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目次 1. 公共施設等総合管理計画策定の背景と目的 1 2. 計画期間 2 3. 対象とする公共施設等 3 4. 本町の公共施設等を取り巻く現状 4 (1) 人口の現状と将来推計 (2) 財政状況 (3) 建物施設の延床面積と耐用年数等 (4) インフラ施設の規模及び耐用年数 (5) 公共施設等のL

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田尻町公共施設等総合管理計画

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目 次

1. 公共施設等総合管理計画策定の背景と目的 1

2. 計画期間 2

3. 対象とする公共施設等 3

4. 本町の公共施設等を取り巻く現状 4

(1)人口の現状と将来推計

(2)財政状況

(3)建物施設の延床面積と耐用年数等

(4)インフラ施設の規模及び耐用年数

(5)公共施設等のLCC(ライフサイクルコスト)について

5. 公共施設等の在り方の基本方針 12

(1)今後の基本方針

(2)具体的な取り組み

(別紙資料①)各施設毎の年度別 LCC 一覧(建物施設)

(別紙資料②)各施設毎の年度別 LCC 一覧(インフラ施設)

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1. 公共施設等総合管理計画策定の背景と目的

① わが国では、高度成長期に整備された公共施設等(建物施設+インフラ施設)

の老朽化対策が大きな課題となっています。それは地方公共団体においても同様で

あり、厳しい財政状況の中においても対応することが求められています。また、少子高

齢化による人口減少等により、公共施設等への住民ニーズが今後も変化することが

予想され、それらへの対応も求められています。

② そのため早急に公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点をもって計画

的かつ効率的な維持管理を行うことにより、公共施設等にかかる財政負担を軽減・

平準化していくとともに、公共施設等の最適な配置を実現することが必要であるとの

観点に基づき、総務省から地方公共団体に対して、公共施設等の総合的かつ計画

的な管理を推進するため「公共施設等総合管理計画(以下「総合管理計画」とい

う。)」の策定に取り組むよう要請が行われています。

③ 本町が所有する公共施設等の多くは、平成6年の関西国際空港(以下「関空」

という。)の開港に合わせ、都市基盤の充実を図るため、急速に整備が進んだもので

す。このことは、他の地方公共団体に多く見られる公共施設等の整備時期に比べ、

約 10~30 年の時期的な相違があります。

④ さらに本町町域の狭小性及び関空開港以前の本町財政の脆弱性などにより、町

域における建物施設はほとんどが単一施設であり、他の多くの地方公共団体で大き

な課題となっている、施設の「統廃合」が可能な施設は、多くは見当たらないのが現

状です。

⑤ 以上の現状を踏まえ、公共施設等の情報を一元化し、今後の人口動態や財政状

況も勘案した上で、公共施設等の計画的かつ効率的な管理運営を推進することを

主な目的として、総合管理計画を策定します。

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2

2.計画期間

① 総合管理計画の計画期間は、平成 29 年度から平成 38 年度までの 10 年間と

します。ただし、本町においては全国的な整備時期の傾向と約 10~30 年の隔たり

があることから、将来的に必要な公共施設等のライフサイクルコスト(以下「LCC」

という。)を、既に策定している「田尻町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の対象期

間と合わせ、平成 52 年度まで試算します。

② 総合管理計画は、上位計画である「田尻町総合計画」に即して策定することとし、

公共施設等毎の個別施設計画や長寿命化計画(既に策定済みの計画を含む。)

は、上位計画である総合管理計画に基づいて策定を行います。

※既策定の計画で総合管理計画と齟齬が ある場合は、適宜見直すこととする。

公共施設等 総合管理計画 個別施設計画 長寿命化計画 第4次総合計画 (~平成 31 年度) 第5次総合計画 (平成 32 年度~) 計画期間(平成 29 年度~38 年度までの 10 年間) ※適宜見直し 公共施設等のLCC試算の対象期間(平成 29 年度~52 年度までの 24 年間) 個別に策定 総合計画

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3.対象とする公共施設等

本町が所有する全ての公共施設等を対象とします。(表-1参照)なお、LCC

の計算においては、泉佐野市田尻町清掃施設組合が所有する、ごみ焼却施設及びし

尿処理施設についても計算に含みます。

表-1 公共施設等一覧

会計 区分 建物施設 インフラ施設 種 別 延床面積(㎡) 割合(%) 種 別 規 模 一般 会計 庁舎等 3,796 9.2 道路 34,988m 消防施設 389 0.9 (道路面積) 202,680 ㎡ 学校教育施設 10,033 24.2 幼稚園・保育所 2,990 7.2 橋りょう 6 橋 町営住宅 6,665 16.1 (面積) 403 ㎡ 保健福祉施設 6,376 15.4 環境衛生施設 907 2.2 多目的広場 漁業施設 83 0.2 (面積) 32,437 ㎡ 集会施設 393 0.9 社会教育施設 2,755 6.7 児童遊園 社会体育施設 1,969 4.8 (面積) 2,868 ㎡ その他 85 0.2 特別 会計 下水道施設 4,328 10.5 下水道 (管路延長) 52,651m 企業 会計 上水道施設 615 1.5 上水道 (管路延長) 32,573m 合 計 41,384 100.0

