平成30年度第7回大津市総合教育会議(議事録) 1 開催日時 平成30年7月14日(土) 開会:午後0時40分 閉会:午後1時00分 2 開催場所 秘書課特別応接室 3 議 題 (1)大津市立中学校クラブ活動中における熱中症事案について 4 出席委員 舩見教育長、日渡委員、越市長 5 会議に出席した事務局職員 いじめ問題等教育課題アドバイザー 教育委員会教育次長、教育監、学校教育課長 政策調整部企画調整課長、同主幹 6 傍聴人 NHK、中日新聞、読売新聞、びわこ放送、時事通信、朝日新聞、読売テレビ 7 議事の経過 別紙のとおり
(1)大津市立中学校クラブ活動中における熱中症事案について ○越市長 それでは、緊急の総合教育会議を始めたいと思います。 まず、今回倒れられた中学生、また保護者の方に心からおわびを申し上げます。 また、周りの子どもやその保護者の方、心配された多くの方にも心からおわびを申し上 げます。 それで、今回総合教育会議を開くことになったわけですけれども、少し法律のことだけ 最初にお話をします。 総合教育会議は市長と教育委員とが構成員となって開催するということで、開催する場 合としては教育の施策というものと、もう一つ法律上定められているものとしては児童・ 生徒等の生命または身体に現に被害が生じ、そして緊急の場合に講ずべき措置について総 合教育会議を開くということが定められています。今回については、やはりこういった児 童・生徒の身体に現に被害が生じているということがありますので、総合教育会議を開く ということにしました。 今回の事案というのは、まずは教育委員会でしっかりと対応するというのが原則であり ます。そして、この点は後でもお話をさせていただこうと思うんですけれども、私もその 事案についてお聞きしたのは昨日の夜ですし、また日渡委員にも私から昨日の夜連絡しま したし、教育委員さんも知られたのが昨日の夜であるということで、今朝、教育委員会を 開いていただいたということがあります。 ですので、まずこの総合教育会議というのは教育委員が全員いなくても開催できるとさ れているんですけれども、事前に教育委員会の意思決定がされている場合などについては そういった範囲で総合教育会議を開くことができるというふうにされてますので、欠席さ れてる委員さんはいるんですけれども、朝、教育委員会が開催されましたので、それにつ いてまず教育委員会で話し合われた内容などについてお話をいただければと思います。 ○舩見教育長 それでは、まず私のほうからまずもってこのたび市立中学校の部活動指導 におきまして、本市教員が体罰を超える範囲のそういった行為をしたことによりまして当 該生徒に対しまして本当に危険な目に遭わせてしまいました。このことにつきましては、 本市教育を預かります私の立場としまして、まことに保護者に対しましても当該生徒に対 しましても、また市民の皆様に対しましても大変申しわけないことでございました。まこ とに申しわけございませんでした。 あと、本件につきまして、まず当然当該行為につきましては重大な行為であるという認
識とともに、ただいま市長のほうからお話をいただきましたようにまず事案の発生当初の 捉え方ということにつきまして、実際に1日教育委員、市長のほうに報告をする時期が遅 れたということについては午前中の教育委員会議でも協議をさせていただきましたが、ま ずもってその捉まえ方が非常に未熟であったということを深く認識をしております。 本来、この事案が発生した時点でそういったことも当然踏まえて、必要なところに情報 共有を図りながら適切な対処をしていくべきであったということについては教育委員もま ず認識がありまして、現場を預かります教育長の私としましてその点につきまして深く反 省するとともに、問題意識を持って今後意識をどう変えていくのか、そういったことにつ いて教育委員さんからもご意見をいただきましたし、学校現場の教員も含めてまずもって その捉まえ方をしっかりと認識をする、再確認をするという必要性についてまず話をさせ ていただきました。 それとともに、当該行為につきまして部活動のそういった指導の中で起こった出来事で ございますが、当該顧問の教員がとった生徒に対するそういった指導といいますか、そう いった行為につきましては、本来の部活動のあり方からすると適切であったかどうかとい うことにつきましては、まず一義的に著しくその範囲を超えているということで、通常こ ういった言葉の認識で申しますと体罰という言い方をするんですけれども、本当にその体 罰という捉まえ方だけでいいのかどうかということについて随分と議論をしていただきま した。今回、先ほども申しましたように体罰を超える範囲での行為であったのではないか と。それぐらいの重大な認識を持って今後の部活動指導のあり方とか、そういったことを しっかりとまずもって現状把握をした上でしっかりと対策を講じていく必要があろうとい う総括的なお話をしましたが、その前段として今回の事案をしっかりと教育委員会として 状況をもう少し把握をし、検証し、それに基づいてしっかりと対策を講じていくべきであ ろうというような話をさせていただいたところでございます。総括的には午前中の会議は そういった会議をさせていただきました。 ○越市長 今の点を踏まえてご意見をお願いします。 ○日渡委員 本来的な議論というのはもういろんなところで今回記者会見も含めて終わっ てますので、ちょっと別な話をというと、今回私はやっぱり学校現場で行われている指導 という概念を、ここに対する認識を、この部分に対する認識というのが問題になってきて いる例じゃないかなと思うわけなんですね。例えば今回80周走れと言ったんですが、本 当に80周走ることは期待してないと思うんですね。スタートは教育的指導で言ったんだ
