※「
⇧
」は目標値を上回ることが望ましい指標、「⇩
」は目標値を下回ることが望ましい指標平成 29 年度 基本施策評価シート
作成日 平成29年6月21日
基 本 施 策 A1 歴史・文化遺産を守り、活かし、伝えます
判断理由 施策の目的 (対象と意図)
対 象 意 図 歴史文化遺産が
市民や事業者の理解のもとに、貴重な財産として、適切に保存・活 用され、伝えられている。
基本施策主管課名文化財課 所属長名 大賀 史郎
関 係 課 名
長崎学研究所・統計課・出島復元整備室・世界遺産推進室・観光政策課・観光推進課・学校教育 課・まちなか事業推進室
基本施策の評価
Bb 目標をほぼ達成しており、目的達成に向けて概ね順調に進んでいる
●文化遺産の保存継承の取組みとして、文化財の保存修理や3D計測による記録調査を行った。
●歴史的風致維持向上計画の策定に向けた関係省庁との協議の実施、保存・整備委員会を開催し、計画案を協議 した。
●長崎原爆遺跡(爆心地、旧城山国民学校校舎、浦上天主堂旧鐘楼、旧長崎医科大学門柱及び山王神社二の鳥 居)が、国の史跡に指定された。【B1から再掲】
●「ながさき歴史の学校」をはじめとする歴史文化講座を実施し、市民が長崎の歴史・文化について学んだ。 ●長崎学研究所を開設し、公開学習会の開催や紀要『長崎学』創刊号の刊行、人材育成のため「長崎学児童研究コ ンクール」を開催し、長崎学の普及・啓発に努めた。
●出島復元整備事業について、第Ⅲ期復元建造物6棟の建設工事及び展示業務等を実施し、平成28年10月に供 用開始した。
●世界遺産については、平成27年7月に世界文化遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造 船、石炭産業」(以下「産業革命遺産」という。)の構成資産について、「修復・整備活用計画」策定が進められてい る。
平成28年9月に遺産の名称を変更した「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(以下「潜伏キリシタン関連遺 産」という。)は、平成29年2月に国からユネスコへ「潜伏キリシタン関連遺産」の推薦書が提出され、平成30年の世 界遺産登録を目指している。
以上から上記評価とした。
成 果 指 標
指 標 名
基準値 (時期)
区 分 H28 H29 H30 H31 H32 298件 300件 302件 実績値 286件
目標値 294件 296件
主要な歴史
文化施設を
訪れたことがある市民
の割合
59.1% (26年度)
⇧
目標値 60.1% 60.6% 61.1% 文化財の指定・登録等
件数[累計]
290件 (26年度)
⇧
達成率 97.3%
61.6% 62.1% 実績値 67.8%
長崎市総合計画審議会からの政策評価に関する意見
●基本施策A1の成果指標「主要な歴史文化施設を訪れたことがある市民の割合」については、施設ごとの入場者 数や企画展の内容を示さなければ、成果の判断は難しい。また、企画展については、施策の目的と関連のない内容 も含まれていると思われるため、入場者の分析に努めてほしい。
●成果指標の目標値の設定について、使命感から高い目標値を設定することも理解するが、状況の変化に応じて 修正等を行わなければ、やりがいのある目標設定につながらず、結果的に目標が絵に描いた餅となり、職員のやる 気もなくなるのではないか。
長崎市総合計画審議会からの政策に関する提言・提案
●軍艦島クルーズの利用者が増加していることから、利用者アンケートの結果を分析・活用するなど、成果や効果を 他の施設等へ広げる視点を持って取り組んでほしい。
●市は、多種多様な文化財を有しており、市の取組みは評価できる。今後は、長崎学研究所が市民目線で啓発し、 市民を巻き込んでほしい。
●唐人屋敷跡及びその周辺地域の整備については、計画的な整備の考え方等を示すことができるよう取り組んで ほしい。
今後の取組方針
●歴史的風致を活かしたまちづくりを推進するため、歴史的風致維持向上計画を策定する。
●「ながさき歴史の学校」をはじめとするの歴史文化講座について、講座内容の充実を図り、長崎の歴史・文化を多 くの市民に学んでもらう。
●長崎学研究所において、長崎学に関する調査研究を行い、公開学習会・研究発表会の開催や研究紀要の刊行に より、市民に還元する。
●出島復元整備事業について、平成29年11月に出島表門橋を供用開始し、復元建造物6棟や市内の観光施設とあ わせて情報発信を行う。
●「産業革命遺産」について、世界遺産委員会の勧告に対応するため、平成29年7月までに非稼動資産の「修復・整 備活用計画」を策定し、勧告に対する進捗状況をユネスコへ報告する。
●「潜伏キリシタン関連遺産」について、平成30年の世界遺産登録を目指し、平成29年秋頃に実施されるイコモス現 地調査への対応を行うとともに、世界遺産登録に向けた機運の醸成や周知啓発を図る。
二次評価(施策評価会議による評価)
●基本施策の評価「Bb」については、所管評価のとおり。
●個別施策A1-1の成果指標について、「指定・登録されている有料入場施設」について、対象施設に係る注釈を追 記すること。
●個別施策A1-1の「文化財の保存整備」の取組みについては、2つの評価欄のいずれにも記載があることから、成 果・効果又は問題点がより理解しやすい表現となるよう整理すること。
●個別施策A1-2の成果指標のうち、「歴史文化博物館、歴史民俗資料館等の常設・企画展の入場者数」の平成28 年度の目標値については、平成32年度における目標値を踏まえた数値を記載すること。
●個別施策A1-3の「保存管理計画策定」の取組みについては、策定や周知の取組み及び策定に伴う成果・効果を 区別し「取組概要」及び「評価(成果・効果)」欄の記載内容を整理すること。
●文化財の保存・継承に関する計画
・歴史的風致維持向上計画の策定に向けた関係省庁との協議の実施、保存・整備委員会を開催した。
※歴史的風致維持向上計画…文化財のマスタープランである歴史文化基本構想を受けて策定する文化財を核 としたまちづくりに関する事業計画
