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環境影響評価書 本編 第2章 都市計画対象事業の目的及び内容

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2-1 都市計画対象事業の目的等 2-2 都市計画対象事業の内容 第2章 都市計画対象事業の目的及び内容 2-1 都市計画対象事業の目的等 2-1-1 都市計画対象事業の都市計画名称 東京都市計画都市高速鉄道第 10 号線 調布都市計画都市高速鉄道第 10 号線 2-1-2 都市計画対象事業の名称 京王電鉄京王線(笹塚駅~つつじヶ丘駅間)連続立体交差化及び複々線化事業 2-1-3 都市計画対象事業の目的 都市計画対象事業区間の周辺地域は京王線により南北に地域が分断されている状況で ある。 本事業は道路と鉄道とを連続的に立体交差化することにより 25 か所の踏切を除却し、 交通渋滞の解消、鉄道・道路それぞれの安全性の向上、消防・救急車等の緊急活動の円 滑化、及び鉄道により隔てられていた地域の一体化を実現することを目的としている。 また、鉄道の複々線化を行うことにより、鉄道輸送サービスの向上を図ることとして いる。 2-2 都市計画対象事業の内容 2-2-1 都市計画対象鉄道建設等事業の種類 普通鉄道に係る鉄道施設の改良の事業 2-2-2 都市計画対象鉄道建設等事業実施区域の位置 起 点:東京都調布市東つつじヶ丘二丁目 終 点:東京都渋谷区笹塚一丁目 経過地:東京都世田谷区、東京都杉並区 事業区間位置は図 2-2-1 に示すとおりである。 2-2-3 都市計画対象鉄道建設等事業の規模 延 長:約 8.3km 2-2-4 都市計画対象鉄道建設等事業に係る単線、複線等の別及び動力 複々線、電気(直流 1,500 ボルト) 2-2-5 都市計画対象鉄道建設等事業に係る鉄道施設の設計の基礎となる列車の最高速度 最高速度:120km/h

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-3-2-2 都市計画対象事業の内容 2-2-6 都市計画対象鉄道建設等事業の工事計画の概要 1 計画の概要 事業計画内容は表 2-2-1 に示すとおりである。 また、事業計画の平面図及び縦断図は図 2-2-2 に示すとおりである。 本事業は渋谷区笹塚から調布市東つつじヶ丘までの延長約 8.3km の区間であり、現在 線を高架化する連続立体交差化予定区間(以下「連立区間」という。)と、地下線を設置 し複々線化させる複々線化予定区間(以下「線増区間」という。)に大別される。 連立区間は笹塚駅から仙川駅間にて、現在線を高架構造として連続立体交差化させる 計画である。連立区間の延長は約 7.1 ㎞であり、この区間で高架化される駅は、既に高 架化されている八幡山駅を除く、代田橋駅、明大前駅、下高井戸駅、桜上水駅、上北沢 駅、芦花公園駅及び千歳烏山駅の7駅である。この連続立体交差化により、事業区間内 の 25 か所の踏切を解消する計画である。 線増区間は笹塚駅からつつじヶ丘駅間にて、線増線を地下構造で新たに設置し、複々 線化させる計画である。線増区間の延長は約 8.3km であり、その間に駅を設置せず運行 する予定である。 表 2-2-1 事業計画内容 項 目 内 容 事業区間 渋谷区笹塚一丁目~調布市東つつじヶ丘二丁目 事業延長 約 8.3km 連立区間:約 7.1km 線増区間:約 8.3km 主要構造 連立区間:高架橋、盛土 線増区間:円形トンネル(単線及び複線)、 箱型トンネル、掘割、高架橋、盛土 対象駅 代田橋駅、明大前駅、下高井戸駅、桜上水駅、 上北沢駅、芦花公園駅、千歳烏山駅 立体化による踏切解消数 25 か所 編成車両数 特急:10 両、準特急:10 両、 急行:10 両、快速・通勤快速:10 両、 各駅停車:8 両、10 両 運転方法 上り線 2 線、下り線 2 線 運転計画 運転本数 朝方ラッシュ時最大(上下線) ・現在 :57 本/時 ・本事業完成時:69 本/時 終日(上下線) ・現在 :728 本/日 ・本事業完成時:800 本/日

