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簡易型図上訓練(DIG)マニュアル(大阪府危機管理室マニュアル) (ファイル名:16938.pdf サイズ:199.65KB)

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Academic year: 2021

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全文

(1)

大 阪 府

住民による災害想定シミュレーション

(2)

目 次

はじめに ・・・・・・1

1 DIGの特徴 ・・・・・・1

2 DIGの準備 ・・・・・・2

3 DIGの実施 ・・・・・・3

4 終わりに ・・・・・・6

標示コマ例 ・・・・・・7

(3)

はじめに

災害対応の簡易型図上訓練「DIG」とは、それぞれの頭文字、「Disaster(災害)」、 「Imagination(想像力)」、「Game(ゲーム)」の意味で、広げた地図を囲み、知 りえた情報等を、皆で一緒に議論しながら、簡単に災害対応策を考える災害対応トレーニン グです。 1 DIGの特徴 (1) シンプルなイメージ ・ 準備が簡単、費用もほとんどかからない ・ 災害の状況や参加者の立場に応じて自由なアレンジが可能 ・ 普及も容易 (2) 地図に「思い」を込めて ・ DIGは地図との「対話」 ・ 地図への書き込みで被災状況が浮き上がってくる ・ 手を動かすことは対応策を考えること (3)「我が街」の再発見 ・ 「我が街」に起こり得る災害が理解できる ・ 「我が街」の災害に対する弱点が理解できる ・ 「我が街」の防災(減災)力が理解できる (4) 全員参加 ・ 全員参加型の防災訓練 ・ 災害対策訓練の雰囲気を楽しもう ・ 異なる考え方があってこその災害対策訓練 DIGは、参加者が大きな地図を囲み、議論を交わしながら進行させる。参加者が地図に 書き込みをしながら、防災マップを作成することによって日頃気付かなかった防災対策が明 らかになり、防災意識が向上する。

(4)

2 DIGの準備

(1) 参加者 ● 訓練を企画、実施運営する者 訓練の企画及び運営・訓練の被害想定の作成・訓練の評価 ● プレーヤー(訓練に参加する者) 想定上の役割になりきって、与えられた被災状況や対応状況を踏まえて地図に書き 込み、色々と対応について考え議論する人です。 (2) 準備するもの ① 地図 (都市計画図が適当、市役所等で入手可能) ・地図は1.8m×1.8m程度の大きさに繋ぎ合わせる。 ・縮尺はテーマ、参加者等に応じて決める。 概ね、縮尺1/1千5百∼1/5千程度が理想 (小中学校区・自主防災組織結成地区等といった範囲を想定。ただし、実際に地図を 見てから決めること) ② 透明シート 透明シートの大きさは、出来る限り一枚で地図を被える大きさのものが良い。 (スーパー、ホームセンター、写真店、梱包用品店等で取扱い) ③油性ペン 「太+細」の8色又は12色セットがおすすめ ④消去ペン、ティッシュペーパー等 地図上に書き込んだ情報等の修正に使用 ⑤その他の小道具 セロハンテープ、ガムテープ、出席者名札、はさみ、カッター、定規、付箋紙、模造 紙、白紙等 ス タ ッ フ ・ 補 助 進行役の補佐

行 役

全体の企画、進行、 講評

プレーヤー

地図を囲む参加者 準備物品の例

(5)

3 (3)準備事項 ●当日までの準備 ①DIGのテーマ ②被害想定等の各種資料の作成 ③DIGの全体的なスケジュールの作成(2∼3時間を目安とする) ④プレーヤーのグループ数や想定上の役割」やスタッフの役割分担の明確化 ●当日会場での準備 地図を置く台、ホワイトボード又は簡易型ボードの準備 (例) 模造紙を貼り、上から透明のシートを被せれば簡易型のホワイトボードとなる。 油性ペンで書けば消すことができる。

3 DIGの実施

【所要時間を3時間とした場合のDIGの流れ】 1 グループ分け・役割分担の決定 (10分) 2 雰囲気作りやレクチャー (10分) 第1ステージ 3 地域防災環境の把握 (50分) 第2ステージ 4 地域での被害予測や防災対策の検討 (45分) 第3ステージ 5 ケーススタディ (40分) 6 まとめ・講評 (10分) *合間を見て、5∼10分ほど休憩を入れる。 プレーヤーの立場と被害想定の説明 (1)グループ分け・役割分担の決定(10分) テーマ、参加者の人数、特性、会場の大きさ、地図の大きさや数などを考慮してグ ループ分けを実施。(1グループ8∼10名程度) 自己紹介の後、各グループのリーダー(進行の補助者)、記録者、発表者を決める。 企画・運営スタッフが事前に決定してもよいし、そのグループで互選して決めるか、あ るいは、機械的に決めるのも1つの方法。

