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住所意見気象庁の見解 - 国民からのご意見及び気象庁の見解 津波の高さより自分が住んでいる地域が標高何メートルの地域にあるのかが重要で 避難を必要とする地域は標高何メートル以下の地域の方々で避難が必要ですと言われた方が分かり易い 津波の高さより標高の方が重要で駆け上がる波の力を加味して避難情報を出す

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住所 意 見 気象庁の見解 愛知県名古屋 市 私は東海地震等連動地震の被災者になる立場のため、 次の地震が起きる前に、気づいた点を指摘いたします。 マグニチュード8超の場合に、高さを特定しないで避難を呼びかけるようですが、(p7-p8) 東北地方太平洋沖地震では、結果としてはM9.0であっても速報はM7.9でした。(p3) これでは、新しいルールでも今回の東北地方太平洋沖地震では同じ警報になるのではないでしょうか。 せっかくルールを改正するのに、教訓となる地震そのものについて何も改善されないのはおかしいと考えます。 (わかりにくいと思いますが、普通は応急の処置・改正でも、その事故自体くらいは防げる対策(今回でいえば M7.8超)をとる) P11には、津波警報改善案による想定される東海・東南海・南海の3連動地震に対する津波警報発表イメージ がありますが、今回の地震では、「地震発生3分後に発表した津波警報第1報での地震規模推定が過小評価 だった。また、評価が過小である可能性を認識できなかった。」(p5)とのことですから、東海地震の第一報が M7.9以下、かつ、過小であると認識できない場合、今回と全く同じ経過を辿るおそれがあると思います。 他の点として、計器の故障は阪神大震災・中越地震でもあったと読みましたが、故障した場合は、「故障した(く らいに強い揺れ)」と伝えた方が良いと考えます。 これは、阪神大震災のNHK第一報アナウンサー宮田修さんの講演会で触れられていました。「(神戸の震度)情 報が入らないのが最大の情報だった」と。 完全に素人考えのため勘違いがあると思いますが、よろしくお願いします。 M8をやや下回るような地震についても、過小評価 の可能性を確認し、過小評価の可能性があると判 定された場合は、その海域で想定される最大マグ ニチュードを適用するなど安全サイドに立った津波 警報を発表しますので、ご指摘のようなおそれはあ りません。今回の改善例を適用すれば、東北地方 太平洋沖地震でも津波警報が過小評価となること はないことを確認しております。 伝え方のご提案については、今後の検討の参考と させていただきます。 東京都中野区 1)時速という観点。「昔の一里」が4km。大体、人間の時速と思う。自転車が15km{平地}。  ところが、津波は、200km/h。だから、言い伝えの「うしろを見ずに逃げろ」となる。 2)高さという観点。子供でも大人でも、くるぶしの水位は、歩ける。ひざの水位だと、歩けるが走れない。それが 流水だと、立っているだけでも大変です。 各人が、現在の標高を意識して、生活することです。就寝の所はなるべく高いところへ。 仕事中(就学中)は、逃げる術がなにか有ると思う。だから、訓練が肝要です。 今後の周知・啓発活動の参考とさせていただきま す。 長野県南牧村 福島の漁船の生き残った漁港や巡視船のように、沖合に避難した船からの実際の巨大津波の高さの情報も反 映できるようにしたほうがいい。 ご意見ありがとうございました。今後の検討の参考 とさせていただきます。 愛知県尾張旭 市 今津波情報の再考案を伺いました。情報の再考には賛成しますが、出来ましたらその情報の精度情報を付ける ことはできないでしょうか。 例えばこの4mの情報の精度は80%ですとか50%とか言われたはそれにより人は自分の判断で行動することが 出来ると思います。 %でよいので情報の精度を考えることが出来ればその後のことは自己責任となるとおもいますが如何でしょうか ご意見ありがとうございました。今後の検討の参考 とさせていただきます。

国民からのご意見及び気象庁の見解

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住所 意 見 気象庁の見解 - 津波の高さより自分が住んでいる地域が標高何メートルの地域にあるのかが重要で、避難を必要とする地域は 標高何メートル以下の地域の方々で避難が必要ですと言われた方が分かり易い。 津波の高さより標高の方が重要で駆け上がる波の力を加味して避難情報を出すべきで、波の高さを何段階に するかより何メートルの高さまで駆け上がる事が予想されますと情報出してくれた方があり難い。 ご意見ありがとうございました。今後の検討の参考 とさせていただきます。 東京都 今回の東日本の大津波は大変な災害となってしまいました 遠く離れた側は、テレビで刻々と近づく津波を知る事ができるのに、実際の被災地の方たちはそれを知るようも ありません。 なんとも歯がゆい思いでした。 上空から巨大津波を発見した場合、飛行機などを使って沿岸部に危険を知らせる方法などないものでしょう か? 「自衛隊が緊急出動して信号弾を落とせば間に合うのでは?」などと簡単にいくような事ではないと思います が、停電などで情報を手に入れることができない人たちにすばやく危険を知らせる事ができるなにか良い方法を 考えていただけたらと思います。 ご意見ありがとうございました。今後の検討の参考 とさせていただきます。 東京都目黒区 この度の津波警報の発表の変更は非常に迅速かつ謙虚で賢明な判断であると考えます。 気象庁が、学術機関であると同時に広報機関であるという両面を有する機関であるという点に鑑みても、非常 時には「ともかく危ない」というメッセージを広報することに徹するべきと考えます。正確さは後回しで十分だと思 います。 無知な一国民の意見で大変申し訳ないのですが、考えてみてください。震災後に、身寄りのない勿論何の苦情 も言わない子供を残した方がいいのか、例えばたいした津波も来なかったのに警報を信じたばかりに子供を塾 から出さして子供の成績が下がったなどという苦情を言う親のある子にしたほうがいいのか。 いずれにしても気象庁の方にはご苦労を掛けることとなりますが、何卒国民の生命の安全を最優先に考えてい ただくことをお願い申上げる次第でございます。 ご意見ありがとうございました。今後の検討の参考 とさせていただきます。 東京都千代田 区 津波警報/注意報について、予想高さを通報しないという中間案が発表されました。 私からも改善案です。 メッセージ例 巨大な津波のおそれ 高さ5m以上、沿岸付近の方は危険ですので高台に避難してください。 といったような明確なメッセージを出すべきです。是非ご検討を・・・・ ご意見ありがとうございました。情報の内容の検討 の参考とさせていただきます。

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愛媛県松山市 やっと地震、津波情報の見直しを検討とのニュースに接し、怒りをおくる。 1.3/11の震災から5カ月、普通の人間なら3日でやれる事を5カ月で検討中?使命感もなく、暇つぶしで仕事をし ているのら民間に任せ閉庁せよ。 2.私は、3/11、pm3:00頃ラジオを聞いていて、nhkから流されるニュースに唖然とした。マグニチュウド7.9の地 震発生、大津波警報発令、北海道北2mからはじまり約20か所位細々津波の予想高さを発表しており、聞くに 耐えず小学生でもこんなバカな発表はしないと怒っていた。 更に、津波到達予定時に、第一波観測、20cm・・・と放送しており、なんだ去年のチリ地震と同じ狼少年かとお もった。あの時は、ハワイで1mの津波観測で日本中に長々と警報を出し、なんでハワイより日本の方が高い津 波がくるのか、素人も理解できない予報をだしており、又かと思った。 3.その後津波の情報が入らないと思っていると、津波計が壊れ計測不能とか、アメリカがマグニチュウド9.0と 発表しているのに、震度も正確に観測できず、気象庁の存在意義はなくなった。 4.そもそも、大学等の専門家も含めスマトラ等で第地震が起きており、貞観地震等も記録され、東海、東南海、 南海等の三連動の経験もありながら、想定外の地震? これらのことを鑑みると、専門家とは単に、無能集団か、 又は、原子力村と同じく私利私欲で結びついたお天気村か。 原子力村は、ある程度非難を受け謝罪しているが、お天気村は罪は同じように罪は大きいのに謝罪もせず、反 省もしていない。 もう止めよう。無駄な投稿は。自分が虚しくなるだけで何もかわらない。 ご意見として承ります。

