• 検索結果がありません。

<Cascina Morassino カシーナ モラッシーノ > Barbaresco バルバレスコ 1984 年マウロ ビアンコによって創設され 現在は息子のロベルトが一人でカンティーナを切盛りしている 畑での作業は土壌への負荷を避けるため全て手作業で行われ 原則的に化学肥料などは一切使用せず 防

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<Cascina Morassino カシーナ モラッシーノ > Barbaresco バルバレスコ 1984 年マウロ ビアンコによって創設され 現在は息子のロベルトが一人でカンティーナを切盛りしている 畑での作業は土壌への負荷を避けるため全て手作業で行われ 原則的に化学肥料などは一切使用せず 防"

Copied!
11
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

<Vinaiolo CLAUDIO MARIOTTO 

ヴィニャイオーロ クラウディオ マリオット>Tortona トルトーナ

コード ヴィンテージ 容量 希望小売価格

YVCDE15

2015

750ml

¥3,200

新入荷

YVCDPI15

2015

750ml

¥4,300

コッリ トルトネーズィ ティモラッソ ‘ピタッソ’ 白

新入荷

YVCDIG16

 

750ml

¥2,500

‘リンデァガート’ モストパルツィアルメンテ フェルメンタート 白・微発泡

新入荷

YVCDBR13

2013

750ml

¥2,700

コッリ トルトネーズィ ロッソ ‘ブラーゲ’

 

YVCDVH11

2013

750ml

¥3,300

コッリ トルトネーズィ ロッソ ‘ヴォー’

 

赤 YVCDMM11

2011

750ml

¥3,300

コッリ トルトネーズィ ロッソ ‘モンテミラーノ’

 

赤 ワイン名 品種

Colli Tortonesi Rosso `Braghe’

フレイザ100%

Colli Tortonesi Timorasso `Pitasso’

ティモラッソ100%

Colli Tortonesi Rosso `Montemirano’

クロアティーナ100%

Colli Tortonesi Rosso `Vho’

バルベーラ100%

ティモラッソ100%

Colli Tortonesi Timorasso `Derthona'

コッリトルトネージ ティモラッソ デルトーナ

`L`indagato’ Mosto parzialmente fermentato

モスカート100%

1920年に現当主クラウディオの曽祖父ベーピ以来マリオット家によって営まれてきた生産者。トルトーナの町からわずかな場所 にある小高い丘VHO(ヴォー)の上にカンティーナを持ち、標高250~300mにかけて約20ヘクタールの畑を有する。現在はクラウ ディオと弟のマウロを中心にバルベーラ、フレイザ、ニビオ(ドルチェットの亜種)、コルテーゼ、そしてティモラッソを造っている。 そんな彼らにとって誇りとも言える葡萄、それがこの地の白葡萄ティモラッソ。元々はアスティやアレッサンドリアでも生産され ていた品種であるが、次第にコルテーゼにそのシェアを奪われる形で今では極少ない生産量になっている。トルトーナ周辺は不思議 な事にこの生産が今でも残る地域なのです。そもそも彼らの創業以来の哲学が「土地の伝統、誇りを伝えるワイン」。当主クラウ ディオの言葉を借りるならば、「他と同じ事をしても仕方ない。ランゲにもボルゲリにもない味、ティモラッソはそれなんだ!トル トーナという小さな土地を代表する葡萄なんだ!」。彼の言葉は本当に「熱~い!」のです。しかし、それはワインを味わう事で納 得できました。嫌みなく厚みのある果実味、広がるトロピカルさを持つ香り、舌の上をスルリ流れる様なのど越し・・直球勝負的な コシがありながらキレのある白ワイン。イタリアの奥深さを感じます。 そんな地場品種ティモラッソを愛し、コツコツと努力を重ねてきたクラウディオのワインは評価を高め、フラッグシップワイン Pitassoに至っては2012年、2013年共にTre bicchieriを獲得。Timorassoの生産者としてマッサやコロンベーラ等と並ぶ、トル トーナを代表する生産者の一人となりました。 圧搾後マセレーションは軽くおこない、ステンレスタンクにて発酵。濃い色から想像できるプラム等の黒い果実の凝縮感のあ るジューシーな果実味と、伸びのある酸味が全体を引き締める。温度を下げても楽しめる。ランゲ等ののフレイザに比べてソ フトな口当たりに仕上がっている。 圧搾後に数日のマセレーションを経て大樽にて発酵。熟成も大樽にて約1年程行い、瓶詰めから4カ月程度で出荷。当初は シャープな面があったが、時間と共に変化。シナモンの様な甘味のあるスパイシーさと、粘りのある果実味が特徴。心地よい 酸味が見事に引き締めをしている、バランスの良さが魅力。 標高250~300mに位置する畑で樹齢45年~50年の樹で育った果実を9月末収獲、圧搾後にステンレスタンクに発酵。製造 的な要素は従来とおり。 以前に比べて透明感のあるエキスが印象的。強いミネラルと合わさってより喉を通る心地良さを演出している。とは言え、 ティモラッソ、はてまたクラウディオのワインの特徴とも言えるグレープフルーツを彷彿するしっかりとした果実味は健在で、 力のある味わいを醸し出している。従来のパンチのある果実味を好む方には物足りなさを感じるのかもしれないが、果実味と 酸味、そして流れ込むようなミネラルのバランスはまったくもって進化したと言える仕上がり。 畑は250m~300mにかけてに位置し、樹齢は25年~40年と幅広い。収穫は10月の初めに手摘みで行い、破砕後に10日間 のマセレーションにかけてステンレスタンクで発酵。その後12カ月バリックにて熟成する。やや鉄のニュアンスを帯びた香り の中に白コショウと干しアンズ、ピーナッツのニュアンスを感じる。抜栓直後ではタンニンの荒さを感じるが、時間と共に丸 くなりシンプルな果実味が立ちあがり、全体のボリュームも出てくる。ランゲやアスティとは異なる素晴らしきバルベーラ。 40年未満の樹齢のものを選んで収穫。主格は9月末から10月のはじめにかけて順次行われる。標高は250~300m。収穫に 関しては手摘みで行われ、木桶に集められる。ソフトプレスによるモストの抽出が行われステンレスタンクにて発酵。澱とと もに寝かされてからボトリングされる。黄色味を帯びた濃厚な色彩だが澱みはない。香は溌剌とした柑橘の香を感じるが、一 般的な柑橘よりも大型のものの印象。口に含むとレモンとグレープフルーツを彷彿する果実味とほのかなピールの苦み、太い 酸味と切れの良い後味を感じる。上級のピタッソに比べると抜けの良い爽快さも感じられる点が一番の違いと言えるし、だか らこそデルトーナの存在意義が出てくる。この潔さ故に夏場でも楽しみ方はあるし、冬場でもしっかりした果実の存在感を楽 ソフトプレスで絞ったモストをステンレスタンクにて一次発酵を行い、通常のワインよりも早い段階で発酵を止め、モスカー ト特有のデリケートな甘みと発酵時に出る発泡を残した状態でボトリングした、ボリチーネスタイルの、やや甘みのある白ワ イン。アルコール度数も5%と低く、その分デリケートな葡萄のピュアな味わいを、デザートワイン程の重さもなく軽やかに 楽しめる。夏場に冷やして飲むのがおススメ。※一昨年までのFiori d`Arancioと同じワインです。

(2)

コード ヴィンテージ 容量 希望小売価格

YVMOMO11

2011

750ml

¥5,900

バルバレスコ モラッシーノ 赤

YVMONE12

2012

750ml

¥3,600

在庫少

 

YVMODO13

2013

750ml

¥2,800

在庫少

 

