発達障害のある子どもを持つ親に対する心理的支援について
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(2) [結果と考察1. 親にとって学校自体がストレス源になることが、 示唆されている(新美・植村,1994)。それでは、. 回収された質問紙35通(回収率41.2%)のうち、. 学校の教員は、具体的に、どのような種類のサポ. 白紙回答2通を除く、33通を分析対象とした。. ートをどのような形で提供していけば、発達障害. ・分析対象者の属性. のある子どもを持つ親に対する、より良い支援を. 子どもの性別:男88%、女12%. することができるのであろうか。本研究では、発. 通学する学校種1小学校通常学級46%、小学校支. 達障害のある子どもを持つ親に対して、発せられ. 援学級15%、中学校通常学級9%、中学校支援学. た学校の教員の「言葉」の影響を調査、分析する. 級3%、高校全日制9%、高校通信制3%、専門学. ことで、学校における、より良い保護者支援のあ. 校3%、大学3%. り方について、検討する一ことを目的とする。. 障害の診断名(重複回答)l LD6%,ADHD6%、自閉 症39%、広汎性発達障害36%,一その他24%. [方法]. ・結果は、内容分析の手法を用いて、質的に分析. (1)質問紙の作成. した。教員の発した言葉、全92記録単位のうち、. NPO法人発達障害を考える会・TRYアン. 母親が、良い印象を持った43記録単位からは、r認. グルの事務局スタッフ2名、及び筆者の知人1. める」r理解」r協働する」r共生」r将来像」の5. 名に対レて、予備調査を行い、質問紙の構成を一. 個のコアカテコリーが抽出された。、また、母親が. 決定した。. 悪い印象を持った49記録単位からは、「無理解」. (2)質問紙の構成. r排除」r協働しない」r認めない」r将来像」の. ・フェイスシート:記入者の年齢、子どもとの関. 5個のコアカテコリーが抽出された。. 係、子どもの性別、年齢、現在通学している学校. ・本研究では、発達障害のある子どもを持つ親の. 種及び学年(通・学していない者は、所属)子ども. 長期にわたる・子育てを支援した、教員の言葉は、. の障害の診断名、診断を受けた時期. 傍報的なサポートとなる言葉ではなく、心理的な. ・質問項目(全て自由記述式)1印象に残ってい. サポートと考えられる言葉であることが明らか. る教員の言葉. となった。また、発達障害のある子どもを持つ親. 良い印象のもの、悪い印象のもの、どちらでも. 特有め、障害があるのかないのか揺れ動<アンヒ. 可能、言われた言葉、書かれた言葉のどちらで. バレントな心理状態に寄り添いながら、障害の受. も可能、それらを想起する順に記入する旨を教. 容過程がスムーズに進んでいくこと一. 示した。言葉を発した教員の属性、時期、状況、. 支援して. いくことが、重要であることが示唆された。. その言葉に対する記入者の気持ち、どう対応し たか、子どもへの影響. (3)調査の実施. 主任指導教員 (市井雅哉).. ・調査時期 2010年7月∼9月. 指導教員 (市井雅哉). ・調査対象:NPO法人発達障害を考える会・. TRYアングル会員及び筆者の知人 ・調査方法:郵送または手渡しによる配布、回収. 一89一.
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