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問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

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Academic year: 2021

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(1)イ 目的に応じて,中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考 え,文章を読むこと エ 目的や必要に応じて,文章の要点や細かい点に注意しながら読み,文章などを引用したり要 約したりすること。 ○ 本単元は,主として小学校学習指導要領,「C読むこと」の次の内容を受けて設定している。 C 読むこと 上記の内容を受け,本単元では,筆者の考え方の進め方をとらえて,自分のおすすめの科学読み物を友 だちに紹介することをねらいとして設定した。 教材「ありの行列」は,1,2学期に学習した「言葉で遊ぼう/こまを楽しむ」,「すがたをかえる大豆」 に続いて,第3学年で学習する3つ目の説明文である。文章構成は,問題提起―実験・観察,研究―結論 の展開になっている尾括型の説明文となっている。また,「初め」「中」「終わり」の三部構成になってお り,「初め」には,「問い」があり,「中」には問いを解決するための実験・観察,研究内容,「終わり」で は「問い」に対する「結論」が述べられている。これまでの説明文と違って,観察・実験を行い,仮説・ 推論を立て研究を深めるという論説的要素を含んだ説明文である。そこで,「―ました。」で終わる文と, 「―です。」「―ます。」で終わる文の違いに着目し,事実と意見の記述の違いについて理解することがで きるようになっている。本教材は誰もがよく目にしている「あり」を題材としているため,児童にとって は,非常に取り組みやすい文章といえる。実験についても,砂糖や石などありふれたものを使っており, その様子が容易に想像できる。また,おすすめの科学読み物を友だちに紹介するために,必要な情報を読 んだ文章の中から引用したり簡単な要約をしたりできる教材である。 本学習を通して,4年生では,興味をもった部分を中心に本文を要約して紹介する活動へとつなげたい。 ○ 説明文を読み取る力を見るための標準学力調査とその結果は,下記の通りである。

単元について

小学校第3学年 国語科学習指導案

単元名: 考えの進め方をとらえて,科学読み物をしょうかいしよう

教材名: 「ありの行列」

言語活動: 自分のおすすめの科学読み物を友だちに分かりやすく紹介しよう

日時・場所 平成28年2月5日(金) 3年生B組教室 学年・学級 3年B組

(2)

問い1,問い2のどちらも誤答した児童は,「しかし」や「~が」というような逆説の接続詞の意味を 読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している。また,問い3では,文章の一部を読ん だだけで答えを選択している児童が多かった。これらのことから,本学級の児童は,接続詞の意味をしっ かりと捉えることや,段落全体を読んで正確に内容を読み取ることに課題があると考えられる。 本学級の児童は,2学期に学習した「すがたをかえる大豆」では,説明の工夫について話し合う活動を 行った。単元を貫く言語活動として,「すがたをかえる○○ブックを作ろう」を設定し,自分の好きな食 べ物の中で,いろいろな姿に変わる物を選び,友だちに分かりやすく説明をする「すがたをかえる○○ブ ック」を作成した。今までの学習から,分かりやすい文章を書くには,「初め」「中」「終わり」の三部構 成で書くことや「一段落に一つの内容」で書くこと,つなぎ言葉を使うこと,挿絵を描くことが大切であ ることを学習してきた。文章を書くことに苦手意識を持つ児童も,書く内容を自分で選ぶことで意欲的に 取り組め,説明文を書く前に,表に書く内容をまとめたり,1 時間で書く内容を絞ったりすることで,自 分で文章を書きやすくなってきた。 自分の書いた文章をグループで報告したり,友達の文章のよいところをキーワードに沿って伝えたりす ることは,できるようになってきたが,友達の文章を読んで,よりよい文章になるように意見を出し合う など,交流していくことはまだ難しい。 ○ 本単元の指導にあたっては,単元を貫く言語活動として,「C 読むこと」の言語活動例「エ 紹介した い本を取り上げて説明すること。」を受け,「自分のおすすめの科学読み物を友だちに分かりやすく紹介 しよう」を設定する。そのために,導入では,「自分のおすすめの科学読み物を友だちに分かりやすく紹 介しよう」というゴールを示して学習の見通しを持たせ,「ありの行列」を読んで,相手に分かりやすく 文章の紹介をする文章の書き方を練習していくという目的意識を持たせながら本単元の目標を達成して いきたい。 教材「ありの行列」では,「問い」と「答え」に着目し,筆者の伝えたいことを把握させていく。「中」 について,こそあど言葉や接続詞に注意しながら,段落ごとの内容を読み取り,筆者の考え方の進め方 をとらえさせていく。また,実験や観察の文章を読むのは初めてであるので,文末表現に印をつけて, 事実と意見の記述の仕方の違いも指導していく。 「自分のおすすめの科学読み物を友だちに分かりやすく紹介しよう」を行うにあたっては,児童の興 味を持ちやすい虫のふしぎや植物のふしぎ,身近なもののふしぎについて書かれた科学読み物の中から 選ばせる。紹介する本を決めたら,何について書かれた本なのかを表に整理させていく。下書きの文章 を書いた後は,グループでお互いに紹介文を読み合い,何について書かれた本なのか分かりやすいか推 敲していく。 ○ 単元の目標 (1)科学的な内容の本や文章に興味をもち,進んで読もうとしている。 【国語への関心・意欲・態度】 (2)「問い」から「答え」に至る実験と考察を読み取り,論の進め方を捉えている。 【読むこと】 (3)文章構成を踏まえて,内容を簡潔にまとめている。 【読むこと】 (4)指示語と接続語に着目し,文章の論理構成を捉える手がかりとしている。 【伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項】