<Cascina Morassino カシーナ・モラッシーノ> Barbaresco バルバレスコ

Barbaresco "Morassino" DOCG

ワイン名 品種 ネッビオーロ100% 09年から翻って(良い意味で)、大樽のみを使用。南西向きの複数の畑で育んだネッビオーロを圧搾後、ステンレスタンクにて発 酵。その後2500L(25HL)の大樽で20カ月の熟成を経てボトリングされる。ロベルト曰く「やはり大樽の方がネッビオーロらしい 澄んだ色彩、繊細なタッチを表現出来る」という理由からこの年は大樽熟成に戻している(09年が彼にとって少し難しい年だった 模様)。彼の言葉通りクリアなルビー色。濃色のハーブに熟れたトマトやスグリの様なピンとした中に優しい甘味のある香り。凛と した酸と若いながらも溌溂した果実味が口に広がり、後から極細かいタンニンが広がる。まだ多少の若さはあるが、ポテンシャル の高さが随所に光っている。 バルバレスコ村内の畑で育ったドルチェットのみを使用し、ステンレスタンクでの発酵、熟成を経てボトリングされる。深みがあ りながらもクリアさを伴ったエキスはフレッシュな果実と、仄かなフローラルさを兼ね備えている。口に含むとアロマティックな 面とドルチェットらしい豊かな果実味が素直に表現されている。

LANGHE NEBBIOLO DOCG

ネッビオーロ100%

村内にある南向きの畑で育ったネッビオーロを使用。ステンレスタンクでの発酵後、大樽に移されて15カ月の熟成を経てボトリン グされる。ジャムやフルーツコンポスタに共通する心地よい香り。エキス自体はバルバレスコよりもクリアな印象でありながら、 ネッビオーロらしい凛とした骨格を見せる。一方で親しみのわく穏やかな良好な果実味が感じられる。

DOLCETTO D`ALBA DOCG

ランゲ ネッビオーロ ドルチェット100% ドルチェット ダルバ 1984年マウロ・ビアンコによって創設され、現在は息子のロベルトが一人でカンティーナを切盛りしている。 畑での作業は土壌への負荷を避けるため全て手作業で行われ、原則的に化学肥料などは一切使用せず、防かびの対策としてボル ドー液のみ、状況次第で使用する。方法としては肥料等を与えるよりも葡萄の生育能力に成長を委ねるというのが彼の論法と言える。 ピエモンテワインの中でバローロの方へ市場の目が行くという現実を知りつつも、彼自身はネッビオーロ自体の美味さに拘る人で あり、古典的なワインの造り自体を残すという要素を大事にしている。つまり古典的なバローロやバルバレスコに在る、旨味を出す という使命にも似た彼の信念があるのです。実際、バリック等を使っていても基本は大樽熟成にポイントを置いている。 葡萄はネッビオーロ、メルロー、バルベーラ、ドルチェットを栽培、醸造。各品種はそれぞれ単独で醸造されリースされる。ネッ ビオーロはバルバレスコ、ランゲ・ネビオーロとして醸造される。 通常のバルバレスコ・モラッシーノはオヴェッロからの葡萄も使用。本来はバルバレスコ・オヴェッロに用いる葡萄の一部でより 骨格の優れたバルバレスコを醸造したいからだ。カンティーナ横の畑からはエレガントなキャラクターを出せるが、それだけではバ ルバレスコとして完成させるには完成度が低くなってしまう。そのため約20~30%程の量をオヴェッロで育てられたネッビオーロ を使用する。基本的にバルバレスコに関しては70年以上の樹齢から収穫し、旨みを逃さないためバルバレスコはノンフィルターで 瓶詰めされる。 ※オヴェッロの畑 ※当主ロベルトと先代である父のマウロ

(3)

<ELENA WALCH エレナ・ワルク> Termeno sulla Strada del Vino/Bolzano  ボルツァーノ県テルメーノ(独名:トラミン)

コード ヴィンテージ 容量 希望小売価格

YVEWPB16

2016

750ml

¥2,600

新入荷

YVEWPG16

2015

750ml

¥2,700

 

YVEWCH16

2016

750ml

¥2,600

新入荷

YVEWEW14

2014

750ml

¥2,950

 

白 YVEWBR16

2016

750ml

¥2,800

日本初入荷!

<交配品種ブロンナー>

エレナ・ワルクの全くの新ワインは交配品種ブロンナー(下記参照)の白ワイン。収穫後にソフトプレス~静止分離によってモストを 搾り、ステンレスタンクにて20℃にて発酵される。6カ月間ステンレスタンクにて寝かされてからボトリングする。香りは刺激が 少なく、ウリや花蜜、アンゼリカの様な清々しくクリアな中にも女性的なフルーツの甘みを彷彿する要素を包括している。口に含 むとサラリとした口あたりと酸味の穏やかな、またソーヴィニョンの様なグラス系の爽やかな味わいを感じるが、ハーブ的アクセ ントは程々と言え、また柑橘的な要素も感じられるので、ハーブ&フルーツというエレナ・ワルクらしい親しみ易さも充分感じら れる。余談ながら、5時間おいての状況はこの果実味がよりしっかりと感じられ、オイリーなニュアンスもあり、決して穏やかな だけではない、明確なスタイルを持ち合わせている事に気づかされるはず。その点からしてもこのワインのパフォーマンスは高い と感じるし、価格の面からしても極めて優良度の高いワインと言える。 1975年にドイツ・フライブルグ大学で生まれた交配品種。メルツェリング種を母体に、極東の山ぶどうアムレンシスのDNAを持 つGm6496(交配種)を交配させた物。爽快さと仄かに柑橘的ニュアンスを発揮する親しみ易い味わいの一方、寒さとフィロキセラ 等の害虫に強い側面を持つ。現在、ドイツ・バーデン地方やオーストリアでもワイン生産に使われている。

Cuve`e  EWA Vino Bianco Italia

ピノ・グリージョ アルト・アディジェ

BRONNER Mitterberg IGT

キュヴェ エヴァ ブロンナー100% ベースラインの中では最も丹精なワインと言えるピノ・ビアンコ。印象的なのは丸みを帯びた果実味は仄かにオレンジや金柑の様 なシトラス系のニュアンスが感じられる。その中にはドライフルーツやハーブの様な要素も混じっており、幅のある香りが楽しめ る。ただ、全般的によく統一された香りや味わいとして表現されている。

Pinot Bianco Alto Adige DOC

ゲヴュルツトラミネール60%、ミュラートゥ ルガウ20%、シャルドネ20% ステンレス発酵後粗めに澱引きし、瓶詰めまで酵母とともにタンクで清澄。非常に心地よいアロマティックな香りと澱みないエキ ス。それぞれのブドウのキャラが明瞭に表現されている。ゲヴュルツを主体にしたワインらしく、ライチの様な魅惑的な香りに満 ちているが、フレーバーに頼ることなく、葡萄の果実が実践されており、ゲヴュルツ単体よりも、より凝縮した果実味と粘性が感 じられる。 ピノ・グリージョ100% ワイン名 ステンレスタンクを使用したシンプルなスタイル。この土地らしい豊かなミネラル感を感じさせながら、ピノグリージョらしい白 桃を思わせるしなやかな果実味が存分に楽しめる一本。時間と共に健やかな蜜&シロップの様な柔らかな香りのニュアンスと甘味 が出てくる。グラスワインんとしても、ボトルとしても豊かなパフォーマンスが期待できる。 ピノ・ビアンコ アルト・アディジェ ブロンナー ミッテルベルグ

