材料データシート
EOS GmbH - Electro Optical Systems
EOS StainlessSteel 316L HHE / 05.2014 1 / 5 Robert-Stirling-Ring 1 D-82152 Krailling / München 電話: +49 (0)89 / 893 36-0 ファックス: +49 (0)89 / 893 36-285 Webサイト: www.eos.info
EOS StainlessSteel 316L
EOS StainlessSteel 316Lは、EOSINT M280 システムに合わせて最適化された鉄を主成分と する耐食性合金である。
本書は、下記のシステム仕様により、EOS StainlessSteel 316L粉末(EOS art.-no. 9011-0032)
で造形した部品の情報とデータを提供する。 - EOSINT M280 200W システム PSW3.6 と パラメータセット 316L_Surface 1.0 - EOSINT M280 400W システム PSW3.6 と パラメータセット 316L_Surface 1.0 - EOS M 290 400W システム EOSPRINT 1.0 と パラメータセット 316L_Surface 1.0
説明
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EOS StainlessSteel 316L で 造 形 さ れ た パ ー ツ の 化 学 組 成 は 、ASTM F138 “Standard Specification for Wrought 18Cr-14Ni-2.5Mo Stainless Steel Bar and Wire for Surgical Implants(UNS S31673)”に準拠している。 この種のステンレス鋼は、良好な耐食性を有することおよび細胞に有毒な濃度まで達する物 質を含まないことが明確であることを特徴とする。 この材料は以下の用途に理想的である。 - ライフスタイル/コンシューマ雑貨;腕時計、宝飾品、眼鏡フレーム、装飾品など - 自動車/産業機器;耐食性の一般的な部材、食品および化学プラントなど - 航空・宇宙/タービン産業 - レーザ焼結技術の入門部材;取付部品、熱交換器、電気筐体や付属品の機能要素など EOS StainlessSteel 316L で造形されたパーツは造形後の状態あるいは応力除去された状態 (AMS2759)において必要に応じて機械加工、マイクロショットピーニング、研磨を施すこ とができる。造形状態での機械特性は目標値(ASTM A403)を満足しているので溶体化処理 は必要無い。427℃~816℃の温度範囲での使用は炭化クロムの析出が起こるので適さない。 積層造形法に起因して部品は一定の異方性を有し、それは機械特性で確認できる。
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EOS StainlessSteel 316L HHE / 05.2014 2 / 5 Robert-Stirling-Ring 1 D-82152 Krailling / München
技術データ
技術データ
技術データ
技術データ
一般的なプロセスデータ 一般的なプロセスデータ一般的なプロセスデータ 一般的なプロセスデータ EOS StainlessSteel 316L 部品の実現可能な標準精度[1], [7] - 小型部品 approx.. ± 20~50 µm (±0.0008~0.002 inch) - 大型部品 approx..± 0.2 % 最小壁厚[2], [7] approx.0.3~0.4 mm (0.012~0.016 inch) 積層厚さ 20 µm(0.8 x 10-2 inch) 表面粗さ[3], [7] - 造型後 Ra 13 ± 5 µm, Rz 30 ± 10 µm Ra 0.5± 0.2x10-2inch, Rz 3.1± 0.8 x10-2inch, - ショットピーニング後 Ra 5 ± 2 µm, Rz 80 ± 20 µm Ra 0.2± 0.08x10-2inch, Rz 1.2± 0.4 x10-2inch, - 研磨後 Rz up to < 1 µm Rz up to < 0.04 x10-2inch (鏡面研磨が可能) 造形体積[4] 2 mm3/s(7.2 cm3/h) 0.44 in2/h [1] 標準的な形状の寸法精度の経験値による。例:パラメータが部品の種類に合わせて最適化できる場合は±20 µm、新しい形状を初めて造形する場合は±60 µm。造型物の精度は適切なデータ準備およい後処理に依存す る。 [2] 機械的な安定性は形状(壁の高さなど)や用途に依存する。 [3] 積層造形に起因して、表面構造は面の向きに強く依存する。たとえば、傾斜面や曲面は階段状になる。この 値は測定方法にも依存する。ここに示したのは面が垂直の場合の予測値である。 [4] 造形体積はレーザー照射時の造形速度の計測値である。全体の造形速度は、平均造形体積とリコーティング 時間(層数による)のほか、コンターやアップ/ダウンスキンのパラメータに依存する。材料データシート