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住所 意 見 気象庁の見解 愛媛県松山市 土木工学や気象学を専門としておりますが,一般市民としてのコメントです. 津波警報改善の方向性について視点が欠けていることとして,「緊急津波速報」が挙げられると思います.以 下,提案します. 被災地にて災害調査や聞き取り調査を行いました.被災者の方のお話で一番印象的だったのは,津波が見え てから走り出して助かった.という話でした.警報が出ていることを知っていても,実際に津波が来ていることを 知るまでは,避難行動に結びつきにくいという証拠です. 大事なことは,津波の到来をいち早く察知し,それを住民に周知することだと思います.そこで,「緊急津波速 報」システムを提案します.緊急地震速報の津波版です.GPS波浪計を日本の沿岸・沖合に配置し,異常潮位 変化から津波到来をいち早く察知します.そして,緊急地震速報と同様なシステムに乗せて,テレビ,携帯電 話,防災無線などで津波の到来をいち早く伝えます.津波は一般に波速が大きいですが,時間的に余裕はある はずだと思います. 先に述べたように,現行の津波警報はオオカミ少年的になっており,避難しない住民も多いのが現実です.7月 初旬の大きな余震で津波警報が出されたときも,避難していない住民を目撃しました.大震災の直後でこの有 様ですから,数年経過すれば危機意識はさらに低下するのは間違いないでしょう.住民が必死になって避難す るのは,実際に津波が見えてからです.実際に津波が来ていることを早く知らせることができれば,早い避難行 動を可能にするでしょうし,避難してから一度自宅に戻るようなことも無くなるでしょう.そして,少しでも多くの命 が助かることと思います. 国土交通省ではすでにGPS波浪計を展開しつつありますから,これを早く展開して,「緊急津波速報」を一刻も 早く整備すべきだと考えます.今やらなかったら,おそらく今後もやらないでしょう. この意見は,「津波警報改善の方向性について」へのパブコメとしてはふさわしくないかもしれませんが,是非次 回の勉強会でご検討いただくほか,然るべき場所に挙げて議論していただきたいと思います. 貴重なご意見ありがとうございました。 津波避難を促すためには、実際に津波が観測され たという情報は極めて有効であり、中間とりまとめ においても、沖合の観測データを迅速に伝えること で津波の来襲に対する警戒を呼びかけることを検 討するとしているところです。 一方、津波を観測してからでは避難のための猶予 時間が確保できない場合もありますので、揺れを 感じたら避難すること、津波警報により更に避難を 促すことが重要と考えます。 GPS波浪計等で観測された情報については、これ までも情報で発表していますが、情報の内容等に ついて今後検討いたします。 - 1.ハザードマップでは、津波の高さ予想より、到達までの猶予時間や高台までの避難時間を明確にする。 2.初期の津波警報の高さは、防潮堤との比較にとどめる。 津波到達までの猶予時間は、地震の発生する場所 によって違うため、気象庁が発表する情報を活用し ていただきたいと思います。だたし、震源が近い場 合など猶予時間がない場合もありますので、揺れ を感じたらすぐ避難することが重要と考えます。 防潮堤との比較については、同一予報区内でも防 潮堤の高さ等が異なること、また、津波の高さもば らつきがあることなどから、直ちには困難と考えま すが、津波の情報に潮位の高さを利用することに 向けた調査・検討は重要と考えており、このことに ついて、最終とりまとめに記載いたしました。

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東京都中野区 気象庁の今回の「中間とりまとめ」によると、 M8超の巨大地震では「巨大な津波のおそれ」といった表現を使用する。 これは良いでしょう。 しかし、M6~8程度の地震で、「~1、1~2、2~4、4~8、8メートル以上」の高さ表現だけにすることには疑 問が残る。例えば「4~8メートル」と予想して8メートルの津波が襲った場合、それが射流で、東日本大震災で 宮古市を襲った津波のように時速約115キロとしたら、10メートルの防潮堤も超える可能性がある。 このように、津波を高さだけで表現するのは常に危険が付きまとう。 理由を以下に記載する。 津波による被害を防ぐには津波の高さだけの想定は意味がなく、また海水の痕跡を津波の高さとするのは無理 がある。津波は波でないためである。 波は水が水深方向に円運動や振動をするだけで、実際の水流はないが、津波の場合は水流となって移動する (射流)。(円運動を描いていた波も水深が浅くなると長円運動になり、更に浅瀬に到達すると水が実際に移動 する) 台風などの波であれば、波高10mなら防潮堤の高さをそれ以上の10数mとすれば波を防げる。しかし津波の 場合には、ダムを堰き止めていた仕切りを一気に取り払うように水が実際に移動して押し寄せてくる.10mの高 さの津波でも後から押し寄せる水が水の上に乗り上がり15mの防潮堤も越えてしまう。 模式化すれば台風の波を横から見ると山型で、波高10mの波なら頂上だけが10mだが、10mの高さの津波 を横から見ると10mの高さの台形が延々と数10kmも続きそれが移動し押し寄せてくる。 例えば直径1mのタイヤを転がす時、そのスピードが速ければ3mの高さの坂道も駆け上がり、さらにスピード が速ければ5mの高さの坂道も駆け上がる。東日本大震災で宮古市を襲った津波は時速約115キロ。津波の 被害は高さだけでなく、押し寄せるスピードによっても変わって来る。もし2棟のビルが海に向ってV字型に開い て建っていたら、その交点での遡上高は当然他より高くなる。だが、そこを津波の高さとしても余り意味がない。 参考までに、避難所としてはビルよりも、脚の間を水が通り抜ける椅子のように下が開いた4本脚の形状が優れ る。 ご意見ありがとうございました。津波の高さ区分や 情報内容の検討の参考とさせていただきます。 福島県いわき 市 地震で大きな被害を受け情報が途絶し、津波で大きな被害が発生していることを知ったのはずいぶん時間が たっていた。このことも含め、2点意見を出したい。 その1 津波の監視技術を高めること。各地の灯台は見晴らしのよい高台に設置されていることが多いと思うので、監視 カメラや海面を照射するレーダーなどの監視手段を開発して灯台に設置しすること。 その2 津波警報などの伝達をより確実なものとすべく、携帯電話での情報伝達がより確実に実施されるよう、携帯電話 業界などに働きかけること。 よりよく聞こえるようサイレンの設置や機能強化に努めるよう関係機関に働きかけること。 ご意見ありがとうございました。今後の観測及び情 報伝達手段の検討の参考とさせていただきます。