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-5-2-2 都市計画対象事業の内容 (1)駅構造 高架化される駅は、代田橋駅、明大前駅、下高井戸駅、桜上水駅、上北沢駅、芦花 公園駅及び千歳烏山駅の 7 駅であり、各駅のホーム中心等における構造幅等は表 2-2-2、 図 2-2-3(1)及び図 2-2-3(2)に示すとおりである。 表 2-2-2 駅構造 駅 名 構造幅 高さ ホーム長 ホーム形式 代 田 橋 駅 約 17.5m 約0130m 210m 島 式 明 大 前 駅 約 39.5m 約0160m 210m 島 式 下高井戸駅 約 21.5m 約 15.5m 210m 相対式 桜 上 水 駅 約 31.5m 約0150m 210m 島 式 上 北 沢 駅 約 17.5m 約 12.5m 210m 島 式 芦花公園駅 約 21.5m 約 11.5m 210m 相対式 千歳烏山駅 約 33.5m 約 12.5m 210m 島 式

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2-2 都市計画対象事業の内容

図 2-2-3(1) 駅部標準断面図(1)

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-7-2-2 都市計画対象事業の内容

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2-2 都市計画対象事業の内容 (2)駅間部の構造 事業区間内の一般部の主要構造は表 2-2-3 及び図 2-2-4 に示すとおりである。 表 2-2-3 駅間部の主要構造 構 造 構造幅 高さ、深さ 高 架 橋 約 10.5m 高さ約 4.5m~約 0140m 連立区間 笹 塚 駅 ~ 八 幡 山 駅 八 幡 山 駅 ~ 仙 川 駅 盛 土 約0090m 高さ 00000m~約04.5m 円形トンネル (単線・複線) 約 6.5m~約 10.5m 深さ約060m~約 32.5m 線増区間 笹塚駅~つつじヶ丘駅 箱型トンネル 約060m~約0130m 深さ 00000m~約0120m 注)高さ:地盤面から構造物上端部までの高さ(高架橋及び盛土) 深さ:地盤面から構造物上端部までの深さ(円形トンネル及び箱型トンネル)

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-9-2-2 都市計画対象事業の内容

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2-2 都市計画対象事業の内容 (3)解消される踏切の状況 解消される踏切の状況は表 2-2-4 及び図 2-2-5 に示すとおりであり、立体化により 25 か所の踏切が解消される。 表 2-2-4 解消される踏切の状況 踏 切 交差道路 番 号 踏切名称 幅員 (m) 位 置 道路名称 種別 交通規制 の状況 1 代田橋 1 号 6.5 世田谷区大原二丁目 17-10 区道 21-C150 号線 区道 D 規制 2 代田橋 4 号 5.3 世田谷区大原二丁目 30 区道 21-C154 号線 区道 C 規制 3 代田橋 6 号 11.1 世田谷区松原一丁目 5-9 都道赤坂杉並線 都道 交通規制なし 4 代田橋 7 号 4.5 世田谷区松原一丁目 6-7 区道 21-C250 号線 区道 B 規制 5 代田橋 8 号 4.9 世田谷区松原一丁目 7-25 区道 21-C237 号線 区道 B 規制 6 明大前 1 号 4.5 世田谷区松原二丁目 27-9 区道 21-C373 号線 区道 D 規制 7 明大前 2 号 4.1 世田谷区松原二丁目 31-7 区道 21-B008 号線 区道 B 規制 8 明大前 3 号 4.8 世田谷区松原二丁目 32-15 区道 21-C458 号線 区道 D 規制 9 明大前 4 号 6.0 世田谷区松原三丁目 25 区道 21-C397 号線 区道 D 規制 10 下高井戸 1 号 7.5 世田谷区松原三丁目 29-17 都道瀬田貫井線 都道 D 規制 11 下高井戸 2 号 2.9 杉並区下高井戸一丁目 7 7 区道 606 号線 区道 D 規制 12 下高井戸 3 号 3.2 杉並区下高井戸一丁目 14-11 区道 607 号線 区道 D 規制 13 下高井戸 5 号 6.8 世田谷区桜上水四丁目 10-17 区道 22-C274 号線 区道 C 規制 14 桜上水 3 号 1.9 世田谷区桜上水五丁目 34 区道 22-C237 号線 区道 A 規制 15 桜上水 5 号 7.0 世田谷区上北沢三丁目 17-6 区道 22-C249 号線 区道 D 規制 16 上北沢 2 号 4.1 世田谷区上北沢三丁目 35-8 区道 22-C266 号線 区道 D 規制 17 八幡山 2 号 7.8 杉並区上高井戸一丁目 19 区道 42-A001 号線 区道 交通規制なし 18 芦花公園 1 号 3.4 世田谷区南烏山二丁目 29-3 区道 42-C077 号線 区道 D 規制 19 芦花公園 3 号 4.0 世田谷区南烏山二丁目 25-11 区道 42-C066 号線 区道 C 規制 20 芦花公園 4 号 1.8 世田谷区南烏山五丁目 9-3 区道 42-C075 号線 区道 A 規制 21 芦花公園 5 号 9.3 世田谷区南烏山五丁目 14 区道 42-B003 号線 区道 C 規制 22 千歳烏山 2 号 3.9 世田谷区上祖師谷一丁目 38-8 区道 42-C109 号線 区道 A 規制 23 千歳烏山 3 号 2.0 世田谷区上祖師谷一丁目 41-15 区道 42-C110 号線 区道 A 規制 24 千歳烏山 4 号 8.0 世田谷区給田二丁目 3-7 区道 42-C150 号線 区道 D 規制 25 千歳烏山 6 号 7.9 世田谷区給田二丁目 17-5 区道 42-C232 号線 区道 交通規制なし 注)交通規制の状況は以下のとおりである。 A 規制:自動車の通行禁止 B 規制:二輪自動車、農耕用車両、軽自動車以外の自動車の通行禁止 C 規制:大型車の通行禁止 D 規制:A,B,C 規制以外の交通規制(一方通行、車幅による通行禁止等)

