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コミュニティデザインとしての「こどものためのデザイン」の試み(<特集>子どものためのデザイン01)

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(1)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanese  Sooiet 二y for  the  Soienoe  of  Design

コ

ミ

ュ

ニ

テ

ィ

デ

ザ

イ

ン

と

し

て の

「

こ

ど

も

の

た め

の

デ ザ イ

ン

」

の

試

み

The

 

Trial

 

of

“

The

 

Design

 

for

 

Child

 

ren

”

as

 

a

 

Community

 

Design

工

藤 芳 彰      

KUDO

・

Yoshiaki

拓 殖 大 学

       Takushoku

 

University

1,

は

じ

め に

 

元

来

、

生

活

は地

域

に

根

差す も の で あ り

、

そ の文 化 継 承は自 然 の こ と であ る。 しか し

、

現 代 に おいては

、

生 活 の 多 様 化 と 少 子

高

齢 化よ る伝 統 的な地 域コミュ ニ ティ の弱 体 化によっ て

、

文 化

継

承の

基 盤

と次 世 代

育

成の仕 組 み が 失 わ れつ つ あ る

。

今 後の地 域づく り の た め に は

、

デ ザ インの視 点か らの多 角 的 な 支 援 が 必 要で ある。 も ち ろ ん

、

文 化 文

物

は不 変では ない

。

よっ て

、

デザ イン支援に おい て は

、

そ の表 層にこだわらず

、

本 質 す な わ ち 地

域 社 会

に お け る 役

割

や 価 値 を 理 解 し

、

継 承の仕 組みを 考 える こ とが 重 要であ る

。

  以 上の視 点 か ら

、

デザ イン史 を 専 門 と する筆 者は

、

多く の先 学 と 同 じ く

、

学 生 と と も に 地 域の文

化 継承

と文

物 活

用の た め の 提 案 に 取 り組 んでい る

。

具 体 的に は

、

子ども の地 域

学

習お よ び 地 域コミュ ニ ケ

ー

ショ ンを 支 援 するプログラ ムやツ

ー

ル

、

コ ン テ ン ツな どで ある

。

本 特 集 号の視 点 を 踏ま え れば

、

コ ミュ ニ ティデザ インと して の 「こど ものため の デザイ ン 」 と い う こ と に な る だ ろ う

。

本 稿はい くつ かの事 例 を

紹

介 する

。

そ の

多

く は 八 王 子 市 内の小 学 校 や 保 育 園で実 地の調 査 や 検証 に 取 り組んだ もの であ る

。

関 係 者の皆 さ ま に あらた めて

御 礼 申

し上 げる。

2 .

調

べ

学 習

ツ

ー

ル 『

ボ ク タ ゴ

ン 』

 

地 域 学 習 は

、

地 域の自然 や 人 々

、

文 化 文 物

(

地 域

資

源

)

を 知 ること か ら は じ ま る

。

そ して

、

学 び は 能 動 的 な ほ ど よい

。

しか し

、

生 活 経 験 や 地 域との つ な が りが

希 薄

な 子 ど も た ちに とっ て

、

調べ 学 習の対

象

を 設 定 す ること 自 体 が 難 しい

。

その

一

方 で

、

教 師の誘 導 が 過 ぎ る と

、

児 童の 学 習 態 度 が 受 動 的 に な り が ちであ る

。

そこ で

、

児 童の学

習

能 力の個 人 差 に よ らない

、

調べ 学 習の テ

ー

マ設 定 を サ ポ

ー

トする ツ

ー

ルを 提 案した

。

 ツ

ー

ルのユ

ー

ザ

ー

は

、

地 域 学 習 が 深 ま り

、

テ

ー

マ選 択の必 要 性 が 高 まる小 学

4

年

生 と し た。

学 習 内容

は

、

新 規

の

学 習

コ ン テ ン ツ に対 応できるよう

、

既存の授 業 内 容に含ま れ て い な い 「八 王 子の山 車 まつ りの理 解」 と 設 定した

。

 

