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特集「組込みシステム工学」の編集にあたって

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. Vol. 50. No. 11. 2596 (Nov. 2009). 文審査を行った.この結果,最終的に 8 編が採録されることになり,採択率は 40%であった. 採録された論文の分野については,組込みシステムに関するソフトウェア技術からハード. 特集「組込みシステム工学」の編集にあたって 中. 島. 震†1. 武. 内. 良. 典†2. ウェア技術まで幅広い領域をカバーしており,当初の狙いどおりの構成にできたと考えてい る.また,著者の所属に関しても,投稿 20 編中,産業界が第 1 著者のものは 8 件,学術界 が第 1 著者のものは 12 件であった.一方,産業界・学術界の双方が著者として含まれる論 文は半数の 10 編である.審査の結果採択された 8 編の論文も,産業界が第 1 著者のものが. 3 件,学術界からの第 1 著者のものは 5 件であり,そのうち産業界・学術界の双方が著者と 組込みシステムは,産業機器・通信端末・家電機器・自動車など多種多様な製品として 人々の社会生活を支える重要な構成要素となってきた.近年の社会基盤の IT 化・ユビキタ. して含まれる論文は 5 編であった.産学が協力して研究開発に取り組んでいる状況をよく 表している.. ス化にともない,組込みシステムには高い信頼性を保ちながら機能性・利便性を向上させ. 今後,組込みシステムシンポジウムなどの取り組みとも連携しながら,特に産業界からの. ることが求められている.このような組込みシステムの開発には,ソフトウェアからハー. 貢献の充実に注力し,幅広い領域での活動を連携させて,産学を横断する形での組込みシス. ドウェア,基礎からアプリケーションなど多次元で幅広い技術のほかに,経済性・市場性と. テム工学技術を確立する方向を加速していきたい.関係する研究成果をまとめて編集する特. いった社会的側面など,様々な領域からのアプローチが大切である.幅広い領域での活動を. 集号は本分野の発展にとって重要であり,今後も同様の特集号を継続的に編集していきたい. 連携させて,組込みシステム工学を確立し,さらにいっそうの高度化を図ることは,開発現. と考えている.. 場の問題解決だけでなく,競争力強化のためにも重要な課題になっている.また,海外,特. 最後に,本特集号を編集するにあたり,優れた論文を投稿してくださった著者の方々,ま. に欧州を中心に,組込みシステムに対する研究活動が急速に活発化しており,様々な成果が. た,ご多忙の中,短期間での査読にご協力いただいた査読者の方々に感謝の意を表したい.. 報告されている.日本においても大学や研究機関で行われている研究を強力に推進すること. 本特集をゲストエディタ制度において企画,実施する機会を与えてくださった論文誌編集委. が期待されている.. 員会,ならびに多くの作業にご協力いただいた学会事務局に感謝する.. 本特集号では,組込みシステムに関する工学的手法について,幅広い領域の論文を産業 界・学術界から広く集めることを目的とした.情報処理学会「組込みシステム研究会」が主 催する「組込みシステムシンポジウム(ESS2008)」の発表論文を中心に,関連する研究会 やシンポジウムにおける発表論文,新規の論文を一般から広く募集した.特集号編集委員会. 「組込みシステム工学」特集号編集委員会. • 編集長 中島 震(国立情報研). の構成にあたっては ESS2008 との連携を密にし,編集を効率的に進めるために,ESS2008 のプログラム委員を中心に編集委員を選任した. 本特集号には,20 編の論文投稿があった.その中から優れた論文 8 編が採録された.投 稿された論文については,ハードウェアからソフトウェアまで,それぞれの分野の専門家 12 名からなる特集号編集委員会を編成し,通常の論文査読と同様なメタ査読者方式によって論 †1 国立情報学研究所 National Institute of Informatics †2 大阪大学 Osaka University. 2596. • 副編集長 武内良典(大阪大). • 編集委員(五十音順) 青木利晃(北陸先端科学技術大学院大),荒木拓也(日本電気),追川修一(筑波大), 神原弘之(京都高度技術研),岸 知二(早稲田大),木村晋二(早稲田大), 沢田篤史(南山大),高田広章(名古屋大),高山浩一郎(富士通), 戸川 望(早稲田大),富山宏之(名古屋大),平山雅之(東芝/情報処理振興機構). c 2009 Information Processing Society of Japan .

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