●文化財の保存整備
・市所有の指定文化財(国3)の保存整備事業を実施した。
・民間が所有する指定文化財(国2、県4、市3)において、所有者が実施する保存整備事業に対する補助を行っ た。
・伝統的建造物群保存地区内の市所有の伝統的建造物(2)の保存整備を行うとともに、民間所有の伝統的建造 物(2)において所有者が実施する保存整備事業に対する補助を行った。
・開発事業に伴う遺跡の有無や確認のための調査及び記録保存のための発掘調査など、埋蔵文化財の保護を 行った。
・指定文化財等(国2、市1、その他1)について、3D記録調査を実施した。
・長崎原爆遺跡(爆心地、旧城山国民学校校舎、浦上天主堂旧鐘楼、旧長崎医科大学門柱及び山王神社二の鳥 居)について、平成28年1月の国史跡指定に向けた意見具申後も引き続き補完調査を行った。【B1-1から再掲】 ●文化財の活用
・山手地区の東山手甲十三番館について、引き続き市民団体との協働管理運営を実施した。
・市指定史跡心田庵の一般公開(春・秋)を実施し、一般公開以外の期間には、市民への貸出を行った。 ●伝統芸能の保存継承
・長崎郷土芸能保存協議会による郷土芸能大会を開催した。
平成29年度 個別施策評価シート
個 別 施 策 A1-1 文化財を市民の誇りとして保存・継承し、有効活用を図ります
施策の目的 (対象と意図)
対 象 意 図
文化財が 適切な技法で保存継承され、広く公開・活用が図られている。
個別施策主管課名文化財課 所属長名 大賀 史郎
平成28年度の取組概要
評価(成果・効果)
●文化財の保存・継承に関する計画
・歴史的風致維持向上計画策定に向け、策定スケジュールや計画素案について確認を行った。 ●文化財の保存整備
・市が所有する文化財の保存整備や、民間が所有する文化財の保存整備に対する助成等を行い、対象施設等の 適切な保存・活用を図った。
・3D記録調査により、文化財の精細なデータを作成・保存することができた。 ・長崎原爆遺跡が平成28年10月に国史跡に指定された。【B1-1から再掲】 ●文化財の活用
・心田庵は一般公開の入場者数が9,432人(春:19日間で1,511人、秋:27日間で7,921人)にのぼり、広く周知するこ とができた。また、貸出についても、年間112件、1,606人の利用があり、今後も史跡の適切な保存管理を行うことで、 安定した入場者数が期待できる。
●伝統芸能の保存継承
※「
⇧
」は目標値を上回ることが望ましい指標、「⇩
」は目標値を下回ることが望ましい指標※1 計7施設:須加五々道美術館、旧香港上海銀行長崎支店記念館、ド・ロ神父記念館、中の茶屋、心田庵、べっ甲工芸館、古写真資料館
成 果 指 標
指 標 名
基準値 (時期)
区 分 H28 H29 H30 H31 H32
市内の文化財の1年当 たりの保存整備件数
7件 (26年度)
⇧
目標値 10
実績値 12
達成率 120.0%
目標値 45,500 46,400
10 10 10 10
実績値 42,702
●文化財の保存・継承に関する計画
・長崎市歴史文化基本構想に基づき、歴史的文化遺産を活かしたまちづくりを推進するため、風致維持向上計画 の平成29年度中の策定及び国の認定をめざす。
・中・長期的に文化財の保存整備を計画し、経年が進む物件の状況把握に努め、効率的に保存修理を進める。 ●文化財の保存整備
・歴史文化基本構想に基づく、文化財の保存・活用・継承を行うために体系的な保存修理・整備を実施する。 ・文化財の3D調査を計画的に実施し、精細なデータの作成・保存を図るとともに、保存修理・整備に活用する。 ●文化財の活用
・世界遺産登録を見据え、歴史的風致を活かしたまちづくりを推進するため、歴史的風致維持向上計画(策定中) に基づき、特に、山手地区の魅力向上に向け、洋館活用や修景などの事業に取り組むとともに、効果的な魅力発信 に努める。
●伝統芸能の保存継承
・第42回長崎郷土芸能大会を開催し、郷土芸能の重要性を発信することで参加者の増加や後継者育成を図る。
評価(問題点とその要因)
●文化財の保存整備
・市が所有する文化財建造物において、経年劣化により保存修理を要する物件が複数あるが、計画的な保存整備 や予防策等、また、その活用について体系的に検討されていなかった。
●文化財の活用
・市が所有する有料文化施設は、前年に比べ入館者が全体的に減少している。その要因は、熊本地震の影響及び 各施設の魅力が効果的に発信されていないこと等が考えられる。
●伝統芸能の保存継承
・郷土芸能活動において、後継者が不足し、伝承を図ることが困難な状況にある。
今後の取組方針
指定・登録されている有 料文化施設への入場者 数
43,709人 (26年度)
⇧
達成率 93.9%
個別施策進行管理事業シート
【個別施策コード:A1-1】№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度
1
(事業名)
【補助】文化財保存整備事業費補助金 伝統的建造物群保存地区
【文化財課】
(事業目的)
国選定重要伝統的建造物群保存地区の長
崎市東山手・南山手伝統的建造物群保存地区 における建造物等を保存整備し、後世に継承 する。
(事業概要)
長崎市伝統的建造物群保存地区保存条例 第11条の規定により、民間が所有する伝統的
建造物および環境物件の修理・復旧経費の一 部を補助する。
・伝統的建造物の修理:総事業費の2/3が補
助対象経費
・環境物件の復旧:総事業費の1/2が補助対 象経費
【補助率】国5/10、県2/10以内、市3/10以内
実施年度 継続
成果指標 整備が必要とされる物件の箇所数
目標値 1 箇所 2 箇所
実績値 1 箇所 2 箇所
決算(見込)額 11,775,000 円 148,217,000 円
達成率 100.0 % 100.0 %
成果指標及 び目標値の
説明
伝統的建造物群保存地区(伝建地区)内における建造物等の保存の ため、整備が必要とされる物件の箇所数を成果指標とし、目標値とし た。
取組実績
、成果・課題 等
(取組実績)
伝統的建造物の保存修理