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-11-世田谷区

調布市

杉並区

渋谷区

中野区

三鷹市

狛江市

補助第54号線 補助第61 号線 放射第23号線 133 首都 高速 4号 新宿 国道20号(甲 州街道) 216 217

調布

3・

4・

1号

調布

3・

4・

13号

3

4

17

中央自動 車道 154 128 215 旧甲州街 道 (井ノ頭通り) 千歳烏山駅 芦花公園駅 八幡山駅 上北沢駅 桜上水駅 下高井戸駅 明大前駅 代田橋駅 仙川駅

凡  例

:事業区間

:踏  切

:都市計画道路(完成道路)

:都市計画道路(未完成道路)

図2-2-5 踏切位置図

:立体交差化完了箇所

1 4 6 7 8 1 2 3 4 1 2 3 5 3 5 2 2 1 3 4 5 2 3 4 6

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2-2 都市計画対象事業の内容 (4)施設計画 ア 排水施設 駅施設からの雨水及び排水については、宅内処理又は公共下水道に放流する。 イ 換気施設 換気方式概要図は図 2-2-6 に示すとおりである。 換気施設は桜上水駅付近に設置予定である。 トンネル内の換気は機械換気方式により行い、地上から外気を取り入れ、ダクトを 通じトンネル各部に給気を行う。 –– 図 2-2-6 換気方式概要図 ウ 変電施設 変電施設は桜上水駅付近及び千歳烏山駅から仙川駅間に設置予定である。

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-13-2-2 都市計画対象事業の内容 2 施工計画 (1)施工概要 本事業の施工概要は図 2-2-7 に示すとおりである。 本事業の施工については連立区間を先行して施工し、笹塚駅から仙川駅間を立体交 差化させる。その次に、線増区間を施工し、笹塚駅からつつじヶ丘駅間を複々線化さ せる計画である。 ア 連立区間 連立区間の施工方法は直上施工、別線施工、段階施工及び土工により行う。 直上施工は現在線の直上に将来の鉄道構造物を構築する工法である。 別線施工は現在線の脇に将来の鉄道構造物を構築する工法である。 段階施工は現在線の脇に、まず将来の 1 線分の鉄道構造物を構築し、片線を切り替 えた後、その跡地にもう 1 線分の鉄道構造物を構築する工法である。 土工は現在線と高架部とを接続する取付け部において、現在線を嵩上げ(盛土)し て将来の鉄道構造物を構築する工法である。 なお、代田橋駅付近、桜上水駅付近及び仙川取付部は現在線の軌道位置を一時的に 移設する仮線を敷設し施工を行う。 イ 線増区間 線増区間の施工方法は円形トンネル(単線・複線)をシールド工法、箱型トンネル 及び掘割を開削工法、取付け部を直上施工、別線施工及び土工により行う。 土工は高架部・地下部との取付け部において、嵩上げ(盛土)・切下げ(掘割)し て将来の鉄道構造物を構築する工法である。 シ ールド 工法はシー ルド機械 の基地と なる立坑内に 設置したシ ールド 機械によ り 掘り進み、地表を撹乱することなくトンネルを建設する工法である。 開削工法は掘削時の背面土砂を防護するために土留めを行った後、鉄道の路盤下を 掘り下げ、所定の位置に地下構造物を増築し、土砂等で埋め戻して復旧する工法であ る。

