日本理学療法士学会版の関節可動域評価指針
2
0
0
全文
(2) 764. 理学療法学 第 42 巻第 8 号. 図 1 学会版 ROM 指針の代表例 肩甲帯拳上における角度測定(上),メジャーによる距離測定(下)を示す.. パブリックコメントのまとめ. 全体的には,86%以上の会員から「適切である」と「おおよ そ適切である」との良好な回答が得られた。したがって,学会. 平成 26 年 6 月 16 日∼ 7 月 31 日までの期間に日本理学療法. 版 ROM 指針については大半の会員から賛同が得られたと解釈. 士協会ホームページを通してパブリックコメントの募集を行っ. できる。しかし,脊柱については他の部位と比較し「やや不適. た。有効回答数は 44 名(男性 37 名,女性 7 名)であった。. 切である」「不適切である」との回答も多く,特に高齢者や小. “学会版 ROM 指針の概要”については, 「適切である」が 30. 児における変形を考慮した測定法を検討すべき,などのコメン. 名(68.2%) ,「おおよそ適切である」が 12 名(27.3%) , 「やや. トもあり今後の課題となった。. 不適切である」が 2 名(4.5%)であった。 “肩甲帯”については,. また,その他のコメントとしては,自動運動と他動運動が混. 「適切である」が 36 名(81.8%),「おおよそ適切である」が 4. 在している,1 人測定が困難な場合には 2 人測定を推奨した方. 名(9.1%),「やや不適切である」が 2 名(4.5%),「不適切で. がよい,測定場面の写真が見づらい・不適切である,基本軸・. ある」が 2 名(4.5%)であった。 “肩”については, 「適切である」. 移動軸における骨指標を再検討した方がよい,などが多かった。. が 41 名(93.2%) , 「おおよそ適切である」が 2 名(4.5%), 「や. 以上のご指摘に加え,個々のコメントに対しても再検討し,. や不適切である」が 1 名(2.3%)であった。 “肘・前腕”につ. 第 50 回日本理学療法学術大会での中間報告に至った。. いては, 「適切である」が 43 名(97.7%), 「おおよそ適切である」 が 1 名(2.3%)であった。 “手指”については, 「適切である」. おわりに. が 41 名(93.2%), 「おおよそ適切である」が 3 名(6.8%)であっ. 本稿では,学会版 ROM 指針の必要性,概要,パブリックコ. た。“股関節”については, 「適切である」が 41 名(95.3%), 「お. メントの結果について述べた。今後は,年代別基準値を作成し,. およそ適切である」が 1 名(2.3%),「やや不適切である」が 1. 2016 年度の公表をめざしている。. 名(2.3%)であった。“膝・足関節・足部”については,「適 切である」が 39 名(88.6%),「おおよそ適切である」が 2 名 (4.5%) , 「やや不適切である」が 3 名(6.8%)であった。 “脊柱” については, 「適切である」が 30 名(68.2%),「おおよそ適切 である」が 8 名(18.2%) , 「やや不適切である」が 4 名(9.1%) , 「不適切である」が 2 名(4.5%)であった。. 文 献 1) 日本理学療法士学会ホームページ 学会版 MMT および学会版 ROM 評 価 指 針 に 関 す る パ ブ リ ッ ク コ メ ン ト 募 集.http://jspt. japanpt.or.jp/publiccomment/(2015 年 7 月 12 日引用) 2) 米本恭三,石神重信,他:関節可動域表示ならびに測定法.リハ ビリテーション医学.1995; 32(4): 207‒217..
(3)
関連したドキュメント
医学部附属病院は1月10日,医療事故防止に 関する研修会の一環として,東京電力株式会社
ABSTRACT: To reveal the changes of joint formation due to contracture we studied the histopathological changes using an exterior fixation model of the rat knee joint. Twenty
D-1:イ 自施設に「常勤または非常勤の実地指導
11) 青木利晃 , 片山卓也 : オブジェクト指向方法論 のための形式的モデル , 日本ソフトウェア科学会 学会誌 コンピュータソフトウェア
参考 日本環境感染学会:医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド 第 2 版改訂版
10 Ma tsud a S, e t a l: Comparison of transthoracic esophag ecto my with de fin itiv e chemoradio the rapy as initia l trea tmen t for pa tien ts with e sophagea l squamous cell ca
大谷 和子 株式会社日本総合研究所 執行役員 垣内 秀介 東京大学大学院法学政治学研究科 教授 北澤 一樹 英知法律事務所
infectious disease society of America clinical practice guide- lines: treatment of drug-susceptible