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外 市 場 へ の 進 出 等,我 が 国 の 建 設 産 業 に は 国

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Academic year: 2022

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(1)建 設 マ ネ ジ メ ン ト研 究論 文集Vo1.152008. 我 が 国 の建 設 産 業 の 国際 競 争 力 向上 の 具 体 策 に関す る研 究 高知 工科大 学. 五 艘 隆 志*1 草 柳 俊 二*2 角 崎 由 貴 子*3 吉 永 光 太 朗*4. By Takashi GOSO, Shunji KUSAYANAGI, Yukiko KAKUZAKI and Kotaro YOSHINAGA 我 が 国 の 建 設 産 業 は,国 際 的 な 市 場 開 放,国 内 建 設 投 資 額 の減 少,指 名 競 争 入 札 か ら 一 般競争 入札 へ の変換 ,談 合 決 別 宣 言 等 に よ り,「 協 調 の原 理 」 か ら 「 競争 の原 理」 へ と変 化 して い る.国 内 市=場の 国 際 化 や,海. 外 市 場 へ の 進 出 等,我 が 国 の 建 設 産 業 に は 国. 際 競 争 力 を確 保 す る こ とが 求 め られ て い る.本 研 究 で は米 国 に お け るプ ロジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の 実 態 を把 握 し,我 が 国 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 レベ ル の 実 態 調 査 を実 施 し,こ れ ら の調 査 結 果 に基 づ き,プ. ロジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の 観 点 か ら我. が 国 の 建 設 企 業 の 国 際 競 争 力 を検 証 し,今 後 の 方 策 を 見 出 す こ と を試 み た.. 【キ ー ワ ー ド】:国. 1.は. 際 競 争 力,プ. ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト,契. じめ に. ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の 開発 を 要 求 され る が, "相互 信 頼"の 原 理 で 動 い て き た 我 が 国 の 建 設 産 業. のWTO政 府 調 達 協. 定 発 効 以 降,海 外 企 業 に 対 し て 解 放 され て お り, ""国内 建 設 市 場 の 国 際 化"1)が 求 め られ て い る 、 同時. は,こ. つ た 市 場 変 化 を 背 景 に,海. 力","メ. な競 争 力 を確 保 す るた め に は,契 約 管 理 に 基 づ くプ. 外 展 開 を 図 る企 業群 も存. 土 交 通 省 は"技. ン テ ナ ン ス 力","資. 術 力","工 金 力","経. うい っ た 技 術 は 要 求 され て こな か っ た3).し か. しな が ら,今 後 の 国 内 外 の 建 設 市 場 に お い て 国 際 的. 内 建 設 投 資 の減 少 と海 外 建 設 投 資 の 拡 大 とい. 在 し て い る.国. 計 変 更 、 ク レー ム. 基 盤 とす る世 界 市 場 で は契 約 管 理 か ら生 ま れ る プ ロ. 我 が 国 の 建 設 市 場 は,1996年1月. に,国. 約 管 理,設. ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 を 具 備 す る必 要 が 生 じ. 程管理. て い る と考 え られ る.. 験豊. 本 研 究 は,プ. ロジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の観 点. か な 人 材"を 我 が 国 の 建 設 産 業 の"底 力"と 捉 え, "底 力"を 有 し ,業 績 拡 大,国 際 貢 献 等 の た め,そ. か ら我 が 国 の 建 設 産 業 の 国 際 競 争 力 を検 証 し,そ の. の 力 を 海 外 で 発 揮 し よ う とす る"頑. 向 上 の た め の 具 体 策 を 見 出 す こ とを 日的 とす る.国. 張 る 建 設 企 業". を最 大 限 に 支 援 す る とい う方 策 を 打 ち 出 して い る2).. 際 建 設 市 場 に お け るプ ロジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の 実 態 を把 握 す る た め に 著 者 の2名(角. こ れ に 対 し,日 本 の 建 設 産 業 は 国 内 市 場,海 外 市 場 の 両 方 で 適 切 な 準 備 が な され て い な い とい う指 摘. 崎,吉. 永)は. 米 国 の コ ン サ ル タ ン ト企 業 に て 約6週 間 プ ロ ジ ェ ク ト マ ネ ジ メ ン ト技 術 の 実 務 に携 わ っ た.ま た,本 研 究. も な され て い る3).国 内 市 場 の 国 際 化 お よび 海 外 市 場 へ の 展 開 は,我 が 国 の 建 設 産 業 従 事 者 に対 して,そ. で は,上 述 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 に 関す. の 行 動 原 理 を"相 互 信 頼"か. る知 見 を基 盤 と し,我 が 国 の 建 設 産 業 の プ ロ ジ ェ ク. ら"相 互 不 信 頼"へ 転. 換 させ る こ と を迫 る も の で あ る."相. *1社 *2工. トマ ネ ジ メ ン ト技 術 レベ ル を 現 地 調 査 お よ び ア ン ケ. 互 不信 頼"を. *3,4工. 会 マ ネ ジ メ ン ト研 究 所0887‑57‑2770助 教 学 部 社 会 シ ス テ ム 工 学 科 教 授 博 士(工 学) 学 部社会 システ ム工学科. ―249―. 博 士(工. 学).

