰り年間繰り年間繰り年間繰り 越す 越す 越す 越すことができる。また、前年に繰り戻して所得税の還付前年に繰り戻して所得税の還付前年に繰り戻して所得税の還付前年に繰り戻して所得税の還付を受けることができる。 以上により正解は、(1)イ.2カ月 (2)ニ.3年間 (3)チ.65万円

(21)

- 21 - Aさんの平成27年分の所得税に関する次の記述(1)~(3)について、適切なものには○印を、 不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。 (1) 長男Cさんに事業を引き継いだ日から平成27年12月31日までのAさんの収入金額が38 万円以下である場合、Aさんは、事業を引き継いだ日の前日までの収入の多寡にかかわら ず、長男Cさんの控除対象扶養親族となることができる。 (2) Aさんが事業の引継ぎに際して、「個人事業の開業・廃業等届出書」を納税地の所轄税 務署長に提出した場合、その提出をもって青色申告を取りやめたこととなるため、Aさん が不動産所得について青色申告を行うためには、改めて青色申告の承認を得る必要がある。 (3) 長男Cさんが、事業を引き継いで青色申告の承認を得た場合、Aさんの青色事業専従者 であったBさんをこれまでと同様に青色事業専従者とするためには、長男CさんはBさん に係る「青色事業専従者給与に関する届出書」を納税地の所轄税務署長に提出しなければ ならない。

(22)

《問8》<解答・解説> 事業の引き継ぎに係る青色申告届出手続きに関する問題です。 所得税の青色申告は、「事業そのもの」ではなく「事業を行う個人」に適用されるものであ るため、青色申告の対象事業を引き継いだ場合でも、基本的に引き継いだ人が改めて各種 届出を行うことが必要です。 (1)は、×。扶養控除は扶養控除は扶養控除は扶養控除は16161616歳以上が適用対象で、生計同一で合計所得金額歳以上が適用対象で、生計同一で合計所得金額歳以上が適用対象で、生計同一で合計所得金額歳以上が適用対象で、生計同一で合計所得金額38383838万円以下万円以下万円以下万円以下であ ることが必要ですので、事業の引き継ぎ前後に関わらず、年間の合計所得金額(引継前の 青色事業専従者としての所得と、引継後の個人事業主としての所得の合計)で控除対象か が判断されます。 (2)は、×。青色申告の対象となる事業を廃業した場合でも、事業を廃業した場合でも、事業を廃業した場合でも、事業を廃業した場合でも、その年分の所得税については、その年分の所得税については、その年分の所得税については、その年分の所得税については、 青色申告の各種特典を適用可能 青色申告の各種特典を適用可能 青色申告の各種特典を適用可能 青色申告の各種特典を適用可能です。また、事業の廃業の翌年も不動産所得等の青色申告不動産所得等の青色申告不動産所得等の青色申告不動産所得等の青色申告 の対象となる所得が前年に引き続いて発生する場合には、 の対象となる所得が前年に引き続いて発生する場合には、 の対象となる所得が前年に引き続いて発生する場合には、 の対象となる所得が前年に引き続いて発生する場合には、再度の青色申告の承認申請は不 要であり、継続して青色申告が可能継続して青色申告が可能継続して青色申告が可能です。継続して青色申告が可能 (3)は、○。青色申告の対象となる事業を引き継いだ場合でも、事業を引き継いだ場合でも、事業を引き継いだ場合でも、事業を引き継いだ場合でも、家族従業員等を承継前と同 様に継続して青色事業専従者とするためには、引き継いだ人は改めて「青色事業専従者給引き継いだ人は改めて「青色事業専従者給引き継いだ人は改めて「青色事業専従者給引き継いだ人は改めて「青色事業専従者給 与に関する届出書」を納税地の所轄税務署長に提 与に関する届出書」を納税地の所轄税務署長に提 与に関する届出書」を納税地の所轄税務署長に提 与に関する届出書」を納税地の所轄税務署長に提出出出することが必要です。出

(23)

