• 検索結果がありません。

<資料>中堅看護師の専門家気質と専門的実践力の実態 : 継続教育への課題 利用統計を見る

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "<資料>中堅看護師の専門家気質と専門的実践力の実態 : 継続教育への課題 利用統計を見る"

Copied!
5
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

中堅看護師の専門家気質と専門的実践力の実態

∼継続教育への課題∼

Professionalism and Professional Competence in Advanced Practice Nurses

池田 直子

1)

,中村美知子

2) IKEDA Naoko, NAKAMURA Michiko

要 旨

中堅看護師の専門家気質と専門的実践力の実態を明らかにし,中堅看護師の専門家気質と専門的実践力を向上 させる継続学習プログラムを検討するために,A 県内の大・中・小規模総合病院 3 施設の常勤中堅看護師(看護 実務経験 10 ∼ 25 年)116 名を対象とし,専門家気質測定尺度と専門的実践力測定尺度を用いて調査を行った。 専門家気質では,「専門職組織は,支援されるべきである」(中央値 4.0,平均値 4.2 ± 0.7)が高値であり,「私は 地域での専門職の集まりに定期的に出席している」(中央値 2.0,平均値 2.3 ± 1.2)が低値であった。専門的実践 力では,「患者・クライアントのプライバシーを尊重できる」(中央値 3.0,平均値 2.8 ± 0.7) が高値であり,「ヘル スケア体制に関する最新情報を把握できる」(中央値 2.0,平均値 1.8 ± 0.7)「科学の知識を駆使して判断を擁護 できる」(中央値 2.0,平均値 1.9 ± 0.7)が低値であった。中堅看護師は,地域での専門職の集まりへの定期的な 参加や,最新の情報や知識の習得,論理的思考力に課題があり,専門職組織を通しての活動の必要性に関する認 識を高め,最新情報や知識の習得や論理的思考力を強化できる継続学習プログラムを作成する必要が示唆された。 キーワード 中堅看護師,専門家気質,専門的実践力

Keyword Advanced Practice Nurses, Professionalism, Professional Competence

Ⅰ. 緒言

近年,医療の急激な変化により,国民の医療従事者に 対するニーズは,高度化,多様化し,医療の質の確保が 重要視され,看護職は専門職としての高い能力を求めら れている。 看護師は職業の社会的使命・社会的責任を自覚し,専門 職としての誇りをもち業務を行うことが必要とされる1) 中でも,組織の中核を担い,かつ後輩の役割モデルを期 待されている中堅看護師は,高い使命感や自律性が備わ り,専門職としての認識も高い。 アメリカの行動心理学の分野で,高い成果を生み出す 行動としての能力を「コンピテンシー」2)と命名し,人材 採用,人事考課などに用いている。日本においても,先 駆的な病院で人材育成のキーワードとして用いられるコ ンピテンシーは,人の能力を総合的に捉え,知識やスキ ルを積極的に生かそうとする思考・価値観・動機などに ある3)と考えられている。 中堅看護師の定義は,大学附属病院や都市型の中核病 院では,3 ∼ 5 年目あたりと若く,地方都市の公的病院 では,5 ∼ 10 年目とされている4)。中堅看護師は,職 業的キャリアの上でも,自己の専門性を見いだし,将来 進むべき方向性を選択する時期にあたり,この時期は, 「組織内で明確なアイデンティティを確立する時期であ るキャリア中期 25 ∼ 45 歳をさす5) 中堅看護師の臨床実践能力の自己評価では,「接遇」「コ ミュニケーション」「急変時の対応」などが高く,「患者・ 家族の指導」「看護研究」「看護過程」が低い6)。中堅看護 師は看護管理能力が高い一方,自己学習能力が低く7),3 年目以上の看護師の調査では,「人を育てる能力」「患者・ 家族および医療チームとの共働の能力」は,年齢により 大きな差があるが,「人間関係・職場の活性化を促す能力」 「新しいものを取り入れる能力」「看護という仕事へのコ ミットメント」は,年齢による差がない8)と言われている。 本研究の目的は,看護師全体の専門的能力向上のため に,看護職組織の中核をなす中堅看護師の専門家気質と 専門的実践力の実態を明らかにし, 中堅看護師の専門家 気質と専門的実践力を向上させる継続学習プログラムを 検討することとした。 受理日:2011 年 8 月 9 日

