平成17年5月31日発行(年2回発行) 第8巻第1号(通巻第14号) 応急手当普及啓発活動の現状と課題⑪
一滝川救命ボランティア
2万人宣言一
基礎医学講座新潟中越地震への東京
DMAT出動と
エコノミ-クラス症候群
杏林大学高度救命救急センター助教授
山口 芳裕救急救命
プレゼントコーナー(p.35)一
て守王畠Z -\~ ,第
1
4
号
2005
/
May
CO N TEN TS グラビア 滝川地区広域消防事務組合(北海道)の応急手当普及啓発活動 第13回全国救急隊員シンポジウム 救急普及啓発広報車受納式 q u A 吐 氏 U 巻頭のことぱ 地 震 、 雷 、 火 事 、 オ ヤ ジ 日本救急医学会 理事長(日本医科大学救急医学主任教授) 山本保博 7 クローズアップ救急/パート1第
1
3
回
全国
救急隊
員
シンポジウム
ー救命の明日を拓く 飛躍のステージへ-編集室
8 クローズアップ救急/パート2 応急手当普及啓発活動の現状と課題⑪-
滝川地区広域消防
事
務組合消防本部(北海道)を取材して
-編集室
12 研修所だより救急救命九州研修所コンサート・体育授業について
救 急 救 命 九 州 研 修 所 研 修 部 教 務 課 主 査 長 義史 16連載読み物
園図回
同
園回目
第
14回こんなふうに死にたい
北 里 大 学 名 誉 教 授 立 川 昭 二 18 MESSAGE/救急救命士をめざす人たちへ救急救命士と救急医療
救急救命東京研修所教授徳永尊彦2
0
救急に関する調査研究事業助成完了報告より実践的なトリアージタッグの開発に関する研究
大阪府立泉州救命救急センター溝端康光、横田順一朗 22救急振興財団平成
1
5
年度救急に関する調査研究事業助成「救急医療従事者に
対する解剖体を用いた解剖学及び外傷教育の調査研究
J
について
信州大学医学部第 2解 剖 学 講 座 川 岸 久 太 郎 26 財 団 法 人 救 急 振 興 財 団 平 成1
7
年度事業計画
30 基礎医学講座新潟中越地震への東京
DMAT
出動と
エコノミークラス症候群
否林大学高度救命救急センター助教授 山口芳裕 31 インフォメーション/編集後記 35市職員等への応急手当講習企砂
A平 成13年9月10日に開催された 第1回救命のつどい
...開会式 AシンポジウムI 企ポスターセッション
平成
1
7
年
1
月27日(木)
•
28日(金)、第 1
3
回全
国救急隊員シンポジウムが川崎市にて開催され、
全国から救急隊員等約
3
,100
名が参加しました
(詳細 p.8)0 A教育講演E A運営委員長 日本医科大学教授 山 本 保 博 氏 4救急振興財団では、消防機関が行う応急手当の普及啓発活動を支援するため、財団
法人日本宝くじ協会からの助成を受けて、平成
1
6
年度は江津邑智消防組合(島根県)
と富山市消防局(富山県)の
2
団体に、救急普及啓発広報車を寄贈いたしました。
平成
1
7
年
2
月
8
日に江津巴智消防組合、平成
1
7
年
2
月
9
日に富山市消防局におい
て、受納式が行われました。
-江津邑智消防組合・..
.
.
.
.
.
.
-富山市消防局……・
6日本では、昔から災害や事件など の恐ろしきの代表として、地震、雷、 火事、オヤジと言われてきた。最初 の三災害はよく理解できるが、最後 のオヤジとはなんだろうか。勿論、 素直に親父もあるだろうが、江戸時 代の庶民社会においては、母型制で あり、オカミさんの力は絶大で、亭 主はいつも尻にしかれている身であ った。親父が強かったのは、明治か ら昭和の太平洋戦争までの富国強兵 が国是となった期間だけだった。そ れ故、以前からオヤジの意味につい ては、大風、台風が一般的には言わ れ て い た 。 しかし、私の考えるオヤジとは、 これではなく、祭りや縁日などのマ スギャザリング(宮
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哲
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なのである。その理由は、オヤジと は、大(オl
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、野師(ヤシ)のこ 争巻頭のことぱ出本
保
博
日本救急医学会 とであり、昔から、野師のカシラが 出てくるイベントは大変なにぎわい でケンカやイザコザが絶えなく、死 者も時には多く出た。それ以上に現 場にいた多くの見物人が悲鳴や流血 を契機にパニック状態となり、逃げ まどって群集なだれの下敷きにな り、多数の死者も出ることがあっ た。群集なだれによる死者は数十か ら数百人にも及ぶことがあったた め、大野師は厳しく、イザコザを規 制したことにより、怖い仁王様の代 表になっていった。 また、これら四つの災害の並べ方 をみても、最初の地震、雷が自然災 害で、火事とオヤジは人為災害と考 える方が台風とするよりスムーズで あ ろ う 。 名古屋では、愛・地球博が二 0 0 五年三月二五日から六ヶ月間の予定 理事長(日本医科大学救急医学主任教授) で開催されている。六ヶ月間で二、 000 万人以上の人達が訪れる予定 であり、この数字は、毎日一一万人 以上が入場する計算である。イベン トの違いがあり、数字の比較には問 題があるかも知れないが、マスギヤ ザリングとして考えるならば、日韓 同時に開催されたワールドカップ二 0 0 二年の試合での傷病者デl
タ が ある。日本におけるサッカー試合で 競技場に入場して病気やけがをした 人 は 、 一 O 、 0 0 0 人に対して平均 二了七人であった。この数字を愛 ・地球博に置き換えると、毎日約一 三 O 人が診療所を訪れる計算とな る。一般の患者数だけでも大きな数 字 だ が 、NBC
テロや爆弾テロなど が発生した場合には、災害医療に精 通している救急医も必要となる。も しもの為に愛・地球博事務局は綿密ジ
に災害医療の場合の対応を考える必 要があるだろう。 わが国における一二世紀の災害で 最も重要なものは、マスギャザリン グ災害であると私は考えている。 我々の、人が集まるところに行きた がる傾向を考えると、日本において のマスギャザリングはスポーツや音 楽などのイベントだけでなく、祭 り、縁日、フェスティバル、初詣な ど数えればきりがない。 日本だけでなく、世界におけるこ 一世紀の人為災害は、オヤジが怒る この災害が最も多いと考え、災害対 策の基本であるP
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予 防 ) 、 H J 岳 山 門 包 出 。 ∞ ω ( 準 備 ) を 怠 ら な い ようにしていただきたい。ク
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文 l 編集室 平成一七年一月二七日・二八日の両日﹁第四回全国救急隊員シンポジウム﹂が川崎市消防 局・財団法人救急振興財団の主催により、川崎市教育文化会館・サンピアン川崎・いさご会 館にて開催された。 全国かう医療関係者や救急隊員等約三、 展開された。盟特別講演﹁愛わりゆく救急業務
とメディカルコント
Ei
ル
体
制
﹂
講師一聖マリアンナ医科大学病院院長 明 石 勝 也 昭和三0