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EOS StainlessSteel 316L HHE / 05.2014 3 / 5 Robert-Stirling-Ring 1 D-82152 Krailling / München
技術データ
技術データ
技術データ
技術データ
部品の物理特性と化学 部品の物理特性と化学部品の物理特性と化学 部品の物理特性と化学特性特性特性特性 EOS StainlessSteel 316L 材料組成 成分 min.(wt-%) max.(wt-%) Fe Balance Cr 17.00 19.00 Ni 13.00 15.00 Mo 2.25 3.00 C - 0.030 Mn - 2.00 Cu - 0.50 P - 0.025 S - 0.010 Si - 0.75 N - 0.10 標準パラメータでの相対密度 approx. 100% 標準パラメータでの密度 min. 7.9 g/cm3 min. 0.285 lb/in2材料データシート
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EOS StainlessSteel 316L HHE / 05.2014 4 / 5 Robert-Stirling-Ring 1 D-82152 Krailling / München 造形パーツ 造形パーツ造形パーツ 造形パーツの機械特性の機械特性の機械特性(室温にて)の機械特性(室温にて)(室温にて)(室温にて)[7] 造形時 引っ張り強さ[5] - 水平方向(XY) 640 ± 50 MPa - 垂直方向(Z) 540 ± 55 MPa 降伏強度 (Rp 0.2%) [5] - 水平方向(XY) 530 ± 60 MPa - 垂直方向(Z) 470 ± 90 MPa 弾性率[5]
- 水平方向(XY) typ. 185 GPa - 垂直方向(Z) typ. 180 GPa 破断点伸び[5]
- 水平方向(XY) 40 ± 15 % - 垂直方向(Z) 50 ± 20 % 硬さ[6] typ. 89 HRB
[5] ISO 6892 / ASTM E8M に準拠した試験片の機械加工と引張試験。引張試験片は首部の直径が5 mm (0.2 inch)、元のゲージ長は4D = 20 mm (0.79 inch)、応力速度 10MPa/S、弾性領域での歪み速度 0.375 1/min. [6] EN ISO 6508-1に準拠した研磨面のロックウェル硬さ(HRB)測定。HBW 2.5/187.5
[7] ここに記載された値は EOSINT M 280-400W での造形による。EOSINT M 280-200W および EOS M 290-400W のマシンタイプによる造形パーツも同じ値を持つ。
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EOS StainlessSteel 316L HHE / 05.2014 5 / 5 Robert-Stirling-Ring 1 D-82152 Krailling / München 略記 略記略記 略記 min. 最小値 max. 最大値 wt 重量
注意
注意
注意
注意
記載した数値は、本材料をEOSINT M280システムで現在の仕様(最新リリースのPSWおよび本材料用のハード ウェアを含む)および操作説明書を遵守した場合のものである。全ての計測値は近似値である。特に明記しない 限り、記載された機械特性、物理特性は標準の造型パラメータおよび鉛直方向に造型した試験片を使用する。記 載された数値はユーザーが使用目的のために採用したパラメータやストラテジーに依存する。 データは資料作成時の弊社の最新の知識に基づいており、予告なく変更することがある。これらの数値は指標と して提供されているものであり、特定の用途への適合性を保証するものではない。EOS®、EOSINT®、DMLS®、DirectPart®は、EOS GmbHの登録商標である。 © 2014 EOS GmbH - Electro Optical Systems. All rights reserved.
