アジアの動向 インド 1965
著者
アジア経済研究所
権利
Copyrights 日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア
経済研究所 / Institute of Developing
Economies, Japan External Trade Organization
(IDE-JETRO) http://www.ide.go.jp
シリーズタイトル
アジア動向年報
雑誌名
アジアの動向1965年版
発行年
1965
出版者
アジア経済研究所
URL
http://hdl.handle.net/2344/00052002
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インド/伊藤踊ー この「アジアの動向」く国別シリーズ> 1965年は,月 刊「アジアの動向」を各国別に1冊にまとめ,さらに総 目次,年表,諸統計索引等を追録したものです。 今後,毎年刊行を予定しておりますので,国際政治・ 経済の焦点になっている半ジア諸国の動きを適確に把握 する基礎的資料として,月刊「アジアの動向」とあわせ てご利用ください。 国別シリーズ: 1965年韓国/中国/インドシナ/フィ リピン/タイ/マレーシア・シンガポール/インドネシ ア/ピルマ/インド/ノ之キスタン/シベリア開発1965年の回顧... 年 表 (1965年) 〔解 説〕 会議派第69凶年次総会 (1月) 外貨危機の深刻化 (1月) 新年度予算の特徴と反響(2月) ケララ州に新直轄令(3月) 民間資本の役割
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月) 印・パ国境紛争とインド外交(4月〕 Aid-India Clubの新年度援助(4月) ネルー前首相逝去1周年( 5月〕 外貨危機の深刻化(5月) 外貨危機と平価問題(6月) カシミール紛争の影響(8月) 食料自給体制の確立へ(9月〉 | 王l
防金国債の発行とその問題点(10月) 繁忙期の金融政策,選択的緩和1(11月〕 〔主要事項〕 ドJI・力JI首相会談(6月) Kutch停戦協定調印(6月) 輸入保証金25%賦課( 6月〉 石油製品の統制権限(6月) 会議派執行委,言語政策で結論(6月) 銀行業況(6月) 外国借款受入れ状況(6月) 蔵相,全国放送で平価切下げ否定(7月) AICC Bangalore会議(7月〉 - 1 .. (i) ..折込 1 2 3 Q U O I 2 1 2 7 9 9 7 7 3 5 6 0 0 2 2 3 4 6 8 0.
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,E A ’ B A − − ム 司 ’ ム 1 4ム ー , ム 1 I A 唱 l A 州 ノ ﹄ . 139 139 139 140 140 141 141 151 1511964/65年の国民所得(7) 下院,政府不信任案否決(8月) 補正予算案の提出(8月) カシミール紛争の再燃(8月) 1964年の国際収支 国家開発会議,第4次計画で決議( 9月) 152 152 153 154 171 172 カシミーノレ紛争の発展(9月) ••••.••••..•••.••.•••••.••...•••.•..••.. 173 国防国債,金国債の発行と外貨送金の優遇(10月) ..•.••...••••..••••. 189 貿易委員会の輸出促進計画(10月) •••••••••..••.•...•.••.•.••...•••... 190 外国との合弁協定調査(10月〉 全国知事会議での大統領演説(11月〉 準備銀行,繁忙期の新金融政策(11月) インドのIMFポジション(11月) 食料需給見通しの深刻化 (12月) 独占調査委員会報告書 (12月) Aid-Indiaクラブ援助の進捗状況(12月) 蔵相の更迭(12月〉
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日 誌〕 191 209 210 210 227 227 228 229 1月(3) 2月(35) 3月(61) 4月 (103) 5月(123) 6月 (142) 7, 8月 (155) 9月 (174) 10月 (191) 11月(211) 12月(230) 〔 資 料 〕 インド国民会議派第69凶年次総会 (1965.1. 7∼1. 10. Durgapur) における国際情勢に関する決議...26 インド国民会議派第69回年次総会(1965.1. 7∼1. 10. Durgapur) における経済社会政策に関する決議...27 1965/66年度予算案に関するクリシュナマチャリ蔵相の演説...79 〔 諸 統 計 〕 〔経済一般〕 1965/66年度予算案(54) 1964/65年度国民所得(117, 152, 164) 1963/64年度の1人当り国民所得(118) 補正予算案 (153) 電力不足(223) 2-1964/65年の国民所得推定(234〕 第 3次計画の国民所得(237) 〔鉱工業〕 1963/64年の51巨大民間会社の資産と利潤( 10, 15) 1964/65年度 の工業生産指数(15, 103, 162, 238, 241) 1964年最終四半期の外国企業提 携 (19) 政府諸企業の業況(66) 綿織物の在庫急増( 110) 外国合弁協定 調査( 191) セメント価格(217) 明年度工業投資計画(219〕 綿織物売行 き不振(223) 鉄鋼の明年度計画(224) Bokaro製鉄所建設計画(234〕 輸 入原油価格(235) 1964/65年の51巨太民間会社の利潤(237) 〔農 業〕 ジュート産業の利潤率低下(20) 茶生産史上最高(65) 砂糖生 産 (107, 144, 215〕 農産物価格 (143) 肥料の確保へ (143〕 食料緩衝在 庫 (148) 綿花価格( 158) 農林所得水準(161) 食料生産 (166,221, 225, 230) 米の輸入(192) 1964/65年の米穀産出高( 197) 農業計画支出(211) 短期農産強化計画(215) 小麦価格(217) デリーの食料配給制(222) 食 料生産目標引上げ(224) 1964/65年の綿花生産(225) 第 4次計画の農業支 出(232) 〔外国援助〕 対外債務負担の増大(50) IMF より Stand-by Credit 2億ドル (71, 77〕 米国援助(77,78, 145, 233, 238) Aid-India Clubの援助( 113, 230) 西ドイツの援助( 128, 219, 238) 対ソ経済援助交渉 (129) 外国借 款受入れ状況 (141) 世界銀行借款( 144) 日本の援助( 147) 第4次計画 の外貨需要 (147, 159) 外国援助使用状況( 172) IDAの借款(216) PL 480代り金の外貨支払(220) 対外借款残高(223) スイスの援助(230) 英 国の援助(238) 外資流入額(240) カナダの援助(241) 〔金 融〕 準備銀行の金保有増加(21) 銀 行 業 況 (141)外貨の未回収(145) 金国債の応募(213, 220, 230, 236, 238) 金国債取引(220) 金融事情窮 屈化(235) 株式市場回復(239) 資本発行(241) 〔輸出入〕 1964年 4∼9月貿易赤字縮小(23)輸出回転基金の利用(71) 1964/ 65年度輸出入(72,159, 195) 肥料輸出( 105) 1965/66年度輸出目標( 108, 165) 1962∼64年の国際収支 (171) 1965年 9月の輸出入(233) 1965年10 月の輸出(234) 〔その他〕 ケララ議会の新議席(68) 戦闘の得失 (184)出生率の低減(236) 3 一一
1965年 の 回 顧
動揺するインド 1964年 5月,偉大な指導者ジャワハルラノレ・ネノレーを失った独立インドは, 以降政治的にも経済的にも新たな,流動的な時期に入った。あとをうけたシ ャストリ首相=カマラジ国民会議派総裁=ナンダ内相の集団指導体制は,第3
次経済開発5