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住所 意 見 気象庁の見解 東京都豊島区 津波予報のレベルと具体的な防災対策をより一体化したものにして、普段より周知し、いざという時に的確な行 動をとれるようにするべきだと思います。 これによって、メートルでの発表→行動選択という考える余地を挟まずに行動がとれるようになると思います。 以下は例です。 レベル1:海岸付近での作業・遊興等は避けるべき。 レベル2:防潮堤の陸側に避難するべき レベル3:海岸に面した低地や河川の下流付近では、高台や安全な建物に避難するべき レベル4:より高台をめざして逃げ続けるべき ご意見ありがとうございました。津波警報を予想さ れる高さの単一の数値で発表することは、予備知 識がない状態でもある程度の危険性の認知が可 能という点で、有効な手段と考えます。 そのうえで、予想される高さに応じた具体的な防災 対応をより一体化することも重要です。頂いたご意 見は、今後の検討の参考とさせていただきます。 兵庫県川西市 津波襲来予報の表現についてご検討中のようですが、ご提案をします。 高さについては、「予想高さ3ないし4メートル、所によっては地形の影響により、その4から6倍」のような表現 で、所によってはかなり高くなるとの注意を喚起してくださいますようお願いします。 気象庁は津波の高さ測定の位置を学術的に、海岸から何メートルでのとか、地域海岸線での平均値とかの細 かな定義をされていることと思います。 しかし学術でなく、人命にかかわる判断資料として個人公共機関などへ提供することが本旨であります。 原発の立地条件設定の変更までも考慮に入れる必要はないと思いますので、素直で理解しやすい上記のよう な表現でお願いします。 ご意見ありがとうございました。津波警報を予想さ れる高さの単一の数値で発表することは、予備知 識がない状態でもある程度の危険性の認知が可 能という点で、有効な手段と考えます。 頂いたご意見は、情報の内容の検討の参考とさせ ていただきます。 京都府宇治市 波の高さをどう伝えるべきかを議論するのも重要ですが,高さを伝えるということは,その高さが危険かどうかの 判断を住民一人一人にゆだねていることになります.住民の判断に任せることなく,危険性を直接的に伝えるこ とが望ましいと考えます.津波の高さが同じ3mであっても,その危険性は地域ごとに異なります. 予想される津波が,ある海岸に対して数十年に1回のものなのか,100年に1回なのか,あるいはそれ以上で経 験したことのない津波がくるのか,という住民の知識と経験から防災行動を想起できるような情報を発表すべき であると考えます. そのような情報を手短な文章で伝えることも必要で,○○レベル という言い方をあらかじめ定義しておいて住 民に周知しておくのがよいのではないでしょうか.いくつかの表現案を以下に示します. レベル5 経験したことのない大津波(東日本大震災に匹敵する大津波) レベル4 人生に1回経験するかどうかの大津波 レベル3 20-30年に1回経験する津波 レベル2 警報 レベル1 注意報 レベル3以下は海岸施設で津波を防護できるレベル,レベル4と5は海岸施設で,市街地を守ることが困難で人 命を守ることに注力すべきレベルというイメージです. 日本海側と太平洋側では当然,その基準が異なるべきで,同じ太平洋側でも三陸と茨城福島では異なる基準と すべきでしょう.レベルの判断が難しいと思いますが,住民に危険性の判断を任せるのではなく,地域の危険性 の判断を防災機関の専門家が行って住民には行動だけを求める,ということが改善のポイントです. なお,上記の意見は津波警報の第1報の伝え方についてであり,第2報以降の詳細な解析をもとにした観測予 測の数値情報は従来通り速やかに伝える必要があることは言うまでもありません. ご意見ありがとうございました。津波警報を予想さ れる高さの単一の数値で発表することは、予備知 識がない状態でもある程度の危険性の認知が可 能という点で、有効な手段と考えます。 一方、ご意見いただいたように、津波の危険性が 高さだけでは決まらず地域により異なるという観点 も重要です。頂いたご意見は、今後の検討の参考 とさせていただきます。

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住所 意 見 気象庁の見解

国民からのご意見及び気象庁の見解

Boston, MA USA 「3.2 津波警報等の具体的な改善案 」「(1)津波警報等の分類の考え方 」「(3)津波警報の伝達」 についての 意見です。 警報(大津波)、警報(津波)という警報の出し方について、大津波警報、津波警報というのは、「大」が付加され るだけで、その重大性を伝達するのには、ヒトの知覚、認知科学上、十分でないと考える。「大津波」とは別の表 現を考えるべきではないか。 例えば、「巨大津波警報」「破壊的津波警報」などともっと表現を大げさにした方が、緊急度の高さがわかる。事 前の避難に十分な時間がある「暴風雨警報」などと違い、表現を直観的にわかりやすいものにした方が望まし い。 心理学や認知科学などの分野の知見や方法論(PET, fMRIなど)を利用して、「災害神経科学」などという分野を 発展させ、議論だけでなく、実際に「実験」「エビデンス」に基づく、警報発令の手法を研究するべきではないか。 また、速報の第一報として、一般の社会に「大津波が来る」ということを迅速に伝えることはよいが、津波災害な どに熟知した専門家には更に詳しいできる限りの情報をウェッブサイトなどで公表するというようなシステムも作 るべき。 津波警報の更に上位の分類の警報等を導入する ことについては、それに対応した防災体制がとられ るのかによるものと考えますが、「大津波」が最大 の警戒を呼びかけるものとして定着してきており、 現在の分類を引き続き用いることが適当と考えま す。頂いたご意見は、情報文等の検討の参考とさ せていただきます。 山口県下関市 現行の津波警報(津波、大津波)を津波の高さ予想に応じて「津波警報」と「大津波警報」に分割することにより、 自治体(避難措置発令者)として避難広報の迅速化(簡潔、明瞭)が図られ、かつ、発令情報内容も住民に理解 しやすい。 ○ 現行での避難発令広報文例 1 津波警報(津波)の場合   「○○沿岸に津波警報が発表され、1m程度の津波が予想されますので、○○地区に避難勧告を発令しまし た。ただちに安全な高台に避難してください。」 2 津波警報(大津波)の場合   「○○沿岸に津波警報が発表され、3m程度以上の大津波が予想されますので、○○地区に避難指示を発 令しました。ただちに安全な高台に避難してください。」 ◎ 改善要望した場合の避難発令広報文例 1 津波警報の場合   「○○沿岸に1m程度の津波警報が発表されましたので、○○地区に避難勧告を発令しました。ただちに安 全な高台に避難してください。」 2 大津波警報の場合   「○○沿岸に3m程度以上の大津波警報が発表されましたので、○○地区に避難指示を発令しました。ただ ちに安全な高台に避難してください。」 3 大津波警報の場合   「○○沿岸に巨大な津波の恐れがある大津波警報が発表されましたので、○○地区に避難指示を発令しま した。ただちに安全な高台に避難してください。」 頂いたご意見は、情報の内容の検討の参考とさせ ていただきます。 なお、警報等の分類の表記は、法令規則上、定め られているものですが、一般には、「大津波警報」、 「津波警報」などと呼称される場合が多く、これらの 名称の使用も可能となるよう検討してまいります。

