地域の子育て支援が充実していきます
新しい制度では、すべての子育て家庭を支援する仕組みとして、「地域子育て支援拠点」「乳児家庭
全戸訪問事業」「病児保育事業」などを充実させ子育てしやすい環境づくりを行います。
◆地域子育て支援拠点
公共施設や保育所など地域の身近な場所で、親子の交流や子育て相談を行う事業です。みやま市では「つどいの
広場」事業として実施しています。
◆乳児家庭全戸訪問事業
生後4ヶ月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、子育て支援に関する情報提供や養育環境等の把握を行う事
業です。みやま市では「赤ちゃん訪問」事業として実施しています。
◆病児保育
病気や病後の子どもを家庭で保育できない場合に、病院や保育所などに付設されたスペースで子どもを預かります。
みやま市では、平成27年4月より市内保育所内で実施予定です。
◆ファミリー・サポート・センター事業
児童の預かりなどの援助を受ける事を希望する方と、援助を行う方の総合援助活動に関する連絡・調整を実施する
事業です。みやま市では、平成24年度より実施をしている事業です。会員数も200名を超えました。
◆放課後児童クラブ
共働きや留守家庭の小学生の児童に対し、学校の余裕教室や専用施設で、放課後に適切な遊び、生活の場を与え
て健全育成を図る事業です。今後、職員や設備について新たな基準を設けて、質の向上を図っていきます。
※他にも延長保育事業、一時預かり保育事業などの地域子ども・子育て支援事業があります。
主な教育・保育施設とは?
幼稚園
満3~5歳
小学校以降の教育の基
礎をつくるための幼児期
の教育を行う施設
保育所
0~5歳
就労などのため家庭で保
育のできない保護者に代
わって保育(養護と教育)
を行う施設
認定こども園
0~5歳
幼稚園と保育所の機能
をあわせもち、地域の子
育て支援を行う施設
地域型保育
0~2歳
施設(原則20人以上)よ
り少人数の単位で、0~
2歳の子どもを預かる事
業
【地域型保育の4つのタイプ】
①家庭的保育 5人以下で保育を行います。
②小規模保育 定員6~19人で保育を行います。
③事業所内保育 事業所の保育施設などで従業員の子ども
と地域の子どもと一緒に保育します。
④居宅訪問型保育 保護者の自宅で1対1で保育を行います。
※平成27年4月より、みやま市内で地域型保育を利用するこ
とはできません。(現在、事業者がありません。)
■平成27年4月より
みやま市内で利用できる施設
・幼稚園(3か所)
・保育所(13か所)
・認定こども園(1か所)
子どものための教育・保育給付
(施設型給付)
※教育・保育給付は法的には個人給付ですが、便宜上、施設等が代理で給付を受けるしくみ(法定代理受領)となります。
利用者の
みなさま
幼稚園・保育所・
認定こども園
B 教育保育の提供
所得に応じた利用者負担
C 子どものための教育・保育給付
A 教育保育の必要性の認定
新しい制度では、まず利用者のみなさまが、みやま市に教育・保育の必要性の認定を申請します。それ
に基づいてみやま市が認定を行います。(A)
認定を受けた利用者が、認可や運営の基準を満たした施設や事業者を利用したとき(B)、みやま市から
給付が行われる(C)仕組みです。
あなたが利用できる施設や事業は?