[EOS StainlessSteel 316L 316L_1.1.0] 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 1/6頁
安全データシート
作成 :2015年9月16日 改定 :2016年2月23日1.化学品及び会社情報
化学品の名称 :EOS StainlessSteel 316L 会 社 名 :株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 住 所 :〒144-8601 東京都大田区西蒲田7-37-10 担当部門 :AMビジネスユニット 担当者;芦澤 悟 電話番号;03-5711-5350 FAX番号;03-5703-5091 緊急連絡電話番号 :03-5711-5350(AMビジネスユニット) 整理番号 :316L_1.1.0 推奨用途及び使用上の制限 :EOS社のレーザー焼結型積層造形装置用材料2.危険有害性の要約
【GHS分類】 物理化学的危険性 :可燃性固体 ;区分外 健康有害性 :急性毒性 経口 ;区分4 経皮 ;分類できない 吸入(粉塵) ;区分外 皮膚腐食性及び皮膚刺激性 ;分類できない 眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性;区分2B 呼吸器感作性 ;区分1 皮膚感作性 ;区分1 生殖細胞変異原性 ;区分2 発がん性 ;区分2 生殖毒性 ;区分1B 特定標的臓器毒性(単回ばく露) ;区分1(呼吸器、腎臓) 区分2(全身毒性) 区分3(気道刺激性) 特定標的臓器毒性(反復ばく露) ;区分1(呼吸器) 区分2(神経系) 吸引性呼吸器有害性 ;分類できない 環境有害性 :水生環境有害性(急性) ;分類できない 水生環境有害性(長期間) ;分類できない オゾン層への有害性 ;分類できない 【GHSラベル要素】 絵表示又はシンボル: 注意喚起語 : 危険 危険有害性情報 :・飲み込むと有害 ・眼刺激 ・吸入するとアレルギー、喘息又は呼吸困難を起こすおそれ ・アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ ・遺伝性疾患のおそれの疑い ・発がんのおそれの疑い ・生殖能又は胎児への悪影響のおそれ ・臓器(呼吸器、腎臓)の障害 ・臓器(全身毒性)の障害のおそれ ・呼吸器への刺激のおそれ ・長期にわたる、又は反復ばく露による臓器(呼吸器)の障害 ・長期にわたる、又は反復ばく露による臓器(神経系)の障害のおそれ作成:2015年9月16日 [EOS StainlessSteel 316L 316L_1.1.0] 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 2/6頁
2.危険有害性の要約(続き)
注意書き: [安全対策] ・取扱い後はよく手を洗うこと。 ・この製品を使用する時に、飲食または喫煙をしないこと。 ・粉塵/ヒュームの吸入を避けること。 ・【換気が不十分な場合】呼吸用保護具を着用すること。 ・汚染された作業衣は作業場から出さないこと。 ・保護手袋/保護衣/保護眼鏡/保護面を着用すること。 ・使用前に取扱い説明書を入手すること。 ・全ての安全注意を読み理解するまで取扱わないこと。 ・屋外又は換気の良い場所でのみ使用すること。 [応急措置] ・飲み込んだ場合:気分が悪いときは医師に連絡すること。 ・口をすすぐこと。 ・眼に入った場合:水で数分間注意深く洗うこと。次にコンタクトレンズ を着用していて容易に外せる場合は外すこと。その後も洗浄を続けるこ と。 ・眼の刺激が続く場合:医師の診断/手当てを受けること。 ・吸入した場合:空気の新鮮な場所に移し、呼吸しやすい姿勢で休息させる こと。 ・呼吸に関する症状が出た場合:医師に連絡すること。 ・皮膚に付着した場合:多量の水と石鹸で洗うこと。 ・皮膚刺激又は発疹が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。 ・汚染された衣類を脱ぎ、再使用する場合には洗濯すること。 ・ばく露又はばく露の懸念がある場合:医師の診断/手当てを受けること。 ・ばく露した場合:医師に連絡すること。 ・気分が悪いときは医師に連絡すること。 [保 管] ・施錠して保管すること。 ・換気の良い場所で保管すること。容器を密閉しておくこと。 [廃 棄] ・内容物/容器を国際/国/都道府県/市町村の規則に従って廃棄すること。3.組成及び成分情報