1) 山梨県看護協会:Yamanashi Nursing Association

2)山 梨 大 学 大 学 院 医 学 工 学 総 合 研 究 部( 臨 床 看 護 学 ): Interdisciplinary Graduate School of Medicine and Engineering(Clinical Nursing),University of Yamanashi

(2)

38

Ⅱ. 概念図

2) 調査票 専門家気質と専門的実践力の 2 つから構成する能力に ついての自記式調査票で,調査項目は計 80 項目である。 (1) 専門家気質測定尺度

Hall’s professionalism scale(5 下位尺度,50 項目)9)

Snizek が改編した尺度10)を日本語に翻訳したものを用 いる。調査票は,専門家組織からの情報活用(5 項目), 社会における信頼(5 項目),自己規制(5 項目),使命感(5 項目),自律(5 項目)の計 25 項目で測定される。全くそ うでない ∼全くそうであるの 5 段階で評価する。 それぞれに 1 ∼ 5 を配点する。開発者の Cronbach’s α係数の算出により,信頼性が立証されている。尺度全 体の Cronbach’s α係数は,0.783 である。尺度使用につ いては,著者に許諾を得ている。 (2) 専門的実践力測定尺度

Liu らが開発した Competency Inventory Registered Nurses(CIRN)尺度11)を日本語に翻訳したものを用い る。調査票は,リーダーシップ(9 項目),臨床ケア(10 項目),ティーチング・コーチング(6 項目),法的・倫 理的実践(8 項目),対人関係(8 項目),専門職的成長(6 項目),論理的思考・研究的態度(8 項目)の計 55 項目か ら構成され,看護師の実践能力について自己評価と同僚 評価をすることが可能である。各質問項目について,全 くできない∼完全にできるの 5 段階で評価する。それぞ れに 0 ∼ 4 を配点し,高い点数が高い能力を示している。 開発者の Cronbach’s α係数の算出により,信頼性が確 認されている。尺度全体の Cronbach’s αは,0.908,各 下位項目の Cronbach’s αは, 0.718 ∼ 0.903 である。尺 度使用については,著者に許諾を得ている。

Ⅲ.用語の操作的定義

中堅看護師: 国家資格を取得し,病院に勤務する常勤の 経験年数 10 ∼ 25 年の看護師(一部保健師, 助産師を含む)。経験年数 10 ∼ 25 年の看 護師は, Schein, E. H.5)のキャリアサイク ルの中期キャリア段階に相当する。 専門家気質: Hall が開発した尺度を Snizek が改編し作 成した専門家組織からの情報の活用ほか 4 下位尺度,25 項目で構成する専門家とし ての認識・価値観9)10)。 専門的実践力 :Liu らが開発した臨床ケアほか 6 下位尺 度,55 項目で構成する専門職としての認 識・態度・行動特性11)

Ⅳ. 研究方法

1. 対象 A県内の大規模施設(600 床規模)・中規模施設(400 床 規模)・小規模施設(200 床規模)の総合病院各 1 か所の 常勤中堅看護師 179 名(全数全調査) 2. 調査期間 平成 22 年 2 月∼ 3 月 3. 調査内容 1) 基本属性 年齢,看護実務経験年数,職位,職位経験年数,性別, 最終学歴 ●専門家組織からの情報活用 ●自己規制 ●使命感 ●社会における信頼 ●自律 看護師の専門家気質と専門的実践力 専門的実践力 専門家気質 ●論理的思考・研究的態度 ●臨床ケア ●対人関係 ●専門職的成長 ●ティーチング・  コーチング ●リーダーシップ ●法的・倫理的実践