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住所 意 見 気象庁の見解 神奈川県横浜 市 1.津波警報の狼少年的傾向による、各個人に植えつけられたリスク感覚の甘さが今回の震災においても見ら れたのではないかと思いますが その辺りの対策については記載が無く あくまで発表が小規模だった事、遅 かった事のみを今回の避難遅れに繋がったと考えるのはいかがなものかと思います。 2.警報は単に出せば良いのでは無く、実行ある避難方法・指示についても記載をした方が良いのではないで しょうか。例えば、防潮堤が壊れた地域で2mの津波がくるのと、5mの防潮堤が有り2mの津波が来るのでは、 警報の出し方も自ずと変わると思います。1mなら避難準備、2mなら一般避難、3以上は○m以上の高台に避 難と言う避難附則をつけてはいかがでしょうか。 安全サイドに立った予想で発表しており、予測誤差 についての周知・啓発が十分でなかったと考えてお ります。 避難勧告・指示は、市町村長が行うものですが、こ れら防災対応とリンクした情報とする必要がありま す。頂いたご意見は今後の検討の参考とさせてい ただきます。 石川県小松市 M8超の巨大地震の津波予測第1報を「巨大な津波の恐れ」としている案について個人的な意見を述べさせて いただきます。 津波の高さを示さずに危機感を前面に出す方針は理解できるが、「巨大な津波の恐れ」との表現ではまだ危険 度が最大限であることが不明確です。 「過去最大規模の巨大津波の恐れ」などと、危険度がMAXであることがお年寄りにもすぐに理解できるような表 現をもっと工夫すべきです。 ご意見ありがとうございました。情報の内容の検討 の参考とさせていただきます。 千葉県千葉市 地震警報の見直しは、易しい日本語も必要です。今回、巨大地震の時、気象庁は、[巨大な津波の恐れ」などと 表現を再検討するとのことですが、是非易しい日本語でも表現してください。私は、5年前から地域の公民館で 在日外国人の人々に初級クラスの日本語をボランティアで教えています。3月11日の地震のあとその時、どのよ うに情報を手に入れたかを聞きました。半数以上が「テレビ、ラジオで言っていることが理解できずとても不安で した」と述べていました。特に漢字圏以外の人は[巨大]「高台][避難」などの言葉は理解できません。たとえ ば、「とてもおおきな」[高いところ][逃げてください」などの小学生3,4年生でもわかることばで言う必要がありま す。このことはテレビ、ラジオなどの緊急警報でも同じです。ことは人命にかかわる警報です。今、日本には数百 万の外国の方が住んでいます。皆が日本語が堪能とは限りません。是非、再検討してください。 ご意見ありがとうございました。情報の内容の検討 の参考とさせていただきます。 - 大津波について見直すのはとても良いが10センチの津波を観測とか被害が全くないものを津波と言わないのが 大事だと思う「潮位変化」を使い軽々しく津波と言わないようにして本当に被害があるレベルから津波を使うよう にしよう。 津波観測施設で観測された値が10センチ程度で も、場所によっては数十センチとなる可能性もあり、 海水浴や磯釣り、養殖施設等への被害が発生する 恐れがあることから必要な情報と考えます。 茨城県 2011.08.08 NHK 19:00のニュースで津波の予報について報じられていた。 例えば津波の高さについて5段階にするなどである。しかしながら、従来の予報とどう異なるのか区別がつかな い。何故なら従来の津波の予報なるものを知らないからだ。 問題は、国民にどう正しく津波を理解させるかと言うことだと思う。通常の天気予報の"波の高さ5m"と津波警報 の"津波の高さ3m"と一般国民は正しく区別がついているのか。5mの波は高いが3mの津波は低いと思う人がい ても不思議ではない。 縄文海進なる海の水位が2~3m上昇した時期が縄文時代にあった。茨城県で例えるなら、縄文海進によって、 霞ヶ浦、牛久沼、手賀沼、印旛沼、現在の小貝川、利根川などなど区別がつかなくなるほど水浸しになったはず である。東京湾も内陸深くまで進出したはずである。これは波で考えれば、波長が無限大で、高さ2~3mの波が 徐々にではあるが来たと考えることもできる。津波の波長は数km~数百km?もあると聞いたことがある。普通 の高波と津波は規模が全く異なる。私は専門家ではないが、波長百kmで高さ3mの津波が来たら、水位そのも のが長時間上昇したのと同じだし、それが何波も押し寄せるのだから、内陸まで浸水するのだと想像できる。 津波の専門家の意見を聞いて、津波警報の表現法を熟慮すべきである。 ご意見として承ります。また、今後の周知・啓発活 動の参考とさせていただきます。

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住所 意 見 気象庁の見解

国民からのご意見及び気象庁の見解

神奈川県横浜 市 意見と言うよりも参考までにご報告致します。 過去の奥尻島の地震の津波の時、どなたか忘れましたが、専門家の方で、気象庁の津波予想高さの三倍が津 波到達時の高さになると言っておられました。それがとても記憶にのこっており、今回の東日本大震災でも当 たってました。多分、今現在、ご健在ならかなり年配になっておられるかと…。どこのテレビ局に出ていたかは、 記憶にありませんが、昔の方の言っておられる事はやっぱり凄いと思います。 今回、その様な事はどなたもおっしゃらなかったのであの方はどなただったのか、当たってるとつくづく感じさせ られます。その様な言葉がテレビ局で発せられていたらもうちょっと違う結果になっていただろうと悔やまれま す。 予測誤差等に関する周知・啓発活動の参考とさせ ていただきます。 宮城県仙台市 ぜひエリアメールでの避難呼びかけを実現してください。 私は仕事で東北各地のお客様を訪問します。 沿岸部のお客様を訪問すると、入場教育では必ず地震⇒津波の際の避難場所について説明を受けてきまし た。 また構内で高台避難の案内表示も目にしていました。しかし、実際に大きな地震に遭遇すると、小さな頃から訓 練してきた行動(机の下にもぐる)は咄嗟にできたのに、津波には全く考えが及びませんでした。 沿岸部がまさかあのような惨事になっているなんて、これっぽっちも思いつきませんでした。巨大津波がおきた と知って思ったのは、もし私が沿岸部にいたなら、私は避難を思いつかずに死んでいただろうということでした。 私と同じように津波を思いつかなかった人がいたのではないかと思ったり、津波にもエリアメールが発信される のだろうか? もし沿岸部にいたらメールが来たのだろうか?と考えたりしました。 地震で停電になってテレビも防災無線もダメになったとき、ラジオも近くにないとき、情報源は携帯が頼りです。 地震の次は津波!と、すぐに思いつく習慣のない私にとって、大きな地震と同じように津波への備えもエリア メールで注意喚起してもらうことができれば非常にありがたいと思います。 エリアメールでの津波対策を、ぜひ実現してください。よろしくお願いいたします。 携帯電話による情報伝達は重要と考ます。関係機 関と連携し、積極的に推進したいと考えます。 宮城県栗原市 先日のニュースを聞いて驚きましたが,今頃津波警報についての再考とは・・・。 3月11日の本震以後,M8クラスの余震のおそれがあるといって,十分な注意を促しているのは貴庁ですよね。 もしも,今までに大津波の可能性があったならば,また同じ注意報や警報を流したということになりますが。な ぜ,改善にこれまでもたもたとしているのでしょうか。 3月11日の最初の誤報は,明らかに人災なのですよ。気象庁には,被害を大きくしてまったという罪の意識がま だまだ足りなすぎるように思います。けしからんことなのですよ。 とにかく,人災という意識を持って,早急なる対応をしてもらいたいものです。そうでなければ,信用なぞできませ ん。 ご意見として承ります。 埼玉県川越市 今回の津波災害の被害を踏まえ、よくご検討いただいた内容だと思います。 生データの提出は極めて重要なことですが、ともするとそれを提出したところで作業が一段落してしまい、担当 者による「判断」「決断」が忘れ去れがちになります。情報受容者の「判断」「決断」の必要性も明確にしなければ ならないでしょう。 また、個人情報保護法の拙劣な運用がいい例ですが、明確な目的を失ったシステムは、邪魔でしかありませ ん。 防災もその最終目的が、社会の維持にあることをはっきりさせるべきでは無いでしょうか。 今回の勉強対象が津波に限定されることなく、個々を突破口として防災の基本体制の再構築になることを願っ ています。 ご意見として承ります。