化学物質・混合物の区別:混合物 化学名または一般名:金属粉末 成 分 濃度範囲(%) 化 学 式 官報公示整理番号 CAS No. ニッケル粉末 13 ~ 15 Ni 対象外 7440-02-0 クロム 17 ~ 19 Cr 対象外 7440-47-3 マンガン <2 Mn 対象外 7439-96-5 モリブデン 2 ~ 3 Mo 対象外 7439-98-7 鉄 61 ~ 68 Fe 対象外 7439-89-64.応急措置
吸入した場合 :空気の新鮮な場所に移動させ、うがいをさせる。直ちに医療措置を受ける。 皮膚に付着した場合:付着した部分は流水で流した後、石鹸を用いてよく洗い落とす。痛み、痒み等、 皮膚に異常が生じた場合は医師の診察を受ける。 目に入った場合:清浄な水で15分以上洗眼する。洗眼の際、まぶたを指でよく開いてすみずみまで 水がよく行き渡るように眼を上下左右に動かす。異常が残る場合は専門医の診察 を受ける。 飲み込んだ場合:水で口の中をすすぐ。無理に吐かせてはならない。意識がない場合は口から何も与 えてはいけない。直ちに医療措置を受ける。作成:2015年9月16日 [EOS StainlessSteel 316L 316L_1.1.0] 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 3/6頁
5.火災時の措置
消 火 剤:可燃性金属用粉末消火剤 使ってはならない消火剤:水、二酸化炭素、ABC粉末消火剤、泡 特定の消火方法: ・周辺火災の場合は、周辺の設備などに散水して冷却し、移動可能な容器はすみやかに安全 な場所に移動する。 ・消火水や希釈水の流出により環境汚染を引き起こさないように注意する。 消火を行う者の保護: 有毒物質(酸化ニッケル、三酸化モリブデンヒューム等)が発生する可能性があるので、 消火作業は必ず自給式呼吸器等の保護具を着用し、風上から行う。6.漏出時の措置
人体に対する注意事項: ・漏出場所の周辺にロープを張るなどして関係者以外の立ち入りを禁止する。 ・回収作業の際には必ず保護具を着用し、眼及び皮膚への付着及び粉塵/破片の吸入を 避ける。 ・漏洩場所は滑り易いため、注意を払うこと。 ・漏洩場所を十分に換気すること。 環境に対する注意事項: ・粉塵/破片の空気中への飛散、土壌への浸入、下水、河川、排水溝等への流出を防ぐ。 封じ込め及び浄化の方法・機材: ・付近の着火源となるものを取り除き、火災発生の防止に努める。 ・発塵させないこと。 ・多量の場合、粉塵を発生させないように防爆型の掃除機で集め、空容器に回収する。 ・少量の場合、ホウキ等で掃き集めるか、湿らせた後、空容器に回収する。 ・回収物は「廃棄上の注意」の項の記載に準じて処分する。7.取扱い及び保管上の注意
取扱い:・粉塵を発生させないこと。 ・密閉された装置/機器類を使用するか、局所排気装置を使用して取扱う。 ・粉塵の吸入及び眼、皮膚との接触は避ける。ばく露の恐れがある場合には、状況に応じて 適切な保護具を着用する。 ・作業後はうがい、手洗い、洗顔を励行する。 ・取扱い場所での飲食又は喫煙をしないこと。 ・取扱い場所は火気厳禁とする。 保 管:・プラスチック容器に保管すること。 ・容器は確実に密閉し、乾燥した換気の良い冷暗所に保管する。 ・保管場所は火気厳禁とする。 ・漏出を防ぐため、容器は直立にして保管すること。 ・容器を移し替えないこと。 ・発塵すると、空気と混合により粉塵爆発を起こす恐れがあるため、静電気に対する予防措 置を講ずること。 ・無機酸、強酸から離して保管する。作成:2015年9月16日 [EOS StainlessSteel 316L 316L_1.1.0] 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 4/6頁
8.ばく露防止及び保護措置
設備対策:取扱い場所近くに、洗眼及び身体洗浄のための設備を設ける。 管理濃度:作業環境評価基準;0.2mg/m3(マンガン及びその化合物) 3.0mg/m3(粉塵) (計算式) E=3.0/(1.19Q+1) 注) E=粉塵管理濃度(mg/m3),Q=遊離ケイ酸濃度 許容濃度:日本産業衛生学会(2015年) 1);1mg/m3(ニッケル) 0.5mg(Cr)/m3(クロム及びクロム化合物(金属クロム)) 0.2mg(Mn)/m3(マンガン及びマンガン化合物) 第3種粉塵として 2 mg/m3(吸入性粉塵),8 mg/m3(総粉塵)(その他の無機粉塵) ACGIH-TLV(2015年) 2);(TWA)1.5mg/m3(I) (ニッケル) (TWA)0.5mg(Cr)/m3 (クロム及び無機クロム化合物(金属及び三価クロム化合物)) (TWA)0.02mg/m3(R),0.1mg(Mn)/m3(I) (マンガン及びマンガン無機化合物) (TWA)10mg(Mo)/m3(I),3mg(Mo)/m3(R)(モリブデン(金属及びその不溶性化合物)) (TWA) 3 mg/m3 (吸入性粉塵), 10 mg/m3 (総粉塵)