デザイ ン にあたり

、

児

童の

受

動

性

を

損

な わず

、

調べ

学

習の ス テップを

進

め る た め の ア イ デ ア と し て

、

御 神籤

に代

表

さ れ る

占

い 「

朴 (

ボク

〉

」 の シ ス テ ム

(

道具と行 為の関 係 )を導 入 すること に し た

。

古来

、

占

いは 知

(

経 験 知 と学 問 知

〉

が カバ

ー

でき ない問 題に対して

、

ある種の指 針 を 得 るために使 用 さ れてき た

。

す な わ ち

、

人 間の

態 度

を

受

動から能 動へ切 り替 える役 割 を担っ てき た

。

 

制 作し た調べ 学 習ツ

ー

ル 『ボクタゴン 』 (図

1

)は

、

八 角 柱 型 の サ イコロ

(

長さ

192mm

×厚さ

36mm

)と

、

地 域 情 報のメ ディ ア となる カ

ー

ド デッ キ

(

縦

110mm

×

横

70mm

・

12

枚

)

から な る

。

  名

称は占いの

一

分 野であ る 「ト (ボク) 」 と サ イコ ロ のか た ち

(

オク

タ

ゴン

〉

か ら

考案

し た

。

児

童

た ち が 楽 し くサ イコロを 振 る こ とで

、

カ

ー

ドを手 引き に学 習 す ることを 能 動 的 に 捉 え させる

。

 サイ:コ ロ の素 材 は市の木であるイ チョウ と

、

絹 織 物の歴 史 と 関 連さ せ た ク ワ の

2

種と し た

。

使 用によ る 劣 化 や 汚 れ を 防 ぐ た め

、

表面

にクリヤ

塗 装

を

施

して いる

。

か たち は 学 習 を 象 徴 す る

鉛 筆

を

模

し たもの で

、

表

面 に は

2

面 わ た る 主 ア イコ ン

4

つ (教

lll

§!t;

ヨ

…

 

:

i

諺

i

芝

i

籌

   

り

      o  e  詈E出 觜 託蓼 詈 辨   P  T  fi   

ヒ

 e  t   

t

 

モ

ロ

 

塁

1

霞 蕁

1

:

ll

代 表 的 アイコ ン       カ

ー

ドデツキ       〔1TOx7dW

・

啀

2枚 }

匿

o

齢

サイ⊇ 口豪 諏の アイコ ン ー 〔  } 

・

キ  〔鰌鯤 数1

・

鹽 〔盟 1 

・

鯔 〔蜉き松電} 図

1

 調べ 学習ツ

ー

ル 『ボ ク タ ゴン 』 の概 要

藷

》

転 が す

蕪

了

φ

   

使い方

.

h

給食3品◇1

冨

4

   十

ア イ コ ン を 暁 む 晃塞 が話し合う     コ   ヨ

◇   

6

◇

  

1

…

  カ

ー

ド 琶 引 く あ

つ

62

,

6

¢

弓

》

附

国

鳳

図2 調べ学 習ツ

ー

ル 『ボク タ ゴ ン』 の使い方

26

デ ザ イ ン 学 研 究 特集号

Special issueot Japanese  Society tor亡he Science  of  Design Vol

.

20

−

3 No

.

