高 校 生 の 学 校 適 応 と社 会 的 ス キ ル お よ び
ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トとの 関 連
∼ 不 登 校 生 徒 との 比 較 ∼
大対香奈子
Social
Skills,
Social
Support
and
High
School
Student
Adjustment
:
A Comparison
with
Truants
Kanako OTSUI
This study identified the factors that influence how high school students adjust to school and investigated how school adjustment is associated with social skills and social support. Forty high school students and 31 adolescents with a history of being absent from school participated in this study. The results indicated that peer relationship was the strongest factor that influenced whether high school students liked school. Assertion skills strongly correlated to whether high school students liked school. Additionally, it was found that social support mediated the relationship between assertion skills and students liking school. A comparison between high school students and truants showed that high school students had stronger assertion skills and social support than truants did.
Key words: school adjustment, high school students, truants, social skills, social support
問 題 2009年 度 の 文 部 科 学 省 に よ る 調 査 で は、 高 校 に お け る 不 登 校 生 徒 数 が51,728人 と報 告 さ れ て お り、 そ の うち 中 途 退学 に な っ た生 徒 数 は 16,629人 と、不 登 校 生 徒 の32.1%に あ た る(文 部科 学 省,2010)。 この よ うに 、 高校 で の不 登 校 生徒 数 は 決 して 無視 で きな い 数 字 を示 して い る に も関 わ らず 、 高校 は 義務 教 育 に あ た らな い た め 、不 登 校 生 徒 へ の 支援 体 制 が小 中学 校 に比 べ て不 十分 で あ る と言 え る 。 また 、 この 時期 の 不 登 校 の 問 題 は 、 ひ き こ も りの 問題 へ と深 刻 化 す る 可 能性 も高 い こ とが 考 え られ る た め 、不 登 校 を含 む 高校 生 の学 校 適応 問題 に つ い て の 実態 把 握 や 、学 校 不 適応 を予 防 す る介 入 の検 討 が急 が れ て い る 。 実 際 に は 、 学校 に登 校 で きて い る生 徒 で あ っ て も、 「学 校 に行 くの が 嫌 に な った こ とが あ る」 とい う登 校 回避 感 情 を経 験 した こ とが あ る生 徒 は 多 く、 山 下 ・清 原(2004)が 高 校 生1026人 を対 象 に行 った 調 査 に よ れ ば 、74.6%も の 生 徒 が登 校 回避 感 情 を持 っ て い る こ とが わ か っ て い る 。 また 、戸 田(2004)は 、高 校 に通 っ て い る 高 校 群 と不 登 校 を主訴 と して病 院 を受 診 して い る 臨 床 群 とで 、 登 校 回 避 感 情 を 比 較 した と こ ろ 、 臨床 群 が登 校 群 よ り有 意 に得 点 が 高 か っ た こ と を示 した 。 つ ま り、高 校 に通 い な が ら も登 校 回避 感 情 の高 い生 徒 は 、不 登 校 に つ な が る可 能性 が 高 い ハ イ リス クの 生 徒 で あ る と言 え る。 した が っ て 、高 校 生 の不 登 校 を予 防す る た め に は 、生 徒 の登 校 回避 感 情 を低 め 、学 校 適 応 感 を 高 め る よ うな介 入 が重 要 とな っ て くる 。 高校 生 の学 校 へ の適 応 感 に 関連 す る要 因 に つ
い て は、 大 久 保(2005)に よ り検 討 さ れ て い る 。大 久保 は大 学 進学 率 の 異 な る 、男 子 校 、女 子 校 、 共 学 を含 む4つ の 高 校 の 生 徒 を対 象 に、 「友 人 との 関係 」 「教 師 との 関係 」 「学 業 」 とい う3つ の 要 因 が学 校 へ の 適応 感 に どの よ うに 影 響 して い る か を検 討 した 。 そ の結 果 、友 人 関係 に つ い て は学 校 の特 性 に 関係 な く一貫 して 適応 感 に 強 い 影響 を与 え て い る こ とが わ か っ た 。 ま た 、 適応 の ネ ガ テ ィブ な側 面 で あ る ス トレス 反 応 に 影響 を及 ぼ す 高校 生 活 ス トレ ッサ ー の分 析 を行 っ た古 屋 ら(2007)の 研 究 で は 、 高校 生 が 経 験 す る教 師 、 部 活動 、家 庭 、学 業 、 友 人 、異 性 とい う6つ の ス トレ ッサ ー の うち 、友 人 ス ト レ ッサ ー が ス トレス 反応 へ の 影響 力 が最 も大 き い こ と を示 して い る 。 以上 の よ うな先 行 研 究 の 結 果 か ら、 高校 生 の学 校 適応 感 を高 め る た め に は 、 良 好 な 友 人 関 係 を築 く こ とが 重 要 で あ る と言 え る 。 した が っ て 、本 研 究 の1つ め の 目的 は 、本 研 究 で対 象 と した 高校 生 に お い て も、友 人 との 関係 が学 校 適応 感 に 影響 を 及 ぼ す最 も強 い 要 因 で あ る か を確 認 す る こ とで あ る 。 良好 な 友 人 関係 を築 き、学 校 適応 感 を 高 め る た め の具 体 的 な 介入 と して 、 これ まで に広 く教 育 現 場 な どで 実 施 され て きた もの が 、 社 会 的 ス キ ル 訓練(SocialSkillsTraining;以 下SST とす る)で あ る 。SSTで は、 訓 練 を受 け る対 象者 に 必 要 と され る社 会 的 ス キ ル を標 的 ス キ ル と して 定 め 、 ス キ ル に含 まれ る具 体 的 な行 動 を 教 示 ・モ デ リ ン グ ・強 化 ・フ ィ ー ドバ ッ ク と い っ た 手 法 を用 い て対 象 者 に 訓練 して い く。 し た が っ てSSTは 、 個 人 の 能 力 で あ る社 会 的 ス キ ル を高 め る介 入 を直 接 行 い 、 そ の 結 果 と し て仲 間 関係 を上 手 く築 い た り、学 校 へ の 適応 感 を高 め る こ と を 目指 す も の で あ る。