大阪青山大学・大阪青山大学短期大学部 ソフトボール部監督 服部イツ子 文責 2016.5.16(月)No.24(通算No.33)
この春、学長先生が〝旭日中綬章〟を国より授与されました。
本当におめでとうございます。
ソフトボール部一同より
ソフトボールの神様が.
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創部5年目、今年卒業した一期生4名が残してくれた確かな道程を1~4回生25名で 繋ぐことが出来るのか、4月9日(土)より関西女子大学リーグの開幕でした。 4月9日(土)開会式、いつもの通り園田学園女子大学へ。大阪青山大学のような2部 や3部のチームは、開閉会式にしか立つことのないグラウンドです。いうならば関西女子 リーグの聖地とも呼べるグラウンド。いつかこのグラウンドでゲームをしたいと願いつつ 今シーズンの幕開けを。 この春リーグの為、秋季リーグ以降様々な経験や体験をさせました。出来るだけ多くの 練習試合、雪上トレーニング、そして、10年待っている大学がある三重県熊野市が主催 している〝熊野市長杯〟への参加(関東のチームで1つ棄権がでたことで従来よりお願い していた本大学に白羽の矢が。この大会ですごく力をつけたことは間違いありません。)3 月10日(木)~3月14日(月) また、九州出身の学生も多く、招待された〝福岡大学杯〟の遠征へ。(3月24日(木) ~3月30日(水)普段こどもたちの応援に来ることができない九州の保護者は大喜び。 学生たちも保護者に甘える姿や元気に頑張っている様子を見せようと好プレーの続出でし た。現地では、出身高校の先生方も顔を出して下さり、学生たちは満面の笑顔。成長した 教え子の活躍ぶりに目を細めておられました。ありがたいかぎりです。) 実は今年、あまりに勝てない結果が出ないことに監督である私自身が焦り、何とかした いとの思いも強く、北摂キャンパス近くの多田神社へ必勝祈願へ。〝勝負の神様〟として 有名だと聞き、祝詞をあげていただきました。(2月24日(水)) 厳粛な中で、神主様の祝詞の声が響きわたり改めてシーズンに向け、心を1つにしました。二拍二礼等々の儀式に関することも指導していただき、帰りには一人ひとりにお守り も頂戴しました。 その後の私自身の日課は、監督室に置いてあるお札にお水を毎日入れかえ、神社の儀式 にのっとっての手あわせ、まさに神だのみの毎日でした。(後で保護者に聞いたのですが、 学生たちは全員その日に頂いたお守りを試合時、必ずポケットに入れて試合に望んだとか、 選手も監督も神だのみです。) いろいろな思いが交錯します。学生たちには〝すべてやることはやった〟と言い聞かせ 一期生4名の思いをしっかり形に変えられるようにと4月9日(土)をむかえました。 開会式終了後、大学にもどり最後の練習とりわけ3つ目の関西大学戦、今まで一度も勝 ったことがない関大戦です。学生たちはこの間、対関大戦の対応策を充分に練り、大会に 望みました。 先攻の青山、幸先よく3点を1回表で先取。流れに乗れるのではと思いましたが、1回 裏、二死二塁から、レフトに飛んだフライをレフトがダイビングキャッチ。セカンド塁審 がアウトのコール。ベンチに戻ってきた時、相手側より抗議があり、〝ノーバウンドでな くワンバウンドではないのか〟とのこと。4人の審判団と本部審判団で協議の結果、〝ワ ンバウンド〟と判定され、セカンドランナーがホームインで1点が相手チームに。長いこ とソフトボールの監督をやっていますが、アウトがセーフになるといった前代未聞の判定 結果に。 私自身も審判を長くやっていますので、間違いもあれば、ミスジャッジもあったと思い ます。しかし、いったんアウトで判定が出たプレーで相手側の抗議があったとしてもセー フになるのは、経験したことはありません。