住宅に関する防犯上の指針【解説】
「住宅に関する防犯上の指針」【解説】
第1 通 則 1 目 的 この指針は、神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり推進条例(平成16年神奈川 県条例第65号。以下「条例」という)第14条の規定に基づき、住宅(共同住宅及び一 戸建て住宅(長屋を含む)をいう。以下同じ)について、犯罪の防止に配慮した構造 及び設備に関する事項、住宅の居住者の安全を確保するための管理に関する事項を示 すことにより、防犯性の高い住宅の普及を目的とする。 近年、「空き巣」など住宅に侵入して金品を窃取する、いわゆる「侵入盗」といわれる 犯罪が急増しています。 侵入盗は被害者に経済的損失を与えるだけなく、心理的な不安をも与えるとともに、こ の種の犯罪は時として強盗などの凶悪犯罪に移行するおそれがあるといわれています。 そこで、犯罪の防止に配慮した住宅の構造及び設備に関する事項や住宅の居住者の安全 を確保するための日常の管理に関する事項を具体的に示すことにより、防犯性の高い住宅 を普及していくため、指針を定めたものです。 ◇ 侵入の手口 ■ 錠破り ○ ドアの隙間にバールを差し込み施錠部を強引にこじ開けて侵入 ○ ドアノブをプライヤーレンチ等で強引にもぎ取り侵入 ■ 不正解錠 ○ ピッキング 錠前のシリンダー部分に特殊な工具を差し込み行う不正解錠 ○ サムターン回し 扉のすき間などから特殊な工具を用いて、内側のカギのつま み(サムターン)を回す不正解錠 ○ カム送り 特殊な工具を使用しドアと錠シリンダーのすき間から直接ケー ス内部のデットボルトを作動させる不正解錠(バイパス解錠) ■ ガラス破り ○ はき出し窓のガラスを破り、クレセントを外して侵入 ◇ 侵入場所 ■ 共同住宅 ○ 侵入階は1階や2階が多く、最上階やその直下階についても比較的多い(共用 階段などを利用する人が下階に比べ少ない) ○ 侵入場所は、1階では玄関及び窓、2階では玄関、最上階では窓からが多い ■ 戸建て住宅 ○ 侵入は1階の窓からのガラス破りが最も多い ○ 2階からの侵入では、塀や雨どい等を利用して周囲からの見通しの悪いバルコ ニーの窓からが多い住宅に関する防犯上の指針【解説】 ◇ 犯罪者の心理 ■ 侵入をあきらめる時間 ○ 侵入にかかる時間が5分を超えるとあきらめるケースが多い ■ 侵入をあきらめる理由 ○ 近所の人に声をかけられたりジロジロ見られるとあきらめるケースが多い 2 基本的な考え方 (1) この指針は、住宅の建築事業者、所有者、管理者等(以下「事業者等」という) に対し、防犯性の向上に係る企画又は計画について有効となり得る事項を示し、自 発的な取組を促すものであり、何らかの義務を負わせ、又は規制を課すものではな い。この趣旨は、条例におけるこの指針の関連条文についても共通である。 (2) この指針は、防犯上有効な手法等を一般的に示すものであり、その運用に当たっ ては、建築関係法令、建築計画上の制約等に配慮し、対応が困難と判断される項目 については除外する。 (3) この指針は、社会状況の変化、技術の進展等を踏まえ、必要に応じて見直すもの とする。 (1)この指針は、住宅に関して防犯性の向上に有効であると考えられる事項を示して、 建築事業者や所有者などに防犯に関する自発的な取組を促すものであり、義務を負わせた り規制を課すものではありません。 (2)この指針は、防犯上有効な手法等を一般的に示すものであり、運用に当たっては、 建築基準法や消防法等の建築関係法令に規定のある場合、予算やデザインなどの建築計画 上の制約がある場合など、指針による対応が困難であると判断される項目については必ず しも実施しなければならないというものではなく、それぞれの建築条件などに応じて、防 犯上有効に機能するよう適切に実施していただくものです。 (3)この指針の内容は、新手の侵入盗の手口や新たな建築材料の開発などの技術進展等 を踏まえて、必要に応じて見直すものとします。なお、現在、ドア、サッシ、ガラス、錠、 面格子等の建物部品について、「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」 が窃盗犯の侵入を5分以上防ぐ性能を有するものを、防犯性の高い製品として認定した「防 犯性能の高い建物部品目録」を示しており、この目録に登載の製品を使用することが有効 です。(目録登載製品にはCPマークがついています) ■CPマーク ◇「防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」 住宅などへの侵入による犯罪の防止を目的として、防犯性能の高いドア、サッシ、 シャッター、ガラス、錠前などのの建物部品の開発・普及を図るために設置された 国土交通省、警察庁、経済産業省の関係省庁と民間団体からなる組織。