SSTは 従 来 、学 校 適応 や対 人 関係 の 問題 を抱 え た児 童 生 徒 を対 象 と して 、個 別 に行 わ れ て い た が 、最 近 で は 、学 校 不 適応 の予 防 を 目的 と して学 級 単 位 や 学 校 単 位 で 集 団 を対 象 にSSTが 実 施 さ れ る こ と も増 え て きて い る(佐 藤 ・佐 藤 ・岡安 ・高 山,2000)。 臨床 的介 入 で あ れ 、予 防 的介 入 で あ れ 、SSTを 実 施 す る上 で 重 要 な こ との 一 つ に 、対 象者 に とっ て 本 当 に 必 要 と され る ス キ ル が標 的 ス キ ル と して選 ば れ て い る か ど うか とい う点 が あ る 。 した が っ て 、高 校 生 を対 象 に有 効 で妥 当性 の高 い介 入 を実 施 す る た め に も、高 校 生 が友 人 との 良好 な 関係 を築 く上 で必 要 とす る 社 会 的 ス キ ル が何 で あ る の か 、 また一 般 高 校 生 と比 べ て不 登 校 生 徒 に 欠 け て い る社 会 的 ス キ ル が何 で あ る の か とい う点 に つ い て 、実 態 把 握 を す る こ とが必 要 で あ る 。 社 会 的 ス キ ル と共 に、 ソー シ ャ ル サ ポ ー ト は 、先 行 研 究 に お い て ス トレス反 応 を軽 減 させ る 変 数 と し て検 討 され て き た もの で あ る(例 え ば 、 嶋 田,1998)。 ソー シ ャル サ ポ ー トの 中 で も知 覚 され た サ ポ ー トは 、過 去 に他 者 か らサ ポ ー トを受 け た経 験 や 、親 密 性 とい っ た他 者 と の 関係 性 か ら生 じる 、他 者 か らサ ポ ー トを得 る 期 待 を表 す もの で あ り、 ソー シ ャル サ ポ ー トを 高 く維 持 で きる生 徒 は学 校 不 適 応 に 陥 る こ とが 少 な い と考 え られ て い る(岡 安 ・嶋 田 ・坂 野, 1993)。 した が っ て 、 ソー シ ャル サ ポ ー トを い か に 高 め る か が 、学 校 適 応 感 を高 め る こ とに も つ な が る と思 わ れ る 。 以 上 に述 べ た よ う に、 良 好 な 友 人 関 係 を築 き、学 校 で経 験 す る ス トレス を少 な くす る た め に 、社 会 的 ス キ ル や ソー シ ャル サ ポ ー トは重 要 な要 因 で あ る と言 え る 。 これ ら2つ の要 因 と学 校 適 応 との 関連 に つ い て 、高 校 生 を対 象 と した 先 行 研 究 で 明 らか に され て い る こ とは 、学 校 適 応 の 低 い 生 徒 よ り も学 校 適 応 の 高 い 生 徒 の 方 が社 会 的 ス キ ル は 高 い こ と(浅 川 ・東 ・古 川, 2001)と 、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トを得 ら れ る ほ ど、 高校 生 の うつ傾 向 は低 くな る とい う こ とで あ っ た(牧 野,2006)。 この よ うに 、社 会 的 ス キ ル と ソー シ ャル サ ポ ー トの そ れ ぞ れ が高 校 生 の適 応 と関連 して い る こ とは分 か っ て きて い る が 、 これ ら2つ の要 因 が どの よ うに相 互 に 関連 し、 また そ れ が どの よ うに高 校 生 の学 校 適 応 に 影 響 を及 ぼ して い る か に つ い て は 、 まだ十 分 に は検 討 され て い な い 。 社 会 的 ス キ ル お よび ソー シ ャル サ ポ ー トと学 校 適 応 と の 関 連 に つ い て は、 中 学 生 を対 象 と し て い くつ か 研 究 が さ れ て い る。 江 村 ・岡 安 (2003)は 中 学1年 生 を 対 象 に約 半 年 間 に わ た 一24一
る 集 団社 会 的 ス キ ル教 育 を実施 した結 果 、 も と も と社 会 的 ス キ ル が低 く、介 入 に よ りス キ ル が 上昇 した群 に お い て 、 知覚 され た 友 人 サ ポ ー ト が 有 意 に 高 ま っ た こ と を示 した 。 こ の結 果 は、 い くつ か の解 釈 の 可 能性 が あ る 。 まず1つ め の 解 釈 と して 、社 会 的 ス キ ル が改 善 され る こ とで 必 要 な サ ポ ー トを上 手 に 要 請 す る こ とが で きる よ うに な り、 そ の結 果 と して他 者 が 要 請 に応 じ て くれ る とい うサ ポ ー ト環 境 が増 え た と考 え ら れ る 。 また 別 の解 釈 と して 、 この介 入 は 集 団 を 対 象 と して学 級 単 位 で行 わ れ て お り、標 的 ス キ ル に は お 互 い の大 切 さ を理 解 し、仲 間 は ず れ が お こ らな い 関係 を作 る こ とを ね らい と した 「お 互 い を大 切 に す る 」 ス キ ル も含 まれ て い た こ と か ら、 個 人 の社 会 的 ス キ ル の改 善 に 関 わ らず 、 周 りの 友 人 の サ ポ ー ト体 制 が 高 まっ た とい う こ と も考 え られ る 。 高校 生 が学 校 を居 心 地 の 良 い 場 所 だ と感 じる学 校 適応 感 を 高 め る こ とを介 入 の最 終 目標 と した場 合 に 、社 会 的 ス キ ル の改 善 が 直接 的 に学 校 適応 感 の 向上 に つ な が る の で あ れ ば 、社 会 的 ス キ ル の み を介 入 対 象 と して 考 え る こ とが で きる 。 も し、社 会 的 ス キ ル と学 校 適 応 感 の 間 に ソー シ ャル サ ポ ー トが媒 介 して い る 場 合 に は 、社 会 的 ス キ ル の改 善 が ソー シ ャル サ ポ ー トを高 め 、 そ れ に よっ て学 校 適応 感 が 向 上 す る と思 わ れ る 。 また 、江 村 ・岡安(2003)の 行 っ た 学 級 全 体 へ の 介 入 の よ う に 、 集 団 の サ ポ ー ト体 制 を高 め る よ うな 直接 介 入 も可 能性 と して 考 え られ る だ ろ う。 した が っ て 、本 研 究 の 2つ め の 目的 は 、 高校 生 の社 会 的 ス キ ル と学 校 適応 感 の 関係 に お い て 、 ソー シ ャル サ ポ ー トが 媒 介 変 数 と な っ て い る か を検 討 す る こ とで あ る 。 登 校 回 避 感情 を抱 きな が ら も通学 を続 け られ る生 徒 と、不 登 校 に至 る生 徒 との 間 に は 、社 会 的 ス キ ル や ソー シ ャル サ ポ ー トとい う視 点 で ど の よ うな 違 い が見 られ る の だ ろ うか 。登 校 して い る生 徒 と不 登 校 生 徒 との比 較 を行 っ た研 究 の ほ とん どは 、 中学 生 を対 象 と して い る もの で あ る 。先 行 研 究 よ り明 らか に され て い る社 会 的 ス キ ル の 違 い と して 、不 登 校 生 徒 は登 校 生 徒 に比 べ て 、 自分 か ら積 極 的 に 友 人 関係 を 築 くス キ ル や 自己 主張 ス キ ル の得 点 が低 い こ と(曽 山 ・本 間 ・谷 口,2004)、 また 自己主 張 の 中 で も他 者 か らの働 きか け に対 す る応 答 と して の 自己主 張 や 自己表 現 は で きる が 、 自分 か ら進 ん で 自分 の 感 情 や意 見 、希 望 を他 者 に伝 え よ う とす る積 極 的 な 自 己 主 張 が 苦 手 で あ る こ と(朝 重 ・小 椋, 2001)が 指 摘 さ れ て い る 。 