ヵ年計画の停頓を背景として表面化した内外様々の危機のな かで新たなインドの途を模索し続けたが, 1966年 1月,タシケントにおける 思いがけないシャストリ首相の急逝によって,一切の課題はネルー故首相の 令嬢インディラ・ガンジ一夫人に托されることとなった。タシケント宣言に よって印・パ関係の打開に手がかりが与えられたこと,深刻な食料不足に対 して米国より小麦1500万トンの供給が約束されたこと,印・パ紛争中に中断 された外国経済援助が復活の動きをみせていることなど,われわれは新ガン ジ一政権の滑り出しに当り,いくつかの明るい要因を見出すことができる。 新政権がこれらを手がかりとして,果してネノレ一死後のインドを苦難に満ち たこの調整の時期から脱出させうるかどうか。新しい年はガンジ一新首相に とっても,インド全体にとっても重大な試煉の年となりそうである。 続発する内外の危機 発足早々のシャストリ政権(1964年 6月)を迎えた食料不足打開・インフ レ反対の激しいデモと,その秋の中国第1回原爆実験成功とは,バンジャブ 州に長く君臨したカイロン州首相の汚職に絡んだ退陣とともに,ネノレー逝去 後に山積する諸困難,いうならばネノレーという巨大な傘を喪ったインドの遠 心的傾向を象徴するものであった。シャストリ首相はその秋の議会で民主主 義・非宗教主義・社会主義を掲げたネル一路線を堅持しつつも,いたずらに これに盲従せず,現実の事態の変化に適応してゆくとその基本的政策態度を 表明,一般民衆の利害を代表する政治に各方面の小異を捨てた団結を促した。 -151- 一( i)-だが, 1965年に入ると,会議派 lご/レガプーノレ年次総会における激しい執行 部批判を皮切りに,マドラスでの言語暴動,オリッサや
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など各州政府 での内紛が続き, 3月にはケララ州総選挙で会議派が第 1党を左派共産党に 奪われるに至った。政府は,言語問題については英語の継続使用を認める方 向で、の公用語訟の再検討を約し,ケララ州、|に対してはこれを大統領直轄下に おくという非常手段で,親r
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図的な共産党政権の成立を阻止したが,前者は 複数言語国家における国民統一の難しさを,後者は与党会議派の内部分裂の 深刻さと主流派の弱体とを露呈したものとして注目された。 国際政治面でも事態、は一段と困難の度を加えた。華やかなネルー外交はす でに過去のものとなり,シャストリ政府はまずビノレマ,セイ pンなどの在住 インド人取扱い問題の処理から,近隣外交の好転を図九なければならなかっ た。だが,最も重要なrj1国およびパキスタンとの関係は,!fl・パの接近を背 景に引続き悪化し,とくにパキスタンとの緊張は, 4月のアラビア海岸カッ チ地方での国境紛争を経て,ついに8∼9月,カシミーノレ停戦ラインとそれ に続くパンジャブ,ラジャスタン国境で、の空軍をも交えた両軍の本格的戦闘 に発展した。紛争は10日余のj敢闘のあと,結局インド亜大陸における平和維 持を望む米英ソなどの国際的圧力と,国連ウ・タント事務総長の積極的な調 停活動とにより停戦となり, 1966年1月のソ連コスイギンー首相の斡旋による 印・パ首脳タシケント会談で一応終結したが,カシミールの帰属をめぐる印 バの対立が,印[U
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の宗教対立と国際諸勢力の利害を内包した容易に解き難い ものであることを改めて考えさせるものであった。 タシケント宣言が印・パ関係の順調な改善につながるかどうかは別として この国家的威信をかけた戦闘は,インドにとっては差当り国内の政治的統ー をもたらす方向に作用したのは事実であった。言語問題や諸州の内紛は一時 棚上げとなり,左派諸党派による食料デ、モ計画i
やシーク族分離を要求したサ ンタ・ファテ・シンの断食計画も取消された。シャストリ首相は 7月の会議 派バンガロール委員会で会議派総裁の再イ壬を可能にする規約改正を通過させ て,シャストリ=カマラジ体制を整えるかたわら,第4次5ヵ年計画の修正 権限を集約して,その規模をめぐる論争を収拾することに成功した。 反面,紛争にはより以上に不利な影響があった。戦闘それ自体の物的人的 一( ii)ー -152ー損害は,いうまでもなくインドの国防および財政の大きな重荷となり,早害 にあえぐ農業生産への打撃も少なくなかった。が,より重要なことは,対米 関係を中心とした先進諸国との関係の悪化ないし後退の影響であった。ジョ ンソン米国大統領はカッチ紛争発生直後,異例にも予定されたシャストリ訪 米の延期を求め,シャストリ首相は訪米取消しをもって激しくこれに応えた が,カシミール紛争の本格化に及び,米国はじめ先進諸国は対印(対ノミ〉軍 事・経済援助の供給を停止するに至った。援助の停止は米英などに対する反 楼からソ連に対する期待を深め,あるいは被援助経済に対する反省および経 済自立達−戒への自覚を促す而もあった。けれども外貨の欠乏と食料の不足に あえぐ現主の経済状況のもとでは,援助の
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・到jの低下,経 済の混乱を意味するものに他ならなかった。 これに100年来といわれるモン スーン不順=降雨不足の夏作農産物に対する打撃も加わり,経済活動はとく に年央以降一段と減退するに至った。 外貨危機と食料不足 国際収支に示されるインド経済の不均衡は第 2次 5ヵ年計画の初頭に始ま ったもので,金外貨準備は1956年3月末の82.5億ルビーより1958年3月末の 42.1億ルビーへと半減,世界銀行を中心とする Aid-IndiaClubの援助を仰 がざるをえなくなった。金外貨準備は以降この低水準上りさらに漸減, 1965 年1月には22.9億/レピーに落込み,準備銀行の法定発券準備20億yレピーを除 く自由処分可能準備は2.9億ルビーにまで減少した。 金外貨準備 輸 出 輸 入 (l):5.{立・億ノレヒ。ー〕 1955/56 お2.5 64.0 77.3 1957/58 42.1 66.9 123.4 1960/61 30.1 63.1 110.fi 1961/臼 29.7 66.8 100.6 1962/63 29.5 68.2 109 1 1963/64 30.6 お0.2 123.1 1964/65 25.0 80.3 139.6 当局はこうした外貨危機の深刻化にかんがみ, 1965年2∼九月,公定歩合 153一一 一( iii)一の引上げ(5→ 6%), 輸入調整関税 (10%)の賦課, 総合収支黒字 1億ノレ ピーの均衡予算の編制,
IMF
よりスタンドパイ引出協定2
億ドノレの締結など 一連の危機打開政策を発表した。これらは要するに,一方で輸出促進,輸入 抑制を通じて国際収支の改善を図り,他方で国内生産の振興と需要抑制とに よって物価の安定を期するということを内容としたものであった。この政策 はさらに前年来の民間外資受入れ促進策の推進, 1965/66年度輸入政策の発 表延期,自由外貨輸入の停止,輸入保証金制度の導入などで補強され, 8月 には補正予算により輸入税,物品税の引上げ,重点産業への減免税制度の強 化などの措置が講ぜられた。 ところが,夏から秋にかけてインド経済には印・パ紛争と早害というより 重要な撹乱要因が加重されることとなった。印・パ紛争の影響は, 2∼
3
億 ドノレに上ると推定される戦費負担を生じたほか,米国をはじめとする先進諸 国の援助支出 (1965/66年度Aid-IndiaClub援助予定54億7200万ドノレ〉の停止を招 き,新規事業の遅延のみならず,原材料・部品を中心とする maintenance importを窮屈化し,工業生産に重要な影響を与えた。 他方,降雨不足の夏作農産物に与える打撃は,意想外に甚大となった。1964/ 65年度の食用穀物生産は前2年間の停頓から脱して, 8840万トンの記録的豊 作に恵まれ,紛争中にも予想以上の価格安定(卸売物価指数1952∼53年=100, 食用穀物1965年9月152.9,前年同期158.5)を保ち得た。だが降雨不足の影響が 判明するにしたがい, 1965/66年度の食料生産は前年度のそれを大きく下回 1961/62 1962/63 食 用 穀 物生産
(万トン) 8,271 7,845輸 入
