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多様性のあるユーザー参加型コミュニティによる地域共創型の獣害対策の取り組み

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Academic year: 2021

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多様性のあるユーザー参加型コミュニティによる

地域共創型の獣害対策の取り組み

Trials for Beast-damage by User-Contributing Co-creative

Community Composed of Diversified Members

福岡大平

1

浅岡正教

2

太田志保

3

太田浩一

3

藤村大樹

4

鍛治俊平

5

中川瑞喜

6

秋田純一

6

Taihei Fukuoka

1

Masanori Asaoka

2

Siho Ota

3

Hirokazu Ota

3

Hiroki Fujimura

4

Shunpei Kaji

5

Mizuki Nakagawa

6

Junich Akita

6

1

南加賀鳥獣被害対策協議会

2

(株) ユアブレインズ, Your Brains, Co. Ltd.

3

(有) ビバマンボ, Viva Mambo, Inc.

4

北陸先端科学技術大学院大学, JAIST

5

金沢工業大学, Kanazawa Institute of Technology

6

金沢大学, Kanazawa University

Abstract: 近年、鳥獣被害が市民の生活区域まで広がり、対策が求められている。その中でもイノ シシは年々個体数が増加し、生息分布を北へ拡大している。さらに、鳥獣被害の中でイノシシの農作 物への被害の割合が大きいため、早急な対策が求められている。その一方、イノシシには様々な商 品価値があり、多くの活用方法が考えられる。しかしイノシシの捕獲と商品化は、行政やボランティ アの猟師の活動に依存しているものが大半であり、事業としての安定化や持続性に問題を抱えている ものが多い。本報告は、多様なバックグラウンドをもつ市民が、イノシシの狩猟および加工システム によるイノシシの獣害対策、そしてその肉や革などの価値を市民に広く伝えるための様々な商品開発 に取り組むことになった地域共創型コミュニティの形成の経緯と現状、および今後の展開について取 りまとめたものである。

1

はじめに・背景

近年、鳥獣被害が市民の生活区域まで広がり、対策 が求められている。その中でもイノシシは年々個体数 が増加し、生息分布を北へ拡大している。さらに、鳥 獣被害の中でイノシシの農作物への被害の割合が大き いため、多くの対策が求められている [1, 2, 3]。その一 方、イノシシには様々な商品価値があり、多くの活用方 法が考えられる。食肉は近年、食肉生産施設の整備や 加工技術の向上に伴い世間一般で思われているほどの 「獣らしい臭み」はほとんどなく、豚肉や牛肉と比較し て低脂肪、低カロリー、高タンパク質である上、ビタ ミン B 群、コエンザイム Q10 の含有量が多いため特に アスリートや高齢者に適した食材であると言える。ま た革も、丈夫であるだけでなく、表面の独特な質感な どの商品価値となりうる可能性を秘めている。しかし 連絡先:南加賀鳥獣被害対策協議会 〒 923-0335 石川県小松市滝ヶ原ハ 40-1 E-mail: [email protected] イノシシの捕獲と商品化は、行政やボランティアの猟 師の活動に依存しているものが大半であり、補助金へ の依存率が高い、高齢化が顕著である、などの事業と しての安定化や持続性に問題を抱えているものが多い。 本報告では、多様なバックグラウンドをもつ市民が 集まり、これらのイノシシの獣害対策に取り組む地域 共創型のコミュニティを形成し、多様な観点からの獣 害対策への取り組みを行っている事例について述べる。 具体的には、イノシシの狩猟および加工システムによ るイノシシの獣害対策、そしてその肉や革などの価値 を市民に広く伝えるための様々な商品開発に取り組ん でいる現状、および今後の展開について、そのコミュ ニティの形成過程と地域共創の観点からの意義につい て述べる。

(2)