(3)

(3)専門家気質尺度と専門的実践力尺度の和訳手順 著者へ研究目的,本尺度の使用目的等を記載した使用 願を送付し,両尺度の使用許可を得た。その後,両著者 から原文を入手した。原文(英文)の和訳についてはネイ ティブの翻訳家に依頼し,和訳内容が判読できるか確認 した。和訳した両尺度の信頼性は,専門家気質と専門的 実践力の各 Cronbach’s α係数が,それぞれ 0.705,0.980 で内部一貫性が確認されている。妥当性については,そ れぞれ構成要素が類似した尺度と比較して内容的妥当性 を検証した。 4. 調査手順 A県内の大・中・小規模総合病院各 1 か所計 3 施設の 計 179 名を対象として,各施設長,看護管理者宛てに書 類を提出して承諾を得た後,条件に合致する対象者の選 出を依頼した。対象者に対する研究の主旨説明は,病棟 会または病棟勉強会で行い,同意のサインを得た。研究 に賛同し同意が得られた対象者に調査票を配布し,調査 票への回答を依頼した。各施設に回収箱を設置し,1 週 間の留め置き法とした。 5. 分析方法 基本属性は,記述統計,専門家気質と専門的実践力の 下位項目間の比較には,Wilcoxon の符号付順位検定を 用いた。統計には,SPSS(Statistical Package for the Social Sciences Windows Ver.16.0J)を用いた。

6. 倫理的配慮 本研究は,山梨大学医学部倫理委員会の承認を得て実 施した(No652)。各病院の施設長に研究の主旨,調査内 容,調査方法を説明し,承諾を得た。対象者には,本研 究への参加は任意であり,調査の拒否・中断が可能であ ること,また,拒否・中断によって勤務において不利益 が生じないこと,調査によって得られたデータは,個人 が特定できないように処理し,プライバシーへの配慮を すること,本研究以外の目的には使用しないこと,調査 に同意した後でも同意撤回書にて同意の撤回が可能であ る旨を説明し,同意のサインを得た対象者にのみ調査を 実施した。

Ⅴ. 結果

1.対象者の特徴(表 1) 有効回答数は 116 部(有効回答率 64.8%),平均年齢は 38.1 ± 5.2 歳,看護実務経験年数 15.7 ± 4.5 年目,性別 では女性が 98.3% であった。職位では,なしが 58.6%, 次に,副看護師長,または副看護師長相当の職位の者が 25.9% であった。最終学歴では,看護系の専門学校卒業 の者が,79.3% であった。 2.中堅看護師の専門家気質の実態(表 2,3) 専門家気質の下位項目では,「自己規制」(中央値 3.0, 平均値 3.4 ± 0.4)「社会における信頼」(中央値 3.0,平 均値 3.3 ± 0.5)「自律」(中央値 3.0,平均値 3.3 ± 0.5)「使 命感」(中央値 3.0,平均値 3.2 ± 0.5)が高値,「専門家 組織からの情報活用」(中央値 3.0,平均値 3.0 ± 0.6)が 低値で,「自己規制」「社会における信頼」「自律」「使命 感」と「専門家組織からの情報活用」間で有意差があった (p< 0.001)。 専門家組織からの情報活用では,「専門職組織は,支 援されるべきである」(中央値 4.0,平均値 4.2 ± 0.7)が 最も高値,「私は専門分野の定期刊行物を意図的に読ん でいる」(中央値 3.0,平均値 2.8 ± 1.2)「読みたいと思 うが,実際には定期刊行物を頻繁に読んでいない」(中 央値 2.0,平均値 2.7 ± 1.0)が低値であり,「私は地域で の専門職の集まりに定期的に出席している」(中央値 2.0, 平均値 2.3 ± 1.2)が最も低値を示した。 3.中堅看護師の専門的実践力の実態(表 4,5) 専門的実践力の下位項目では,「法的・倫理的実践」(中 央値 2.0,平均値 2.4 ± 0.5)「対人関係」(中央値 2.0,平 均値 2.3 ± 0.5)が高値,「ティーチング・コーチング」「専 門職的成長」「論理的思考・研究的態度」(中央値 2.0, 平均値 2.1)が低値で,「法的・倫理的実践」「対人関係」 と「ティーチング・コーチング」「専門職的成長」「論理 的思考・研究的態度」間で有意差があった(p<0.001)。 法的・倫理的実践では,「患者・クライアントのプラ イバシーを尊重できる」(中央値 3.0,平均値 2.8 ± 0.7) が最も高値,論理的思考・研究的態度では,「科学の知 識を駆使して判断を擁護できる」(中央値 2.0,平均値 1.9 ± 0.7)が低値,専門職的成長では,「ヘルスケア体制に 表 1 中堅看護師の概要       項目     Mean ± SD 平均年齢(歳) 38.1 ± 5.2 看護実務経験年数(年目) 15.7 ± 4.5 名(%) 性別 男性 2(1.7) 女性 114(98.3) 職位 看護師長 3(2.6) 副看護師長 30(25.9) 主任 15(12.9) なし 68(58.6) 最終学歴 看護系大学院 4(3.4) 看護系大学 3(2.6) 看護系以外の大学 1(0.9) 看護系短期大学 13(11.2) 看護系以外の短期大学 1(0.9) 看護系専門学校 92(79.3) その他 2(1.7) (n=116)

