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別紙標準様式(第7条関係)
会 議 録
会 議 の 名 称 平成 28 年度第2回枚方市文化財保護審議会 開 催 日 時 平成 29 年2月 23 日(木) 14 時 00 分から 14 時 35 分まで 開 催 場 所 輝きプラザ3階 教育委員会室 出 席 者 保護審議会委員:土井委員、井上委員、高委員、奥田委員、柏木 委員、田委員、川畑委員、高田委員、宮野委員 欠 席 者 なし 案 件 名 案件(1)枚方市文化財保護条例による指定の答申について ・三浦蘭阪関係資料(追加) 報告(1)楠葉台場跡保存整備事業について (2)田中家住宅鋳物工場及び主屋の耐震・改修工事及び展 示更新について (3)特別史跡百済寺跡再整備事業について 提 出 さ れ た 資 料 等 の 名 称 枚方市文化財保護条例による指定について(答申案) 枚方市文化財物件調書(指定候補)第27 号 楠葉台場跡保存整備事業について 田中家住宅 鋳物工場・主屋の耐震・改修工事及び展示更新につ いて 百済寺跡整備工事各年度施工状況 決 定 事 項 案件(1)三浦蘭阪関係資料(追加) 員数4点 歴史資料につい て市指定文化財とするとの答申を出した。 報告(1)から(3)について報告を受けた。 会議の公開、非公開の別 及 び 非 公 開 の 理 由 一部非公開。枚方市情報公開条例第6条第6号に規定する非公開 情報が含まれる事項について審議・調査を行うため。 会議録の公表、非公表 の別及び非公表の理由 公表 傍 聴 者 の 数 0人 所 管 部 署 ( 事 務 局 ) 教育委員会 社会教育部 文化財課2 審 議 内 容 土井会長:それでは、審議会を開会する。本日の委員の出席状況および事務局の出席状況の報告 を求める。 (事務局より委員の出席状況および事務局の出席状況の報告) 土井会長:次に、資料の確認をお願いする。 (配付資料の確認) 土井会長:さて、本審議会は「枚方市審議会等の会議の公開等に関する規程」に基づき運営を行う ため、会議の公開・非公開については、原則公開としているが、前回の審議会で枚方市情報公開条 例第6条の規定による非公開情報が含まれるもの、すなわち「個人に関する情報」または「意思形 成過程情報」に該当するものは非公開とすることに決定した。本審議会の案件・報告の公開・非公 開について確認したいので、事務局案をお願いする。 〈事務局〉:本審議会の公開・非公開については事前に会長・副会長に確認していただいているが、 委員の皆様にも確認をお願いする。「案件(1)枚方市文化財保護条例による指定の答申に ついて」及び「報告(3)特別史跡百済寺跡再整備事業について」は枚方市情報公開条例 第6条第6号の意思形成過程に関する情報に該当するため、非公開が適当であると考える がいかがか。 土井会長:ただいま説明のあった内容について、委員の皆様からご意見、ご質問等はあるか。 (意見、質問等なし) 土井会長:異議なしでよろしいか。そのように取り扱う。また、公表する会議録についても、同 様とする。 案件(1):枚方市文化財保護条例による指定の答申について 土井会長:それでは、次第に基づき進行する。まず、「案件(1)枚方市文化財保護条例による指 定の答申について」である。事務局から説明をお願いする。 〈事務局〉:三浦蘭阪関係資料の追加指定4点について、前回の文化財保護審議会で諮問させていた だき、ご審議をいただいた。本日結論を出していただき、答申という形でまとめていただ ければと考えている。よろしくお願いする。 土井会長:委員の皆様からご意見、ご質問等はあるか。井上委員何かあるか。 井上副会長:はい、三浦蘭阪関係資料の追加指定4点について、前回の審議会で皆さんにも実物