(2) ー ト調 査 か ら検 証 した .本 研 究 は これ らの 調 査 ・ 分析 に 基 づ き,我 が 国 の 建 設 産 業 が 国 際 競 争 力 を具 備 す る た め の 方 策 を見 出 す もの で あ る.. 2.国. 内 外 に お ける 建設 市 場 の 動 向. (1)国 内 に お け る建 設 投 資 の 減 少 図‑1.は. 我 が 国 の 国 内 建 設 投 資 とGDPの 変 動 を 示. す も の で あ る.国 内 総 生 産(GDP)は 増 加 傾 向 を維 持 し て い る が,建 設 投 資 は減 少 基 調 に あ る.バ ブ ル 経 済 が 崩 壊 し た1990年 代 初 頭 以 降 少 し,2008年. 建 設 投 資 は 急 激 に減 図‑1.我. は50兆 円 を 割 る 見 込 み とな って い る.. が 国 の 建 設 投 資 とGDPの. 変動. 特 に公 共 事 業 は政 府 の財 政 難 を背 景 と した 事 業 費 削 減 を求 め られ て お り,1990年. 代後 半以 降の建設 投資. 全 体 の減 少 の 主 な原 因 とな っ て い る. 我 が 国 の建 設 産 業 は,国 内 建 設 投 資 額 の減 少 と共 に,指 名 競 争 入 札 か ら一 般 競 争 入 札 へ の 転 換,談 合 との 決 別 宣 言 等 に よ り,"協 の 原 理"へ. 調 の原 理"か. ら"競 争. と産 業 環 境 が 大 き く変 化 した.こ. うい っ. た 背 景 を受 け て,受 注 競 争 が 激 化 して い る.こ れ に 対 し,最 低 価 格 自動 落 札 方 式 を原 則 と した 国 内 の入 札 制 度 を見 値 す 必 要 が あ る とい う議 論 も な され て お り4),我 が 国 の建 設 産 業 の現 状 は真 に技 術 力 を 争 う構. 図‑2.我. が国 の建設 企業 の海外 工事 受注 高. 造 に は な っ て い な い こ とが 問 題 視 され て い る. 本 来,技 術 力 とは 純 施 工 技 術 だ け で は な く,コ ス ト管 理,ス. す も の で あ る.2007年. 現 在,我. 50社 が 国 際 建 設 市 場 で 事 業 展 開 を 行 っ て い る.. ケ ジ ュ ー ル 管 理,契 約 管 理 能 力 や 説 明 能. 力 も含 む も の で あ る.建 設 市 場 で は こ うい っ た 総 合. 草柳 は我 が 国 の建 設 企 業 の 国際 市 場 へ の展 開 につ い て,"日. 的 な技 術 力 に よ っ て 競 争 が 行 わ れ て い る. 我 が 国 で は,現 在 は 品 確 法 の 施 行 や 総 合 評 価 方 式. 本 建 設 企 業 の 海 外 事 業 は こ れ ま で も,国. 内 建 設 事 業 量 の 減 少 を 補 う形 で 行 わ れ て き た.こ. の 導 入 な どに よ り技 術 競 争 の 基 盤 が 整 え られ つ つ あ. た め,国. る.こ. り返 して き た.海 外 事 業 は.80年. うい っ た 産 業 環 境 の 変 化 に 適 応 す る た め に は,. 論 理 性,透. 市 場 は 国 際 化 が進 行 して い る.1986年5月. の米 国 に よ. 量 は1.17兆. る 関 西 国 際 空 港 プ ロ ジ ェ ク トへ の 国 際 入 札 要 求 を契. 2007年. 機 と し,1996年1月. 述 べ,2007年. のWTO政 府 調 達 協 定 発 効 に よ り,. 今 後,継. これ ま で"相 互 信 頼 の 基 盤"で 動 い て き た 国 内 の建. 力 の 具 備"に. 内 事 業 量 の2%に. も満 た. 度 の海 外受 注事 業. 度 は 過 去 最 高 の1.65兆. 円,. に は1.68兆. 円 の 受 注 額 と な っ て い る が,. 続 拡 大 を続 け て 行 け る か は 正 に"国 際 競 争 か か っ て い る.. 「 我 が 国 建 設 業 の 海 外 展 開 戦 略 研 究 会 」 は,我 が. 持 ち 込 まれ る こ と. に な る と考 え な けれ ば な ら ない.国. 円,2006年. 代 初 頭 よ り30年 近. 度 も 同 等 の 受 注 額 が 期 待 され て い る."5)と. 日本 の 建 設 市 場 の 国 際 化 は 一 段 と進 む 事 に な っ た.. 設 市 場 に"相 互 不 信 頼 の基 盤"が. 円程 度,国. な い も の で あ っ た.だ が,‑005年. ら に,我 が 国 の 国 内 建 設. の. 内 市 場 の 回 復 と共 に縮 小 す る パ タ ー ン を繰. く,年 間9,000億. 明 性 の 高 い プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技. 術 が 必 要 とな っ て く る.さ. が 国 の建設 企 業の約. 国 の 建 設 産 業 は潜 在 的 に 競 争 優 位 性 を有 して い る が,. 際 競 争 力 とは こ. の 変 化 に対 応 す る力 で あ る とい っ て よい.. 閉 鎖 的 な 発 展 途 上 国 の 建 設 市 場,国 内 市 場 を 中 心 に. (2)国 際 建 設 市 場 に お け る事 業 展 開. した 我 が 国 建 設 業 の 長 年 の 取 組 ス タ ン ス 等,内 外 の. 図‑2.は. 我 が 国 の 建 設 企 業 の 海 外 工 事 受 注 高 を示. ―250―. 要 因 に よ り競 争 優 位 性 が 十 分 に発 揮 され て い な い の.