(4)

40 表 2  中堅看護師の専門家気質の下位項目の比較 (n=116) 下位項目 Me Mean SD 有意差 自己規制(5 項目) a 3.0 3.4 ± 0.4 a と d* 社会における信頼(5 項目) b 3.0 3.3 ± 0.5 b と d* 自律(5 項目) c 3.0 3.3 ± 0.5 使命感(5 項目) d 3.0 3.2 ± 0.5 専門家組織からの情報活用(5 項目) e 3.0 3.0 ± 0.6 e と abcd*** 注)下位項目間の比較:Wilcoxon の符号付順位検定 *p < 0.05 **p < 0.01 ***p < 0.001 Mean ± SD は参考値 表 3  専門家組織からの情報活用(5 項目)の結果 (n=116) 細項目 Me Mean SD 専門家組織からの情報活用(5 項目) 専門職組織は,支援されるべきである。 4.0 4.2 ± 0.7 専門職組織は,会員には,実際たいしたことはしていない。† 3.0 3.0 ± 0.8 私は専門分野の定期刊行物を意図的に読んでいる。 3.0 2.8 ± 1.2 読みたいとは思うが,実際には定期刊行物を頻繁に読んでいない。† 2.0 2.7 ± 1.0 私は地域での専門職の集まりに定期的に出席している。 2.0 2.3 ± 1.2 †:逆転項目 表 4 中堅看護師の専門的実践力の下位項目の比較 (n=116) 下位項目 Me Mean SD 有意差 法的・倫理的実践(8 項目) f 2.0 2.4 ± 0.5 f と jkl*** 対人関係(8 項目)g 2.0 2.3 ± 0.5 g と jkl*** 臨床ケア(10 項目) h 2.0 2.2 ± 0.5 h と jk***g**l* リーダーシップ(9 項目)i 2.0 2.2 ± 0.5 i と gjk**f * ティーチング・コーチング(6 項目) j 2.0 2.1 ± 0.6 専門職的成長(6 項目) k 2.0 2.1 ± 0.6 k と l** 論理的思考・研究的態度(8 項目)l 2.0 2.1 ± 0.5 注)下位項目間の比較:Wilcoxon の符号付順位検定 *p < 0.05 **p < 0.01 ***p < 0.001 Mean ± SD は参考値 関する最新情報を把握できる」(中央値 2.0, 平均値 1.8 ± 0.7)が最も低値を示した。