江 村 ・岡 安(2003) は 、 社 会 的 ス キ ル と不 登 校 感 情 の 関 係 を 検 討 し、規 律 性 ス キ ル 、社 会 的働 きか け ス キ ル 、 主 張 性 ス キ ル を獲 得 して い る生 徒 ほ ど、 不 登 校 感 情 を経 験 す る こ とが少 な い こ と を明 らか に し た 。 さ らに 、社 会 的 ス キ ル と不 登 校 傾 向行 動 と の 関連 も検 討 した と ころ 、不 登 校 傾 向行 動 を示 す 生 徒 は示 さ な い生 徒 よ り も、 規 律 性 ス キ ル 、 社 会 的働 きか け ス キ ル 、葛 藤 解 決 ス キ ル が低 い こ と を示 した 。不 登 校 傾 向行 動 に つ い て 、不 登 校 感 情 との 間 に は 関連 が見 られ な か っ た葛 藤 解 決 ス キ ル との 関連 が見 られ た こ とに対 して 、江 村 ・岡安 は不 登 校 感 情 を感 じて い て も不 登 校 行 動 に移 行 す る か ど うか は 、友 人 との 間 で起 こる 葛 藤 を う ま く解 決 で きる か ど うか の差 で あ る こ とが考 え られ る と考 察 して い る 。 また 、不 登 校 感 情 と不 登 校 傾 向行 動 に 関連 す る社 会 的 ス キ ル が異 な る こ とか ら、不 登 校 感 情 を抑 制 す る要 因 と欠席 行 動 を抑 制 す る要 因 が異 な る可 能性 に つ い て も指 摘 して い る 。 登 校 して い る生 徒 と不 登 校 生 徒 の ソー シ ャル サ ポ ー トの違 い に つ い て は 、 中学 生 お よび高 校 生 を対 象 と した研 究 の報 告 が あ り、 中学 生 に お い て も高 校 生 に お い て も、不 登 校 傾 向 の見 られ る生 徒 は登 校 して い る生 徒 に比 べ て知 覚 され る ソー シ ャル サ ポ ー トが低 い こ とが一 貫 して示 さ れ て い る(赤 塚 ・岩 元,2009;菊 島,1997,1999; 渡辺 ・蒲 田,1999)。 社 会 的 ス キ ル と ソー シ ャ ル サ ポ ー トの 関係 に つ い て は 、社 会 的 ス キ ル が 高 い生 徒 ほ どサ ポ ー トを受 け る量 や満 足 度 が高 い こ とが わ か っ て い る が 、不 登 校 児 の場 合 は た とえ社 会 的 ス キ ル が高 い と認 知 して い て も、友 人 か らの サ ポ ー トが少 な くサ ポ ー トに対 す る満 足 度 も低 い こ とが 明 らか に な っ て い る(渡 辺 ・ 蒲 田,1999)。 この よ うな違 い が見 られ た理 由 と して 、 ひ とつ は 渡 辺 ら も指 摘 して い る よ う
に 、不 登 校 生 徒 は 友 人 と関 わ る機 会 そ の もの が 少 な く、 友 人 か らサ ポ ー トを得 る こ とが で きな い状 況 に あ る こ とが 考 え られ る 。 も う一 つ の可 能性 と して は 、登 校 して い る生 徒 と不 登 校 生 徒 とで 、 ソー シ ャル サ ポ ー トを高 め る こ とに 関 わ る社 会 的 ス キ ル に 違 い が あ る可 能性 が 考 え られ る 。 渡 辺 ・蒲 田(1999)の 研 究 で は 、登 校 して い る生 徒 と不 登 校 生 徒 で 、 サ ポ ー ト源 に違 い が 見 られ る こ と を明 らか に して お り、登 校 生 徒 は 友 人 か らの サ ポ ー トが 多 くを占 め る の に対 し、不 登 校 生徒 は 親 、 身 内 、 知 人 、先 生 か らの サ ポ ー トの 割合 が 高 か っ た 。 どの よ うな サ ポ ー ト源 か らサ ポ ー トを得 る か に よっ て 、 有効 に働 く社 会 的 ス キ ル に も違 い が 見 られ る こ とが 考 え られ る が 、 渡 辺 らの研 究 で は ソー シ ャル サ ポ ー トと具 体 的 な ス キ ル との 関 連 に つ い て は検 討 され て い な い 。 そ こ で 、 本 研 究 の3つ め の 目的 と して は 、 まず 一般 高校 生 と学 校 不 適応 の履 歴 の あ る 青 年 の社 会 的 ス キ ル お よび ソー シ ャル サ ポ ー ト を比 較 して 違 い が 見 られ る か を検 討 し、 また社 会 的 ス キ ル と ソー シ ャル サ ポ ー トとの 関係 に も 違 い が見 られ る か を検 討 す る 。 方 法 調 査 対 象 者 大 阪 府 下 の 公 立 高 校1年 生40 名(男 子19名 、 女 子21名)と 、 大 阪 府 下 の 児 童 自 立 支 援 施 設 に 入 所 す る 不 登 校 ・ひ き こ も り の 履 歴 の あ る 青 年31名(男 子20名 、 女 子11 名 、 平 均 年 齢16歳)が 本 研 究 の 調 査 対 象 者 で あ っ た 。 手 続 き 複 数 の 尺 度 か ら構 成 さ れ た 質 問 紙 を 作 成 し 、 高 校 お よ び 児 童 自 立 支 援 施 設 に て 実 施 し た 。 質 問 紙 の 配 布 と 回 収 は 、 担 任 教 師 あ る い は 施 設 職 員 が 行 っ た 。 質 問 紙 の 構 成 ① 日 本 版 学 校 肯 定 感 ・回 避 感 尺 度(日 本 版SLAQ):Ladd&Price (1987)のSchoolLikingandAvoidance Questionnaire(SLAQ)を 大 対 ら(2006)に よ っ て 日本 語 訳 し て 作 成 さ れ た も の で 、 信 頼 性 と 妥 当 性 が 確 認 さ れ て い る 。 尺 度 は 学 校 肯 定 感 (schoolliking)9項 目 と学 校 回 避 感(school avoidance)5項 目 の2つ の 下 位 尺 度 か ら 構 成 さ れ て い た 。 回 答 形 式 は 「全 く あ て は ま ら な い 」(1点)∼ 「と て も あ て は ま る 」(5点)ま で の5件 法 で 、 下 位 尺 度 ご と に 平 均 値 を求 め て 得 点 と し た 。 ② 高 校 生 活 適 応 感 尺 度:浅 川 ・森 井 ・古 川 ・ 上 地(2002)に よ っ て 開 発 さ れ た 尺 度 で あ り、 信 頼 性 と 妥 当 性 が 確 認 さ れ て い る 。 本 研 究 で は 尺 度 に 含 ま れ る 下 位 尺 度 の 中 で 、 「部 活 動 へ の 意 欲 」 「家 族 関 係 」 「教 師 と の 関 係 」 「学 業 へ の 意 欲 」 「友 人 関 係 」 の5つ の 下 位 尺 度 を 用 い た 。 質 問 項 目 は 合 計37項 目 で あ り 、 回 答 形 式 は 「全 く あ て は ま ら な い 」(1点)∼ 「と て も あ て は ま る 」(5点)の5件 法 で あ っ た 。 下 位 尺 度 ご と に 平 均 値 を求 め て 得 点 と し た 。 ③ 社 会 的 ス キ ル 尺 度:嶋 田(1998)の 尺 度 で 、 「向 社 会 的 ス キ ル 」 「引 っ こ み 思 案 行 動 」 「攻 撃 行 動 」 の3つ の 下 位 尺 度 、 合 計25項 目 か ら成 る 尺 度 を用 い た 。 