Pinot Grigio Alto Adige DOC

品種

Chardonnay Alto Adige DOC

シャルドネ100%

シャルドネ アルト・アディジェ 圧搾により絞ったモストはステンレスタンクにて温度18℃で発酵させる。その後6カ月程度をステンレスタンクにて寝かせてボト リングされる。黄色みのかかった透明度溢れる色彩、ブーケにも似た豊かな香りとバナナの様な粘性も感じる香りがマッチしてい る。前年2014年程ではないにしろ心地よい酸味も健在。久しぶりに入荷のシャルドネだが、以前より甘みが抑えられた印象があ り、その分引き締まりのあるパフォーマンスの高い内容になっている。 ピノ・ビアンコ100% 南チロル地方、ドロミテ山塊のお膝元ボルツァーノ(独名:ボーツェン)の南に位置するカルダロ湖の畔にある小さな町テルメーノ(独 名:トラミン)。ドロミテの山々から注がれる冷涼な空気と水捌けの良い石灰質の土壌から、葡萄や林檎の栽培がさかんに行われていま す(特にリンゴは欧州きっての産地)。町の中心にあるこの地方独特の屋根をした教会にほど近い場所にエレナ・ワルクの拠点がありま す。 この地方で生まれた現当主エレナはミラノで建築の仕事をしていましたが同郷の夫と結婚し、この地に戻ってきました。そして夫 の実家が古くからのワイン生産者であった事から、次第に彼女もワイン造りに参画し(もっともそれ以前から造詣はあった様です)、 20年ほど前に彼女がリーダーとして本格的な生産者としての歴史を歩み始めました。 育てる葡萄はピノグリージョ、ピノビアンコ、シャルドネ、ソーヴィニョンといった、この地で広く栽培される白ブドウが種で あったが、彼女の名声を高めたのは間違いなくゲヴュルツトラミネールであろう。標高400m程に位置するカステラッツの畑で育っ た葡萄を使った単一畑物のワインがイタリア国内、及びヨーロッパの著名なワイン誌で非常に高い評価を得た事から、エレナ・ワル ク(独名:ヴァルヒ)は一躍広まって行った。 カンティーナは決して広いとは言えない敷地にあるが故に、安定して収穫から圧搾、醸造過程に移る時間を省く事を意識した形で 地上から地下へ向かって生産ラインを組む形で成されている。山が多いが故にできた工夫ではあるが、作業工程を踏む点でも、また 地下という冷涼な場所を利用する点でも実に合理的であると言える。彼女のワイン生産における哲学は言葉を借りれば、ワイン造り とはあくまで人間の成せる物であり、畑や栽培が大事なのは当然としても、それを活かせる環境と衛生、技術が欠かせないのである。 更に2015年には、より現代的な醸造設備を構築したが、これはやはりユリアとカロリーヌという二人の娘が事業に参加した事を転 機に、生産者として更なる飛躍を目指した意欲の表れであろう。

(4)

YVEWGEK1 5

2015

750ml

¥5,900

新入荷

YVEWBC12

2012

750ml

¥8,400

在庫極少

YVEWPN14

2014

750ml

¥3,200

 

YVEWLG14

2014

750ml

¥2,800

 

YVEWKL14

2014

750ml

¥2,800

 

YVEWIS14

2014

750ml

¥5,000

 

新入荷

YVEWLW14

2014

750ml

¥5,300

新入荷

YVEWKM11

2011

750ml

¥11,000

 

在庫少

YVEW MO13

2013

375ml

¥3,900

 

赤・甘口

在庫少

Istrice Cabernet Algo-Adige DOC

イストリーチェ カベルネ アルトアディジェ  カベルネソーヴィニョンはカステルリングベルグ、フランはヴァルデリースの畑からの物。破砕しモストをステンレスタンクに入 れて一次発酵。その後10日間のマセレーションを行う。その後大樽でのマロラクティック発酵を経てフレンチオークのバリックに て12カ月熟成。ボトリング後に数カ月(10カ月未満)の瓶内熟成を経て出荷。緋色みを帯びた濃い色彩。黒胡椒、レッドペッパー、 カフェを彷彿するスパイシーな香りだが、トースト香は抑えられている印象。口に含むと赤い果実とスパイスのニュアンスが感じ られ、タンニンも豊かな内容。その余韻は実に長く響き渡る。 カベルネソーヴィニョン90%、 カベルネフラン10% 今やElenaWalchの代表格とも言えるワイン。海抜350m付近の彼らの誇る畑‘カステラッツ’に植えられた葡萄(グイヨ。7,000 本/ha)を使用。収穫は9月下旬。ソフトプレス後に6時間ほどマセラシオンにかけ、低温状態で静止沈殿によりモストと澱を分離さ せる。18度での発酵させ、春までシュールリーにかけて後、瓶詰め。黄色かかった緑色。レッドペッパー的なニュアンスをも帯び た、トラミネール特有のスパイシーさとアロマティックなライチ的芳醇な香り、清潔感のある甘味と艶を与えるミネラルのコント ラスト。グンとくる濃密、且つ粘性も感じるパワフルなエキスに圧倒される。アルコール度数15.5%という重量級ワインだが、そ の数値から予想できない歯切れの良さも垣間見れる。数々のガイド本で評価されてきたが、この年もやはり同様でWin

Spectator、Wine Adovocateと言った欧米の有力誌で軒並み90点以上、I Vini Di Veroelliでも90点獲得。海外での評価も抜群 のワイン。

Beyond the Clouds Gran Cuve`e

シャルドネ主体

ゲヴユルツトラミネール カステラッツ

Ludwig Pinonero Alto-Adige DOP

ルドヴィグ ピノネロ アルトアディジェ DOP

Kermesse  Cuve`e Alto-Adige Rosso

ケルメッセ キ゚ュヴェ・アルトアディジェ ロッソ

Moscato Rosa Ato Adige DOP

エレナ・ワルクの最高ランクに位置するロッソ。それぞれの葡萄は同日に収穫(カベルネのみ少々摘み)され、それぞれがステンレス タンクにて10日間のマセレーションを含めて発酵され、大樽にてマロラクティック発酵を行う。その後それぞれがフレンチオーク のバリックにて18ヶ月の熟成させ、最後に全てを合わせてボトリングされる。真紅ともいえる濃密な色彩。第一印象にブーケの様 な厚みのある香りが感じられ、さらに煎った胡椒やタバコの様なスパイシーさをも感じる香り、さらにカカオの様な香ばしさと、 実に多彩な要素が感じられる。タフな果実味の中にはスパイシーさとダークチョコレートのニュアンスを帯びた力強さが感じられ つつ、スグリやイチジクといった密度の濃いフルーツの味わいが感じられ、バランスよくエレガントに仕上がっている。 テルメーノの標高450~550にかけて広がる南西向きの畑(石灰質に粘土と砂が混ざっている)で育ったモスカートローザは11月上 旬に畑の段階で選定しながら収穫され、圧搾。果皮を漬け込んだ形で10日間発酵が行われる。その後ステンレスタンクでの熟成を 10ヶ月経てボトリングされる。眩きルビー色でバラを思わせる繊細な香りが特徴。口に含むと極細かなタンニンを纏いながら、 チェリーやフランボワーズの様なチャーミングで上品な甘みがしなやかに感じられ、ゆったりした余韻を与えている。 ピノネロ 100% モスカートローザ100% 収穫後圧搾し、果皮と共に10日間浸たした後にステンレスタンクにて発酵を行い、それに続きマロラクティック発酵を行う。その 後、大半を大樽にて、また一部をステンレスタンクにて10ヶ月程熟成させ、一般的に厳しい年と言われる2014年。果実の熟すこ とが難しかった年ではあるが、透明感のある色彩とフローラル、且つチェリーの様な穏やかな香り、口に含むとサクランボやイチ ゴの様なチャーミングな果実味が感じられる。タンニンはあるものの、やはり穏やか。心地よい酸味、果実、香りのバランスは良 くとれており、生産者としての力量を存分に示している。 ビヨンド ザ クラウズ テルメーノの地を代表する畑カステルリングベルグ、カステラッツ等の畑で育った最良の葡萄を使った、彼女にとって最強のワイ ンのひとつ。それぞれの畑で育ったブドウは収穫後に一緒にされ、ソフトプレスにて圧搾される。その後多くをアリエ産の新樽バ リックに、一部を一年使用のバリックに入れて発酵させる。10カ月経過してから1ヶ月に渡りバトナージュを週一回のペースで行 い、その後シュールリーにかける。その後ボトリングされ、6カ月熟成されてから出荷される。黄色みを帯びた、眩いほどの明るい 色彩。春の花々、そしてハーブ等のアロマティックな香り、そしてデリケートな程に柔らかいヴァニラ香がマッチしている。口に 含むと流れる様な上質のミネラル感、上品な果実味とトロピカルな粘性のある味わいが広がる。もちろんそれを引き締める酸味が 健在である事は言うまでもなく、ひとつのワイン・ストーリーとしての完結を示している。 初入荷のスペシャルなピノネロ。標高550~600mの南西向きの砂と石灰の混じる畑。ステンレスタンクにて大半を、また一部を 木樽にて発酵させ、10日のマセレーションにかける。さらに大樽に移しマロラクティック発酵を行った後、フレンチ・バリックに て17ヶ月熟成させてからボトリングされる。色彩はスタンダードクラスの物と比べるとより濃厚な緋色を帯びた色彩。柔らかなが らも樽から来るバターの様な香りを醸し出しながらも、華のあるエレガントな香り。味わいは凝縮感のある赤い果実(スグリ、ラズ ベリー等)を思わせる一方、仄かに干しイチジクやシナモンを彷彿する一面もある。タンニンは細かながらもその存在が明確であ り、余韻も豊かに広がる。果実味と樽が勝ち過ぎていない、バランスの良い上品な仕上がり。 モスカートローザ アルトアディジェ DOP 収穫後に圧搾し、果皮と共に20日間浸した後にステンレスタンクにて発酵を行い、続いてマロラクティック発酵を行う。その後ス ロヴェニアンオークの大樽にて10ヶ月程熟成させる。さもすると根菜的な土のフレーバーが強くなりがちなラグレインではある が、エレナの方向性として実にアロマティックな一面を醸し出した仕上がり。花々の香りの中に胡椒のニュアンスを捉えたフレー バー、赤い果実とチェリーの様なチャーミングな味わいを取り入れたバランスの良さが光る一本。 プティヴェルド、シラー、ラグレイ ン、メルロー、カベルネソーヴィニョ ン各20%