年代後半から始まったわが国にお ける救急医療発展の歴史を振り返りながら、 現在における救急医療体制の課題、今後の展 望等について講演がなされた。 これからの医療に求められるキーワードは ﹁患者中心の医療﹂であり、患者の視点を尊 重した安全・安心な医療の提供、人材の確保 と資質の向上を含めた質の高い効率的な医療 の提供等が不可欠となってきている。 一OO
名が参加し、各会場において活発な議論が こうした変革の中で、救急救命士の処置範 囲拡大に伴う救急医療体制改革は、救急救命 士・救急隊員にも医療者としての資質の向上 が求められていると述べられた。覇記念講演﹁集団災害に学ぶ危機
管
理
﹂
講師一株式会社独立総合研究所代表取締役社長 青 山 繁 晴 ﹁ 日 本 の 危 機 と 安 全 保 障 の 真 実 を 問 、 つ ﹂ 、 ﹁ 国 民保護法制の根っこは何か、運用の現実的な 課題とは何かを考える﹂、﹁指揮官とは何か。 それを考えるために、右左ではなく真っ直ぐ に見る﹂、﹁集団災害の可能性と世界の動きと が、どうつなが っているかを考 える﹂をテl
マ
に、昨今の国内 外の話題を交え ながら講演がな さ れ た 。 本講演は、講 師と受講者がや り取りを交わす ﹁ 問 い か け 形 式 ﹂ が漂っていた。 で進行し、会場内は緊張感8
救:患救命第14号 特別講演 記念講演盟
関
教
青
講
演
I
﹁法医学から毘た救
急
現
場
﹂
教育講演1 講師一奇林大学医学部法医学教室主任教授 佐 藤 喜 宣 救急救命現場で対応に苦慮する例として、 死後経過時間の推定・現場保存・子供虐待・ ドメスティック・バイオレンスについて、救 急救命現場での感染防御として、患者の症状 による感染の危険性・救命処置による感染の 危険性・薬剤・消毒法の開発について、講演 が な さ れ た 。盟教育講演
E
﹁産婦人科救急に対
する知識及びピットフォール﹂
講師一埼玉医科大学総合医療センター 産 婦 人 科 教 授 竹 田 省 産科・婦人科救急疾患の対応について解説 が な さ れ た 。 我が国の妊産婦死亡率は先進諸外国と比較 すると高く、満足すべき状況ではないため、 その生理・病態を知ることは救急医療に携わ る者にとって重要であるとともに、地域医療 機関と高次医療機関などとのスムースな医療 連携の確立が必要であると述べられた。 シンポジウムE盟一蝦講演﹁救急搬送における霊
症度・緊急度判断基準﹂
講師一日本医科大学付属千葉北総病院 救 命 救 急 セ ン タ ー 長 益 子邦
洋 平成一六年三月に倒救急振興財団から出さ れた﹁救急搬送における重症度・緊急度判断 基準﹂報告書で一不された判断基準と処置に関 するプロトコl
ルについて解説がなされた。 シンポジウムI
﹁ 増 え つ い つ け る 救 急 件 数 へ の 取り組み﹂では、年々増加の一途をたどる救 急需要に対する取り組みについて、札幌北橘 病院、東京消防庁、横浜市消防局、大阪市消 防局、福岡市消防局より発表がなされた。 シンポジウムE
﹁救急現場におけるインフォ ームドコンセント﹂では、救急隊員に求めら れるインフォームドコンセントのあり方につ いて、大阪府立千里救命救急センター、自衛 隊中央病院、救急救命九州研修所、仙台市消 防局、堺市高石市消紡組合消防本部より発表 が な さ れ た 。 シンポジウムE
﹁NBC災害への取り組み﹂ では、総務省消防庁、神奈川県警察、自衛隊、 順天堂大学医学部附属順天堂墜院、東京消防 庁、新潟市消防局から、地下鉄サリン事件等 を教訓としたNBC
災害への取り組み状況に ついて発表がなされた。 特別発表﹁新潟中越地震における救急業務﹂ では、昨年発生した新潟中越地震における救 急活動について、独立行政法人消防研究所、 長岡赤十字病院、長岡市消防本部より報告がな さ れ た 。 ケーススタディ﹁救急業務における賠償責 任﹂では、法律家である二名の先生をアドバ イザーに迎え、救急業務に関する賠償責任に ついて、会場の参加者を交えたディスカッシ ョ ン が 行 わ れ た 。 デモンストレーション﹁ A E D と救命の連 鎖﹂では、二消防局による
AED
の使用を想 定したデモンストレーションが行われた。 川崎市消防局からは、﹁P
A
連携・先着消 防隊のBLS
から救急隊による気管内チュー ブによる気道確保﹂と題して、気道異物によ る救急事案に対して先着消防隊によるAED
を含めたBLS
の後、後着救急隊の救急救命 士による気管挿管による気道確保実施までの 流れが展開された。 名古屋市消防局からは、﹁電話による口頭 指導によるCPR
と救急隊員の早期除細動﹂ と題して、通報者に対して救急隊出動途上か らのトリアl
ジプロトコl
ルに基づいた情報 収集・口頭指導を行い、心停止から除細動ま での時間を短縮する救急活動が披露された。 パネルディスカッション﹁気管挿管実習にお ける現状と課題﹂では、昨年七月から救急救 命士に認められた気管挿管実施に向けた実習 のあり方について、名古屋市立大学病院、高 岡市民病院、救急救命東京研修所、京都市消 防局、山形市消防本部より発表がなされた。 ビデオセッション﹁救急資器材の工夫﹂では、 長崎市消防局、広島市消防局、讃岐地区広域 消防本部より、日ごろ使用している資器材の 改良・工夫について、ビデオを用いた発表が な さ れ た 。 一 般 発 表I
﹁救急隊員の教育と効果的な訓練 への取り組み﹂では、堺市高石市消防組合消 防本部、神戸市消防局、東京消防庁、出雲市 外四町広域消防組合消防本部、福岡市消防局 より、各地で取り組まれている教育・訓練方 法について発表がなされた。 一 般 発 表E
﹁応急手当普及啓発活動への取り 組み﹂では、旭川市消防本部、中和広域消防 組合消妨本部、高槻市消防本部、出雲市外四 町広域消防組合消防本部、前橋広域消防本部 より、一般市民に対する応急手当の普及啓発 活動について発表がなされた。 一 般 発 表E
﹁消防隊連携活動﹂では、独立行 政法人消防研究所、戸田市消防本部、さいた ま市消防局、平塚市消防本部、北九州市消防 局より、救急隊と消防隊の連携活動について 発表がなされた。 一般発表U
﹁事後検証システムの問題と課 題﹂では、高野町消防本部、明石市消防本部、 救 怠 救 命 第14号 10 デモンストレーション 一般発表E横浜市消防局、鳥取県西部広域行政管理組合 消防局、高松市消防局より、メディカルコン トロール下における事後検証システムについ て発表がなされた。 一 般 発 表
V
﹁ 重 症 外 傷 ﹂ で は 、 札 幌 市 消 防 局 、 久留米市消防本部、鳥取県西部広域行政管理 組合消防局、熊本市消防局、東京消防庁より、 外傷に関する事例報告がなされた。 一般発表V 一般発表羽﹁脳血管疾患症例﹂では、新潟市 消防局、名古屋市消防局、瀬戸市消防本部、 大崎地域広域行政事務組合消防本部、川崎市 消防局より、脳血管疾患に関する事例報告が な さ れ た 。 一般発表四﹁呼吸器疾患症例﹂では、朝霞地 区一部事務組合埼玉県南西部消防本部、川崎 市消防局、千葉市消防局、東京消防庁、戸田 市消妨本部より、呼吸器疾患に関する事例報 告 が な さ れ た 。 一般発表唖﹁循環器疾患症例﹂では、高槻市 消防本部、相模原市消紡本部、仙台市消防局、 さいたま市消防局、福岡市消防局より、循環 器疾患に関する事例報告がなされた。 一般発表団 ポスターセッションIlE