けども、どこかで介入すべきだったタイミングをちょっとずらした事案でもある可能性が あるんですけれども、そうなってくるとやっぱり指導というのは難しいなという感じがし ました。 それと、部活動のあり方そのものについても今回議論を開始すべき問題かなという気が しました。ここ、部活の中でどんなことが起こったかということじゃなくて、総体的に部 活ってのはどういうものかという議論を再スタートする必要があるのかなって気がしまし た。 ○越市長 ありがとうございます。 今の点も含めていかがでしょうか。 ○日渡委員 私たち教育委員会委員というのは直接的な手だてを持っている組織ではござ いません。事務局を通じて、そして学校を通じて手だてを考えるときに、ここの手だてに ついてはやっぱり学校現場が独自でしっかりと実際もって考えないといけないと思います けれども、システムという部分についてはやっぱり教育委員会がしっかりと考えないとい けないと思うんですが。システムと認識ですね。 ○越市長 今、言っていただいた認識っていう部分が最初教育長からもお話がありました けれども、やはり非常に甘いのではないかなというふうに思いますけど。それが、私が先 ほど聞いたのが昨日の夜であるというのは、報告が遅いということよりも認識が甘いって いうことが一番の問題だと思っているんです。 なので、この事案も先ほど話をお聞きして、何か熱中症として捉えられてるから、だか ら教育委員さんが昨日来られてるにもかかわらず報告されていなかったですし、私も昨日 お話ししましたけど、そういう話も一切なかったので、認識が熱中症の事案ではなくて体 罰であり体罰を超える行為の事案であるというところの認識がなぜすぐにできなかったの かなっていうところにすごく大きな問題がある。その結果として、子どもの命を危険にさ らしたということになると思うので、そこがなぜなのかっていうことを、なぜすぐに熱中 症ではなくてこれは体罰の事案、体罰を超える危険な行為の事案であるということは捉え られなかったのかというところを是非検証していただきたいなと思いますね。 ○日渡委員 今、市長がおっしゃった検証の必要があるということですけども、これにつ いては教育とか学校問題の根本にかかわる問題ですので、教育委員会として責任を持って 全力で調査をして、答えを出すようにしないといけないと思いますね。 ○越市長 なので、調査も2つあると思っていて、早急にまず事実関係を把握するという
ことで、なぜこんな行為が起こってしまったのかということもありますし、こういったこ とが過去からあったんではないかということを。もしそうであればなぜ周りがそんなこと をとめられなかったのか。そういうことは事実関係としてまず早急に調査すべきですの で、そこは是非教育委員会で責任を持ってやっていただきたいなと思うんです。 あとは、先ほど日渡さんおっしゃったように部活というもっと広い観点から見たとき、 また指導っていうもの、もっと広い観点から捉えて、本当に根本的認識を変えたりとか根 本的な再発防止をするっていうのは、これはもっとしっかりとした事実関係の把握以外に しっかりとした検証であり、さらに外部の専門家の力もかりる必要があると思っているの で、そういった再発防止、広い意味での認識を変えていくっていうことについては是非検 証委員会をつくるなりしてしっかり検証していただき、どうすればこういうことが起こら ないのかということを是非検証いただきたいなというふうに思います。 ○舩見教育長 まずもって今おっしゃいました2つの観点から当該事案についてのしっか りとした検証をして、それに基づいて何が原因であったのか、どう今後対処していくべき かという点と、部活動指導そのものについての認識はまずもって市内全中学校についてそ れぞれ学校の現場の教員、それとともに部活動指導を行っている顧問についての現在の認 識がどういったものであるかということについてはまずもってどういう傾向があるのかと か、そういったことについては例えばアンケートをするなりして、まず広い意味での検証 についてはまずそこから始めて、それについて本当にそれでいいのかとか、そういったこ とについての検証という2つの部分になると思うんですけれども、そういったことを並行 しながら進めてまいりたいなというふうには私自身も感じております。 ○日渡委員 私は、部活のあり方というのは現在の部活のあり方を前提にしてどう考えよ うかというのとは別に、果たして部活は本当に学校がするのかというところからも検証の 必要があるのかなという気がしています。 ○越市長 まず、そういったところの根本的なところから見直し、検証していく必要があ ると思いますので、是非その点は教育委員会でお願いできればと思います。 他にご意見ございますでしょうか。 ○舩見教育長 当該事案につきましては、当然教育委員会事務局としても行いますけれど も、ある程度客観的な視点でそれぞれの事象を見ていく必要もありますので、いわゆる弁 護士とか、現在教育委員会ではスクールロイヤーという形で弁護士さんにお願いしており ますので、そういった方々もお願いした中で調査のほうは進めていきたいなというふうに