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住所 意 見 気象庁の見解 千葉県九十九 里町 今回津波に関しての意見があり連絡いたしました。お忙しい中かと思いますが宜しくお願いします。 改め5ヶ月経ち、東日本大震災の津波の映像がテレビで報道しているのを受け、以前スマトラ島沖地震の津波 で多大なる被害を受け死者を何人も出している過去があります。 その時から日本も人事ではないと感じて居ました。私の住む九十九里町は平坦な土地が海から内陸10km程続 き田舎の為、高い建物は殆どありません。大きな地震が何年も前から「来る」と予測されて居たのにも関わら ず、津波の対策がまったくなされて居ませんでした。 津波に関してずっと不安に思って居た矢先の東日本大震災でした。そのような例が過去にあったのでもっと津 波に目を向け、「危険な物」と認識し、対策をしていればあんな事にならなかったのでは?と思っています。 未だに千葉県では津波への対策はありません。避難用の高い建物をいくつか設置する必要だと思います。避難 経路を明確にして欲しいです。 余震の多い中、地震より津波が何よりも気がかりです。走って逃げる他ありません。高台まで10km、間に合うわ けがありません。千葉県が一番死者が出ると言われています。早めの対策をよろしくお願いします。 ご意見ありがとうございました。関係機関にお伝え します。 福岡県 東日本大震災で発表された「警報」という言葉について一言、意見を述べさせて頂きます。 最大危険度の警報だと思いましたが、”「大津波警報」が発令されました。”というメッセージをテレビで聞いたと 思います。これが最大限の「津波がくるぞ」という警報(注意報)だったと思いますが、この「警報」という言葉はそ れほどの差し迫った緊急度の危険を感じさせる言葉とは思えません。戦前の「空襲警報」と同じような感じにと れます。 それは、飛行機の飛んでくる方向を下から見上げて、どちらへ飛んでくるのかその方向を見てから、「こっちへ来 るぞ、逃げろ!」というようなものだと思います。逃げようとした時はすでに真上に来ていて爆弾が降って来る、と いう感じに思えます。様子を見てから、その状況によって避難するかどうか決めようというような感じに思えま す。 今回の大震災でも、「どの程度のものか放送等で見極めてから動こうか」、あるいは、「あんなに言っているけ ど、ここまで来るような大きな津波ではなさそうだ」、というような判断が働き、「大変大きそうだ、逃げよう!」と 思った時はすでに間近に大津波が迫っていて逃げられなかったというような状況に似ていると思います。 「最大限の危険が迫って来ているぞ、即時避難せよ」という通報を 「大津波非常事態避難宣言」「大津波非常事態宣言」「大津波即時避難宣言」「大津波緊急避難宣言」等、判り やすい言葉で「最大限の大変な危険が迫って来ているぞ!」ということをもっと直接に感じるような言葉に直した ほうがよいと思います。 「・・・警報」という言葉からは最大限の危険度はとても感じられません。人々が勝手に状況判断をするような思考 を起こさないで、発された宣言を聞いたら、即「逃げろ!」と感じるような言葉の発表表現に直して頂きたい。 どうぞご一考をお願い申し上げます。 ご意見ありがとうございました。情報の内容の検討 の参考とさせていただきます。

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住所 意 見 気象庁の見解

国民からのご意見及び気象庁の見解

長野県上田市 まずは、これまで様々な施策により国民に安全を届けようと、ご尽力されている関係各機関全ての皆様のご活 躍に大変感謝申し上げます。のみならず、皆様はその時の持てる万全で事に当たったにも関わらず、生じた 様々な事象から自らに改善点を見いだそうと、これまで、このように勉強会を重ねていらっしゃり、その使命感と 気概に大変頭が下がる思いです。 その様な中、素人考えと一笑に付す内容であるかと思いますが、いち国民として感じ、伝えたい気持ちがありま すので「意見」として述べさせて頂きますのでよろしくお願いします。 第1回勉強会にて行われた議題の中では『資料2』については言及がされていませんでした。また、第2回勉強 会では『資料7』が提示されたとのことですが、その内容は掲載されていないため、今回、発表資料だけを見て の部分も多いため既に結論が固まりつつある、もしくは終息した話題であれば大変申し訳ありませんが、第2回 勉強会の後の『中間とりまとめに向けて』の段階で何を持って津波警報の分類、枠組みを継続するに至ったか が分かりません。 と言いますのは、この津波警報が「直ちに住民を海岸線から退避させ」たい警報なのか、「継続して住民を海岸 線に近寄らせたく」ない警報なのか、その位置づけがこの巨大地震と巨大津波によりあいまいになってしまって いると思うからです。 第1回目勉強会の『資料2:津波警報改善への課題の詳細について、33ページ、課題5、解除の判断』で言及さ れていますが、当初発表された太平洋沿岸各部の津波警報・注意報は、誘発地震と見られる翌12日未明の「長 野県北部を震源とする強い地震」により国内全ての海岸線に発表されることになりました。その後、その全ての 警報・注意報が解除されるのに丸2日以上を要しています。資料より、その解除の判断に使用する観測点の データ欠測のため近隣観測点の潮位データの落ち着きや、人員による目視により、ようやく解除に至ったことが 分かります。 これは、これまでに経験したことのない大津波による甚大な被害の影響であることは間違いなく、またやむを得 ないものです。しかし、第2回勉強会の『参考資料2:津波警報発表予報区の気象官署による住民等の聞き取り 調査(北海道、東京都以西)、11ページ、津波警報の解除に対する印象、津波警報等から受ける印象』にあるよ うに、その解除のタイミングについては大多数がやむを得ないとしつつも「長引いた」と回答しています。伝聞で 正確性に欠けるので申し訳ありませんが、この大津波警報の出ている間沿岸に近づけず、救助活動等がままな らなかったとの一部報道もあったかと記憶しています(これは、地域住民等の「自主的」な活動等の事かと思い ます。住民に危険を承知で災害現場に赴け、と言っているわけではありません。また、消防、警察、自衛隊が、 この警報により活動の制限を受けたかについては承知しておりません)。 以上により申し上げたいのは、津波警報はどんな時にどんな目的で出されるかを再確認、再定義した方が良い のではないか、という事です。地震が発生し、津波の危険があり、直ちに沿岸住民にその危険を知らせるのが 津波警報・注意報かと思いますが、なぜペルー沖地震でもないのに、地震が発生してから1日以上経っても3月 11日14時46分に発生した地震の津波を警戒しなければならなかったのでしょう。「新たな地震が発生し、津波が 来る恐れがあるので」または、「沿岸は津波のため壊滅し危険なため、立ち入りを禁止すべきだったから」とする ならば、それは既に津波警報の枠を超え、避難指示や法的根拠による警戒区域の振る舞いになっています。地 震が収まり、海面動向も終息したら逐次警報は解除され、次の津波に備えてクリアされるのが本来ではないで しょうか。 また、よく報道等で取り上げられていますが南三陸町では防災無線放送担当の職員が、自身が津波に巻き込 まれるその瞬間まで役場にとどまり続け、結局犠牲となったという案件がありました。これは各資料にも言及さ れていますが「当初の予測津波高を過信していた」とか、その数日前の3月9日に起こった津波注意報も潮位変 化は僅かであり「オオカミ少年」的に警報・注意報が受け止められてしまった事もあるのではないか等、警報、注 意報が意図せず軽く解釈されていた(資料中では「安心情報」とも)とすればゆゆしき事態です。もちろん、避難 誘導その他に当たられ、貴い犠牲の上で助かった人たちも居たと思われますが、皆が助かる道は無かったので しょうか。 ご意見ありがとうございました。 津波警報発表後は、津波観測の実況等により、津 波警報等の更新(グレードダウン)を実施しており、 今回の地震による津波は繰り返し数日間持続し、 海岸付近での救助作業についても二次災害の恐 れがあることから、慎重に判断する必要があると考 えます。 津波警報の更に上位の分類の警報等を導入する ことについては、それに対応した防災体制がとられ るのかによるものと考えますが、「大津波」が最大 の警戒を呼びかけるものとして定着してきており、 現在の分類を引き続き用いることが適当と考えま す。 なお、警報等の分類の表記は、法令規則上、定め られているものですが、一般には、「大津波警報」、 「津波警報」などと呼称される場合が多く、これらの 名称の使用も可能となるよう検討してまいります。 頂いたご意見は、情報文等の検討の参考とさせて いただきます。