では、二二名の発 表者がそれぞれ日ごろの研究等の成果を発表 し た 。 第日回を迎えた今回のシンポジウムでは、 どの会場でも活発な意見交換・問題提起が行 われ、複雑多様化する救急業務に従事する者 にとって、貴重な場となったことであろう。平
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ー滝川地区広域消防事務組合消防本部
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北
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道
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を取材して│
文 l i編集室 北海道の札幌市と旭川市のほぼ中聞に位置する滝川市では、﹁健康都市﹂を宣言し、市全体の 健康を積極的に増進させ、明るいまちづくりを目指している。 滝川市を管轄する滝川地区広域消紡事務紹合では、この﹁健康都市宣ニ一一E
の一環として、﹁滝 川救命ボランティアニ万人宣吾一E
を掲げ、官・民一体となって応急手当の普及瞥発に努めている。 今回は、﹁滝川救命ボランティア二万人宣言﹂の活動と今後の展望についてお話を伺った。﹁滝川救命ボランティア二万人
曹
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概
要
盟
向上﹂を一つの目標に掲げていただき、一一一 年九月に計画ができ上がりました。翌年の一 三年からは、計画の一環として﹁救命のつど い﹂を開催しようということになり、消防と 市が連携しながら、同年の九月一O
日に約四0
0
名を集めて第一回を開催しました。この 中 で 、 一0
年間に当市世帯数である二万世帯 の中で、一世帯に最低一人の救命講習受講者 を養成することを宣言しまして、いつ、どこ でも市民がお互いに助け合い、安全で安心な l i i ﹁ 滝 川 救 命 ボ ラ ン テ ィ ア 二 万 人 宣 一 一 一 一 口 ﹂ に ついて教えてください。 北修平成二一年に、滝川市では﹁健康・滝 川二一計画﹂という事業が実施されることに なりました。この計画を策定する段階で、消 防も関与させていただきまして、﹁救命率の 救 急 救 命 第14号 12芳
嶋
宇
孝
直
山
北
候
康
まちを作ることを目的としています。 嶋実際に出動した現場で、救命講習を受講 した方に出会うこともあるのですが、緊急事 態に追い込まれた状態で、心肺蘇生法を実施 するのは非常に勇気がいることです。この宣 言は、市民に救命講習を受講していただき、 自信を持って現場で応急手当を実施してもら うことが第一の目的でありまして、﹁あくま でも市民が主役﹂という立場に立っていま す。平成一六年の二月には、目標の半数に当たる一万人を達成しまして、 スで養成が進んでいます。 かなり早いペ
1
││﹁救命のつどい﹂とはどのようなものな の で し ょ う か 。 宇山平成二二年に第一回を開催してから、 市民への普及啓発を目的として毎年行ってい まして、昨年で第四回を数えました。特徴的 な取組みとして、実際の体験談を発表してい ただいたり、救命す劇を披露していただいた りして、市民から救命の必要性を発表してい ただいています。 嶋こういったイベントでは、消防側からの 講演やデモンストレーションが一般的だと思 いますが、市民にとってみれば、﹁プロなん だから当たり前﹂としか感じていただけない のではないでしょうか。ですから﹁救命のつ どい﹂では、あえて市民を主役にすることに よって、参加していただいた一般の方々に応 急手当の必要性を身近に感じていただいて、 ﹁自分にもできる﹂ということを理解してい た だ く こ と を 香 のE
的としています。 ││﹁救命ボランティア﹂について教えてくだ
さ
い
。
北僚私たちは、応急手当講習を受講してい ただいた方を﹁救命ボランティア﹂と呼んで います。﹁救命のつどい﹂の開催に当たって、 市の広報や新開を通じてP
R
したわけです が、参加者の多くは救命ボランティアからの ﹁口コミ﹂で広がっていきました。やはり、 私たちがどんなに広報しても市民に受け入れ ていただくには壁がありますので、普及に当 たっては、実際に体験した方々から周りの人 たちに広げていただくのが一番効果的な方策 だと考えています。ですから、﹁救命ボラン ティア﹂の方には、﹁救命のつどい﹂や講習 会等に積極的に参加していただいて、自発的 に応急手当の重要性を広めていただいていま す 。 自 国 吋 品 開 ‘ ﹁救命のつどい﹂も、年々中身が濃くな っており、寸劇のシナリオを作成する際に も、、ボランティアの方々には積極的に関与し ていただいています。その中では、消防側が 指導しているわけですが、ボランティア側か ら ﹁ 一 一 一 日 葉 が 専 門 的 す ぎ る ﹂ と か ﹁ こ う し た 方 が分かりゃすい﹂などと意見を出していただ き、逆に教えていただく部分もたくさんあり ます。また、﹁救命のつどい﹂での発表の他 にも、消防の行事があるたびに救急のコーナ ーを作って、お手伝いをしていただいていま す 。醐輔さらなる応急手当の普及に向け
ての取組み盟
││﹁救命のつどい﹂の他に何か取り組まれ ていることはありますか。 嶋管内の救急事案を調査してみますと、こ こ数年高齢者の搬送が伸び続けています。管 内の人口比率を見ても、高齢者の割合が高くなってきているので、何かあった時に積極的 に支援していただけるところがないかという ことで、タクシー協会に声をかけて乗務員全 員に救命講習を受けていただきました。 北僚なぜ、タクシーの乗務員に目を付けた か と 一 ゴ 一 口 い ま す と 、 調 べ た ら 、 電 話 ボ ッ ク ス と いうのは五
0
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メートル四方に一ヵ所という ように、設置基準が決まっていまして、屋外 で緊急事態が発生しても、管内では電話ボッ クスがなかなか見つからないので、迅速な一 一九番通報ができない状況にあります。そこ で、具合が悪くなったら、タクシーの乗務員 が見つけてくれれば、助けてくれるシステム をスタートしたわけです。いわゆるタクシー のSOS
で す 。 そのほかにも、公共施設での救急事案 ... T山
も結構ありますので、J
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と連携してホl
ム から救急車に傷病者を受け継ぐまでのシミュ レーション訓練を実施しました。 また、ガソリンスタンドが市内に点在して いることもあり、救命講習を受講した石油協 会の支部長さんから、﹁何かできることはな いか﹂という話をいただきまして、ガソリン スタンドの所長さんに研修会を実施するな ど、これからも、いろいろな団体に広げてい きたいと考えています。 i i i 滝川市では、市職員の救命講習受講を積 極的に推進しているようですね。 宇山市職員に対しては、職員研修として全 職員を対象としています。現在、七八%くら いまで進んでいて、今年中にはすべての職員 が修了する予定でいます。 北僚職員研修という位置づけではあります が、市の職員だからということではなく、一 人の市民として、倒れた方がいたら、自然に 体が動くのが当たり前であって、そういう気 持ちを持つことが大切だと伝えています。歯応急手当推進への展望瞳
