Osaka University
Title
甲状腺疾患の術後創における患者のニーズに応じた創傷
管理
Author(s)
東村, 昌代; 藤野, 博美; 藤本, 春美; 辻, 聡子; 大野, ゆう子
Citation
大阪大学看護学雑誌. 5(1) P.48-P.55
Issue Date
1999-03
Text Version publisher
URL
http://hdl.handle.net/11094/56748
DOI
大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌Vo1.5Nol(1999)
甲状腺疾患 の術後 創 にお ける患者のニーズに応Lた 創傷管理
東 村 昌 代*・ 藤 野 博 美*・ 藤 本 春 美* 辻 聡 子**・ 大 野 ゆ う子**THE
DEVELOPMENT
OF A NEW
DRESSING
METHOD
FOR
THE
PROHIBITION
OF POST
- OPERATIVE
HYPERTROPHIC
SCAR
OF FEMALE
PATIENTS
WITH
THYROID
DISEASES
Akiyo Higashimura, Hiromi Fujino, Harumi Fujimoto,
Satoko Tsuji, Yuko Ohno
ABSTRACT
Background In order to prevent post-operative
hypertrophic
scars, more than 3 months of continuous
dressing care is needed.
Purpose: In this paper, we discuss the preventive effect of three types of dressing, namely (1) surgical
tape , (2) hydrocolloid dressing + sponge fixation and (3) elastic hydrocolloid dressing which contains
more hydrophobic polymer. The last method has been newly designed by the authors.
Objects & methods: The convalescence of 60 female patients with thyroid disease was studied. The
data collected included the patient's degree of satisfaction, the preventive effect of long-term dressing
care and medical assessment of the scars. Statistical tests were carried out for each characteristic.
Results & Discussion: (1) No significant differences were found among the three dressing methods in
terms of their preventive effect on post-operative hypertrophic scars. (2) The elastic bandage method
with a hydrophil colloid base proved to be the most effective for the long-term management of post
operative scars. (3) There were some differences between the patient's degree of satisfaction and
medical assessment of the therapeutic aspects of the scars. The need for nursing support for patients
who need long-term self-care is also discussed.
KEYWORDS
Dressing method, post-operative hypertrophic scars, thyroid disease, hydrocolloid dressing
大 阪 大 学 看 護 学雑 誌VoL5No1(1999)
要
旨