(3) が 現 状 で あ る と し,こ の 原 因 の一 つ は我 が 国建 設 業. ・角 崎 と 吉 永 は コ ン ト ラ ク タ ー 側 か ら 依 頼 を 受 け. の行動 様式 が 国内市場 を 「 主 」,海 外 市 場 を 「 従」. た コ ン サ ル タ ン トで 分 析 グ ル ー プ の ス タ ッ フ と. と捉 えて き た こ と で あ る と指 摘 して い る6). 一 部 の建 設 企 業 は ,近 年 の 国 内 公 共 建 設 投 資 の 減. し て 作 業 に 従 事 し た. (1)コ ン ピュ ー タソフ トウ ェア を 用 い た ス ケ ジ ュ ー ル 分 析. 少 傾 向 と,海 外 建 設 投 資 の 拡 大 基 調 とい っ た 市 場 変. 上 述 の 契 約 紛 争 問 題 の 分 析 は,Primavera. Systems. 化2)に対 して,海 外 市 場 重 視 を 打 ち 出 し,そ の具 体 策. 社 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト用 の ソ フ ト ウ ェ ア で. と して 国 内 部 門 の職 員 の 一 部 を 海 外 へ 振 り向 け る と. あ るPrimavera. い っ た動 き を 見 せ て い る 。 しか しな が ら,こ れ ま で. れ た.こ. 国 内 市 場 を支 配 して い た"相 互 信 頼"の 原 理 の も と. 理 論 に 基 づ き,様. で 業 務 を行 っ て き た 国 内 部 門 の 土 職員 が 海 外 市 場 の "相 互 不 信 頼"の 原 理 の も とで 業 務 を遂 行 す るた め. 業 効 率 の 変 化 を 表 示 す る 機 能 を 持 っ て い る.ま. た,. プ ロ ジ ェ ク トの 遂 行 に 必 要 な 作 業 を 細 分 化(例. えば. に は,相 応 の 再 教 育 と意 識 改 革 が 必 要 に な る と考 え. 80時. られ る.特 に,国. と し て 表 し たWBS(Work. 内 で は あ ま り要 求 され て こな か っ. Project Planner(通. 称:P3)を. の ソ フ ト ウ ェ ア はCPM(Critical. 用い て行 わ Path. Method). 々 な形 式 で作 業 の 期 間的 変 化や 作. 間 以 下 の 作 業 単 位 に 分 解)し,こ. れ を階 層構造. Breakdown. Structure)を. シ. た プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の修 得 は 重 要 な課. ス テ マ テ ィ ッ ク に 構 築 す る 機 能 も 兼 ね 備 え て い る.. 題 の 一 つ で あ る と考 え られ る.. 当 該 プ ロ ジ ェ ク トで は,発. 注 者 と コ ン トラ ク タ ー の. 双 方 が 日 々 の 工 事 進 捗 デ ー タ(Daily. 3.米. 国 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トの 実 態. し,そ. 著 者 の 角 崎 と吉 永 が 米 国 に て 携 わ っ た 実 務 は 、 ク レ ー ム(Claim)に 関 す る もの で あ る .な お,草 柳 は 国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トに 於 け る ク レー ム は,一 般 に 以 下 の4種. 類 に 分 け用 い られ,そ. の 使 用 頻 度 も ほ とん. ど例 外 な く(1)か らの 順 に 少 な くな る と述 べ て い る7).. に,設. 計 変 更 が発. 生 した 場 合 に も論 理 的 か つ 透 明 性 の あ る ス ケ ジ ュ ー ル 変 化 分 析 と調 整 が 行 え る シ ス テ ム が 確 立 され て い た.こ. うい っ た シ ス テ ム を 基 盤 と して 第 三 者 で あ る. コ ン サ ル タ ン ト に デ ー タ 分 析 を 依 頼 し,紛. (2)ス ケ ジ ュ‑ル. (3)条 件 及 び 状 況 の 変 化 に 対 す る請 求. 争 の解決. の点 は我 が 国 の実 態 とは大 き く. 分析 の手法. 米 国 の プ ロ ジ ェ ク トに お い て 行 わ れ て い た 分 析 は. (4)契 約 違 反 に よ る 損 割 請 求 ま た,草 柳 は 国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トの 契 約 管 理 に. Window. Analysis,お. Analysis)と. 於 け る ク レー ム の 定 義 は 上 記(1),(2),(3)で あ り,そ の基 本 は正 に 「 正 当 な 権 利 に 基 づ く物 事 の 請 求 」 で. 