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4.本町の公共施設等を取り巻く現状

(1)人口の現状と将来推計

本町の人口は、平成6年の関空開港を契機に増加基調にありましたが、りんくう

ポート南地区(大阪府警察学校)の人口を除くと、平成 24 年以降の本町の人口

は減少傾向にあり、平成 19 年頃の人口水準となっています。

(H28 年 3 月策定「田尻町まち・ひと・しごと創生総合戦略」より)

図1-1 人口の推移(住民基本台帳)

・ 現状のまま人口減少が進展した場合、平成 52 年の総人口は 8,003 人と推計

され、65 歳以上の高齢者割合は平成 27 年の 23%から平成 52 年には 28%

に増加する見込みです。そのため、生産年齢人口割合も低下します。

・ ただし、人口移動(人口の流入と流出)の改善や出生率の向上が図られた場

合、8,700 人程度の水準を維持することも想定されます。

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5

図1-2 住民基本台帳による平成 27 年の人口を基準とした人口推計

図1-3 年齢階層別人口構成割合(りんくうポート南除く)

推計値 実績値

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(2)財政状況

本町の財政状況は、関空関連税収及び財政健全化計画に基づく取組み(平成

16~20 年度)等により、平成 20 年度には収支の均衡した財政状況となっていま

す。また、財政調整基金については、平成 26 年度末時点で約 50 億円(関空開

港時(平成 6 年度)の約 10 倍)に上り、堅調な財政を維持しています。

しかしながら、関空関連税収に強く依存した財政構造であり、その主たる税目であ

る固定資産税においては税収の逓減が見込まれていることから、現在の収支水準を

単純に維持することは困難となる見込みとなっています。

図-2 税収及び財政調整基金の推移

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(3)建物施設の延床面積と耐用年数等

本町が保有する建物施設の一覧は、以下のとおりです。

表-2 建物施設一覧

(平成 29 年 1 月時点) ※構造欄 … 1.木造 2.鉄骨造 3.鉄筋コンクリート造(RC) 4.鉄骨・鉄筋コンクリート造(SRC) 5.コンクリートブロック造 種 別 施 設 名 建築年度 及び築年数 延床面積 (㎡) 構造 耐用 年数 1 役場本庁舎 S55(37) 2,812.40 3 70 2 庁舎等 役場別館 S59(33) 485.02 3 70 3 役場第 2 庁舎(なかよし学級) H7(22) 499.00 2 53 4 消防施設 消防センター S63(29) 389.18 3 70 5 小学校(旧館) S35(57) 1,413.00 3 70 6 〃 (新館) S50(42) 1,780.00 3 70 7 〃 (管理棟・体育館) S61(31) 1,981.00 3 70 8 学校教育施設 中学校(旧館) S38(54) 1,793.00 3 70 9 〃 (新館) S52(40) 1,587.00 3 70 10 〃 (体育館) S44(48) 1,220.00 3 70 11 給食棟 S50(42) 259.00 2 53 12 幼稚園・保育所 幼稚園・保育所 H16(13) 2,990.00 3 70 13 露ノ口第2次住宅 S46(46) 702.00 3 70 14 町営住宅 砂山住宅 H11(18) 1,736.04 3 70 15 高砂住宅 H17(12) 4,226.62 3 70 16 保健福祉施設 総合保健福祉センター H10(19) 6,376.40 3 70 17 環境衛生事務所 H14(15) 336.79 2 53 18 環境衛生施設 火葬場 H7(22) 124.80 2 53 19 葬祭場 H7(22) 445.05 2 53 20 漁業施設 漁業振興広場 H13(16) 82.93 2 53 21 集会施設 吉見集会所 S53(39) 177.00 2 53 22 嘉祥寺集会所 S56(36) 215.55 2 53 23 公民館 S57(35) 2,017.57 3 70 24 社会教育施設 歴史館(洋館) T11(95) 353.89 5 ― 25 〃 (和館) T11(95) 383.62 1 ― 26 社会体育施設 多目的グラウンド(屋内) H10(19) 1836.26 2 53 27 町営プール管理棟 S41(51) 133.00 3 70 28 下水道施設 吉見ポンプ場 H5(24) 4,328.00 4 70 29 上水道施設 浄水場 S62(30) 614.58 3 70 30 その他 その他吉見農家機材保管庫 41.05)(地区連合会館 44.55+ 不明 85.60 1 ―