││一般市民にもAED
が使用できるように なりましたが、今後に向けての展望をお聞か せ く だ さ い 。オ
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イ
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応急手当を推進するためには、まず受 けた人に理解をしていただいてその必要性を 感じていただくことが重要だと考えます。例 え ば 一O
人が講習を受講して、その中で数人 が理解していれば、何十人の人たちをまた連 れてくるかもしれない。そういう積重ねが、 現在の実績に表れてきているのだと思いま す 。 ﹁ 救 命 の つ ど い ﹂ 、 ﹁ 一 一 万 人 宣 言 ﹂ を す る 前 は、官主導で動いてきましたが、最近では、 市民自らがどんどん動き出しています。今後 は市民が主役になって応急手当を指導・普及 していく時代が来るのではないかという予測 をしています。 嶋応急手当普及に当たっては、受講者数を 増やすと同時に、中身の問題も重要であると 思 い ま す 。AED
の使用も今までの心肺蘇生 法の延長線上として考えています。どんな良 い器械であっても、動かすのは人間ですか ら、前向きに対処してくれる人材を育てて、 その地区の中で器械を置いてこその活用だと 思います。日常的にすぐ行動に起こせる体制 ができあがれば、将来的には救命率の向上が 期待できると考えています。 救 怠 救 命 第14号 14 ││どうもありがとうございました。滝川市長 田村 弘さんに聞きました。 企田村市長 1 1 ﹁健康・滝川二一計画﹂事業を立ち上げ たきっかけはなんですか。 市長当市では、健康都市宣言を実施してい ます。この、健康都市というのは、人間の心 と体の健康だけではなく、都市そのものが健 全であることを目標としていますが、都市そ のものの健康の基本となるのは、市民の心と 体の健康でありますので、具体的にどういう ふうにやっていこうかという議論を重ね、﹁健 康・滝川一二計画﹂を策定しました。この中 で、栄養、運動、休養等と合わせて、やはり、 人の命をできるだけ助ける、救命率を高めて いく、そういうことも重要な柱の一つとして 取り組んでいく必要があるのではないかとの 意見がありまして、住民の命を守っていくと いう視点からも、極めて重要なことであると 位置づけまして﹁滝川救命ボランティア二万 人宣言﹂を宣言しました。 ーーー市として健康を増進する一方で、応急手 当を身につけていただいて、市民の命を積極 的に助けていくという二本柱でこの計画は成 り立っているわけですね。 市 長 はい。滝川は小さな街ですけれども、 消防の業務も事務組合として広域的に実施し ていますので、結構エリアも広くなります し、雪が多い地域でもありますので、救急車 が到着するまでに時間が掛かってしまいま す。そういう中で、家庭で何かが起きたとき にその家庭がまず、救命のためのノウハウを 持ってもらうことが極めて重要だという考え です。二万人の根拠は、滝川には二万世帯あ りますので、一世帯に一人救命ボランティア を養成するという目標を掲げています。 ││事業を立ち上げて、市民の意識の変化を 感じることはありますか? 市長﹁救命のつどい﹂などを見ていますと、 市民の皆さん方がとても協力的だと感じま す。亙師にも来ていただきますが、﹁こんな に集まるところなんかない﹂と言ってびっく りしています。やはり、底辺からしっかり積 み上げていくということが必要で、こういっ た催しは、市民の皆さん方の関心を高めてい って、受講率を高めていくよいきっかけにな る と 思 い ま す 。 また小・中学校や高校、短期大学でもかな り一生懸命取り組んでいますので、子供たち の中から救命、ボランティアに関する意識が高 まってきています。普及に当たっては、多面 的に展開することが必要だと考えています。 ││最後に、健康政策を進めていく上での今 後の展望をお聞かせください。 市長健康というのは保健、医療、福祉など いろいろな問題と絡み合っていまして、高齢 化社会になってくれば、なおさら医療、福祉 と健康が関係してきます。しかし、私は高齢 化社会に対しては明るいイメージにとらえて います。要するに、今までの経験を生かして、 それを社会還元していってくれるという、極 めて良い面を持っていると考えています。滝 川市も高齢者の割合が多い町ではあります が、そういう方々にいかに健康で、いかに社 会に貢献してもらえるか、そういった仕組み を作ることが大切だと思います。 高齢者の方々も積極的に救命講習を受講さ れていると聞いていますので、元気なうちは お互いに助け合って、前向きに力を発揮して いけるまちづくりをしていきたいと考えてい ます。滝川のお年寄りはすごく元気が良いで す か ら ね 。 l i 貴重なお話をあり、がとうございました。 企熱心に講習を受けるE村市長
修
開
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だ
救急救命九州研修所コンサート
体育授業について
@救急救命九州研修所
研修部教務課主査
長
義史
救急救命九州研修所では、全国の消防本部から 部において即戦力の救急救命士として活躍するた めの知識・技術の修得があります。そのため、当 推薦された 一O
O
名の研修生が、全寮制で六ヶ月 間の研修生活を送っています。 研修所では、授業終了後も実習室を二二時まで開 当研修所の大きな目的のひとつは、研修生が救 放し、研修生の皆さんが思う存分(連日満員で各 急救命士の国家資格を取得することです。そのた 班交互に使用している状況です)訓練できる環境 めには、まず、法で定められた一定のカリキユラ 作りを行っています。 ムを修了し、必要な知識を身につけた上で国家試 このように充実した毎日を送られている研修生 験に合格しなければなりません。中には、平均睡 で す が 、 一方で国家試験へのプレッシャーや環境 眠時間三時間という研修生もおり、その大変さが の変化など、ストレスを溜め込んでいることも確 うかがえます。 か で す 。 もうひとつの目的として、卒業後、地元消防本 そこで今回は、ストレス解消の手段のひとつと 救 急 激 命 第14号 16 して実施している消防音楽隊コンサート・体育授 業について紹介させていただきます。北九州市消防音楽隊コンサート
九州研修所の所在する北九州市には、昭和三八 年の北九州市発足と共に誕生した北九州市消防音 楽隊があります。研修所には、平成八年から演奏に来ていた、だいており、平成一四年からはカラー ガード隊の演技も併せてお願いしています。 内容は通常のコンサートと違い、研修生がカラ ー ガ l ド隊と一緒に演技したり、指揮者に挑戦し たりと、研修生には非常に好評なものとなってい ます。毎期、終了と同時に会場全体からアンコ i ルの声が上がり、急速、予備曲を演奏していただ くことも少なくありません。
2
体育授業
北九州市消防音楽隊のコンサートと同日に体育 授業も実施しています。今期の種目はソフトパレ ー ボ l ルで、職員チi
ムを含め計二一チ l ムによ る リ ー グ 戦 ( コ1
ト別)を実施しています。みな、 特に賞品が無いにもかかわらず、 研修開始から ヶ月足らずとは思えない程の団結力で、勝敗を競 い合っています。特に職員チi