角 崎 と吉 永 が 従 事 した 業 務 は,米 国 内 の 鉄 道 建 設 プ ロ ジ ェ ク トで 発 生 した ク レー ム に 関 す る ス ケ ジ ュ ー ル 分 析 と資 料 作 成 作 業 で あ る.当 該 プ ロ ジ ェ ク トに. 後 に発 注 者 が 構 造 物 本 体 の 設 計 変 更. Impacted. 呼 ば れ る ス ケ ジ ュ ー ル 分 析 で あ っ た.そ. Analysis. ス ケ ジ ュ ー ル をwindow(一 切 り,作. 定 の 作 業 範 囲)に. 業 状 況 変 化 を 分 析 す る 手 法.Total. (合 計 の 余 裕 時 間)を Near. お い て 発 生 した ク ルー ム の概 要 を 下 記 に 示 す.. よ びTIA(Time. れ ぞ れ の 概 要 は 下 記 の とお りで あ る. a) Window. あ る7)と も述 べ て い る.. Critical Pathに. 区. Flow. 基 に 求 め ら れ たCritical Path, 設 計 変 更 等 で影 響 を及 ぼ した. 時 間 を 算 出 し 各windowに. 変 化 を与 えた 日数 を算. 出 す る も の.. を 行 っ た. ・発 注 者 は こ の 変 更 に 伴 う工 期 延 長 期 間 と追 加 費 用 額 を コ ン トラ ク ター に提 示 した. ・コ ン トラ ク タ ー は 発 注 者 側 が 提 示 し た 工 期 延 長. b)TIA(Time. Impacted. Analysis). WBSに. よ っ て プ ロ ジ ェ ク トを 作 業 単 位 ま で 細 分. 化 し,各. 作 業 の 文 書 に よ る 記 録 か ら遅 れ た 時 間 を. 分 析 す る 手 法.. 期 間 と追 加 費 用 額 を 不 服 と した. ・発 注 者 と コ ン トラ ク タ ー の 双 方 が,そ. ェ ク トの 遂 行 を 管 理 し て い た.故. 異 な る 点 で あ っ た.. (2)追 加 及 び 変 更 工事 に対 す る請 求. ・着 工 約1年. 共有. れ ぞ れ が こ の ソ フ トウ ェ ア を活 用 して プ ロ ジ. が 図 ら れ て い た.こ. (1)工 事 出 来 高 の 請 求. report)を. れ ぞれ. 当 該 プ ロ ジ ェ ク トの ス ケ ジ ュ ー ル 表 は 発 注 者 と コ ン トラ ク タ ー の 間 で 合 意 さ れ,契. 別 々 の 建 設 コ ン サ ル タ ン トに分 析 を依 頼 した.. ―251―. 約 的 な拘 束 力 を持 っ.

(4) て い る.こ れ は,ク. レー ム 分 析 の 基 準 が 設 定 され て. い る こ と を 意 味 し,こ. うい っ た 分 析 が 生 か され て く. る こ と に な る.こ れ ら の 分 析 を 行 う為 に は,施. 工方. ・工 事 中 止 命 令 は 出 され な い た め ,コ ン トラ ク タ ー は 現 場 か ら引 き 上 げ が 出 来 ず ,ず るず る と現 地 に駐 在 す る事 に な り経 費 が 累 積 した.. 法・ 作 業 ス ケ ジ ュー ル を 発 注 者 と コ ン トラ ク ター が 共. 本事 例 の現場説 明書 に は 「 不 測 の 事 態 に よ り用 地 取. 有 し,日 数 単 位 か つ 作 業 順 序 が 決 定 付 け られ た ス ケ. 得 等 が 遅 延 す る状 況 が 生 じた 場 合 は別 途 協 議 す る」と. ジ ュー ル 表 や 図 面,証. 記 載 され て い た もの の,実 際 に は 工期 延 伸 と追 加 費. 拠 と な る伝 達 記 録 等 をす べ て. 保 管 して お く必 要 が あ る.. 用 の 協 議 が 進 め られ な か っ た.そ の原 因 の 一 つ は,. (3)文 書 に よる意 思 疎 通. 下 記 に示 す よ うな協 議 基 盤 の 不 明 瞭 さで あ る と考 え. 上 述 の ス ケ ジ ュ ー ル 分 析 を行 う為 に は 現 場 で の 作 業 指 示 を ど の よ う に行 っ た か を 文 書 で 残 して お く必 要 が あ る.文 書 に よ る意 思 疎 通 は,RFI(Request. for. られ る. ・入 札 時 に お い て 工 事 費 内 訳 書,施. ケ ジ ュ ー ル 表 は 提 出 され て い な い.こ. Information: 不 確 定 な 事 項 に 関 す る 情 報 提 供 の 要 請). 類 は 契 約 後,実. やFC(Fie‑dClarification:金. る シ ス テ ム で あ る.. 囲 で,設. 銭 的 に影 響 を 与 え な い 範. 計 図 面 に 変 化 を 与 え る 作 業 指 示)等,作. 業. 工 計 画 書 ,ス れ らの書. 