- 23 - Aさんの平成27年分の所得税の確定申告(青色申告)による所得税の算出税額を計算した 下記の表の空欄(1)~(4)に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。なお、問題の性 質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。また、Aさんは母Eさんについ て扶養控除の適用を受けるものとする。 〈資料〉 所得税の速算表

(24)

《問9》<解答・解説> 所得税の申告納税額に関する問題です。 Aさんの収入は、事業所得と不動産所得ですので、これらを合計して総所得金額を算出し、 その後所得控除を差し引いた金額(課税総所得金額)から、税額を算出します。 ※総所得金額は、総所得金額は、総所得金額は、総所得金額は、大雑把に言うと、総合課税の所得を合計し、総合課税の所得を合計し、総合課税の所得を合計し、総合課税の所得を合計し、損益通算した後の金額損益通算した後の金額です。損益通算した後の金額損益通算した後の金額 事業所得は既に分かっていますから、まずは不動産所得を計算します。 Aさんの不動産所得は70万円の損失となっており、不動産・事業・山林・譲渡所得の損失不動産・事業・山林・譲渡所得の損失不動産・事業・山林・譲渡所得の損失不動産・事業・山林・譲渡所得の損失 は、 は、 は、 は、給与所得や一時所得等の他の所得と損益通算できます他の所得と損益通算できます他の所得と損益通算できます。他の所得と損益通算できます ただし、不動産所得の損失のうち、土地取得に要した負債の利子相当不動産所得の損失のうち、土地取得に要した負債の利子相当不動産所得の損失のうち、土地取得に要した負債の利子相当部分は、他の所得と不動産所得の損失のうち、土地取得に要した負債の利子相当部分は、他の所得と部分は、他の所得と部分は、他の所得と 損益通算できません 損益通算できません 損益通算できません 損益通算できません(建物取得用なら損益通算可)。 つまり、借金して土地を購入した場合、その年は収入より支出が上回って不動産所得が損 失となっても、借金の利子分は損益通算の対象外ということです。 よって、土地取得に要した負債の利子20万円は、不動産所得の損失▲70万円から除かれ、 ▲50万円となります。 よって、 Aさんの総所得金額=事業所得800万円+不動産所得▲50万円 =750万円 よって、(1)の正解は、7,500,000(円単位) 次に、70707070 歳以上の人を扶歳以上の人を扶歳以上の人を扶歳以上の人を扶養する場合、老人扶養親族として、同居する老親等の場合は養する場合、老人扶養親族として、同居する老親等の場合は養する場合、老人扶養親族として、同居する老親等の場合は養する場合、老人扶養親族として、同居する老親等の場合は 58585858 万円、同居する老親以外の場合は 万円、同居する老親以外の場合は 万円、同居する老親以外の場合は 万円、同居する老親以外の場合は48484848万円の扶養控除が適用万円の扶養控除が適用されます。万円の扶養控除が適用万円の扶養控除が適用 また、いずれも生計同一で合計所得金額生計同一で合計所得金額生計同一で合計所得金額生計同一で合計所得金額38383838万円以下万円以下万円以下万円以下(年金収入だけなら158万円以下)で あることが必要です。 よって、86歳で年金収入70万円の母Eさんは、老人扶養親族の同居老親等として、老人 扶養控除58万円の適用対象です(65歳以上で受け取る公的年金は、年 120万円までは公 的年金等控除により所得ゼロ)。 よって、(2)の正解は、580,000(円単位) また、所得税の基礎控除は所得税の基礎控除は所得税の基礎控除は所得税の基礎控除は38383838万万万万円で、誰でも一律に同額が所得控除円で、誰でも一律に同額が所得控除円で、誰でも一律に同額が所得控除円で、誰でも一律に同額が所得控除されます。 よって、(3)の正解は、380,000(円単位) 最後に、課税総所得金額、算出税額を計算して求めます。 課税総所得金額=総所得金額750万円-所得控除合計190万円=560万円 算出税額=課税総所得560万円×20%-42.75万円=69.25万円

(25)

- 25 -

以上により正解は、(1)7,500,000(円) (2) 580,000(円) (3) 380,000(円) (4) 692,500(円)

(26)