甲 状 腺 疾 患 術 後 女 性 患 者60名 の長 期 創 傷 管 理 に お い て、(1)従 来 よ り行 わ れ て いた サ ー ジカ ル テ ー プ の 重 ね 貼 り方 式(T)、(2)皮 膚 保 護 材 とス ポ ンジ を用 いた 圧 迫 方 式(VC+S)、(3)新 た に研 究 者 らが 試 み た 疎 水 性 ポ リマ ー の 含 有 量 が 多 い皮 膚 保 護 剤 単 独 方 式(CP)の3療 法 を比 較 した 。 検 討 項 目は、 肥 厚 性 瘢 痕 形 成 予 防効 果 、 創 傷 管 理 継 続 阻 害 因 子 、 管 理 終 了時 の患 者 満 足 度 等 で あ る。 そ の結 果(1)肥 厚 性 瘢 痕 予 防 効 果 ・満 足度 は 有 意 差 な し、(2)継 続 阻 害 因 子 数 はT、CP、VC+Sの 順 で 少 な い、(3)管 理 の 手 間 はCP、VC+S、Tの1頂 で 少 な い、(4)頚 部圧 迫感 はT、CP、VC+Sの 順 で 高 くな る、 な どが 明 ら か と な り、 長 期 的 な 創 傷 管 理 法 と してCPが 優 れ て い る こ と が 示 され た 。 また 、 創 傷 治 癒 状 態 の 患 者 の 満 足 度 と 医療 者 側 の評 価 とが必 ず し も一 致 しな い こ と も示 され た 。 キ ー ワー ド 創傷 管理 法、 術 後 肥 厚 性 瘢 痕 、 甲状 腺 疾 患、 皮膚 保 護 材 1は じめ に 平 成5年 に大 阪 大 学 医 学 部 附属 病 院 が 吹 田 地 区 に移転 して 以来 、 甲状 腺 疾 患 患 者 の術 後 肥 厚 性瘢 痕 形 成 予 防 の た め、 看 護 婦 が リー ダ ー シ ップ を と り創 傷 管 理 法 選 択支 援 を行 な っ て き た 。 また 、 創 傷管 理法 の 工 夫 に も看 護 婦 が積 極 的 に 関 って き た 。 甲 状腺 疾 患 の手 術 創 は 前 頚 部 にで き るた め 目 につ きや す く、 女性 の場 合 、 創 の 肥 厚 性 瘢 痕 形 成 は ボ デ ィイ メー ジ に 及 ぼ す 影 響 が 大 き い。 通 常 の 創傷 管 理 には サ ー ジカ ル テ ー プ を 重 ね 貼 りす るテ ー プ 療 法 が 行 わ れ て い るが 、 よ り美 しい 治 癒 状 態 を望 む 患 者 も多 い 。 外 科 手 術 術 後 創 部 に起 こる 肥 厚 性 瘢 痕 の予 防 ・治 療 と して は、 主 と して ス テ ロイ ドな ど の薬 物 療 法 や 圧 迫 療 法 な ど の保 存 療 法 が 行 わ れ て い る。 圧 迫 療 法 とは、 早 期 の 瘢 痕 は可 塑 性 を有 す る こ とか ら圧 迫 に よ り扁 平 化 す るな ど好 ま しい形 にモ デ リ ング(形 成)が 可 能 で あ る1)と い う性 質 を利 用 した 創 傷 管 理 法 で最 低3ヵ 月以 上継 続 す る こと が望 ま しい と され て い る3,4)。最 近 では 皮 膚 保 護 材 を使 用 す る方 法 が紹 介 され 、 予 防効 果 も確 か め られ て い る2)。 研 究 者 らの 病 棟 で は 圧 迫 療 法 を レス トン ・ス ポ ン ジ と CMC系 皮 膚 保 護 材 を併 用 した 方 式 で 行 って いた が 、頚部 の 圧 迫 感 が 強 い 、 手 技 に 手 間 がか か る、 夏 場 は汗 を か く た め べ た つ き な どの 問題 が 生 じる な ど の理 由 で 創傷 管 理 の 継 続 が 困 難 な 場合 が 生 じた。 そ の 問題 解 決 の た め 、新 た に伸 縮 性 の 高 い疎 水性 ポ リマー を含 有 し頚 部 の 動 き に フ ィ ッ トす る皮 膚保 護材 を創 面 に直 接 貼 用 す る 方 式(皮 膚 保 護 材 単 独 療 法)を 考 案 した。 この方 法 を 実 施 した 結 果 、 手 技 の 簡 便 さ、 頚 部 の 圧 迫感 の 軽 減、 肥 厚 性 瘢 痕 の 予 防 効 果 が 得 られ た ので 報 告 す る 。 11研 究 方 法 1期 間 平 成5年12月 ~ 平 成9年12月 2対 象 大 阪 大 学 医学 部 附属 病 院 に入 院 した 甲状 腺 疾 患術 後 の 女 性 の う ち術 後 創 部 に 関心 を示 した 患 者60名 で 、 実 施 し た創 傷 管 理 法 の 内訳 は、 テ ー プ 療 法20名(有 効 回答 数18名)、 皮 膚 保 護 材 ・ス ポ ン ジ併 用 療 法20名(有 効 回答 数17名)、 皮 膚 保 護材 単独 療 法20名(有 効 回 答18 名)で あ る。 