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 第2 犯罪の防止に配慮した住宅の構造及び設備に関する事項 犯罪の防止に配慮した住宅の構造及び設備に関する事項は、次のとおりとする。 1 共同住宅 (1) 敷地内の配置計画・動線計画 敷地内の住棟配置及び動線は、計画敷地の規模及び形状、周辺地域との係わり方、 計画建物の規模及び形状、管理体制等を踏まえて、周囲からの見通しの確保、領域 性の強化による居住者の帰属意識の向上、犯罪を企てる者の接近の抑制等防犯性の 向上に配慮した計画とする。 (1)共同住宅の企画・計画・設計の際は、計画敷地及び計画建物の規模や形状、周辺地 域との係わり方、管理体制などを踏まえて、特に次の点に配慮した配置計画及び動線計画 (建築・都市空間において、人や物が移動する軌跡・方向などを想定した計画)とします。 ① 敷地内の屋外各部や住棟内の共用部分等は、周囲からの見通しが確保されるよう に、住棟計画・各部位の設計を工夫する。 ② 柵や扉の設置のほか、仕上げ材や色づかいなど建築デザインや植栽等によって領 域性を強化することにより、共同住宅に対する居住者の帰属意識を向上させるよう 各部位の設計を工夫する。 ③ 犯罪を企てる者の動きを制限し、接近しにくいように住棟計画・各部位の設計を 工夫する。 共用部分はできるだけ周囲 からの見通しを確保します 植栽や舗装の仕上げ材等により、 領域性を強化します
住宅に関する防犯上の指針【解説】 (2) 共用部分 ア 共用出入口 (ア)周囲からの見通しが確保された位置に配置するか、又は防犯カメラの設置等 により見通しの確保に有効な措置を講じる。 (イ)共用玄関には玄関扉を設置する。また、玄関扉は、扉の内外を相互に見通せ る構造とするとともに、各住戸と通話可能なインターホン及びオートロックシ ステム(インターホンと連動する電気錠を備えた玄関扉による自動施錠システ ムをいう。以下同じ)を導入する。 (ウ)共用玄関にオートロックシステムが導入されている場合には、共用玄関以外 の共用出入口には、自動施錠機能付きの錠を備えた扉を設置する。 (エ)共用玄関にあっては、人の顔及び行動を明確に識別できる程度以上(平均水 平面照度(床面又は地面における平均照度をいう。以下同じ)がおおむね50ル クス以上)の照度を、その他の共用出入口にあっては、人の顔及び行動を識別 できる程度以上(平均水平面照度がおおむね20ルクス以上)の照度を確保する。 (ア)共用出入口は、道路または団地内 通路等、周囲からの見通しが確保された 位置に配置します。計画敷地の形状や計 画建物の構造等により、見通しが確保で きない場合には、防犯カメラを設置する 等の見通しを確保する有効な措置を講じ ます。 ■ 道路から見通せる共用出入口 (イ−1)共用玄関に夜間等における住棟 内への侵入を抑制するため玄関扉を設置し ます。玄関扉は、透明なガラス等を使用し、 扉の内外を相互に見通せることができる構 造とした扉とします。 (イ−2)共用玄関の外側と各住戸との間 で通話可能なインターホンと連動して共用 玄関扉の電気錠を解錠することが可能なオ ートロックシステムを導入することが有効 です。 ■ 透明なガラスを使用した共用玄関扉
住宅に関する防犯上の指針【解説】 (ウ)共用玄関にオートロックシステムを導入する場合には、その機能を生かすため、居 住者以外の者の侵入を抑制する区域を明確にし、共用玄関以外の共用出入口には、自動施 錠機能付きの錠(扉を閉めると自動的に施錠され、内部からは扉を開くことができるが、 外部からは解錠しないと開くことができない錠)を備えた扉を設置します。 (エ−1)共用玄関内側の照明設備は、床面においておおむね50ルクス以上(10m先 の人の顔及び行動を明確に...識別できる程度以上の照度)の明るさを確保します。また、共 用玄関外側の照明設備は、床面においておおむね20ルクス以上(10m先の人の顔及び 行動を識別できる程度以上の照度)の明るさを確保します。 (エ−2)共用玄関以外の共用出入口の照明設備は、床面(内側及び外側)においておお むね20ルクス以上の明るさを確保します。照度の確保にあたっては、当該出入口周辺に おいて、極端な明暗が生じないよう配慮します。 ◇ 照度計算の参考式 □ 屋内:E=(F×N×U×M)/A 【E:必要床面照度(Lx) F:光束(lm) N:本数 U:照明率 M:保守率 A:部屋面積(㎡)】 (社)照明学会「技術指針」による照度計算 □ 屋外:E=(F×U×M)/(W×S) 【E:必要床面照度(Lx) F:光束(lm) U:照明率 W:道路幅 S:器具の取付間隔(m)】 (社)日本防犯設備協会「防犯照明ガイドライン」による照度計算 イ 管理人室 共用玄関、共用メールコーナー(宅配ボックスを含む。以下同じ)及びエレベ ーターホールを見通せる構造とするか、又はこれらに近接した位置に配置する。 イ 管理人室を設置する場合は管理人室の窓等から、共用玄関、共用メールコーナー(宅 配ボックスを含む。)