《第4問》 Aさん(59歳)は、妻Bさん(55歳)と2人で賃貸マンションに住んでいる。Aさんは、 平成27年10月に勤務先を定年退職する予定であり、その退職金を利用して、かねてより同 居を希望していた長男夫婦と暮らすための住宅(戸建て)を新築しようと考えている。新 築する自宅の敷地には、父からの相続により以前から所有している駐車場(甲土地)を利 用する予定である。 甲土地に関する資料は、以下のとおりである。 〈甲土地の概要〉 ※甲土地は、建ぺい率の緩和について特定行政庁が指定する角地である。 ※指定建ぺい率および指定容積率とは、それぞれ都市計画において定められた数値である。 ※甲土地は、特定行政庁が指定する幅員6mの区域には該当しない。 ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

(27)

- 27 - 甲土地に自宅を新築する場合の留意点に関する次の記述(1)~(3)について、適切なものには ○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。 (1) 甲土地のある第一種住居地域内においては、都市計画により、10mまたは12mの絶対高 さ制限が適用される。 (2) 甲土地のある防火地域内においては、延べ面積が80㎡を超える建築物は、その建築物の 階数にかかわらず、原則として耐火建築物としなければならない。 (3) 自宅を新築した場合、Aさんはその建物の所有権を取得した日から1カ月以内に建物の 表題登記を申請しなければならない。

(28)

《問10》<解答・解説> 建築基準法・建物表題登記に関する問題です。 (1)は、×。絶対高さ制限が適用されるのは、第1種・第2種"低層住居専用"地域です。建 築基準法により、第第第第1111種・第種・第種・第種・第2222種低層住居専用地域では、高さ種低層住居専用地域では、高さ種低層住居専用地域では、高さ種低層住居専用地域では、高さ10m10m10m10mまたはまたはまたはまたは12m12m12m12m(絶対高さ(絶対高さ(絶対高さ(絶対高さ 制限) 制限) 制限) 制限)を超える建築物を建築できませんを超える建築物を建築できませんを超える建築物を建築できません(を超える建築物を建築できません 10m・12m とするかは各地域の都市計画により 決定)。 (2)は、×。防火地域内では、防火地域内では、防火地域内では、防火地域内では、3333階以上または延べ面積階以上または延べ面積階以上または延べ面積階以上または延べ面積100100100100㎡を超える建築物は、耐火建築㎡を超える建築物は、耐火建築㎡を超える建築物は、耐火建築㎡を超える建築物は、耐火建築 物 物 物 物とすることが必要です。 (3)は、○。建物を新築した際には、建築後新築した際には、建築後新築した際には、建築後新築した際には、建築後1111ヶ月以内に建物表題登記ヶ月以内に建物表題登記ヶ月以内に建物表題登記ヶ月以内に建物表題登記の申請が必要です。 (新築時は、当然登記簿にはその建物は登記されていませんから、建物の所有者を把握し て固定資産税や都市計画税を課すために、登記が義務付けられています。)

(29)

- 29 -

Aさんが、甲土地に耐火建築物を建築する場合の建築基準法上の(1)最大建築面積と(2)最大 延べ面積を、それぞれ計算過程を示して求めなさい。

(30)