・活水学院本館 11,775千円
(成果・課題等)
伝建地区内の伝統的建造物の
保存修理・整備が推進された。
(取組実績)
伝統的建造物の保存修理
・活水学院本館 145,178千円 ・個人所有住宅 3,039千円
(成果・課題等)
個別施策進行管理事業シート
【個別施策コード:A1-1】№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度
成果指標 整備が必要とされる物件の箇所数
目標値 4
24,278,000 円
達成率 100.0 % 112.5 %
成果指標及
び目標値の 説明
市内における文化財の保存のため、保存修理・整備が必要とされる 物件の箇所数を成果指標とし、目標値とした。
取組実績 、成果・課題
等
(取組実績) 補助金の交付
・県指定有形文化財旧長崎大司 教館
交付額 7,028千円 ・県指定史跡花月 交付額 1,714千円
・市指定史跡深堀鍋島家墓地 交付額 1,598千円 ・市指定天然記念物滑石大神宮
社叢
交付額 200千円
(成果・課題等)
文化財の保存修理・整備が完了 したことにより、文化財の保護が図 られた。
箇所 8 箇所
実績値 4 箇所 9 箇所
(取組実績) 補助金の交付
・国指定史跡小菅修船場跡 交付額 509千円
・国指定重要文化財旧出津救助 院
交付額 282千円
・県指定有形文化財旧長崎大司 教館
交付額 11,901千円
・県指定史跡花月 交付額 4,455千円 ・県指定史跡興福寺寺域 交付額 217千円
・県指定天然記念物茂木植物化 石層
交付額 158千円
・市指定史跡深堀鍋島家墓地 交付額 1,353千円 ・市指定天然記念物滑石大神宮 社叢
交付額 405千円 ・市指定天然記念物観善寺の大 クス
交付額 4,998千円
(成果・課題等)
文化財の保存修理・整備が完了 したことにより、文化財の保護が図 られた。
2
(事業名)
【単独】文化財保存整備事業費補助金 各種文化財
【文化財課】
(事業目的)
指定文化財の保存修理等を所有者において
実施する補助対象事業に対し、長崎市文化財 保護条例第8条の規定により、修理費用の一 部を補助する。
(事業概要)
指定文化財の保存修理・整備事業に対して、 補助金を交付する。
【補助率】
(県指定文化財)県5/10以内、市4/10以内 (市指定文化財)市5/10以内
実施年度 継続
※「
⇧
」は目標値を上回ることが望ましい指標、「⇩
」は目標値を下回ることが望ましい指標 ●歴史文化施設での取組み・シーボルト記念館では、企画展(4回)・特別展(1回)を行い、シーボルト学習会(1回、61人参加)を開催した。歴 史民俗資料館では、企画展(5回)を行い、館の周知を図った。
●歴史や文化遺産への理解を深める取組み
・文化財サポーター活動として、重要文化財「旧唐人屋敷門」保護油塗布作業、市指定史跡「旧唐人屋敷内観音 堂」の清掃などを実施した。
・歴史文化博物館では、定例講座(長崎学、古文書)のほか、各年代別プログラム(「れきぶんこどもクラブ」等)等 の歴史文化講座を開催した。
・誰もが気軽に長崎の歴史を学ぶことができる「ながさき歴史の学校」において、「長崎学」「世界遺産」「文化財」等 をテーマにした6コースの講座を前期と後期に分けて実施した。
・長崎学研究所を事務局とした長崎学ネットワーク会議において、大学・博物館・郷土史研究団体などとネットワー クを構築し、会議の構成団体を核とした公開学習会を開催した。
・長崎学研究所による研究成果を発信するために、紀要『長崎学』創刊号を刊行した。
・長崎学の研究成果を報告するための「長崎学研究発表会」及び将来の長崎学研究の人材育成のため、市内の 小学校を対象に「長崎学児童研究コンクール」を開催した。
●「長崎年表 平成元~25年」の発刊
・平成26年度から事業を開始したが、平成28年度は最終年度であり、有識者で構成する編さん会議を20回開催し、 発刊に向けて執筆・監修作業を行った。
平成29年度 個別施策評価シート
個 別 施 策 A1-2 歴史・文化遺産に対する市民意識を高め、国内外に向けて発信します
施策の目的 (対象と意図)
対 象 意 図
長崎の歴史文化遺産が 市民に関心を持たれ、学ばれ、国内外に発信されている。
個別施策主管課名文化財課 所属長名 大賀 史郎
平成28年度の取組概要
評価(成果・効果)
●歴史や文化遺産への理解を深める取組み
・文化財サポーター活動により、文化財に関心のある市民の意識の高揚が図られた。(活動回数12回、延べ参加 人数49人)
・歴史文化博物館での歴史文化講座には、延べ2,516人、ながさき歴史の学校には、延べ1,241人の参加があり、 多くの市民が長崎の歴史・文化について学んだ。
・平成28年度より開設した長崎学研究所の公開学習会(開催回数3回、参加者数175人)や研究発表会の開催、紀 要の刊行により、長崎学の普及・啓発が図られた。
●「長崎年表 平成元~25年」の発刊
・付表を含め、約550ページの年表が完成した。また、全ページを電子化したCD-ROMも付属し、検索等において も便利な仕上がりとなった。(平成29年5月納品)
成 果 指 標
指 標 名
基準値 (時期)
区 分 H28 H29 H30 H31 H32 歴史文化博物館、歴史
民俗資料館等の常設・ 企画展の入場者数
233,258人 (26年度)
⇧
目標値 266,000 実績値 195,128 達成率 73.4%
目標値 3,262 3,342
266,600 268,000 269,000 270,000
実績値 3,993 歴史文化講座参加人数
3,102人 (26年度)
⇧
達成率 122.4%
●歴史文化施設での取組み
・歴史文化基本構想を策定後、文化財そのものだけでなく、周辺環境や風土を貴重な資源として体系づけて捉えて いくことで、文化財が地域の誇りとなるよう市民への啓発活動を行う。
●歴史や文化遺産への理解を深める取組み
・「ながさき歴史の学校」の講座・講座内容を充実させ、長崎の歴史文化を学ぶ人の裾野を広げる。