利用する際の認定区分
・施設などの利用を希望する保護者の方に、利用のための認定を受けていただきます。
・新制度では、子どもの年齢や家庭の状況に応じて、次の3つの区分に認定し、利用できる施設や
事業が決まっていきます。
3つの認定区分
1号
認定
2号
認定
3号
認定
教 育 標 準
時 間 認 定
子どもが満3歳以上で、幼児
期の学校教育を希望される
場合
・ 幼稚園
・ 認定こども園
利用先
満3歳以上
保 育 認 定
子どもが満3歳以上で、「保
育の必要な事由」に該当し、
保育所などでの保育(養護と
教育)を希望される場合
・ 保育所
・ 認定こども園
利用先
満3歳未満
保 育 認 定
子どもが満3歳未満で、「保
育の必要な事由」に該当し、
保育所などでの保育(養護と
教育)を希望される場合
・ 保育所
・ 認定こども園
・ 地域型保育
利用先
幼稚園の利用を希望される方へ
幼稚園の利用の流れ
●対象となる子ども
●
利用できる保護者
特に制限はありま
せん。
●利用できる時間
昼過ぎごろまでの
教育時間のほか、
希望により預かり保
育が利用できます。
幼稚園を
利用できる方
など
満
3~5
歳まで
新制度に
移行する
幼稚園
1
幼稚園に
直接利用
申し込み
2
幼稚園
から入園
の内定
3
幼稚園を
通じて利用
のための
認定を申請
4
幼稚園を
通じて市が
認定証を
交付
5
幼稚園
と契約
現行制度
のままの
幼稚園
1
幼稚園に
直接利用
申し込み
3
幼稚園
と契約
認定の申請は不要です
2
幼稚園
から入園
の内定
平成27年4月以降は、「子ども・子育て支
援新制度に移行する幼稚園」と「現行制
度のままの幼稚園」に分かれます。
(どちらに該当するかは幼稚園にお問い
合わせください)
市役所で特別な
手続きをするこ
とはありません。
1号認定の認定証
が交付されます。
保育所の利用を希望される方へ
保育所の利用の流れ
●対象となる子ども
●利用できる保護者(保育の必要な事由)
就労(パートタイム等も含む)、妊娠・出産、疾病、親族の介護、求職活動、就学
など、家庭で保育のできない保護者が利用できます。
●利用できる時間
新制度では、保護者の就労等の状況に応じて、保育を利用できる時間が異な
ります。
※「保育標準時間(フルタイム就労など)」は、最大11時間利用できます。
※「保育短時間(パートタイム就労など)」は、最大8時間利用できます。
保育所を利用できる方など
満
0~5
歳まで
1
市に「保育の必
要性、必要量」の認
定申請
2
市が認定証を交付
(保育標準時間/
保育短時間) 3
市が利用調整
4
市と契約
●延長保育
通常の保育時間より
30分~60分の延長
を行う保育所があり
ます。(有料)
認定こども園の利用を希望される方へ
認定こども園の利用の流れ
●対象となる子ども
※ 園によって、受け入れ年齢が異なる場合があります。
●利用できる保護者
保護者の就労などの状況に関わりなく利用できます。
●利用できる時間
1号認定の子どもが利用できる時間は、幼稚園と同じです。
2号認定 ・ 3号認定の子どもが利用できる時間は、原則として保育所と同じです。
認定こども園を利用できる方など
満
0~5
歳まで
1
認定
こども園に
直接利用
申し込み
2
認定こども園
から入園の内定
2
市に、「保育の必要性、
必要量」の認定申請
※利用申込みも同時に行えます。
3
認定こども園を
通じて利用のため
の認定を申請
4
認定こども園を
通じて市が認定証を
交付
5
認定
こども園と
契約
3
市が認定証を
交付
(保育標準時間
/保育短時間)
4
市が
利用調整
5
利用
先決定後、
契約
1号
認定
2・3号
認定
●1号認定の子どもが利用する
場合は、幼稚園(新制度に移行
する幼稚園)と同じ流れです。
●2号認定・3号認定の子ども
が利用する場合は、保育所と
同じ流れです。
※
教育標準時間認定(1号認定)の利用者負担のイメージ
(月額)
・ 現行の利用者負担の水準を基本。
③市町村民税
所得割課税額
77,100円以下
16,100円
④市町村民税
所得割課税額
211,200円以下 20,500円
⑤市町村民税
所得割課税額
211,201円以上
25,700円
階層区分 利用者負担
①生活保護世帯
0円
②市町村民税
非課税世帯
(市町村民税
所得割非課税
世帯含む)
9,100円
みやま市で定める
利用者負担額
※今後、左記の国の基
準額を上限に利用者負
担(保育料)を定めます。
※幼稚園の就園奨励費が適用されなくなりますが、保育料は就園奨励費補助金を差し
引いて設定されていますので、実支払額は現在と同程度です。
実費徴収、上乗せ徴収
◆幼稚園によっては、幼稚園保育料とは別
に給食費、制服代、通園バス代等の実費
徴収が発生する場合があるほか、上乗せ
徴収が発生する場合があります。
上乗せ利用料
実費負担
みやま市の定める保育料
幼稚園
【実費徴収】
同意が必要だが、書面の同意は不要
通常必要とされる経費であって、保護者に負担さ
せることが適当と認められるもの
(文房具・制服代・遠足代・給食代・通園バス等)