直接的には考えております。そのことにつきましてしっかりと教育委員で議論した上で、 方向性をしっかりと見定めて調査を進めていく。早急に具体的な方策について出してまい りたいというふうに考えております。 ○越市長 ほかにご意見ございますでしょうか。 あとは当該教員の処分についてなんですけれども、当該教員、または管理監督者の処分 ということで、これは最終的には処分権者っていうのは県の教育委員会になるわけですけ れども、やはり教育委員会でしっかり調査し、そして内申するということをお願いしたい と思います。 私自身はもうやめるべきだと思いますし、やはり子どもの命をこうやって危険にさらし ている以上、もう子どもを教える資格っていうのはないと思うので、もうこれはやめるべ きだと思います。ただ、そこは教育委員会でしっかり議論をし、最終的に決める権限のあ る県の教育委員会にしっかり意見を述べていただきたいというふうに思います。 ○日渡委員 やめるべきかどうかというのはしっかりと我々で確認をして、そこで出た答 えでいきたいと思いますけれども、再々出ている県の関係なんですけれども、最終処分者 は任命権者である県なんですけれども、服務監督権を持っている我々がどれぐらいの問題 があって、どれぐらいの処罰が適当かというのは、適当というのは妥当かという意味です よ。それは市の教育委員会が責任を持って判断をしていきたいと思います。全部県に回る わけではなくてこういう処分が妥当だというところまでは我々教育委員会で議論をしたい と思います。 ○越市長 はい。そこは是非調査もし、お願いしたいと思います。 他にご意見ございますでしょうか。 ○事務局 1点、事務局からよろしいでしょうか。 私はアドバイザーという形で、私が今思ってることを少し述べたいなと思っているので すが。 いろいろ南郷の個別のソフトテニス部の事案というふうなものからあぶり出してくるこ とによって、今の学校における課題というのをしっかりと認識する必要があると思うんで すね。これを南郷中学校のソフトテニス部の問題だと。そこで起こったことなんやけど も、そこに内在している課題というものは各校に共通するようなものが出てくるだろう と。ほかの先生方が新聞等の記事を見られて、あっ、こんな問題が起こったんだ、大変 だ、私たちも注意しなければならない。校長が校園長会を緊急に開いてその中身を聞いて
くる。その伝達を聞いて、一人一人の先生が意識を持ってこの問題をどう捉えてもらうと かということは物すごう大事やと思うんです。 そういう意味で、私たちはメディアに発信をしてメディアの皆さんにそのことをしっか りと配信をしてもらって、それぞれの市民や保護者らに何が起こって、学校の先生は何が 問われているのかということを認識してもらうことがやはり今後二度と起こさないために 非常に大事なことで、これを一つの対岸の火事であるとか、他山の石というふうなことに せずに自分たちのこれからの部活の問題なんだという原点を探り始める一つの契機にはし たいと。そういう意味で、確かな検証というふうなものが必要になってくるだろうなとい うふうに思いますね。 だから、そこは教育委員会が責任を持ってやらなければならないことですし、私も今、 教育委員会事務局という状況の中でそのことについてしっかりと検証の手続をとっていき たいなというふうに思っています。 ○越市長 是非その辺はお願いしたいと思いますし、この案件だけではなくてほかの学校 も含めて全体として認識をしっかりしてもらうということがあると思いますので、是非そ の点をお願いしたいと思います。 これについては校長会とかされるんですよね。 ○舩見教育長 はい、至急に……。 ○事務局 月曜の午後です。 ○越市長 そこでも本当に今アドバイザーがおっしゃっていただいたようにこんな事案が ありましたということではなくて、それぞれの学校でどういうふうに指導、また部活をし ているのかっていうことをしっかり、そこを早急にしっかり検証する必要があると思いま すので、是非お願いしたいと思います。 ○舩見教育長 校園長会では当然この事案の部分の指導と、市長おっしゃいましたように 部活動指導のあり方そのものについてのしっかりとした問いかけをし、それぞれの学校で 検証していく、そういったことについて私のほうからしっかりと指導してまいりたいとい うふうに考えております。 ○越市長 ほかにご意見ございますでしょうか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○越市長 では、また是非教育委員会でしっかり議論をし、そして調査をし、検証をお願 いしたいと思います。是非よろしくお願いします。
では、特にご意見がなければこれで総合教育会議を終わりたいと思います。 ありがとうございました。