Pinonero Alto-Adige DOP

ピノネロ 100% ピノネロ アルトアディジェ DOP 

Lagrein Alto adige DOP

ラグレイン100%

Kalterersee Clasico Superiore DOP

スキアーヴァ100%

カルテレーゼ クラシコ スーペリオーレ DOP

Gewurtztraminer Alto^Adige `Kastelatz'

標高350mに位置する、テルメーノを代表する畑カステル・リングベルグのスキアーヴァのワイン。破搾し、7日間果皮を漬け込 んでからステンレスタンクで27度未満で発酵を行う。マロラクティック発酵の後、スロヴェニアンオークとフレンチオーク(80hl) で半量づつ熟成を行い、収穫翌年の春(たいてい3月下旬)に双方を合わせてボトリングされる。澱みの無い眩いほどのルビー色の通 り、実に透明感溢れる仕上がり。サクラの他にアーモンドの様な親しみ易い香り。タンニンが穏やかで、彷彿する様なフレッシュ な果実のスムースな飲み口が印象的。軽く冷やして、または夏場であれば12度くらいまで冷やして提供するのにも充分納得いただ けるであろう。 ※カルテレーゼはテルメーノにあるカルダロ湖のドイツ語名。 ラグレイン アルトアディジェ DOP 

(5)

コード ヴィンテージ 容量 希望小売価格

YVTRUA15

2015

750ml

¥2,500

 

 

YVTRSC08

2008

750ml

¥3,800

ヴァルポリチェッラ スペリオーレ "テッレ・ディ・サン・コロンバーノ

 

在庫少

YVTRTC07

2007

750ml

¥4,200

ヴァルポリチェッラ スペリオーレ "テッレ デル チェレオーロ

 

再入荷!

YVTRRT11

2011

750ml

¥3,600

ヴァルポリチェッラ スペリオーレ リパッソ ヴィッラ トラブッキ

 

再入荷!

YVTRAMV10

2010

750ml

¥7,500

YVTRAM06

2006

750ml

¥13,000

在庫少

YVTRAMR04

2004

750ml

¥19,500

在庫少

 

 

 

 

 

 

<Azienda Agricola Trabucchi d'illasi トラブッキ ディッラージ> Illasi/Verona  ヴェローナ県イッラージ

Amarone della Valpolicella DOC Villa Trabuchhi

 

アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ リゼルヴァ

 

 

アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ  

Valpolicella Superiore DOC Terra di San Colombano

Valpolicella DOC ‘Un Anno’

初代マルコの時代から続く畑の海抜150m付近のみに植えられた樹齢100年以上の樹木から収穫した葡萄のみを使用。9月第二週 に収穫後に藁のバスケットに載せて母屋にて陰干し。50%まで水分が飛んだ1月上旬に圧搾する。搾り出たモストをフレンチバ リックにて発酵。そののち、バリック(内部トースト中レベル)にて18カ月、その後大樽に移して10カ月の熟成を行う。ボトリング の後20カ月の瓶内熟成を経てリリースされる。バラ、ユーカリ、タバコ、インクとた様な植物的要素の絡まった力強い香りが印象 的。口に含むと極細かいタンニンを感じつつ、エキスの緻密で美しい程の滑らかさに驚嘆する。カカオ、アーモンド、濃縮したバ ルサミコ、熟れたベリー系ジャムのソース。。。実に多様な味わい。さらにこの余韻が長いのも特徴。 コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノー ネ主体(80%)、ロンディネッラ、クロア ティーナ、オセレータ、フォルセリーナ コルヴィーナ・ヴェロネーゼ40%、コル ヴィノーネ40%、ロンディネッラ10%、ク ロアティーナ5%、オセレータ5% イッラージの丘陵海抜140~290mに広がる畑(チェレオーロ、モンテテンダ,カステッロ等)の畑で収穫された葡萄を陰干しし、50%程まで水分を飛 ばして濃縮させ、圧搾、発酵。その後バリックにて24カ月熟成させてボトリングする。濃いルビー色と軽い緋色が混じる色彩。熟 れたプラム、干しイチジクの様な甘味、カカオやリクリツィアの様なスパイシー且つしっかりとしたアロマを備えており、余韻も 充分。古典的な重厚さ、濃厚な甘味よりも葡萄本来の味わいを出すことでブドウの個性や香り、そしてワインとしての味わいを明 確にする事に重点を置いた造りと言える。とは言え、そこはアマローネのアマローネたる所以であり、凝縮した果実と陰干しから 来る固有の旨味と風味はしっかり出ている。ただ、当主ラッファエラは、健康や肥満が問題となる昨今料理自体も軽くなる傾向に ついて、アマローネ自体も少なからず変化をしているという。もちろん伝統的な重厚さのあるスタイルは上級ランクにてしっかり 残す事は大事だが、今の消費生活に合った側面も否定できないという観点から、このワインのの方向性を決定づけたと語る。そう いった点では現代的なアマローネと言えよう。 ヴァルポリチェッラ ″ウナンノ”  9月中旬の収穫後時間をおかずに直ぐ圧搾し、ステンレスタンクで発酵、熟成、そして瓶詰めされるスタンダードのヴァルポリ チェッラ。困難だった2014年と異なり、天候の安定した2015年。全体的にボリュームを出せており、到着当初はいきり立つ程 のスパイス感のの立った印象があったが、到着から3カ月を経て随分落ち着いた。スグリ等赤い果実とシナモンの様なスパイスの ニュアンスを伴った、程よい粘性のある果実味と酸味のバランスも良く、パフォーマンスの良い状態と言える。 初代マルコから続く畑サン・コロンバーノの畑のブドウを主体とした、トラブッキ社のフラッグシップワイン。収穫されたブドウ は10~15日乾かし10~15%程水分を飛ばして、圧搾しステンレスタンクにて15~20日発酵させる。熟したプルーンの 粘性ある果実、ナツメグや胡椒のスパイシ―さ、ローズマリーやセージ等、ハーブの香り。非常に複雑でモザイクの様なフレー バーと熟れたチェリーやベリーと黒トリュフの様な奥行きのある味わい、細かいタンニンと豊かな酸味のバランスが見事。アフ ターにはシナモンの風味が残り、長い余韻が続く。 品種

Amarone della Valpolicella DOC

コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノー ネ主体(80%)、ロンディネッラ、クロア ティーナ、オセレータ コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノー ネ主体、モリナーラ、クロアティーナ、オ セレータ、フォルセリーナ アマローネ デッラ ヴァルポリチェッラ スーペイオーレ  ヴィッラ トラブッキ チェレオーロの畑で収穫したブドウは、アマローネ同様に陰干しさせて凝縮した段階でソフトプレスにてモストを絞る。ステンレ スタンクにて20日かけて発酵させ、フレンチオークの大樽で15ヶ月熟成させる。以前に比べて繊細な味わいを取り入れた格好と なっている。バニラやハーブ、リクリツィアの様なバランスの優れた香りとエレガントでありながら濃厚な旨味が醸し出されてい るのが特徴。今回しっかりと熟成を楽しめる良年ヴィンテージ2007を分けて貰いました。