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住所 意 見 気象庁の見解 しかし、実際の所『中間とりまとめ、2.津波警報改善の基本方針【3.1】、○安全サイドに立った情報』に言及が あるように、1000年に一度とも言われる今回の巨大地震による巨大津波で市が丸ごと壊滅させれるような20m 超の津波は今後、発生が非常に限定的になると思われます。また、逆に言えば今後発生が予想される関東大 震災レベル、東海、東南海、南海沖(または、その3地震の連動)レベルが発生したら、間違いなくその沿岸は壊 滅する程の津波に襲われると、今回の地震でよく分かったと思います。壊滅すると分かっているのに町役場に 残り、住民に避難を呼びかけ、死んでいく様は「美談」では決してありません。皆で逃げるべきです。間に合うは ずです。 こうした場合、津波警報を「津波・大津波」に分ける必要性があるのかどうかというのがあると思います。静岡県 では10mを超える防波堤が整備されています。 今回は、国内最大級と言われていた防波堤の高さを軽々と超える、まさに「想定外」の津波が発生しました。いく ら「大津波」だと言っても、結局防波堤を越えないと判断されれば、その後やってくる「想定外」の津波によりまた 犠牲者が出ます。津波というものは、高くても低くても津波に変わりはないわけですから、もしこの「高さ」で避難 が遅れるようではいけません。そこで、「数十年から数百年に1回というような大津波にも的確に対応できるよう にする。」という基本方針から警報区分を「津波危機報(仮称)」「津波警報」「津波注意報」と見直された方がよろ しいのではないか、と意見致します。 「津波危機報(仮称)」の意図するところは、今回の東北地方太平洋沖地震レベル、や今後起こると予想される 関東大震災レベル等々の超巨大地震を想定します。第一報の時点で津波の高さが判明すればアナウンスしま すが、高さが判明しなくても「即時避難」を促します。その後、警報、注意報とランクを落としていきます。 私が懸念しているのは、今後も市街地を壊滅せしめる超巨大津波は発生する事は少なく、「大津波警報」が軽 視されていくのではないかという事です。また、失礼ながら「津波警報」と「大津波警報」は、単に「大」が付いた だけで字面も似ており、危機感、逼迫性に欠けます。確かに3mは「大津波」です。家屋の2階に逃げても助かる かどうかです。いえ、今回の事で分かったのは「家屋ごと」流されますから、果たして。しかし、今後この3mの津 波が発生したとしても、ほとんどの沿岸は防波堤により耐えるでしょう。そして、本当に「厳重に警戒」だけ、最 悪、物見遊山で終わってしまい、いざ10m、20mの津波が来ても「どうせ、警報でしょう」となってしまうかもしれま せん。 私はどうにもこの警報が軽んじられているようでなりません。一体、沿岸住民の方々は何メートルの津波まで 「大丈夫」だと過信されていらっしゃるのでしょうか。正確に津波の高さを予測し、その警報を出すことは非常に 重要です。しかし、津波の警報は「直ちに住民を海岸線から退避させ」るものだと私は思います。また、そのまま 一昼夜出し続けることも良くはないと思います。このことに関して様々な意見が寄せられると思いますが、超巨 大地震が起これば間違いなく1000人単位で死者が出るのです。せめて「何はともあれ早く逃げろ」というメッセー ジを送ることは出来ないでしょうか。以上、ご検討の程をよろしくお願い致します。

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住所 意 見 気象庁の見解

国民からのご意見及び気象庁の見解

東京都武蔵野 市 「津波警報(大津波)」「津波警報(津波)」を明確に分離し、「大津波警報」を新設すべき 「中間とりまとめ」では、警報等の分類については、引き続き用いることとするとされ、津波警報の分離は検討さ れていないようですが、マスコミ・自治体・市民含め、「津波警報(大津波)」などという用語は認識も使用もしてい ません。みな「大津波警報」とそれぞれが“翻訳”して使用しています。このような翻訳を情報受信側に強いる誤 りは、「5区オオツナミ」が「極く大津波」として受け止められ、「東北地方日本海沿岸」とは理解されなかったこと など、枚挙にいとまがありません。 今回の見直しにあたっても、緊急対応が必要な防災情報の用語に、このような翻訳を強いたままにする意図が 分かりません。気象業務法施行令を改正してでも「大津波警報」を正式な警報とし、「津波警報」からさらに一段 の緊急切迫性のあるものとしてに位置づけることが、正しい津波防災情報伝達の第一歩になるのではないで しょうか。 警報等の分類の表記は、法令規則上、定められて いるものですが、一般には、「大津波警報」、「津波 警報」などと呼称される場合が多く、これらの名称 の使用も可能となるよう検討してまいります。 群馬県伊勢崎 市 津波予想高さの表現 確率を表示して欲しい=過去10年ぐらいの予想と実績比で ・予想という言葉はかなり信頼してしまう。天気予報で雨と言われても最近は精度がいいが過去の経験から10 0%は信用しない。しかしつなみは直近の東大震災を除いて経験も少なく予想という言葉を信用してしまう。予 想高さが非常に確からしいとか、逆にあてにならないという誤解をなくすため、天気予報のように確率%というよ うな表示をしたらどうか。確率は過去10年間ぐらいのの予想と実績の比で表せばいい。少なくとも確率100% であるとかまったくあてにならないので無視するという誤解はなくなるし、予想の意味が的確に把握できていい。 ・標準予想高さと標準という言葉を入れて欲しい。それより高い場合もあるということが暗示できる。平均でもい い。 ・「第一波の」予想という「第一波」を強調して欲しい。第2波、第3波があることが暗示できる。また過去の実績 から第2、3波の予想も大きいつなみの場合は出して欲しい。 津波は発生する頻度が少ないですが、その影響の 大きさから確率で表現するのはたいへん危険であ ると考えます。 頂いたご意見は、情報の内容の検討の参考とさせ ていただきます。