3各 創 傷 管 理 実施 方法 1)テ ー プ 療法(以 下Tと 略す 、写 真1) ①術 後3日 目抜糸 後 、3M社 のSteri-Stripで 固定 し感 染 が な い こ とを 確 認 す る。 ②術 後7日 目、Steri-Stripを は が し、 創 部 の スキ ン ケ ア を石 鹸 に て行 い 、 局所 を乾 燥 させ る。 ③ サ ー ジ カ ル テ ー プ(マ イ ク ロ ボ ア テー プ)を 約2~ 2.5cmの 長 さ に数 枚 切 る。 ④ 創 部 の 端 か ら、 下 か ら上 にや や 引 っ張 りな が らテー プ を貼 付 す る。 テ ー プ とテ ー プ は2~3mln重 ね る。 創 傷 管 理 に要 す る時 間 は 始 め の 頃 は約20分 、 慣 れ る と約 10分 で ある 。3ヵ 月 継 続す る た め の必 要 経 費 は約1,000 円 で あ る 。 2)皮 膚 保 護 材 ・ス ポ ン ジ併 用 療 法(以 下VC+Sと 略す 、 写 真2)大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌VoL5No1(1999) ① ② は テ ー プ 療 法 と 同 じ は 約8,500円 で あ る。 ③ 巾1cmの ス ポ ン ジ を創 部 に貼 付 す る。 3)皮 膚 保 護 材 単 独 療 法(以 下CPと 略 す 、 写 真3) ④36°C前 後 に 温 め た 巾4~5cmの 皮膚 保 護 材 をス ポ ン ① ~ ⑤ の 方 法 は 上 記 の皮 膚 保 護 材 ・ス ポ ン ジ併 用 療 法 ジ の上 か ら当 て る 。 と同 じで あ る が 、 スポ ン ジは 使 用 せ ず 、 伸 縮 性 の あ る皮 ⑤ 中央 か ら両 サ イ ドに向 か っ て ス ポ ン ジ内 の 空 気 を圧 膚保 護 材 を使 用 。 創 傷 管 理 に要 す る時 間 は始 め の 頃 は 約 出す る よ うに しっ か り固 定 す る。 皮 膚 保 護材 の長 さは ス 25分 、 慣 れ る と約5分 で あ る。3ヵ 月継 続 す る ため の ポ ン ジ の端 か ら2cm程 度 とす る 。 必 要 経 費 は 約6,000円 で あ る。 創 傷 管 理 に 要 す る 時 間 は 始 め の 頃 は約30分 、 慣 れ る と 約10分 で あ る 。3ヵ 月 継 続 す る た め の 必 要 経 費 写 真1テ ープ 療 法 写 真2皮 膚 保 護 材 ・ス ポ ン ジ併 用療 法 (vc+s> 写 真3皮 膚 保 護 材 単 独 療法(CP) 写真4肥 厚性瘢痕
大 阪 大学 看 護 学 雑 誌Vo1.5Nol(1999) 4使 用 物 品 の組 成 と特 徴(表1) 1)テ ー プ(T) 非 伸 縮 性 で 、 紙 と ア ク リル 系 粘 着 材 か らで き て い る 。 形 成 外 科 で は 術 後 創 に通 常 使 用 して い る。 2)皮 膚 保 護 材 ・スポ ン ジ(VC+S) 皮 膚 保 護 材(VC)は やや 厚 め で強 い接 着 力 を持 ち、柔 軟 性 が 少 な い た め型 を崩 さな い。 ス ポ ン ジ(以 下Sと 略 す)は 圧 の分 散 、 減 少 を効 果 的 に行 う も ので あ り、 素 材 は ウ レタ ン フ ォー ム に低 刺 激 性 の粘 着 材 を塗 布 した も の で あ る。 褥 創 管 理 に お いて 局 所 の摩 擦 か ら皮 膚 を保 護 し、 減 圧 の 目的 で使 用 さ れ て い る。 3)皮 膚 保 護 材(CP) VCよ り薄 い皮 膚 保 護 材 で、 親 水 性 、 伸 縮 性 に富 み 、 密 着 力 が 強 い とい わ れ て い る。 5創 傷 管 理 法 支 援 と調査 内 容 1)創 傷 管 理 法 選 択 と継続 支援 大 阪 大 学 医 学 部 附 属 病 院 甲状 腺 疾 患術 後 の創 傷 管 理 看 護 マ ニ ュ アル に沿 って 進 め る。 ① 入 院 時 、 術 後 の創 傷 管 理 に つ い て パ ンフ レ ッ トや ビ デ オ を用 いて 情 報 提 供 す る。 患 者 は 情報 を も とに 希望 す る 創 傷 管 理 法 を決 め る。 ア レル ギ ー が あ る場 合 は パ ッチ テ ス トを行 い48時 間後 に判 定 す る。 ② 術 後7日 目、 抜 糸 や 排 液 チ ュー ブ の 抜 去 後 、 創 傷 の 正 面 写 真 を ポ ラ ロイ ドカ メ ラで 撮 影 す る 。 そ の後 、 患 者 が 希 望 し て い た創 傷 管 理 法 を説 明 しな が ら創 傷 管 理 を 開 始 す る。 ③ 退 院 前、 患 者 自 身で 創 傷 管 理 を実 施 し、 看 護 婦 は 手 技 の確 認 を行 う。 退 院後 の生 活 指 導 や ス キ ン トラブ ル 時 の 対 応 、 電 話 で の相 談 に も応ず る な どの 説明 を行 う。 ④ 退 院 後 、1ヶ 月 時 、2ヶ 月 時 、3ヶ 月時 の外 来 受 診 時 に病 棟 にお いて 面 談 し、 ス キ ン トラブ ル な どの相 談 を 受 け る。 また そ の 都 度 創 傷 部 位 のポ ラ ロイ ド写 真 を撮 る。 ⑤3ヶ 月経 過 時 点 で 、 す べ て の例 につ いて 面 接 し創 傷 管 理 終 了 の判 定 を行 う。 終 了例 につ いて は ア ンケ ー トを 配 布 し、 郵 送 にて 回 収 す る。 創 傷 管 理 の 継続 が 必 要 な 患 者 に はそ の 旨説 明 し、 継 続 をす す め る。 2)調 査 の内 容 (1)患 者 基 本 情 報 年 齢 、 性 別 、 疾 患 名 、 ア レル ギ ー ・ケ ロイ ド体 質 の有 無 、 既婚 ・未婚 の別 、BMIさ らに創 傷管 理 の方 法 な ど に つ い て看 護 記 録 お よび 創 傷 管 理 記 録 か ら情報 を収 集 し た。 (2)調 査 票 の 内容 ①3ヵ 月継 続 阻害 因子:圧 迫 感 、 保 護 材 の 臭 い 、 外 観 、 創 傷 管 理 の 手 間 な ど14項 目。 ② 継続 期 間:創 傷管 理 開始 か ら創傷 管 理終 了時 点 の期 間。 ③ 美 容 的満 足度:「 全 く満 足 して いな い」 「あ ま り満 足 して い な い」 「普 通 」 「か な り満 足 して い る」 「大 変 満 足 して い る」 の5段 階評 価 と した。 ④ 創 傷 管 理 継続 中 の精 神 的援 助 の 必要 性 と時 期 。 (3)そ の 他 ① 肥 厚 性 瘢 痕 の 評価:創 傷管 理 終 了時 点 の ポ ラ ロイ ド 写 真 を も と に評価 した 。切 開縫 合 部 が赤 く、 盛 り上 が り、 か ゆみ 、痛 み等 を示 す も の3,4)を肥厚 性 瘢 痕 と し(写 真4)、 瘢 痕 の幅 の開 きが2㎜ 以 上 を太 い 創 と した。 評 価 は 「肥 厚 性 瘢 痕 な し ・排 液 チ ュ ー ブ痕 な し」 「肥 厚 性 瘢 痕 な し ・排 液 チ ュ ー ブ痕 あ り」 「肥厚 性 瘢痕 な し ・創 表1使 用物 品の組成特徴 テ ー プ(T) VC+S
組成
・紙 ・ア ク リル 系 粘 着 剤 バ リケ ア(VC) 〈 創部 に接 す る面 〉 親 水性 コロイ ド ・カルポ キシメチルセルロースナトリウム ・ペ ク チ ン ・ゼ ラ チ ン 疎 水 性 コ ロ イ ド ・ポ リイ ソ ブ レチ ン 〈 上 面 〉 ・ポ リエ チ レ ン フ ィ ル ム厚み
大 き さ色
1.2cm巾肌色
1.5mm 20x20cm 明 る い ク リー ム 色 レス トン ス ポ ン ジ(S) ・ウ レタ ン フ ォ ー ム ・低 刺 激 性 の 粘 着 剤 1cm 29.8×21.2cm 白 コ ロ プ ラス ト(CP) 〈 創部 に接 す る面 〉 親 水性 コ ロイ ド ・カルポ キシメチルセルp一スナトリウム 疎 水 性 コ ロ イ ド ・スチレンイソプ レンコボ リマー ・ガ リシ如 ペ ンタiエ ン ・アゾ ピ ン酸 ゾ オクチル ・日 局 酸 化 チ タ ン 〈 上 面 〉 ・ポ リ ウ レ タ ン フ ィ ル ム 1.1mm 20x20cm 半 透 明(白)大 阪 大 学 看 護 学 雑Vo1.5Nol(1999) の 開 き2㎜ 以 上 あ り」 「肥厚 性 瘢 痕 な し ・癒 着 あ り」 「肥 厚 性 瘢 痕 あ り」 の5段 階 で 行 った 。 ② 退 院後 の指 導 内容:内 服 管 理 指 導 、 ス キ ン ケ ア、 ト ラ ブル 時 の対 処 、 創 の治 癒 経 過 説 明 な ど11項 目に 分類 し た。 3)解 析 方 法 T、VC+S、CPの3群 につ い て統 計 的検 討 を行 っ た。 美 容 的 満 足 度 、 退 院後 の指 導 内容 、 創 傷 の痕 の評 価 、 各 継 続 阻 害 因子 、 精 神 的援 助 の必 要 性 につ いて カイ ニ 乗 検 定 を、 年 齢 、 阻害 因子 の数 に つ いて はt検 定 を行 っ た。 場 合 に よ って は 多重 比 較 を実 施 し た。 なお 解 析 に は統 計 パ ッケー ジSPSSを 用 い た。 IH結 果 1肥 厚 性 瘢 痕 に つ い て 創 傷 管 理 の 終 了 時 点 で 創 傷 の 痕 を 評 価 し た 結 果 、 全 対 象 者 の う ち 肥 厚 性 瘢 痕 が 形 成 さ れ た 患 者 は1名 で あ っ た (表2)。