ア9 2013

(2)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanese  Sooiet 二y for  t二he  Soienoe  of  Design

師

、

班

、

時 限

、

給食 )

と

、

各 面

乙との

副

ア イ コ ン

8

つ

(

+

、・

、

一

の いずれ か

〉

が 彫 り 込 ま れ て い る 。 主 ア イコ ン は 手順

4

を

踏

ま えて選 定した もの である。 サ イ コ ロ の 目は

、

主ア イ コ ン と 副ア イ コ ン の関 係に よっ て決 定す る

。

例 えば

、

「給

食

ア イコン」 と 「+ 」の場 合

、

当

日の

給 食

の

品数

に

1

を足 した

数

が 目となる。 基 本 的に

、

すべて の面で

lO

以 下 の 目 が で る よ う に なっ て い る

。

 

カ

ー

ドデ ッキの

表 面

に は

山車

まつ りの

特徴

を

表

記して い る

。

その

内 容

は 手 順

2

を 踏 ま え た ものであ る

。

サ イコ ロ と 異 な り

、

カ

ー

ドの内 容 や 枚 数の増 減は

、

教 師が学 習テ

ー

マや 児 童の学 習 レベル に あ わ せて作 成でき る

。

 ツ

ー

ル の基 本 的 な 使い方 (図

2

)は

、

お神 籤と夕ロ ッ トの シ ステムを 組 み 合 わせた もの で

、

教 師 の 指 導 の も と

、

班 の 代 表 が 机上で サ イコ ロを

2

回 振り

、

裏 返しで 並 ぷ カ

ー

ドか ら目に応じ た もの を 引 き

、

組 み

合

わ せて学 習の手 引 き に す る

。

主アイコ ン の解 釈 や サ イコ ロを 振 る 回 数

、

カ

ー

ドの組み合 わ せ 方 な ど は

、

状 況に応じ て設 定可能である

。

3 .

学 習

成

果

の

共有

ツ

ー

ル 『フ ラ ワ

ー

ノ

ー

ト 』

 

すで に述べ た よう に

、

調べ 学

習

は

児

童の

能

動

性

を

拠

り

所

と す るため

、一

定の教 育1丿 テ ラ シ

ー

下 において も

、

理解 度にばらつ きが 起こり や すい。 こ の

問題

に

対処

し

、

上

記

の

導

入

教育 効果

を

高

め る た め に は

、

児 童

間の

学

習

成

果の

共 有

が

重

要とな る。 そこ で

、

調べ 学 習の

成

果 発 表 時に使 用 する知 識 共 有ツ

ー

ル を提 案し た

。

ツ

ー

ル のユ

ー

ザ

ー

は

、

地 域 学 習の初 年

度

に あ た り

、

プ レゼ ンテ

ー

ショ ン スキルの低い小 学

3

年 生とし た

。

 

『フ ラ ワ

ー

ノ

ー

ト 』

(

図

3

)

は

、

班

ご と に調べ学 習の

成

果を ま と め る こ と が で き る

情 報

表 現ツ

ー

ル で あ る

。

児 童が

親

し み を感 じ ることがで き る よ う

、

鉢植

え を

模

し た か た ち と し た。 児

童

が

1

人 で

簡 単

に

持

ち 運 ぶ こ と が で き

、一

般的 な学 習

机

に設 置して も

邪魔

にならない

。

 

同 ツ

ー

ルは

、

画 用

紙

を

花

びら

型

に切 り

抜

い た 「 花 弁」

(

ピン クや 黄

、

青の

3

種 〉と

、

木 材を塗 装し た 「 花 床」 (黄 色 )

、

「茎」

(

緑

)

、

「花

軸

」

(

緑

)

、

「

鉢

1

(

自)

の計

5

っの パ

ー

ツ か ら

構 成

さ れて い る

。

色 彩 計 画につ い ては

、

情 報 表 現 部で ある花 弁パ

ー

ツ に 視 線が

集

ま る よ う 配

慮

して い る。   花 床パ

ー

ツ は高さ

2

.