({意ノレピー) 11.8 16.7 1963/64事 8,024 19.9 1964/65 8,840 30.7 ることが明らかとなれすでに7610万トン,前年度比1230万トン減との推測 も現われるに至った。食料自給のための第3次計画目標が 1億トンで,年度 初めの修正目標さえ9200万トンであったことを思えば,事態の深刻さは自明 であろう。食料以外の農業生産についても,茶(− 4 %),綿花(−10万俵〉, 一( iv )--154-ジュート(輸入所要量+40万俵)などに不振が伝えられ,工業生産および貿 易収支の圧迫材料となっている。 これらを背景に,年間の貿易収支は輸出80.8億ノレピー (1964年81.0億ルピ ー〉,輸入138.3億yレピー(同133.4億ルピー〕,入超57.5億ノレピー(同52.5億 lレピー)と悪化した。鉱工業生産指数(1956年=100)も1∼10月173.0と前 年同期比+6.4% (1964年十7.4%, 1963年+8.0%, 1962年十8.9%〕に止ま り,輸入原材料在庫の洞渇と,食料価格反騰ないしその他物価の騰勢持続に よる一部購買力の減退とにより, 1966年初めにかけて次第に停頓の色を深め るものと懸念されている。そのほか,国際収支面では対外債務の元利返済が 1965/66年度には14.9億ルピー(前年度12.1億ルピー, 1962/63年度8.7億ルピー〉 と著増する一方, 民間外資の流入は 1∼9月間1.8億ルピー(計画目標年間 6億ルビー〉と不振を極めている。財政金融当局は印・パ紛争一段落後の10 月から 11月にかけて,選択的な金融政策の手直しにより国防・輸出・食料面 への資金供給を確保しつつ,その他部門への引締めを強化するとともに,金 で応募され金で返済される国防金国債の発行に踏切り, 40億ドノレ以上といわ れる民間退蔵金の動員に乗出した。新金国債は,金の国際価格で換算された ノレピー貨で償還される前 2回の金国債と異なり,いわゆる金約款と同じ性質 を与えられ,かっ譲渡可能とされるなど,管理通貨制度下としては政府の重 要な譲歩を示すものであった。にも拘らず1966年1月末現在の応募額は1200 卸 売 物 価 指 数 C1952/53
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100) 全 商 品 食用穀物 工業原料 1963. 12 135.9 119.1 140.0 1964. 3 138.9 123.6 146.1 6 147.7 135.9 154.9 9 159.7 158.5 170.8 12 159.4 153.6 174.0 1965. 3 151.0 142.4 163.3 6 158.3 140.5 177.9 9 165.0 152.9 165.0 12 169.0 154.3 199 1 -155- - ( V )一万ドノレ相当程度にー止まり,金動員の難しさ,政府に対する不信の根強さを示 唆している。 当面の動向と問題点 ところで,苦難に満ちた調整過程のなかにも,年末から年始にかけて危機打 開への一条の明るさを窺わせる動きがみられるに至った。すなわち,まず12 月のスブラマニアム食料農業相の訪米に際し,ジョンソン大統領が核戦争と 同じ態度で飢餓との闘いに取組むという )j室|−を
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らかにして1966年中に1500 万トンの食料援助を約したこと,これに先立ち肥料借款5000万ドルの供与を 承認したことであった。米国との長期食料援助協定の改訂や経済援助の再開 はなおガンジ一新首相1
の訪米まで持越されているが,世界銀行(第2
世銀) や英国などをはじめとして,経済援助が漸次N
閉されるに至ったことも,政 府の愁眉を聞かせるものとなっている。また,タシケント宣言は,それ白体 印・パ関係の解決を意味するわけではないにしても,当面対外緊張の圧迫を 軽減する方向に作用するであろう。年末の蔵相更迭も今後の経済政策の方11',j をみる上で重要な要因とされている。クリシュナマチャリ財政を左派的なネ ノレー路線の代表とみてきた民間財界は,チヨードリ新蔵相を好感をもって迎 え,証券市場も久々に堅調を伝えている。 これらに対し,シャストリ首相の急逝は,とくに印・パ紛争勃発以降その 指導性に対する国民各層の期待が急速に高まりつつあっただけに,インドに とってまことに惜しまれることであった。深まりゆく与党会議派の内紛,全 国的食料政策の実現困難に示される各州聞ないし州・中央聞の対立と非協力 などは,何にもまして強力な政治的指導性の確立を求めている。インデ、ィラ・ ガンジー=カラマジ路線がこうした強力な指導性を確立するためには,なお 若干の時日をまたねばなるまい。 だが,危機打開の可能性は結局のところ経済開発の成否し、かんにかかって いるというべきであろう。第1次 5ヵ年計凶i
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民 所 得 の 実 質 増 加 に お い て,目標の12%増に対し 18%増と好調裡に終ったあと,第 2次計画では実績 20%増と目標の25%増を達成しえず,現第 3次計画も目標の各年 5 %増 fこ対 し第1∼3年平均年 3 %増,第 4年 7.3%増のあと,第 5年(本年度〉には 一( vi )--156--逆にマイナスとなる公算さえあるといわれる。不振の原因を重工業重視に求 めるにせよ,農業軽視に求めるにせよ,計画と実績との大幅かっ慢性的な較 差は,開発政策の基本方針の真剣な再検討の必要を示すものというべきであ ろう。事実,第4次計画の策定の過程で,計画規模を縮小し,あるいは 1∼ 2年間の計画中止期間を設けて地固めを図るべきだなどの見解が出されてお り,世界銀行も経済の均衡回復のため/レピ一平和Jiの切ドげ,煩雑な統制の簡 素化,市場機構(marketmechanism)の導入などを勧告したと伝えられる。 政府は焦眉の諸困難に忙殺され, l珂年度はとりあえず1年間の暫定計画を実 施する予定であるが,第 4次計画(現在支出規模2150億ド、/レ予定)の最終的決 定に当って,これまでの経験がどのように生かされるかが注目されよう。そ の場合,問題の核心が,援助の温床を要しない国際競争力をもった経済をい かにして築き上げるかにあることはいうまでもあるまい。 -157- 一(vii)一
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会議派第69回年次総会(ドルガプール)(∼10。) 1. 2sI
反ヒンディ語運動,マドラスで発生。 1. 30I
サミュクタ社会党分裂。 2. 6I
カイロン前パンジャブ州首相暗殺。 2. 12I
マドラス学生会議,反ヒンディ語運動中止決定。 2. 21I
オリッサ州トリパティ政府成立。 3. 4I
ケララ州議会総選挙,左派共産党第1党へ。 3.16I
下院,内閣不信任案否決。 3.24I
大統領,ケララ外|直轄を宣言。 4. 1 Iアブドウラ,周中共首相と会見したと発表。九
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5. 8 Iアブドウラヰ攻す主。 i. 4I
カルカッタに食料法定配給制実施。 1. 14I
食料公社発足。 1. 1sI
外資導入促進のため投資許可政策を緩和。 1. 22I
トロンベイのプルトユウム工場完成。 2. 111国際収支対策発表,公定歩合引上げ。 2. 19I
経済白書発表。 2. 27I新年度予貰案提出。 3. 22 I IMFよりスタンドパイ信用2億ドル取付け。 4. 22I
Aid-India Club援助10億2700万ドルに決定。s
.
23I
自由外貨による輸入停止。s
.
26I
新年度食料生産目標, 9200万トンに決定。s
.
31I
ボーナスに関し大統領令。 6. 29I
準備銀行,輸入保証金25%賦課。 6.30I
新輸入政策発表。 1.1sI
実際需要者関係輸入政策発表。 7. 11I
蔵相,全国放送で平価切下げ否定。s
.
6I
州首相会議食料政策決定。s
.
19I
補正予算案提出,輸入保証金制度撤廃。 8. 20 \銑鉄統制解除。 9. 6 I国家開発会議,第4次計画案(2150億ルビー〕承認。 9. 24 I英国,無利子借款の意向を表明。 10. 4I
IMF, 2500万ドル返済猶予承認。 10. 10I
首相,食料自立を強調。 10. 19I金国債発行,外貨送金優遇措置発表。 10. 29 I英国,対印経済援助再開。 11. 9I
農相,短期農産強化計画i発表。 11. 22I
準備銀行,選択的金融緩和政策措置発表。 12.s
Iデリーに食料法定配給制実施。 12. 9 i米国,肥料借款5000万ドルを承認。 12. 171 セメント自由化方針( 1.1),肥料生産へ外資誘引策 |決定。 12. 21I農相訪米,明年の食料援助1500万トン取付け。 2. 5 Iピルマ,ネ・ウイン首相訪印(∼11。) 2.s
I
フランス,ポンピドゥ首相訪市(∼16。) 2. 12I
フィンランド,ケツコーネン大統領訪印(∼22。) 3. 6 Iハリマン米国大使訪印終る。 3. 12I
中間=パキスタン共同声明に抗議。 4. 9 Iカッチで印・パ交戦(6.30停戦協定調印〕。 4. 16I
米国大統領,首相訪米延期を要請。 4. 20I
首相,訪米を取消す。s
.
12I首相,訪ソ(∼19。)s
.
11I
ソ連,第4次計画への援助を了承。s
.
28 I米国肥料投資団との交渉不成立。 6.s
I首相訪加訪英,英連邦会議出席(∼25。〕 6. 9 Iシャストリ二ナセル会談。 7.2sI
首相ユーゴ訪問(∼31。)s
.
