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個人投資家向け会社説明会ミーティングメモ K&O エナジーグループ株式会社 (1663) 開催日 :2017 年 9 月 4 日 ( 月 ) 場所 : 大和コンファレンスホール東京都千代田区説明者 : 代表取締役社長梶田直氏 1. グループの概要 1931 年に千葉県夷隅郡大多喜町で創業し 以降 天

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個人投資家向け会社説明会 ミーティングメモ

K&O エナジーグループ株式会社(1663)

開催日:2017 年 9 月 4 日(月) 場 所:大和コンファレンスホール 東京都千代田区 説明者:代表取締役社長 梶田 直 氏 1. グループの概要 ・ 1931 年に千葉県夷隅郡大多喜町で創業し、以降、天然ガス・ヨウ素の生産販売を中心 に事業を行ってきました。創業当初は大多喜天然瓦斯株式会社として、天然ガスの生 産と販売を行っていました。その後、販売部門を独立して大多喜ガス株式会社(以下、 株式会社を省略)とし、1957 年に生産部門を関東天然瓦斯開発株式会社(同)へ社名 変更しました。 ・ 2014 年 1 月、関東天然瓦斯開発と大多喜ガスが経営統合し、持株会社の K&O エナジー グループ株式会社を設立しました。現在の従業員数は連結で 569 名です。 ・ ガス事業は関東天然瓦斯開発、大多喜ガス、日本天然ガス株式会社(以下、株式会社 を省略)、オータキ産業株式会社(同)が担っています。またヨウ素事業は、関東天然 瓦斯開発と日本天然ガスが行っています。その他事業として大多喜ガスがガス機器等 の販売やガス設備工事などを行っています。その他に建設事業を手がける関東建設株 式会社や、アメリカの KNG AMERICA.INC.などの子会社があります。なお、LP ガス事 業を行うオータキ産業は、2018 年 1 月 1 日付けで大多喜ガスへ吸収合併の予定です。 都市ガス事業と LP ガス事業のノウハウを集約して、より効率的な運営をするとともに、 事業の強化・拡大を図ります。 ・ 2017 年 5 月に、グループの連携強化やコスト削減を目的に本店(本社機能)を東京都 中央区からグループの事業拠点である千葉県茂原市に移転しました。なお、お客様や 取引先との面談、新規事業関連部門の拠点等に活用するため、東京オフィスを中央区 に設置しました。 2. 事業内容 ・ 天然ガスとヨウ素が溶け込んだ地下水(かん水)を千葉県で汲み上げ、地上でガスと かん水に分離し、ガスは主に都市ガスとして千葉県内で販売しています。かん水は、 そこからヨウ素を抽出して、欧米に輸出しています。 ・ 開発拠点とする南関東ガス田は国内最大の水溶性天然ガス田です。東京の地下にも天 然ガスが眠っていますが、実際にガスを生産するのは千葉県のみで、主に九十九里地 域で行っています。関東天然瓦斯開発と日本天然ガスを含め、全部で 8 社が開発をし ており、年間のガス生産量は約 4 億 5,000 万㎥です。千葉県の地下に眠るガスの可採埋 蔵量は約 3,700 億㎥、金額にすると 12 兆円相当です。また、ヨウ素は年間で約 7,500t