ま た 、 上 野 ・岡 田(2006)の ソ ー シ ャ ル ス キ ル 尺 度 の う ち 「ア サ ー シ ョ ン 」 の 下 位 尺 度8項 目 を加 え た 。 回 答 形 式 は い ず れ も 、 「全 く あ て は ま ら な い 」(1点)∼ 「と て も あ て は ま る 」(4点)の4件 法 で あ り、 下 位 尺 度 ご と に 合 計 点 を求 め て 得 点 と し た 。 ④ ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト尺 度:久 田 ・千 田 ・箕 口 (1989)が 開 発 し た 学 生 用 ソ ー シ ャ ル ・サ ポ ー ト尺 度(TheScaleofExpectancyforSocial Support;SESS)の16項 目 を 、 岡 安 ・嶋 田 ・ 坂 野(1993)が 中 学 生 用 に 一 部 項 目 の 表 現 を修 正 し た も の を用 い た 。 尺 度 の 信 頼 性 お よ び 妥 当 性 に つ い て は 、 久 田 ら(1989)お よ び 箕 口 ・ 千 田 ・久 田(1989)に よ り確 認 さ れ て い る 。 SESSは 知 覚 さ れ た サ ポ ー ト を 測 定 す る も の で あ り 、5つ の サ ポ ー ト源(父 親 、 母 親 、 き ょ う だ い 、 学 校 の 先 生 、 友 人)か ら そ れ ぞ れ 、 将 来 ど の 程 度 援 助 が 期 待 で き る か を 評 定 す る 形 式 を と っ て い る が 、 本 研 究 で は サ ポ ー ト源 を 区 別 せ ず 、 「周 り の 人 た ち(家 族 ・先 生 ・友 達 な ど)」 か ら ど の 程 度 援 助 が 期 待 で き る か に つ い て 、 「絶 対 に ち が う 」(1点)∼ 「絶 対 に そ う だ 」 (4点)の4件 法 で 評 定 さ せ た 。 全16項 目 の 合 一26一
計 点 を、 ソー シ ャル サ ポ ー トの得 点 と した 。 高校 生 に は① ∼④ の全 て の尺 度 、 児童 自立 支 援 施 設 の青 年 に は③ と④ の尺 度 の み 実施 した 。 結 果 各 尺 度 の記 述統 計 量 お よび 内 的整 合 性 の検 討 本 研 究 で 用 い た 尺 度 に つ い て 、 尺 度 ご と に 全 対 象 者 の平 均 値 と標 準 偏 差 を求 め た(Table 1)。 また 、尺 度 の 内 的整 合 性 に つ い て も検 討 す る た め 、 α係 数 を求 め た。 α係 数 で 示 され た よ うに 、 ほ とん どの 尺 度 につ い て は α係 数 が.7 以 上 あ り、 十分 な信 頼 性 が 認 め られ た 。社 会 的 ス キ ル の 「引 っ 込 み 思 案 」 の み 、 α係 数 が低 く 尺 度 の信 頼 性 が 十分 な もの で は な い こ とが示 さ れ て い た 。 高 校 生 の学 校 肯 定 感 ・回避 感 に関 わ る要 因 の 検 討 「学 校 が どれ くら い好 きか 」 を 表 す 学 校 肯 定 感 と、 「学 校 に どれ く らい 行 きた くな い と 思 っ て い る か」 を表 す 学 校 回避 感 が 、 そ れ ぞ れ 高校 生 活 に お け る どの よ うな要 因 と関連 して い る の か を検 討 す る た め に 、 日本 版SLAQの2 つ の下 位 尺 度 の得 点 を 目的変 数 、高 校 生 活 適 応 感 尺 度 の5つ の下 位 尺 度 の得 点 を説 明変 数 と し て 、 ス テ ップ ワイ ズ法 に よる重 回帰 分 析 を行 っ た(Table2)。 学 校 肯 定 感 につ い て は、 「友 人 関係 」 と 「部 活 動 へ の 意 欲 」 か ら有 意 な 正 の 影 響 が 見 ら れ た 。学 校 回避 感 に つ い て は 、 「部 活 動 へ の 意 欲 」 の み 、有 意 な負 の影 響 が見 られ た 。以 上 の結 果 Tablel各 尺 度 の平 均 値 お よ び標 準 偏 差 と α係 数 尺度 N 平均値 標準偏差 α SLAQ 高校生活適応感 社 会 的 ス キ ル ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト 学 校 肯 定 感 学 校 回 避 感 部 活 意 欲 家 族 関 係 教 師 との 関 係 学 業 友 人 関 係 アサ ー シ ョン 向 社 会 的 行 動 引 っ込 み 思 案 攻 撃 行 動 40 40 29 39 40 40 40 68 68 68 68 67 2.89 3.34 3.82 3.53 2.85 2.83 3.45 19.46 29.26 17.13 12.49 45.35 0.90 0.97 1.14 0.96 0.78 0.68 0.91 4.02 4.80 3.89 4.05 10.47 .899 .808 .947 .899 .770 .715 .840 .775 .822 .669 .850 .955 No'θ.SLAQお よび 高校 生 活 適応 感尺 度 は 、 高校 生 の み に 回答 して も らっ た 。 そ の他 の尺 度 に つ い て は、 高 校 生 お よ び不 登 校 生徒 の 両 方 に 回 答 して も ら った 。Nが 尺 度 ご とに異 な る の は 、 欠損 値 の あ る対 象 者 を分 析 対 象 か ら省 い た た めで あ る。 Table2学 校 肯 定 感 ・回 避 感 に 関 連 す る 要 因 学校 肯定感 β 学校 回避感 β 友人 関係 部活動へ の意欲 .497** .358* 一.419* 重相 関係数 .451** .175* No'θ.**1)<.Ol,*ρ 〈.05
よ り、 高 校 生 活 に お い て 友 人 関 係 に 満 足 して お り、 部 活動 へ の 意欲 が 高 い ほ ど 「学 校 が 楽 し い 」 とい う学 校 肯 定 感 が 高 く、 部活 動 へ の 意欲 が低 い ほ ど 「学 校 へ 行 きた くな い 」 とい う学 校 回 避 感 が 高 まる こ とが わ か っ た 。 また 、学 校 肯 定 感 に対 して は 、大 久保(2005)の 研 究結 果 と 同様 に 、検 討 した5つ の 要 因 の 中 で 友 人 関係 が 最 も強 く影響 を及 ぼ して い る 要 因 で あ る こ とが 明 らか に な っ た 。 高 校 生 の 学 校 肯 定 感 と社 会 的 ス キ ル お よび ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トとの 関連:媒 介 モ デ ル の検 証 学 校 肯 定 感 に は 友 人 関係 が 強 く影響 を 及 ぼ して い る こ とが 本 研 究 の 結 果 か ら も示 され た が 、 友 人 関係 に 関 わ る要 因 で あ る 、社 会 的 ス キ ル と ソー シ ャル サ ポ ー トが学 校 肯 定 感 に どの よ う に関 連 して い る か につ い て検 討 した 。 「学 校 が好 きで あ る 」 とい う学 校 肯 定 感 を 高 め る こ と を 目的 と した介 入 を行 う場 合 、社 会 的 ス キ ル を 高 め る こ とが 学 校 肯 定 感 の 向 上 に 直 結 す る の か 、 あ る い は社 会 的 ス キ ル が 高 まる こ とで周 囲 か らの サ ポ ー ト体 制 が 高 まっ た とい う環 境 の 変 化 を知覚 す る こ とが重 要 で あ る の か を 明 らか に す る た め 、 ソー シ ャル サ ポ ー トが社 会 的 ス キ ル と学校 肯 定 感 の 関係 を媒 介 して い る とい う媒 介 モ デ ル の検 証 をBaron&Kenny(1986)に 示 され た 方 法 に基 づ き行 っ た(Figurel)。 ソー シ ャル サ ポー ト