1 Iウガンダ,オボテ首相訪印(∼7)。s
.
3 Iソ連より潜水艦購入へ。s
.
s
Iパキスタン義勇長,カシミール侵入。 9. 6 Iインド軍西パ国境突破,安保理即時停戦新決議。 9. 11I中国,シツキム国境の軍事構築物撤去を要求。 9. 22I
印・パ停戦同意成立。 9. 29I大統領,ユーゴなど4ヵ国訪問(∼10.13)。 10.11Iパテイル鉄道相訪米(∼11.11)。 11. 12I外相,ローデシア不承認の方針を言明。 12. 8 印・パ首脳タシケント会談,明年1.4より開催決定。 12. 20 I 首相,ビルマ訪問(∼23。) 7. 24I
会議派全国委,バンガロール会議(∼25。) 7.29I
ピハール議会,不信任案否決。s
.
s
I
カシミール革命委を創設。年
表
s
.
26I
下院,内閣不信任案否決。 9. 6 i右派共産党,食料デモ計画を中止。 9.s
I
全叩労働組合会議,全国的デモ計画を中止。 9. 9 Iサンタ・ファテ・シン,断食計画延期。 10. 1 Iグジャラート州デサイ政府成立。 10. 10Iカシミール反政府分子逮捕。 装政策堅持を石 11. 2s Iオリツサ州会議派分派,独立へ。 12. 31l
クリシュナマチヤリ蔵相辞任。イ
ン
ド
〔概況〕 越年早々のDurgapurにおける会議派第69回年次総会は,経済開発第4次 5ヵ年計画の規模をめぐり,最高首脳部の足並みの乱れを露呈したが, 1月下旬以降, マドラスを中心として表面化した南インドの反ヒンディ語運動も, 2月11日スブラマ ニアム食料農業相らの辞表提出から, 政治的危機を招来するに至った。他方,生産上 昇率の鈍化や資本市場の不振の傾向は依然改まらず,経済界には骨てない「信頼感の 欠如」が指摘されている。外貨不足も深刻の度を加え, 2月14日には公定歩合の引上 げと調整関税の賦課など緊縮措置が講ぜられた。政府は資本市場の助成や外資導入に つき一段と努力を払いつつあるが, 当面, 2月末提出予定の新年度予算案が,こうし た経済危機の克服にどのような方向を打出すかに, 各方面の関心が寄せられている。 〔会議派第69回年次総会〕 1月7∼10日, 西ベンガノレ州Durgapurで開催された会 議派の年次総会は,対外面では非同盟と核非武装とを確認し,経済面では「社会主義 と民主主義」のもと,向う 2年間を地固めの期間としてさらに大胆な第 4次計画の完 遂を期するという方向を明らかにした。これらは基本的には昨年のBhubaneswar年次 総会における政策決議の延長線上にあるといえるが, ネルーという巨大な傘を欠いた こともあり,一般代議員からの執行部批判はことのほか活楼で, シャストリ首相をし てまるで会議派の総会でないようだと歎かせたと伝えられた。 また,インディラ・ガ ンジー情報放送相もこの国でタブー視されてきた中国の「大躍進」の成功を率直に指 摘,経済建設の理想達成に奮起と犠牲の必要を力説した。 だが,総会で最も注目されたことは, カマラジ会議派総裁が第4次計画案の再検討 の必要を示唆したことであった。 カマラジ演説は,総支出2150∼2250億yレピーに上る 巨大な第4次計画につき,その達成可能性,インフレ的影響,とくに300億lレピーの新 規増税予定の過重さについて,計画委員会の慎重な考慮を促したものであった。年来 の経済的諸困難を背景としたこの冷静かっ現実的な発言は, 会議派内外に強い印象を 与え,シャストリ首相も1月18日計画委員会を招集, 改めて第4次計画案の細部につ き再検討を行った。計画委員会ではその結果,計画の規模を縮小する必要はないこと, 内包するインフレの危険はfinancialdisciplineの厳格化により回避しうることなどを 再確認するとともに, この結論がカマラジ総裁の見解と対立するものでないことをと くに強調した。 政府ないし計画委員会の立場は, 総会の経済政策決議も指摘しているように,現在 165- 一( 1 )一の社会的経済的諸困難の解決には急速な経済成長を確保することが不可欠であり、 ':13 面,食料の新収穫良好の見込みと輸入穀物の確保とにより, さらにヲ長期的には設業 生産の重点的振興方針により,重要な成長阻害要因は除去されうるという点にある。 だが, しばしば指摘されるように,同様の問題は第2次計画や第3次計画の立案i
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っても,核心的な論議の対象となったものであった。 したがって、依然として未解決 lのこの問題が,経済計画の一層の大規模化と白rnncialdisciplineとによって解決され うるとするには,なお疑点が残るとしなければなるまい。 ネルーなき現在,経清建設 の将来に新たなヴィジョンを求める声 (Economic Weeldy,1月16日〕は一段と切実 となっているようにみえる。 〔外貨危機の深刻化〕 注目の予算国会は 2月17日に招集されたが, 境頭クリシュナ マチャリ蔵相は国際収支対策として準備銀行による公定歩合の引上げ(5→6 %)と 輸入に対する調整関税賦課(輸入価額の 10%)の 2措置を発表,さらにIMFよりの外 貨引出しゃ対印債権問会議に対する緊急援助の要請などの意向をも明らかにしたc 現年度(1964/4∼65/3)の国際収支は,前半の季節的悪化期において赤字 5億 6000 万ノレピーと,昨年度同期の赤字 2億8000万ノレピーを上回る悪化を示したが, その没も 例年の季節的好転を示さず(昨年度後半黒字 3億9000万ルピー), 1964年10,11両月に は逆に 1億1000万ルビーの赤字となった。準備銀行の外貨保有は昨年12月初から本年 2月初までに 1億6300万ルピー減少, 8億yレピー余となっている(このほか金保有12 億8400万ノレピー;準備銀行の法定発券準備は金外貨20億ルピー)が,他に計数不詳の 政府保有外貨の変動を考慮しても,収支の季節的好転はまだ、現われていない。 1964年中の貿易収支は輸出 84億yレピー(63年比 5.6億/レピー増),輸入 107億ルビー (同6.9億yレピー減)の見当であった。 こうした貿易収支の好転にも拘らず,外貨保有 に急減がみられるのは,輸出の1部が対共産圏向の協定貿易分で外貨の流入とはなら なかったこと,食料および肥料, 国防関係などで輸入支払が増大したこと,対外債務 の元利支払の負担が増大したことなどの影響とみられている。 外貨事情の窮迫はすでに輸入原材料の不足を通じ鉱工業の操業率低下や生産伸び悩 み (1964年 4∼9月,前年比十 6.2%,前年同期十8.6%)に現われている。外国人投資 規制の1部緩和など民間外資誘引策も,一般的な投資環境の悪化から即効を期待でき まい。米国による援助食料米国船運賃のドル支払要求も,新たな収支圧迫要因となっ てし、る。外貨不足の悩みはインドにとってすでに慢性化しているところであるが司最 近の事態はこれが次第に容易ならぬ段階に達しつつあることを窺わせている。 一( 2 )一 166196 5年 1月1日 ’ナンダ内相,左派共産党幹部逮捕で放送一一ナンダ内相はこの3日間にわたる 左派共産党幹部の大量逮捕に関し全国放送を行い,これが「反社会的分子の裏切り 的役割という点からとられた緊急防衛措置」であり,政治的な信条ないし党派に対 する弾圧を意味するものでないと説明した。内相はとくにこの逮捕が民主主義の立 場から慎重熟慮の結果断行された点を強調したのち,これら左派幹部が中国の鼓舞 激励のもとに共産党を分裂させ,中国がコロンボ提案を受諾しないのにこれと交渉 せよと要請し,ことにカJレカッタ会議以降は非合法的な地下活動を準備して新たな 中国の国境侵犯があった際これに呼応して武装蜂起を行おうとしたと非難,ケララ 選挙直前の検挙という点で誤解が生ずるとしても,国家の安全を確保するためこれ 以上放置しえない事態に立到ったと付言した。 V逮捕された左派共産党幹部の数はこれまでのところ 700名近くとなった。 SSP の Lohia博士はこの大量逮捕を「専制政治の最も邪悪な打撃」と批判,これにより ケララ選挙は「全く茶番劇Jとなったとのべた。 , (Trivandrum発) E. M. S. Namboodiripad氏は記者会見で, ケララが選挙で この大量逮捕と会議派のあり方とに自らの判断を下すことを求めると発言した。同 氏によれば,逮捕の直接の原因は明らかに選挙であり,同党は外国資金を受けたこ とも戦略として暴力を採用したこともない。 1月2日 ’首相,アユブ当選に祝調一一シャストリ首相はノミキスタン大統領選挙における Ayub Khan元帥の当選につきメッセージを送り, インドを代表して祝意を去する とともに両国間の友好関係の改善を切望する旨を表明した。 V農業価格委の設置一一政府は農産物の価格体系の形成に関し農業価格委員会 (Agricultural Price Commission)の設置を決定した。委員会は差当り 3年間の期 限をもって,全経済の必要と農産物の生産者消費者双方の利益を考慮して,均衡の とれた完全な農産物価格体系を形戒するという観点から,米麦,雑穀,甘燕,油種 子,棉花,ジュートなどに関する価格政策につき勧告する。当而の問題としては来 期収穫の Kharif産品の価格につき中間勧告が期待されている。委員会には委員 長,常勤委員2名,非常勤委員若干名がおかれ,近日中に任命の予定。 内 i p o 官 i 一( 3 }一