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を千葉県内で生産しています。その可採埋蔵量は約 400 万 t、同じく金額にすると 10 兆円相当で、合計すると 22 兆円相当の天然ガスとヨウ素があります。その中で関東天 然瓦斯開発と日本天然ガスが年間 約 2 億㎥ほど天然ガスを生産し、ヨウ素も約 1,000t 生産しています(2016 年実績)。ちなみに、当社グループ鉱区内における天然ガスの可 採埋蔵量は約 600 年分、約 5 兆円の価値があります。 ・ 最大の課題は地盤沈下対策です。昭和 40 年代後半に千葉県と県内の天然ガス開発企業 との間で地盤沈下防止についての協定が締結されましたので、現在はその協定に従っ て生産を行っています。したがって、ガスやヨウ素の大幅な増産は難しい状況です。 ・ ガス事業ですが、2017 年 8 月時点で千葉県内には都市ガス事業者が私企業 11 社、公営 6 社の計 17 社あります。このうち大多喜ガスの供給戸数は約 16 万 7,000 戸、ガス販売 量は 9 億 1,200 万㎥です。ガス販売量については、全国のガス事業者 206 社の中で第 5 位となっています(いずれも 2015 年度実績)。 ・ グループ内では、千葉県産天然ガスを主体に供給する部分と、輸入した LNG ガスを扱 う部分があります。これらは熱量が異なるため、パイプラインネットワークは別々で す。LNG は、東京電力ホールディングス株式会社、東京ガス株式会社から大多喜ガス がパイプラインで購入し、内湾の大口のお客様に販売しています。数量的には千葉県 産ガスが全体の約 3 割、LNG ネットワークが 7 割程度です。 ・ 日本のヨウ素生産量は約 1 万 t、世界シェアの 3 割強です。1 位は南米チリで 6 割ほど です。他にインドネシアやアメリカ等でも採れますが、ほとんどチリと日本で世界の 需要をまかなっています。世界シェア 3 割強のうちの約 8 割を千葉県で生産していま す。当社グループの世界におけるシェアは、約 5%です。 3. 当社のポイント、ビジネスモデルの強み ・ 当社グループは、天然ガスの開発から供給までグループ内で一貫して行っている点が 特長です。その天然ガスは、燃やすと二酸化炭素(CO₂)が発生しますが、化石燃料の 中では最も CO₂発生量が少ないという意味で、クリーンエネルギーであるといわれて います。石炭の CO₂排出量を 100 とした場合、天然ガスは 57 です。硫黄酸化物(SOx) では排出ゼロ、窒素酸化物(NOx)も石炭に比べて 2~3 割の排出となり、環境面でも 非常に優れたエネルギーであるといえます。 ・ 当社グループが開発するのは、千葉県で生産され千葉県で消費する「千産千消(地産 地消)」のエネルギーです。関東天然瓦斯開発や日本天然ガスで採った天然ガスを、大 多喜ガスあるいは他の都市ガス会社を通じて千葉県内で販売するため、非常に効率的 です。輸入 LNG に比べて、海外情勢の影響を直接受けにくく、輸送コストも抑えられ るため、大多喜ガスのガス料金は全国的にも安価な水準になっています。 ・ ヨウ素は色々用途が増えています。需要が最も多いのはレントゲン造影剤です。レン トゲンをとる際に注射で血液中に造影剤を入れると、細部まで血管が浮き上がって見

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えます。また、ヨウ素は殺菌効果が高く、その特性を活かして殺菌剤や防カビ剤に使 用されます。さらに、工業用触媒にも使用されます。最近では液晶関連の偏光膜にヨ ウ素が入っています。世界のヨウ素の需要は毎年数%程度のペースで拡大しています。 4. 経営方針および経営計画 ・ グループの経営理念は「天然ガスの生産と販売を中核に、快適で豊かな生活の実現と 社会の発展に貢献する」ことです。 ・ 2016 年 2 月に「VISION2025」を策定し、10 年後(2025 年)に「ありたい姿」「あるべ き姿」をまとめました。ビジョンの 1 つ目は、「“競争力ある県産ガスの開発”“効率的 な導管網の整備”“都市ガス事業の更なる強化”を推進し、国内屈指のガスバリューチ ェーンを展開する」ことです。2 つ目は、「貴重な資源であるヨウ素の生産者として積 極的な増産・拡販を図り、世界の需要拡大に応える」ことです。3 つ目は「千葉から世 界へ。新興国を中心とした海外エネルギー市場の成長への貢献を通じて更なる発展を 遂げる」ことです。4 つ目は「お客様・時代のニーズ、環境の変化をとらえ、新たな事 業に取り組み、社会とともに持続的に成長する」ことです。 ・ 「VISION2025」達成に向けて、中期経営計画(2016~2018 年度)のグループ事業戦略 では、「生産戦略」「購買戦略」「導管ネットワーク戦略」「販売戦略」「安全安心推進」 「新規事業戦略」の項目を掲げて取り組んでいます。とくに、新規事業戦略では「経 営資源を効率的に活用するとともに、最適な事業体制を構築する」ことを掲げて取り 組みを開始しています。具体的には再生可能エネルギー事業(例えば、省水力、バイ オマス、地熱)へ参入し、この 3 年間で将来の売上につなげるための道筋をつけてい きたいと考えています。 ・ 中期経営計画の最終年度(2018 年度)の目標ですが、ヨウ素販売価格の低下と円高の 影響により未達になる可能性が出たため、今年に入って数値を見直しました。ただし、 当初の目標数値をあきらめたわけではなく、それに近づけるべく努力を続けます。 ・ 設備投資は、2016 年度からの 10 年間で総額 570 億円となる見通しです。とくに 2016 年度を含めた 3 年間に、その前 3 年間の約 1.5 倍の大きな投資を行う予定です。最大金 額は、老朽設備の更新です。また、生産を拡大するためにはそれを支える生産基盤イ ンフラが重要です。ガスの太いラインや、かん水を運ぶ管が必要になります。そうい った基幹のインフラ整備を行わないと新規開発ができないので、3 年間で整備をしてい きます。さらに製造設備も増強します。ヨウ素の増産を図るため、ヨウ素工場の製造 設備の拡充投資を行います。 ・ 経営目標ですが、経常利益は中期経営計画の 3 年目、2018 年度は 26 億円と 2016 年度 実績(36 億円)から一時的に下がりますが、2025 年度には 65 億円まで増加する見込 みです。この中には新規事業の寄与を 10 億円みています。 ・ ガスの販売量は 2018 年に 11 億 m3、2025 年に 15 億 m3へ、ヨウ素の販売量は 2018 年