(不溶性または難溶性粒子として) 注) (TWA):時間荷重平均値(8時間),(I):Inhalable fraction, (R):Respirable fraction
保 護 具:呼吸器の保護具: 防塵マスク(RS1,RS2,RS3,DS1,DS2,DS3)、送気マスク、 空気呼吸器等 手の保護具: 保護手袋 目の保護具: 保護眼鏡又は防災面 皮膚及び身体の保護具:長靴、前掛け、保護衣
9.物理的及び化学的性質
外 観 :灰色粉末 臭 い :無臭 引 火 点 :該当しない 発 火 点 :データなし pH :データなし 密 度 :3.5~5.0g/cm3 溶 解 性 :水に不溶 (参考データ)3) 沸 点: 2730℃(ニッケル), 2642℃(クロム), 1962℃(マンガン), 4612℃(モリブデン) 融 点: 1455℃(ニッケル), 1900℃(クロム), 1244℃(マンガン), 2617℃(モリブデン) 密 度:8.9g/cm3(ニッケル), 7.15g/cm3(クロム), 7.47g/cm3(マンガン), 10.2g/cm3(モリブデン) 水溶解性:不溶(ニッケル, クロム, マンガン, モリブデン)10.安定性及び反応性
安 定 性:通常の取扱い条件においては安定 特殊条件下で生じる危険な反応: ・無機酸、強酸との接触により反応を起こす恐れがある。 ・発塵すると、空気と混合により粉塵爆発を起こす恐れがある。 ・燃焼により有毒ガス(酸化ニッケル、三酸化モリブデンヒューム等)が発生することが ある。11.有害性情報
急性毒性:ばく露により、健康障害を引き起こす恐れがある。 吸入毒性;ラット LC50 6.3 mg/l(4h) (モリブデン) 4) 経口毒性;ラット LD50 >9000 mg/kg (ニッケル) 4) ラット LD50 9000 mg/kg (マンガン) 4) ラット LD50 750 mg/kg (鉄) 5) 注)LC 50:50%致死濃度,LD50:50%致死用量作成:2015年9月16日 [EOS StainlessSteel 316L 316L_1.1.0] 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 5/6頁
11.有害性情報(続き)
皮膚腐食性及び皮膚刺激性: マンガンは皮膚を刺激する。4) ・皮膚刺激性;ラビット 500 mg/24h (Draize Test) 軽 度 (マンガン) 5) 眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性: クロム及びマンガンは眼を刺激する。4) ・眼刺激性 ;ラビット 500 mg/24h (Draize Test) 軽 度 (マンガン) 5) 呼吸器感作性又は皮膚感作性:ニッケル及びクロムは、呼吸器及び皮膚感作性を有する。4) 産衛;気道感作性物質 第2群(人間に対しておそらく感作性がある物質)(ニッケル、クロム)1) 産衛;皮膚感作性物質 第1群(人間に対して明らかに感作性がある物質)(ニッケル、クロム)1) 生殖細胞変異原性: クロムはin vivoの体細胞変異原性(ラットの末梢血リンパ球の染色体異常)試験において陽性を 示した。4) 発がん性:IARC ;グループ2B(作用因子はヒト発がん性の可能性がある)(ニッケル) 2) グループ3(作用因子はヒト発がん性については分類することができない)(クロム,マンガン) 2) ACGIH ;A4(ヒト発がん性因子として分類できない)(クロム) 2) A5(ヒト発がん性因子として疑えない)(ニッケル) 2) NTP ;K(ヒト発がん性が知られている)(ニッケル) 2) EPA ;D(ヒト発がん性に分類できない)(マンガン) 2) CLP ;カテゴリー2(発がんのおそれの疑い)(ニッケル) 6) ・米国カリフォルニア州法(Prop.65);発癌性物質(ニッケル(金属)) 生殖毒性:マンガンは、胚致死と奇形胎児(脳脱出)を示した。