VC+S、CPと も 癒 着 が1名 ず つ み られ た 。 「瘢 痕 な し ・排 液 チ ュ ー ブ 痕 な し」(手 術 創 が 目 立 た な い)と そ れ 以 外(手 術 創 が 目 立 つ)の2段 階 で 手 術 創 の 痕 を 評 価 し た 場 合 、 手 術 創 が 目 立 た な い(Tで94.4%、 VC+Sで76.5%、CPで61.1%)、 手 術 創 が 目 立 つ(T.5.6%、 VC+S:23,5%、CP:38,9%)で あ り、 多 重 比 較 で 有 意 差 は (%) 80 70 60 50 40 30 20 10 0 圧 に 外 周 手 勤 金 迫 お 観 囲 間 き 銭 感 い の に 面 無 く 理 さ 解 み られ な か っ た 。 創 傷 管 理 法 別 の 平 均 年 齢 を み る とVC+Sが34.4± 1.44歳 と も っ と も 若 く、CPが36.0±13.6歳 、Tが48.1 ±16.7歳 で あ っ た 。Tと 他 の 創 傷 管 理 法 と の 年 齢 に つ い て は 有 意 差 が 見 られ た 。 肥 厚 性 瘢 痕 の 程 度 と年 齢 と の 関 係 を み る と 創 傷 が 目 立 た な い 群 で は 平 均 年 齢 が41。8±14.9歳 、 創 傷 の 痕 が 目 立 つ 群 で は29.4±13。2歳 で 創 傷 が 目 立 た な い 群 の 方 が 有 意(p〈0.01)に 年 齢 が 高 か っ た 。 2継 続 阻 害 因 子 に つ い て 創 傷 管 理 法 に よ り有 意 な 差 が 見 られ た 継 続 阻 害 因 子 は 、 創 部 の 圧 迫 感 、 手 間(p〈0.01)、 外 観 が 目 立 つ 、 動 き に く さ 、 ひ び 割 れ(p〈0.05)な ど で あ っ た(図1)。 創 部 の 圧 迫 感 、 外 観 が 目 立 つ 、 動 き に く さ 、 ひ び 割 れ に 関 し て は VC+Sが 最 も 多 く、 つ い でCPと な りTは 少 な か っ た 。 し か し、 手 間 に 関 し て はVC+Sが も っ と も多 い の は 同 じ で あ っ た カミ つ い でT、CPの 順 で あ っ た 。 に お い 、 べ た つ き は 、VC+Sに 多 く み られ た 。 阻 害 因 子 の 数 はVC+Sで4,4±2.24と も っ と も 多 く 、 つ い でCPが2.8±.・ 、Tが1.8±13と い う 順 で あ り 有 意 差(P〈0.05)が み られ た 。 ま た 、3ヶ 月 継 続 の 必 要 経 費 はVC+S、CP、Tの 順 で あ っ た 。 精 神 的 援 助 の 必 要 性 に つ い て もVC+Sが 一 番 高 く 41.2%で 、Tは25.0%、CPで は16.7%で あ っ た 。 か か べ 色 ひ し 保 汗 ゆ ぶ た 素 び わ 議 に み れ つ 沈 割 材 よ き 着 れ の る 変 質 図1療 法 別 の継 続 阻 害 因 子
大阪大学看護学雑誌VoLSNol(1999) 3美 容 的 満 足 度 に つ い て(表2) 「癒 着 」2名 、 「瘢 痕 」1名 で あ っ た(表3)。 創 傷 管 理 終 了 時 で の 美 容 的 満 足 度 で は 、 「大 変 満 足 」か 4退 院 後 の 創 傷 管 理 法 別 指 導 内 容 ら 「普 通 」 を ま と め て 「不 満 な し 」 と し 、 「あ ま り満 足 し 退 院 後 の 指 導 内 容 に つ い て50%以 上 み られ た 項 目 は 、 て い な い 」 と 「全 く 満 足 し て い な い 」 を ま と め て 「不 満 Tで は ス キ ン ケ ア(94.4%)、 トラ ブ ル 時 の 対 応(61.1%)、 あ り」 と い う2段 階 評 価 で み た と こ ろ 、不 満 な し はTで VC+Sで は ト ラ ブ ル 時 の 対 応(100%)、 内 服 管 理 指 導 88.9%、VC+Sは88.2%、CPは72.2%と な り 、 創 傷 管 理 法 (64.7%)、 ス キ ン ケ ア(52.9%)、CPで は ス キ ン ケ ア(100%)、 間 で 有 意 差 は み られ な か っ た 。 ト ラ ブ ル 時 の 対 応(...%)、 創 の 治 癒 経 過 説 明(61.1%)、 な お 、 「不 満 あ り」と 答 え た9名 の 内 訳 は 、 「痕 瘢 な し」 カ バ リ ン グ(50.0%)で あ っ た(表4)。 