及びエレベータホールを見通せる配置及び構造とします。見通せる位 置に配置することが困難な場合は近接した位置に配置します。(共用玄関以外の共用出入口 についても見通せることが望ましい。) ウ 共用メールコーナー (ア)周囲からの見通しが確保された位置に配置するか、又は防犯カメラの設置等 により見通しの確保に有効な措置を講じる。 (イ)人の顔及び行動を明確に識別できる程度以上(平均水平面照度がおおむね50 ルクス以上)の照度を確保する。 (ウ)郵便受箱は、施錠可能なものとする。また、オートロックシステムを導入す る場合には、壁貫通型(投入口を玄関扉の外側に設け、受取口を内側にも設け た構造のもの)とする。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 (ア)共用メールコーナーは、共用出入口、エレベーターホール又は管理人室等、周囲か らの見通しが確保された位置に配置します。計画建物の構造等により、見通しが確保でき ない場合には、防犯カメラを設置する等の見通しを確保する有効な措置を講じます。 (イ)共用メールコーナーの照明設備は、床面においておおむね50ルクス以上の明るさ を確保します。 (ウ−1)郵便受箱は、郵便物の盗難等を防止するため、施錠装置を装備したもの、また は居住者等が錠を取り付けることが可能な構造のもとします。 (ウ−2)オートロックシステムを導入する場合には、居住者以外の者の侵入を制御する 区域に入ることなく郵便物を投入できるように、郵便受箱は壁貫通型(投入口を玄関扉の 外側に設け、受取口を内側にも設けた構造のもの)とします。 エ エレベーターホール (ア)周囲からの見通しが確保された位置に配置するか、又は防犯カメラの設置等 により見通しの確保に有効な措置を講じる。 (イ)共用玄関の存する階のエレベーターホールの照度は、人の顔及び行動を明確 に識別できる程度以上(平均水平面照度がおおむね50ルクス以上)の照度を、 その他の階に存するエレベーターホールの照度は、人の顔及び行動を識別でき る程度以上(平均水平面照度がおおむね20ルクス以上)の照度を確保する。 (ア)共用玄関の存する階のエレベーターホールは、共用玄関または管理人室等、周囲か らの見通しが確保された位置に配置します。また、その他の階のエレベーターホールにつ いては、共用廊下・共用階段等からの見通しが確保された位置に配置します。計画建物の 構造等により、見通しが確保できない場合には、防犯カメラを設置する等の見通しを確保 する有効な措置を講じます。 (イ)共用玄関の存する階のエレベーターホールの照明設備は、その床面においておおむ ね50ルクス以上の明るさを確保します。その他の階のエレベーターホールの照明設備は、 その床面においておおむね20ルクス以上の明るさを確保します。 オ エレベーター (ア)かご及び昇降路の出入口の扉に外部からかご内を見通せる窓を設置する。 (イ)かご内に防犯カメラを設置する。 (ウ)非常の場合において、押しボタン等によりかご内から外部に連絡し、又は吹 鳴することができる装置を設置する。 (エ)かご内は、人の顔及び行動を明確に識別できる程度以上(平均水平面照度が おおむね50ルクス以上)の照度を確保する。 (オ)タイマー機能を備えた各階強制停止装置(かごを目的階に至るまで各階に停 止させ、自動で扉の開閉を行なう装置)を設置する。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 ■ かごの内部が見通せるEVの扉 (ア)エレベーターのかご及び昇降路の出入口の扉に は、ガラス等の透明な材料を使用し、外部からかご内を 見通せる大きさの窓を設置することにより、エレベータ ーホールからの見通しを確保します。(設置するガラス 窓の大きさは、下端から110㎝上がった位置から上方 へ70㎝、幅20㎝を最小の大きさとします。詳細につ いては(社)日本エレベーター協会の「共同住宅用エレ ベーターの防犯対策標準」をご覧ください。) (イ)エレベーターのかご内に防犯カメラを設置し見通 しを確保します。(防犯カメラに記録装置を設ける場合 には、破壊、盗難等に留意し、かごの上または管理人室 等に設置します。) ■ エレベーターのかご内に設置された非常ボタン (ウ)エレベーターのかご内の照明設備は、床面においておおむね50ルクス以上の明る (ウ)エレベーターには、非常ボタンを押すとエレベーター内の 防犯ベル(ブザー)が鳴り、管理人室や各階のエレベーターホー ル等に異常を知らせる装置、またはインターホン等により管理人 室や各階のエレベーターホール等に連絡できる装置を設置しま す。 さを確保します。 (エ)夜間、早朝等において、かごを目的階に至るまで各階に停止させ、自動で扉の開閉 を行う各階強制停止装置(タイマー機能を備えたもの)を設置します。 