質 的 に は 工 事 着 工 後 に 提 出 され. ・ス ケ ジ ュ ー ル 表 の 精 度 が 低 い .コ. ン トラ ク タ ー. 現 場 で の 状 況 に応 じて 様 々 な 種 類 が 存 在 す る.こ れ. か ら提 出 され た ス ケ ジ ュ ー ル 表 は バ ー チ ャ ー ト. らの 書 類 は 発 注 者,コ. で 各 項 目 の 工 事 期 間 の み を 記 した も の で,作. ン トラ ク タ ー,公. 的機 関等 の. 業. 間 で意 思 疎 通 に よる問題 が あ った場 合 の証拠 と して. 状 況 の 変 化 の 影 響 を分 析 で き る よ うな レベ ル の. 保 管 され て い た.. も の で は な か っ た.. 全 て の 書 類 に は,指 示 の 内 容 や 作 成 日時,指. 示を. ・発 注 者 と コ ン トラ ク タ ー 間 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ. 行 う者 と指 示 を 受 け る者 の 代 表 者 の 署 名 が 添 え られ. ン は 書 面 で は な く 口頭 に よ る も の だ っ た た め,. て い た.こ. 事 実 を 証 明 す る記 録 が 残 され て い な い.発. の よ う に,書 類 自体 が 両 者 合 意 の 証 で あ. 注者. り,第 三 者 が 分 析 す る 際 に も,公 正 か つ 正 確 な 結 果. 側 は コ ン トラ ク タ ー 側 に 正 式 な 書 面 と し て 発 す. を 見 出す こ とが 可 能 とな る こ とが 分 か っ た.. る 事 は な く,担. 当者 同 士 の打 ち合 わせ に て通 知. す る状 況 で あ った. 4.我. が 国 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 レベ ル の検 証. 果 的 に 工 期 延 伸 は認 め られ た が,工. 米 国 で の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の 実 態 調 査. 件 で は結. 期延 伸 理 由は建. 設 用 地 取 得 に よ る も の で は な く,設 計 変 更 に よ る "追 加 工 事"の 発 生 と い う理 由 に 組 み 込 ま れ 処 理 さ. 本 国 内 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トの. 実 態 調 査 を,施. 工 中 の プ ロ ジ ェ ク ト現 場 に て 行 っ た.. 当該 工 事 は 現 在 も契 約 紛 争 が 進 行 中 の た め詳 細 を 述 べ る こ とは 控 え るが ,下 記 の 問 題 が 発 生 して い た.. 発 注 者 の 責任 で 建設 用 地 を取 得. コ ン トラ ク タ ー は 物 価 上 昇 に よ っ て 発 生 した 追 加. ン トラ ク ター の 調 査 に よ る市 場 単. 価 と,物 価 上 昇 対 象 と判 断 した各 材 料 の 数 量,寸 法 ・ 形 状 等 が 記 載 され て い た.一 方,発 注 者 が 行 っ た査. す る事 に な っ て い た. ・契 約 調 印 後,コ. b)物 価 上 昇 に よ る 追加 費 用 請 求. 請 求 資 料 に は,コ. 用 地 取 得 遅 延 の 概 要 は 下 記 の とお りで あ る. ・工 事 開 始 前 に. れ て い た.. 費 用 請 求 を 行 っ た.発 注 者 に提 出 した 請 負 代 金 増 額. a)建 設 用 地 の 取得 遅 延 に よ って 発 生 した 問 題. ン トラ ク タ ー は 作 業 準 備 を 完 了. 定 は,自 身 が 持 つ 基 準 に 従 っ た 単価 と物 価 上 昇 対 象 数 量 に 基 づ い て行 わ れ,提 示 金 額 は コ ン トラ ク ター. し,着 工 指 示 を待 っ て い た. ・発 注 者 と住 民 と の 折 衝 が 難航 し,建 設 用 地 の 取. 側 の 請 求 額 の ほ ぼ 半 額 で あ っ た.契 約 で 定 め られ た 交 渉 期 限 の 終 了 に 伴 い,コ. 得 が2年 近 く遅 れ た. ・こ の 間,発. 用 地 所 得 遅 れ に よ る 時 間 と コ ス トへ. の 影 響 を 定 量 的 に 算 出 して い な か っ た.本. (1)実 プ ロジ ェク トでの 実 態 調 査. に 次 い で,日. 両者 と もに. 注 者 か ら工 事 中 止 命 令 は 一 度 も 出 さ. ン トラ ク タ ー は 発 注 者 の. 提 示 金 額 に従 わ ざ る を得 ぬ こ と とな っ た. 問 題 は 協 議 基 盤 の 不 明 瞭 さで あ る.な ぜ 協 議 基 盤. れ な か っ た.. ―252―.