、d 曹米国より農産物追加購入一一一(ワシントン発)米国農務省はインドが昨年9月 の平和のための食料協定の追加として284万ドル相当の食料を米国より購入する旨 の協定が成立した旨発表した。内容はとうもろこし770万ドル,獣脂990万ドル,米 610万ドノレ,海上運賃470万ドルとなっており,ルビー対価の80%はインド開発計画 に,
10%
は米国の使用に,残り10%
は米印民間企業への貸付に使用される。 1月 3日 v予算国会の招集一一予算案審議のための国会は2月17日に招集される。下院の 会期は5月 7日まで,上院は 3月24日に一応終了ののち 4月下旬に再開される。 V蔵相,資金源動員方策を示唆 クリシュナマチャリ蔵相は,国家開発会議 (NDC)の資源委員会の会合(議長AsokaMehta計画委副議長)で,第 4次計画の 資金源増大に関し租税体系の多様化につき委員会の検討を求めた。蔵相は,税率の 引下げに関し,個人的には賛成であるが,脱税が推定課税額の60%に及んでいる現 状では,その実現は困難であるとのべ,脱税防止の必要に会議の一致を得た。 このほか,蔵相は物品税に成長要因を加味すること,民間資金の民間産業への流 入を奨励すること,農村方面での貯蓄を増強することなどの諸点を強調したといわ Jiる。 , 1964年の輸出好調一一商業省で、は1964年の商品輸出は83億5000万ノレピーと前年 実績78億3000万ノレピーを 5億2000万ノレピー上回ると推定している。 11月の輸出は 7 億7500万ノレピ一見当で,前年同月の7億3500万ノレピーを大きく上回った模様。年間 の輸出では機械類,化学品,プラスチックなどの増加が目立ち,植物油脂の輸出禁 止,砂糖輸出割当の削減,砂糖,ジュート,鉄鉱石などの価格低落などがなければ より一層の増加がみられた筈で、あった。 l月 5日 v食料公社理事会設置一一(マドラス発〉中央政府は食料公社(Food Corpora -tion of India)の理事会を構成する12名の氏名を公表(うち1名は近く指名)した。 これによれば,会長T.A. Pai,専務理事 C.Narasimhanのほか,理事にはB.N. Adarkar (大蔵省), N. P. Chaterjee (地域開発省〕, D.R. Gadgil教授らが含まれ ている。第1回の理事会では,食用穀物の実際の配給業務は当分州政府に委ねられ ること,州政府の保有する食用穀物在庫の移管を受け,これを各州政府のために保 管し,余剰の州際移動に使用すること,マドラスおよびマイ・ソール各州の若干地区 で農民よりの直接買付の可能性を早急に調査することなどが決定された。 Pai会長によれば, 公社は差当り現行方式を妨げることなしに緩衝在庫を蓄積す 一( 4 ) PO QUることに活動の主力を注ぐ由。 V西ベンガルに精油所建設計画一一中央政府は西ベンガル州Haldiaに年産能力 250万トンの精油所を建設する旨の決定を公表した。現在の計画では,精油所は公 的部門におかれ, 1968年半ばに操業を開始する予定で,自動車用油,航空機用油, 燃料油,灯油,肥料用・石油化学用ナフタ,潤滑油などを生産する。政府はこの計 画に対し所要外貨費用を負担する外国の提携を求めている。提携申込みは3月まで 石油化学省で受付けられるが,関連肥料・石油化学工場建設の外貨援助を含めた packet offersが優先的に考慮される。 1月6日 V会議派年次総会の国際情勢決議案きまる一一(Congressnagar〔Durgapur〕発) 会議派執行委員会はDurgapur年次総会における国際情勢決議案を決定した(付録 参照〕。決議案はスワラン・シン外相の原案を基礎とし,シャストリ首相やクリシュ ナ・メノン氏らを中心に執行委の検討を経て若干修正されたもので,討議のなかで は一部より平和的核利用政策や中国の核脅威への対抗策につき反対意見が出された といわれる。決議案の要旨は次の通り。 (1) 会議派は引続き非同盟・平和共存政策を堅持する。この政策は最近の国際 情勢にかんがみ一層重要となった。核エネルギーの非平和均利用禁止を含む一般 的かつ完全軍縮の必要は一段と高まっている。 (2) 繁栄と福祉向上のための核エネルギーの平和的利用努力をさらに強めなけ ればならない。 (3) 世界の与論を無視した中国の核実験は遺憾でありヲこの核拡散が平和への 脅威を増している。平和愛好諸国は団結してこれに反対し,国連および主要核保 有国は早急かっ真剣にこれに関心を払うべきである。 (4) モスクワ部分核停条約未参加国はこれに参加すべきであり,同条約は地下 実験にも適用されなければならない。 (5) 国連総会が20週年を機にカイロ会議での平和共存諸原則を採用することを 望む。そのうちとくに,領土紛争への武力使用禁止の原則は重要である。 ’会議派年次総会の経済政策決議案の決定持越し一一(Congressnagar発)会議派 執行委員会はDurgapur年次総会における経済政策決議案の決定を明日に持越し だっこれは執行委での討論で,ナンダ内相による原案が抽象的に過ぎること,社会 主義と民主主義に関するBhubaneswar決議の具体化に何ら触れてし、ないことなど の異論が強く出されたことなどによる。これに関L, Ti川 町ofIndia紙は, どの -169- ( 5 )一
ような決議案が採択されるにせよ,大部分の人々が原案をそのままで受取ろうとし なくなったことは重要な動きであり,ネノレ一時代にはなかったことだと評してL、 る。 V英連邦関係会議開催一一一M.C. Chagla教育相はIndianCouncil of W orlcl
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fairs主催で、'i地で開催された第7回非公式英連邦関係会議の開会に当り,英連邦 制度(Commonwealth)がこれまで国際問題につき重要な役割を果してきたこと,今 後も先進・後遺諸国間のギャップを埋め,国際関係を改善するのに一層大きく貢献 するであろうことなどを強調した。会議には英,加,豪州など12ヵ国から44名の代 表が参加しており, 10日間にわたって英連邦諸国が個別に,ないしは集団的に直面 している諸問題に関し討議が行われる予定。 ,ャミ資金摘発に国税局の権限強化一一一ヤミ資金摘発の全国的運動と関連してヲ 5日夜,国税当局の権限を強化する命令が布告された。この命令は4日クリシュナ マチャリ蔵相の提案した所得税法改正の政策方針に沿ったもので,国税局に摘発さ れた金,宝石,現金などのヤミ資産を押収し,これを被摘発者の納税債務に充九す ること,自発l均に申告し,または当局の査察に協力したものに罰則の適用を免除な いし軽減し,訴追を猶予することなどの権限を与えている。 Vケララ選挙を3月4日に一一一ケララ州議会選挙は3月4日に行われる旨発表さ れた。投票は同日に終り,結果は 3月 6日に公表される予定。 1月7日 V会議派第69回年次総会開幕一一一(Congressnagar発)インド国民会議派第69四年 次総会は1万余の代表の参集のもとに閉幕された。カマラジ総裁は開幕に当り会議 派党員に対し小異を捨て,国内に真の社会主義社会を建設し,世界的には平和を確 立するというネルーの偉大な理想を実現するために,団結して働くよう呼びかけたcv