レフトのプレイヤーに聞くと必死だったので 〝分からない〟とのこと。ダイビングをし、必死にボールを取った選手のプレーが最優先 されるべきですが、結局はセーフに。 大学の監督をしてこんなに激しく抗議をしたことはありません。私が必死に抗議をする 姿を見て、学生がどう思ったのかも知りません。ただはっきりしていることは、一番近い 塁審が見てアウトといったことを遠くから見ていた本部審判や残りの審判が分かるのかど うか。しかし、審判は絶対です。これ以上の抗議は無駄と考え、ゲーム再開。この回はな んとか1点におさえ、双方ゆずらず好ゲームでした。6回表に代打の4回生が5対4まで 追い上げましたが後一本が出ず、7回1番バッターからの攻撃というところで、2時間時 間切れ、4対5で負けました。(4月16日(土)) リーグは本当に長いです。負けた後の学生たちのモチベーションを持続させるのは並大 抵ではありません。 4月30日(月)もう後がない大阪国際大学との試合。7回裏逆転され、まさかのサヨ ナラ負け(3対4) 関西大学・大阪国際大学ともに、1点差で負け、99.9%一部、西カレ、インカレ出 場は絶望になりました。しかし、その可能性はたとえ0.01%でも試合はあります。
5月1日(日)対天理大学戦。2回表に1点を取られた後、膠着状態で7回裏。その間 も何度となく二死三塁の場面を作りましたが、一本が出ず7回裏へ。ここからはソフトボ ールの神様が味方をしてくれて2対1でサヨナラ勝ち。九死に一生を得るというのはこう いうことでしょうか。同じ日の同志社大学戦も1点差。先攻だった青山が何とか1点を守 り4対3で勝ちました。ゲームが終わったのが夜の7時05分。バスの運転手さんが、〝 先生、会社からも電話が入っています。代わって出て下さい〟と勝った後のベンチへ。そ れほど長いゲームでした。 これで2勝2敗の5分にもちこみ、5月3日(火)の大阪体育大学戦へ。負けていたゲ ームを6回裏一死一・三塁からスクイズ、ファーストもセーフ、満塁になり、キャプテン のポテンヒットでセカンド走者が好走塁。時間切れで、6対4で勝ちました。 しんどい、本当にしんどいゲームが続きました。大阪体育大学に勝ったことで2部優勝、 西カレ出場が決定、全く信じられません。夢のような...念願の西カレが決まったと同時 に、インカレをかけてチャレンジマッチへ。対龍谷大学との一・二部入れ替え戦と同時に インカレをかけたここ一番の大勝負でした。 めずらしく龍谷大学が先攻をとり、青山は後攻。先取点をとりにいった龍谷の作戦があ たり、1回にエースが1点を取られ、追いかけるゲーム展開に。3回裏に二死三塁から5 番のピッチャーも強襲センター前ヒットで同点にしたものの、4回表、ライト前のポテン ヒットで2点を取られました。1対3の状態のまま5回裏へ。ライト前のポテンヒット後 の処理が悪かったライトが意地の二死三塁からライト前ヒットで2対3。 本当にドラマチックなゲーム展開、1点差で負けたまま7回裏最後の攻撃へ。1番看護 学科の2回生のキャッチャー、見事な同点ホームランでした。ライナーでレフトへ。ただ ただすごい!!の一言。8回からは〝タイブレーカー(無死二塁から攻撃を始めるルール です。)龍谷はもちろんバントで送り一死三塁へ。1点を取られても仕方がない中、4回生 のエースを再び投入。4回生で負けるのならとの監督の思いもありピッチャーを交代。(3 回生も本当によく投げました。)一死三塁よりショートに深いゴロ、何故サードランナーが 動かなかったのか不思議ですが、ショートのナイスプレーで二死に。次のバッターをレフ トフライに打ちとり0点に抑えました。 いよいよ8回裏です。ここで1点とればサヨナラ。同じようにバントで送りましたが、 ファーストもセーフ。ファーストランナーを走らせ無死二・三塁へ。