ムとの対戦では、 日頃の指導のお礼とばかりに激しいスパイクを教 官にお見舞いしています。3
その他の研修生活
﹂のほか、研修所では専門医によるメンタルヘ ルスケアの講義を実施し、 ストレスに対する知 識、対処法を学んでもらうと共に、インストラク ターによるエアロビクス教室の開催や課業終了後 のスポーツ助成など、健康面でのサポートも行つ ています。また、担当教官との面談や専任教授へ の健康相談も行っており、研修生活全体のパック アップを心がけています。4
最後に
今回は当研修所におけるメンタルヘルスケアの 一環としての授業、取組を紹介させていただきま し た が 、 ストレスへの対処は研修生各自によるも のが一番効果が高いと思われます。まずは日頃か らストレスを溜めないよう自分の生活リズムをし っかり作っていただき、個々人のストレス発散方 法を見つけていただきたいと思います。 これから研修所に入所予定の方々は、 いろいろ な不安を持たれているかと思いますが、その多く は成績不振につながっています。研修所での生活 を有意義なものとするためにも、入所前の事前学 習を計画的に実施し、今と同様な笑顔で卒業の日 を迎えられることを祈念します。盟連載読み物
金
ぢ
第時回
こんなふうに死にたい
﹁
死
因
不
明
﹂
と
﹁
事
故
死
﹂
新聞の社会面には﹁死亡記事﹂という欄が
ある。その日の前日あたりに死亡した著名人
の名前と年齢と死因(病名)、そして経歴と
葬儀のことなどが掲載されている。新聞でい
ちばん最初にこの欄を見るという人も多い。
自殺や他殺そして事故死の場合はやや大きく
取
り
上
げ
ら
れ
る
。
ところで、ここに﹁私の死亡記事﹄(平成
十二年、文雲春秋)というユニークな本があ
る(﹁文春文庫﹂で再刊)。各界の著名人百十
四人が自分で自分の死亡記事を書いた文章が
五十音順に集められている。
読物としての狙いは、各人が自分の経歴を
どう書いているかというところにあるが、
力 口 撒口
u
・ 、 I F--名
立
町
文 プロフィール たつかわ しょうじ 医療史専攻。文化史・生活史 の視点か5病気・医療を追 究。主な著書に、『病気の社 会史j(NH Kブックス)r
歴 史紀行・死の風景j (朝白新 聞社)r
臨死のまなざしj (新 潮社)r
か5だの文化誌j(文 璽春秋)r
生と死の美術舘』 (岩波書庖)r
日本人の死生 観j(筑摩書房)など。っぽう、そこには新聞の死亡記事の形式に準
じて、自分の死亡年齢や死因を書いている。
それは、﹁こんなふうに死にたい﹂というそ
しミの人の死に方への願望を表わしている。
た
と
え
ば
、
タレントの阿川佐和子さんは、
﹁エッセイスト、作家、インタビュアーとし
て知られる阿川佐和子さんが、昨夜遅く、自
宅ベッドの上で死亡しているのを、弟、阿川
淳之さんによって発見された。死因は不明﹂
とあり、最後に﹁享年九十六﹂とある。
ふつう、新聞の死亡記事には必ずといって
いいほど死因(病名)が出ている。おそらく
それは、病名が書いてないと病死なのか自殺
なのか他殺なのかという疑いをもたれるから
で
あ
ろ
、
っ
。
しかし、この
﹁私の死亡記事﹄には、阿川
さんのように﹁死因は不明﹂と書いた人が多
い。病名を書いた人は少なく、書いたとして
も心不全とか脳卒中、つまり突然死(ぼっく
り死)としての病名である。なにより興味深
いのは死因にガンと書いた人は一人もいない
こ
と
。
つまりだれもガンで入退院を繰り返し
救 急 救 命 第14号18
て死にたくないという願望の表われである。
﹁死因不明﹂についで意外に﹁事故死﹂願
望が多い。たとえば、作家の嵐山光三郎さん
は、﹁北海道大雪山系にある旭岳近くで熊に
襲撃され、食われて死んだ。享年七十五﹂と、
自分の死を戯画化している。
こうした例では、作家の筒井康隆さんは、
﹁東京都渋谷区神宮前の表参道で作家・俳優
の筒井康隆(九十六歳)が、通行中だった原
宿族の若者六、七人と乱闘となり、全身打撲、
内臓破裂で死去した﹂とある。
おなじ事故死でもほほえましいのは、作家
の
落
合
恵
子
さ
ん
の
、
﹁
友
人
た
ち
の
話
に
よ
れ
ば
、
異議申し立てのデモの最中、差し入れのおむ
すびを頬張っている時、梅干の種を喉に詰ま
らせて、亡くなったという。享年六十五﹂と
い
う
記
事
で
あ
る
。
﹁
行
方
不
明
﹂
と
﹁
安
楽
死
﹂
自分の死を隠したいという人も多い。元検
事の堀田力さんは、﹁単身マニラを発ってレ
イテ島に向かったのは、二
O
二三年の四月
で、時に八十八歳であった。レイテ島の海辺
フィリピン海溝を飽かず眺めている
彼の姿が目撃されているが、その後の行方は
わからない﹂と書いている。
に
立
ち
、
歴史学者で元一橋大学学長の阿部謹也さん
そして女優の渡辺えり子さんも﹁行方不明﹂。
また﹁失綜二十年目に香港の老人病院で死
亡﹂というは作家の桐野夏生さん、﹁エーゲ
海を航行中の連絡船上から行方不明となっ
た﹂のは俳人の斎藤慎爾さん。いずれも自分
の死を物語化している。
自殺願望の人もいる。作家の高樹のぶ子さ
んは﹁享年八十五。自宅でピストル自殺﹂。
評論家の西部遁さんは﹁薬物による自殺﹂。
現代的な死に方としては、作家の塩田丸男
さんの﹁安楽死届出第一号、評論家の呉智
英さんは﹁伊豆のホスピスで、安楽死法によ
るモルヒネの致死量投与による安らかな死で
終
わ
り
を
迎
え
た
﹂
。
変わったところでは、異色の小児科医毛利
子来さんは﹁腹上死(性交中の突然死)﹂。狂
言師の野村万之丞さんも﹁慢性アルコール中
毒による風呂上がりの突発性腹上死﹂。
ガンによる死を望む人がいなかったよう
に、痴呆症(認知症)のすえの死、そして、
だれもが医療機関にお世話になっての死を望
ん
で
い
な
い
。
私はかつて、市民講座の講演などの折、﹁死
をめぐるアンケート﹂をしたことがある。アて
こではこの﹃私の死亡記事﹄の人たちのよう
な譜語的な答えはなく、今日の日本人の死に
方への平均的な願望が素直にうかがえる。
そのアンケートの最後に﹁どんな死に方を
したいか﹂という項目があるが、多くの人は
﹁
家
族
に
固
ま
れ
て
﹂
、
﹁
妻
に
看
と
ら
れ
て
﹂
、
﹁
苦
しまないで安らかに﹂、﹁周りの人に感謝し
て﹂、﹁死に水をとられて﹂死ぬのを望み、な
か
に
は
﹁
一
人
静
か
に
﹂
、
﹁
音
楽
を
聴
き
な
が
ら
﹂
、
﹁念仏を唱えながら﹂死にたい人もいる。
かつて西行は、﹁願はくは花のしたにて春
死なんそのきさらぎの望月のころ﹂と詠み、
そのとおりの死に方をとげた。この死の美学
は現代の日本人にまだどれだけ生きているの
で
あ
ろ
う
か
。
ち
な
み
に
、
さ
き
の
﹁
私
の
死
亡
記
事
﹄
に
私
は
、
﹁一ヶ月前に死亡していることがわかった。
本人の生前の意思で、葬儀は身近な者だけで
行われ、最近その死が関係者に知られた。死
因や死に場所は不明﹂と書いている。私の前
頁の女優高峰秀子さんも﹁三ヶ月ほど前に死
去していたことが判明した﹂。次の頁の作家
立松和平さんは﹁死後三年と推定される死体
は
完
全
に
白
骨
化
し
て
い
た
﹂
。
と
は
い
え
、
だれも願いどおりにはいかない
の
で
あ
ろ
う
が
:
:
:
。
救急救命士をめざす人たちへ
MESSAGE
救急救命士とは?