デサイ前蔵相,国際問題決議案を支持一一(Congressnagar発)Morarji Desai前 蔵相は年次総会の議案委員会で,非同盟政策の放棄と原爆製造開始はインドを潰滅 させるものとのべ,決議案に反対する見解を卒直に批判した。同氏はこの発言のな かるで,人類を破滅させる核兵器の製造を要求する人々はガンジーやネルーに対す 忠誠をどこへやったかと難じ,インドには安全な核実験の場所もないこと,インド も中国も幾千の原爆でこれを征服しえないことを指摘した。また,非同盟政策につ いては,それはインドが弱国であるとか自主的な見解をもってし、ないことを示すも のではなく,特定のブロックと同盟することこそ,独立的な判断を放棄することに 等しいとのべている。 一( 6 )一 -170V会議派年次総会の経済社会政策決議案きまる一一(Congressnagar発)会議派執 行委員会は年次総会における経済社会政策決議案を決定した(付録参照)。シャス トリ首相は記者会見で,この決議案が第4次計画作成の指標となること,農業に重 点をおくものであることなどを指摘した。決議案の決定に当っては,第
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次計画の 作成に関し計画委員会の案を受容れるのではなく,会議派が指導性を発揮すべきこ と,決議案は抽象的なものでなく具体的な政策を明示することなどの観点が重視さ れたといわれる。決議案の要旨は次の通り。 (1) 会議派はBhubaneswar総会での「民主主義と社会主義」に関する決議の 基本的な考え方と諸計画を再確認する。 (2) 第4次計画では重点を必需物資の十分な生産におきラ第5次計画末までに 国民の最低生活水準を確保するとU、う公約を果す。 (3) 社会問題,生活水準,国防などの基礎として経済成長率を大幅に引上げる 必要があり,工農両面の生産拡大にあらゆる措置を講ずる。 (4) 農業に最大の重点をおき,これに資材,技術,信用を優先的に割当てる。 土地改革は第3次計画末までに完了させることとし,土地取得に必要な信用を確 保する。 (5) 各州に農工公社(agro・industrialcorporation)を設置し, 農業と結びつい た地方の工業化を図る。工業の大都市集中を抑制する。 (6) 計画の実施,技術の発展,人的資源の開発等において行政而の強化を図る。 汚職腐敗の撲滅,ヤミ資金の摘発は経済発股と道徳水準の確保の重要な要因であ る。 (7) 食料問題は長期的には生産増大をまたねばならないが,輸入の促進,価格 体系の設定,配給機構の整備,新収穫の好調などからみて,現在の危機は一時的 である。 (8) 次の2年間は地|封め(consolidation)の年であるが,より大胆な第4次計画 を通じ社会主義目標の達成を促進せねばならない。 V会議派年次総会の会議派党員の任務に関する決議案きまる一一(Congressnagar 発)年次総会の議案委員会は執行委員会の取纏めた「会議派党員の任務」と題する 決議案を採択した。この決議案は,国家の建設におし、て,政府が経済開発を通じ国 民の衣食住に関連した責務を遂行することと表裏して,全会議派党員が青年,農民, 労働者など全国民と緊密な,かつ生きた接触を推持することが重要である旨指摘し ているo vブラウダラインド経済を批判一一一(モスクワ発)ブ亡ヲウゲ紙は, 1965年のイン -171 ( 7 )一ド展望としてインド経済に対する批判的見解を掲載したが,今回はとくにインド支 配層の動きに言及し,注目されている。同紙によれば,インド経済の成長は年2.5%
程度で蛇行し,食料その他必需物資の価格騰貴が著しい。国内ブルジョア層の利益 を満足させようとする支配層の政策は,若干の矛盾,困難,ないしは危険さえ生み 出している。独占体の影響はインドの非同盟政策を挫折させようとしている。
l TELCOへ米国政府借款一一←Tata Engineering and Locomotive Co.に対する 米国国際開発局(AID)の1180万ドル借款供与協定が調印された。この借款はTEL
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のJamshedpur工場におけるトラック・シャシ一生産能力を年1万台から2万 4000台に拡張するのに要する外貨コストに充当される。今回の借款は同社に対する 第2回目のものである。 1月8日 V首相,核非武装政策を再論一一一(Congressnagar発)会議派年次総会の議案委員 会は,各種修正提案の取下げのあと満場一致で国際問題決議案を採択したが,シャ ストリ首相はその直後演説を行い,遠い将来(distantfuture)のことは別として,当 面(forthe present)原爆製造を開始しないという政策を継続する旨を明らかにし た。そのなかで首相は,ジョンソン米大統領のコスイギン・ソ連首相招待を世界情 勢新展開の徴候とし,核兵器除去への動きが高まろうとしている時点で,インド長 年の理想、を放棄するのは適当でないと付言している。 v経済政策決議案に批判一一(Congr田snagar発)経済社会政策決議草案は Jagjトvan Ram氏より議案委員会に提出され,その検討が続けられている。 Ram氏は提 案に際し, 5ヵ年計画の果実が少数階層に帰し大衆は相変らず貧困のなかに残され ており,経済力集中を阻止する措置が必要であること,政府幹部職員が社会主義の 観点に立たない限り経済計画は成功しないことなどを指摘した。また,産業界出身 のB.Chinai氏は,経済の停頓と投資環境の悪化を指摘して第4次 計 画 に お け る 300億ルビーの増税に疑問を表明,減税の必要を強調している。 V農業価格委員長にM.L.Dantwalα教掻一一政府は農業価格委員会の委員長に ボンベイ大学経済学部長 M.L.Dantwala教授を任命した旨発表した。委員会は農 業政策,農産物価格体系に関し政府に勧告し,農業生産増大の方策に関し提案する ことを任務とするもので,常勤委員2名の人事は近く発令される。 Vヤミ資産は流通現金総額を超えるか一一(Congressnagar発)会議派年次総会で 流されたSamyuktaSadachar Samiti調べの資料によれば,現在の全国流通現金量 250∼260億ノレピーに対し, ヤミ資産は340億ノレピーと推測されている。 これらヤミ - ( 8 )一
-172-資産は現金のほか,金銀,宝石,非公表事業投資など,さまざまの形式で保有され ている。 l月 9日 V力マラジ総裁,第4次計画の再検討を強調一一(Congressnagar発)会議派カマ ラジ総裁は年次総会で、演説を行い,当面する政治的経済的諸困難を卒直に指摘して, 危機の克服と新しいインドの建設のため全党員の熱情と献身を要求した。総裁はと くに,総支出2150∼2250億ルピーに上る巨大な第 4次計画を最終的に画定するに 当り,その現実的な達成可能性,物価水準に及ぼす影響,起りうべきインフレの貧 困階層への打撃などに関し,政府と計画委員会が慎重かっ精密な配慮を行うよう要 望した。これと関連して,総裁はとくに計画における 300億ルピーの追加資金調達 予定が,中央・地方政府にとって「あまりにも過重」であるとし,現実的な再検討 の必要を強調,注目された。 このほか,総裁演説では農工生産の拡大に関し即効的な生産増加を重視し,第4 次計画の初期にはとくに既存設備ないし入手可能な資材の活用,無駄の排除などに 力点をおくべきこと,前回Bhubaneswar総会で指摘された州政府による繊維,砂 糖,セメントなど消費財生産開始の方針を推進すること,民間企業部門には増大す べき十分の余地があること,などの諸点が指摘されている。(E.T.) V議案委員会は経済政策決議案を72件の修正案全部撤出のあと原案通り採択した が,審議に当つての指導部に対する批判はかつてない激しさのものであったといわ れる。なかでも DarogaRoy委員(Bihar)は,現在の危機がさらに6ヵ月続くなら ば会議派は崩壊し政府は倒れるであろうとのべ,統制経済か自由経済かが問題では なく,食料不足と物価上昇の泥沼から人々を救い出すため何らかの子を打つことが 重要であると主張して喝采を博した。シャストリ首相はこうした激しい諸批判に対 し,一部の人々の態度はまるで会議派と無関係の人のようだと嘆き,無軌道な指導 部攻撃を厳しく戒めたと伝えられる。(E.T.) 1月10日 V会議派年次総会,諸決議を採択,閉会一一(Congressnagar発)AICC第69凶会 議は国際問題,経済政策,会議派党員の任務など各種の決議を採択しその幕を閉じ 7こ。 V本会議における国際問題決議(PratapChandra Chander西ベンガノレ州議員より 提出)の審議は,議案委員会での激しい討議とは対照的に,核武装論が影を潜め, -173ー 一( 9 )一