《問11》<解答・解説> 建築面積と延べ面積の上限に関する問題です。 防火地域の角地で耐火建築物を建築する場合、 防火地域の角地で耐火建築物を建築する場合、 防火地域の角地で耐火建築物を建築する場合、 防火地域の角地で耐火建築物を建築する場合、20%20%20%20%の建ぺい率緩和の建ぺい率緩和を受けることができるの建ぺい率緩和の建ぺい率緩和 ため、甲土地で適用される建ぺい率は、指定60%+緩和分20%=80%となります。 最大建築面積=土地面積×その土地の建ぺい率 最大建築面積=土地面積×その土地の建ぺい率 最大建築面積=土地面積×その土地の建ぺい率 最大建築面積=土地面積×その土地の建ぺい率 ですので、 この土地の最大建築面積=360㎡×80%=288㎡ また、容積率は、前面道路の幅が容積率は、前面道路の幅が容積率は、前面道路の幅が容積率は、前面道路の幅が12m12m12m12m未満の場合に、用途地域によって制限未満の場合に、用途地域によって制限未満の場合に、用途地域によって制限未満の場合に、用途地域によって制限されます。 計算式は、 住居系用途地域の場合……前面道路幅× 住居系用途地域の場合……前面道路幅× 住居系用途地域の場合……前面道路幅× 住居系用途地域の場合……前面道路幅×4444////10101010 その他の用途地域の場合…前面道路幅× その他の用途地域の場合…前面道路幅× その他の用途地域の場合…前面道路幅× その他の用途地域の場合…前面道路幅×6666////10101010 この計算式結果と指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限指定容積率を比べて、小さいほうが容積率の上限です。 問題文では道路が4mと6mの2つありますが、このような場合は広いほうの道路幅を前面広いほうの道路幅を前面広いほうの道路幅を前面広いほうの道路幅を前面 道路とする 道路とする 道路とする 道路とすることができます。 この土地の前面道路幅は6m、用途地域は第1種住居地域。よって容積率の計算は、 6m×4/10=240% > 指定容積率200%。よってこの土地の容積率は200% 最大延べ面積=土地面積×その土地の容積率 最大延べ面積=土地面積×その土地の容積率 最大延べ面積=土地面積×その土地の容積率 最大延べ面積=土地面積×その土地の容積率 ですので、 この土地の最大延べ面積=360㎡×200%=720㎡ 以上により正解は、(1)288(㎡) (2)720(㎡)

(31)

- 31 - Aさんが、平成27年に甲土地に住宅(延べ面積150㎡)を新築した場合の税金に関する次の 記述(1)~(3)について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入し なさい。なお、建築する住宅は認定長期優良住宅には該当しないものとする。 (1) 新築する住宅の所有権の保存登記を新築後1年以内に受けた場合、この登記に係る登録 免許税の税率について「住宅用家屋の所有権の保存登記の税率の軽減」の適用を受けるこ とができる。 (2) 「不動産取得税の課税標準の特例」の適用を受けた場合、不動産取得税の課税標準の算 定上、住宅1戸につき最高1,200万円を住宅の価格から控除することができる。 (3) 住宅の建築により甲土地は住宅用地となるため、住宅1戸当たり100㎡までの小規模住 宅用地について、固定資産税の課税標準となるべき価格を6分の1とする特例の適用を受 けることができる。

(32)

《問12》<解答・解説> 登録免許税・不動産取得税・固定資産税に関する問題です。 (1)は、○。住宅用家屋の登録免許税の軽減税率は、住宅の新築または取得後住宅用家屋の登録免許税の軽減税率は、住宅の新築または取得後住宅用家屋の登録免許税の軽減税率は、住宅の新築または取得後住宅用家屋の登録免許税の軽減税率は、住宅の新築または取得後1111年以内に、年以内に、年以内に、年以内に、 所有権の保存登記・移転登記、住宅取得資金の貸付け等に係る抵当権の設定登記をした場 所有権の保存登記・移転登記、住宅取得資金の貸付け等に係る抵当権の設定登記をした場 所有権の保存登記・移転登記、住宅取得資金の貸付け等に係る抵当権の設定登記をした場 所有権の保存登記・移転登記、住宅取得資金の貸付け等に係る抵当権の設定登記をした場 合に適用 合に適用 合に適用 合に適用されます。 (2)は、○。不動産取得税について、不動産取得税について、不動産取得税について、新築住宅を取得(増改築を含む)する場合、床面積が不動産取得税について、 50㎡以上240㎡以下(貸家の場合40㎡以上)の住宅(特例適用住宅特例適用住宅)であれば、特例適用住宅特例適用住宅 1111戸につ戸につ戸につ戸につ き き き き1,2001,2001,2001,200万円を課税標準から控除万円を課税標準から控除万円を課税標準から控除万円を課税標準から控除することができます。 (床面積の判定は、独立した区画ごとに行うため、マンション等の場合は1住戸ごとに適 用されます) (3)は、×。住宅用敷地の固定資産税評価額は、住宅用敷地の固定資産税評価額は、住宅用敷地の固定資産税評価額は、住宅用敷地の固定資産税評価額は、200200200200㎡までの部分は㎡までの部分は㎡までの部分は㎡までの部分は1111////6666、、、、200200200200㎡を超える㎡を超える㎡を超える㎡を超える 部分は 部分は 部分は 部分は1111////3333に軽減に軽減に軽減に軽減する特例があります(小規模住宅用地の特例小規模住宅用地の特例小規模住宅用地の特例)小規模住宅用地の特例 。