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ア サ ー シ ョ ン ー 一 一 一 一 一 一 一一 一 一 一 一 一 レ 学 校 肯 定 感 .349*→.136 Figure1ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トが ア サ ー シ ョ ン と学 校 肯 定 感 の 関 係 の 媒 介 変 数 と な っ て い る と い う媒 介 モ デ ル の 検 証 No'(3,**1)<.Ol,*ρ 〈.05 ま ず 、 社 会 的 ス キ ル に含 ま れ る4つ の 下 位 尺 度(向 社 会 的 行 動 、 引 っ こ み 思 案 行 動 、 攻 撃 行 動 、 ア サ ー シ ョ ン)の そ れ ぞ れ を説 明 変 数 、 ソー シ ャル サ ポ ー トを 目的 変 数 と した 回帰 分 析 を行 い 、 次 に社 会 的 ス キ ル の4つ の 下位 尺 度 そ れ ぞ れ を説 明 変 数 、学 校 肯 定 感 を 目的 変 数 と し た 回 帰 分 析 を行 っ た 。 そ の 結 果 、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト と学 校 肯 定 感 の 両 方 を有 意 に 予 測 し た の は ア サ ー シ ョ ン の み で あ り 、 ア サ ー シ ョ ン か ら ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トへ の 標 準 偏 回 帰 係 数 β 1よ.566(2マ2=.32,F(1/37)=17.46,1)<.Ol)、 ア サ ー シ ョ ン か ら 学 校 肯 定 感 へ の 標 準 偏 回 帰 イ系数 β は.349(R2=.12,F(1/37)=5.28,ρ< .05)で あ っ た 。 そ こ で 、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト と ア サ ー シ ョ ン の 両 方 を説 明 変 数 、 学 校 肯 定 感 を 目 的 変 数 と し て 重 回 帰 分 析 を行 っ た と こ ろ 結 果 は 有 意 で(R2=.28,F(2÷36)=6.94,ρ< .Ol)、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トを 説 明 変 数 と し た 場 合 の 標 準 偏 回 帰 係 数 β は.438で 有 意 で あ っ た の に 対 し 、 ア サ ー シ ョ ン を説 明 変 数 と し た 場 合 の 標 準 偏 回 帰 係 数 β は.136で 有 意 で は な か っ た 。 以 上 の 結 果 よ り 、 ア サ ー シ ョ ン か ら学 校 肯 定 感 を予 測 す る 標 準 偏 回 帰 係 数 が 、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト を媒 介 す る こ と で 有 意 で は な く な っ た こ と か ら 、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トは ア サ ー シ ョ ン と学 校 肯 定 感 の 関 係 を媒 介 し て い る こ と が 示 さ れ た 。 一 般 高 校 生 と不 登 校 生 徒 の 社 会 的 ス キ ル お よ び ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トの 違 い 高 校 に 通 え て い る 一 般 高 校 生 と 、 不 登 校 ・ひ き こ も り等 の 理 由 で 学 校 に 通 え て い な い 青 年 で は 、 社 会 的 ス キ ル お よ び ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トに 違 い が 見 ら れ る の か を検 討 し た 。 社 会 的 ス キ ル の4つ の 下 位 尺 度 (向 社 会 的 行 動 、 引 っ こ み 思 案 行 動 、 攻 撃 行 動 、 ア サ ー シ ョ ン)と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トの 得 点 に つ い て'検 定 を 行 っ た 結 果 、 社 会 的 ス キ ル の ア サ ー シ ョ ン と攻 撃 行 動 、 ま た ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト に お い て 有 意 な 傾 向 で 差 が 見 ら れ た(Table 3)。 ア サ ー シ ョ ン に つ い て は 、 一 般 高 校 生 の 方 が 不 登 校 生 徒 よ り も有 意 な 傾 向 で 得 点 が 高 か っ た の に 対 し 、 攻 撃 行 動 に つ い て は 、 不 登 校 生 徒 の 方 が 一 般 高 校 生 よ り も 有 意 な 傾 向 で 得 点 が 高 か っ た 。 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トに つ い て は 、 不 登 校 生 徒 よ り も一 般 高 校 生 の 方 が 知 覚 し て い る サ ポ ー トが 有 意 な 傾 向 で 高 い こ と が 分 か っ た 。 向 社 会 的 行 動 と 引 っ こ み 思 案 行 動 に つ い て は 、 一 般 高 校 生 と不 登 校 生 徒 の 問 に 有 意 な 差 は 見 ら れTable3一 般 高 校 生 と 不 登 校 生 徒 の 社 会 的 ス キ ル お よ び ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト 一 般 高校 生 平 均 値(S1)) 不 登 校 生 徒 平 均 値(S1)) ' 社 会 的 ス キ ル ア サ ー シ ョ ン 向社会的行動 引 っ こみ 思 案 行 動 攻撃行動 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト 20.2(3.8) 30.0(4.4) 16.9(3.6) ll.8(4.1) 47.4(10.5) 18.4(4.1) 28.2(5.2) 17.5(4.3) 13.5(3.8) 42.5(9.9) 1.79† 1.49 0.71 1.81† 1.92† Noオ θ.**1)<.01,*1)<.05,†1)<.1 な か っ た 。 ま た 、 社 会 的 ス キ ル の4つ の 下 位 尺 度 と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トの 相 関 を 、 一 般 高 校 生 と不 登 校 生 徒 の そ れ ぞ れ で 求 め た と こ ろ 、Table4に 示 す よ う な 結 果 と な っ た 。 