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Academic year: 2021

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(1)

電子回路設計

— OPアンプ (2) —

小林春夫・桑名杏奈

Email: [email protected]

Tel: 0277-30-1788

オフィスアワー: AM9:00~AM10:00(平日)

作成: 群馬大学 電気電子 教員

(2)

授業の内容

• 第1回 講義内容の説明と電子回路設計の基礎知識 • 第2回 キルヒホッフ則を用いた回路解析と演習 • 第3回 集積回路のデバイス・モデル • 第4回 Bipolarトランジスタの基礎(1) • 第5回 Bipolarトランジスタの基礎(2) • 第6回 MOSトランジスタの基礎(1) • 第7回 MOSトランジスタの基礎(2) • 第8回 中間テスト • 第9回 MOSトランジスタの基礎(3) • 第10回 OPアンプ(1) OPアンプ(2) • 第11回 OPアンプ(3) OPアンプ(4) ・ 第12回 電源回路 ・ 第13回 高周波回路

(3)

オペアンプの使用法(6)2入力電圧の加算

Vout =

A

- Vout + Rin Ro VinA Rin VinB A→∞ IA IB

(4)

Ro

R

in

Vout = -

(V

inA

+ V

inB

)

オペアンプの使用法(6)2入力電圧の加算

A

- Vout + Rin Ro VinA Rin VinB A→∞

)

I

(I

R

V

R

V

I

R

V

I

B A o out in inB B in inA A

IA IB

(5)

Vout =

オペアンプの使用法(7)2入力電圧の減算

A

- Vout + R1 R2 VinA R2 VinB R1 A→∞ IA IB vy vx

(6)

R

2

R

1

Vout = -

(V

inA

- V

inB

)

オペアンプの使用法(7)2入力電圧の減算

A

- Vout + R1 R2 VinA R2 VinB R1 A→∞ y x 2 x 1 x inB B 2 out y 1 y inA A

V

V

R

V

R

V

V

I

R

V

V

R

V

V

I

IA IB vy vx

(7)

Vout =

オペアンプの使用法(8)複数入力電圧の積和演算

A

- Vout + RA Ro VinA RB VinB RC VinC RD VinD A→∞

(8)

V

inA

R

A

Vout = - Ro ( + + + )

V

inB

R

B

V

inD

R

D

V

inC

R

C

オペアンプの使用法(8)複数入力電圧の積和演算

A

- Vout + RA Ro VinA RB VinB RC VinC RD VinD A→∞

(9)

I

オペアンプの使用法(9)積分回路

A

- Vout(t) + R C Vin(t) Vim Vip A→∞

Vout

(10)

Vout (t) =

I

オペアンプの使用法(9)積分回路

A

- Vout(t) + R C Vin(t) Vim Vip A→∞

t

Vin

t

d

RC

0

(

)

1

Vin

RC

j

Vin

R

C

j

Vout

1

1

(11)

オペアンプの使用法(10)微分回路

A

- Vout(t) + R C Vin(t) Vim Vip I A→∞

Vout

(12)

d

dt

Vout (t) = - RC Vin

(t)

オペアンプの使用法(10)微分回路

A

- Vout(t) + R C Vin(t) Vim Vip I A→∞

RCVin

j

Vin

C

j

R

Vout

1

(13)

フィルタ(Filter):

必要とする周波数帯域の信号のみを通過させ、 それ以外の帯域の信号を減衰させる回路である。 通過域(Pass Band): 通過させる周波数範囲 減衰域(Attenuation Band): 通過させない周波数範囲.

従来、LCフィルタは広く実用されたが

近年、集積化のため、Tr,R,CなどICか可能な素子

とAMPを用いたフィルタが実用されてきている。

このようなフィルタはアクティブ・フィルタという。

OP-Ampによるアクティブ・フィルタ

ゲイン 周波数 通過域 減衰域

(14)

通過域に範囲によって、

フィルタは4種類に分類される:

1. 低域通過フィルタ(Lowpass Filter)

2. 高域通過フィルタ(Highpass Filter)

3. 帯域通過フィルタ(Bandpass Filter)

4. 帯域除去フィルタ(Band Elimination Filter)

フィルタの種類

ゲ イ ン ゲ イ ン ゲ イ ン ゲ イ ン

1

2

3

4

(15)

フィルタの特性は、伝達関数を用いて表される。

)

n

k

(

)

j

(

a

)

j

(

b

)

j

(

b

b

)

j

(

a

)

j

(

a

)

j

(

a

a

)

j

(

D

)

j

(

N

)

j

(

G

k k 2 2 1 0 n n 2 2 1 0

N(jω)は分子多項式、 D(jω)は分母の多項式である。 N(jω)=0の解は伝達関数のゼロ点で、 D(jω)=0の解は伝達関数の極である。 N(jω)とD(jω)の次数により、フィルタの種類が決められる。

フィルタの伝達関数

(16)

Frequency |G(jω)| 0 fc 通過域 減衰域 実際の LPF 理想の LPF 近似の LPF 伝達特性 直流からある周波数までは ゲインは一定の値である。 周波数がfc以上に増加すると ゲインは低下する。 fcはゲインの3dB減少する周波数である。 遮断周波数(カットオフ周波数)という。 2 0 2 2 0 0 0 0 0 j ) j ( H ) j ( G j H ) j ( G                 1次LPF伝達関数