5cm

の

8

角 柱の各 面に ス リッ ト穴 を設け てあり

、

花弁

パ

ー

ツ を

差

し込む と

、

摩 擦

に よって

保 持

される よ う に なっ て い る

。

8

角の 理

由

は

、一

般 的に

、

小学

校

の班の

構

成

人 数

に

対 応

する た めで ある

。

花 床

パ

ー

ツ の

中央

に は穴 が 空い て おり

、

これ を 利 用し て

花軸

パ

ー

ツ に

装 着

す る。

花軸

パ

ー

ツ

軸 部

分の径は

、

花 床パ

ー

ツ の穴 よ り若 干 小さく なっ て いるた め

、

花 床パ

ー

ツ は 自 由 に 回 転 す ること ができ る

。

花 軸パ

ー

ツの軸 先 には

、

ミ ツ バチの 針 を 模し た模 様が描かれて お り

、

これが花 床パ

ー

ツ 回 転 後 に

、

発 表 内 容 をセ レク トす る 目安とな る

。

花 軸 図

3

 学 習 成 果の共 有ツ

ー

ル 『フ ラ ワ

ー

ノ

ー

ト 』 図

4

 『 フラワ

ー

ノ

ー

ト』検証の様子 パ

ー

ツ はゴム

部

品により

茎

パ

ー

ツ に

保 持

される た め

、

適 当

な

高

さ で

保

持さ れ る

。

こ の こ と に よ り

、

花弁 パ

ー

ツ の 大 小 に対 応す ることがで きる

。

茎パ

ー

ツ は

鉢

パ

ー

ツ に

差

し込まれるが

、

固

定

さ れ ないた め

、

360

度

回

転

す る

。

こ の こ と で

、

班ご とに

集

まっ た児 童が

、

同ツ

ー

ル を取り巻い て 意 見 交 換をすること がで き る

。

  授

業で の

使

い

方

の

一

例は次の と お り で あ る

。

教

師は

、

『フ ラ ワ

ー

ノ

ー

ト』 を

各

班に配り

、

調べ 学 習の成 果を発 表 するよう指 示 す る。 児 童は発 表

内 容

を

相

談 し

、

分 担 して花 弁パ

ー

ツ に 項 目 を 記述 す る

。

書

き終わっ た者か ら

、

花 弁パ

ー

ツ を花 床パ

ー

ツ に 差 し 込 む。 この

際

、

花 軸

パ

ー

ツをス ム

ー

ズに回

転

さ せ る た め

、

班

の

構

成 人 数に 限 らず

、

8

枚の花 弁パ

ー

ツ を すべて差し 込 む

。

花

床

パ

ー

ツを

花軸

パ

ー

ツへ

装 着

す れ ば

、

成 果

発表

の

準 備

が

完

成 す る。

教 師

は

教卓

上に

児 童

へ

向

かっ て 『フ ラ ワ

ー

ノ

ー

ト』を置 き

、

各 班の発 表を うなが して く

。

図

4

は実 際の検 証の結 果である

。

4 .

地 域

と 子

ど

も

を

つ

な

ぐ

鬼 遊 び

の ロ

ー

カ ラ イ

ズ

ツ

ー

ル

 

私 た ち は

、

生 ま れ

育

っ た地 域の こ とを考 え る 時

、

どこ で何 を し

緜

鴨

∵:

臆

:

∵

認

監

(3)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japane $e  So¢iety  for  the S¢ien ¢e  of  De$ign

図

5

  鬼 遊 び の 現 状 調 査 図6  鬼遊び の ロ

ー

カ ラ イズツ

ー

ル ホ

ー

ドケ

ー

L 全蜃

霾

驚

臻翻

i

図7  地域 学 習ゲ

ー

ム 「ぐるぐる 天狗 』

28

デ ザ イ ン字研 究特集 号

Special Issueo「Japanese SocietyfOrthe Science of Design

Vol

.

2D

・

3 No

.