【上乗せ徴収】
事前説明と書面の同意が必要
教育・保育の質の向上を図る上で特に必要であ
ると認められる対価
(基準を超えた教員の配置・上質な教育環境を整
えるための施設整備費用等)
保育認定を受けた(満3歳以上2号認定)の利用者負担のイメージ
(月額)
保育標準時間 保育短時間
⑥所得割課税額
301,000円未満 58,000円 57,100円
⑦所得割課税額
397,000円未満 77,000円 75,800円
6,000円 6,000円
③所得割課税額
48,600円未満 16,500円 16,300円
101,000円 99,400円
0円 0円
④所得割課税額
97,000円未満 27,000円 26,600円
⑤所得割課税額
169,000円未満 41,500円 40,900円
②市町村民税
非課税世帯
①生活保護世帯
⑧所得割課税額
397,000円以上
階層区分 利用者負担
みやま市で定める
利用者負担額
※今後、左記の国の基
準額を上限に利用者負
担(保育料)を定めます。
※保育料の階層決定に用いる税が、現行の「所得税」から「市民税所得割課税額」に
変更されます。
保育認定を受けた(満3歳未満3号認定)の利用者負担のイメージ
(月額)
保育標準時間 保育短時間
⑧所得割課税額
397,000円以上 104,000円 102,400円
⑦所得割課税額
397,000円未満 80,000円 78,800円
⑥所得割課税額
301,000円未満 61,000円 60,100円
⑤所得割課税額
169,000円未満 44,500円 43,900円
④所得割課税額
97,000円未満 30,000円 29,600円
③所得割課税額
48,600円未満 19,500円 19,300円
②市町村民税
非課税世帯 9,000円 9,000円
①生活保護世帯
0円 0円
階層区分 利用者負担
みやま市で定める
利用者負担額
※今後、左記の国の基準
額を上限に利用者負担
(保育料)を定めます。
※保育料の階層決定に用いる税が、現行の「所得税」から「市民税所得割課税額」に
変更されます。
保育料の算定
保育料算定基準は、国の基準を上限にみやま市が定めます。(基準の制定時期は、平成27年3月頃を予定しています。)
新制度では、所得(市町村民税)に応じた負担となり、4月分~8月分の保育料(平成25年分の所得)と、
9月分~3月分の保育料(平成26年分の所得)に分けて決定します。
また、「保育標準時間」利用と「保育短時間」利用で保育料が異なります。
平成26年1月1日以前に、みやま市在住の方(みやま市役所税務課に課税台帳がある方)は
不要です。
必要な方 証明する書類 提出期限
1
平成26年1月2日
以降に転入した人
○
平成26年度(平成25年分)所得課税証明書
(平成26年1月1日に住民登録のある市町村で発行されたもの)
11月28日(金)
2
平成27年1月2日
以降に転入してくる人
○平成26年度(平成25年分)所得課税証明書
(平成26年1月1日に住民登録のある市町村で発行されたもの)
入所申込時
○平成27年度(平成26年分)所得課税証明書
(平成27年1月1日に住民登録のある市町村で発行されたもの)
※発行は、平成27年6月以降です。各市町村にお尋ねください。
6月30日(月)
※父母の分
を提出してください。(ただし、
父母の年収の合計が10
3万円未満の場合は、
同居する祖父母の分の提出が必要です。)
保育料減免措置に伴う書類
下記の項目にあてはまる場合、保育料減額の対象になります。
適用を受ける方は、証明となる書類(写し)を提出してください。(申込書への記載もお願いします。)
ただし、ひとり親家庭および在宅障がい者世帯は、住民税の額によっては減免の対象となりません
ので詳しくはみやま市福祉事務所へお問い合わせください。
(※)幼稚園年少から小学校3年生までの範囲において、最年長の子どもから順に1人目は基準額、2人目は基準
額の半額、3人目以降は無料になります。
適用される世帯 証明となる書類 提出先
生活保護世帯 生活保護受給証 みやま市福祉事務所
高田支所
山川支所
ひとり親家庭 児童扶養手当証書 ・ ひとり親医療証
在宅障がい者がいる 障害者手帳
多子世帯減免について
子どもが複数いる世帯(多子世帯)の保育料については、第2子は半額、第3子は無料となります。
(入園料等、実費徴収金を除く)
ただし、対象となる兄弟姉妹の年齢が、保育認定等により異なります(下図の通り)。
就園奨励費 ・
1号認定
(対象:満3歳~
小3)
2号認定
3号認定
(対象:0歳~5歳)
0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 小1 小2 小3 小4
無料
第3子
0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 小1 小2 小3 小4
半額
第2子 第1子
半額
第2子 第1子
無料
第3子
半額
第2子 第1子
半額
第2子 第1子
※小4以上は
カウントされない
※小1以上
はカウントされない