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事業区間:約8.3km

千歳烏山駅 芦花公園駅 八幡山駅 下高井戸駅 つつじヶ丘駅 上北沢駅 桜上水駅 明大前駅 代田橋駅 笹塚駅

高架橋

  連立区間:約7.1km

盛土

高架橋

仙川駅 千歳烏山駅 芦花公園駅 八幡山駅 下高井戸駅 つつじヶ丘駅 上北沢駅 桜上水駅 明大前駅 代田橋駅 笹塚駅 仙川駅

事業区間:約8.3km

線増区間:約8.3km

箱型

トンネル

円形トンネル(単線)

円形トンネル(複線)

高架橋

施工方法 施工方法

箱型

トンネル

図2-2-7 施工概要図

掘割

掘割

施工方法 直上施工 別線施工 単線シールド 開削 複線シールド 直上施工 別線施工 段階施工 土工 仮線 仮線

箱型

トンネル

(立坑)

土工

完成区間

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-15-2-2 都市計画対象事業の内容 (2)施工工程 本事業の施工工程は表 2-2-5 に示すとおりである。 表 2-2-5 施工工程 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目 7年目 8年目 9年目 10年目 11年目 12年目 13年目 14年目 用地取得 仮線敷設 躯体構築(下り線) 躯体構築(上り線) 開業設備 用地取得 開業設備 連立区間 線増区間 施工工程 躯体構築 (開削・シールド)

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2-2 都市計画対象事業の内容 (3)施工順序 全体の施工順序は表 2-2-6 に示すとおりである。 直上施工、別線施工及び段階施工の施工順序図は図 2-2-8(1)~図 2-2-8(3)に示す とおりである。 直上施工、別線施工、段階施工、仮線を敷設する施工の代表的な駅及び駅間での施 工順序図は図 2-2-9(1)~図 2-2-9(8)に示すとおりである。 シールド工法の施工順序図は図 2-2-10 に示すとおりである。 表 2-2-6 全体の施工順序 項 目 施工順序 施工内容 1 仮線の敷設 代田橋駅付近、桜上水駅付近及び仙川取付部で 現在線の軌道位置を一時的に移設する仮線を敷 設する。 躯体構築 2 下り線の構築 連立区間の下り線構造物を構築する。 開業設備 3 軌道・駅舎の構築 レール、マクラギ、架線及び駅舎等の設備を構 築する。 4 下り線の切替 構築した構造物に現在の下り線を切り替え、現 在の下り線を撤去する。 躯体構築 5 上り線の構築 連立区間の上り線構造物を構築する。 開業設備 6 軌道・駅舎の構築 レール、マクラギ、架線及び駅舎等の設備を構 築する。 躯体構築 7 上り線の切替 構築した構造物に現在の上り線を切り替え、現 在の上り線を撤去する。 連立区間 開業設備 8 軌道・駅舎の構築 レール、マクラギ、架線及び駅舎等の設備を構 築する。 躯体構築 9 線増線の構築 線増区間の上下線の構造物を構築する。 線増区間 開業設備 10 軌道の構築 レール、マクラギ及び架線等を構築する。

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-17-2-2 都市計画対象事業の内容

直上施工の施工順序イメージ

図 2-2-8(1) 直上施工の施工順序図 STEP1 現況 STEP2 連立上下線の本設構造物を構築 STEP3 現在上下線を連立上下線に切替え

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2-2 都市計画対象事業の内容

別線施工の施工順序イメージ

図 2-2-8(2) 別線施工の施工順序図 STEP1 現況 STEP2 連立上下線の本設構造物を構築 STEP3 現在上下線を連立上下線に切替え

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-19-2-2 都市計画対象事業の内容

段階施工の施工順序イメージ

図 2-2-8(3) 段階施工の施工順序図 STEP1 連立下り線の本設構造物を構築 STEP2 現在下り線を連立下り線に切替え STEP3 連立上り線の本設構造物を構築 STEP4 現在上り線を連立上り線に切替え

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2-2 都市計画対象事業の内容

下高井戸駅(直上施工)の施工順序イメージ

図 2-2-9(1) 施工順序図(下高井戸駅(直上施工)①) STEP1 現況 STEP2 連立下り線の本設構造物を構築 STEP3 現在下り線を連立下り線に切替え 現在下り線を撤去 STEP4 連立上り線の本設構造物を構築