2

地域共創コミュニティ「いのしし

IT

(仮)」の概要

前述のように、イノシシの獣害対策は、行政やボラ ンティアの猟師の活動に強く依存しているものが大半 であり、補助金への依存率が高い、高齢化が顕著であ る、などの事業としての安定化や持続性に問題を抱え ているものが多い。以下では、本稿で述べる、イノシ シ獣害対策に取り組む地域共創型コミュニティ「いの しし& IT(仮)」(以下、本コミュニティと呼ぶ)の成 立の経緯について述べる。 地域課題に対応したミッションを与えられる特別職 公務員である「地域おこし協力隊」として、獣害対策の ために 2016 年 4 月に石川県羽咋市に赴任した福岡が、 同市の獣肉処理施設で勤務する過程で、事業効率化や 食肉の新規販路開拓に取り組んでいた。一方、浅岡が、 金沢市において、主に IT 技術に関する勉強会・交流 会である「IT ざっくばらん会」を主宰していた。この 会は、ソフトウエア技術(プログラミング技術、ネッ トワーク技術等)の技術者を中心としつつ、ハードウ エア技術者や Web デザイナ、起業家、大学関係者など 多様な興味関心と専門技術を持ったメンバが集まるコ ミュニティとなっていた。 金沢移住 2 年目の太田が、新聞で獣害の記事を読み、 移住先の継続的な安全性をのぞみ、浅岡経由で福岡に 現状の指南と対策検討会の打診をしたのが本コミュニ ティのきっかけであった。2017 年 5 月に、福岡と太田、 浅岡が呼び掛けた多様なバックグランドのメンバが会 合を持ち、福岡がイノシシ獣害とその対策の現状、お よびそれが抱える問題点について紹介した。それに対 して、他のメンバが、各自の興味関心と専門技術の観 点から、取り組むことができる方向性について意見を 交換しあった。その結果、各自が「当たり前と思って いたこと」が、そうではなく、また「解決するのは不可 能と思っていたこと」も、解決が可能であるという気 づきが得られた。例えば、イノシシのオリの状態を遠 隔で監視してオリの中にイノシシが入ったらメールで 通知する、広報戦略でインターネット(ホームページ や SNS など)を利用する、イノシシの肉を用いた多様 性のあるレシピを開発する、などは、いずれも「その ようなことが可能であるということすら考えたことが なかった」ものであった。さらに、檻の利便性を上げ ることが必ずしも捕獲に結びつかない、などは、「多く の猟師が問題と思っていなかった」ものであった。こ れらは、多様性がない、ある分野の専門家のみからな るコミュニティでありがちな「問題意識の硬直化」に ついて、それを根本的に打破するための、多様なメン バのコミュニティが持つ可能性を示唆している。また 古来、農林水産業の事業は、非常に幅広い知識と経験 を求められることが多い。例えば農業従事者は、農作 物に対する生物学の知識のみならず、農機具の修理な どの機械工学、天候を知るための気象学、さらには経 済学などの幅広い知識と経験が必要となる。しかしそ れらの各要素が高度化した現代においては、一人がす べてを網羅することは事実上不可能である。そのため、 本コミュニティのような多様な専門性を持つメンバに よる共創型の取り組みは有効であると考えられる。 この会合の後は、主に Facebook 上のグループにお いて、各自の活動報告と意見交換を進め、また不定期 にオフラインでの会合を持った。次節では、石川県羽 咋市と小松市、および金沢市での本コミュニティの取 り組みの実践例について、その過程から得られた知見 を交えて述べる。

3

実践例

本コミュニティの最初の会合において、各自が興味 関心からの取り組みをあげ、主に以下の活動を進める こととなった。 • イノシシ商品の広報戦略 • オリの IT 化・IoT 化 • 革のレーザー加工 • 金沢猟友会への参加 • イノシシ肉の調理方法の開発 また最初の会合の 5 日後に、本コミュニティのメンバ が石川県羽咋市を訪れ、獣肉処理施設と、イノシシ捕 獲のために設置されているオリの見学を行った。これ は、イノシシ獣害対策の最前線を実際に知る機会とな り、その後の各自の取り組みにおいても、机上の理論・ アイディアだけではない、具体性を伴った企画立案と 実践に大きな意義をもつこととなった。以下では、そ れぞれについて現在の状況を述べる。

3.1

イノシシ商品の広報戦略

一方、本コミュニティの活動によって開発されたイノ シシ加工品の活用方法を、広く普及させることも、獣 害対策を自立的・持続的に進めるためには必要不可欠 である。そこで「イノシシ加工品の通販サイト」と「猟 師になるための情報提示」の2点について、広報戦略 を検討した。まず前者については、石川県内での消費 にとどまらず、県外へも販路を拡大するために、他の 食肉よりも高価であるものの、他の食肉にはない特色 をアピールすること、および、主に県内で考えられて

(3)

いる「イノシシ肉は臭い」という先入観を払拭するた めの広報活動、およびイノシシ肉試食会等の活動が有 効であると考え、実践計画を立てている。この過程で はブランディングが非常に必要である。すなわち、商 品の特徴だけでなく、その背景のストーリー、および そのストーリーに入り込むような顧客の体験も含めた、 イノシシ肉のブランディングが有効である。これについ ては、一人の主婦が創業したパン屋「wazawaza」[4] の 事例が大いに参考になると思われる。「wazawaza」は、 Instagram などの SNS をタイムリーかつ有効に活用す ることで、パン自体だけでなく、それがもつストーリー をも体験することで、通信販売をメインに年商 1 億 7 千万円の事業規模を持つ。「獣害対策」という目的設定 は、社会的必要性は理解されるものの、積極的な購買 につながるポジティブな言葉ではない。獣害の現状を 踏まえつつ、購買につながるポジティブなストーリー 設定、および訴求層の明確化とそれにあわせた Web サ イト等の構成方針などの企画検討を進めている。 また猟師は、現状ではほぼ猟友会のメンバのボラン ティア活動に依存しており、その猟友会の高齢化も進 んでいる。また猟師としての活動の具体像があまり知 られていないことから、新規参入者が極めて少ないと いう問題もある。そこで猟師になるための情報提示の 戦略の企画立案も進めている。具体的には猟師になる ための準備や必要な資格とその取得方法、およびその 職責とメリットについて、具体的な事例を交えながら 紹介し、勧誘する広報戦略の企画立案を進めている。