4) 特定標的臓器毒性(単回ばく露): ニッケル ;呼吸器及び腎臓への障害がある。4) クロム ;全身毒性の恐れがある。4) 呼吸器を刺激する恐れがある。4) マンガン ;呼吸器への障害がある。4) モリブデン ;呼吸器を刺激する恐れがある。4) 特定標的臓器毒性(反復ばく露): ニッケル ;呼吸器への障害がある。4) マンガン ;呼吸器及び神経系への障害がある。4) 吸引性呼吸器有害性:データなし その他の情報: EU CLP規則 付属書Ⅵ 6) ・ニッケル :皮膚感作性;区分1, 発がん性;区分2, 特定標的臓器毒性(反復ばく露);区分112.環境影響情報
分 解 性:データなし 生態蓄積性:データなし 生態毒性:ニッケル及びマンガンは水生生物に対し長期の悪影響を及ぼす恐れがある。4) オゾン層への有害性:データなし13.廃棄上の注意
・下水、河川、排水溝等の環境中へ廃棄しないこと。 ・認可を受けた専門業者に委託する。 ・廃棄の際は、付着物を完全に除去した後に処分する。 ・関係法令を遵守し、自治体の指示に従う。作成:2015年9月16日 [EOS StainlessSteel 316L 316L_1.1.0] 株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ 6/6頁
14.輸送上の注意
・国連分類:非該当 国連番号:非該当 応急措置指針番号:なし 海洋汚染物質:非該当 ・容器の破損等の無いことを確かめ、衝撃、転倒、落下、破損のないように積み込み、荷崩れ防止を確実 に行う。 ・その他輸送関係法規を厳守する。15.適用法令
労働安全衛生法:名称等を表示すべき危険物及び有害物 (ニッケル及びその化合物、クロム及びその化合物、マンガン及びその無機化合物、 モリブデン及びその化合物)※平成26年6月1日から施行。 名称等を通知すべき危険物及び有害物 (ニッケル及びその化合物、クロム及びその化合物、マンガン及びその無機化合物、 モリブデン及びその化合物) 特化則 第2類管理物質(マンガン及びその化合物) 労働安全衛生法:粉じん障害防止規則 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法):第1種指定化学物質(令別表1 No.308 ニッケル, No. 87 クロム及び三価クロム化合物, No.412 マンガン及びその化合物, No.453 モリブデン及びその化合物) *本製品中にニッケルを約14%、クロムを約18%、マンガンを約1%、モリブデンを約2.5%含有する。 水質汚濁防止法:指定物質(ニッケル及びその化合物、マンガン及びその化合物、モリブテン及びその化合物、 クロム及びその化合物) じん肺法 :健康管理の対象となる粉じん作業(施行規則2条) 以下の法律には規制されない。 消防法、化審法(優先評価化学物質、特定化学物質)、毒劇物取締法、労働安全衛生法(危険物、鉛則、有機則、変異 原性が認められた化学物質、通知対象物質)、船舶安全法、港則法、航空法、労働基準法感作性物質(労働基準局 長通達(基発第182号の2 平成8年3月29日))16.その他の情報
引用文献: 1) 「許容濃度等の勧告(2015年度)」;産衛誌 57巻,146(2015年) 2)Guide to Occupational Exposure Values (ACGIH 2015)3)国際化学物質安全性カード(ICSC)日本語版(国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)) 4)GHS分類結果データベース(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)
5)Registry of Toxic Effects of Chemical Substances.(CCOHS) 6) EU CLP規則 付属書Ⅵ (JETOC 2010年) 記載内容の問合せ先:AMビジネスユニット 芦澤 悟 電話番号; 03-5711-5350 ここに記載された情報は、弊社データを含め種々の技術出版物にあるデータに従ったものです。 必要かつ安全な取扱いを決定する場合には、使用者がその責任においてこの情報の利用をお決め下 さい。 なお、ここに記載された情報は、作成時点では弊社の調査による最新の情報に基づき作成された ものですが、法律、規制等の改正、新たな毒性試験結果の発表等により、改訂がありうることをご承 知下さい。