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-21-2-2 都市計画対象事業の内容 図 2-2-9(2) 施工順序図(下高井戸駅(直上施工)②) STEP5 現在上り線を連立上り線に切替え 現在上り線を撤去 STEP6 連立線完成

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2-2 都市計画対象事業の内容

明大前駅(別線施工)の施工順序イメージ

図 2-2-9(3) 施工順序図(明大前駅(別線施工)①) STEP1 現況 STEP2 連立下り線の本設構造 物 を 構 築 STEP3 現在下り線を連立 下 り 線 に 切 替 え

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-23-2-2 都市計画対象事業の内容 図 2-2-9(4) 施工順序図(明大前駅(別線施工)②) STEP6 連立線完成 STEP5 連立上り線の本設構造 物 を 構 築 STEP4 現在上り線を連立 上 り 線 に 切 替 え 現在上下線を撤 去

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2-2 都市計画対象事業の内容

代田橋駅(段階施工)の施工順序イメージ

図 2-2-9(5) 施工順序図(代田橋駅(段階施工)①) STEP1 現況 STEP2 仮上り線の構造物を構築 現在上り線を仮上り線に切替え 現在上り線を撤去 STEP3 仮下り線の構造物を構築 現在下り線を仮下り線に切替え 現在下り線を撤去 STEP4 連立下り線の本設構造物及び仮支柱を構築

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-25-2-2 都市計画対象事業の内容 図 2-2-9(6) 施工順序図(代田橋駅(段階施工)②) STEP5 仮下り線を連立下り線に切替え 仮下り線を撤去 STEP6 連立上り線の本設構造物を構築 仮支柱を撤去 STEP7 仮上り線を連立上り線に切替え 仮上り線を撤去 STEP8 連立線完成

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2-2 都市計画対象事業の内容

笹塚駅~代田橋駅間(仮線を敷設する施工)の施工順序イメージ

図 2-2-9(7) 施工順序図(笹塚駅~代田橋駅間(仮線を敷設する施工)①) STEP1 現況 STEP2 仮上り線の工事桁を構築 現在上り線を仮上り線に切替え STEP3 仮下り線の工事桁を構築 現在下り線を仮下り線に切替え STEP4 盛土を撤去 連立下り線の本設構造物及び仮支柱を構築 仮下り線を連立下り線に切替え 仮下り線の工事桁を撤去

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-27-2-2 都市計画対象事業の内容 図 2-2-9(8) 施工順序図(笹塚駅~代田橋駅間(仮線を敷設する施工)②) STEP5 連立上り線の本設構造物を構築 仮上り線を連立上り線に切替え 仮支柱及び仮上り線の工事桁を撤去 STEP6 連立線完成 STEP7 線増線の本設構造物を構築 STEP8 線増線完成(複々線化完成)

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-29-2-2 都市計画対象事業の内容 (4)工事概要 ア 連立区間 連 立区間 の工事概要 は躯体構 築及び開 業設備に大分 され、躯体 構築に は仮線工 事 (高架仮線、平面仮線)、高架橋工事及び盛土工事がある。 (ア)躯体構築 a 高架仮線工事 高架仮線工事の概要は表 2-2-7 に示すとおりであり、準備工、支持杭打設工、工 事桁工、軌道工、電気工及び既設構造物撤去工の各工事を行う。 表 2-2-7 高架仮線工事の概要 工 種 工 事 概 要 準 備 工 工事用仮囲い等を設置する。 支持杭打設工 工事桁を支持するためのH鋼を打設する。 工 事 桁 工 工事桁を設置する。 軌 道 工 仮線路のマクラギ、レール等を敷設する。 電 気 工 鉄道の架線、信号設備等を設置する。 既設構造物撤去工 既設の鉄道施設を解体し、搬出する。 b 平面仮線工事 平面仮線工事の概要は表 2-2-8 に示すとおりであり、準備工、路盤工、軌道工、 電気工及び既設構造物撤去工の各工事を行う。 表 2-2-8 平面仮線工事の概要 工 種 工 事 概 要 準 備 工 工事用仮囲い等を設置する。 路 盤 工 仮線の路盤を整地する。 軌 道 工 仮線路のマクラギ、レール等を敷設する。 電 気 工 鉄道の架線、信号設備等を設置する。 既設構造物撤去工 既設の鉄道施設を解体し、搬出する。