Ⅵ. 考察

本調査の結果,中堅看護師は,専門職組織は支援され るべきという認識を高くもち,専門職組織の重要性を認 識している(中央値 4.0,平均値 4.2 ± 0.7)。一方,地域 での専門職の集まりに定期的に参加しておらず(中央値 2.0,平均値 2.3 ± 1.2),専門職組織を通しての活動の必 要性に関する認識が低い。専門職組織を通じて,看護の 質を高めるための制度の確立に参画し,よりよい社会づ くりに貢献するという認識を高める機会を提供する必要 がある。 中堅看護師は,専門的実践力ではヘルスケア体制に関 する最新情報を把握し(中央値 2.0,平均値 1.8 ± 0.7), 科学の知識を駆使しての判断が十分に行えていない(中 央値 2.0,平均値 1.9 ± 0.7)という課題があることが明 確になった。看護者は,専門職として,常に,個人の責 任として継続学習による能力の維持・開発に努める12) ことが求められ,多角的に情報を収集し,情報を基に論 理的に思考できる能力を強化していくことが必要である と考える。 2007 年度のデータ13)によると,全国の病院勤務看護 師は,640,197 名,うち 6,755 名が大卒の新人看護師で あり,病院勤務看護師中に占める大卒・大学院卒の看護 師は今後増加することが予想され,中堅看護師は新卒看 護師に対して最新の知識や情報を提供し,役割モデルを 発揮することを期待される。中堅看護師は,大卒・大学 院卒の看護師など論理的思考教育を受けた後輩の指導の ために,常に最新の情報を収集し,科学的根拠のある思 考力向上のための継続学習による研鑽が必要である。 A 県看護協会は,中堅看護師の専門的能力向上のため の継続教育の企画・運営を行っていることから,中堅看 護師が専門職組織を通しての活動の必要性に関する認識 を高め,最新情報や知識の習得や論理的思考力を強化で きるような継続教育プログラムを作成する必要がある。

(5)

Ⅶ. 結論

中堅看護師の専門家気質の実態は, 専門職組織は支援 されるべきであるという認識が高く,地域での専門職の 集まりへの定期的な参加の必要性の認識が低い。専門的 実践力の実態は,患者・クライアントのプライバシーの 尊重は行っており,ヘルスケア体制に関する最新情報の 把握や科学の知識を活用した判断に課題がある。中堅看 護師が, 専門職組織を通しての活動の必要性に関する認 識を高め,最新情報や知識の習得や論理的思考力を強化 できるような継続学習プログラムを作成する必要が示唆 された。

謝辞

本調査にご協力いただいた対象施設の皆様に感謝申し 上げます。なお,本研究の一部は,第 30 回日本看護科 学学会学術集会において発表した。 文献 1) 日本看護協会編(2007)看護者の倫理綱領.看護業務基準集 2007 年度改訂版.日本看護協会出版会,東京,540. 2) 渡辺晴樹(2003)コンピテンシーの基本的理解と活用 コンピテ ンシーとは.看護展望,28(1):89. 3) 同上:90. 4) 平井さよ子(2007)中堅ナースの「役割ストレスと対策」.看護, 59(6):43. 5) Schein EH (1991)キャリア・ダイナミクス.二村敏子, 三善勝 代訳.白桃書房,東京,43-47. 6) 小野寺佳代美,原田妙子,小林俊子,他(2003)中堅看護師の職 能的能力とキャリア志向に関する意識調査.東邦看護研究会誌, 1 (1):30-37. 7) 土佐千栄子,出口昌子,上野貴子,他(2002)経験 3 年目以上の 看護婦・看護士の臨床実践能力の特徴(第 1 報)3 病院 574 名の 看護婦・看護士を対象に.日本看護管理学会誌,5(2):55-63. 8) 上野貴子,内藤理英,出口昌子,他(2001)経験 3 年目以上の看 護婦・看護士の臨床実践能力の特徴(第 2 報)−年齢階級別にみ た臨床実践能力の比較−.日本看護管理学会誌,5(1):64-70. 9) Hall RH(1968)Professionalization and Bureaucratization.