3.2

オリの IT 化・IoT 化

オリの IT 化・IoT 化については、特定の大きさ・年 齢のイノシシがオリに入ったことをリアルタイムに検 知することが必要であることが明らかとなったことか ら、これに対する取り組みを開始した。具体的には、ま ずカメラ画像に対して深層学習を用いてイノシシの識 別するアルゴリズムの検討を行った [5](図 1)。あわせ てオリに特定の大きさのイノシシが入ったことを検知 してからオリの扉を閉じるロック機構(図 2)の開発を 行った。またイノシシが入ったことを通知するネット ワークサービスの構築に向けたアーキテクチャ設計を 行った(図 3)。

3.3

革のレーザー加工

イノシシの革の活用については、レーザー加工機を 用いた刻印の可能性を探るために実際に加工を行い、 刻印の鮮明さと発生する臭いの検証を行った(図 4)。 イノシシの革は、分厚く丈夫なため、レーザー加工機 図 1: イノシシ観察カメラ(左)と撮影された画像の例 (右) 図 2: イノシシオリの扉のロック機構の試作品 図 3: イノシシオリの遠隔監視通知システムの構成

(4)

図 4: 羽咋のイノシシ肉のロゴ(左)とイノシシ革への レーザー加工のテスト(右) に様々な調整を行い刻印を施した結果、図 4 右のよう に鮮明に刻印されることが分かった。

3.4

金沢猟友会への参加

2017 年 10 月、太田 (浩) が狩猟免許、ワナ免許を取 得し猟友会に入会した。猟友会のニーズを汲み上げる には中にメンバーが入り一緒にいのしし捕獲をするこ とが必要であると考えた。2017 年 11 月より捕獲隊の 一員として活動を開始した。2018 年 4 月にはオリを所 有し、オリの IT 化・IoT 化の試験運用の準備も整った。 太田が猟友会に参加して得られた知見に、猟友会メン バーの捕獲頻度、肉の処理方法、オリ持ちとしての職 責などがある。

3.5

イノシシ肉の調理方法の開発

イノシシ肉は、一般には臭いがきつく調理方法が限 られる、と考えられている。しかしイノシシの肉が臭 くなるのはその肉の処理方法にあった。処理する際に、 血が肉につかないように丁寧に処理すると、他の牛豚 鶏よりも匂いはない。石川県羽咋市の食肉処理場のも ののも金沢猟友会のものも一様にほぼ無臭ともいえる。 またビタミン B 等の栄養分が豊富であるという特徴が ある。これらの特徴を生かした料理を提供する料理店 も存在するが、まだ小規模である。 そこで金沢猟友会でイノシシ捕獲を行う太田 (浩) が もたらすかたまりのいのしし肉を用いて、実際にその 特性を生かした調理方法の研究を行った。まず、イノ シシフィレ肉のステーキを作成した(図 5)。牛肉と違 い脂身の臭みがなく、とろけるような味であった。そ して、廃棄される部位を使用し調理した(図 6)。次に、 イノシシの骨を煮込んで猪骨スープを調理した(図 7)。 しかし、匂いがなく淡泊であったため、あっさりとし た出汁の印象であった。最後に、猟友会での調理法は、 主に焼肉や鍋だと聞き、イノシシの肉を挽き肉にした (図 8 左)。挽き肉にすると、様々なレシピを作成する ことができた。例えば、メンチカツ(図 8 中)、および おじや(図 8 右)を調理した。そこで得られた知見で、 図 5: イノシシフィレ肉のステーキ 図 6: イノシシすね肉カレー(左)とイノシシレバーの しょうが焼き(右) 石川県ジビエレシピコンテストに応募した。その応募 作品は、本コンテストでは入賞はできなかったが、そ の発表会に参加し、他のイノシシ肉の調理方法につい て学ぶ機会となった。