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2-2 都市計画対象事業の内容 c 高架橋工事 高架橋工事の概要は表 2-2-9 に示すとおりであり、準備工、土留工、基礎杭工、 掘削工、構築工、埋戻工及び既設構造物撤去工の各工事を行う。 表 2-2-9 高架橋工事の概要 工 種 工 事 概 要 準 備 工 工事用仮囲い等を設置する。 土 留 工 掘削時の背面土砂を防護するための土留杭を打設する。 基 礎 杭 工 構造物を支持するための杭を打設する。 掘 削 工 構造物下端まで掘り下げる。 構 築 工 構造物の鉄筋や型枠を組み立て、コンクリートを打設する。 埋 戻 工 掘削箇所に土砂等を埋め戻す。 既設構造物撤去工 既設の鉄道施設を解体し、搬出する。 d 盛土工事 盛土工事の概要は表 2-2-10 に示すとおりであり、準備工、盛土工及び既設構造 物撤去工の各工事を行う。 表 2-2-10 盛土工事の概要 工 種 工 事 概 要 準 備 工 工事用仮囲い等を設置する。 盛 土 工 現地盤より上に土砂を盛り、締固めを行う。 既設構造物撤去工 既設の鉄道施設を解体し、搬出する。 (イ)開業設備 開業設備の工事の概要は表 2-2-11 に示すとおりであり、軌道工、電気工及び建 築工の各工事を行う。 表 2-2-11 開業設備の工事の概要 工 種 工 事 概 要 軌 道 工 本線路のマクラギ、レール等を敷設する。 電 気 工 鉄道の架線、信号設備等を設置する。 建 築 工 ホーム、上家、昇降設備、駅舎及びコンコース等を施工する。

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-31-2-2 都市計画対象事業の内容 イ 線増区間 線増区間の工事概要は躯体構築及び開業設備に大分され、躯体構築には開削工事、 シールド工事、高架橋工事及び盛土工事がある。 (ア)躯体構築 a 開削工事 開削工事には箱型トンネル工事及び掘割工事がある。 開削工事の概要は表 2-2-12 に示すとおりであり、準備工、土留工、掘削・支保 工、構築工及び埋戻工の各工事を行う。 表 2-2-12 開削工事の概要 工 種 工 事 概 要 準 備 工 工事用仮囲い等を設置する。 土 留 工 掘削時の背面土砂を防護するための土留杭を打設する。 掘削・支保工 掘削の進捗に合わせて、土留杭背面の地盤の安定を確保するため の支保工を設置し、構造物下端まで掘り下げる。 構 築 工 掘削完了後に下部から構造物の鉄筋や型枠を組み立て、コンクリ ートを打設する。 埋 戻 工 支保工を撤去しながら、掘削箇所に土砂等を埋め戻す。

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2-2 都市計画対象事業の内容 b シールド工事 シールド工事の概要は表 2-2-13 に示すとおりであり、準備工、立坑構築工、シ ールド投入・組立、発進準備、掘進・構築工及び埋戻・復旧工の各工事を行う。 表 2-2-13 シールド工事の概要 工 種 工 事 概 要 準 備 工 作業基地を整備する。 立坑構築工 シールドマシンが発進・到達・回転する基地となる立坑を施工す る。 シールド投入 ・組立 立坑にシールドマシンを分割して投入し、組立てを行う。 発 進 準 備 シールドマシン発進のため、排土設備、資機材運搬設備等を設置 する。 掘進・構築工 シールドマシンを掘進する。掘削した土砂は後方に運搬し、立坑 から搬出する。シールドマシンの掘進に合わせてセグメントと呼 ばれるトンネル覆工材を組み立てトンネルを構築する。 埋戻・復旧工 立坑部分の構造物を構築し、上部を埋め戻すとともに、切梁支保 工、杭の撤去を行う。 c 高架橋工事 線増区間の高架橋工事の概要は連立区間の高架橋工事と同様とし、表 2-2-9 に示 したとおりである。 d 盛土工事 線増区間の盛土工事の概要は連立区間の盛土工事と同様とし、表 2-2-10 に示し たとおりである。 (イ)開業設備 線 増区 間の開業設 備の工事 の概 要は連立 区間の開業 設備の工 事と同 様とし、 表 2-2-11 に示したとおりである。