カ 廊下及び階段 (ア) 周囲からの見通しが確保された位置に配置する。 (イ)人の顔及び行動を識別できる程度以上(平均水平面照度がおおむね20ルクス 以上)の照度を確保する。 (ウ)屋外に設置される階段については、外部からの見通しが確保され、かつ、住 戸窓若しくはバルコニーへの侵入防止に配慮した位置にあるか、又は必要な箇 所に面格子、フェンス等の侵入防止用の設備を設置する。 (エ)屋内に設置される階段については、各階において階段室が廊下等に常時開放 された構造とする。 (オ)建築計画上もっぱら避難のみに使用する屋外階段の地上へ通じる出入口扉に は、自動施錠機能付きの錠(扉を閉めると自動的に施錠され、内部からは扉を 開くことができるが、外部からは解錠しないと開くことができない錠)を設置 する。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 (ア)共用廊下、共用階段は、エレベーターホール等からの見通しが確保された位置に配 置します。 (イ)共用廊下、共用階段等の照明設備は、その床面においておおむね20ルクス以上の 明るさを確保します。 (ウ)屋外階段は道路等周囲からの見通しが確保さ れるとともに、住戸のバルコニー等に侵入できない 位置に配置します。やむを得ずバルコニー等に近接 する場合は、面格子やフェンスを設置する等バルコ ニーへの侵入防止に有効な措置を講じます。(なお、 共用廊下等についても、各住戸のバルコニー等に侵 入されるおそれのある場合には、避難経路として支 障のない範囲において面格子やフェンス等侵入防止 に有効な措置を講じます。) (エ)屋内に設置される階段については、各階にお いて階段室が廊下等に常時開放され階段室内部の見 通しが確保された構造とします。 パンチングメタル バルコニーまで距離があり屋外階 段からの侵入は困難 ■ 道路から見通しが確保された屋外階段 手すりはパンチングメタル(ステンレス、アルミ等の打ち抜き金網)にが使用され、階段内部に犯罪 企図者が隠れることを防止します (オ)建築計画上、日常の生活において利用されず、もっぱら避難のみに使用する屋外階 段の地上へ通じる出入口扉には、外部から自由に侵入することができないよう、自動施錠 機能付きの錠(扉を閉めると自動的に施錠され、内部からは扉を開くことができるが、外 部からは解錠しないと開くことができない錠)を設置します。 キ 屋上 (ア)屋上へ通じる出入口には、扉及び施錠設備を設置する。 (イ)共用廊下等から屋上への侵入を防止するためにフェンス等を設置する。 (ア)屋上へ通じる共用階段等の出入口等には、施錠可能な扉を設置し、部外者が自由に 屋上に出入りできないようにします。 (イ)共用廊下等から屋上への侵入が可能な場所がある場合は、フェンスを設置する等侵 入防止に有効な措置を講じます。また、屋上を経路として各住戸のバルコニーに侵入され るおそれのある場合には、避難経路として支障のない範囲においてフェンス等侵入防止に 有効な措置を講じます。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 ク 駐車場 (ア)周囲からの見通しが確保された配置及び構造とするか、又は防犯カメラの設 置等により見通しの確保に有効な措置を講じる。 (イ)人の行動を視認できる程度以上平均水平面照度がおおむね3ルクス以上の照 度を確保する。 (ア)駐車場は、居室の窓や道路等、周囲からの見通しが確保された配置及び構造としま す。地下駐車場等構造上見通しの確保が困難な場合には、防犯カメラを設置するな ど見通しの確保に有効な措置を講じます。 (イ)駐車場の照明は、地面または床面においておおむね3ルクス以上(4m先の人の行 動(挙動、姿勢等)を視認できる程度以上の照度)の明るさを確保します。 ケ 自転車置場及びオートバイ置場 (ア)周囲からの見通しが確保された配置及び構造とするか、又は防犯カメラの設 置等により見通しの確保に有効な措置を講じる。 (イ)チェーン用バーラック、サイクルラックの設置等盗難の防止に有効な措置を 講じる。 (ウ)人の行動を視認できる程度以上平均水平面照度がおおむね3ルクス以上の照 度を確保する。 (ア)自転車置場・オートバイ置場は、居室の窓や道路等、周囲からの見通しが確保され た配置及び構造とします。地下等構造上見通しの確保が困難な場合には、防犯カメラを設 置するなど見通しの確保に有効な措置を講じます。 ■ 盗難防止のバーラック コ 通路 (ア)周囲からの見通しが確保された位置に配置する。 (イ)人の行動を視認できる程度以上平均水平面照度がおおむね3ルクス以上の照 度を確保する。 (イ)自転車置場・オートバイ置場には盗難防止措置として、 チェーンを取り付けることが可能なバーラック、サイクルラッ ク等を設置します。 (ウ)自転車置場・オートバイ置場の照明は、地面または床面 においておおむね3ルクス以上の明るさを確保します。 (ア)通路は、住戸の窓や道路等、周囲からの見通しが確保された位置に配置します。 (イ)通路の照明は、地面においておおむね3ルクス以上の明るさを確保します。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 サ 児童遊園、広場又は緑地等 (ア)周囲からの見通しが確保された位置に配置する。 (イ)人が立ち入る領域内においては、人の行動を視認できる程度以上(平均水平 面照度がおおむね3ルクス以上)の照度を確保する。 (ア)児童遊園、広場又は緑地等は、住戸の窓や道路等、周囲からの見通しが確保された 位置に配置します。 (イ)児童遊園、広場又は緑地等の通常人が立ち入る領域の照明は、地面においておおむ ね3ルクス以上の明るさを確保します。 シ その他 (ア)ゴミ置場は、周囲からの見通しが確保された位置に配置するとともに、照明 設備を設置する。 (イ) 空調室外機、配管、雨どい、外壁等は、侵入の足掛かりにならないよう配慮 する。 (ウ)物置、塀、さく等は、周囲からの見通しを妨げるものとならないよう配慮す るとともに、侵入の足掛かりにならないように適切な場所へ配置する。 (エ)植栽は、周囲からの見通しを妨げず、かつ、侵入の足掛かりにならないよう に樹種の選定及び植栽の位置に配慮する。 (オ)防犯カメラを設置する場合には、有効な監視体制のあり方(管理人等による 監視体制、警備会社等と連結した監視システムの導入等)を併せて検討すると ともに、記録装置を設置する。また、防犯カメラを設置する部分の照明設備は、 当該防犯カメラが有効に機能するため必要となる照度を確保する。 (ア)ゴミ置場は、住戸の窓や道路等、周囲からの見通しが確保された位置に配置すると ともに、照明設備を設置します。また、ゴミ置き場には、施錠可能な扉を設置します。 ■ 物置等は侵入の足掛かりになる (イ)エアコンの室外機、外壁に這う配管、雨どい及び凹凸 ある外壁等は、侵入の足掛かりにならないよう適切に設置し ます。 (ウ)物置、駐輪場の上屋、受水槽、塀、さく等は、犯罪企 図者が身を隠す場所とならないよう周囲からの見通しを確保 した構造とするとともに、侵入の足掛かりにならないよう適 切に配置します。 (エ)植栽は、繁りすぎにより周囲からの見通しを妨げたり、枝振りの状況により侵入の 足掛かりとなることがないよう、樹種の選定及び植樹の位置に配慮します。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 (オ−1)防犯カメラを設置する場合には、設備のみを設置するのか、管理人等による監 視体制を併せて行うのかなど有効な監視体制のあり方を併せて検討するとともに記録装置 を設置します。(記録装置は破壊、盗難等に対処するため、適切な位置に設置する) (オ−2)防犯カメラを設置し撮影する箇所の照明設備は、防犯カメラが有効に機能する ため必要となる明るさを確保します。 (3) 専用部分 ア 住戸の玄関 (ア)周囲からの見通しが確保された位置に配置する。 (イ)玄関扉の材質は、スチール製等破壊が困難なものとし、こじ開け防止に有効 な措置を講じる。 (ウ)玄関扉の錠は、破壊が困難であり、かつ、ピッキング等による開錠が困難な 構造とし、又は、サムターン回し、カム送り等による開錠を困難にする措置を 講じるとともに、補助錠を設置する。 (エ)玄関扉には、外部の様子を見通すことのできるドアスコープ等を設置したも のとするとともに、錠の機能を補完するドアチェーン等を設置する。 (ア)住戸の玄関は、共用廊下、共用階段からの見通しが確保された位置に配置します。 アルコーブ等建築計画上の制約がある場合には、アルコーブ部分(廊下などの壁面の一部 を後退させてつくったくぼみの空間)に門扉を設置する等、侵入防止に有効な措置を講じ ます。 (ウ−1)錠は、面付箱錠、掘込箱錠等の錠破りによる 破壊行為が困難な構造のものを使用します。 ■ 面付箱状 箱錠はケース(錠箱)内に錠の機構が入ったもので、扉の室 内側の表面に取り付ける面付型と扉の内部に埋め込む彫り込 み型がある。 (イ−1)玄関扉や扉枠の材質は、バール等でこじ開けられた り、体当たりしても耐えられるように、スチール製等の破壊が 困難なものとします。 (イ−2)錠前部のこじ開け防止のために、扉の端部が保護カ バー(定規縁等)となっているものなど、扉と枠の隙間からデ ッドボルト(かんぬき)が見えない構造のものを使用します。 デッドボルト(かんぬき)が見える場合は、ガードプレート等 を設置します。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 (ウ−2)錠は、ピッキング(特殊な器具を使用した不正解錠)が困難な構造のシリンダ ーを有するものを使用します。 ■ サムターンカバー (ウ−3)サムターンカバー(外部からサムターンに直接接触で きないようにする防護カバー)を扉に取り付ける等、サムターン 回しによる不正解錠を防ぐ措置を講じます。 (ウ−4)リング状スペーサー等で錠シリンダーとドアの隙 間を塞ぎ、カム送りによる不正解錠を防ぐ措置を講じます。 (ウ−5)主錠の他に補助錠を設置します。 (エ−1)玄関扉には、外部の様子を見通すことのできるドアスコープ(防犯用広角レン ズ)、小窓(合わせガラス等破壊が困難なガラスを使用します)等を設置します。(インタ ーホン等にテレビカメラが設置されているもので代用することができます。) (エ−2)扉に郵便受け、新聞受けを設ける場合は、受け口は手の差し込めない大きさと し、錠(サムターン)まで手や針金などが届かないように配慮します。 (エ−3)破壊が困難なドアチェーン、ドアガード等を設置します。 イ インターホン (ア)住戸玄関の外側との間の通話機能を有するインターホン等を設置する。 (イ)管理人室が置かれている場合には、管理人室との間の通話機能を有するもの とする。また、オートロックシステムが導入されている場合には、共用玄関扉 の電気錠と連動し、共用玄関の外側との間の通話機能を有するものとする。 (ア)住戸内と玄関外側との間で通話が可能な機能を有するインター ホンまたはドアホンを設置します。(インターホン等はテレビカメラ付 きとし外部の様子を見通せることが望ましい。) ■ カメラ付きインターホン スピーカーで外部の音を聞くこともできます (イ−1)管理人室が置かれている場合には、各住戸と管理人室との間の通話ができるよ うにします。 (イ−2)オートロックシステムが導入されている場合には、住戸内と共用玄関の外側と の間の通話が可能な機能及び共用玄関扉の電気錠と住戸内から解錠できる機能を有するイ ンターホンを設置します。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 ウ 住戸の窓 (ア)共用廊下に面する住戸の窓(侵入されるおそれのない小窓を除く。以下同じ) 及び接地階に存する住戸の窓のうちバルコニー等に面するもの以外のものには、 避難等に支障のない範囲で面格子の設置等侵入防止に有効な措置を講じる。 (イ)バルコニー等に面する住戸の窓のうち侵入が想定される階に存するものには、 錠付クレセント、補助錠の設置等侵入防止に有効な措置を講じる。 (ウ)侵入が想定される階に存する窓ガラスの材質は、避難等に支障のない範囲で 破壊が困難なもの(合わせガラス等)であるか、又は防犯フィルム(ウィンド ウフィルム)を施すなど侵入防止に有効な措置を講じる。 (ア−1)共用廊下に面する住戸の窓、バルコニー等に面 した掃き出し窓以外の腰高窓等(小窓等侵入のおそれのな いものを除きます)には面格子を設置します。面格子の設 置が困難な場合は、錠付きクレセントまたは補助錠を設置 します。(補助錠を設置する場合にはクレセントから離れた 位置に設置します) ■ サッシの補助錠 (ア−2)面格子は、緊急時の避難に支障のない範囲で、破壊及び取り外しが困難な材質・ 構造のものとします。取り付け方法は、サッシ一体型のものが望ましいですが、ビス止め による外付けの場合は、長めのビスを用いて取り付けるとともに、ネジ山をつぶしておき ます。 (イ)バルコニー等に面する住戸の窓のうち、接地階、その直上階にある窓及び塀、縦ど い、共用階段、共用廊下、屋上等から伝い渡りできる階にある窓には、錠付きクレセント または、補助錠を設置します。(補助錠を設置する場合にはクレセントから離れた位置に設 置します) (ウ)接地階及びその直上階にある窓及び塀、縦どい、共用階段、共用廊下、屋上等から 伝い渡りできる階にある窓のガラスの材質は、避難及び消防活動に支障のない範囲で、合 わせガラス等の破壊が困難なものとするか、防犯フィルムをガラス全面に貼付します。(面 格子が設置されたものを除きます) ◇ 網入りガラスと強化ガラス 網入りガラスは火災時の延焼を防止する効果はありますが、ガラスを破りクレセントをはずし て侵入する手口に対しての防犯性は高くありません。また、強化ガラスについても通常のフロー トガラスに比べ3倍程度の耐風圧強度をもっていますが、道具によっては簡単に破れるため、同 じく防犯性は高くありません。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 エ バルコニー (ア)縦どい、手すり等を利用した侵入防止に有効な構造とする。 (イ)手すりは、プライバシーの確保、転落防止及び構造上支障のない範囲において、 周囲からの見通しを確保する。 (ア−1)バルコニーへの侵入を抑止するため、縦どいはバルコニーの内側など伝い上が り困難な位置に取り付けます。 (ア−2)屋外階段等を設ける場合で、その手すりがバルコニーに近接する場合には、格 子の設置等バルコニーへの侵入防止に有効な措置を講じます。 ■手すり子タイプバルコニー 2 一戸建て住宅 (1) 住宅の玄関 ア 周囲からの見通しが確保された位置に配置する。 