1名 、 「排 液 チ ュ ー ブ の 痕 あ り」2名 、 「創 の 開 き 」3名 、 表2創 傷管 理法 別の肥厚性癜 痕の程度および創 部の状態 に対する美容 的満足度 T(n=18) VC+S(n=17) CP(n=18)total(n=53) 人 数(%)人 数(%)人 数(%)人 数(%) 肥 厚 性 瘢 痕 瘢 痕 な し ・排 液 チューブ 痕 な し 17 (94.4) 13(76.5)11(61.i)40 (76.9} 瘢 痕 な し ・排 液 チューブ 痕 あ り 0 (0.0》 3(17.6)1(5.6)4 (7.7》 瘢 痕 な し ・創 の 開 き 1 (5.6) 0(0.0)4(22.2)5 (9.6) 瘢 痕 な し ・癒 着 あ り 0 {0.0) 1(5.9)i(5.6)2 (3.8) 瘢 痕 あ り 0 {0.0} 0(0.0)1(5.6)1 (1.9j 満 足 度 大 変 満 足 して い る 8 (44.4) 2(11.8) 2(11.1)12 {22.6》 か な り満 足 して いる s (33.3) 8(47.1) 7(38.9)21 (39.6) ふ つ う 2 {11.1) 5(29.4) 4(22.2)11 {20.8》 あ ま り満 足 して いな い 1 (5.6) 1(5.9) 5{27.8)7 (13.2) 全 く満 足 して いな い 1 (5.6) 1(5.9 0(0.0)2 (3.8) 表3肥 厚性瘢痕の程度 と創部の状態 に対す る美容 的満足度 瘢痕 な し 瘢 痕 な し 瘢 痕 な し 瘢痕な し 瘢痕あ り total 排 液 チューブ痕 な し 排 液 チューブ痕 あ り 創 の 開 き 癒着あ り 人数(%) 人数(%) 人 数(%》 人数(%)人 数(%)人 数(%) 大 変満 足 して い る 11 (27.5) 0{0.0》 i(20.0) 0(0.0} 0(0.0) 12(23.1) か な り満 足 して い る 19 (47.5) 1(25.0) 1(20.0》 0(0.0) 0(0.0) 21(40.4) ふ つ う 10 (22.5) 1(25.0) 0(0.0) 0{0.0) 0〔0.0) 1t(21.2) あ ま り満 足 して な い ,1 (2.5) 2(50.0) 2(40.0) 1(50.0) 1(100.0) 7(13.5) 全 く満 足 して な い 0 0.0) 0(0.0 霊(20。0 1(50.0) 0(0.0) 2(3.8 total 41(78.8) 4(7.7 5(9.6 2(3.8)1(1.9 53 表4創 傷管 理法別退院後 の指導 内容 T(n=18) VC+S(n=17) CP(n=18) カイ2乗 人 数(%)人 数 (/) 人数(%) 検 定 内服 6 (33.3) tt (64.7) 8 (44.4) 病気の再発 4 (22.2) 6 (35.3) 1 (5.6) ス キンケァ 17 (94.4) 9 (52.9) 18 (100.0) ☆★ トラブル時の対応 11 (61.1) 17 (100.0) 17 (94.4) *. 創 の治癒 4 (22.2) 5 (29.4) 11 (61.1) 入浴 2 (11.1) 3 (17.s) 3 (16.7) スポーツ 2 (11.1) 3 {17.6) 2 (11.1) 色素沈着 0 (o.o> 0 (0.0) 4 (22.2) 水泳 0 {0,0) 3 (17,6) 3 (16.7) 倉★ カバリング 0 (0.0) 4 (23.5) 9 (50.0) 頚部の感覚異常 3 16.7 3 17.6 4 (22.2 賣★:Pく0 .01,x:P<0.05
大阪大学看 護学 雑誌Vo工5No1(1999) IV考 察 1甲 状 腺疾 患 術 後 肥 厚 性 瘢 痕 と退 院 時 指 導 肥厚 性 瘢 痕 の 形 成 要 因 につ いて は 個 人 の体 質5)、部位 、 物 理 的 な もの6)、皮 膚 の 緊 張 度7)、年 齢1)、ホ ル モ ン の影 響8)な どが 考 え られ る。 本研 究 の 結 果 で は 、肥 厚 性 瘢 痕 の 出 現 はT、VC+Sで は0名 、CPで は18人 中1名(5.6%)で あ っ た 。創 傷 管 理 法 別 に肥 厚 性 瘢 痕 の 出 現 率 につ いて 有 意 差 は み られ な か った 。 この 理 由は 、看 護 婦 が 経 験 的 に上 記 の要 因 を考 慮 し、 支援 を行 って きた た め と考 える 。看 護婦 は創 傷 管 理 法 選 択 を支 援 す る にあ た り、 年 齢 が 高 く、 頚部 の緊 張 度 が な く、 体 質 的 素 因 に問 題 が な い患 者 に は従 来 か ら行 っ て いたTを 、思 春 期 や 未 婚 の女 性 、美 容 的要 求 度 の高 い 患 者 に対 して は 、VC+SかCPの いず れ か を 勧 め て い た 。