(33)
(34)

《第5問》 Aさんは平成27年8月に病気により75歳で死亡した。Aさんの法定相続人は、妻Bさん(70 歳)、長男Cさん(45歳)、長女Dさん(42歳)および養子Eさん(35歳)の4人である。 Aさんは、生前に家族と相続について話し合っておらず、遺言書も作成していなかった。 遺産分割については相続人で協議を行う予定であるが、妻BさんはAさんの自宅および賃 貸アパートを相続したいと考えている。また、長男Cさんおよび孫Fさん(18歳)は、A さんから生前に現金の贈与を受けている。 Aさんの親族関係図および主な財産の状況等は、以下のとおりである。 〈Aさんの親族関係図〉 〈Aさんの主な財産の状況(相続税評価額)〉 ・預貯金 :5,000万円 ・有価証券:3,000万円 ・自宅の敷地(340㎡):1億200万円 (「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前) ・自宅の建物: 2,000万円 ・賃貸アパートの敷地(350㎡): 8,750万円 (「小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例」適用前) ・賃貸アパートの建物: 2,500万円 〈Aさんが生前に行った贈与の内容〉 (1)長男Cさんに対して、平成25年9月に飲食店の開業資金として現金1,500万円を贈与し た。長男Cさんは、この贈与について相続時精算課税制度の適用を受けている。 (2)孫Fさんに対して、平成26年4月に「直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の 贈与税の非課税」の特例の適用を受けて、現金 500 万円を贈与した。Aさんの死亡日にお ける非課税拠出額から教育資金支出額を控除した残額は200万円である。 ※上記以外の条件は考慮せず、各問に従うこと。

(35)

- 35 - 相続開始後の手続に関する以下の文章の空欄(1)~(3)に入る最も適切な語句を、下記の〈語 句群〉のイ~リのなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。 ⅰ)被相続人の財産は相続開始と同時に共同相続人の共有状態になるため、財産の取得者 を確定させるためには、遺産分割を行うことになる。遺産分割にあたり、遺言書がない場 合、協議分割をすることになるが、協議分割を成立させるためには共同相続人の全員の参 加と合意が必要である。この合意が成立しないために協議分割を行えない場合、共同相続 人は((( ( 1111 ))))に対して申立てを行い、( ((( 1111 ))の調停・審判による遺産分割を行うことに)) なる。 ⅱ) 相続税額の計算上、「配偶者に対する相続税額の軽減」の規定の適用を受けた場合、 相続税の課税価格の合計額に対する配偶者の法定相続分相当額または(((( 2222 ))))のいずれか 多い金額までの取得に対し、配偶者の納付すべき相続税額は算出されない。 なお、この規定の適用を受けるためには、適用の対象となる財産について所定の期間内に 分割をする必要がある。また、被相続人が死亡した年分の所得税について確定申告をしな ければならない場合、相続人は、相続の開始があったことを知った日の翌日から原則とし て(((( 3333 ))))以内にその所得税について確定申告書を提出しなければならない。 〈語句群〉 イ.法務局 ロ.公証人 ハ.家庭裁判所 ニ.1億5,000万円 ホ.1億6,000万円 へ.1億7,000万円 ト.3カ月 チ.4カ月 リ.10カ月

(36)