一 般 高 校 生 に お い て 、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト と の 間 に 有 意 な 相 関 が み ら れ た の は 、 ア サ ー シ ョ ン と攻 撃 行 動 で あ り、 ア サ ー シ ョ ン ス キ ル が 高 い 高 校 生 ほ ど 、 知 覚 さ れ る ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トは 高 く、 攻 撃 行 動 が 高 い ほ ど 、 知 覚 さ れ る ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トが 低 い と い う こ と が 分 か っ た 。 一 方 、 不 登 校 生 徒 に つ い て は 、 ア サ ー シ ョ ン お よ び 向 社 会 的 行 動 と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トと の 間 に有 意 な 正 の 相 関 が 見 られ 、 これ らの得 点 が高 い生 徒 ほ ど知 覚 され る ソー シ ャル サ ポ ー トが 高 い こ とが分 か っ た 。 以 上 の よ うに 、知 覚 され る ソー シ ャル サ ポ ー トに 関係 して い る社 会 的 ス キ ル と して 、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル は一 般 高 校 生 と不 登 校 生 徒 に共 通 して い た が 、 向社 会 的行 動 に つ い て は 、不 登 校 生 徒 の み に お い て ソー シ ャル サ ポ ー トとの相 関 が見 られ た 。 また 、攻 撃 行 動 に つ い て は 、一 般 高 校 生 で は ソー シ ャル サ ポ ー トの低 さに 関連 して い た の に対 し、不 登 校 生 徒 に お い て は そ の よ うな 関連 は見 られ な か っ た 。 Table4社 会 的 ス キ ル と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト の 相 関 の 比 較 アサ ー シ ョ ン 向 社 会 的 行 動 引 っ こみ 思 案 攻撃 ソーシャルサポ 一ト ア サ ー シ ョ ン 向社会 的行動 引 っ こみ思 案 攻撃 ソーシャルサポ 一ト .587** 一.125 .099 .474* .483** 一.351 一.061 .636** 一.171 一.079 一.193 一.276 .017 一.237 .111 一.243 .566** .222 ㌦109 一.360* 1Vio'θ.**1)<.Ol,ケ)<.05, 右 上:一 般 高 校 生,左 下:不 登 校 生 徒
考 察 高校 生 の学 校 適 応 に 関 わ る 要 因 に つ い て の検 討 「学 校 が 楽 しい 」 「学 校 に行 くの が好 きで あ る 」 とい う程 度 を表 す学 校 肯 定 感 と最 も強 く関 わ る 要 因 は 「友 人 関係 」 で あ っ た 。 本 研 究 で は 、1つ の 高校 の1学 級 の生 徒 の み を対 象 と し て い た が 、大 久保(2005)の 研 究 で特 徴 の異 な る複 数 の 高校 を対 象 と した場 合 に も、友 人 関係 が 共 通 して学 校 適応 感 に 強 く関 連 す る要 因 で あ る こ とが示 され て お り、本 研 究 の結 果 は そ れ に 一 致 す る もの で あ っ た。大 久保 の研 究 で は 、学 校 適 応 感 に 関 わ る もの と して 「友 人 と の 関係 」 「教 師 との 関 係 」 「学 業 」 とい う3つ の要 因 に つ い て検 討 して い た が 、本 研 究 で は さ らに 範 囲 を 広 げ て 「家 族 関 係 」 「部 活 動 へ の 意 欲 」 につ い て も加 え て検 討 した 。 そ の 中 で 「部活 動 へ の 意 欲 」 は 学 校 肯 定 感 ・回 避 感 に共 通 して 関 連 す る 要 因 で あ り、 部 活動 に 意欲 的 に取 り組 む こ と は 、学 校 肯 定 感 を高 め 、 か つ学 校 回 避 感 を低 め る可 能性 が示 唆 され た 。 た だ し、大 久 保 の研 究 に お い て 「友 人 との 関係 」 以外 の 要 因 に つ い て は 、学 校 適応 感 との 関 連 に学 校 間 で違 い が見 ら れ た よ うに 、 この 「部活 動 へ の 意欲 」 に つ い て も調査 対 象 とな っ た学 校 が 部 活動 に 熱心 に取 り 組 ん で い る か ど うか な どに よっ て 、学 校 適応 感 へ の 影響 の仕 方 が 変 わ っ て くる こ とが 考 え られ る 。 また 、対 象者 の 中 で も部活 動 に参 加 して い る者 とそ うで な い者 が い る た め 、 この結 果 を 高 校 生全 般 を表 す結 果 と して 一般 化 す る に は 、 さ らに検 討 が 必 要 だ ろ う。 高 校 生 の 学 校 肯 定 感 と社 会 的 ス キ ル お よび ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トとの 関連 社 会 的 ス キ ル の 中 で も、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル が 高 い生 徒 ほ ど学 校 肯 定 感 が 高 い こ とが 示 さ れ た 。 した が って 、 学 校 不 適応 の予 防 を 目的 と した介 入 と して 、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル を トレー ニ ング す る こ とが有 効 で あ る と考 え られ る 。 た だ し、媒 介 モ デ ル の 検 証 に よ り、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル と学 校 肯 定 感 との 関係 に は 、 ソー シ ャル サ ポ ー トが媒 介 して い る こ とが 明 らか に な っ た 。 つ ま り これ は 、 ア サ ー シ ョンス キ ル の 向 上 に よっ て 、知 覚 され て い る周 囲 か ら の サ ポ ー トが 高 ま る とい う こ と が 、学 校 を居 心 地 が い い場 所 だ と感 じる学 校 肯 定 感 の 向上 に つ な が る こ と を意 味 して い る 。言 い換 え れ ば 、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル とい う個 人 の 行 動 そ の もの の変 化 だ け で な く、個 人 と個 人 を と り ま く友 人 との相 互 作 用 が変 化 す る とい う こ とが 、 学 校 肯 定 感 の 向 上 に は重 要 だ と言 え る。 トレ ー ニ ン グ に よ りア サ ー シ ョン ス キ ル が 高 まっ た と して も、 そ れ が友 人 との相 互 作 用 の 中 で上 手 く機 能せ ず 、 ソー シ ャル サ ポ ー トを高 め る こ とに つ な が らな け れ ば 、学 校 肯 定 感 は 向上 しな い だ ろ う。逆 に 、 ス キ ル を トレー ニ ングす る の で は な く、学 級 集 団 とい う環 境 に ア プ ロ ー チ をす る こ とで 、 お互 い に サ ポ ー トをす る環 境 を整 え て い く こ とが 、学 校 肯 定 感 の 向上 に つ な が る有 効 な介 入 とな る可 能性 もあ る 。 