(5) が 定 ま らな い の か.基 本 的 問 題 は 契 約 金 額 の 内 訳 書 の 契 約 的 な位 置 づ け で あ る.公 共 工 事 標 準 請 負 契 約 約 款 で は 工 事 費 内 訳 書 に 契 約 的 束 縛 は な い と して い る.つ ま り,契 約 的 に 工 事 単 価 の 協 議 基 盤 が 定 ま っ て い な い と言 うこ と に な る. こ うい っ た形 で の 問 題 解 決 は,3章. で 述 べ た よ うな. 米 国 の 緻 密 な ス ケ ジ ュー ル 分 析 に 基 づ く 問題 解 決 と は 明 らか に 異 な る.ま た仮 に発 注 者 と コ ン トラ ク タ ー が 双 方 納 得 した と して も ,納 税 者 の 立 場 か ら見 る と不 透 明 感 が 残 る場 合 も想 定 され る.こ の よ うな 実 態 か ら判 断 す る と,我 が 国 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トに は 論 理 性,透. 明性 が 備 わ っ て い る と は 云 い 難. い とい うこ と に な る. (2)ア ンケ ー トに よる実 態 調 査 我 が 国 の公 共 工 事 にお け る工事 管 理 の 実態 を把握 す る こ と を 目的 と して,下. 記 の 要 領 で ア ン ケ ー トを. 実 施 した. 対 象:我 が 国 の 公 的 発 注機 関,建 設 企 業 等 の 職 員 調 査 時期:2007年11月 回 収 人 数:公. 〜2008年1月. 共 発 注 機 関31名 建 設 企 業97名. 主 な 質 問 項 目:契 約 変 更 ・追 加 工 事 の 処 理,プ. 図‑3‑契. 他2名. 約 変 更 ・追 加 工 事 の 発 生 に 対 す る認 識. ロジ. ェ ク トマ ネ ジ メ ン トの 知 識 と活 用 度 等 (なお,建 設 企 業 の 回 答 者 の うち13名 は 国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トの 経 験 を 持 っ て お り,国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トにお け る 実 態 も併 せ て 質 問 した) a)契 約 変 更 ・追 加 工 事 の 処 理 (1)契約 変 更 ・追 加 工 事 の発 生 に 対 す る認 識 図‑3.は. 契 約 変 更 ・追 加 工 事 の発 生 に対 す る認 識. に つ い て の 回 答 結 果 を示 す も の で あ る.80%以. 上の. プ ロ ジ ェ ク トに お い て 契 約 変 更 ・ 追 加 工 事 が発 生 して い た と回 答 した の は,建 設 企 業 職 員 の87% ,発 注 機 関 職 員 の71%で. あ っ た.ま た,あ. る市 町 村 レベ ル の. 自治 体 の 公 開 デ ー タ8)によれ ば,当 該 年 度 に 契 約 した 案 件83件 の うち,72件 い た.こ. にお い て 契 約 変 更 が 発 生 して. うい っ た デ ー タ と合 わ せ て ア ン ケ ー ト結 果. を 判 断 す る と,大 半 の 工 事 で 契 約 条 件 変 更 ・追 加 工 事 が 発 生 して い る こ とが わ か る. (2)追 加 費 用 請 求 の 実 施 に 対 す る認 識 図‑4は. 追 加 費 用 請 求 の 実 施 に 対 す る認 識 に つ. い て の 回 答 結 果 を示 す もの で あ る .80%以. 上の プ ロ. ジ ェ ク トに お い て 追 加 費 用 を請 求 した と回 答 した 建 設 企 業 職 員 は64%,追. 図‑4追. 加 費 用 請 求 を受 け た と回 答 し. 一253―. 加費用請求の実施 に対する認識.

(6) 図‑5.工. 図‑6.追 加 費用 の決定方法. 期延伸 ・ 追 加 費 用 請 求 図書 の 作成 者. (建設 企 業,発 注機 関 計128名 のうち無 回答37名 を除く). 図‑7.追 加 費用決 定結果 に対する納得度 た発 注 機 関 職 員 は33%で. あ り,30ポ. イ ン ト以 上 の 差. 図‑8.CPMの お い て̀"作 成 せ ず"と. 知 識 ・使 用 経 験 の 有 無 い う回 答 が15%か. ら24%あ. る. が 生 じて い る.こ の 状 況 をみ る と,コ ン トラ ク ター. こ とは,透 明 性 とい っ た 観 点 か らす る と大 い に 問題. 側 の 追 加 費 用 請 求 を発 注 者 側 が認 め な い とい っ た 状. 視 しな けれ ば な らい な い こ と に な る.な お,国 際 建. 況 が 発 生 して い る と も考 え られ る.. 設 プ ロ ジ ェ ク トに お け る実 態 を,本 ア ン ケー ト回 答. (3)工期 延 伸 ・ 追加 費用 請求 図書 の作成. 者 に お け る 国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トの 経 験 者13名 に確. 工 期 延 伸 と追加 費 用 請 求 図書 を誰 が 作 成 した か に つ き,確 認 を行 っ た.回 答 結 果 を 図‑5.に. 示 す.設. 認 した と こ ろ,「 契 約 的 請 求 根 拠 の 実 証 」 は も ち ろ ん の こ と,「 概 要 説 明 」,「 事 実 証 明 に 関 す る 記. 計 変 更 の 枠 組 み は 発 注 者 主 導 で成 され て い る こ とが. 述 」,「 請 求 コ ス トと時 間 に 関 す る 定 量 的 実 証 」 に. 伺 え るが,「 概 要 説 明 」,「 事 実 証 明 に 関す る記. お い て"作 成 せ ず"と. 述」 と 「 請 求 コ ス トと時 間 に 関す る定 量 的 実 証 」 に. 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トにお け る 工 期 延 伸 と追加 費 用 請. ―254―. い う回 答 は皆 無 で あ っ た.国.