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8 ※各施設の耐用年数の考え方について ・全施設共通の考え方として、大規模改修や定期的点検業務など予防保全型の維持管理体制を構築すること を前提に、耐用年数の考え方を以下のとおりとする。 ① 鉄筋コンクリート造及び鉄骨・鉄筋コンクリート造の建築物について 「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」において定められた耐用年数は 50 年であるが、公営住宅 法では耐火構造の住宅の耐用年数が 70 年とされていること。又、文部科学省が策定した「学校施設の長寿 命化計画策定に係る手引き」(平成 27 年 4 月)において「物理的な耐用年数は適切な維持管理がなさ れ、コンクリート及び鉄筋の強度が確保される場合には 70~80 年程度」とされていることを踏まえ、耐用年数 を 70 年とする。 ② 鉄骨造の建築物について 上記①の伸び率(50 年→70 年⇒40%)に準じ、鉄骨造建築物の耐用年数を 53 年とする。 (参考)減価償却資産の耐用年数等に関する省令 構 造 耐用年数 構 造 耐用年数 鉄骨造 38 木造 22 鉄筋コンクリート造 50 コンクリートブロック造 38 鉄骨・鉄筋コンクリート造 50 地下駐車場 50

(4)インフラ施設の規模及び耐用年数

本町が保有するインフラ施設の一覧は、以下のとおりです。

表-3 インフラ施設一覧

(平成 29 年 1 月時点) インフラ施設名 規 模 耐用年数 1 道路 延長 面積 34,987.89m 202,680 ㎡ 15 2 橋りょう 橋りょう数 面積 6 橋 403.37 ㎡ 60 3 多目的広場 面積 32,437 ㎡ - 4 児童遊園 面積 2,868 ㎡ - 5 下水道 管路延長 52,651m 50 6 上水道 管路延長 32,573m 40 ※1.耐用年数の考え方については、総務省が策定した「公共施設等更新費用試算ソフト」(平成 26 年 3 月)に記載された耐用年数を準用する。 ※2.多目的広場及び児童遊園については、基本的に土地が主な構成要素であるため耐用年数は設定しない こととする。(遊具及び設備の長寿命化に向けた点検及び更新は定期的に行うこととする。)

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(5)公共施設等のLCCについて

本計画年度中の公共施設等のLCCは、以下のとおりです。

表-4 公共施設等のLCC一覧表

(単位:千円) 建物施設① インフラ施設② 公共施設等合計①+② 平成 29 年度 161,766 76,713 238,479 平成 30 年度 559,106 73,096 632,202 平成 31 年度 250,226 78,472 328,698 平成 32 年度 95,260 70,922 166,182 平成 33 年度 334,247 64,407 398,654 平成 34 年度 201,310 63,507 264,817 平成 35 年度 159,400 63,507 222,907 平成 36 年度 457,085 63,507 520,592 平成 37 年度 294,143 63,507 357,650 平成 38 年度 96,260 64,407 160,667 平成 39 年度 358,592 63,507 422,099 平成 40 年度 899,497 63,507 963,004 平成 41 年度 296,596 144,042 440,638 平成 42 年度 1,235,625 88,691 1,324,316 平成 43 年度 147,427 169,904 317,331 平成 44 年度 416,100 91,587 507,687 平成 45 年度 692,740 262,706 955,446 平成 46 年度 232,416 101,747 334,163 平成 47 年度 74,239 367,631 441,870 平成 48 年度 347,347 67,387 414,734 平成 49 年度 170,840 524,301 695,141 平成 50 年度 539,165 213,180 752,345 平成 51 年度 147,692 314,052 461,744 平成 52 年度 109,125 533,765 642,890 合計 (24 年間) 8,276,204 3,688,052 11,964,256 ※各施設のLCCについては、別紙資料①、②参照 ≪LCC算定の根拠≫ ◎建物施設 ①学校施設 (耐用年数 70 年) ・棟毎にLCCを算定する。 ・建設から 70 年後に同床面積で建替え費を計上する。 ・建設から 25 年後(前期)及び 50 年後(後期)に大規模改修費を計上する。 (大規模改修費の総額の内、1/3 を前期分、2/3 を後期分として計上する。)

(12)