した が っ て 、本 研 究 の結 果 か ら示 唆 され る 、学 校 適 応 向 上 の た め に有 効 な介 入 と して は 、 ソー シ ャル サ ポ ー トを高 め る こ とに つ な が る ア サ ー シ ョ ンス キ ル の トレー ニ ング と、 ソー シ ャル サ ポ ー ト環 境 そ の もの を高 め る よ うな集 団へ の ア プ ロ ー チ の2つ の 方 向 性 が 考 え られ る 。 前 者 の ア サ ー シ ョ ンス キ ル の トレー ニ ング に つ い て は 、す で に い くつ か の研 究 が行 わ れ て お り、不 適 応 に対 す る予 防効 果 に つ い て も検 討 され て い る(内 田 ら,2009)。 一 方 、後 者 の環 境 へ の ア プ ロ ー チ に つ い て は 、 そ の効 果 に つ い て の検 討 を行 っ た 研 究 は見 当 た らな い た め 、介 入 の可 能性 を広 げ る た め に も今 後 検 討 し て い く こ とが 期 待 さ れ る 。 一 般 高 校 生 と不 登 校 生 徒 の社 会 的 ス キル お よ び ソ ー シ ャル サ ポ ー トの違 い 一 般 高 校 生 に比 べ 、 不 登 校 生 徒 は ア サ ー シ ョ ンス キ ル や ソ ー シ ャル サ ポ ー トが低 い傾 向 が 見 られ 、 これ は先 行 研 究 と も一 致 した 結 果 で あ っ た 。 特 に、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル や ソー シ ャル サ ポ ー トは学 校 肯 定 感 と も強 く関連 す る もの で あ る た め 、不 登 校 や ひ き こ も り とい っ た学 校 不 適 応 を呈 す る青 年 へ の支 援 と して 、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル や ソー シ ャル サ ポ ー トを高 め る介 入 は重 要 で あ る と言 え る 。 そ の他 に見 られ た違 い と して 、不 登 校 生 徒 は 一30一
一般 高校 生 に比 べ、攻 撃行 動 が 高 い傾 向 が見 ら れ た 。社 会 的 ス キ ル と ソー シ ャル サ ポ ー トの相 関 で は 、 一 般 高校 生 に お い て は攻 撃行 動 が低 い ほ ど知覚 され る ソー シ ャル サ ポ ー トが 高 い とい う結 果 が得 られ た の に対 し、不 登 校 生 徒 に お い て は攻 撃行 動 と ソー シ ャル サ ポ ー トに 関 連 は 見 られ な か っ た 。 また 、 向社 会 的行 動 とソ ー シ ャ ル サ ポ ー トとの 関 連 で は 、不 登 校 生 徒 に お い て は 向社 会 的行 動 が 高 い生 徒 ほ ど知 覚 され る ソー シ ャル サ ポ ー トも高 くな る とい う結 果 で あ っ た の に対 し、 一般 高校 生 で は そ の よ うな 関 連 は見 られ な か っ た 。 つ ま り、 ア サ ー シ ョ ン以外 の社 会 的 ス キ ル に 関 して は 、 どの ス キ ル が ソー シ ャ ル サ ポ ー トと関 連 す る か とい う こ とが 、 一般 高 校 生 と不 登 校 生 徒 で異 な っ て い た 。 この よ うな 違 い が 見 ら れ た こ と に は 、 渡 辺 ・蒲 田(1999) の研 究 で も指摘 され て い る よ うに 、 一般 高校 生 と不 登 校 生 徒 で ソー シ ャル サ ポ ー トの サ ポ ー ト 源 に 違 い が あ る こ とが 関係 して い る の か も しれ な い 。 渡 辺 ・蒲 田 に よれ ば 、 一般 高校 生 は 主 に 友 人 をサ ポ ー ト源 とす る の に対 し、不 登 校 生 徒 は 友 人 以外 の 親 や教 師 とい っ た 人 を サ ポ ー ト源 とす る こ とが わ か っ て い る。 サ ポ ー ト源 の 違 い に よ っ て 、 ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トを 得 る こ と に 有効 に働 く社 会 的 ス キ ル も異 な る可 能性 を 考 え る と、 一般 高校 生 が 友 人 か らの サ ポ ー トを得 る た め に有 効 な の は ア サ ー シ ョ ンス キ ル が 高 い こ と と攻 撃行 動 が低 い こ とで あ る と言 え る 。 ま た 、不 登 校 生 徒 が 親 や教 師 な どか らサ ポ ー ト得 る た め に有 効 な の は 、 ア サ ー シ ョ ンス キ ル が 高 い こ と と、 向社 会 的行 動 が 高 い こ とで あ る と言 え る。 サ ポ ー ト源 が この よ う に 異 な る こ と は、 一般 高校 生 と不 登 校 生 徒 の お か れ た環 境 の違 い か ら考 え る と当然 で あ り、不 登 校 生 徒 は学 校 へ 行 っ て い な い状 況 の 中 で 、 自分 に とっ て の最 も 有 効 な サ ポ ー ト源 は 友 人 以外 の周 りの大 人 とい う こ とに な る の で あ ろ う。 この結 果 か ら、注 意深 く読 み と らな け れ ば い け な い こ と は、 不 登 校 生 徒 に対 して 学 校 へ の 復 帰 を支 援 す る た め にSSTを 行 う場 合 、 不 登 校 生 徒 の み を対 象 に ア セ ス メ ン トを実 施 して 、 ソー シ ャル サ ポ ー トと関 連 す る 向社 会 的 ス キ ル を標 的 ス キ ル と して選 定 し トレー ニ ングす る こ とは 、必 ず し も高 校 へ 復 帰 した後 に必 要 と され る ス キ ル を トレー ニ ング して い る こ とに は な ら な い とい う点 で あ る 。 した が っ て 、有 効 で妥 当 な介 入 を行 うた め に は 、不 登 校 生 徒 をア セ ス メ ン トす る だ け で な く、 そ の結 果 が一 般 高 校 生 の 示 す もの と どの程 度 乖 離 して い る の か に つ い て も併 せ て検 討 して お く必 要 が あ る 。高 校 生 の不 登 校 に つ い て は研 究 の数 が少 な く、通 学 で きて い る生 徒 の 中 で学 校 肯 定 感 や学 校 回避 感 が高 い 者 と低 い者 の違 い は何 か 、学 校 回避 感 を抱 い て 通学 して い る生 徒 と不 登 校 に至 る生 徒 の違 い は 何 か 、 とい う視 点 に立 っ た実 態 把 握 も まだ十 分 に は で きて い な い 。今 後 、 この よ うな視 点 か ら の研 究 が進 め られ る必 要 が あ る 。 本 研 究 の結 果 か らア サ ー シ ョ ンス キ ル は一 般 高校 生 の不 登 校 予 防 に も、 また不 登 校 の状 態 に あ る生 徒 へ の学 校 復 帰 支 援 に も、有 効 な標 的 ス キ ル で あ る こ とが示 唆 され た 。 これ まで の研 究 に お い て も、主 張 性 は青 年 期 の友 人 関係 を良好 に す る 上 で 重 要 な役 割 を 果 た す もの で あ る こ とが示 され て きて い る(柴 橋,1998)。 しか し、 渡 部(2009,2010)は 、 主 張 性 を 「素 直 な表 現 」 「情 動 制 御 」 「他 者 配 慮 」 「主体 性 」 とい う4つ の視 点 か ら捉 え た場 合 、 この 中 で も特 に 「他 者 配 慮 」 は精 神 的 適 応 と、 「主 体 性 」 は 友 人 に対 す る 配 慮 行 動 や 対 人 ス トレス イ ベ ン トと 曲線 的 関係 に あ る こ と を明 らか に して い る 。