3 をご覧いただいたが、既に市指定文化財になっている三浦蘭阪関係資料と元々一具であり、 後から見つかったものではあるが、市が三浦家から直接譲り受けたもので、伝来について は問題ない。三浦蘭阪は江戸時代中期に枚方市域及び関西の古文書を中心に、様々なもの を蒐集した人物である。そういった学問性では、江戸中期の特徴を示している部分でもあ るし、それにさらに厚みを持たせるような内容で古文書が追加で見つかったということで もあるので、既に指定されている三浦蘭阪関係資料に加えて一括として再度指定するのが 良いのではないかと考える。 土井会長:委員の皆様からご意見、ご質問等はあるか。 (意見、質問等なし) 土井会長:それでは、三浦蘭阪関係資料4点について指定候補として答申したいと考えるが、異 議はないか。 (異議なし) 〈事務局〉:それでは、調書の内容をもって答申とさせていただく。 土井会長:それでは、報告案件に移る。報告(1)および報告(2)は公開となる。傍聴を希望 される方は入室をお願いする。 (傍聴人なし) 報告(1):楠葉台場跡保存整備事業について 土井会長:「報告(1)「楠葉台場跡保存整備事業について」事務局から説明をお願いする。 〈事務局〉:報告(1)楠葉台場跡保存整備事業について、説明する。 1.楠葉台場跡について、幕末の政治・軍事状況を知る上で貴重であるとして、平成 23 年2月7日に国史跡に指定された。そして、約3ヘクタールに及ぶ史跡指定地を平成 27 年 度に楠葉台場跡保存整備事業用地として公有化している。史跡の暫定整備については、枚方 市楠葉中之芝土地区画整理組合により実施された。 2.開放およびイベントについて、史跡内の植栽の生育や芝の養生が整い、平成 28 年9 月1日に歴史学習の場として史跡を市民に開放した。また、開放に併せて市民を対象とした 説明会を平成 28 年9月 17 日(土)午前 11 時からと午後1時からの2回実施し、計 313 名 もの参加があった。資料中ほどに史跡の平面図を記載している。平面図の右側の写真は、新 たに設置した文化財説明板と移設した石碑である。また、下の2枚の写真は説明会当日の様
4 子である。参加者は非常に熱心に職員の説明に耳を傾けていた。 今後については、まずは史跡の適正な保存管理を行い、また本格整備に向けての検討をし ていく予定である。 以上、楠葉台場跡保存整備事業の報告を終わる。 土井会長:説明会で 313 名の一般の方の参加があったということで、非常に関心が高い事項だろ うと思う。この件に関して、委員の皆様から、何かご質問等はあるか。 宮野委員:よろしいか。実は私、本日午前中に京阪橋本駅から楠葉台場跡へ行ったが、大変道が わかりづらかった。サインも無かったので地元の人に何人かに聞いてみたが、公園が出来た のは知っているということだったが、台場跡であることはご存じなかった。楠葉台場跡の最 寄り駅は橋本駅か。保存整備の後には公開活用していくことになるので、市民の方に接して いただくとなると、やはり行き方等を示すサインが必要になるかと思う。その辺はどういっ た状況か。 〈事務局〉:同様の要望は我々の方にも届いている。最寄りは橋本駅だが、橋本駅の所在は八幡市 で、府の境が通っている所である。逆に樟葉駅から行かれる方もなかなか現地までたどり着 かなかったということも聞いている。ただ。京阪電車の路線のすぐ横なので、存在は知って いただいているという状態である。広報誌やホームページ等で紹介はしているが、今後は、 現在作成中の枚方市歴史ガイドマップの中で紹介をしていきたい。また、折に触れてイベン トをするとか、ウォーキングイベント等の出発点や終着点とすること等を重ねることによっ て周知していきたいと考えている。 土井会長;1字1m位の大きな看板で楠葉台場跡が京阪電車から読めるようにするというのも一 案かなと思う。 〈事務局〉:その要望もいただいており、ちょうどフェンスがあるので、それに付けるような形で 設置できないかなと考えている。 土井会長:そうか。その他の先生方何かあるか。 高委員:職業柄よく史跡を見に行くのだが、国指定史跡でもかなり近くに行かないとわからない ことが多い。今の方法だと枚方市民には周知出来るが、遠くから来られる方には、先程、宮 野先生がおっしゃったような史跡への行き方を示すサインがどうしても必要になると思う が、そういったものを設置するのは難しいということか。
