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3)日本セラミックス協会関西支部第16回若手フォーラムに参加して

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Academic year: 2021

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第16回若手フォーラムは,平成25年10月 25,26日の2日間に渡り開催された。本フォー ラムは,公益社団法人 日本セラミックス協会 関西支部が,若手の勉強と交流,情報交換のた め,毎年秋に1泊2日にて開催しているフォー ラムである。第一線で活躍される講師の方々に よる最先端の研究紹介をもとに,参加者全員で 討論をおこなうことで理解を深めるとともに, 講師の方々や若手,関西支部に所属する大学, 公的研究機関,民間企業の方々との交流が深め られている。 本年は大型台風の日本列島襲撃が相次ぎ,開 催日にも台風が上陸するとの予報もあったが, 当日は幸いにも雨が降るだけにとどまり,無事 に開催された。会場は京都市左京区にある関西 セミナーハウス修学院きらら山荘であった。周 辺は自然に囲まれた開放感のある雰囲気であ り,ガラス越しに四季の木々が目に飛び込んで くる会議室にて講演はおこなわれた。今回の テーマは「セラミックスのプロセス制御と機能 材料開発」であった。講演には,大学や企業の 方々の講演が5件設けられ,さらに,弊社を含 む5社による会社説明(製品および事業の紹 介)がおこなわれた。 はじめに,関西支部長で大阪大学の町田先生 より開会の挨拶がおこなわれ,本セミナーの開 催目的についてご説明があった。 最初の講演は,東海大学の富田先生より「セ ラミックスの精密合成・高機能化・材料探索の 為の液相プロセス」の題目でおこなわれた。セ ラミックス合成に,水溶液をプロセス溶媒とし て用いることで,従来の固相反応法と比較し, より高効率で反応する材料の開発についてご紹 介された。合成の幅が広がり,新規材料開発に おける,精密合成,高機能化に有用な技術であ ることを学ぶことができた。 ふたつめの講演は,京都大学の西先生より,

Nippon Electric Glass Co.,Ltd.Evalution Technology Dep.,Corporate Technology Div.

Eisuke Takao

Introducing of 16 th Kansai Branch Forum for Young Scientists and

Engineers on Ceramics Studies

高尾 英佑

日本電気硝子(株)技術統括部評価技術部

日本セラミックス協会 関西支部

第16回 若手フォーラムに参加して

ニューガラス関連学会

〒520―8639 滋賀県大津市晴嵐2―7―1 TEL 077―537―1318 FAX 077―537―1709 E­mail : etakao@neg.co.jp 44

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「Si 基板表面での局所選択的金属ナノ構造成長 とそのメカニズム」の題目でおこなわれた。FIB やフェムト秒レーザーにより表面をパターン加 工した Si 基板に,調整した Au イオン含有溶 液を塗布し,乾燥させることにより,加工部に 選択的に Au ナノ粒子を成長させることに成功 したという内容であった。Si 基板上に微細な 金属パターニングをおこなうことができ,デバ イスの小型化にも非常に重要な技術と思われ る。 休憩を挟み,太陽誘電株式会社の竹岡様より ご講演があった。題目は,「積層セラミックス コンデンサの信頼性設計について」である。積 層セラミックスコンデンサは小型化,大容量化 に伴い信頼性設計技術の高度化が求められてい る。そのポイントとして,添加物組成,粒界・ 電極界面の絶縁性,酸素欠陥のマイグレーショ ン抑制について述べられた。評価事例が数多く 挙げられており,興味深く聴講させていただい た。 その 後,「会 社 発 表,製 品 お よ び 事 業 の 紹 介」というかたちで,堺化学工業株式会社様, 第一稀元素化学工業株式会社様,大研化学工業 株式会社プラズマ研究所様,東レ株式会社様, 弊社(日本電気硝子株式会社)の5社から発表 がおこなわれた。これで,1日目の講演は終了 した。 講演終了後,宿泊の部屋割りが発表された。 大半の学生は大部屋にて数人で一部屋であり, 他は二名一室にて割り振られた。本フォーラム の目的のひとつである交流を図るためか,部屋 割りもランダムであり,同じ企業から参加して いる人も,別々の部屋に宿泊することになって いた。 その後,夕食と懇親会が開かれた。懇親会 は,昼間講演のおこなわれた部屋にて立食スタ イルでおこなわれた。終了後も,ロビーにて自 由参加で宴会がおこなわれていた。多くの方々 はそちらにも参加されており,大いに盛り上が っていた。宴会は0時頃まで開催された。 多くの方とは初対面であり,戸惑ったが,気 さくな方が多くすぐに打ち解けることができ た。様々な分野の方々から話を聞けるのは貴重 な経験であった。また,学生とも話をする機会 があり,卒業してからそれほど月日は経ってい ないが,学生生活を懐かしく思った。 2日目は,東京工業大学の磯部先生より, 「ペースト調製のノウハウとサイエンス∼環境 機能材料の創製のために∼」の題目で講演が始 まった。SPM のコロイドプローブ法を利用し た固体表面間相互作用の測定方法と,有機添加 物が固体表面間に与える相互作用について述べ られた。さらに,環境機能材料の創製とし, ヒートアイランド対策用セラミックスやガス分 離用フィルターなどの研究の紹介もされた。 SPM 測定を定量的に考えるところや,研究を 実用化したところなど,大変興味深かった。 続いて,本フォーラムの最終講演として, TOTO ファインセラミックス株式会社の島田 様より,「導電性アルミナセラミック部材の開 発」の講演がおこなわれた。デバイスの微細化 に伴う,アルミナセラミックス部材の開発にお ける問題点と解決方法を解り易く述べられた。 導電性や経年劣化,物性など様々な課題をクリ アされた経緯を知ることができた。 全ての講演が終了した後,関西副支部長でパ ナソニック株式会社の加賀田様より,閉会の挨 拶がおこなわれた。終了時には天候も回復し, 雲間から日差しが差し込んでいた。お話の中 で,この日差しはまるで我々の未来の明るい兆 しを暗示するかのようだとおっしゃられたのが 45

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参照

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