す な わ ち 、 主張 性 の あ る特 定 の側 面 が極 端 に高 い も し くは低 い場 合 に は 、高 校 生 の精 神 的適 応 や友 人 関係 に マ イ ナ ス の影 響 を及 ぼ し得 る とい う こ と で あ る 。一 方 で 、 「素 直 な表 現 」 と 「情 動 制 御 」 は 、 得 点 が 高 い ほ ど適 応 が 良 好 で あ る こ と が 示 され て い る 。 した が っ て 、高 校 生 を対 象 に ア サ ー シ ョ ン トレー ニ ング を行 う場 合 に は 、適 度 な 「他 者 配 慮 」 や 「主 体 性 」 を 維 持 しな が ら、 感 情 を コ ン トロ ー ル して素 直 に 自分 の考 え や気 持 ち を表現 す る とい う、 か な り高 度 な主 張 性 を 教 え る必 要 が あ る と言 え る 。 そ の 際 に 、高 校 生 の仲 間 関係 の現 状 に沿 っ た妥 当 な介 入 が で きて い る か ど うか を 確 か め る 一 つ の 方 法 が 、 ソ ー シ ャル サ ポ ー トの変 化 で あ る か も しれ な い 。行
動 の 変化 に伴 っ て 、本 人 が 知覚 で きる程 度 に仲 間 との相 互作 用 の あ り方 に 変化 が生 じた か を確 か め る こ とで 、 そ の 時 の介 入 が本 当 に 有効 な も の で あ っ た か ど うか が確 か め られ る だ ろ う。 今 後 の課 題 本 研 究 は 、研 究対 象 とす る こ と が 困 難 で あ る 高校 生 年齢 の不 登 校 ・ひ き こ も り を呈 す る生 徒 を一 般 高 校 生 と比 較 す る とい う、 貴 重 な 結 果 を示 した も の で あ っ た が 、 研 究 対 象 者 の 数 は 一 般 高 校 生 が40名 、 不 登 校 生 徒 数 が31名 と非 常 に少 な か っ た た め 、 本 研 究 の結 果 が 一 般化 で きる もの で あ る と言 うた め に は さ らに対 象 者 数 を増 や して検 討 を重 ね る 必 要 が あ る 。 引 用 文 献 赤 塚 史 ・岩 元 澄 子(2009).不 登 校 高 校 生 の 不 安 と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トに 関 す る 研 究 久 留 米 大 学 心 理 学 研 究,8,53-60. 浅 川 潔 司 ・東 由 佳 ・古 川 雅 文(2001).青 年 期 の 社 会 的 ス キ ル と学 校 適 応 に 関 す る 心 理 学 的 研 究 兵 庫 教 育 大 学 研 究 紀 要 第1分 冊 学 校 教 育 ・幼 年 教 育 ・教 育 臨 床 ・障 害 児 教 育,21, 99-103. 浅 川 潔 司 ・森 井 洋 子 ・古 川 雅 文 ・上 地 安 昭 (2002).高 校 生 の 学 校 生 活 適 応 感 に 関 す る 研 究 一 高 校 生 活 適 応 感 尺 度 作 成 の 試 み 一 兵 庫 教 育 大 学 研 究 紀 要,22,3740. Baron,R.M.&Kenny,D.A.(1986).The moderator-mediatorvariabledistinction insocialpsychologicalresearch: Conceptual,strategic,andstatistical considerations.ノ と)z〃ηα♂oゾP27sωzαZπ〃 α7z(Z SocゴαZPs〃clzo♂09〃,51,1173-1182. 江 村 理 奈 ・岡 安 孝 弘(2003).中 学 校 に お け る 集 団 社 会 的 ス キ ル 教 育 の 実 践 的 研 究 教 育 心 理 学 研 究,51,339-350. 古 屋 健 ・佐 々 木 悠 ・ 音 山 若 穂 ・坂 田 成 輝 (2007).高 校 生 の 心 理 的 ス ト レ ス 過 程 に 関 す る 研 究:II心 理 社 会 的 ス ト レ ッ サ ー の 分 析 群 馬 大 学 教 育 学 部 紀 要 人 文 ・社 会 科 学 編, 56,279298. 久 田 満 ・千 田 茂 博 ・箕 口 雅 博(1989).学 生 用 ソ ー シ ャ ル ・サ ポ ー ト尺 度 作 成 の 試 み(1) 日 本 社 会 心 理 学 会 第30回 大 会 発 表 論 文 集, 143-144. 菊 島 勝 也(1997).不 登 校 傾 向 に お け る ス ト レ ッ サ ー と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トの 研 究 健 康 心 理 学 研 究,10,ll20, 菊 島 勝 也(1999).ス ト レ ッ サ ー と ソ ー シ ャ ル サ ポ ー トが 中 学 時 の 不 登 校 傾 向 に 及 ぼ す 影 響 性 格 心 理 学 研 究,7,6676. Ladd,G.W.,&Price,J.M.(1987).Predicting children'ssocialandschooladjustment followingthetransitionfrompreschool tokindergarten.Clzπ41)θzノ θZo1)ηzθ7z',58, 1168-1189. 牧 野 幸 志(2006).高 校 生 の ソ ー シ ャ ル サ ポ ー ト と精 神 的 健 康 に 関 す る 教 育 心 理 学 的 研 究 一 現 役 高 校 生 と現 役 大 学 生 と の 比 較 一 摂 南 大 学 経 営 情 報 研 究,14,1-11. 箕 口 雅 博 ・千 田 茂 博 ・久 田 満(1989).学 生 用 ソ ー シ ャ ル ・サ ポ ー ト尺 度 作 成 の 試 み(2) 日 本 社 会 心 理 学 会 第30回 大 会 発 表 論 文 集, 145-146. 文 部 科 学 省(2010).児 童 生 徒 の 問 題 行 動 等 生 徒 指 導 上 の 諸 問 題 に 関 す る 調 査 平 成21年 度 小 ・中 学 校 の 不 登 校 の 確 定 値 及 び 暴 力 行 為 、 い じ め 、 高 校 不 登 校 、 高 校 中 退 の 訂 正 値 4.高 等 学 校 の 不 登 校 の 状 況 【訂 正 値 】 文 部 科 学 省2010年12月22日 <http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List. do?lid-ooooolo69076>(2011年4月13 日) 岡 安 孝 弘 ・嶋 田 洋 徳 ・坂 野 雄 二(1993).中 学 生 に お け る ソ ー シ ャ ル ・サ ポ ー トの 学 校 ス ト レ ス 軽 減 効 果 教 育 心 理 学 研 究,41,302212. 大 久 保 智 生(2005).青 年 の 学 校 へ の 適 応 感 と そ の 規 定 要 因 一青 年 用 適 応 感 尺 度 の 作 成 と学 校 別 の 検 討 教 育 心 理 学 研 究,53,307-319. 大 対 香 奈 子 ・堀 田 美 佐 緒 ・竹 島 克 典 ・松 見 淳 子 ・Ladd,G.W.(2006).日 本 版 学 校 肯 定 感 質 問 紙(SLAQ)の 作 成 日 本 社 会 心 理 学 会 第47回 大 会 発 表 論 文 集,796797. 佐 藤 正 二 ・佐 藤 容 子 ・ 岡 安 孝 弘 ・ 高 山 巌 一32一
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