低域通過フィルタ(LPF)

(17)

復習

- Vout + Vin Z1 Z2

Vin

Vout

(18)

1

Z

2

Z

Vin

Vout

復習

- Vout + Vin Z1 Z2

(19)

Vin

Vout

-+ Vin Vout R1 C R2

1次LPF回路

(20)

Vin

Vout

-+ Vin Vout R1 C R2 C R j 1 1 R R C R j 1 R R 1 ) C j 1 ( R ) C j 1 ( R R 1 R ) C j 1 //( R 2 1 2 2 2 1 2 2 1 1 2                   

1次LPF回路

(21)

Vin

Vout

R

C

CR

j

1

1

Vin

Vout

1次LPF回路(比較)

-+ Vin Vout R1 C R2

Vin

Vout

C

R

j

R

R

2 1 2

1

1

(22)

log(ω) log(ω0) Log(ω) -3 dB H0 [dB]

ゲイン

20 log A[dB]

位相

θ

-π/4 0 2 0 0 0 0 0 1 , 1 2 CR R R H j H Vin Vout         

一次LPFのボード線図

-20dB/Dec

(23)

log(ω) log(ω0) Log(ω) -3 dB H0 [dB]

ゲイン

20 log A[dB]

位相

θ

-π/4 0 2 0 0 0 0 0 1 , 1 2 CR R R H j H Vin Vout         

一次LPFのボード線図

-20dB/Dec                     exp 4 exp 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0            j H H j Vin Vout j H j H Vin Vout H Vin Vout のとき ③ のとき ② のとき ①

(24)

まとめ

 OPアンプによる演算回路

 OPアンプによるアクティブフィルタ

※講義資料:

(25)

周波数応答法

● 安定な線形時不変システムの解析・設計に

強力な手法。

● 制御だけでなく電子回路、通信分野等

他分野でも広く用いられている。

● 周波数領域からのアプローチ。

● 数学的にはFourier 変換と密接な関係。

● システム表現として、周波数伝達関数、

ボーデ線図、ベクトル線図と密接な関係。

付録

(26)

周波数応答法

安定な線形・時不変システム

余弦波を入力し十分時間が経つと、

出力y(t)は余弦波となる。

システム

入力

x(t)=k・cos (ωt)

出力

y(t)= A・k・cos (ωt+θ)

(27)

周波数応答法

出力周波数

ω: 入力と同じ

出力振幅 A・k: 一般に入力と異なる(A =1),

また、

ωの関数

A(ω)

出力位相

θ

一般に入力と異なる(

θ=0)

入力:

x(t)=k・cos (ωt)

出力:

y(t)= A・k・cos (ωt+θ)

出力振幅

A・k

入力振幅

k

= ゲイン A

(28)

システムの周波数応答表現

ある安定・線形・時不変システムの特性を

そのシステムの 全ての

ω (0<ω<∞)に対する

A(ω)、 θ(ω)で表す。

周波数応答表現

システム

入力

出力

全てのω (0<ω<∞)に対する

A(ω),θ(ω)

のデータ (注)余弦波、正弦波は電気的・機械的に発生しやすいので便利。

(29)

ネットワーク・アナライザ

による

電子回路の周波数伝達関数測定

(30)
(31)

周波数伝達関数とガウス平面(1)

(32)
(33)
(34)
(35)

レオンハルト・オイラー

Leonhard Euler

1707-1783

スイス生まれの数学者・物理学者、天文学者。 ロシアのサンクト・ペテルブルクや ドイツのベルリンで活躍。 18 世紀最高の数学者。 ガリレオ・ガリレイ、アイザック・ニュートン、 アルベルト・アインシュタインとも比較される。 物理学者ファインマン: オイラーの公式を 「宝石」かつ「数学においてもっとも特筆すべき公式」と評価。 オイラーを読め、オイラーを読め、オイラーは我々すべての師だ !

(36)

周波数伝達関数の図表現

ボーデ線図 (Bode chart)

H. Bode ベル研で活躍

(37)

ラプラス変換の使用

問1. 次のシステムの伝達関数を求めよ。

問2. インパルス応答を求めよ。

問3. ステップ応答を求めよ。

入力

x(t) y(t) R + +

-出力

C 初期値 y(0) = 0

宿題

Pierre-Simon Laplace 1749-1827

(38)

伝達関数の求め方

入力

x(t) R y(t) + +

-出力

C I(t) I(t) = x(t) – y(t)R Q(t) = C y(t) Q(t) = I(p) dpt y(t) + CR y(t) = x(t)dtd Y(s)+ CR s Y(s) = X(s) ∴ G(s) = = Y(s)X(s) 1+s CR1

(39)

インパルス応答の求め方

G(s) = 1 1+s RC x(t) = δ(t) のとき X(s) = 1 ∴ Y(s) = G(s) X(s) = = 1 1+s RC (1/RC) (1/RC) +s ∴ y(t) = exp (- t/(RC))RC1 (t>0) 0 (t<0) y(t) t 0 1 RC

(40)

ステップ応答の求め方

G(s) = 1 1+s RC x(t) = 0 (t<0) のとき 1 (t>0) X(s) = 1s ∴ Y(s) = G(s) X(s) = = 1 1+s RC 1 (1/RC) +s 1 s 1 s ∴ y(t) = 1- exp (- t/(RC)) (t>0) 0 (t<0) y(t) 1 t 0

参照

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