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住所 意 見 気象庁の見解 福島県福島市 貴重なご意見ありがとうございました。到達予想時 刻に関するご意見は最終とりまとめに反映し、津波 の第1波到達から最大波の到達まで時間がかかる 場合があることなどの津波の特徴の周知とともに、 伝え方についても検討いたします。 なお、昨年のチリ津波で発表した3mの予想と、今 回の地震の第1報で報じた3mの予想は、いずれ も、高さ3m、局地的にはより高くなる可能性がある と予測して発表したものです。精度の向上や、M8を 超えるような巨大地震の第1報の改善を進めてま いります。 「中間とりまとめ」の「②津波到達予想時刻の発表」には「津波到達予想時刻については、比較的精度がよいこ とから、従来通り発表する。」と書かれています。しかし、5月7日放送のNHKスペシャル 「巨大津波"いのち"をど う守るのか」によると、名取市の閖上小学校で、到達予想時刻の15時頃を30分以上過ぎても津波が来る気配が ないため、「ここには津波は来ないのではないか」という声が広がり、避難者は校舎3階から体育館へと降りてし まいました(8月12日の毎日新聞にも同趣旨の情報があります)。 何とか難を逃れることができたのは、偶然2階に残っていた主婦が津波に気づいたからです。 この番組においては、宮城県北部と違い、仙台湾の奥にあたる名取市まで津波が達するには時間がかかるた めと説明されていました。しかし、地震当日の放送を調べた結果、距離だけでは説明できず、津波の第1波と、 被害を及ぼした高い津波の時間差が主因と考えられるようです。当日のNHKテレビ放送から、次のような状況 がわかります。 ・宮城県の津波に関し、当初「6m、3:00頃」と発表され、30分後の3:15頃「10m以上、到達確認」と訂正されてい ます。一方、石巻市鮎川に関し、津波の観測結果がまず「2:52に50cm」と発表され、後に「3:20に3m30cm」が追 加発表されています。2:52の津波は第1波でしょうが、被害を及ぼしたのはその30分後の第2波以降であると考 えられます。であるなら、3:15頃の「10m以上、到達確認」という発表は、「最高10m以上、最高の10m以上はこ れからだが、第1波は到達確認」という意味だあり、高さと時刻が別の波を示していることがわかります。しかし、 一般には「10m以上の到達が確認されている」と受け取められたものと思います。NHKの放送も、3時頃に「宮城 県では午後3時に6mの津波が到達すると予想されています。午後3時、ちょうど今の時間です。この時間が到 達予想時刻です。そして、予想される津波の高さは6mとなっています。高い津波が・・」と、セットで伝えていま す。そして、名取に高い津波が到達したのはさらに遅れて4時頃で、「到達確認」と発表されてから約45分、NHK で「ちょうど今の時間」と放送されてから1時間も後だったわけです。 ・福島県についても、3:15頃の発表で「6m、到達確認」とされています。しかし、東京電力は、「第1原発を襲った 津波の第1波は地震発生41分後の3月11日午後3時27分、第2波はその8分後の3時35分ごろ」と発表してい ます。致命的な被害をもたらしたのは、第2波です。テレビで「相馬港 2:56に30cm」と発表されているので、実 際には発電所にも3時頃に数十センチの第1波が到達しているはずですが、発電所はそれには触れていないの で、警戒すべき「津波」とは受け取られていないわけです。 ・岩手県についても、14時50分頃の当初警報で「3m、到達済み」と発表されましたが、8月12日毎日新聞の釜石 東中学校に関する詳しい記事によると、釜石市鵜住居地区を津波が襲ってきたのは15時10~20分とされていま す。 以上の状況から、「津波到達予想時刻については、比較的精度がよいことから、従来通り発表する」のではな く、再検討を行うべきだと考えます。警報の津波の高さは「最高高さ」を予測しているものと思いますが、到達予 想時刻は第1波の予想であることのズレをどうするのか、という問題です。アナウンサーが「津波は何度も押し寄 せ、急に高くなることもあります」と説明すればいいという意見もあるでしょうか、一定の高さの津波を予測したの であれば、その高い津波についての到達時刻を予測する方法はないのでしょうか。また、「大規模地震では当 初は高さを発表しない」のであれば、「到達時刻も当初は発表しない」方法もあると思います。 なお、津波の高さが地形の影響で変化することが予測にどのような形で織り込まれているのかという問題があ り、「中間とりまとめ」を読んでも、この点を理解できませんでした。今回、田老などで避難しなかった人がかなり いた背景には、1年前のチリ地震による高さ3mの大津波警報があると考えられます。この時、青森、岩手、宮 城の3県に「大津波警報」を発令したのは、湾による高さの拡大を考えてのことであったのか、それとも拡大がな

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住所 意 見 気象庁の見解

国民からのご意見及び気象庁の見解

  くても3mと予想されたのかがわかりません。結果的に、この時の津波は3mよりかなり低く、釜石等では1mに も満たず、大津波警報は空振りに終わったわけです。 もし、昨年のチリ地震時が、検潮所で測定される高さでなく、湾で拡大される高さを考えて大津波警報になった のであれば、普通の海岸で測定されるであろう「津波の一般的な高さ」と、「地形の影響などで非常に高くなる局 所的な高さ」を分離できないのか、検討してみる価値があると思います。たとえば昨年のチリ地震は「基礎高さ1 m、湾による拡大係数が2~3」となり、「大津波警報」は発令されなかったかもしれません。その場合、結果的に 今回の死者を減らせた可能性が出てきます。もちろん、事前に市町村に拡大係数を連絡しておき、警報に添え る発表でもそれを説明する必要があるのが難点で、分離には危険もあるので、津波高さの予測数値で対処する 方がいいかもしれません。 なお、私は大学に勤める者ではありますが、津波や防災を専門としているわけではありませんので、以上の点 はすでに検討済みの可能性が高いと思います。「中間とりまとめ」を読んでも理解できなかったので、念のため に意見を提出するに過ぎませんので、軽く受け止めていただくようにお願いします。

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住所 意 見 気象庁の見解 ご意見ありがとうございました。現在の技術では、 各地域の浸水高を予測し、その内容を情報で発表 することは困難ですが、今後の周知・啓発活動や、 警報と防災対応のリンクの検討などの参考とさせ ていただきます。 中間報告等、興味深く拝見しました。 より早く、より正確に、警報を出すことに何ら異議はございません。また、現代の科学の粋を集めて、できるだけ 早期に実現して頂きたいと願います。 それについて、今回の津波被害について私なりに感じていたことを申し上げます。 地震計の針が振り切れて正確な予測ができなかった等の報告も報道も目にしてきましたが、私が若い頃、「津 波というのは海岸の地形(リアス式海岸など)で、押し寄せる高さは異なり場所によっては大変怖いものだ」と授 業で教わりました。海上で2~3メートルの津波がV字型に切れ込んだ地形では、5メートルにも10メートルにもな り得る、という内容で実験もしました。今回の被災状況のばらつきもそういった地形による差が大きいのではな いでしょうか。 昨日・今日の報道でも、昔の大津波の状況が検証されていますが、津波の高さは場所によって大きく異なってい るようです。 報道の性格上、どうしても一律にならざるを得ず、あまりに細かく報道で警報を出すことは無理なのかとも思い ますが、地震震度の報道を見ていると、できそうな気もします。以下に記します。 日本各地の地形を考慮し、「津波は、_海上では○○メートルの予測_」「_ただし陸地に流れ込んだ場合_、△△町 (特定地域を指名)では最高その○倍(または○○メートル)になり得る」という警報が必要なのではないでしょう か。 地域による細かい情報が現状では出せない場合は、「海上で○メートルの場合、ここでは○○メートルになり得 る」といった、その地域の教育・訓練・自治体の警報、を出す必要があります。「ところによっては」とか「場所に よっては」とかの曖昧な表現ではなく、地形をあらかじめ分析した上で、「海上では○メートルですが、海岸がV 字型に切れ込んだ△△町では○○メートル、U字型に切れ込んだXX町では○メートルから○メートル。「この河 川付近は満潮時には逆流する恐れがあり、その場合は○○キロメートル上流まで堤防決壊の恐れ有り」といっ た具体的な表現をすべきではないでしょうか。 今回も、警報は参考程度にして「とにかく高いところへ逃げろ」ということを徹底した方々が生き残り、口に出すの は憚られますが「津波にご注意下さい」という警報を安く見積もった方々が多く被災されたように思います。 地震・津波警報のインプットについては詳細なデータが必要ですが、そのアウトプットについては、「ここに住ん でる私_はどう行動すればよいの?」という立場に立った具体的な表現をしてあげるべきだと思いますし、できる と思います。 先年のフィリピンの津波のように平野部での被災もありますので、地形を考慮した各地域ごとの細かい予測と警 報を望みます。 被災者の方々の一日も早い復活と、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。 千葉県流山市 東