792013 て遊 んで いた か を 思い 出す もの であ る

。

特に

、

オニ ゴッ コやカ ク レン

ボ

のよ う に

、

幼 児の頃 か ら学

年

を 間 わ

ず

大 人

数

で

遊

ぶことの でき る 「鬼 遊 び 」 は

、

そのル

ー

ル 上

、

あ る程 度の空 間 を 必 要 とす るた め

、

遊 びの場 と強 く結 びつ いて記 憶 さ れている こと が 多い

。

そ こ で

、

将 来

の地 域 づ く りを

見

通 し

、

遊 び を とお して地 域 と子 ど もをつなぐため

、

幼

児

保 育

・

教 育の関 係 者 が

一

般 的 な 鬼 遊 びに地

域情 報

を

組

み込 むことの できる ロ

ー

カライ ズツ

ー

ルを 提

案

した

。

 

ま

ず

、

八 王子

市内

の

保 育

施

設

の

調

査

(

図

5

)

を も とに

、

人 気 の

高

い鬼 遊び

3

件

(

オニ ゴッコ

、

エ ス ケ ン

、

オウサ マジャン ケ ン

)

に つ い て

、

遊

びの

構 造

と

、

ロ

ー

カライ ズのた め に

取

り上 げ る要

素

、

ロ

ー

カ ラ イズの

方

法を ま と め た。

 

図

6

は

、

本

研

究

の

成

果

物

とな る

鬼遊

びの ロ

ー

カラ イズツ

ー

ル の概 要 を 示 す ものであ る

。

幼 児 保

育

・

教 育

関

係者

が

、

さ ま

ざ

ま の遊 びのル

ー

ル や 地 域 情 報 を 持 ち 歩 き

、

アイ デアを

考

え るこ と がで き る よ う

、

A5

版システ ム手 帳の形 態を とっ た

。

 

ペ

ー

ジ は 上 下 に

2

分

割

さ れてお り

、

上

部

に は

、一

般 的

な

鬼 遊

び の 情 報 が

、

下 部 に 地 域 情 報 が 配 置 され る

。

見 開 き 状 態 に おい て

、

上 部の左 側 に

1

件の遊 びのル

ー

ル が 解 説 さ れ

、

右 側 に その 目 的 や 対 象 年 齢

、

注 意 事 項 な ど が 解 説 さ れ る

。

下 部 左 は

1

件の 地 域 情 報 が 解 説 さ れ

、

右 側 はそ の地 域 情 報 に 関 して

、

ロ

ー

カラ イ ズのた めの ヒン トが 掲

載

さ れて い る

。

 

主た るユ

ー

ザ

ー

となる

保 育

士 や 幼

稚 園

教 諭は

、

上

部

から保 育

・

教 育 する幼 児 に 合っ た遊 び を 選 び

、

見 開 き 状 態 に おいて

、

下

部

を め くっ ていき

、

ロ

ー

カ ラ イズの アイ デアを 考 えて い く

。

5 .

地 域 学 習 ゲ

ー

ム 『ぐ る ぐ る 天

狗

』   東 京 都八 王子 市に位 置 する高 尾 山 は

、

豊 か な 自然 や 立 地の良 さか ら

、

年 間

260

万 人 超 が 来 場 す る

一

大 観 光 地 となって いる

。

地 域 学 習の視 点 から みれ ば

、

高 尾 山 は 多 様 な 地 域 資 源 が 集 まっ て いる という点で

、

優 れ た環 境 学 習の場であ る

。

しか し

、

来 場 者 の

内 訳

をみ ると

,

中 高年

の

増

加の

一

方

、

子 ど も が

減 少傾 向

に ある。 そ こ で

、

若 年 層の環 境 学 習 をサポ

ー

トするため に

、

高 尾 山 を 事 例 と し た 学

習導

入 用のポ

ー

ドゲ

ー

ム 「ぐる ぐる 天 狗 』を 提 案 した

。

 こ のゲ

ー

ム は

、

八 王子 観 光 協 会 と 高 尾 山 商 店 会 が 初 心 者 向 け に 発 行 して いる 観 光 用マップ を 下 敷 き と してお り

、

高 尾 山 を 模 した ル

ー

レッ ト付 きの厚 紙 製の本 体 と

、

地 域 資 源 カ

ー

ド

40

枚

(

4

領

域×

5

種

x2 セッ ト

)