イ 玄関扉の材質は、スチール製等破壊が困難なものとし、こじ開け防止に有効な 措置を講じる。 ウ 玄関扉の錠は、破壊が困難であり、かつ、ピッキング等による開錠が困難な構 造とし、又は、ピッキング、サムターン回し等による開錠を困難にする措置(サ ムターンカバーの装着等)を講じるとともに、補助錠を設置する。 エ 玄関扉には、外部の様子を見通すことのできるドアスコープ等を設置したもの とするとともに、錠の機能を補完するドアチェーン等を設置する。 (イ)手すりは、プライバシーの確保、転落防止及び構造上支障 のない範囲において、手すり子タイプ等見通しを確保した構造と します。プライバシーの確保、構造上等の制約により手すり子タ イプとできない場合は、スリットや開口部を設ける等見通しの確 保に努めます。 ア 住宅の玄関は、道路など周囲からの見通しが確保された位置に配置するようにします。 イ−1 玄関扉や扉枠の材質は、バール等でこじ開けられたり、体当たりしても耐えられ るように、スチール製等の破壊が困難なものとします。 イ−2 錠前部のこじ開け防止のために、扉の端部が保護カバー(定規縁等)となってい るものなど、扉と枠の隙間からデッドボルト(かんぬき)が見えない構造のものを使用し ます。デッドボルト(かんぬき)が見える場合は、ガードプレート等を設置します。 ウ−1 錠は、面付箱錠、掘込箱錠等の錠破りによる破壊行為が困難な構造のものを使用 します。 ウ−2 錠は、ピッキング(特殊な器具を使用した不正解錠)が困難な構造のシリンダー を有するものを使用します。 ウ−3 サムターンカバー(外部からサムターンに直接接触できないようにする防護カバ
住宅に関する防犯上の指針【解説】 ー)を扉に取り付ける等、サムターン回しによる不正解錠を防ぐ措置を講じます。 ウ−4 リング状スペーサー(錠シリンダーとドアの隙間を塞ぐ器具)等で錠シリンダー とドアの隙間を塞ぎ、カム送りによる不正解錠を防ぐ措置を講じます。 ウ−5 主錠の他に補助錠を設置します。 エ−1 玄関扉には、外部の様子を見通すことのできるドアスコープ(防犯用広角レンズ)、 小窓(合わせガラス等破壊が困難なガラスを使用する)等を設置します。(インターホン等 にテレビカメラが設置されているもので代用することができます。) エ−2 扉に郵便受け、新聞受けを設ける場合は、受け口は手の差し込めない大きさとし、 錠(サムターン)まで手や針金などが届かないように配慮します。 エ−3 破壊が困難なドアチェーン、ドアガード等を設置します。 (2) インターホン 玄関の外側との間の通話機能を有するインターホン等を設置する。 (2)住宅内と玄関外側との間で通話が可能な機能を有するインターホンまたはドアホン を設置する。(インターホン等はテレビカメラ付きとし外部の様子を見通せることが望まし い。) (3) 窓 ア 窓のうちバルコニー、庭等に面するもの以外のものには、面格子の設置等侵入 防止に有効な措置を講じる。 イ バルコニー、庭等に面する窓には、錠付クレセント、補助錠の設置等侵入防止 に有効な措置を講じる。 ウ 窓ガラスの材質は、避難等に支障のない範囲で破壊が困難なもの(合わせガラ ス等)であるか、又は防犯フィルム(ウィンドウフィルム)を施すなど侵入防止 に有効な措置を講じる。 ■ クロス型面格子 ア−1 掃き出し窓以外の腰高窓等で接地階にあるもの及び屋根、塀等を 足掛かり侵入のおそれのあるものには面格子を設置します。面格子の設置 が困難な場合は、錠付きクレセントまたは、補助錠を設置します。(補助 錠を設置する場合にはクレセントから離れた位置に設置する。) ア−2 面格子は、緊急時の避難に支障のない範囲で、破壊及 び取り外しが困難な材質・構造のものとします。取り付け方法 は、サッシ一体型が望ましいが、ビス止めによる外付けの場合 は、長めのビスを用いて取り付けるとともに、ネジ山をつぶし ておく。また、面格子が上階への足掛かりにならないよう設置 位置に留意します。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 イ バルコニー、庭等に面する窓のうち、接地階やその直上階あるもの及び屋根等から伝 い渡りできる位置にあるものには、錠付きクレセントまたは、補助錠を設置します。(補助 錠を設置する場合にはクレセントから離れた位置に設ける。) ウ 接地階やその直上階ある窓及び屋根等から伝い渡りできる位置にある窓の、ガラスの 材質は、避難及び消防活動に支障のない範囲で、合わせガラス等の破壊が困難なものとす るか、防犯フィルム(ウィンドフィルム)をガラス全面に貼付します。(面格子が設置され たものを除く。) (4) バルコニー ア 縦どい、手すり等を利用した侵入防止に有効な構造とする。 イ 手すりは、プライバシーの確保、転落防止及び構造上支障のない範囲において、 周囲からの見通しを確保する。 