《問13》<解答・解説> 調停分割・相続税の配偶者控除・準確定申告に関する問題です。 ⅰ)遺産の分割について、共同相続人の間で協議がまとまらない場合、各共同相続人はそ共同相続人はそ共同相続人はそ共同相続人はそ れぞれ家庭裁判所に遺産分割の調停・審判を申し立てる れぞれ家庭裁判所に遺産分割の調停・審判を申し立てる れぞれ家庭裁判所に遺産分割の調停・審判を申し立てる れぞれ家庭裁判所に遺産分割の調停・審判を申し立てることができます。 調停分割は、各共同相続人の申立てに基づき家庭裁判所の調停により分割 調停分割は、各共同相続人の申立てに基づき家庭裁判所の調停により分割 調停分割は、各共同相続人の申立てに基づき家庭裁判所の調停により分割 調停分割は、各共同相続人の申立てに基づき家庭裁判所の調停により分割する方法です。 ⅱ)「配偶者に対する相続税額の軽減(相続税の配偶者控除)「配偶者に対する相続税額の軽減(相続税の配偶者控除)「配偶者に対する相続税額の軽減(相続税の配偶者控除)「配偶者に対する相続税額の軽減(相続税の配偶者控除)」は、」は、」は、」は、被相続人の配偶者が財 産を取得した場合に、法定相続分相当額、法定相続分相当額、法定相続分相当額、法定相続分相当額、またはまたはまたはまたは1111億億億億6,0006,0006,0006,000万円のいずれか高い方までは、万円のいずれか高い方までは、万円のいずれか高い方までは、万円のいずれか高い方までは、 相続税がゼロ 相続税がゼロ 相続税がゼロ 相続税がゼロになる特例です。 配偶者の相続税額軽減は、配偶者が遺産分割などで実際に取得した財産を基に計算 配偶者の相続税額軽減は、配偶者が遺産分割などで実際に取得した財産を基に計算 配偶者の相続税額軽減は、配偶者が遺産分割などで実際に取得した財産を基に計算 配偶者の相続税額軽減は、配偶者が遺産分割などで実際に取得した財産を基に計算される ため、相続税の申告期限までに配偶者に分割されていない財産は税額軽減の対象になりま申告期限までに配偶者に分割されていない財産は税額軽減の対象になりま申告期限までに配偶者に分割されていない財産は税額軽減の対象になりま申告期限までに配偶者に分割されていない財産は税額軽減の対象になりま せん せん せん せん。 また、被相続人が所得税の確定申告をすべきだった場合、相続人は、相続の開始があった相続人は、相続の開始があった相続人は、相続の開始があった相続人は、相続の開始があった ことを知った日の翌日から ことを知った日の翌日から ことを知った日の翌日から ことを知った日の翌日から 4444 ヶ月以内に、その年の被相続人の所得税の確定申告ヶ月以内に、その年の被相続人の所得税の確定申告ヶ月以内に、その年の被相続人の所得税の確定申告ヶ月以内に、その年の被相続人の所得税の確定申告をするこ とが必要です(準確定申告準確定申告準確定申告準確定申告) 。 つまり、自営業やアパートの大家さんの人が死亡した場合、相続する遺族は4ヶ月以内に、 準確定申告をする必要があるわけですね。 以上により正解は、(1)ハ.家庭裁判所 (2)ホ.1億6,000万円 (3)チ.4カ月

(37)

- 37 - Aさんの相続に関する次の記述(1)~(3)について、適切なものには◯印を、不適切なものに は×印を解答用紙に記入しなさい。 (1) 妻Bさんが相続によりAさんの自宅の敷地を取得し、「小規模宅地等についての相続税 の課税価格の計算の特例」の適用を受けた場合、330㎡を限度面積として、評価額の80%を 減額することができる。 (2) 長男CさんがAさんから相続または遺贈により財産を取得しなかった場合、長男Cさん がAさんから贈与によって取得した現金1,500万円は、相続税の課税価格に加算されない。 (3) 孫FさんがAさんから贈与された現金については、Aさんの死亡日における非課税拠出 額から教育資金支出額を控除した残額200万円が、相続税の課税価格に加算される。

(38)