5 〈事務局〉:楠葉周辺では交野天神社の本殿が重要文化財で、そこへの行き方を示す矢印と、文化 財名が書かれた道路標識のような案内サインがいくつかある。それに楠葉台場の情報を付加 することができるのか、あるいは別に立てることができるのかは、検討したいと思う。 先程申し上げたように、府境にあって最寄り駅が京都府内の他自治体というのが一番調整 の難しいところである。枚方市駅前にもあるように、大きな地図を載せて位置を示す等の方 法は、枚方市内の駅であれば考えられるが、それが難しい。ただ、それに替わる方法として、 楠葉台場跡の場所がわかるようなリーフレットを配布する等の工夫は、しないといけないか もしれないと思う。 報告(2)田中家住宅鋳物工場および主屋の耐震・改修工事および展示更新について 土井会長;それでは引き続き、「報告(2)田中家住宅鋳物工場及び主屋の耐震・改修工事及び 展示更新について」事務局から説明をお願いする。 〈事務局〉:報告(2)田中家住宅鋳物工場および主屋の耐震・改修工事および展示更新について 説明する。 まず、耐震・改修工事の進捗についてだが、報告(2)の1をご覧いただきたい。工事期 間は平成 28 年 10 月から平成 29 年8月までを予定している。工事の内容は表にお示ししてい る内容を実施しているが、平成 29 年2月 13 日現在で、鋳物工場の登梁2本の取替えを完了 し、格子パネルの設置及び屋根工事を施工中である。進捗欄が空欄になっている作業は、今 後施工していくものである。主屋については足場やテントの設置は完了し、今週から瓦の撤 去が始まる予定である。 次に、これまでの工事の内容についてご説明する。右ページ(1)屋根の葺き替えをご覧 いただきたい。昨年 11 月から鋳物工場の瓦と葺き土を撤去し、傷んだ登梁の取替えをするた め、該当部分の竹野地・母屋の撤去を行った。写真1は瓦と葺き土の撤去作業の様子、写真 2は竹野地の撤去作業の様子である。 次に、(2)登梁の取替えをご覧いただきたい。割れが生じた登梁2本を取り替えた。写真 3は撤去後の当初材、写真4は取替え作業中の現場の様子である。新材は当初材と同様、松 とし、現在は未加工だが古色塗りをする。 また、梁の取替えに関連し、梁や母屋の復旧の際にやむを得ず仕様変更した2点について ご説明する。一つ目は、①梁の設置を釘留めからコーチボルト留めへ変更した点である。
6 写真5は既存の登梁だが、工場の移築時に既存の丸太梁に釘留めがなされていた。今回、 撤去の際に釘を引き抜いたため、既存の丸太梁がもろくなっており、同様に釘留めするので は強度が弱くなるため、断面図でお示ししているとおりコーチボルト留めに変更した。 二つ目だが、次ページ②をご覧いただきたい。新材の登梁は、当初材と完全に形状が同一 のものを用意することができないため、仕口を合わせるのに、できるだけ新材側で調整する ようにはしたが、強度の確保も必要なことから、やむを得ない部分のみ母屋側の仕口調整を した。 次に(3)格子パネルの加工・設置をご覧いただきたい。耐震補強工事としては、鋳物工 場に格子状の耐震パネルを6箇所設置するもので、この工法は伝統的建築物の室内の景観を 損ねることなく、簡易な工事で耐震補強が実現できるのが特長とされている。写真7・写真 8に格子パネルの設置状況をお示ししている。現在は仮設置の状態だが、今後、金具留めし、 梁と柱にきっちり固定することになる。 次に(4)既存平瓦の穿孔・瓦葺きをご覧いただきたい。取り外した瓦は可能な限り再利 用する。屋根への固定は桟に釘留めするため、写真9のように予め、瓦を穿孔する。写真 10 は瓦葺をしている様子である。今週で瓦葺を完了し、来週には足場を撤去する予定である。 本日の審議会の後、田中家住宅を視察していただく予定にしているので、よろしくお願い する。 次に、2.耐震・改修工事現場見学会についてである。見学会は 12 月 17 日(土曜日)、午 前 10 時と午後2時の2回実施した。瓦・葺き土・竹野地を撤去しており、足場から通常見る ことのできない小屋組みをご覧いただけるタイミングで実施した。