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に 1,650t、2025 年に 2,100t へ増やす計画です。なお、ヨウ素の販売価格は 2025 年に向 けて徐々に回復すると予想しています。 5. 2017 年度の業績予想および配当政策 ・ 2017 度の収支の見込みを 8 月に上方修正しました。最大の理由は、ガス事業で発電用 ガスの販売量が伸びたことと、輸入エネルギー価格上昇の影響により連動して売値を 上げたためです。また、ヨウ素は過去 3 年間、価格が下がり続けていましたが、2017 年の頭に底入れをしました。そのため一部のお客様について値上げをさせていただき ました。 ・ 当社の配当政策は、継続的な安定配当を基本方針としています。2017 年度の期末配当 金は 14 円を予想しています。中間配当 14 円と合わせて通期 28 円となり、この水準を 安定配当水準と考えています。 6. トピックス ・ 2017 年 4 月から都市ガス市場の小売り全面自由化が始まりました。ガスの自由化は 1995 年から段階的に進んでまいりましたが、これで完了となります。なお、今年 4 月以降、 大多喜ガスエリア内に新規参入した事業者はなく、当社に大きな影響はないと考えて います。 ・ 南関東ガス田をめぐる動きとして、これまで千葉県のガスは国の政策の中でほとんど 注目されていませんでした。しかし、「平成 28 年度エネルギーに関する年次報告(エ ネルギー白書 2017)」では、「石油・天然ガス等国産資源の開発と促進」として、昨年 に引き続き、水溶性天然ガスの生産量拡大や効率的開発に言及し、その取り組みと地 盤沈下対策の推進をうたっています。これに伴い、生産拡大に向けて国と業界が共同 で地盤沈下抑制技術の開発・確立に向けて試験研究を始めています。 7. 質疑応答 Q1. 大地震が発生した場合、どのような影響が考えられますか。また、その他の自然災害も 含めて影響を最小限にする対策として、どのようなことを考えていますか。 A1. 東日本大震災では、当社のガス供給については大きな問題は発生しませんでした。しか し、ガス採取については部分的に操業が止まってしまいました。設備投資の中で最も 大きなウエートを占めているのが、BCP(事業継続計画)を見据えた老朽設備の更新で すが、発災 1 週間経過後に生産量 80%を確保することを目標に、現在、軟弱地盤にあ る設備を強化しており、2018 年度に全ての計画が終了する予定です。 Q2. 新規事業戦略について、天然ガス、ヨウ素に続く新たな資源の開発の可能性について教 えてください。

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A2. かん水の中にあるフルボ酸を抽出して事業化することに取り組んでいます。フルボ酸は 植物の成長を促進します。人工光で葉物等を栽培する植物工場では、フルボ酸を添加 したものは 10 パーセント以上成長が促進されることがわかっています。まだ事業とし ては小さいですが、様々な企業と協業しながら、需要開拓を進めているところです。 フルボ酸については世界的にまだあまり注目されていませんから、当社がパイオニア 的な存在になります。最終的にはヨウ素事業程度にまで膨らませたいと思っています。 Q3. 本社移転は当初の狙いどおりの効果が出ていますか。一方で事業活動にマイナスの影響 は出ていませんか。 A3. 東京に総務や経理があると不便でしたから、2017 年 5 月に、新規事業を扱う企画部門 だけを東京に残して、本社機能を茂原市に集約しました。オフィスのスペースも小さ くなりましたので、賃料等のコストダウンになりました。その他に、事業の円滑な運 営にも寄与しています。今のところうまくいっていると思います。 Q4. 設備投資計画は計画どおりに進んでいますか。 A4. 中期経営計画(2016~2018 年度)の 3 年間の設備投資の総額は当初 230 億円としてい ましたが、213 億円に見直しをしています。ヨウ素の価格の値下がりと円高の影響で事 業環境が変化したため、後ろに延ばせるものは延ばしています。それが 17 億円程度で す。ただ、やらなければならないことはほぼ実行しています。 Q5. 都市ガスの全面自由化の影響はあまりないとのことですが、先行きはどうでしょうか。 A5. 今後も影響はないと思っています。自由化は 1995 年から順次始まっており、1 年間で 10 万 m3以上を使うお客様については既に自由化されていました。今年の 4 月から、残 った 10 万 m3未満のお客様が自由化の対象になりました。当社で、新たに自由化の対 象になった部分は、数量的には 10%足らずです。ただし、お客様の数では、一般家庭 用のお客様が多いため、99%以上が新たに自由化の対象になりました。が、現時点で 当社のエリアに入ってきた事業者はありません。新規に参入するには、ガスの種類、 つまり発熱量の違いという物理的制約もあります。 以上

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