(7) 求 図 書 の 作 成 に お い て,コ. ン トラ ク タ ー に よ っ て行. わ れ て い る と回 答 され た もの は 「 概 要 説 明 書 」77%, 「 事 実 証 明 に 関 す る 記 述 」69%,「 84%,「. 契約 的請 求根拠 」. 請 求 コ ス トと時 間 の 定 量 的 実 証 」92%で あ り,. 国 際 建 設 プ ロジ ェ ク トに お け る ク ルー ム の 枠 組 み は コ ン トラ ク タ ー が 決 定 して い る こ とが 伺 え た. (4)追加 費 用 の 決 定 と納 得 度 図‑6.は. 図‑9.ス. リランカ にお け るCPMの. 活用状況. 追 加 費 用 の決 定 方 法 につ い て の 回 答 結 果 を. 示 す もの で あ る.建 設 企 業 職 員 の 多 く は,「 発 注 者 側 の案 に従 わ され た 」 とい う認 識 を 持 っ て い る こ と が 伺 え る. 追 加 費 用 決 定 結 果 に 対 す る納 得 度 に つ い て の 回 答 結 果 を 図‑7.に. 示 す.80%以. 上 の プ ロ ジ ェ ク トで納. 得 した と答 え た の は建 設 企 業 職 員 の18%,発 職 員 の71%と. 注機 関. 大 き な認 識 の 差 が み られ る.建 設 企 業. 職 員 は,発 注 者 側 に 追 加 費 用 等 を ほ ぼ 決 定 され て い る と い う認 識 を も っ て い るた め に納 得 度 が 低 い 結 果 に な っ た と考 え られ る.な お,建 設 企 業 職 員 は今 後 の 設 計 変 更 に 対 して は さ ら に厳 しい 見 通 し を持 っ て い る こ と も伺 え る. b)プ. ロジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トの 知 識 お よ び 活 用 度. プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トは プ ロ ジ ェ ク トの 遂 行 に 必 要 な各 タ ス ク の 階 層 構 造(WBS),各. タス クの相 互. 関 係,各. ・ 材料 ・ 機械な. タ ス ク に 必 要 な リ ソ ー ス(人. どの 資 源),リ. ソー ス 配 分 の 制 約 条 件 な ど,複 雑 な. 構 造 を 持 っ て い る.こ. れ らを体 系化 したマ ネ ジ メ ン. トス トラ ク チ ャ ー を 組 立 て,論. 理 的 な 分 析 を行 うに. は 多 く の 労 力 と 時 間 が 必 要 と な る.プ ネ ジ メ ン トソ フ トの 導 入 に よ り,プ. ロ ジ ェ ク トマ. ロ ジ ェ ク トマ ネ. ジ メ ン トの 全 体 構 造 の 把 握 が 可 能 に な り,以 下 の 効 用 を 得 る こ とが で き る.. な お,本 研 究 で は 国 内 に お け るCPM活 用 状 況 との 比 較 対 象 と して,ODA等. の資 金 で 多 くの 国 際 建 設 プ ロ. ジ ェ ク トが 実 施 され て い る ス リラ ン カ に て も下 記 の ア ン ケ ー トを 実 施 した.. 回 収 人 数:発 注 機 関21名(内 民 間1)大. ・実 証 デ ー タ の 分 析 が論 理 的 か つ 迅 速 に で き る.. コ ン サ ル タ ン ト1名 建 設 企 業8名. プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トソ フ トの 導. ンサ ル. 学1名 メー カ ー6名. 質 問 項 日:CPMの 活 用 状 況. 入 は論 理 的 か つ 迅 速 な プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トの. ス リ ラ ン カ に お け るCPMの 活 用 状 況 を図‑9.に. 基 盤 を 形 成 す る もの で あ る.. 図‑8.はCPMに. か っ た.. 調 査 時 期:2008年3月. ・生 産 性 変 化 の影 響 が 定 量 的 に把 握 で き る.. Path Method)の. 対 し,発 注 機 関職 員 は 圧 倒 的 に 知 識 ・ 使 用 経 験 が少 な. タ ン ト企 業 等 の職 員. ・コ ス トと時 間 の 連 携 管 理 が 容 易 に で き る.. (1)CPM(Critical. よるスケジ ュー ル 管 理 の 組 織 規 定. 対 象1ス リラ ン カ の発 注機 関,建 設 企 業,コ. ・WBSの 構 築 が 論 理 的 か つ 迅 速 に で き る.. こ の よ うけ に. 図‑10.CPMに. 示 す.. 50%以 上 の プ ロ ジ ェ ク トで 活 用 して い る と回 答 した 者 知 識 と活 用 経 験. は37名 中23名(62%)に. 関 す る知 識 の 有 無 と活 用 経 験 に つ い. お よ び,我 が 国 の 状 況 と は大. き く異 な る.契 約 管 理 業 務 が 求 め られ る環 境 ゆ え の. て 確 認 した結 果 を 示 す も の で あ る.建 設 企 業 職 員 の. 状 況 で あ る と考 え られ る.. 過 半数 がCPMの 知 識 ・ 使 用 経 験 が 有 る と回 答 した の に. 図‑10.は. 一255―. 我 が 国 に お け るCPMに. よ る ス ケ ジ ュー ル 管.