・「ながさき歴史の学校」の修了者を文化財サポーターに取り込むなど、高齢化する文化財サポーターの後継者育 成に取り組む。
・長崎学研究所での研究成果を、学習会や研究発表会、研究紀要の刊行により市民に還元する。 ・観光と連携したホームページの活用など、市民等に向けた情報発信を図る。
評価(問題点とその要因)
●歴史文化施設での取組み
・一部の施設を除き、入館者が減少傾向にあるのは、施設からの情報発信が充分にできていないことが考えられ る。
・多くの施設において常設展示の見直しを行っていないため、リピーターが少なく、入館者増につながっていないと 考えられる。
●歴史や文化遺産への理解を深める取組み
・文化財サポーターについて、登録者の高齢化が進んでおり、活動範囲に制限がある。新たな人材の育成・確保が 必要である。
・「ながさき歴史の学校」において、延べ1,241人の講座参加があったが、定員を下回った講座が多かった。受講者 獲得のための周知・広報が十分でなかったことが考えられる。
個別施策進行管理事業シート
【個別施策コード:A1-2】№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度
1
(事業名)
ながさき歴史の学校費
【文化財課】
(事業目的)
長崎の歴史や文化について、もっと知りた い、教えたい、いろいろな人と交流したいという
市民や市民団体等がつながる仕組み(ネット ワーク)をつくり、だれもが気軽に学べ、お互い に教え合える学びの場を市民との協働によっ
て作り上げる。
(事業概要)
長崎学、文化財、世界遺産等に関する講座
の提供により、市民に長崎の歴史・文化財に親 しんでもらう。
実施年度 継続
成果指標 講座の参加人数
目標値 110 人 340 人
実績値 110 人 239 人
達成率 100.0 % 70.3 %
決算(見込)額 653,839 円 417,299 円 成果指標及
び目標値の 説明
成果目標は、「ながさき歴史の学校」の参加人数とした。 目標値は講座の定員とする。
取組実績 、成果・課題
等
(取組実績)
・「ながさき歴史の学校」(3コー
ス、定員110人、参加人数110人) ・「文化財サポーター活動」(全12 回、延べ活動人数98人)
・「文化財案内板・説明板」(5ヶ所
設置)
(成果・課題等)
若者世代への文化財普及啓発な どを課題とした「ながさき歴史の学 校」を開設し、長崎学・世界遺産・
文化財に関する3講座を開講した。 定員を大きく超える受講申込み (202人)があったため、 今後は市 民の需用に応えられる定員や講座
回数の検討が必要である。
(取組実績)
・「ながさき歴史の学校」(6コー
ス、定員340人、参加人数239人)
(成果・課題等)
若者世代への文化財普及啓発な
どを課題とした「ながさき歴史の学 校」を開設し、長崎学、世界遺産、 文化財等をテーマにした6コースの
講座を前期と後期に分けて実施し た。
定員に満たない講座があったた め、今後は市民の需要や適切な講
座回数、周知方法等の検討を図る 必要がある。
成果指標 長崎学に関する研究業績数
目標値
実績値 6 本
成果指標及 び目標値の
説明
成果目標は、長崎学に関する研究業績数とした。
これは、長崎学研究所で発行した紀要『長崎学』掲載の論文及び研
究ノート等の本数である。
取組実績 、成果・課題
等 2
(事業名)
長崎学調査研究費
【長崎学研究所】
(事業目的)
長崎学の振興と継承、そのための人材育成
(事業概要)
調査研究事業・普及啓発事業・後継者育成
事業の3本を柱に、大学や長崎市内の歴史研 究団体とのネットワーク構築や公開学習会の 実施、小学生を対象にした長崎学児童研究コ
ンクールを実施する。また、長崎学の研究成果 を紀要『長崎学』にまとめ刊行することで内外 に広く発信する。
実施年度 新規
4 本
達成率 150.0 %
(取組実績)
・紀要『長崎学』の論文等掲載数 論文5本、研究ノート1本、取材報 告1本
・公開学習会の開催(3回) ・長崎学児童研究コンクールの開 催
(成果・課題等)
長崎学の振興を目的として昨年
度、紀要『長崎学』を創刊した。こ の紀要に長崎学関連の論文6本を 掲載し、成果指標の研究業績数を 達成できた。
このほか、公開学習会や外部で の講演などにも力を入れることで 長崎学研究所の使命である、普及
啓発活動にも力を入れていきた い。
●建造物復元事業 (第Ⅲ期)
・第Ⅲ期復元建造物6棟の建設工事及び展示業務等を実施し、10月に供用開始した。 (出島表門橋架橋)
・下部工工事及び上部工工事を引き続き実施した。 ●保存管理計画策定
・国指定史跡「出島和蘭商館跡」保存活用計画の印刷(500部)を行い、これまでの出島の整備内容及び今後の史跡 の追加指定や整備・公開・活用の考え方を周知した。
●出島の運営
・タブレット端末を通して江戸時代のCG画像と現在を比較しながら見学する出島タイムトリップビューさるくを実施し た(1日2回)。
・各種イベントの実施及び誘致を行った。(出島オラニエフェスティバル、出島蔵出しフェスタ、教育委員会主催のAL Tを活用した小中学生を対象とした英語体験等)
・復元建造物6棟の完成にあわせ、「ヨリスグリ出島所蔵名品展」を開催した。 ・1年を通して夜間無料開放を実施した。
・夏休みの7月~8月の毎週土曜日とクリスマス付近の12月の毎週土曜日に音楽・演劇の鑑賞型無料イベント「感 激の出島」を開催した。
・長崎デスティネーション・キャンペーンの特別企画として、10月の6棟オープンから11月の土曜日に「長崎検番in出 島」を開催した。
・来場者アンケート、スタンプラリーを実施した。
※オラニエ・フェスティバル…鎖国時代から日蘭交流の舞台であった出島において、日本とオランダの祝日が続く4月 27日(昭和の日)から4月29日(オランダ国王の誕生日)の3日間、日蘭交流をテーマに開催するお祭り。「オラニエ」 とはオランダ語でオレンジの意味です。
※出島蔵出しフェスタ…江戸時代を通して世界の文物が行き交った「知」と「食」と「物産」の宝島であった出島におい て、食や物産、展示会や体験イベントなどの現代の知と食と物産を楽しむお祭り。