U L t h γ 旬 、 落着いた雰囲気でなされたと報ぜられる。審議に際し,スワラン・シン外相はイン ドネシアの国連脱退取止めを訴え,またパキスタン大統領選挙の終了にかんがみ印 パ内相会談の再開を要望した。他方,クリシュナ・メノン氏は核兵器の製造や国際 核防衛体制への参加に強い反対を表明,多数の賛同を得た。 経済社会政策決議(R.Venkataramanマドラス工業相より提出)の審議に際して は,シャストリ首相が,向う 2' 3ヵ月以内に食料事情の好転を確信すると言明す るとともに,労使関係改善の必要を強調,とくに労働者にストライキ回避を訴え た。またインデ、ィラ・ガンジー情報放送相は,原爆製造よりも農工生産の増大がよ り重要であるとのべ,中国の大躍進の成功を引いて,経済建設の理想、は激しい労働 と多大な犠牲を要するものであり,中国の挑戦は単に言葉だけでこれに応じうるも のでないことを
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虫百周した。 1月 11日 V首相計画委員会を招集一一シャストリ首相は第4次計画に関する審議のた め, 1月18日に計画委員会の全体会議を招集した。投資総額2150億ルビーを内容と する第4次計画案は,すでに閣議および国家開発会議(NDC)の承認を経ているが, 会議派Durgapur年次総会での諸批判,とくにカマラジ会議派総裁が計画の支出規 模と増税予定が過大であるとし,とくに資金調達面での現実的な再考を要望したこ とに照らし,改めて計画規模の再検討が必要となるに至ったと解される。 ’パキスタン米の輸入協定調印一一1月 7日よりパキスタン訪問中のインド代表 団(団長Y.T. Shah氏)は, Rawalpindiで, パキスタン政府農務省および商務省 との間で,パキスタン米 5万トンを 3月末までにインドに供給する協定,およびそ の見返りとしてインドが石炭,鉄道,資材,その他所定の商品をパキスタンに供給 する議定書に調印した。(E.T.) T Barauni精油所に対するソ連の援助一一Barauni精油所の拡張計画に対するソ 連の援助協定が, IndianOil Corporationとソ連のNef tekhimpromexportとの問 で調印された。この協定により, ソ連は同精油所の処理能力を200万トンから 300万 トンへ拡大するのに必要な1540トンの資材を供給し,技術指導を行う。そのコスト は総コスト 2760万ルビーのうち, 733万ルビーを占めることとなろう。(E.T.) , 51民聞大会社の資産と利潤一一(ボンベイ発) Economic Times紙の調査によ れば,民間部門における 51大会社の総利潤は1962/63年の11億9500万/レピーから, 1963/64年には13億6700万ルピーへと増大した (1963/64年、とは63年 7月から 64年 6 月まで、の12ヵ月間に終る各社の営業年度を指す〉。利潤の増大は投入資本量の増加に A V-174-関連したもので,総資産に対する利潤率はこの間10.8%から11.4%に増加したにす ぎないっなお,最大5社の資産総額は次の通り。ちなみに,国際比較では TataIron
& Steel社は米国 GeneralMotors社(米国最大〉の3.09%,Royal Dutch/Shell社 (米国を除く最大〉の3.13%である。政府部門の企業ではHindustanSteel 、(74億 4200万ルビー 1962/63年〉, National Coal Development Corp (10億3200万ノレピ ー), Fertilizer Corp of India ( 9億9600万ルピー)などが大きい。
Tata Iron and Steel 15意イ9200万ノレピー Indian Iron and Steel 9億9900万ルビー Tata Engg. & Locomotive 5億6800万ノレピ− Associated Cement 5億5800万ルビー Scindia Steam 4{意3300万ノレピー (ET.) Vスワタントラ党, 国際防衛体制と経済自由化を主張一一(マドラス発) M. R. Masaniスワタントラ党書記長は10日当地の大衆集会で, 米国など民主主義諸国と 通常・核両面にわたる国際防衛条約を締結すること,これにより国防負担を諸大国 の肩に移して国家予算を半減させることなどを主張した。同民によれば,友好国か ら通常武器援助を受入れることが非同盟政策と矛盾しないのなら,核防衛の援助も 受入れられるはずである。国防負担を減じ, 50%の減税を行い, 2年間計画経済を 中止し,統制を撤廃するならば,商工農各方面に経済活動増大への刺激を与えるこ ととなろう。 1月12日 Vシャストリ首相,ブータン王と会談一一(カノレカッタ発〉ブータン国王はイン ド政府の招待で当地を訪問,シャストリ首相と2日間にわたり会談を行ったが,終 了に去りシャストリ首相は記者会見で,会談は特定の議題をもつものでなく両国間 の相互理解促進を目的とするものであったこと,会談ではブータンの経済開発に関 する問題がとりあげられ,インドはこれに技術的資金的援助を一層強化する方針を 確約したこと,過般のプータン政変に関してはインドのプータン国内政治への無干
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歩が石在言Zされたことなどの言者点を明らかにした。 ’西ドイツ財界代表団来印一一HansKuntze博士を団長とする西ドイツ銀行家 事業家代表団がIndianInvestment Centreの招待で来印した。代表団は 2月 5日 まで滞印し,クリシュナマチャリ蔵相はじめ経済関係諸閣僚,インド経済・金融界首 脳らと会談する予定で,とくに西ドイツの対印民間投資の増大に関する諸問題につ-175-、 目、 いて意見の交換が行われるものと期待されている。 ▼豪州より小麦買い入れ─━━━━(キャンベラ発)豪州小麦庁長官の発表によればイン ドの豪州!小麦12万5000トン(3750万ルピー)買付契約が成立した。引渡は5月末ま でに行われる。 1月13日 v新株,過半が額面割れ一一(ボンベイ発〉 Economic Times紙の新株市場価 格四半期調査によれば, 1964年12月現在で過去5年間の当初発行新株式206銘柄の うち,市場価格が額面以上のもの54銘柄, 額面相当のもの37銘柄で, 残り115銘 柄 は割面割れとなっている。その市場価額総額は払込額13億8500万ノレピーに対し, 12億4100万ノレピーに過ぎない。少数の例外を除きこれらはほとんど無配であり, かっこの間のインフレ進行によるルピー下落を考慮すると,株主の損失は一層大と なろう。(E.T.) v石炭価格ー率40パイセ引上げ一一中央政府はコークス原料炭を含む全石炭の価 格を, 1月1日より各級ー率にトン当り40パイセ引上げる旨発表した。これは過去 1年間における 3回目の改訂で, wageboardの勧告による賃金引上げに対応する ものとされており,この結果, コークス原料炭A級29.20;レピー,普通炭同27.:32ノレ ピーなどとなった。山元貯炭が相当量に上るとみられる折から,一率引上げを若干 疑問視する向も散見される。(E.T.) v産業金融公社に米国借款1000万ドJレ一一インド産業金融公社(IFC)は米国よ り1000万米ドノレの借款を受けることとなった。これはA I Dより受入れる第3凶目 のものである。 IF Cはこれを民間産業に対する中長期貸付に使用し,代り金は米 国よりの設備・資材・サービスの購入に充当される。返済条件は2本建で, IFC は期間15年,年利5 %でインド政府にノレピー貨で、返済,インド政府は期間40年,年 利1∼