資料館学芸員から歴史的 な説明と、工事を担当する本市施設整備室の職員から耐震・改修工事の説明の後、工事現場 の見学を行った。参加者は午前の部が 11 人、午後の部が 10 人だった。参加は予定人数各 20 人より少ないものだったが、参加者から、「貴重な経験ができた」、「リニューアルオープン後 にまた改めて来てみたい」という、次に繋がるようなご意見もたくさんいただいた。 続いて、3.鋳物工場の展示更新についてをご覧いただきたい。耐震工事で、鋳物工場内 に格子パネルを設置することから、展示室のレイアウトを変更することとなり、全体の展示 構成を見直し展示更新することとなった。委託期間は平成 28 年9月~29 年9月までである。 展示レイアウト案は図のとおりである。既存の展示との変更点は、現代の鋳物コーナーを縮
7 小する一方、田中家関係の資料を拡充する。また、今までなかった映像コーナーを設け、梵 鐘の鋳造作業の様子を流すことを考えている。また、小学校等、子どもの見学が多いことも 考慮し、触ったり音を鳴らしたりするハンズオンコーナーを設ける。 田中家住宅 鋳物工場・主屋の耐震・改修工事及び展示更新についての報告は以上である。 土井会長:ただいま説明のあった内容について、委員の皆さんからご質問等はあるか。 土井会長:新しい瓦は何割ぐらい入るのか。 〈事務局〉:何割というのはわからないが、元々工場の西側の瓦は一旦替えているのでかなり状態 が良いのだが、主屋の方は現在のところ、業者が見て、傷んでいるものが多いと聞いている。 土井会長:また現地で見せていただくが、傷んでいる側とは北側か。 〈事務局〉:主屋については全体である。工場については、一度瓦を葺き替えたことがあるので、 状態が良いものがある。 井上委員:今の工場の屋根の葺き替えの時期は把握されているか。 〈事務局〉:記録として残っているので、いつやったかというのはわかっている。 井上委員:わかれば後で教えて頂きたいと思う。 土井会長:いかがか。それではまた、現地でということにさせていただく。それでは、公開と 決定した案件が全て終了したため、次に「報告(3)特別史跡百済寺跡再整備事業について」 に移るが、この案件以降は、非公開となる。それでは、事務局からお願いする。 報告(3)特別史跡百済寺跡再整備事業について 〈事務局〉:特別史跡百済寺跡では、遺構の保存と古代寺院の景観が体感できる史跡公園を目指し、 平成 27 年度から再整備工事に着手している。今年度の再整備工事については、第1回の審議 会で説明したとおり、文化財収蔵庫の解体工事を平成 28 年9月より着手し、12 月にはすべて の撤去が完了し、11 月から、堂塔院部分の基盤整備工事に着手している。資料の平面図をご 覧いただきたい。これまでの工事の施工状況を平面図に示している。 まず、史跡の北側、緑色で着色している部分は、平成 27 年度整備工事の済んだ箇所で、既 に開放している。 次に、史跡の南半分において赤丸で囲った箇所に残る支障木 315 本を伐採した。抜根につ いては、必要に応じ、発掘調査を実施し除根、あるいは埋設処理を行っている。茶色に塗ら れた箇所の盛土造成について、現在進行しているところである。順次、排水設備(青線)、電
8 気設備(黄線)、西面回廊礎石レプリカ設置を行っていく。 また、平成 29 年度の再整備工事については、緑色の円の部分だが、3つ円がある右側の東 塔・真ん中手前の中門の基壇復元をし、左側の円の西の塔、西塔の整備を実施する計画で手 続きを進めている。平面図の右に、小さいがイメージ図を掲載しているので、ご参照いただ きたい。審議会終了後、現地の状況を見ていただくということで、よろしくお願いする。 説明は以上である。 土井会長:ただいま説明のあった内容について、委員の皆さんからご質問等はあるか。 奥田委員:資料に、凝灰岩切石階段と書かれているが、どこの凝灰岩を使われるのか。凝灰岩 には色々種類があるので。 〈事務局〉:現地に担当職員がいるので、そこで説明させて頂きたいと思う。 土井会長:詳細は現地でということで、よろしいか。それでは、以上で、本日の案件はすべて 終了した。平成 28 年度第2回枚方市文化財保護審議会を終了する。