平成29年度 個別施策評価シート
個 別 施 策 A1-3 史跡「出島和蘭商館跡」の復元整備を推進し、まちづくりに活かします
施策の目的 (対象と意図)
対 象 意 図 出島が
19世紀初頭の出島の姿への復元が進み、本質的な価値を高め、ま ちづくり等に積極的な活用が図られている。
個別施策主管課名出島復元整備室 所属長名 馬見塚 純治
平成28年度の取組概要
評価(成果・効果)
●建造物復元事業 (第Ⅲ期)
・第Ⅲ期復元建造物6棟(十六番蔵、筆者蘭人部屋、十四番蔵、乙名詰所、組頭部屋、銅蔵)の完成記念式典を10 月に開催し、供用を開始したことにより、これまで以上に江戸時代の出島の町並みを体感できるようになった。また、 6棟内の展示により出島と世界とのつながりをよりわかりやすく来場者に伝えることができるようになった。
(出島表門橋架橋)
・平成28年10月に下部工工事が完了した。上部工工事を引き続き実施し、29年2月に橋桁を架設した際には、出島 内で約2千人が見学した。
●保存管理計画策定
・国指定史跡「出島和蘭商館跡」保存活用計画に基づき、文化庁等と国指定史跡範囲の拡大に係る協議を進め た。
●出島の運営
・官民連携でイルミネーションの輪を拡げ、長崎の夜景を創出しようとする取り組みである「長崎ベイサイド・テラス」 に参画し、民間施設と連携して夜景観光の推進を図った。また、第Ⅲ期復元建造物6棟の完成により、11月から3月 までの入場者は前年度と比較して約2万4千人(約14%)増加した。
・外国人の出島への入場者数については、台湾、韓国、オランダ等の個人客及びクルーズ客船の入港の増などに より、目標値を上回った。
※「
⇧
」は目標値を上回ることが望ましい指標、「⇩
」は目標値を下回ることが望ましい指標成 果 指 標
指 標 名
基準値 (時期)
区 分 H28 H29 H30 H31 H32
出島への入場者数
434,910人 (26年度)
⇧
目標値 500,000 実績値 416,999 達成率 83.4%
550,000 610,000 580,000 600,000
48,000 53,000 60,000 実績値 43,359
目標値 39,000 43,000
出島への入場者数 (長崎市民)
7,469人 (26年度)
⇧
目標値 8,600 9,000 9,400 出島への入場者数
(外国人)
31,992人 (26年度)
⇧
達成率 111.2%
9,800 10,000 実績値 16,692
達成率 194.1%
※「出島への入場者数」の目標値について、平成31年度は平成29年11月の出島表門橋完成による集客効果が一定 なくなることにより減少している。
評価(問題点とその要因)
●建造物復元事業 (第Ⅲ期)
・新たに復元した6棟を含め19世紀初頭の復元建造物が16棟となったことから、日々の運営を効率化し、メンテナン スに要する時間や費用を抑える必要がある。
(出島表門橋架橋)
・橋の手摺りや床板、照明等のメンテナンスを計画的に実施していく必要がある。 ●出島の運営
・出島への入場者数は、416,999人で、前年度に比べ約3万人減少するなど、目標値である50万人には達していな い。その要因は、熊本地震の影響及び新たな情報発信不足等が考えられる。
今後の取組方針
●建造物復元事業 (第Ⅲ期)
・第Ⅰ、Ⅱ期の復元建造物10棟と第Ⅲ期6棟の効率的な運営体制を検討するとともに第Ⅳ期事業の検討を始め る。
(出島表門橋架橋)
・平成29年11月に完成記念式典を開催して周知を図るとともに、情報発信に力を入れて集客に繋げる。 ・庁内関係課と連携を図りながら、架橋後の橋の定期的なメンテナンスを実施していく。
●出島の運営
・平成28年度に復元建造物6棟、平成29年度には出島表門橋という2大プロジェクトが完成する時期であり、より多 くの市民や観光客に出島の歴史的価値に対する理解を深め、興味をもってもらえるよう、「出島オラニエ・フェスティ バル」、「感激の出島」及び「出島蔵出しフェスティバル」等のイベント内容を充実させると共に、ホームページやツイッ ターなど様々な情報発信やエージェント等へのPRに取り組み、出島入場者の増加を図る。
1
(事業名)
【補助】出島復元整備事業費 建造物復元
【出島復元整備室】
(事業目的)
第Ⅲ期復元建造物(出島中央部6棟)の復元 を行う。
(事業概要)
第Ⅲ期復元建造物6棟の建設工事に着手し
た。
【事業期間】平成26~28年度
【総事業量】延床面積A=933.7㎡ 【総事業費】872,399千円 【事業費累計】872,399千円
実施年度 平成26年度~平成28年度
成果指標
個別施策進行管理事業シート
【個別施策コード:゙A1-3】№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度
事業進捗率(事業費ベース)
目標値 48.7 % 100.0 %
総事業進捗率 48.6 % 100.0 %
当該年度執行率 99.6 % 100.0 %
決算(見込)額 358,770,623 円 432,510,904 円
達成率 99.8 % 100.0 %
成果指標及 び目標値の
説明
事業の進捗を客観的に判断できる数値として、総事業費に占める事 業費累計の割合を事業進捗率とし、成果指標とした。
当該年度の予算を含めた事業進捗率を目標値とした。
取組実績 、成果・課題
等
(取組実績)
平成27年6月に第Ⅲ期復元建造 物6棟の上棟式を開催し、外装工 事及び内装工事に着手した。
(成果・課題等)
工事施工業者の倒産があったも
のの、供用開始時期は当初目標 のとおり平成28年10月を目指して 予定している。
(取組実績)
平成28年10月に第Ⅲ期復元建造 物6棟完成記念式典を開催し、供 用開始した。
(成果・課題等)
平成29年11月の出島表門橋供
用開始もあることから、復元建造物 6棟や市内の観光施設とあわせて 効率的に情報発信を行っていく。
2
(事業名)
【単独】出島復元整備事業費 出島表門橋
【出島復元整備室】
(事業目的)