単元の目標と評価規準

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○ 評価規準 ア 国語への 関心・意欲・態度 エ 読むこと オ 言語についての知識・理解・ 技能に関する事項 ① 科学的な内容の本や文章に興 味をもち,進んで読もうとし ている。 ① 「問い」から「答え」に至る 実験と考察を読み取り,論の 進め方を捉えている。 ② 文章構成を踏まえて,内容を 簡潔にまとめている。 ① 指示語と接続語に着目し,文 章の論理構成を捉える手がか りとしている。 (全14時間) 次 時 数 学 習 内 容 評 価 関 読 言 評価規準 評価方法 第 一 次 1 ・学習課題「自分のおすすめの科学読み 物を友だちに分かりやすく紹介しよ う」について,「考えの進め方をとら える」ことを確かめ,学習計画を立て る。 ・「ありの行列」を通読しておおまかな 内容を捉える。 ・自分の好きな科学読み物を選び,読み 始める。(並行読書) ◎ 〇 科学的な内容の本や文章 に興味をもち,進んで読 もうとしている。 ア① ノート 発表 第 二 次 1 ・「問い」と「答え」に着目して,筆者 の伝えたいことをとらえる。 ◎ 「問い」から「答え」に 至 る 実 験と 考 察を 読 み 取り,論の進め方を捉え ている。 エ① ノート 発表 2 3 ・「中」の部分にどんなことが説明され ているか,中心となる文を書き抜いて まとめる。 ◎ 「問い」から「答え」に 至 る 実 験と 考 察を 読 み 取り,論の進め方を捉え ている。 エ① 文章構成を踏まえて,内 容 を 簡 潔に ま とめ て い る。 エ② ノート 発表 4 ・指示語や接続詞に着目し,論の展開を おさえる。 ・文末表現に着目して読む。 ◎ 指示語と接続語に着目 し,文章の論理構成を捉 え る 手 がか り とし て い る。 オ① ノート 発表 5 ・「ありのふしぎ」「研究者の行動や考え 方」のどちらに興味を持ったか考え, 感想を書く。 ◎ 科 学 的 な内 容 の本 や 文 章に興味をもち,進んで 読もうとしている。ア① ノート 発表

指導と評価の計画

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(1)本時の目標 科学読み物の内容を簡潔にまとめて紹介文を書いている。 (2)本時で活用する「思考のすべ・表現のすべ」 ● 思考のすべ ・問いと答え ● 表現のすべ ・「『(科学読み物の題名)』は~…について書かれた本です。」(個人) ・「ぼく/わたしは~と思うけれど,どうですか。」(学び合い) (3)準備物 ワークシート,紹介文の型,文章の組み立て表,前日までの学習内容の掲示物 第 三 次 1 ・「ありの行列」の内容と,自分の感想 と感想の理由を,友だちに話す。 ◎ 科 学 的 な内 容 の本 や 文 章に興味をもち,進んで 読もうとしている。ア① ワ ー ク シ ート 発表 2 3 ・自分の好きな科学読み物を「ありの行 列」と同じように①本の内容②読んだ 感想と感想の理由に分けて,文章の組 み立てを考え,表にまとめる。 ◎ 「問い」から「答え」に 至 る 実 験と 考 察を 読 み 取り,論の進め方を捉え ている。 エ① 文章構成を踏まえて,内 容 を 簡 潔に ま とめ て い る。 エ② 発表 ワ ー ク シ ート 4 ・本の内容について,文章の組み立て表 をもとに,内容を紹介する文章を書 く。 ・友達と文章を読み合って,よいところ を伝える。(本時) ◎ 文章構成を踏まえて,内 容 を 簡 潔に ま とめ て い る。 エ② ワ ー ク シ ート 発表 5 ・文章の組み立て表をもとに,読んだ感 想と感想の理由を書き,推敲する。 ・友達と文章を読み合って,よいところ を伝える。 ◎ 科 学 的 な内 容 の本 や 文 章に興味をもち,進んで 読もうとしている。ア① ワ ー ク シ ート 6 7 ・文章を清書する。 ・友達とおすすめの科学読み物の本を紹 介し合う。 ◎ 科 学 的 な内 容 の本 や 文 章に興味をもち,進んで 読もうとしている。ア① 作品 発表 8 ・単元末テスト ・学び直しをする。 テスト