(6)

4 (2) 雰囲気作りやレクチャー(10分) 実施想定の災害についてのレクチャーや災害に関するビデオ等を参加者に見せる。 (3) 第1ステージ 「地域防災環境の把握」 (標示30分+討議15分+発表5分=計50分) 地図に、地域の防災施設や災害上の弱点などを標示や書込みをさせ、防災環境図を 作成させる。 *標示や書込みは次のようなものが考えられる。 ①市役所、病院、消防署、警察署、避難地(学校や公園)等の防災関連施設 ②交通施設(特に道路)、河川等の線状のもの ③危険な場所(がけ崩れの危険予想地域など) ④住宅密集地域、古くからの住宅が多い地域 ⑤災害時要援護者が居住する場所 ⑥その他、災害対策に必要とする事項 その後、防災環境図を見ながら、地域の特色及び防災上の問題点を各グループ討議 させ、発表させる。 (4) 第2ステージ 「地域での被害予測や防災対策の検討」 (標示20分+討議15分+発表5分=計40分) 予想される災害ごとの被害をハザードマップや地震被害想定を基に標示させる。 その後、減災のために地域で日頃準備しておくべき事項を討議させ発表させる。 (5) 第3ステージ「ケーススタディ」 (討議30分+発表10分=計40分) 一連の作業を介して、プレーヤーである訓練参加者は、自分の住む地域の防災上の 弱点や起こりうる災害のイメージが自然に理解できてくる。 そこで住民として何が必要なのか、何をすべきなのかが、自ずと見えてくる。その ことを頭に浮かべて仮想災害現場に身を置き、「その時どのように行動すべきか?」 を考えさせる。 【参加者に考えてもらう検討課題の一例】 ①災害発生後、まず何をしなければならないのか。 ②数時間経過の中で考えられることは何か。 ③自分たちには、何ができるのか。 ④災害に対する被害を少なくするためには、日頃から自分たちでできること、や らなければならないことは何か。 ※グループで検討した内容についてまとめる(付箋に記入し、ホワイトボード等に整 理し記入する等)。

(7)

5 (6)まとめ・講評(10分) 各グループに対し、話し合った内容について講評を行う。様々な意見交換により情報 が共有され、参加者の考えがより深まる。 アドバイスができる立場の人がいれば、成果発表の内容や参加者の取り組み等につい ての講評を行う。グループが行った対応策を採点するような講評は避ける。今後の課題 及び本訓練の継続性を促進するような講評を行う。 進行上の留意点 ①訓練時間は、目安としての設定であり、進行状況に応じて時間を調整する。 ②全体の訓練時間が2∼3時間を超えると緊張感が欠如するので、時間配分に注意する。 ③訓練中、参加者からの質問については最低限の回答とし、参加者自身が考える訓練で あることを念頭におく。 ④参加者の自主性、議論を最優先に考えて進行するように配慮する。 ⑤発表については、対応を評価・採点するようなコメンテーターは置かず、地域防災力 の課題や目標を明確にさせ、自由な討論を求め、参加者同士の議論を促進する。

(8)

4 終わりに

DIGによる図上訓練は、参加者が災害に対する行動・対応策等を検討する訓練であり、規 模、スタイルはどのようなものでも良く、ぜひ皆様の地域で一度試していただきたいと思いま す。 やり易いように独自に工夫して、オリジナルのDIGを作って下さい。ポイントは、みんな で一緒に行うということです。災害に遭遇したとき、自主防災組織も行政も企業もボランティ アも区別はありません。地域の全員が協力して苦難を乗り越えていかなければならないのが災 害対応です。 この訓練を通じて、わが身、わが街に起こりうる災害を認識し、災害が発生した場合、少し でも皆様の災害対策のお役に立てばと思います。

DIGにより「災害を知り、地域を知り、人を知ろう」

● 地図との対話によって、災害・地域をより深く理解できる。

● 参加者の間に連帯感が生まれ、信頼関係が生まれる。

● 分野が異なる参加者とも連携や交流が図れる。

(9)

標示コマ例

市役所 町村役場 消防施設 警察施設

保健所 避難所 病院・医院 備蓄倉庫

資材倉庫 地区会館・集会所 給水施設

(10)

大阪府総務部危機管理室

作 成:平成18年 6月

改 訂:平成20年11月

参照

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