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統合失調症,発達障害,感情障害に対する認知リハビリテーション (NEAR:Neuropsychological and Educational Approach to cognitive Remediation)の効果に関する検討

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Academic year: 2021

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(1)

統合失調症,発達障害,感情障害に対する認知リハ

ビリテーション (NEAR:Neuropsychological and

Educational Approach to cognitive Remediation

)の効果に関する検討

著者

北村 直也

著者(英)

Kitamura Naoya

学位名

博士(医学)

学位授与機関

川崎医科大学

学位授与年度

平成29年度

学位授与年月日

2018-03-15

学位授与番号

35303乙第79号

URL

http://doi.org/10.15111/00001904

(2)

氏 名(本 籍) 学 位 の 種 類 学 位 授 与 番 号 学 位 授 与 日 付 学位授与の要件 学 位 論 文 題 目 審 査 委 員 北村 きたむら 直也な お や ( 香川県 ) 博士(医学) 乙 第 79 号 平成30 年 3 月 15 日 学位規則第4 条第 2 項該当 統合失調症,発達障害,感情障害に対する認知リハビリテーション(NEAR: Neuropsychological and Educational Approach to cognitive Remediation)の 効果に関する検討

教授 金藤 秀明 教授 塩谷 昭子 教授 田 一徳

論文の内容の要旨・論文審査の結果の報告

統合失調症、発達障害、感情障害に対する認知リハビリテ―ションのひとつとして海外では NEAR(Neuropsychological and educational approach to cognitive remediation)という方法が 開発されている。統合失調症や発達障害に対する NEAR の有効性は報告されているも、発達障害 に対する有効性、さらに統合失調症、発達障害、感情障害の3疾患での NEAR の有効性の違いに 関する報告は少ない。そうしたなかで本論文においては、NEAR を施行することによって認知機能 がどの程度改善するかを BACS(Neuropsychological and educational approach to cognitive remediation)という方法で評価している。その結果、NEAR が統合失調症や感情障害だけではな く、発達障害にも有効であるということが明らかとなり、また3疾患に対する有効性の違いも報告 された。こうした検討にて、発達障害に対しても今後積極的に NEAR などを取り入れていくべき であるという貴重なメッセージとなっている。言うまでもなく倫理委員会の承認を得ての臨床的検 討であり、また統計学的にもきちんと解析されていた。症例数が少ないこと、社会復帰を検討して いないことなど今後のさらなる検討が必要と思われる部分もあるも、こうした点は本研究の限界と して記載されていた。 認知リハビリテーションを考えた際に、今回の検討結果は臨床的に重要な知見と考えられ、詳細 な検討結果が示されている。論文自体も非専門医が読んでもわかるように記載されている。研究仮 説の臨床的および学術的重要性、検討方法の妥当性、結果の解析および考察などを含めて、論文全 体を通して学位論文として十分な水準に達しており、学位授与に値すると判断された。

(3)

学位審査会(最終試験)の結果の要旨 学位審査発表会においては、最初に統合失調症、発達障害、感情障害の病態や現状の概説がなさ れ、現時点での問題点などが提示された。さらに海外で開発された認知リハビリテ―ションのひと つであるNEAR について具体的な方法の説明がなされた。まず、学位審査発表ではこの NEAR を 施行することによって認知機能がどの程度改善するかを BACS という確立した方法で評価してい る。こうした検討により、NEAR が統合失調症や感情障害だけではなく、発達障害にも有効である という結果が紹介され、また統合失調症、発達障害、感情障害の3疾患に対する NEAR の有効性 の相違点も報告された。発達障害における NEAR の有効性は今回の検討で初めて明らかとされて おり、この点は特に新規性があると考えられる。統合失調症、発達障害、感情障害の認知障害など を考えた際に、今回の検討結果が臨床的、学術的に重要な知見であることに関して、詳細な解説お よび考察がなされた。 発表の仕方に関しても、わかりやすい口調で、ゆっくりと発表できており、発表スライドも初め ての方にもわかりやすく記載されていた。質疑応答においても審査委員の質問の意図を理解して、 十分に対応できていた。症例数が少ないこと、社会復帰を検討していないことなど今後のさらなる 検討が必要と思われる部分もあるとは思われたが、こうした点も本研究の限界として発表中に提示 していた。発表全体を通して今回の検討およびその結果に関する考察はきちんとできていると考え られた。研究仮説の臨床的および学術的重要性、検討方法の妥当性、結果の解析および考察、発表 の仕方など学位審査発表全体を通して、学位発表として十分な水準に達しており、学位授与に値す ると判断された。

参照

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