Valpolicella Superiore DOC Ripasso Villa Trabucchi

コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノー ネ主体、モリナーラ、クロアティーナ、オ

セレータ、フォルセリーナ

Amarone Villa Trabucchiの搾りかすをヴァルポリチェッラに加えて発酵させた、リパッソスタイル。収穫は9月第二週目で選定 されながら収穫される。ソフトプレスの後に冷温で8日程マセレーションにかけ、発酵される。一次発酵の後、アマローネ・ ヴィッラトラブッキのの搾りかすの中にこのワインを入れ、再度発酵せる。発酵の終了後、オークの中樽にて24ヶ月寝かせ、さら にボトリングしてから最低6カ月の瓶内熟成の後にリリースされる。ドライ・イチジクやカカオ、胡椒などのスパイスなニュアン スとアマローネ独特の粘りのある甘み、それがヴァルポリチェッラらしい素直なワインとマッチした形になっている。重すぎな い、キレの良さと醸し出しながらふくよかさと、デリケートな味わいを湛えたバランスに優れた仕上がりとなっている。 コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、 コルヴィノーネ、ロンディネッラ

Amarone della Valpolicella Riserva DOC

ワイン名 実はこちらが彼らのスタンダードのアマローネ。140~290mに位置する畑から9月第二週に収穫を行う。その後藁で出来たバス ケットに載せ母屋で1月上旬までかけて50%程度まで濃縮させる。圧搾し、モストを搾り出してステンレスタンクにて発酵した 後、フレンチオーク(アリエ、リム―ザン産)のバリックと大樽に半分づつ入れて24カ月間熟成させる。バルサミコの様な濃厚であ りながら、健やかで抜けの良い優しい果実やアーモンド、熟したチェリー、黒トリュフの様な複雑な香りを放ち、口に含むと重厚 さと共にリクリッツィア(甘草)やチョコレートの様な奥行きのある味わいを醸し出している。重厚さを持ちながらダレる事無く、凛 とした体躯を感じられる。

Valpolicella Superiore DOC Terre del Cereolo

コルヴィーナ・ヴェロネーゼ、コルヴィノー ネ主体、モリナーラ、クロアティーナ、オ セレータ 1925年マルコ・トラブッキ氏により創設。3代に受け継がれ、1993年より全ての栽培を有機農法に切り替え、フランスなどに比 べて些か遅れ気味だったイタリアにおいて、他に先駆けてビオロジック的な農業を実践しました。またこれに合わせる形で、周囲の 景観保護と安定的な醸造熟成環境を得る為にカンティーナ自体を地中に建設しました。 造りにおいては伝統的な味わいを追求しつつ、現代的な技術を拒むことなく実践している。確かに古き時代の要素はノスタルジッ クであり、興味すら湧くものであるが、ワインという発酵飲料を作る事においては全てがプラスとなるわけではなく、逆にマイナス に働く要素もある。それらは技術革新によって、よりポジティブに変わる、というのが基本原則にあります。とはいえ、彼らの造る ワインはヴァルポリチェッラのヴァルポリチェッラたる所以を思い起こす、良い意味でノスタルジックな面を醸しだしている。

(6)

コード ヴィンテージ 容量 希望小売価格

YVFGGC

 

750ml

¥3,000

白・泡

お値段下がりました!

YVFGCVB

 

750ml

¥3,300

白・泡

 

YVFGPD

 

750ml

¥4,200

白・泡

 

YVFGBT

 

750ml

¥3,800

白・泡

お値段下がりました!

YVFGRB

750ml

¥5,000

白・泡

 

8月末~10月(それぞれの葡萄の状況次第・・)に手摘みで収穫され、ラックでカンティーナ内に運ばれ圧搾の前に小部屋で冷やさ れる。10度~12度の環境でソフトプレスにて圧搾。一次発酵はステンレスタンクにて15~18度にて20日間かけて行われる。4 月に入ってから瓶詰めされ、24カ月をかけてゆっくり発泡化される。さらにルミアージュ(動瓶)30日を経て澱を集めてからデゴル ジュマン(澱抜き)をする。軽く黄色みを帯びたクリアな色彩。泡立ちは奥のほうから湧き出る様に上品で豊かな状態。口に含むと軽 いシトラスのニュアンスを想わせながらも豊かなミネラル感が感じられ奥行きの深さを演出している。引き締まった中にも味わい 深さが感じられる。 ドゥレッラ 100% ヴェローナの北東郊外と、レッシーニ山塊の麓に位置するという二つの環境の異なる畑のドゥレッラを使用したスプマンテ。製造 パターンはグランキュヴェ、キュヴェと同様だがPas Dogeの名の通り最終段階での補糖は行わず、澱抜きで減少した分は同じワ インで補っている。二つの栽培地からの葡萄を使う事で、なだらかな土地の果実味と冷涼な山地の酸味が明確にマッチした内容。 凛とした酸味が実に心地良く感じられる。ボリューム感よりも繊細でデリケートな印象を与え、全体的にエレガントに仕上がって いる。仄かにリンゴの様な清々しい味わいも感じられるも特徴と言えよう。   スプマンテ ブリュット レッシーニ ドゥレッロ DOC リゼルヴァ

Spumante Gran Cuv`ee

ドゥレッラ85%、シャルドネ15%

Spumante Pas Dose

8月末から手摘みでの収穫。グランキュヴェと基本的な生産方法は同様で太陽の熱気を冷ましてからのソフトプレス。ステンレスタ ンクにて発酵、4月に入ってから24カ月に渡る瓶内二次発酵を行う。インクローチョマンゾーニは御存じの通りコネリアーノのマ ンゾーニ教授による交配品種で、フォンガロではこのワインにリースリング/ピノビアンコの交配によって出来た葡萄を使用してい る。グランキュヴェに比べて骨格がしなやかで、フルーティーなニュアンスが感じられやすい。その点では無論食中酒としても問 題ないが、アペリティーヴォにより向いているスタイルと言えよう。 品種

<Fongaro Societa Agricola フォンガロ > Ronca/Verona  ヴェローナ県ロンカ

スプマンテ キュヴェ スプマンテ グラン キュヴェ ワイン名 レッシーニ山塊に位置する畑で育ったドゥレッラのみを使用。収穫は手摘みで9月(年によって異なるが遅くても10月上旬)。収穫 の後果実に帯びた熱を冷ましてから10~12℃の環境でソフトプレスする。モストをステンレスタンクで15~18℃の温度で20日 かけて発酵させる。その後酵母と共にボトリングされて30ヶ月かけて瓶内二次発酵にて発泡化される。澱抜き前の30日のルミ アージュ(動瓶)を経てデゴルジュマン(澱抜き)をるす。繊細な白色を交えた黄色を纏い、その味わいは凛とした酸に統率された シャープな果実味であり、上品なシトラス系のフレーバーを放ちながら、芯の強さを持ち合わせた旨みとなっている。 ドゥレッラ100% スプマンテ パ・ドセ

Spumante Brut Lessini Durerllo DOC Riserva

Pas Doseと同様の畑のドゥレッラを使用。他三種と全く異なるのが瓶内二次発酵の期間に40カ月を費やしている点。これにより 豊かでありながら、瞬発力だけではない持続性のある、且つ舌触りの柔らかい泡立ちを実現している。ワインのエキス自体も複雑 で、より奥行きの深い味わいを醸し出している。それが大きな余韻に繋がっている点が他三種とは決定的に異なっている。明らか にアッパークラスの表情を持っている。軽く熟成したニュアンスも感じられ、ゆっくり楽しみたいスプマンテ。

