授業科目名 (英文名)
地域創造論Ⅱ (全学共通科目) (Poli cy for Creative RegionⅡ)
科目区分 対象学生 ※ 単位数 2.00 開講年次・ 学期 1年次・後期 担当教員 畑 正夫 所属 地域創造機構 オフィスアワー・場所 ※ 連絡先 ※ 講義目的及び到達目標 (講義目的) 少子・高齢化のもと進む人口減少社会の課題が顕著になっている。本格化する人口減 少社会の下で、都市部や多自然地域を問わずに生じ複雑化する様々な地域課題を俯瞰 し、地域に関する学修に不可欠な課題解決策を考えるための方法論を具体的な事例と ともに学ぶことを目的とする。また、講義全体を通して地球規模の課題である持続可 能な開発のための2030アジェンダ・SDGsの視点から持続可能な地域づくりについて考 えます。 (到達目標) これからの地域づくりにおいて目指す公共的価値と複雑な課題群について統合的にと らえるために不可欠な視点と、複雑さを増す課題への多様なアプローチを理解し、新 たな解決策を見出すための創造性と提案力を身につけることを目標とします。 講義内容・授業計画 講義は次の4部構成で進める予定。各回の講義内容に関するキーワードを括弧書きし ています。 第1部:地域課題の現状とこれからを考える(第1講∼第3講) 1. 地域課題を通して何を学ぶのか(イントロダクション) 2. 地域課題の現状とこれからの課題(人口減少に生じる様々な課題を俯瞰) 3. 地域資源の現状と課題(地域資源の劣化とそのマネジメントの変容) 第2部:課題解決の多様なアプローチを理解する(第4講∼第8講) 4. 包括的・統合的な課題解決の必要性(複雑さを増す課題への対応環境の整備、地域 循環共生圏) 5. 長期を展望し描き出す社会像(共有ビジョンの役割と盛り込むべき公共的価値) 6. 地域課題を捉えるシステム思考(システムシンキング) 7. 課題解決を阻む壁への対処(多様なステークホルダーの参画、戦略的コラボレーシ ョン) 8. モザイク状に生じる課題への対応(リフレーミング、対象空間の多様性) 第3部:具体的な事例への適用するなかで(第9講∼第13講) 9. 空きの空間をとらえる(商店街の衰退や多自然地域の管理不全) 10. 新しいアプローチの探索(社会実験としての構造改革特区、国家戦略特区) 11. 国・地方をあげて進む地方創生の取組み(新しい社会システムへの移行) 12. 持続可能な開発のための2030アジェンダの実装(持続可能性、マルチガバナンス 、ツーリズム) 13. コミュニティをベースとする地域経済への関心(SDGS、新たな地域金融の可能性 ) 第4部:身近な場に引き寄せて考える(第14講・第15講) 14. 大学と地域が共創する新たな地域像(PBL、場に根ざす学び、生涯教育) 15. 革新的な課題解決に向けて(ソーシャルイノベーション) ※少子・高齢化の中で進む人口減少社会の諸課題については、各回の講義で適宜触れ る予定。 テキスト 各回の講義で詳細な資料を提供します。 参考文献 講義の中で必要に応じて提示します。 成績評価の基準・方法 レポート点60%、講義内で行う小レポート40%で評価します。 履修上の注意・履修要件 講義の中では具体的な社会課題を考えるため、最新のデータを用いながら現実に地域 で生じている課題を事例として取り扱う予定です。 講義資料はユニバーサルパスポート上に掲示しますので、講義をもとに考えを深める ために事前学習に活用してください。講義資料には必要なキーワードや参考文献等を 提示します。 講義後には講義内容を受けて具体的な地域づくりの取組みを新聞報道でフォローする
等、学修内容を身近な課題に引き寄せて復習をしてください。 講義の連続性が高いので、原則、講義回数・時間の3分の2以上の出席を求めます。遅 刻は厳禁。講義の進め方等を説明しますので、初回講義には必ず出席してください。 なお、「地域創造論Ⅰ」を履修していなくても受講可能です。 実践的教育 担当教員は現実の政策の企画立案・実施の場において多様な実践経験を持ち、地域社 会の課題と解決に向けた取組みについても豊かな知識を有しています。 また、現在も自治体の将来ビジョンづくりなどにも関わっています。そうした現場で のリアルな動きにあわせて、関連する理論について紹介します。 備考 兵庫県庁のビジョン局長・政策室長として、地域づくりや地域再生に取り組んだ実践 的経験を生かし、地域課題の理解と解決方略について講義を行います。 地域社会の現状を理解したい、地域に関する学修を深めたい、公務員や非営利組織、 企業で社会のために貢献する仕事に携わりたい、地域課題を解決するイノベーション を興す起業家になりたい、と考える学生は是非受講してください。