次のバッターが敬遠 され、無死満塁へ。8番2回生、龍谷大学もピッチャーを代え、バックホーム体制でした が、3ボール1ストライクに。あと一球で押し出し、ベンチは盛り上がってどうしょうも ない状態。ファーボールを選んだもののバッターがファーストまで行かず一死になり、ボ ールデット一死満塁から9番4回生へ。“ヒットを打つか、三振しかない、ゲッツーは許さ れない”と話し、2ストライクまで待つように指示。結果3ボール2ストライクからセン ター前のサヨナラヒット。ソフトボールの神様が味方してくれたとしか言いようがない勝 利でした。
長々とすみません。4 月9日(土)の開会式より 5 月 4 日(水) まで本当に長い長い1か月で した。監督として“あの時ああすればよかった、こうすればよかった”と後悔することば かり。“負けるのは監督が悪い”と何度学生たちに謝ったことか... ギャラリーの多さでは関西リーグでも突出しています。また、ソフトボールが好きな一 般の人たちも“大阪青山大学のゲームは面白い”と評判です。やっている人間はそれどこ ろか、夜も眠ることも出来ず、苦しい日々が続きました。 未だに何故勝てたのかよく分かりません。しかし確かなことは、日頃よりソフトボール だけでない力をつけること、先輩の思いを大切にすること、大学や保護者・支えて下さる すべての人たちに感謝することを常々訴え続けています。 ボランティア活動、1週間に1回の朝の清掃等々、地域や大学に愛される部活にそして 何より応援していただいている全ての皆様に恩返しをと。 創部5年目、まさかこんな日が来るとは想像もしていませんでした。有名大学がソフト ボール部をつくり、インターハイに出場した有名選手を推薦で、実業団に進みたい選手は ほぼ行く大学が決定している中で、大阪青山大学は有名な高校から来ている学生も決して スーパースターでもなく、レギュラーでもありません。インターハイなど無縁の高校から 来た学生がほとんどです。 エリート軍団・有名大学と雑草軍団・無名な大学との闘いです。より有能なエリートの 選手ばかりを集めて勝つことは当然と思いつつ“あんな選手がいたら”と何度も思うこと がありました。 “努力は天才に勝る”“努力は決して嘘をつかない”と口を酸っぱく言い続けてきました。 ベンチが1つの勝利に、1つのプレーに、1球に集中し我慢し、仲間を信頼し、エリート ではない雑草軍団の学生たちが勝利しました。私自身は、ゲーム開始前から“結果ありき” と考えていたことが多く、どうやって、負けても悔いのないドラマを作ってやれるのかば かりの毎日でした。私自身エリートでなくても、スーパースターの集まりでなくても、人 間の気持ちが一つになったら、大きな結果が出ることを学生たちから学びました。 また、ソフトボールの技術だけでない教育としての成果が出たと、本当にうれしく思い ます。この結果に驕ることなく、これからも学生共々初心を忘れずに地道にコツコツと取 り組んでいきます。秋季リーグは強豪チームに追わる立場です。より謙虚にそしてより大 胆に、全員が心を込めたプレーを目標に頑張ってくれることを信じています。今後とも変 わらぬご支援・ご尽力・ご協力をよろしくお願い申し上げます。 ※この大会中、多くの中・高校の先生方、教え子、教え子の保護者の皆様方が応援に来 てくれました。ただただ〝ありがたい〟の一言でした。深くお礼を申し上げます。本当に ありがとうございました。
※またこの間、多くの教職員の皆様方や学生の皆様より〝おめでとうございます〟のお 声掛けを頂きました。ともかく声をかけて頂けるだけで光栄です。本当にありがとうござ いました。 チームのスローガン “我慢・辛抱・忍耐・笑顔、そして未来への大きな第一歩を” “たかが一球、されど一球、しかし一球、この一球”