10 ・建替え経費の 0.4%相当の額を、毎年予防保全費として計上する。(「大阪府フ ァシリティマネジメント基本方針」(平成 27 年 11 月)の考え方を準用する。) ②その他の施設 (耐用年数 70 年) ・建設から 70 年後に同床面積で建替え費を計上する。 ・建設から 25 年後(前期)及び 50 年後(後期)に大規模改修費を計上する。 (大規模改修費の総額の内、1/3 を前期分、2/3 を後期分として計上する。) ・建替え経費の 0.7 %相当の額を、毎年予防保全費として計上する。(予防保全 費の算定根拠は上記①と同様。) ・総合保健福祉センターについては、長期修繕計画を策定済みであるため、当該計 画の数値を採用することとし、当該計画に盛り込まれていない平成 46 年度以降 については、予防保全費(建替え経費の 0.7%)のみを計上する。 ・泉佐野市田尻町清掃施設組合が所有する施設の田尻町該当分についても算定 する。 ③その他の施設 (耐用年数 53 年) ・建設から 53 年後に同床面積で建替え費を計上する。 ・各施設の耐用年数の中間年度において、大規模改修費を計上する。 ・建替え経費の 0.7 %相当の額を、毎年予防保全費として計上する。(予防保全 費の算定根拠は上記①同様。) ④建物施設の建替え費及び大規模改修費の単価設定について 総務省試算ソフトの単価を引用することとし、以下のとおり設定する。 表-5 建物施設 建替え及び大規模改修単価表 建替え 大規模改修 社会教育系施設(社会教育施設) 400 千円/㎡ 250 千円/㎡ スポーツ・レクリエーション施設(社会体育施設) 360 千円/㎡ 200 千円/㎡ 学校教育系施設(学校教育施設) 330 千円/㎡ 170 千円/㎡ 保健・福祉施設(保健福祉施設) 360 千円/㎡ 200 千円/㎡ 行政系施設(庁舎等) 400 千円/㎡ 250 千円/㎡ 公営住宅(町営住宅) 280 千円/㎡ 170 千円/㎡ 供給処理施設(下水道施設、上水道施設) 360 千円/㎡ 200 千円/㎡ その他施設(消防施設、幼稚園・保育所、環境衛生施設、 漁業施設、集会施設) 360 千円/㎡ 200 千円/㎡ ◎インフラ施設 ①道路(舗装) 全道路面積を耐用年数の 15 年で除した面積を毎年更新していくと仮定する。 ②橋りょう 平成 26 年度に策定した「田尻町道路橋梁長寿命化計画」に示された数値を準用 することとする。(現状等を考慮し、計画年次より 2 年間後送りする。) ③インフラ施設の更新単価の設定について 総務省試算ソフトの単価を引用することとし、以下のとおり設定する。

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11 表-6 インフラ施設 更新単価表 種 別 更新単価 道路 自転車歩行者道 2,700 円/㎡ その他の道路 4,700 円/㎡ 橋りょう 鋼橋 500 千円/㎡ その他の橋りょう 425 千円/㎡ 下水道管 更生管 134 千円/m その他の管渠 124 千円/m 上水道管 配水管・150 ㎜以下 97 千円/m 〃 ・200 ㎜以下 100 千円/m 〃 ・250 ㎜以下 103 千円/m 〃 ・300 ㎜以下 106 千円/m 〃 ・350 ㎜以下 111 千円/m 〃 ・400 ㎜以下 116 千円/m 〃 ・450 ㎜以下 121 千円/m 〃 ・500 ㎜以下 128 千円/m ※橋りょうについては、上記更新単価を用いず、平成 26 年に策定済の「田尻町道路橋梁長寿命化計画」の 数値を本計画では準用することとする。

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5.公共施設等の在り方の基本方針

(1)今後の基本方針

<建物施設>

■ 施設の統廃合について ■

① 前記「1.公共施設等総合管理計画策定の背景と目的」欄に記載のとおり、

本町の公共施設等の現況が、他の市町村と状況が大きく異なる点については、

ア)他の市町村においては、昭和 40~50 年代に公共施設等の整備が集中し

ているのに比べ、本町においては、平成6年の関空開港前後に、急速に整備が

進んだこと。(整備年代の相違)