出島表門橋の架橋及び一体的な整備の設計 を行う。
(事業概要)
江戸町側の出島表門橋の架橋予定地の遺 構確認工事及び地質調査を行った。
出島表門橋及び周辺整備デザイン検討会議 を開催た。(計3回)
表門橋と周辺整備デザイン設計業務を進め
た。
【事業期間】平成25~29年度 【総事業費】515,113千円
【事業費累計】364,513千円
実施年度 平成25年度~平成29年度
成果指標 事業進捗率(事業費ベース)
目標値 59.8 % 77.8 %
総事業進捗率 46.0 % 70.8 %
達成率 76.9 % 91.0 %
当該年度執行率 74.2 % 23.1 %
決算(見込)額 213,869,598 円 119,240,894 円
成果指標及 び目標値の
説明
事業の進捗を客観的に判断できる数値として、総事業費に占める事
業費累計の割合を事業進捗率とし、成果指標とした。 当該年度の予算を含めた事業進捗率を目標値とした。
取組実績
、成果・課題 等
(取組実績)
平成28年1月に下部工工事、平 成28年3月に上部工工事に着手し た。
(成果・課題等)
発掘調査を踏まえ、遺構の保存
や記録を進めながら、平成29年供 用開始に遅延が生じないよう、工 事等の調整を図る。
(取組実績)
平成28年10月に下部工工事が完 了した。上部工工事を引き続き実 施し、平成29年2月に橋桁を架設
した。
(成果・課題等)
平成29年11月に完成記念式典を 開催して周知を図るとともに、情報 発信に力を入れて集客に繋げる。 庁内関係課と連携を図りながら、
個別施策進行管理事業シート
【個別施策コード:゙A1-3】№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度
3
(事業名)
出島運営費
【出島復元整備室】
(事業目的)
国指定史跡「出島和蘭商館跡」の適正な保存 管理を行うとともに、来場者への安全を配慮し
ながら、歴史と文化に親しむことができるよう、 入場者へのサービス向上を図る。
(事業概要)
毎年出島の歴史に関する企画展を開催して いる。また、来場者サービスとして、常駐のさる くガイドを配置し、出島内の観光案内や体験展
示の支援を行っている。併せて土日祝日は1日 4回の史跡内ツアーを実施している。
実施年度 継続
成果指標 入場者数
目標値 460,000
達成率 97.0 % 83.4 %
人 500,000 人
実績値 446,134 人 416,999 人
成果指標及 び目標値の
説明
出島の運営に関して最も重要となる入場者数を成果指標とした。 目標値は第四次総合計画における入場者数の目標値を設定した。
取組実績 、成果・課題
等
(取組実績)
市民等のイベント・出店を積極的
に誘致し、来場者サービスの向上 を行った。
出島の夜間無料開放及び夜間イ ベント「長崎の夜・感激の出島」(演
劇・西洋音楽)を引き続き実施し た。
昨年度に引き続きミニ出島の老
朽化が著しい模型7棟の改修を長 崎県立工業高等学校と協働で行っ た。
(成果・課題等)
前年度と比較し、入場者数が 2.6%増加、出島使用料は、5.9%
増加した。 【参考】
・夜間無料開放入場者数・・・
11,990人
・外国人入場者数…34,662人
出島商館員証(年間パスポート) については、加入者の特典(利便 性)をPRし、本格的に個人・団体に 対する販売の強化を行い、平成28
年に向けて増加を図る。 ミニ出島 は、全体的に老朽化しており、今後 も継続して工業高校と協働事業を
図っていく必要がある。
(取組実績)
市民等のイベント・出店を積極的 に誘致し、来場者サービスの向上
を行った。
出島の夜間無料開放及び夜間イ ベント「長崎の夜・感激の出島」(演
劇・西洋音楽)を引き続き実施し た。
昨年度に引き続きミニ出島の老
朽化が著しい模型6棟の改修を長 崎県立工業高等学校と協働で行っ た。
(成果・課題等)
前年度と比較し、入場者数及び 出島入場料ともに6.5%減少した。
【参考】
・夜間無料開放入場者数・・・ 8,256人
・外国人入場者数…43,359人
ミニ出島は、全体的に老朽化して おり、今後も継続して工業高校と協
働事業を図っていく必要がある。
平成29年度 個別施策評価シート
個 別 施 策 A1-4 世界遺産の登録を実現し、その価値を世界に発信します
施策の目的 (対象と意図)
対 象 意 図 構成資産が
世界遺産として適切な保存・活用の仕組みが構築され、世界中の 人々に知られている。
個別施策主管課名世界遺産推進室 所属長名 渡辺 清英
平成28年度の取組概要
【世界遺産の登録推進】 ●世界遺産候補の取組経過
・平成28年9月に遺産の名称を「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」から「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連 遺産」(以下「潜伏キリシタン関連遺産」という。)へ変更し、平成29年2月には国からユネスコへ「潜伏キリシタン関連 遺産」の推薦書が提出され、平成30年の世界遺産登録を目指すこととなった。
●「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」(以下「産業革命遺産」という。)の取組み 【資産の概要】
・「産業革命遺産」は、非西洋諸国で初めて日本が幕末から明治にかけての50年余りの短期間に産業革命を自力 で達成したことをあらわす8県11市にまたがる23資産で構成され、長崎市内は次の8資産がある。
小菅修船場跡、高島炭坑、端島炭坑、旧グラバー住宅、三菱長崎造船所第三船渠、 同ジャイアント・カンチレバークレーン、同旧木型場、同占勝閣
【平成28年度の取組み】
・世界遺産委員会の勧告に対応するため、有識者等の意見や国、県の助言を受けながら、高島炭鉱(高島炭坑、 端島炭坑)及び旧グラバー住宅の「修復・整備活用計画」策定を進めた。
・端島炭坑は、緊急的な整備として、遺構の倒壊等防止のため仮設補強を行うとともに、遺構の現況記録を行っ た。