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-33-2-2 都市計画対象事業の内容 3 工種別の作業内容等 主な工種、作業内容及び使用する建設機械は表 2-2-14(1)及び表 2-2-14(2)に示すとお りである。 表 2-2-14(1) 工種別の作業内容及び主な建設機械(連立区間) 区 分 工 種 主な作業内容 主な建設機械 準 備 工 工事用仮囲い等の設置 トラッククレーン 支持杭打設工 支持杭打設 アースオーガ バックホウ トラッククレーン 路 盤 工 仮線路盤の整地 ブルドーザ バックホウ タイヤローラ 土 留 工 土留杭打設 横矢板設置 アースオーガ バックホウ クローラクレーン 基 礎 杭 工 削孔 鉄筋組立て コンクリート打設 アースドリル注 ) (リバースサーキュレーションドリル) クローラクレーン コンクリートミキサー車 コンクリートポンプ車 掘削・支保工 掘削、支保工設置 土砂搬出 バックホウ ブルドーザ 構 築 工 鉄筋組立て、型枠工、 足場工、支保工撤去、 コンクリート打設 トラッククレーン コンクリートミキサー車 コンクリートポンプ車 埋 戻 工 埋戻し 締固め バックホウ ブルドーザ タイヤローラ 既設構造物 撤去工 既設構造物の解体及び 搬出 トラッククレーン コンクリートブレーカ コンプレッサー コンクリート圧砕機 バックホウ 連 立 区 間 高 架 橋 工 事 等 盛 土 工 土砂盛土 締固め ブルドーザ バックホウ タイヤローラ 注)アースドリルを基本とするが、場所によってはリバースサーキュレーションドリルを用いる。

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2-2 都市計画対象事業の内容 表 2-2-14(2) 工種別の作業内容及び主な建設機械(線増区間) 区 分 工 種 主な作業内容 主な建設機械 土 留 工 SMW工法 注 1 ) BH工法注 2 ) SMW機 ボーリングマシン トラッククレーン 掘削・支保工 掘削、支保工設置 土砂搬出 バックホウ クラムシェル ブルドーザ クローラクレーン 構 築 工 鉄筋組立て、型枠工、 足場工、支保工撤去、 コンクリート打設 トラッククレーン コンクリートミキサー車 コンクリートポンプ車 開 削 工 事 埋 戻 工 埋戻し 締固め バックホウ ブルドーザ タイヤローラ 発 進 準 備 資材搬入 シールドマシンの投入 トラッククレーン 門型クレーン 掘進・構築工 掘進、残土搬出 セグメント組立て コンクリート打設 シールドマシン コンクリートミキサー車 コンクリートポンプ車 線 増 区 間 シー ルド工 事 シールドマシン 解体・撤去工 シールドマシンの解体・ 撤去 門型クレーン トラッククレーン 軌 道 工 防振マクラギ、レールの 敷設 トラッククレーン 軌道モーターカー コンクリートミキサー車 コンクリートポンプ車 開業 設備 電 気 工 電柱、架線設置、ケーブ ル敷設 トラッククレーン 軌陸車

注 1)SMWとは Soil Mixing Wall の略であり、土砂とセメント系懸濁液を混合・攪拌した中に、

注 1)H鋼等の芯材を挿入し、止水性及び剛性を高めた地中壁である。

注 2)BHとは Boring Hole の略であり、BH工法は強力な動力を持つボーリングマシンを使用し、

注 1)ボーリングロッドの先端に取り付けた掘削用ビットを回転させて掘削を行う工法である。

注 1)掘削後はH鋼を建て込み単杭を造成する。

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-35-2-2 都市計画対象事業の内容 4 工事規模 掘削工、シールド掘進工等で発生する掘削土量及び構築工で使用するコンクリート量 等は表 2-2-15 に示すとおりである。 表 2-2-15 工事規模(数量) 掘削土量 杭掘削土量 埋戻土量 コンクリート量 セグメント量 833,700 32,200 94,700 162,000 217,000t 5 排水計画 工事の施行中の掘削に伴う湧水等は工事区域内に設置した沈殿槽で沈殿処理し、「下水 道法」(昭和 33 年 4 月 法律第 79 号)で定められた水質基準以下とした後、公共下水道 へ排水する。 6 掘削土砂運搬計画 掘削工事に伴い発生する建設発生土は「東京都建設リサイクル推進計画」(平成 20 年 4 月 東京都)に基づき、埋戻しや盛土に利用する等、場内での再利用に努め、場外に搬 出する総量の削減に努める。 また、場外に搬出する建設発生土や建設泥土については東京都の許可を受けている業 者に委託し、適正に処理する。 シールド工事等によって発生する泥土は、「建設副産物適正処理推進要綱」(平成 5 年 1 月 建設省建発 3 号)及び「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(昭和 45 年 12 月 法 律第 137 号)に基づき処分する。 なお、搬出の際には、タイヤの洗浄及び運搬車両への粉じん飛散防止シートの装着を 義務付ける。埋戻しに使用する土砂は、用地内に一時仮置きとするが、土砂が飛散して 粉じんが発生することがないよう、粉じん飛散防止シート等による防止策を講じること とする。 7 工事用車両計画 工事用車両には、発生する土砂を運搬するダンプトラック、建設機械及び仮設用資材 を運搬するトレーラー又はトラック、コンクリートを運搬するコンクリートミキサー車 等を計画している。 工事用車両台数は工事計画から最大で 180 台/日(往復)と想定している。 主要な運行ルートは図 2-2-11 に示すとおりであり、国道 20 号(甲州街道)、環状七号 線、井ノ頭通り、環状八号線、旧甲州街道等の他、鉄道用地内を想定している。工事用 車両のルートは一般車両、緊急車両及び近隣住民の日常生活に著しい影響を及ぼすこと のないよう十分に検討の上、道路管理者、交通管理者及び地元消防署等の関係機関と調