お よ びスペ シャル カ

ー

ド

2

枚

、

コ マ

4

個

、

サ イ コ ロ

1

個で構 成 さ れる

。

同 時に

2

〜

4

人 が 遊ぶ こ と ができる

(

図

7

)

。

 

プレイ

ヤ

ー

は サイコ ロ

を振 り

、

目の

数

だ

け

コ マ

を進

め

、

山札

か ら カ

ー

ド を

1

枚

引く

。

ただし

、

特

別マ ス に止まっ た場 合は そ の

指

示 に

従

う。 手

札

は

最

大

4

枚

までと な り

、

4

枚

以 上 に なっ た 場 合は余っ た 分 を

捨

て

札

へ 送らな け れ ば ならない

。

サイ コ ロを 振 り、

小

天

狗

の

面

が

出

た

場合

は ル

ー

レットを

回 転

させる。

停

止

後

、

(4)

Japanese Society for the Science of Design

NII-Electronic Library Service

Japanese  Sooiety  for  the  Soienoe  of  Design

.

し陣坦1色 別 :と 1 喬]

.

を決 める

.

,

  ♂陣 地 内 了 前の1

』

(に目玉を3 個 並べる

,

 

「

皇

.

蒔 計 回 リラ)1腰嵜に1 催 す⊃ 指 召三い 〔いく

、

、

 4

.

.

弾L

、

た 自玉が1個 以

二

の 工を挽

.

妬だ ら

、

セ れらを 販 る ことかξ 舌 る 1た だ

し

ヨ 玉1き販 れ 意 い  取 られπ

二

人 は

、

次 に弾 く前に自土を 補充 歹 嶺

。

 ガ先に 二を

.

10個 靫

っ

,

℃人から勝 ち抜1ナとな る

.

特別ル

ー

ル の例 1自 節 姪 震全域 帯 と り る 遊 び方                                                                /

.

[

6

撰

h

.

昏

一

編

▽ 煮

勾

1

丶

.

嫌

.

類

 

汽

到

霰

・      

瀞

        

’

 

幅

 

〆

  

广

 

F

塗 

母

          

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縛

 

 

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漁

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、

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蟲

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灘

.

遊

。

1

二

.

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.

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一・

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、

よ

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ll

、

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売

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勢

 

 

軒

ゆ

阿

     黴 夢      

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畷

難

叢

全

繍

遊び 方   参 照 曾 

、

爵

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イ

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妙

満

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内

蜘         )   難     舞 縫         撃   鯉 融轍 「 韜

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3

 

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・

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、

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9

.

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ス

大 肭

ひ

一

た

気

を

は

打 弾

じ

い

.

こ

は

言

七

珠

ラ

 

1

、

\

\

置

       

曲        

.

、

馳

 

轟

    ● 遊 び方 ゆ 参照 ● ● °

む

・ 図

8

 フィジ カ ル

・

ボ

ー

ドゲ

ー

ム 『大 脳 打 弾 珠』 示す 方 向 上の マ ス に コ マが あるプレ イヤ

ー

は

、

手

札

を

1

枚 捨

て な け れ ば ならない

。

ル

ー

レッ トの先 端 がマ ス 目 の跨い で指し 示 して いる と き は ど ち らの マ スも 対 象 と な る

。

領 域の異 な る カ

ー

ドが

4

枚 揃 う と登 頂 すること ができる

。

登 頂 手 前の マ ス で揃っ て いない場 合 は

、

揃 う まで山 頂 周 辺 を 周 回 しな け れ ば な らない

。

6 .