傷病者に手当てを施す人が救急救命士で、傷病 者を収容する第三次救急医療機関が救命救急セン タ!と呼称されます。似たような発音であるため に救急救命士を救命救急士と誤用する医療関係者 も少なくありません。 皆さんは、﹁救急﹂と﹁救命﹂というこつの単 語で構成される救急救命と救命救急という言葉の ちがいをどう考えるでしょうか。広辞苑による と、﹁救急は急場の難儀を救うこと。特に急病や 怪我に応急の手当てをすること﹂﹁救命は人命を 救助すること﹂とありますが、残念ながら﹁救急 救命﹂﹁救命救急﹂という言葉については記載が ありません。そこで、これを参考に私は、﹁救急 救命﹂は急病や怪我に応急の手当てをして人命を 救助すること、﹁救命救急﹂は人命を救助し(そ の人に降りかかった)急場の難儀を救うことと考 え ま す 。 いろいろと理屈を探すよりも、急病や怪我に応 急の手当てをして人命を救助する専門家に与えら れた名称こそが救急救命士ということです。 日々、﹁救急﹂﹁救命﹂に関与するすべての職種が 救急救命士を必要としています。中でも消防が最 も頻繁に﹁救急﹂﹁救命﹂に関係していますが、 自衛官、海上保安官、民間警備会社、公共機関職 員などなど救急救命士の活躍の場は無限の可能性 を 秘 め て い ま す 。現場から始まる救急医療と
救急救命士
あなたは救急医療という言葉から何を最初にイ メ l ジしますか。交通事故の凄惨な現場でしょう か。テレビドラマに出てくる救命救急センターで の医療のシI
ン で し ょ う か 。 あなたが傷病者になった時の目線で救急医療を 見つめるとどうでしょうか。助けを求めるあなた のもとへ多くの救助者が駆けつけます。彼らは応 急の手当てを施し、あなたを医療機関へ搬送しま す。医療機関では多くの専門家があなたの到着を文一一徳永尊彦
救急救命東京研修所教授 待ち受け、速やかに緊急医療が提供されます。集 中治療室での治療が一段落すると、 一 般 病 棟 で の 療養に移り、徐々に様々なリハビリテーションを 開始します。そして、あなたの努力と多くの人々 の支えが奏功し社会復帰を果たすのです。 一 人 の 傷病者にとっては、倒れた現場から社会復帰まで の一連の医療が救急医療であると考えることがで きます。現場から始まる救急医療は、それぞれの 専門家がバトンを繋ぐことで傷病者の命を繋いで い る の で す 。 さ て 、 一般に傷病者が倒れた現場から一分一秒 でも早く病院へ到着することが人命救助の上で大 切だと認識されています。確かに現場から速やか に病既へ搬送されれば、医療が早く開始されるの ですからもっともな話です。しかし、病院へ到着 するまでの医療を施さない時間が無駄になってし まいます。この貴重な時間の中で応急手当のほか に授られた医療を提供する役割を担って登場した のが救急救命士です。救急救命士は、医師の耳目 となり手となって現場から病院へ到着するまでの 政 急 救 命 第14号20
貴重な時間の中で最善の医療を開始します。傷病 者が倒れた現場から始まる救急医療を実践する上 で救急救命士は絶対に欠く事のできない重要な役 割を担っているのです。 古くから救急医療は、病院に到着してからの医 療と病院へ到着する前の応急手当すなわち病院前 救護に大別されていました。病院へ到着する前の 傷病者に救急救命士が医師の指示のもとで様々な 処置を行えるようになり病院前救護の質が大幅に 改善されました。 一方、傷病者が発生する現場は 多種多様であり、救急医療に精通しているだけで は対応できない様々な状況が待ち受けています。 傷病者の発生したありとあらゆる現場で安全に適 切に傷病者の命を繋ぐための処置を施すことが救 急救命士に与えられえた使命であり、まさに現場 救急医療の専門家といえます。
救急救命士と責任
救急医療を提供するには、関係する職種の人々 の信頼と協調が必要です。救急救命士も医師の耳 白となり手となって現場から病院へ到着するまで の救急医療を担う国家資格を有する者としての責 任が生じます。責任とは法的な問題だけではな く、救急活動の約束事であるプロトコ i ルに従う ﹂とはもとより、自身が観察したことや行った処 置を正確に指示医師へ伝達し的確に記録すること も 責 任 で す 。 救急救命士が記載する記録物は、医師や看護師 が記載する診療録や看護記録と同様に現場から病 院へ到着するまでの匿療の記録です。これらの医 療の記録では、自身が観察した項目について異常 の有無にかかわらず具体的に記載することや、行 った処置を必要と判断した根拠を明確に記載する ということが重要です。 後日、当時の救急活動を全く承知していない人 が検証として記録を振り返ります。このとき記録 に記載されていない事柄は、恐らく、﹁実施して いない﹂あるいは﹁観察していない﹂と判断され る で し ょ 、 っ 。近未来予想図
時は二O
一六年。救急救命士法の制定から四半 世紀が過ぎた未来から救急医療の歴史と展望をレ ポートしてみます( 部はフィクションです)。 日本の救急医療は、 一 九 一 一 二 年 の 日 本 赤 十 字 社 による救急業務の開始以来、六O
年の長い歳月を 経 て 九九一年に救急救命士法が制定され救急救 命士が誕生しました。その後も救命率の向上は足 踏み状態で、二O
世紀末には一部の地域で当時の 救急救命士に許可されていない気管挿管が実施さ れ社会問題となりました。これを期に救急医療体 制を含む抜本的見直しが急ピッチで進みました。 二O
O
一年メディカルコントロール体制の構築が 開始され、その整備を待って、二O
O
三年包括的 指示下の除細動が開始されました。包括的指示下 の除細動が順調に展開され救命率の向上に寄与す るとともにメディカルコントロール体制での事後 検証も軌道に乗り始めました。二O
O
四年、器具 を用いた気道確保の一つに気管挿管が追加され、 一般市民も除細動器の使用が可能になりました。 二O
O
五年の万国博覧会では多くの除細動器が会 場に配備され救命効果を高めました。二O
O
六年 エピネプリンの投与が可能になり心肺停止の傷病 者に対して有効な処置は、病院到着前に現場で救 急救命士によって速やかに実施されるようになり 救命率の向上が図れました。二O