●「潜伏キリシタン関連遺産」の取組み 【資産の概要】
・平成28年の世界遺産委員会での登録を目指していたが、平成28年1月のイコモスの中間報告を受け推薦を取り 下げた。その後、世界遺産価値を「禁教・潜伏期」に焦点を当てたものとし、構成資産を14から12に見直したうえで、 名称を「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」とした。長崎市内には次の3資産がある。
外海の出津集落、外海の大野集落、大浦天主堂 【平成28年度の取組み】
・世界遺産としての価値を「禁教・潜伏期」に焦点を当てたことや構成資産を従来の教会建築から「集落」に見直し たことにより、新たに必要となった集落等の調査の実施や推薦書の再作成を行った。
・外海地区において「禁教・潜伏期」の物証及び集落の特徴を把握するための調査を実施した。 ・構成資産及び関連資産を適切に保存するための調査及び整備を実施した。
●理解促進の取組み
・「産業革命遺産」及び「潜伏キリシタン関連遺産」共に、多言語パンフレットの作成、市民ボランティアガイドの研修 及び市民等との協働による構成資産の環境整備活動を実施した。
・「産業革命遺産」は、世界遺産登録1周年記念イベントとして、シンポジウムを実施した。
・「産業革命遺産」は、世界遺産インフォメーションコーナーをグラバー園内の旧スチイル記念学校から同園内の旧 三菱第2ドックハウスへ移設し、来訪者が訪れやすい環境に整えた。また、同施設にて特別展としてデジタルドキュメ ンテーション展を実施し、構成資産のPRや情報発信を行った。
・「潜伏キリシタン関連遺産」は、市民の機運醸成を図るため、市立図書館との共催で講演会を実施した。 ・「潜伏キリシタン関連遺産」は、外海地区のインフォメーション施設として外海歴史民俗資料館において、世界遺 産価値の概要、外海地区の構成資産及び「外海の石積集落景観」の展示整備を行なった。
※「
⇧
」は目標値を上回ることが望ましい指標、「⇩
」は目標値を下回ることが望ましい指標評価(成果・効果)
●「産業革命遺産」の取組み
・世界遺産委員会の勧告に対応するため、有識者等の意見や国、県の助言により高島炭鉱(高島炭坑、端島炭 坑)及び旧グラバー住宅の「修復・整備活用計画」の素案を作成することができた。
・端島炭坑は、遺構の倒壊等防止のため仮設補強を行なった。また、遺構の現況記録を行い、今後の資産の整備 やモニタリングの基礎資料を整理することができた。
・成果指標のグラバー園の入園者数は、熊本地震の影響もあり達成率が90.6%と下回ったものの、端島(軍艦島) 上陸者数は達成率が123.5%であった。
●「潜伏キリシタン関連遺産」の取組み
・世界遺産としての価値等の見直しに伴い、集落等の調査結果を踏まえ再作成された推薦書により、平成29年2月 に国からユネスコへ再推薦がなされた。
・構成資産及び関連資産の劣化状況などの現況把握と資産の適切な保全が図られた。
・成果指標の外海歴史民俗資料館の入館者数は、達成率が110.4%であったが、大浦天主堂の拝観者数は、熊本 地震の影響もあり達成率が76.3%と下回った。
●理解促進の取組み
・「産業革命遺産」及び「潜伏キリシタン関連遺産」共に、市民ボランティアガイドの研修を行ったことで、ガイドの資 質向上とガイド活動の充実を図ることができた。また、多言語パンフレットの作成や市民等との協働による活動を通 して、理解促進と周知啓発が図られた。
・「産業革命遺産」は、世界遺産登録1周年記念イベントとしてシンポジウムを開催し、約200人が参加し、周知啓発 や機運の醸成につながった。
・「産業革命遺産」の世界遺産インフォメーションコーナーをグラバー園内の旧三菱第2ドックハウスへ移設したこと により訪問者が訪れやすくなり、また、同施設で特別展を開催したことで理解促進と周知啓発が図られた。
・「潜伏キリシタン関連遺産」は、講演会や外海歴史民俗資料館での展示整備を行なったことにより、理解促進と周 知啓発が図られた。
成 果 指 標
H31 H32
グラバー園の入園者数
1,038,202人 (26年度)
⇧
目標値 1,090,000 1,110,000 1,130,000 1,140,000 指 標 名
基準値 (時期)
区 分 H28 H29 H30
達成率 90.6%
1,170,000 実績値 987,822
238,000 249,000 261,000 実績値 265,555
目標値 215,000 226,000
外海歴史民俗資料館の 入館者数
9,912人 (26年度)
⇧
目標値 10,300 10,500 11,500 端島(軍艦島)の上陸者
数
191,616人 (26年度)
⇧
達成率 123.5%
達成率 110.4%
12,100 12,700 実績値 11,376
603,200 612,000 625,300 実績値 446,957
大浦天主堂の拝観者数
555,395人 (26年度)
⇧
目標値 585,600 594,400
●「産業革命遺産」の取組み
・世界遺産委員会の8項目の勧告に対応するため、高島炭鉱(高島炭坑、端島炭坑)及び旧グラバー住宅の「修 復・整備活用計画」を策定し、勧告に対する進捗状況をユネスコへ報告する。
・劣化が著しいコンクリート構造物の具体的な保存工法について、大学等の研究機関と連携を図りながら検証を行 う。
●「潜伏キリシタン関連遺産」の取組み
・平成30年の世界遺産登録を目指し、平成29年秋頃にイコモスの現地調査が実施されるため、関係者との調整を 図り、綿密な準備を行うとともに、世界遺産登録に向けた機運の醸成や周知啓発を図る。
●理解促進の取組み
・「産業革命遺産」と「潜伏キリシタン関連遺産」共に、市民と協働して、来訪者の受入れ態勢の充実を図る。 ・「産業革命遺産」は、関係8県11市と連携して、理解促進及び認知度向上のための情報発信を行う。また、市民ボ ランティアガイドの研修を実施し、ガイドの資質向上とガイド活動の充実を図ると共に、増加する来訪者への受入れ 態勢の充実を図る。