Spumante Brut Lessini Durello DOC

ドゥレッラ 100%

スプマンテ ブリュット レッシーニ ドゥレッロ DOC

Spumante Cuv`ee

ドゥレッラ85%、インクローチョマンゾーニ15% 1975年、グエッリーノ・フォンガロがレッシーニ山の麓ロンカに創設した家族経営のスプマンテ生産者です。この地に生まれな がら、40年の時を経て帰郷したグエッリーノは当時この地で行われていた一般的農業の現状を見て、ブドウ栽培を原則的に有機栽培 で行うという大きな決断の下で、葡萄栽培を行いました。当時としては未だ極めて少なかった栽培方法を彼は、生産の基本理念に据 えたのです。 葡萄はドゥレッラ種を基本ベースとして栽培し、スプマンテを製造してきました。ご存知の通り、ドゥレッラはヴェローナから ヴィチェンツァにかけての、その北部に位置するレッシーニ山塊で育つ地場品種で彼はこのブドウを基本にし、瓶内二次発酵を行う 形でのスプマンテ造りを志します。ロンカの土地は隣接するソアヴェ地区等と同様に元来火山によって形成されたもので、土壌は石 灰質が強く豊かなミネラルを生み出すのが特徴と言えます。その一方で鉄分を含む赤土も豊富で、この二つのバランスが取れた、こ の界隈でも比較的個性的な土壌を持つ畑となっている。またアルプスの末端にあたるレッシーニ山塊から吹きこむ冷涼な空気により、 葡萄は良好の酸味が育まれ、キリッとしながら繊細なスタイルを醸し出している。 そんなロンカで39年。彼の推し進めた有機的栽培は今や多くの生産者が実践する様になりました。そんな変わりゆく時代の中で昨 年、創業者グェッリーノは96歳でその生涯を閉じました。最後まで畑と葡萄、そしてワインを気にかけていたそうです。彼の情熱と ワイン造りは今、孫達が中心になって受け継がれています。

(7)

<Az.Agr.Cordani コルダーニ> celleri/carpaneto piacentino ~

ピアチェンツァ県カルパネートピアチェンティーノ~チェッレーリ

YVMCGF15

2015

750ml

¥2,400

赤・微発泡

新入荷

YVMCPG13

2013

750ml

¥3,200

赤 

在庫極少

YVMCOC15

2015

750ml

¥3,200

新入荷

YVMCOF15

2015

750ml

¥2,500

白・微発泡

新入荷

YVMCLA15

2015

750ml

¥2,500

白・微発泡

新入荷

Vino Da Tavola `Oracolo' Bianco

難儀の2014年には造られなかったが、2015年は順調に仕上がり、久々の入荷。葡萄はラバイアと極めて似ている造りだが、 ソーヴィニョンを使う点と陰干ししたモスカートを使用し、発泡させないフェルモとして仕上げられる。収穫後にそれぞれをステ ンレスタンクにてマセレーションを含めて発酵させ、9か月後に合わせる。その6カ月に粗めのフィルターを通してボトリングされ る。濃厚な黄金の色彩。トロピカルな面をも醸し出す香り。口に含むと刺激のないエキスから、グンと膨らみを帯びる膨張感、白 桃や熟れたリンゴ、パインやマンゴーの様な芳醇な果実味が感じられる。「甘さ」ではなく「甘み」に起源を持つだろう、全体の 厚みが彼の他のワインと全く異なっている。程よく酸味も感じられるのが、後口の良さを上手く助けている。 マルヴァジア・カンディアアロマティカ40% オルト ルーゴ25% ソーヴィニョン25%、モスカート 10% ヴィーノ ダ ターヴォラ ‘オラコロ’ 8月下旬の収穫後圧搾し、各々9日間プラスチックの桶でマセレーション。その後セメントタンクで発酵、9か月後に瓶に詰めて から二次発酵にて発泡させる。しっかりとしたルビー色であるものの、新鮮なプラムの様なきれいな甘味とブルーベリーの様な程 良い酸味のバランスが良く、きれいなエキスを充分感じる事の出来る内容。細かく穏やかな発泡が全体をより上品に仕上げてい る。ランブルスコ等に比べて軽やかさがある分、春夏の暖かい時期でも温度を少し下げてフレッシュさとジューシーさを楽しむに は最適な仕上がり。

Terre di Villeja IGT Rosso ‘Perigeo’

グットゥルニオ・フリッツアンテ DOC ‘マジア’  8月下旬に収穫後圧搾、48時間のマセレーション。ステンレスタンクにて発酵させて9か月後にボトリングし、三か月程度かけて 二次発酵により発泡化される。柔らかい果実味であり、洋ナシやピーチの様なしっとりとした、且つ粘性を帯びた甘味が印象的で ありながら、一切の「くどさ」を残さず酸味が心地よく引き締めている。泡はグットゥルニオ同様に極めて細かく、当たりを良く する為に一役買っている程度。あくまでジューシーなワインとしての旨味を軸に構築されており、ブドウをかみしめる様な味わい に溢れいている。  ※Terzoloの名は地元の近くにある小川の事で、マルコの子供の頃の遊び場だったとか。 昨秋訪問した時「実はこんなワイン造ったんだよ・・」と言ったマルコが手にしていたのがこちら。グットゥルニオよりもバル ベーラの比率を上げて9:1の混醸で作ったワイン。圧搾の後セメントタンクにて果皮を36時間漬け込み、天然酵母で発酵させ る。発酵の終了後、樽ではなくセメントタンクにて寝かせ、10か月後にボトリングする。暖かい年であったせいもあって、強い果 実の凝縮が得られた結果、ボディのしっかりしたワインに仕上がった。とは言え、それらは素直な葡萄の果実味から来るものであ るが故、実にシンプルで小細工の無い旨味として感じる。プラムの甘みとラズベリーの軽いタンニンを湛えた弾ける果実感、鮮烈 な酸味。それらが小細工抜きで素直に表現されている。

MONTE ROSSO val d`Arda Frizzante DOC `LABAIA'

オルトル―ゴ100% オルトル―ゴ フリッツァンテ DOC `テルツォロ’

Ortrugo Frizzante DOC `Terzolo'

モンテロッソ ヴァルダルダ フリッツァンテ DOC ‘ラバイア’ バルベーラ90%、ボナルダ10% バルベーラ60%、ボナルダ40% テッレ・ディ・ヴィッレヤ IGT ロッソ ‘ペリジェオ’ マルヴァジア・カンディアアロマティカ40% オルト ルーゴ25% トレッビアーノ25%、モスカート 10% 白系ブドウ4種のワイン。それぞれを圧搾して24~36時間のマセレーション。その後モストを併せてステンレスタンクで発酵。9 か月後に粗めのフィルターをかけて瓶詰めされ、二次発酵をさせて微発泡化させる。3カ月後より出荷される。僅かに黄色みを帯び たエキスは、リンゴのニュアンスを伴いながら良好な甘味を醸し出すと共に、ふくよかな果実味となっている。当初発酵特有の香 りが残存しているが、時間と共に消え去り果実全体の旨味を楽しめる。  ※LABAIAはVado alla baiaとマルコのお父さんがよ く口にしていた言葉が変化してつけたとの事。Baiaは木桶の意味なので、「木桶の所に行ってくる」⇒「カンティーナで仕事して くる」という意味との事。真面目なマルコらしい言い方です(笑)

Gutturnio Frizzante DOC `Magia'

ピアチェンツァから車で40分程のカルパネートピアチェンティーノはこの土地のワインGutturnioの生産拠点の一つであり、ワイ ン祭り(キャンティ等のそれと比べて小さいが・・)も行われる。さらに数キロ離れたチェッレーリ地区(町ではない・・)に5ヘクター ル程の畑を持つコルダーニ家は4代に渡って畑を耕し、乳牛を育てていた農家でした。現在は当主マルコが栽培から醸造、販売まで を行っているが、そのワインは地元のレストランの他、北イタリアの先進的なナチュラル食品の店やレストランに並び、イタリア国 内でも滅多に見かけない。更にはVin`Italyにも出展していないのが実情です。 土地としてはポー川流域に出来た平野で粘土質に砂や砂利が混ざった土地であり、気候は南西にリグーリアとの境となる山々があ る為、朝夕は比較的涼しく、それゆえ良質の酸味が果実に与えられる。また日陰になる要素が少ないのもこの地域の特徴で、日光は 充分降り注ぐ。 畑では化学肥料は使わず、機械も使用しない(ボルドー液は状況次第で使う)農業が実践されており、ワイン造りには天然酵母を使っ て温度コントロールをしない発酵を行う。特徴のひとつとして赤ワインには出来るだけ、もちろん状況によるが、セメントタンクを 用いて発酵等を行う。これは気温の変化による影響をステンレスに比べて受けにくいという事と、呼吸をし易いが為に香りがよりア ロマティックになる傾向があるという理由(マルコ曰く)からです。白についてはアロマティックな要素よりも透明感のある果実味を強 調する為、ステンレスタンクを使っている。また、バリックはスロヴェニアンオークの物を数本持っているが、これは上級のバル ベーラやグットゥルニオ・スーペリオーレに関して熟成の段階に使用している。 今回二年ぶりに入荷するのがVDTオラコロ。シビアだった2014年は生産を停止したのですが、2015は確実に生産に至り、また 2016年も順調に生産しているとの事。今回入荷は2015年で、天候自体も安定した年であった為に必要とする糖度も充分得る事が 出来た。温暖化で暑さが厳しい昨今だが、マルコも他の生産者同様に工夫を凝らし、マセレーションは気持ち軽めにして歯切れの良 さを得る事に力点を置いているという。