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住所 意 見 気象庁の見解

国民からのご意見及び気象庁の見解

東京都江戸川 区 伝達方法について。 現行の伝達方法では、例えリスクを考慮して強めの数値での発表を行ったとしても、停電や、津波の高さへの感 覚が分からないといった問題は回避できないと思います。 伝達方法や、伝え方をもっとわかりやすくする工夫がいると思います。地震の揺れを表す震度のように、危険レ ベルを設定し運用してはどうかと思います。大震災直後で津波への関心が高い今だからこそ、新たな指数を国 民に認知させるチャンスだと思います。 低 青色 目安波高 0.1~49.9CM レベル1 海面が少し盛り上がる程度で、岸壁を乗り越えることは無いと予想。いけす等に影響が出る可能性が ある予想。 レベル2 ゼロメートル地帯などの低地や、1~2mの低い堤防、桟橋、船着場などで津波が一部乗り越える可 能性がある予想 中 黄色 目安波高 50CM~99.9CM レベル3 津波が低い堤防を乗り越え、近辺の家屋では床下浸水の可能性がある予想。 目安派高 1M~2.99M レベル4 津波が低い堤防を乗り越え、近辺の家屋では床上浸水の可能性がある予想。 高 赤色 目安波高3M~ レベル5 津波が家屋を飲み込み、倒壊させる可能性がある予想。(今回の東日本大震災のレベル) 派高10M~ レベル6 津波が海岸線より数十キロ内陸まで到達する可能性がある予想。(今回の東日本大震災のレベル) (目安は素人の感覚なので専門家の意見で作ってください。) ただし、波の高さと長さ(陸地へ越えてくる水量の総量)もできれば考慮するべきだと思います。 また、レベルは随時、最新のものに更新される。(これが重要) レベル1になれば海岸線から離れる。 レベル2以上に更新されれば、海沿いにいる人は即避難。 レベル3以上(中程度以上)は内陸でもすぐに避難。 認知を早く高めるために、表示法も統一し、国民総訓練もできれば行います。 テレビでは、レベルに応じて色分けし表示。 ラジオでは、レベル1は○○市○○地区、○○町といった具合に発表。 防災無線では、現在レベル2と発表されました。念のため避難してください。 (発表の更新後) 現在レベル3に上がりました。すぐに避難してください。 ご意見ありがとうございました。津波警報と防災対 応とのリンクや伝達等の検討の参考とさせていた だきます。

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住所 意 見 気象庁の見解 福島県福島市 大津波警報等津波時に発令方法を検討しているとマスコミで聞きました。 今回の津波はNHKの報道によると海上保安庁の艦上レーダーでとらえていた聞きました。また、地元漁民が津 波を越えながら沖に避難したとも聞きました。 海上保安庁や海上レーダーの整備等により、大津波を予報ではなく現実としてとらえ、「レーダーの確認により 大津波が迫っています。避難してください。」と発信できれば、少なくとも放送を聴けたり見れたりした人は避難 行動を着実にとれると思います。 大津波は滅多に来ませんが津波警報注意報は頻繁に出ます。 今回も被災地に入り、住民に聞きましたが大津波警報が出てもいつものものとの感覚からまったく逃げる気がな い人が大勢いました。たまたま条件が良くて助かったのです。 mの予測だけの問題ではないもしれません。大津波は今後どのような期間で発令されるかわかりませんが、大 津波警報の場合は事実を早期にレーダーで確認し、津波が来ているという事実として伝えることが重要と考え ます。 貴重なご意見ありがとうございました。 津波避難を促すためには、実際に津波が観測され たという情報は極めて有効であり、中間とりまとめ においても、沖合の観測データを迅速に伝えること で津波の来襲に対する警戒を呼びかけることを検 討するとしているところです。 一方、津波を観測してからでは避難のための猶予 時間が確保できない場合もありますので、揺れを 感じたら避難すること、津波警報により更に避難を 促すことが重要と考えます。 沖合津波観測データの発表に関する検討の参考と させていただきます。 東京都多摩市 いつも狼が来たよ状態で、肝心なときにあれでは必要ありません。まず気象庁は津波に関して、無知であること を自覚してください。 そして、下手な計算で予測するのもいいけれど、沖合いの海面上昇を計測し、地域ごとにリアルタイムに表示・ 警報を出すシステムを構築してください。 既存技術で十分、安く早く正確で国民も理解できるものができると思います。 海底設置の海面計測器の値を、高台のバーグラフ表示器に最大値もわかるようにリアルタイム表示する。 それがダウンし、甚大な被害が予測されるときは、バックアップとして沖合いにGPS海面計測器を即時発射でき る軽量無人飛行機なるもので飛ばし、電波にて高台のバーグラフ表示器に送る等。 とにかく、予測よりも風上でどれだけ雨が降っているかの情報が欲しいように、沖合いでどれだけ海面が上昇し ているかの情報が欲しいのです。 ご意見ありがとうございました。今後の検討の参考 とさせていただきます。

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住所 意 見 気象庁の見解

国民からのご意見及び気象庁の見解

福島県 東北地方太平洋沖地震による津波被害を踏まえた津波警報の改善の方向性について(中間とりまとめに向け て)を読ませて頂きました。 気象庁の警報は「予想」の域を越えられない(越えてはいけない?)ように少し感じてしまいました。 今回のような大津波は、レーダーに映ったことがわかっています。 「予想」から到達前に「事実通報」に切り替えられる可能性が高いと思われます。特に第2波、第3波については 更に時間を与えられる 従来の考え方ではなく特に「大津波」に関しては確認でき次第「事実通報」に出来れば避難行動の誘発に多大 な効果があると思われます。 「巨大な津波の恐れがあります。避難してください。」と「巨大な津波が確認されました。避難してください。」とで はおそらくまったく避難行動が違うと思われます。 あくまでも警報は「予報」の一環と思われますが今回のような特例的な大津波で確実に避難行動を促進するた めには根本的に考え方を変える必要があるのではないかと思います。 「事実通報」の定義をした場合全ての警報への避難行動への影響が懸念されるとの意見がでそうですので申し 添えますと「特例」でも良いのではないかと思われます。このような甚大な被害が想定される又は事実を確認で きた場合のみ「事実通報」に切り替えることが出来る等の「特例」の位置づけをすることで解決できるのではない かと考えられます。 つたない意見ですが現地の住民の当時の状況を聴取などして本当に強く感じたことなので意見させて頂きまし た。よろしくお願いいたします。 ご意見ありがとうございました。情報の内容等の検 討の参考とさせていただきます。

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