フ ィジ カ ル

・

ボ

ー

ドゲ

ー

ム 『大

脳

打

弾

珠

』  いわ ゆ る 伝 承 遊 びは

、

異

・

同 世 代 間コ ミュ ニケ

ー

ショ ン の媒 体として捉え られる

。

かつ て

、

上 海の子どもた ち は

、

伝 統 的 な 共 同 住 居 街であ る 弄 堂

(

ロ ン タン

)

の

路

地 に

集

ま り

、

中

国 独 楽

、

輪 回し

、

独 楽 回し

、

ゴ ム跳び

、

石 蹴り

、

お は じ き

、

輪 投 げ

、

石 落 と し

、

棒 遊 び な どの伝 承 遊 び を と お して

、

教 授 と対 戦 を 繰 り返 し なが ら成 長 して い っ た

。

し か し

、

近 年の急 速 な 近 代 化 は

、

遊 び をとり ま く環 境 を 大 ぎ く変 化 させ

、

子ども た ちの代 表 的な遊び は日本と同じ く電 子 ゲ

ー

ム と な っ て いる

。

そ こで

、

現

地

での

聞

き 取 り調 査 を もと に

、

前

述の

9

種

の遊 び から 「おは じ き

(

打

弾 珠 )

」 を 選 び

、

そ の 現代版 の 開 発 に 取 り組んだ

。

な お

、

こ の

課題

を

担 当

したの は上

海 出

身の

留学

生である。

 

「

大

脳

打 弾 珠 (

danaodadanzhu

>

」 は

、

小 学 校

の

個 人

用

机

の 上で遊 ぶ こ と を 念頭に お い たボ

ー

ドゲ

ー

ム で

、

端

的に い えば

、

交

互に

指 先

で

自身

のビ

ー

玉を

弾

き

合

う こ と による

挟

み

将 棋

であ る。

本 体

は

多数

の穴の空いた厚

紙

と

、

同サ イズ だ が

中央 部 分

が 大 きく抜 かれ た 厚紙 を 貼 り合わ せ た も の である

。

表面 に は脳の 構 造 図 が 印 刷 さ れて いる

。

これ に 市 販の ビ

ー

玉 を並べ

、

指で弾 く

。

弾 か れ た ビ

ー

玉は 上 側の厚 紙の立 ち 上 が りに跳 ね 返 り

、

下 側の穴 に 入る ことで停 止 する

。一

度 に

2 〜5

人 が 遊 ぶこと がで きる

。

遊 び 方の

詳 細

は

図

8

を

参

照 さ れ たい。   ビ ジュ ア ル の テ

ー

マ は 「脳 」 である

。

そ の 理由は

2

つ あ り

、

ど ち ら も遊びの機 会を増 や すた めであ る

。

ひとつ は

、

あ る 種の

気

持ち悪さ によっ て

、

こど もの注

意

を 引 くた めで あ る

。

も うひ とつは

、

指

先 を 能 動 的 に

使

うこ とで

、

こ どもの脳が発 達 す ると いう解 釈を大 人に抱か せ る た めで ある

。

7 ,

お わ り に   以 上

、

地 域のた めの学 習 ツ

ー

ルの事 例

4

件 とコミュ ニケ

ー

ショ ン ツ

ー

ル の事 例

1

件を紹 介し た

。

あ り方は学生の興 味と ア イ デ ア によっ て さまざまだ が

、

具

体 的

なツ

ー

ルをとおして

、

冒 頭 で述べ た コ ミュ ニ ティデザイ ン と し て の 「こども の た め の デ ザ イン」 の趣 旨 を

、

よ り理

解

し て

頂

け たの で はないか と

考

え る

。

 筆 者

の研

究

室で は

、

これら の

事例

の

他

に も

、

地 域 学

習の た め の 動画コ ンテンツ や

授

業プ ロ グ ラ ム

、

ワ

ー

ク ショ ップ等に取り

組

んでお り

、

いず れ

稿

を あらため て

紹介

し た い。

灘

1

二

∴ ∴

!

l

∵

図

図 7   地域 学 習ゲ ー ム 「 ぐ る ぐ る 天 狗 』

参照

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