《問14》<解答・解説> 小規模宅地の特例・相続時精算課税・教育資金の非課税特例に関する問題です。 (1)は、○。小規模宅地の特例では、平成小規模宅地の特例では、平成小規模宅地の特例では、平成小規模宅地の特例では、平成27272727年年年年1111月月月月1111日以降の相続・遺贈からは、特定居日以降の相続・遺贈からは、特定居日以降の相続・遺贈からは、特定居日以降の相続・遺贈からは、特定居 住用宅地は 住用宅地は 住用宅地は 住用宅地は330330330330㎡を上限に、㎡を上限に、㎡を上限に、㎡を上限に、80%80%80%80%減額減額減額減額となりました(以前は240㎡が上限)。 (2)は、×。相続時精算課税の適用を受けると、相続人として財産を取得しない場合(相続相続時精算課税の適用を受けると、相続人として財産を取得しない場合(相続相続時精算課税の適用を受けると、相続人として財産を取得しない場合(相続相続時精算課税の適用を受けると、相続人として財産を取得しない場合(相続 放棄も含む)でも、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課税価格に加算 放棄も含む)でも、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課税価格に加算 放棄も含む)でも、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課税価格に加算 放棄も含む)でも、贈与された財産は贈与時の価額で、相続税の課税価格に加算されます。 (3)は、×。教育資金の非課税特例を受けた場合には、相続開始前教育資金の非課税特例を受けた場合には、相続開始前教育資金の非課税特例を受けた場合には、相続開始前教育資金の非課税特例を受けた場合には、相続開始前3333年以内に贈与された財年以内に贈与された財年以内に贈与された財年以内に贈与された財 産であっても、相続税の課税価格に加算されません 産であっても、相続税の課税価格に加算されません 産であっても、相続税の課税価格に加算されません 産であっても、相続税の課税価格に加算されません(3年内贈与加算の適用除外)。

(39)

- 39 - Aさんの相続における課税遺産総額(「課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額」)が、 2億1,000万円であった場合の相続税の総額を計算した下記の表の空欄(1)~(4)に入る最も 適切な数値を求めなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示 してある。 〈相続税の速算表(一部抜粋)〉

(40)

《問15》<解答・解説> 相続税の総額に関する問題です。 相続税の計算は、課税遺産総額をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税 相続税の計算は、課税遺産総額をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税 相続税の計算は、課税遺産総額をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税 相続税の計算は、課税遺産総額をそれぞれ法定相続分に分割し、分割後の金額に応じた税 率で算出 率で算出 率で算出 率で算出します。 相続税の基礎控除は、平成 相続税の基礎控除は、平成 相続税の基礎控除は、平成 相続税の基礎控除は、平成27272727年年年年1111月月月月1111日以降は日以降は日以降は日以降は3,0003,0003,0003,000万円+法定相続人の数×万円+法定相続人の数×万円+法定相続人の数×万円+法定相続人の数×600600600600万円万円と万円万円 なりました。 本問の場合、相続人は妻Bさんと、長男Cさん、長女Dさん、養子Eさんの4人ですの で、 3,000万円+600万円×4人=5,400万円 です。 問題文より、課税遺産総額は2億1千万円です。 配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は 配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は 配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は 配偶者と子が相続人のとき、配偶者の相続分は2222分の分の分の分の1111、子の相続分は、子の相続分は、子の相続分は、子の相続分は2222分の1分の1分の1分の1(子の人 数分で分割)で、養子の法定相続分は実子と同一養子の法定相続分は実子と同一養子の法定相続分は実子と同一養子の法定相続分は実子と同一ですから、妻Bさんの法定相続分は1/2、 長男Cさん・長女Dさん・養子Eさんの法定相続分はそれぞれ1/6ずつ(1/2÷3)と なります。 妻Bの法定相続分の相続税 :2.1億円×1/2×40%-1,700万円=2,500万円 長男Cの法定相続分の相続税:2.1億円×1/6×20%-200万円=500万円 長女Dの法定相続分の相続税:2.1億円×1/6×20%-200万円=500万円 養子Eの法定相続分の相続税:2.1億円×1/6×20%-200万円=500万円 従って、相続税の総額=2,500万円+500万円+500万円+500万円=4,000万円 です。 以上により正解は、(1)5,400(万円) (2)2,500(万円) (3)500(万円) (4)4,000(万 円)

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