(8)

<Fattoria Santo Stefano ファットリア サントステファノ> Greve in Chianti~フィレンツェ県グレーヴェ・イン・キャンティ

コード ヴィンテージ 容量 希望小売価格

YVSFCL14

2014

750ml

¥2,800

初入荷

YVSFDR14

2014

750ml

¥5,000

初入荷

コード ヴィンテージ 容量 希望小売価格

YVCM0112

2012

750ml

¥2,950

YVCM0212

2012

750ml

¥4,500

在庫少

<Castello di Meleto カステッロ・ディ・メレート> Gaiole in Chianti/Siena シエナ県ガイオーレ・イン・キャンティ

キャンティ・クラッシコ リゼルヴァ ‘ヴィーニャ カジ’ 標高400mの畑Casiでのサンジョヴェーゼを主に据えたリゼルヴァ。ブドウは全て手摘みし、選定に掛ける。ソフトプレスにかけ てじっくりエキスを絞る。楠の大樽にて一次発酵、更に20日程度のマセレーションを行う。その後セメントタンクでマロラク ティック発酵を行う。50%をスロヴェニアンオークの大樽で、50%をバリックにて18カ月熟成してから瓶詰めする。凝縮した赤 い果実、凛とした酸味がありながらも骨格の明確な旨味が明確。凛とした酸味と果実の甘味、樽と凝縮した果実のバランスが秀 逸。 前年よりエノロゴが変わった為に葡萄のセパージュも変更され、12年はアリカンテとマルヴァジアネーラを補足的に使用。ソフト プレスの後、25~28℃のステンレスタンク内に入れて天然酵母にて発酵させる(15日程度)。マセレーションの後にセメントタン クに移してマロラクティック発酵を行い、スロヴェニアンオークの大樽に移して12ヶ月熟成させる。なんと初の天然酵母の使用に 踏み切ったエノロゴ、エミリアーノ。デリケートなニュアンスを残しながらも、心地よい酸味とハーブと草木の複雑なフレーバー に溢れている。スムースな飲み口とのど越しが感じられる。アフターもフワリと広がるスグリやラズベリーを彷彿する果実味が心 地よい。 品種

Chianti Classico

約2haの好条件の畑で9月上旬に手摘みされ、選定された実を使う。破砕でモストを取り出しオーク材の桶で6ヶ月かけて発酵。3 月中旬に一度フレンチオークのバリックと2500Ⅼの樽に移し(半量づつ)、地下の適度な湿気と安定した気温の中で24ヶ月熟成さ せる。「温度や湿度の管理は今は様々な方法で管理できるけど、このワインに理想の環境がドルゴというワインの誇り」とエレナ は言い切る。ボトリングもこの環境下で行われる。香りからして凝縮感のある内容ながら、樽の強さは程々。密度のある果実味は スグリやアメリカンチェリーの様な熟れた赤い実の凝縮感に溢れ、ドライイチジクや香辛料のインパクトを醸し出しながら、モザ イク状に絡まった印象。時間と共に野草とハーブの香りが現れ、果実味と良く合わさったバランスを生み出す。タンニンは感じる ものの、浮いた感じはなく全体とのまとまりを保っている。(生産本数¥5,000本) 九月上旬の収穫後破砕されモストを出し、セメントタンクにて温度24度以下で発酵を行う。発酵を経てから3月に入って1000L と2500Ⅼのフレンチオークの樽に移して12カ月熟成させ、二つを合わせてからボトリングされる。抜染直後からサンジョヴェー ゼらしいキュッと引き締まった赤い実、明確な酸味、細かいタンニンという基本要素が忠実に表れている。2014という困難だっ た年らしく確かに酸味が印象的だが、突出しているとは言い難い。果実味も出ているので、全体バランスはコンパクトにまとまっ ている印象。ベルベットの様に口当たりと舌触りもも柔らかくデリケートな印象もありながら基本的な味わいの要素はきちんと取 られているので、シンプルに飲み易いオールドスタイル的なキャンティクラシコが体現されている。時間の経過により、野草と ハーブの香りも出て来る。そういう点では二日目の方が香りも明確になり、味わいも多様な要素が感じられる。(生産本数13,000 本)

Chianti Classico Riserva `Drugo’ DOCG

サンジョヴェーゼ90%、メルロ-/カベルネ

キャンティ・クラッシコ リゼルヴァ ‘ドルゴ’ 品種

Chianti Classico DOCG

サンジョヴェーゼ100% キャンティ・クラッシコ サンジョヴェーゼ100% サンジョヴェーゼ90%//アリカンテ5%, マルヴァジアネーラ5%

Chianti Classico Riserva `Vigna Casi

キャンティ・クラッシコ ワイン名 ワイン名 ガイオーレで約180ヘクタールの土地を所有。ワイナリーの歴史はリカソーリ・フィリドルフィ家が治めた12世紀中頃から17世 紀にまで遡る由緒あるもの。現在では、ジャンフランコがオーナーとなり。伝統的なスタイルに現代的なものを織り交ぜたワインを 生産している。2010年のヴィンテージよりエノロゴを従来のステファノ・キオッチョリから、若手のエミリアーノ・フラジーニに 交替しニューワールド的な技術や方法論、哲学も盛り込んで来ている。 二種のキャンティクラシコを持つが、この二つは方向性として少々異なる。キャンティクラシコは極めてオーソドックスな手法で サンジョヴェーゼらしい酸味と果実味を同居させたものであり、リゼルヴァに至ってはバリックとマロラクティック発酵によって得 られる甘味とアタック感を体現した力強い味わいとなっている。

Nuovi

articoli!!

サントステファノはキャンティクラシコ北部の中心グレーヴェインキャンティから4キロの場所に位置し、20ha弱の葡萄畑と 40haのオリーブ畑を所有する農家。現在はアグリトゥーリズモの経営も含めて姉のエレナと弟のロベルトが切り盛りしている。 ワインの全生産本数は約25,000本に満たないという小さな規模でありながら、手掛けるワインはキャンティクラシコ、リゼル ヴァ、グランセレツィオーネ、ビアンコIGT、ロザート、ヴィンサントと、規模の割には多様。畑はガレストロ土壌が基本ではあるが、 そこはグレーヴェ。南の地域に比べて比較的石灰系の石が多く混じっており、標高300m~45mに広がっている。 その主力となるワインはやはり、キャンティクラシコ。中でもアンナ―タのクラシコとリゼルヴァのドルゴは、生産者サントステ ファノの顔とも言える存在である事は言うまでもない。キャンティクラシコについては大樽熟成が原則。今や一般的になっている強 い凝縮感を求める訳ではなく、舌触りの良いタンニンと心地よい酸味との調和させ、スムースでのど通りの良いジューシーなのキャ ンティクラシコを生産している(筆者としてはある意味でグレーヴェらしい気がする)。一方リゼルヴァのドルゴは10%程の割合でカ ベルネソーヴィニョンを使っている。選定のレベルも通常以上(外されたサンジョヴェーゼはノーマルに使用)で行われ、高い凝縮感を 生み出す様に促したうえで大樽とバリックを併用して熟成を行う。その他のワインについては、ごく少量の生産という規模だが、来 年2018年から新たに3haの畑を稼働させることになっており、少なからず生産規模は拡大するが、元々アグリトゥーリズモに出し ていたワインから発展したワインとオリーブオイルをコツコツと売っていく姿勢に変更はなく、シンプルで、些かノスタルジックな 印象を持つキャンティクラシコをこれからも造り続けるであろう。