ア−1 バルコニーへの侵入を抑止するため、縦どいはバルコニーの内側など伝い上がり 困難な位置に取り付けます。 ア−2 屋外階段等を設ける場合で、その手すりがバルコニーに近接する場合には、格子 の設置等バルコニーへの侵入防止に有効な措置を講じます。 ■ 開口部が設けられたバルコニー (5) その他 ア 空調室外機、配管、雨どい、外壁等は、侵入の足掛かりにならないよう配慮す る。 イ 物置、塀、さく等は、周囲からの見通しを妨げるものとならないよう配慮する とともに、侵入の足掛かりにならないように適切な場所へ配置する。 ウ 植栽は、周囲からの見通しを妨げず、かつ、侵入の足掛かりにならないように 樹種の選定及び植栽の位置に配慮する。 エ 人の動きを検知して点灯するセンサーライト等照明設備を設置する。 イ 手すりは、プライバシーの確保、転落防止及び構造上支障の ない範囲において、手すり子タイプ等見通しを確保した構造とし ます。プライバシーの確保、構造上等の制約により手すり子タイ プとできない場合は、スリットや開口部を設ける等見通しを確保 します。 ア エアコンの室外機、外壁に這う配管、雨どい及び凹凸ある外壁等は、侵入の足掛かり にならないよう適切に設置します。 イ 物置、駐車スペースの上屋、塀、さく等は、犯罪企図者が身を隠す場所とならないよ う周囲からの見通しを確保した構造とするとともに、侵入の足掛かりにならないよう適切 に配置します。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 ウ 植栽は、繁りすぎにより周囲からの見通しを妨げたり、枝振りの状況により侵入の足 掛かりとなることがないよう、樹種の選定及び植樹の位置に配慮します。 エ 玄関周り、庭等には、人の動きを検知して点灯するセンサーライト等照明設備を設置 することが有効です。 第3 住宅の居住者の安全を確保するための管理に関する事項 住宅の居住者の安全を確保するための管理に関する事項は、次のとおりとする。 1 設置物、設備等の維持管理 (1)防犯設備の保守点検 オートロックシステム、インターホン、防犯カメラ(録画装置等を含む)、防犯 灯等の防犯設備について、適正に作動しているかを定期的に点検する。 (2)死角となる物の除去 共用廊下、共用玄関等に物置、ロッカー等が置かれていることにより、死角とな る箇所が発生している場合には、これらの物を除去し見通しを確保する。 (3)植栽のせん定等 植栽は、繁りすぎにより死角となる箇所の発生を防止するため、定期的にせん定 又は伐採を行う。 (4)敷地内の整理整頓 脚立等侵入の足掛かりとなるものや火災の原因となる段ボール紙等燃えやすいも のを敷地内に放置しない。 (5)エレベーターの運転 エレベーターは、居住者の利用上支障のない範囲で、夜間及び早朝は各階に停止 する運転とする。 (1)オートロックシステム、インターホン、防犯カメラ(録画装置等を含む)、防犯灯 等の防犯設備については、適正に作動しているかを定期的に点検し、整備が必要な場合は 早急に実施します。 (2)共用廊下、共用玄関等に物置、ロッカー等が置かれていることにより、犯罪企図者 が身を隠すことができる箇所がある場合には、これらの物を除去し見通しを確保します。 (3)植栽は、繁りすぎにより死角となる箇所の発生を防止するため、定期的にせん定又 は伐採を行い見通しを確保します。 (4)脚立やバケツなど侵入の足掛かりとなるものや、火災の原因となる雑誌、段ボール 紙等燃えやすいものを敷地内に放置しないようにします。なお、脚立等を敷地内で保管す る場合は、外壁等に結束し、容易に動かし利用することができないようにします。 (5)エレベーターは、居住者の利用上支障のない範囲で、夜間や早朝においては、目的 階へ至るまで各階に停止する運転とするよう努めます。
住宅に関する防犯上の指針【解説】 2 管理組合等による自主防犯体制の確立等 (1)管理組合等を中心とした自主防犯活動の推進 共同住宅の管理組合等を中心とした自主防犯活動を推進する。 (2)管轄警察署との連携 管轄警察署との連携に努め、犯罪発生状況等の情報を有効に活用する。 (1)管理組合等を中心とした自主防犯活動の推進 共同住宅の管理組合や自治会等を中心に自主防犯活動を推進します。 (2)管轄警察署との連携 管轄警察署との連携に努め、犯罪発生状況等の情報を有効に活用し、防犯対策を 推進します。 第4 その他留意すべき事項 防犯カメラを設置する場合は、個人のプライバシーの保護等に配慮し、防犯カメラ の設置及び利用並びに画像の取扱いに関し、適切な措置を講じる。 第4 防犯カメラについては、厳重に監視していることをアピールし、心理的に犯罪を抑 制する効果という点で有効ですが、記録された画像データが目的外に使用されることによ り、写される側の肖像権、プライバシー権等を不当に侵害するとの問題も指摘されている ことから、設置者及び管理者は、画像データの取扱い等に関し適切な運用がなされるよう 留意する必要があります。