創 傷 管 理 を行 わ な い場 合 、肥 厚 性 瘢 痕 の 出現 率は56 名 中10名 と い う報 告9)が あ る。こ の結 果 と本研 究 に お け る 結 果(CP:5.6%)と の 母 比 率 の差 の検 定 を した と こ ろ p〈0.05で 有 意 に予 防効 果 が み られ た 。CPに つ い て隈 ら の 結 果 で は35名 中3名(8.6%)9)と な っ て い た。CPに お いて 行 っ て いた 創 傷 管 理 指 導 の 内 容 をみ る と、 ス キ ン ケ ア、 トラブ ル 時 の 対 応 、 カ バ リ ング 、 創 の 治癒 、 色 素 沈 着 な ど細 や か な 指 導 を行 って お り、 この こ と も肥 厚 性 瘢 痕 の 出現 率 の差 に関 係 して い る と思 わ れ る。 な お 、 本 対 象 で は 術 創 が 頚 部 で あ り美 容 的 要求 度 が 高 い と考 え られ るた め 、 肥 厚 性 瘢 痕 の判 定 を5段 階 と して 、 瘢 痕 の 巾が2㎜ 以 上 を太 い、2㎜ 未 満 を細 い10,11)とした 。 これ は 金 城 らの 肥厚 性 瘢 痕 の 判 定 基 準(創 の 巾、 創 の高 さ、 創 の 色 な ど10))に 照 ら して 妥 当 と考 え る。 創 の 開 き が見 られ た の は 、Tで1名 、VC+Sで は0名 、 CPで4名 で あ っ た 。 この 結 果 にお い て有 意 差 はみ られ な いが 、創 の 開 き を 予 防 す る た め には 圧 迫 療 法 の際 ス ポ ンジ を併用 す る こ とが望 ま し い と思 わ れ る 。 2継 続 阻 害 因 子 に つ い て 創 傷 管 理 を3ヶ 月 継 続 す る 上 で の 阻 害 因 子 数 は 、 VC+S、CP、Tの 順 で 多 か っ た。 阻 害 因 子 の 数 が多 い ほ ど創 傷 管 理 継 続 の た め に精 神 的援 助 が 必要 と思 わ れ た が 、 精 神 的 援 助 の必 要 性 で はVC+S、T、CPの 順 に高 く、T とCPが 逆 転 して い た 。 そ の 理 由 と して 、Tを 選 択 した 患 者 は年 齢 が 高 く創 に 関 して肥 厚 性 瘢 痕 形 成 要 因が 少 な い、CPは 新 し い創 傷 管 理 法 で あ り指 導 を細 や か に実 施 し た、 な どが 考 え られ る。 CPの 場合 、 阻 害 因 子 の 一 つ で あ る圧 追 感 がVC+Sよ り も減 少 した原 因 は、 保 護 材 に伸 縮性 が あ り頚 部 の動 き に フ ィ ッ トす る こと、 ス ポ ン ジ を使 用 しな い こ とな どが 考 え られ る。 創 傷 管 理 の 手 間 に つ い て は 、CPが も っ と も低 い結 果 とな っ た が、 これ はVCよ り材 質 が 柔 らか く温 め る必 要 が な く、 型 紙 に沿 って 切 り、 貼 付 す る の み で 扱 いが 簡 便 な た め と考 え る。VCは 材 質 が 少 し固 い た め36.7°C度 程 度 に温 め る必 要 が あ り、 肌 に貼 付 す る 際 は ス ポ ン ジ 内の 空 気 を圧 出 しなが ら貼 る と い うテ クニ ック を要 す る。 通 常 慣 れ る ま で に時 間 を要 し、 援 助 者 を 必 要 とす る こ とが 多 い。Tに 関 して は、 同 じ長 さ に何 枚 もテ ー プ を切 る と い う事 前 の準 備 が必 要 で 、 剥 離 に も貼 付 に も時 間 を要 し、 剥離 の 際 は テー プ の糊 が とれ に く い。 この こ とは 始 め の ころ の張 り替 え に要 す る時 間 と、 慣 れ た 時 の時 間 と の差 が 少 な い こ とか らも推 察 で き る。 さ ら に、Tの よ う な医 療 用 粘 着 テ ー プ を用 い た場 合 、 物 理 的 刺 激 や 機 械 的 刺 激 に よ り皮 膚 障害 が起 こ り長 期 間 の固 定 には 問 題 が 生 じや す い。 継 続 阻 害 因 子 と して 、VC+Sで は60.0%、CPで は 50.0%が 外 観 を あ げ て い た 。 これ は 写 真1、2、3か ら も わ か る よ うに、Tは 肌 色 の ため 遠 くか らみ る と貼 付 し て い て も皮 膚 と見 分 けが つ か な い の に対 し て、CPは 透 明感 が あ り貼 付 した時 少 し目立 つ 。