(9)

コード 容量 希望小売価格

YVAGSA13

2013

750ml

¥2,300

サンタンティモ・ロッソ

 

YVAGRM14

2014

750ml

¥3,400

ロッソ・ディ・モンタルチーノ

 

YVAGBM09

Brunello di Montalcino DOCG

2009

サンジョヴェーゼ・グロッソ100%

750ml

¥6,800

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ

YVAGBM11

Brunello di Montalcino DOCG

2011

サンジョヴェーゼ・グロッソ100%

750ml

¥6,800

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 2014年は春先に続いた雨により当初より畑と樹木へのストレスがかかった状態で始まり、夏になれば気温はそこそこ、雨もふる という難儀な状況から収穫を通常の7~10日早めで9月23日~末日にかけて行いざるを得なかった。圧搾後にステンレスタンク にて24~27℃のコントロール下で行い、その後15日間の長めのマセレーションを経て、果皮を搾って醸し出したモストはフレ ンチオークの中樽(ローヌで使うDemi Muid=600Lの物)で11カ月熟成にかけ、その後一度ステンレスタンクで3カ月程休ませて から2016年3月にボトリング、その3か月後に出荷されている。アルコール度数が13%(正確には12.87%)というピエリ歴代の ロッソでも非常に低い度数からわかる様に、実に難儀な年だった。が、何とも透明感のある果実味を醸し出している。タンニンも 穏やかでピュアなサンジョベーゼの口あたり、飲み口。。以前ならガツンと発酵を強くし、バリックでアタックを付けたのかもし れないが、これが今のピエリを象徴する内容だと言える。果実のデリケートな旨味と彼ら独特の丸みのある果実の味わいを求めた 結果、困難な年でもうまくまとめて来た。モダン、古典と異なる、と言われてきたアゴスティーナピエリのある意味真っ直ぐなワ インと体現したと言えるワインに仕上がっている。

Sant'Antimo Rosso DOC

サンジョヴェーゼグロッソ50%、カベルネ ソーヴィニョン30%、メルロー20%

サンジョヴェーゼ・グロッソ100%

Rosso di Montalcino DOC

ワイン名

<Az.Agr.Agostina Pieri アゴスティーナ・ピエリ> Montalcino/Siena シエナ県モンタルチーノ

品種 この年からサンジョヴェーゼグロッソを軸にしたブレンドワインとしてリリース。収穫後に三種それぞれ別でステンレスタンクに て発酵され、その後サンジョヴェーゼはバリック(二度使用物)にて12カ月、カベルネとメルローはバリック(三度使用物)で10カ月 熟成される。熟成の後、ステンレスタンクにてブレンドされ、瓶詰めされる。兄弟分であったJ&Fが廃止され、Sant`Antimo Rossoとしてはこのワインのみとなったが、カベルネとメルローが加わった形でリニューアルしたと言える内容。ザラつきのない 舌触りの良さ、ふくよかな果実味、そして酸味も綺麗に出ていてバランスの良さが際立ち、アゴスティーナピエリという造り手の 味はきちんと継承されている。 9月23日~25日にかけて収穫。ロッソと同様にステンレスタンクで25~27℃で22日かけてアルコール発酵を行う。混入されて いた果皮を絞り取り出したモストの50%をフレンチオークの中樽(Demi Muid。ローヌで使われる600Lの木樽)に、50%をフレ ンチオークの大樽にて24カ月熟成させ、ステンレスタンクにて合わせてからボトリングする。2009年は春先に霜が降り、夏は干 ばつ状態で難しい年ではあった様だが、大きな問題とはならず、まとまりのあるワインに仕上がった。前年08年、前々年07年な どと比べて、酸味が心地よくエレガントな仕上がりと言える。もちろんフランチェスコは葡萄のコンディションから、バリックを 使うという従来の方法では「キツイ」味になる事を念頭に入れた訳だが、それが功を奏している。 春先に雨があったが4月中旬頃から持ち直し、全体的に良好な天候に恵まれた2011年。収穫は9月20日から区画ごとに行い1週間 弱で終了している。ステンレスタンクにて25℃程度で発酵させ、果皮を取り除いてから全体の50%をフレンチオークの中樽 (Demi Muid=ローヌの600L)に、50%をフレンチオークの大樽にて24ヶ月熟成。双方をステンレスタンクで併せて6カ月後にボ トリングして16ヶ月瓶内熟成させる。凝縮感を感じる果実幸は凝縮さを感じる密度の濃い香り。口に含むとプラムやイチジクの様 なグンと来る濃厚な味わいを感じる。タンニンは割と控え目で全体の丸みを害さない程度といえる。驚いたのはアルコール度数が 15.5度いう事。確かに良好な天候に恵まれ、モンタルチーノの南部に広がるなだらかン丘陵の畑を所有する彼らの位置からしたら 理解できるが、ここまでとは予想していなかったのが本音。が、ワインを純粋に飲んでみてそこまでの数値を感じさせることが無 い事が最大の驚き。一般論として強いアルコールによって失われる酸や果実のニュアンスが、このブルネッロからは存分に感じら れ、全体のバランス自体がキチンと取られている事を如実に物語っている。伝統的な生産者でない彼らではあるが、ワインとの向 き合い方自体に妥協はないと感じる一本に仕上がっている。 アゴスティーナピエリは、元々小さなブドウ農家であったピエリ家にて当主の亡き後、娘達により独自のカンティーナとして成立 し、その仕事をフランチェスコ・モナチ氏に委ねてスタートした新しい造り手です。 そのワインは伝統的なモンタルチーノのワイン、即ち大樽を使った長期熟成に耐えうる力強いブルネッロを意識しつつも、素直な フルーツの味わいと香り、のど越しの良さを求めた現代的でコシのあるワインに仕上がっています。それは畑と気候、更にブドウの 成長を常に観察しつつ、コンピューターによる温度管理など現代的技術を合わせた生産方法を取るからこそ得られる抜群の安定感、 バランスが実現した物であり彼らのワインの最大の特徴であります。 彼らの畑はオルチァ川に程近い場所に位置しており、その川を越えればグロッセート県になる。その地はモレリーノディスカン サーノ等のしっかりした味わいが生まれます。なだらかな斜面には、長い時間をかけて山の上から落ちてきた雨水が取りこんで運ん できた栄養分を含んだ赤い土が広がります。また、元来砂を含んだ土壌でもあったので水捌けの良いブドウには適した畑なのです。 陽の光をふんだんに浴びて育ったブドウはよく熟れ、濃厚なワインを造るのに充分な力を持つようになる。それが存分に感じられる ワインを生産している。確かに「大御所達」がカンティーナを構えるモンタルチーノの街の近辺とは離れており、環境も少なからず 異なる。よって、古典的なモンタルチーノのワインとは少し違いを持ったスタイルとなっているのかもしれない。しかし、明確な果 実味と親しみやすい口当たりに仕上げる彼らのワインは世界的にも人気が高く、ここ日本でもレストランを中心に人気を博している。

参照

関連したドキュメント

はありますが、これまでの 40 人から 35

燃料取り出しを安全・着実に進めるための準備・作業に取り組んでいます。 【燃料取り出しに向けての主な作業】

大阪府では、これまで大切にしてきた、子ども一人ひとりが違いを認め合いそれぞれの力

・ 化学設備等の改造等の作業にお ける設備の分解又は設備の内部 への立入りを関係請負人に行わせ

町の中心にある「田中 さん家」は、自分の家 のように、料理をした り、畑を作ったり、時 にはのんびり寝てみた

四税関長は公売処分に当って︑製造者ないし輸入業者と同一

・私は小さい頃は人見知りの激しい子どもでした。しかし、当時の担任の先生が遊びを

一部エリアで目安値を 超えるが、仮設の遮へ い体を適宜移動して使 用するなどで、燃料取 り出しに向けた作業は