イ)町域の狭小性等により、特に建物施設についてはほとんどが単一施設であり、

統廃合の対象となり得る施設が余り見当たらない。

ことが挙げられます。

② 以上のことから、本町における建物施設の総合管理基本方針については、「今

後の人口動態や財政状況を踏まえ、建物施設の計画的かつ効率的な管理運営

を推進し、施設の長寿命化(長く賢く使う)を図る。」ことを基本方針とします。

③ ただし、本町の公営住宅割合(公営住宅戸数/全世帯数)が平成 25 年度

末現在で、府内第2位の 11.6%(第 1 位は 13.8%)であることを勘案し、町

営住宅の内、最も老朽化している露ノ口第2次住宅については建て替えを行わな

い方針とします。なお、今後、空室については新規募集を行わず、全室空室となっ

た時点で廃止する予定です。

■ 効果的・効率的な管理運営体制の選択について ■

① 行政責任を確保しつつ「住民サービスの向上」と「コストの縮減」を目指し、指定

管理者制度など、施設の実情に応じた管理手法の拡充を積極的に検討します。

② 検討にあたっては、これまでに実績のある「施設全体を指定管理対象とする手法」

に加え、「施設の一部を指定管理対象とする手法」についても検討します。

(15)

13

<インフラ施設>

■ 施設の長寿命化・耐震化の推進について ■

① インフラ施設については、複合化・集約化等の施設改善及び施設の廃止などの

考えが適さないことから、LCCを考慮する中で、社会経済情勢や住民ニーズ

(防災・環境保全等)を的確に捉え、予防的・計画的修繕等を推進することによ

り、施設の長寿命化とコストの縮減を図ります。

② 施設の更新にあたっては財政負担の平準化を行い、ライフラインにかかる施設に

ついては、耐震化を推進します。

■ 広域的な連携・再編について ■

① 現在、水道事業については、大阪広域水道企業団との統合に向けた検討・協

議が進行しています。また、府内の一部市町村においては下水道事務広域化協

議会を設置し、下水道施設の管理業務における連携に向け、検討を始める動きも

出てきています。本町においても、今後先行自治体の動向を的確に把握し、効率

的な事業運営を目指します。

② これらの動きと並行して、インフラ施設の更新に際しては、民間の技術やノウハウ、

資金等を活用することが有効であることから、施設に応じて、PPPやPFIの活

用についても検討します。なお、平成 29 年 2 月より、町内全ての道路照明をリー

ス方式によりLED化し、管理コストの縮減及び温室効果ガス排出量の削減を

図ります。

(2)具体的な取り組み

■ 財源の確保 ■

① 表-4に記載のとおり、本町公共施設等のLCCについては、本計画期間であ

る今後 24 年間において、約 120 億円が必要になります。また、その後の期間にお

いても公共施設等の配置を現状どおり維持するためには、更に膨大なコストが必要

となり、公共施設等の維持及び整備に要する財源の確保が喫緊の課題となります。

(16)

14

② 本町の財政状況は、4.(2)に記載しているように、関空関連税収及び財

政健全化計画に基づく取り組み等により堅調な財政運営を維持しているものの、

公共施設等のLCCが現状の財政調整基金を大きく上回る見込みであり、現在

の公共施設等の規模を維持していくためには、抜本的な財源確保策を構築する

必要があります。

③ 以上のことから、財源確保策の第1段階の取り組みとして、公共施設等の維持

管理、大規模改修及び更新に要する費用の明確化を図るため、財政調整基金を

財源として、(仮称)公共施設維持整備基金を創設します。

④ 上記基金にかかる「創設の時期」、「目標積立額」及び「財政調整基金の残高

の目安」等については、後述する組織(推進体制)において早期に検討します。

■ 推進体制の構築 ■

① これまで述べてきたように、本町における今後の公共施設等の総合管理の基本

方針である

ア)公共施設等の計画的かつ効率的な管理運営を推進し長寿命化を図る

イ)効果的・効率的な管理運営体制の選択

ウ)広域的な連携・再編

を一元的に検討及び推進し、それらにかかる財源確保策についても並行して検討

するための組織として、3つの組織を設立します。それぞれの役割及び各組織の関

係は以下に示すとおりです。

推 進 委 員 会 副町長を委員長とし、各施設の所管部長で構成し、 公共施設等の最適化推進に関して全庁横断的な検討を行う。 検 討 会 議 各施設の所管課長に加え、総務課長(財政・管財)及び 都市政策課長(建築)で構成し、各施設の最適化に向けた検討を行う。 検討グループ会議 検討会議の下部組織として設置し、詳細資料の作成及び 推進委員会・検討会議における検討の中で示された課題等の資料等の作成を行う。

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(20)

田 尻 町 マ ス コ ッ ト キ ャ ラ ク タ ー

たじりっち

大阪府田尻町

(総務部総務課) 〒598-8588 大阪府泉南郡田尻町嘉祥寺 375 番地 1 Tel:072-466-5002 Fax:072-462-8725 E-mail:somu@town.tajiri.osaka.jp

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