一六年は救急救 命士法の制定から二五年の節目の年に当たりま す。すでに救急救命士の養成、国家試験ともに難 関となり、事後検証や学会報告も専門性が強くな ってきています。そして救急救命士が現場で気管 挿管や薬剤の投与が可能な対象を心肺停止の傷病 者のみならず、高度な外傷、高度な意識障害、シ ヨツク状態などの患者さんに拡大すべきという国 民の声が大きくなってきています。 救急救命士とともに日本の救急医療は急激な変 化の渦中にあります。今、救急救命士が粛々とそ の職責を全うし、安全で的確な現場から始まる救 急医療を提供していくことが何よりも大切なこと です。二O
一六年は遠い未来ではありません。孫 子に継ぐ優れた救急医療を救急救命士が築いてい き ま し ょ う 。癖急
l
ご厨する調査研究事業助成完ア報告
ツ
アージ
より実践的拡ド
開発I~ 関する
溝端藤光、横翻)願一期
大阪府立泉州救命救急センターはじめに
我が国では、平成八年にトリア1
ジタッグが標 準化され、タッグの大ききゃ、形状、もぎりの色 の配置順序などが統一された。その際、タッグの 書式の一部は、使用しやすいように利用者がデザ インできる自由裁量部分として残された。今日、 災害訓練などでは総務省消防庁がデザインした書 式 の タ ッ グ が 広 く 使 わ れ て い る が ( 図1
)
、この 書式には、トリア l ジ実施機関や場所、実施者の 職種など不必要と思われる記載項目が多く、また バイタルサイン等の推移、処置内容などの時間的 経過が把握しづらいといった問題点がある。さら に、現実の災害現場では不慣れな者がトリアl
ジ を実施することもあるが、その際のトリア l ジ 方 法や、カテゴリー分類の基準についての助けとな る工夫も施されていない。 我々は、救急振興財団の助成のもとに新書式の タッグを作成した。今回作成したタッグの特徴は 以下のとおりである(図2
)
。 1 . 左 上 に シ リ ア ル ナ ン バ ー を 印 刷 し た 。 2 . お も て 面 に 、 S T A R T 式 ト リ ア │ ジ で の 評 価 項 白 老 表 示 し 、 矢 印 に 沿 っ て チ 工 ツ ク し て い く こ と に よ り 一 次 ト り アi
ジ が 迅 速 ・ 正 確 に 行 え る よ う に し た 。 3 . う5
酉に、パイタルサイン・意識レベル・全身観 察・処置の内容を時間経過に沿って記載できるよう に し た 。 4 . う5
面に、二次トりアl
ジ で P I ( 赤 ) H と す べ き パ イ タ ル サ イ ン ・ 意 識 レ ベ ル ・ 解 剖 学 的 損 傷 の 一 覧 を 表 示 し た 。関西国際空港航空機事故消火救難総
合訓練での新書式タッグの使用と有用
性の検証
︻対象と方法} 平成一五年一 一月六日に開催された ﹁平成一五 総務省消防庁のタック、書式 救:急救命第14号 22A
甘
A
?
図1 今回作成した新タックの書式 @ 的別 呼吸数 血圧 Z宮飽:!鎧う
盟_"_1 (=;xt-グアーヌ1(-つZ'5UJ主主γt<ιf勺'ソ 男寝'"・簡素$1130且 よ 収SlIlIlDJ.II:90mmHa祭淘 係Ia銭・由来斑t剖え1.1: GCS・13ιr下 室賀2置か§以包錨までの1昼間銀儒 112I1IUま怯回nli1i5t骨折 () 同 醐'1''',のお酌酬il:L .J"Z 桝 醐 ・ . " , の 町 姐 φ ( ,け " 舛 間 隔 の 著 し い 悠 悠 /tI/'y,¥ / 11 ~\ 同フレイルチョEスト J/k ,¥¥¥ //1.1¥1 "削指・市臨官~1可 ι、:t'I、A m お偲の会鍛 11¥1 I111 時湾大腿骨生時 l川 川11 例。,.援の"'" げ凶 #llll!l践の銀" ω ふ, <:JIe) @ /分 /E
ヨ
2
年 度 関 西 国 際 空 港 航 空 機 事 故 消 火 救 難 総 合 訓 練﹂において新書式トリアI
ジタッグを使用し、 その有用性の検証を行った。 関西国際空港での航空機事故消火救難総合訓練 は、航空機事故災害に備え緊急計画の検証を図る ために平成六年の開港以来年一回開催しているも ので、警察、自衛隊、海上保安庁なども含め約六O
の機関と六0
0
人の人員が参加して行われる。総合訓練での医療救護機関の活動は、事故機より 負傷者を救出した後、トリア
l
ジ地区で STAR T 式トリアi
ジに基づいた一次トリア l ジを行 い、重症度別の救護所において二次トリアI
ジと 応急処置を施行するというものである。平成一五 年度は、負傷者数を七九名と想定して開催した。 個々の負傷者の情報はトリアl
ジ地区用と応急救 護所用のものをそれぞれ看板形式にて提供した。 訓練に参加した医師、看護師はそれぞれの地区の 情報に基づいて一次、二次トリア l ジを行い、タ ッグにその内容を記載した。 ︹ ア ン ケ ー ト 調 査 ︺ 訓練に参加しトリア l ジに携わった医師、看護 師に対してアンケート調査を行い、トリア l ジ に ついての知識調査とタッグに対する感想を調べ た 。 ︹ タ ッ グ へ の 記 載 ︺ 新書式タッグの有用性を検討するため、従来の 総務省消防庁の書式のタツグを使用してトリアi
ジを行った訓練との比較検討を行った。具体的に は 、 ﹁ 平 成 一 四 年 度 関 西 国 際 空 港 航 空 機 事 故 消火救難総合訓練﹂では従来の総務省消防庁のタ ツグを使用しており、今回平成一五年度の訓練で 新書式タッグを使用し、タッグへの記載内容と記 載頻度、トリア l ジの正診率についての比較検討 を 施 行 し た 。 なお、平成一四年度は模擬負傷者が七七名、平 成一五年度は七九名であったが、看板方式で負傷 者情報を伝えること、トリアI
ジの方法など、使 用するタッグが異なる以外は訓練の内容には相違 は な か っ た 。 { 結 果 } ︹ ア ン ケ ー ト 調 査 ︺ 1 . 今回訓練に参加した医療者は医師二一名、看 護師二二名であった。参加者の内、救命救急セ ンターに勤務しているものが五名で、その他は 一般病院や診療所のスタッフであった(図 3 ) 。 2 . トリアl
ジタッグの使用経験については、訓 練を含め使用したことがあるのは一名のみで、 見たことがあるのが一八名、初めてタッグを見 たという人が一五名であった。これまでに使用 したことのあるタッグは総務省消防庁の書式が 八名で、救急医療財団の書式が二名であった。 総務省消防庁書式のタッグの使用が最も多かっ た 。 3 . 一次トリアI