・「潜伏キリシタン関連遺産」は、世界遺産の全体価値を示すダイジェスト展示や構成資産の展示を外海歴史民俗 資料館内にて行うとともに、歩行者ルートに手摺りを設置するなど、来訪者の受入態勢の充実を図る。
・「潜伏キリシタン関連遺産」は、関係2県6市2町と連携して、世界遺産登録に向けた広報啓発事業を展開する。
評価(問題点とその要因)
●「産業革命遺産」の取組み
・世界遺産委員会からの勧告に対して、平成29年12月までに進捗状況の報告を求められており、高島炭鉱(高島 炭坑、端島炭坑)及び旧グラバー住宅は「修復・整備活用計画」を策定する必要がある。
・端島炭坑は、劣化が著しいコンクリート構造物の具体的な保存工法が決まっていない。 ●「潜伏キリシタン関連遺産」の取組み
・平成29年秋頃にイコモスの現地調査が実施されるため、価値の見直し等に的確に対応し、調査官へ説明する必 要がある。
・構成資産等の経年劣化や破損が調査により把握できたため、今後は、その保存や修理方針等を検討する必要が ある。
●理解促進の取組み
・「産業革命遺産」と「潜伏キリシタン関連遺産」共に、市民の高い認知度を保っていく必要がある。
・「産業革命遺産」と「潜伏キリシタン関連遺産」共に、増加する来訪者への受入れ態勢を充実するため、施設等の 整備や市民ボランティアガイドの継続が必要である。
個別施策進行管理事業シート
【個別施策コード:A1-4】№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度
1
(事業名)
「明治日本の産業革命遺産」推進費
【世界遺産推進室】
(事業目的)
世界遺産は、未来の世代に引き継いでいくべ き人類共通の財産であるため、構成資産を適
切に保存し、世界遺産価値の理解促進を図 る。
(事業概要)
構成資産である高島炭鉱(高島炭坑・端島炭 坑)の保存管理を万全なものとするための計画 策定や、関係自治体と連携して周知啓発等を
行い、世界遺産価値の理解促進を進める。
実施年度 継続
成果指標 グラバー園の入園者数
目標値 1,060,000 人 1,090,000 人
実績値 1,221,243 人 987,822 人
達成率 115.2 % 90.6 %
決算(見込)額 69,453,951 円 72,505,721 円
成果指標及 び目標値の
説明
・グラバー園の入園者数(平成27年7月から市内構成資産を中心とし たインフォメーション機能をグラバー園内に置いているため)。
・入園者が増加することで、構成資産が多くの人に知られていると考 えられるため。
・各年度末の実績により把握する。
・世界遺産登録の効果等の要素を踏まえて設定された観光客数の伸
び率(平成32年までの観光客数の目標から算出)をもとに目標値を設 定する。
取組実績
、成果・課題 等
(取組実績)
・ユネスコ世界遺産委員会パブ リックビューイング及び登録記念セ
レモニーグラバー園内の長崎伝統 芸能館にて実施。
・グラバー園内スチール記念学
校に世界遺産インフォメーション コーナーを設置した。
(成果・課題等)
・平成27年7月に世界文化遺産 に登録された。
・世界遺産インフォメーションコー
ナーの設置により、来訪者への周 知啓発が図られた。
・前年に比べ約18%入園者数が
増加した。
(取組実績)
・世界遺産インフォメーションコー ナーをグラバー園内の旧スチイル
記念学校から同園内の旧三菱第2 ドックハウスへ移設した。
・世界遺産インフォメーションコー
ナーにて、特別展としてデジタルド キュメンテーション展を開催した。
(成果・課題等)
・世界遺産インフォメーションコー ナーの移設により、訪問者が訪れ やすくなり、また、同施設にて特別
個別施策進行管理事業シート
【個別施策コード:A1-4】№ 事業名・担当課・事業目的・概要 区分 平成27年度 平成28年度
成果指標 外海歴史民俗資料館の入館者数
目標値 10,100
実績値 12,636 人 11,376 人
成果指標及 び目標値の
説明
・外海歴史民俗資料館の入館者数(平成28年に「長崎と天草地方の 潜伏キリシタン関連遺産」の展示物を追加したため)
・入館者が増加することで、構成資産が多くの人に知られていると考 えられるため。
・各年度末の実績により把握する。
・平成27年度から平成29年度までは毎年度2%増を、世界遺産登録
が見込まれる平成30年度は10%増、平成31年度以降は毎年度5%増 を目標とする。
取組実績
、成果・課題 等 2
(事業名)
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」 登録推進費
【世界遺産推進室】
(事業目的)
歴史的文化的遺産を活用したまちづくりに資
するとともに、交流人口の拡大による地域の活 性化を図る。
(事業概要)
登録を見据え、構成資産及び関連資産を適 切に保存するための調査や整備を行うととも に、来訪者受入態勢の充実、周知啓発等の実
施により機運の醸成を図る。
実施年度 継続
人 10,300 人
達成率 125.1 % 110.4 %
(取組実績)
・平成28年登録に向けて、イコモ スの現地調査の対応を行った。
・世界遺産価値の概要や外海地 区の構成資産などの展示を外海民 俗資料に整備するため、実施設計 を行った。
(成果・課題等)
・平成28年登録に向けて、イコモ
ス現地調査が実施されたが、平成 28年2月に登録推薦を一旦取り下 げることになり、推薦書の見直し作 業が必要となった。
(取組実績)
平成28年9月に遺産の名称が 「長崎の教会群とキリスト教関連遺 産」から「長崎と天草地方の潜伏キ
リシタン関連遺産」へ変更され、推 薦書の再作成を行なった。 ・世界遺産価値の概要や外海地
区の構成資産などを展示をするた め、外海歴史民俗資料館において 展示整備をおこなった。
(成果・課題等)
・平成29年2月には国からユネス コへ推薦書が提出された。平成29
年秋頃にイコモス現地調査の対応 を行い、平成30年度の登録を目指 す。
・外海歴史民俗資料館において 展示整備を行なったことにより、理 解促進と周知啓発が図られた。