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2-2 都市計画対象事業の内容 整の上決定する。 また、工事用車両は原則として昼間の時間帯において運行するが、鉄道事業の特性上、 やむを得ない場合に限り、夜間の時間帯においても運行する。 工事用車両の運行に際しては法定速度の遵守やアイドリングストップの徹底等、周辺 地域の環境保全に努める。

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-37-2-2 都市計画対象事業の内容 8 工事中の配慮事項について 工事は現在の列車運行を確保しながら実施するため、線路工事及び線路に近接した作 業を行う場合には夜間作業が必要となる。このような場合でも、夜間作業が少なくなる ような施工計画を検討するとともに、近隣の住民に対して工事の実施期間、内容等につ いて事前に周知する。 工事中の仮囲い、仮設備等は、歩行者に圧迫感及び不安感を与えないよう、デザイン 等に配慮したものとする。 安全確保のために一般交通の遮断又は切り回しが必要な場合には、事前に関係機関と 協議の上、近隣の住民へ事前に看板やチラシ等で周知するとともに、対策を検討する。 また、工事の施行中は問合せや苦情対応の窓口を設けて、きめ細かな対応を行う。 9 地下水 工事に当たっては、入念な施工管理を行うとともに、「工事に伴う環境調査要領」(平 成 15 年 5 月 東京都建設局)に基づき井戸分布等の調査及び地下水位の調査を行う。地 下水位の調査については、工事区域周辺に観測井を設置し、工事着手前から地下水位観 測を行い、工事中の地下水位変化の監視を行うとともに、必要に応じて対策を講じるこ とができるような工事体制をとる。 10 土壌汚染 土壌汚染については、土地改変前までに「都民の健康と安全を確保する環境に関する 条例」(平成 12 年 12 月 22 日 東京都条例第 215 号)及び「土壌汚染対策法」(平成 14 年 5 月 29 日 法律第 53 号)の規定に基づき「土地利用の履歴等の調査」等を実施する。 また、シールド工法等により地下深部から排出される土壌等について、自然由来の重 金属等が含有されているおそれがある場合には、工事前及び工事中において、「建設工事 における自然由来重金属等含有岩石・土壌への対応マニュアル(暫定版)」(平成 22 年 3 月 建設工事における自然由来重金属等含有土砂への対応マニュアル検討委員会)に従い 適切に対処する。 11 温室効果ガス 二酸化炭素排出削減のために、建設段階において、積極的な低燃費型建設機械の導入、 省電力型のLED照明の使用等を検討するとともに、効率的な施工計画を策定すること に努める。 供用時においては、駅施設の太陽光発電システムの積極的な導入や省エネ化等による 二酸化炭素排出削減対策の導入を検討する。

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-39-2-2 都市計画対象事業の内容 2-2-7 都市計画対象鉄道建設等事業に係る鉄道において運行される列車の本数 運行される列車の本数は、表 2-2-1 に示したとおりである。 2-2-8 都市計画対象鉄道建設等事業に係る盛土、切土、トンネル若しくは地下、橋若しくは 高架又はその他の構造の別 連立区間:高架橋、盛土 線増区間:円形トンネル(単線及び複線)、箱型トンネル、掘割、高架橋、盛土 2-2-9 都市計画対象鉄道建設等事業に係る車庫及び車両検査修繕施設の区域の面積 本事業では連立化に伴い、桜上水駅にある車庫線(約 10,100 ㎡)も高架化するが、新 たに車庫及び車両検査修繕施設は建設しない。

図 2-2-4  駅間部標準断面図

参照

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