VC+Sで はVCの 明 る い ク リー ム色 は遠 目か らも 目立 つ た め と考 え る。 3美 容 的満 足 度 に つ い て 創 傷 治癒 状 態 に対 す る 美容 的 満 足 度 は 、 創 傷 管 理 法 の 間 で有 意 差 は な か っ た。 この理 由は 、 患 者 に一 番 あ っ た 創 傷 管 理 法 を看 護 婦 が勧 めて い たた め と思 わ れ る。 肥 厚 性 瘢 痕 の度 合 と美容 的 満 足 度 とは 必 ず し も一 致 し な か っ た。 美容 的満 足 度 は、 患 者 個 々 のニ ー ズ に も依 存 し、 医学 的 に は 問題 が な い排 液 チ ュー ブ の痕 や 創 の 開大 に も左 右 さ れ る た め と考 え る。 美 容 的 満 足 度 を 向 上 させ る た め に は、 排 液 チ ュ ー ブ抜 去 後 の創 傷 の ケ アや 皮 膚 の 緊 張度 を考 慮 した縫 合 に も注 意 を払 う必 要が あ る と考 える。 4今 後 の創 傷 管 理 法 に つ い て 今 回 の研 究 の結 果 か ら、VC+Sは 肥 厚 性 瘢 痕 の 予 防効 果 は高 い が継 続 阻害 因子 が多 く、 にお い、 べ た つ き、 ひ び わ れ な ど が あ り、 夏 場 の継 続 が 難 し い こ とが 示 さ れ た 。 CPは 手 技 の簡 便 さ、 フ ィ ッ ト感 、 金 銭 面 、 ま た夏 場 に お いて も継 続 可 能 で あ る ことか ら、 患 者 の ニ ー ズ に あ っ た 創 傷 管 理 と して有 効 と考 え る。 今 回 の結 果 か ら、 新 た な創 傷 管 理 方 法 と して 加 納 らが 報 告9)し て い るCP+Sが 考 え られ る。また ス ポ ンジ 併 用
大 阪 大 学 看 護 学 雑 誌Vo1.5Nol(1999) の 開始 時 期 につ いて 、今 ま で術 後7日 前後 と して いた が 、 瘢 痕 形 成 時 期 に応 じて併 用 す る方 法 も考 え られ る。 す な わ ち、 大 阪 大学 医学 部 附属 病 院形 成 外 科 で は皮 膚 の緊 張 を とる よ うに切 開創 を 盛 り上げ た真 皮 埋 没 縫 合 を実 施 し て お り、 この創 が 平 坦化 した後 、 肥 厚 性 瘢 痕 が形 成 され る 徴候 が 見 られ た段 階 で始 め て ス ポ ン ジ を併 用 す る こ と も考 え られ る。 いず れ に して も、 今 後 医 師 とも連 携 を取 りな が らチー ム 医 療 の 中で 患 者 の 満 足 度 を高 め る 創 傷管 理方 法 を考 え て い く必 要 が あ る 。 今 回 の研 究 で は 、対 象 患者 のニ ーズ や 特 性 を 考 え た 上 で 創 傷 管 理 法選 択 支 援 を 行 っ て い る た め 、 無 作 為 割 付 試 験 にお け るよ うな検 討 は 困 難 で あ っ た。 しか し創 傷 治 癒 過 程 を看 護 上 の 問 題 と して 捉 え て継 続 的 な 関 わ り を整 理 す る こ とで 、 各 創 傷 管 理 法 の 特 性 お よ び 患 者 の満 足 度 と治 癒 状 態 と の関 係 を明 らか に す る こ とが で きた 。 この結 果 を も と に、 今 後 は ボ デ ィイ メー ジ の変 化 の受 容 を促 し、 創 傷 に対 す る美 容 的 満 足 度 を考 慮 し、 患 者 のニ ー ズ に応 じた 創 傷 管 理 の あ り方 を検 討 して い き た い と考 え る。 Vま と め 甲状 腺 疾 患 術 後 創 傷 管 理 支 援 の あ り方 お よび 創 傷 管 理 法 と患 者 ニ ー ズ との 関連 に つ いて 、 患 者 ア ン ケー トと看 護 記 録 お よ び 創傷 管 理 記録 を も と に検 討 した 。 そ の結 果 、 1術 後 創 傷 管 理 が 甲 状 腺 疾 患 術 後 の 肥 厚 性 瘢 痕 の 予 防 に有 効 で あ る こ と 2皮 膚 保 護 材 単 独 療 法 は ス ポ ン ジ 併 用 療 法 と比較 して 、 手 技 の簡 便 さ、 頸部 の圧 迫 感 の軽減 な どに有効 で あ る こと 3創 傷 治 癒 状 態 につ いて 、患 者 の満 足 度 と医療 者 側 の 評 価 とが必 ず し も一 致 しな い こ とが示 され 、 美容 的 要 求 度 の高 い患 者 には ス ポ ン ジの 併用 が望 ま しい こ と な ど が 明 らか にな った 。