本時の学習

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(4)学習過程 学習活動 児童の反応 指導上の留意点 (評価方法) 評価規準 1 学習の流れを知る。 2 前時までの学習を振 り返る。 3 めあてを確認する。 【文章の組み立て表】 ・はじめには「問い」と「答え」 ・中には「感想+理由」 ・終わりにはおすすめする言葉 ・学習の流れを提示 する。 4 作例「ありの行列」を 見 て,分 かりや す い 文章の組み立てにつ いて話し合う。 5 本の内容を紹介する 文章を書く。 6 書 い た文 章 を 読み 合う。 ・全体発表する。 (集団思考) ・最初に問いの文を書いてい る。 ・二文目にどう考えたかを書い て,三文目に問いの答えを書 いたらいいな。 (個人思考) ・ 「 よ わ い か み つ よ い か た ち 」 は,弱い紙にたくさん十円玉を 乗せるにはどうしたらよいかに ついて書かれた文章です。筆 者は,はがきのおり方をかえて 何まい乗るか試していったとこ ろ,弱い紙でも,おり曲げて形 をかえると,とても強くなると書 いています。 この文章を読んで,わたしは, おり曲げる力はすごいなと思い ました。それは,弱い紙でもおり 曲げて形をかえると,とても強く なるし,おり曲げた鉄筋を使っ てとても大きなビルもたつからで す。 ぜひ,読んでみてください。 (集団思考) ・最初に問いの文で書けている なから,どんなことについて書 かれた文章か分かりました。 ・問いと答えがきちんと書いてあ るので,弱い紙でもおり曲げて 形をかえると,とても強くなると いうことがよく分かりました。 ・前時に書いた「あり の行列」の紹介文を 提示し,どこに何を 書 け ば よ い か を 確 かめさせる。 ・自分の書いた文章 を 読 ん で , 誤 字 脱 字が無いかを確か めさせる。 ・ICT 機器で紹介文 を写真に撮り,文章 を提示しながら読ま せる。 ・問いと答えが書い てあるところは赤で 線を引かせる。 ◎科学読み物の内容を簡 潔にまとめて紹介文を 書いている。 (記述・発言) 【評価基準】 A:科学読み物の内容を簡 潔にまとめて,分かり やすい紹介文を書いて いる。 B:科学読み物の内容を問 いと答えの文を使って まとめ,紹介文を書い ている。 本をしょうかいする文章を書こう。 考える・調べる 学び合う・深める ・「『(科学読み物の題名)』は~…につ いて書かれた本です。」(個人) ・「ぼく/わたしは~と思うけれど,ど うですか。」 (学び合い) 表現のすべ つかむ・見通す 問いと答え 思考のすべ

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キ ・本の紹介文を書く 時には,何を書け ばよいかを今まで の学習から考えさ せ,キーワードを 提示する。 C:科学読み物の内容を簡 潔にまとめて紹介文を 書いていない。 D:無回答 (手立て) ・書き出しと終わりの言葉を 書いておき,続きの文章を 考えさせる。 7 本 時 の ま と め を す る。 8 次時の活 動を確か める。 ・まとめを書く。 ・文型をもとに,キー ワードを入れてま とめを書かせる。 ・次時は,組み立て 表を見て,本を読 ん だ 感 想 を 書 い ていく ことを伝え る。 まとめる 今日のめあては~でし た。本の内ようを書くと きには,問いや答えを書 けばしょうかい文を書く ことができると分かりま した。 問いと答え

参照

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