ジをどのような基準で行うの か、あらかじめ決めている人は三名のみで、九 割以上の=二名は基準を決めていないと回答し た。二次トリア l ジについてはトリアi
ジ基準 を決めていると答えたのは一名のみで、三二名 は決めていないと回答した。一次トリアI
ジ で 行う START 式トリア l ジについてよく知っ ている人は一名とわずかで、少し知っている人 は一四名、過半数の一九名は全く知らないと回 答した。二次トリア l ジを行う際のバイタルサ インや意識レベル、解剖学的損傷に基づいたト リ アl
ジ基準については全く知らないという人 が約半数の一五名で、よく知っていると回答し た人はいなかった。 4 . タッグを使用した、または見たことがあると 回答した人にトリア l ジタツグの使いやすさに ついて尋ねたところ、消防庁の書式では、使いや すいと回答したのが半数にすぎなかった。しか し、新書式では約四分の三の人が使いやすいと 答え、使用しづらいと回答した人はいなかった 0 5 . 今回参加した医療者が行ったトリア l ジの正 診率について検討すると、一次トリア l ジでは 誤ったカテゴリーに分類された負傷者は一例の みで九九%に相当する七六名は的確なトリア l ジがなされていた。また、二次トリア l ジでは 正診率は八五%であった。 ︹ タ ッ グ へ の 記 載 ︺ 1 . タツグおもて面の記載頻度(表 1 ) 傷病者氏名、年齢、性別の記載頻度には差を 認めなかった。傷病者住所や電話番号は消防庁 書式のタッグの方が新書式のタッグより記載頻 度が高かった。トリア l ジ実施者氏名の記載は 両タッグ間で差を認めなかった。 2 . 一 次 ト リ ア l ジの正診率 一 次 ト リ アl
ジの正診率は、消防庁書式のタ ツグを使用した平成一四年度は八七・O%であ り、新書式タッグを使用した平成一五年度は九 八・七%と有意に高かった。 3 . タッグうら面の記載頻度(表 2 ) 応急救護所での意識レベルやパイタルサイン の記載頻度は消防庁書式のタッグに比較し、新 タッグでは有意に高頻度で記載されていた。ま た、身体所見を観察した際の異常所見の記載頻 度には差を認めなかった。救護所内で施行した 処置内容については新タッグの方が有意に高い 頻度で記載されていた。また、これらの観察や 処置を行った時刻の記載頻度は消防庁書式のタ ツグでは三%であったのに対し新タッグでは六 四%と有意に高かった。 4 . 二次トリア1
ジの正診率 二次トリア l ジの正診率は、消防庁書式のタ ツグを使用した平成一四年度は八0
・五%であ り、新書式タッグを使用した平成一五年度は八 四・八%であった。 { ま と め } 今回、訓練に参加した医療者の多くは、災害医 療に携わる機会の少ない人たちであり、トリア l ジについての知識も不十分であった。しかし、こ れらの参加者が実施したトリア l ジ の 正 診 率 は 、 一 次 ト リ ア l ジ九九%、二次トリア!ジ八五%と 良好なものであった。 災害訓練での検証より、今回作成したタッグを 用いることで一次トリア l ジの正診率が改善し、 救護所での負傷者情報が把握しやすくなることが 明らかとなった。10.今回使用して頂いたトリアージタッグの表(おもて)頭書式について 開実際の患者に接した際に評価すべき内容と手11演はすぐに理解できましたか? ① すぐに理解できた 6名 ② 少し時間がか力、ったが理解できた 21名 ③ やや理解しづ5かった 5名 ④ 全く理解できなかった O名 ⑤ どちらでもない 0名 アンケート結果 トリアージタック‘のアンケート回答 1 職種をお聞かせ下さい。 ① 医師 21名 ② 看護師 13名 ⑤ その他( ) 図3 付 START式トリアージを行うのに使いやすいですかっ ① 非 常 に 使 い や す い B名 ② やや使いやすい 14名 ③ やや使いづらい 4名 ④ 非常に使いづらい 0名 ⑤ どちらでもない 7名 ④ 救 急 隊 員 2 勤務されている医療機関をお聞かせ下さい。 ① 救命救急センター 5名 ② 救急告示病院 13名 ③病院(毅急告示病院以外)4名 ④ 診療所 10名 ⑤ その他(検疫所 2名) ③ 救急救命士 11.今回使用して頂いたトリアージタック‘の哀(うら)面書式について わ)時間経過表の記載項目の数は適切ですかっ ① 非常に多い O名 ② やや多い 16名 ③ やや少ない 5名 ④ 非常に少ない O名 ⑤ どち5でもない 11名 3.本言11練参加前にトリアージタッグを使用された経験はありますかっ ① 実際に使用して記載したことがある 1名 ② 見 た こ と が あ る 18名 ③ 初めて見た 15名 同時間経過表は救護活動において使いやすいですか? ① 非常に使いやすい 2名 ② やや使いやすい 21名 ③ やや使いづらい 5名 ④ 非 常 に 使 い づ ら い O名 ⑤ どちらでもない 3名 1 砲2.喜袈夏(うら)酉 二次卜リア一ジで C 件尉す討) 実際の患者に接した際に評価すべモきr内容はすぐに理解できましたか? ① すぐに理解できた 7名 ② 少し時間がかかったが理解できた 15名 ③ やや理解しつ、うかった 6名 ④ 全 く 理 解 で き な か っ た O名 ⑤ どちらでもない 1名 帥実際の患者に接した際にパイタルサインや意識レベルの項目(グレーの部分)は 評価しやすいですかっ ① 非 常 に 評 価 し や す い 3名 ③ やや評価しづらい 2名 ⑤ どちらでもない 1名 ② やや評価しやすい 22名 ④ 非常に評価しづ5い O名 4.とれまでに使用したことのあるトリアージタッグは次のうちどれですか?複数回 答可) ① 総務省消防庁の醤式 B名 ② 主主急医療財団の書式 2名 件)実際の患者に接した際に解剖学的損傷の項目(#1 ~ll)は評価しやすいですかっ ① 非 常 に 評 価 し や す い 3名 ② やや評価しやすい 13名 ③ やや評価しづらい 6名 ④ 非常に評価しづらい O名 ⑤ どち5でもない 4名 ③ そ の 他 ( 2名 5.これまで使用されたトリアージタッグの感想をお聞かせください。 ① 非常に使いやすい 2名 ② やや使いやすい 5名 ③ やや使いづらい 2名 ④ 非 常 に 使 い づ ら い 1名 ⑤ どち5でもない 4名 り)二次トリアージで“1(赤