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でA I Dにドル貨で、返済することとなっている。(E.T.) Vケララ左翼統一戦線分裂一一(トリパンドラム発〉ケララ総選挙における左翼 統一戦線は左右両派共産党の対立から分裂するに至った。見解の相違は,ケララ 会議派(分派〕と回教連盟との連合に対し,右派共産党および革命社会党(RSP)は会 議派に対すると同様,これを統一戦続より排除せよと主張し,他方左派共産党やSSP はその連合のうち回教連盟所属の反会議派独立分子との提携を主張した点にある。 左派は今後,回教連盟とさらに話合いを行う予定。 V中国の領空侵犯抗議を拒絶一一一インド政府は1月11日付書簡により,インド航 空機が中国領空を侵犯したとする昨年12月28日付中国政府抗議書簡に回答し, イン 一( 12)ー -176ード航空機は国境を越えぬよう厳に指示されており,慎重な調査の結果中国の主張は 虚構であることが判明したと指摘した。 1月14日 V米国余剰農産物運賃, ドル支払へ一一一米国政府は PL480に基く余剰農産物の 米国船舶運賃に関し米ドルによる支払を求める旨を決定,インド政府を当惑させて いる。余剰農産物の輸送には PL480により 50%以上を米国船によるべき旨定めら れているが,その支払通貨の選択は米国政府に委ねられており,従来ノレピー貨が使 用されていた。ところが,米国政府では同議会の圧力により 1月1日以降ドル支払 を求める旨決定するに至ったわけである。今回の決定には,米国船運賃が国際運賃 より割高となっている部分についてはルビー貨支払が認められる旨の譲歩が付され ている。その他,余剰農産物見返りノレピー貨のうち 200万ドル相当額まで米国人旅 行者のドルとの交換に充てるという措置も含まれている。 余剰農産物の輸入が年 600万トン余に上るとすれば,これによる米ドル運賃支払 額はトン当り 12∼15ドルとして3000∼4000万ドノレ (1億5000万∼ 2億ルヒ。ー〉に上 ると予想され,しかもこれが第4次5ヵ年計画の全期間にわたって継続することと なる。インド政府筋では米国政府が議会における PL480強化の動きに抵抗したこ とを多としつつも,この決定が,インドとして対外債務の若干のモラトリアムすら 考えざるをえない外貨事情窮迫の時点でなされたことに対し,遺憾の意を表明して いる。 V食料公社正式発足一一(マドラス発)スブラマニアム食料農業相は食料公社 (Food Corporation of India)の正式業務開始を宣し, 公社が食料の調達と在庫蓄 積の主要機関として安定的な食料政策の確立に重要な役割を果すものとなろうと挨 拶した。同相によれば,本年度の Kharif(春蒔き穀物〉の作柄は良好で,米の収穫 は1963∼64年度の 3650万トンを 7.5%上回り 4000万トンに近ずくものとみられる。 こうした豊作を私利私慾により食料不足とせぬよう,食料公社の活動が期待される。 公社の目標は向う 2∼ 3年のうちに米麦各200∼300万トンの緩衝在躍を蓄積し,農 業政策の基礎を固めることにある。 I月 15日 V外資導入促進のため投資許可政策を緩和一一政府は外資導入を促進するため産 業投資政策(Industrial licensing policy)の運用を一部緩和することを決定した。 その第 1は,従来インド人に対してのみ発給されていた投資仮許可証 (letterof -177
intent)を,外国人に対しでも発給することとした点で,これにより適当なインド人 提携者を見出しえないため望ましい外国投資が阻害される(とくにアルミ,肥料部 門など)という難点が除去され,外国投資家は仮許可証を得た上で,広くインド人 投資家の参加を求めることができることとなる。ただし,投資の正式許可証(inclu -strial license)がインド資本の過半をしめる千ンド法人にのみ発給される点は変ら ず,外国資本支配の回避が図られてている。外国投資家はこの段階でインド資本の 参加を得なければならない。 第2は,外国投資家がインド投資家の参加を得ることができなかった場合,産業 開発銀行(IDB)など政府機関が必要なノレピー資本を供給する途を拓いた点で,これ により所要の外貨を準備した投資計画がルピー資本の不足のために挫折することの ないよう配慮されることとなる。 政府の説明によれば,第3次5ヵ年計画 (1961/62∼65/66年〉の外資導入目標は 計30億ルビー(年6億ルピー〉であるが,これまでの実績は年3億ルビーとその廷 の水準に止まっている。なお,この決定は現在西ドイツ財界使節団が来印中であり, 2月には米国からも同種の使節団の来印が予定されるなど時期的に適切と好感され ている。
l Barauni精油所完成一一(Barauni発)Kabir石油化学相はBarauni精油所(Bih -ar州)の正式完成を宣言した。新精油所は政府部門で設立された第2のもので, ソ 連およびルーマニアの援助のもとフ 総工費4億2000万ノレピーを要し, 年200万トン の原油処理能力を有する。 Kabir石油化学相によれば, この精油を中心として2億 5000万yレピーを要する石油化学工場群が建設されることとなろう。 1月16日 曹シャストリ首相,力マラジ総裁との対立を否定一一一シャストリ首相は官邸でデ リー会議派党員と会見,組織問題などについて語ったが,その際, Durgapur総会 において5ヵ年計画の規模をめぐり首相とカマラジ総裁との聞に意見の相違があっ たとの新聞報道を否定,両者の見解が全く一致している旨強調した。首相はまた同 総会の経済政策決議の重要性を指摘, これが第4次計画策定の“guideline”である とのべた。 曹投資許可証発給を3カ月以内に シャストリ首相はDharmaVim内閣官房 長官らEconomicSecretariesおよびP.C. Bhattacharyya準備銀行総裁からなる会 議を招集し, Durgapur決議に基く行政諸手続の簡素化, とくに開発計画実施の迅 速化に関し検討したがフそのなかで,投資許可証(industrial license)の申請は3ヵ A 斗 ム
-178-月以内に処理すること,とくに関係機関は受理後1ヵ月以内に許可の可否を決定し, その後2ヵ月以内には許可証の発給を行いうるよう処理することを決定した。 V鉱工業生産伸び悩み一一1964/65年度前半( 4∼9月〉の公式計数によれば, 鉱工業生産の前年比伸び率は6.2%と前年同期の8.6%を下回った。とくに 3∼6月 の生産増加は 4.9%と過去 2年半における最低に止まっている。伸び率鈍化の主因 は石炭部門で前年同期の 10%増とは逆に 5 %の減少を記録したことで,この他鉄鉱, 銑鉄,鋼塊, ミシン,扇風機,硫安,毛織物などが不振でであった。好調の部門とし ては砂糖,茶,綿織物,自動車,スクーター,電線などがあげられている。(E.T.) 1月 17日 V対英綿製品輸出割当協定成立 (マンチェスター発) U. K. Cotton Board とIndianCotton Federation代表団とは, 先週 3日間にわたるロンドンでの交渉 の結果,インド綿織物の対英輸出自主規制に関する現行3ヵ年協定に基く本年の輸 出枠につき合意をみた。これによれば,インド綿織物の総輸出枠は 2億0600万平方 ヤードで前年並とされたが, うち晒綿布の枠は2500万平方ヤーlごから 3250万平方ヤ ードに引上げられたほか, I中年の超過輸出分1600万平方ヤードを本年の枠から差引 くという罰則規定が発動されないこととなった。ただ、し,末晒綿布については本年 の枠約 1億6000万平方ヤードから昨年の枠超過分の 1部1800万平方ヤードが差引か れる。こうした英国側の譲歩に対し,インド側は輸出枠の内訳分類に関し英国側の 要望を容れたと報ぜられる。 1月 18日 , 51大会社の収益率増加 (ボンベイ発) Economic Times紙の51大会社収益 率調査によれば, 1963/64年度(1963/7∼1964/6聞に終了する営業年度)における その売上高収益率は平均 12.5%C前年度12.4%入総資本収益率は平均11.4%C前 年度10.8%)であった。 前者についてはBurmah Shell Refineries51.1 %, Tata Hydro Electric42.l %, Tata Power 38.1 %, Indian Aluminium 31.3%,Andhra Valley 30.8%などが, 後者についてはUnionCarbide 22.9%, Hindustan Lever 22A%, Indian Aluminium 19.9%,Burmah Shell Refineries19.7%,British In -dia Corp. 19.4%が,それぞれ上位をしめている。(E.T.)
v計画委員会,第4次計画案を検討一一計画委員会はシャストリ首相を議長とし て第4次計画案に関する物価,実施手続,資金調達,部門間配分などの諸問題を検 討,計画の規模〈支出2150∼2250億ルビー〉を縮小する必要はないこと,巨大な規