American Sociological Review, 33:92-104.

10)Snizek WE(1972)Hall's professionalism scale: An empirical reassessment. American Sociological Review, 37:109-114. 11)Liu M, Yin L, Ma E, et al(2009)Competency Inventory for

Registered Nurses in Macao: instrument validation. Journal of Advanced Nursing, 65(4):893-900. 12)日本看護協会監修(2006)新版 看護者の基本的責務.日本看護 協会出版会,東京,42-43. 13)日本看護協会出版会編集(2010)H21 看護関係統計資料集.日本 表 5  法的・倫理的実践(8 項目)と論理的思考・研究的態度(8 項目)と専門職的成長(6 項目)の結果 (n=116) 細項目 Me Mean SD 法的・倫理的実践(8 項目) 患者・クライアントのプライバシーを尊重できる 3.0 2.8 ± 0.7 気付いた医療過誤をすべて責任者に報告できる 3.0 2.7 ± 0.8 自分の実践に責任を持つことができる 3.0 2.7 ± 0.7 専門職業者として入手した文書または口頭による情報の機密性と安全性を保持することができる 2.0 2.4 ± 0.7 看護実践に関する法律や原則に従って職務を果たせる 2.0 2.2 ± 0.6 患者とヘルスケアに関して,患者・クライアントの選択権と自己判断を尊重できる 2.0 2.2 ± 0.6 患者またはグループの権利を弁護する役割を果たすことができる 2.0 2.1 ± 0.7 法律上の必要条件と組織指針に従って看護活動を実施できる 2.0 1.9 ± 0.7 論理的思考・研究的態度(8 項目) 臨床症状のリスクの高さを判断できる 2.0 2.4 ± 0.6 色々な方法で情報を探すことができる 2.0 2.3 ± 0.7 直面している臨床問題について何かしらの解決策を発見できる 2.0 2.3 ± 0.6 複数の情報源から患者のデータをひとつに統合できる 2.0 2.2 ± 0.7 臨床研究のデータ収集に協力できる 2.0 2.1 ± 0.8 実際の知識と的確な判断力を活かして判断を下すことができる 2.0 2.1 ± 0.6 関係する研究成果を看護実践に採り入れることができる 2.0 2.0 ± 0.7 科学の知識を駆使して判断を擁護できる 2.0 1.9 ± 0.7 専門職的成長(6 項目) 自分の限界と強みを自覚していることを示すことができる 2.0 2.3 ± 0.7 自分の学習ニードを把握できる 2.0 2.2 ± 0.7 自分の成長の方向性を表明できる 2.0 2.1 ± 0.8 学びの機会を活用し個人能力および専門能力を継続的に伸ばすことができる 2.0 2.0 ± 0.7 専門職組織の役割を理解し,組織活動に対して積極的に参加できる 2.0 1.9 ± 0.9 ヘルスケア体制に関する最新情報を把握できる 2.0 1.8 ± 0.7

参照

関連したドキュメント

「技術力」と「人間力」を兼ね備えた人材育成に注力し、専門知識や技術の教育によりファシリ

また、学内の専門スタッフである SC や養護教諭が外部の専門機関に援助を求める際、依頼後もその支援にか かわる対象校が

International Association for Trauma Surgery and Intensive Care (IATSIC) World Congress on Disaster Medicine and Emergency Medicine (WADEM). International symposium on intensive

開発途上国の保健人材を対象に、日本の経験を活用し、専門家やジョイセフのプロジェクト経 験者等を講師として、母子保健を含む

では,訪問看護認定看護師が在宅ケアの推進・質の高い看護の実践に対して,どのような活動

学生は、関連する様々な課題に対してグローバルな視点から考え、実行可能な対策を立案・実践できる専門力と総合

職員配置の状況 氏 名 職種等 資格等 小野 広久 相談支援専門員 介護福祉士. 原 健一 相談支援専門員 社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員 室岡

(注)個別事案ごとに専門委員に委嘱することが困難な専門委員候補につ いては、