3.6

現在と今後の活動

以上は、石川県羽咋市での福岡の活動が起点となっ ていたが、その後、太田が狩猟免許を取得して金沢市で 猟師として活動を始めた。それに伴い、オリの IT 化・ IoT 化の実証実験を、太田が所有するイノシシオリを 用いて進めている(図 9)。 また石川県南加賀地域が農林水産省による「ジビエ 利用モデル地区」として選定されたことに伴い、その 活動の拠点を小松市に移し、獣肉処理施設の建設や販 路の拡大、ブランディングなどの国の支援を得つつ、上 記で述べた活動の実践と拡大を進めている。またこれ までの活動を通して、以下のような問題点が明らかと なってきた。まず猪肉の安定供給が難しいため、長期 常温保存が可能な猪すね肉カレーを全国向けに通販す ることを検討したが、きちんとした工場設備が必要で あることがわかった。また当初は、捕獲量を上げ、農 作物被害を減らすことを考えていたが、現実的には 9

(5)

図 7: 猪骨スープ 図 8: 焼肉や鍋向けの調理方法の例。挽き肉(左)、メ ンチカツ(中)、おじや(右) 図 9: オリの中のイノシシの計測センサの概念(左)、 試作した計測システム(中)、設置予定のオリ(右) 割にも上る廃棄を減らし利活用率を向上し、イノシシ 事業のロールモデルとするのが、狩猟者の裾野を広げ ることになるのではないか?という IT や IoT ではな い長い道のりが見えた。

4

まとめ

本稿では、行政によるトップダウンの、助成金への 依存が高くなりがちな獣害対策事業を、多様な興味関 心と専門性をもった市民からなる地域共創型のコミュ ニティが、その専門技術や知見を相互に生かしつつ、従 来の取り組みで超えることが非常に困難であった「壁」 を乗り越え、持続発展が可能な事業として成立してい く取り組みの現状と今後、およびその課題について述 べた。今後は、これまでの取り組みをさらに発展させ、 自立した事業として持続できる枠組みの構築とあわせ て、活動を進めていく。またオリにセンサーを設置し、 継続的に害獣の徘徊データを得ることで、また新たな 知見を得られる可能性がある。これはイノシシをはじ めとした害獣の生息密度の情報を習得することができ ることを意味し、さらに効率的な捕獲も可能になるの ではないかと期待される。

参考文献

[1] 環 境 省 自 然 環 境 局 野 生 生 物 課 鳥 獣 保 護 管 理 室 (2017)「 全 国 の ニ ホ ン ジ カ 及 び イ ノ シ シ の 個 体数推定等の結果について(平成 29 年度) 」, http://www.env.go.jp/press/104509.html( 参 照 2018-4-29) [2] 環 境 省 自 然 環 境 局 野 生 生 物 課 鳥 獣 保 護 管 理 室 (2010)「 特 定 鳥 獣 保 護 管 理 計 画 作 成 の た め の ガ イ ド ラ イ ン( イ ノ シ シ 編 ) 」, http://www.env.go.jp/nature/choju/plan/plan3-2a/index.html(参照 2018-4-29) [3] 北 陸 農 政 局 農 村 振 興 部 農 村 環 境 課 (2016) 「 野 生 鳥 獣 に よ る 農 作 物 被 害 状 況 」, http://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan /supply/cyojyu02.html(参照 2018-4-29) [4] http://waza2.com/ [5] 中川瑞喜・秋田純一: 深層学習によるカメラ画像か らの害獣認識手法の検討, 電気関係学会北陸支部連 合大会予稿集, F2-31 (2017)

図 4: 羽咋のイノシシ肉のロゴ(左)とイノシシ革への レーザー加工のテスト(右) に様々な調整を行い刻印を施した結果、図 4 右のよう に鮮明に刻印されることが分かった。 3.4 金沢猟友会への参加 2017 年 10 月、太田 (浩) が狩猟免許、ワナ免許を取 得し猟友会に入会した。猟友会のニーズを汲み上げる には中にメンバーが入り一緒にいのしし捕獲をするこ とが必要であると考えた。2017 年 11 月より捕獲隊の 一員として活動を開始した。2018 年 4 月にはオリを所 有し、オリの IT 化・
図 7: 猪骨スープ 図 8: 焼肉や鍋向けの調理方法の例。挽き肉(左)、メ ンチカツ(中)、おじや(右) 図 9: オリの中のイノシシの計測センサの概念(左)、 試作した計測システム(中)、設置予定のオリ(右) 割にも上る廃棄を減らし利活用率を向上し、イノシシ事業のロールモデルとするのが、狩猟者の裾野を広げることになるのではないか?というITやIoTではない長い道のりが見えた。4まとめ本稿では、行政によるトップダウンの、助成金への依存が高くなりがちな獣害対策事業を、多様な興味関 心と専門性をもった市民から

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