(8) 理 の 組 織 規 定 に つ い て 確 認 した 結 果 を 示 も の で あ る. 建 設 企 業 職 員 は 一 部 自主 的 に使 用 して い る が,CPMの 使 用 頻 度 は 低 め で あ る.発 注 機 関職 員 はCPMに よ る 管 理 は要 求 され な い と うい う回 答 が 大 多 数 で あ っ た. こ うい っ た状 況 もCPMの. 知 識 と活 用 経 験 が 少 な い 要. 因 の 一 つ で あ ろ う. (2)CPM(Critical. Path Method)の. 活 用状況. CPMの 活 用 方 法 に つ き確 認 した結 果 を 図‑11‑に. 示 す.. 建 設 企 業 職 員 の 多 くは 手 作 業 で ス ケ ジ ュー ル 表 を 作 図‑11:CPMの. 活用 方法. 成 して お り,CPMに. よ る 管 理 に お け る 意 識 は 高 い 反 面,. 現 時 点 で は ソ フ トウェ ア に 対 す る関 心 は 低 い.発 注 機 関職 員 はCPMに よ る 管 理 へ の 意 識 が 低 い(多 回 答)と. と も に,ソ. くが無. フ トウ ェ ア 活 用 へ の 関 心 も低 い.. (3)WBSに 関 す る知 識 ・ 活用 経験 プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トは 適 切 なWBSの 構 築 を基 盤 と して 行 わ れ る もの で あ る た め,ア ン ケ ー トで は WBSに 関す る知 識 と活 用 経 験 を確 認 した.結 果 を 図 ‑12 .に 示 す.建 設 企 業 職 員,発 注 機 関 職 員 双 方 と も WBSの. 知 識 ・使 用 経 験 が 極 め て 少 な い こ とが 明 らか. とな っ た. (4)WBSに基 づ く工 事 資 源(Resources)管. 理 に よ る コス. ト管 理 の 実 施 状 況 回 答 結 果 を 図‑13.に. 示 す.WBSに. 基 づ く工 事 資 源. (Resources)管 理 に よ る コ ス ト管 理 を行 っ て い る と回 図‑12‑WBSに. 答 した者 は極 め て 少 な く,建 設 企 業 職 員,発. 関 す る 知 識 と活 用 経 験. 注機 関. 職 員 双 方 と も に ス ケ ジ ュー ル 管 理 と コ ス ト管 理 を分 離 して 管 理 して い る状 況 が わ か る.. 5.我. が 国 の 建 設 産 業 の 国 際 競 争 力 の 実 態 と課 題. (1)"相 互 信 頼"か ら"相互 不 信 頼"の 原 理 へ の 転 換 草 柳 は 日本 の 事 業 習 慣 と国 際 的 な習 慣 の決 定 的 相 違 は 「 契 約 に 関 す る基 本 認 識 」 で あ る と述 べ,そ. の相. 違 を 以 下 の とお り示 して い る9). ・日本 国 内 の 契 約 は. 「 相 互 信 頼 の領 域 を補 完 す. る」 もの と して捉 え られ て い る. ・国 際 建 設 市 場 に お い て 実 際 に 用 い られ て い る契 約は 「 相 互 不 信 頼 の 領 域 を 管 理 す る」 目的 で 作 られ て い る とい え る もの で あ る. ・相 互 不 信 頼 を 基 盤 とす る市 場 で は ,契 約 先 か ら の 意 図 的 な騙 しや 強 奪 に 対 す る防 備 機 能 を プ ロ ジ ェ ク ト遂 行 の た め の 全 マ ネ ジ メ ン ト項 目 につ 図‑13.WBSに. い て しっ か り と組 み 込 ん で い な く て は な ら な い.. 基づ く工事 資源 管理 を基盤 と し た コ ス ト管 理 の 実 施 状 況 一256―.

(9) ・建 設 事 業 の よ うに 不 確 定 要 素 や 条 件 変 更 の 可 能. 求 は,"ク. レー ム:Claim"で は な く,""設 計 変 更:Design. 性 を多 く含 ん だ もの を信 頼 の 基 盤 で 契 約 を 組 み. change"と い う形 で 処 理 され る.こ の 状 況 に 対 し,米. 立 て,発 注 者 と コ ン トラ ク タ ー とが"協 調 の精. 国 の コ ンサ ル テ ィ ン グエ ン ジ ニ ア で あ るKrisR.. 神"に. Nielsenは,著. よ り実 質 的 に 問題 処 理 を して ゆ く形 は,. 書3)の 中 で 下 記 の 指 摘 を 行 っ て い る.. ・コ ン トラ ク タ ー か らは ク レー ム で は な く,公 的. 国 際 建 設 市 場 の 現 実 に 重 ね て み る と全 く基 盤 の 異 な る も の で あ る とい え る.. 機 関 と して の 尊 厳 や"正. こ の相 違 は,我 が 国 の公 共 工 事 標 準 請 負 契 約 約 款. る と い う役 割 に 訴 え た 手 紙 や"御. と,国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トに お い て 一 般 的 に用 い ら. し て くれ. 願 書"が. 出さ. れ る。 ・"̀御 願 書"は,発. れ るFIDIC約 款 を 比較 す る こ とで も確 認 す る こ とが で き る10).公 共 工 事 標 準 請 負 契 約 約 款 で は"甲. し い こ と"を. と乙が. 注 者 が 本 来 意 図 して い た,又. は 要 求 して い た も の に 対 す る変 更 が あ っ た こ と. 協 議 して 決 め る"と 記 され て い る 事 項 に お い て,該. を示 唆 す る 形 で 書 か れ る 。 ・コ ン トラ ク タ ー が 御 願 書 で"設. 当 す るFIDIC約 款 の 条 項 で は 具 体 的 な 問題 解 決 の 手 続. 計 変 更"と. い う. が しっ か り と記 載 され て い る.つ ま り,「 相 互 不 信. 言 葉 を使 う理 由 は,発 注 者 に 対 し"原 設 計 が 貴. 頼 の 領 域 」 を埋 め る形 に構 成 され て い る とい え る.. 方 の 意 図 に よ っ て 変 更 され た の で,コ. 本 論 文 の 冒 頭 で 述 べ た よ うに,国 お よ び 海 外 市 場 へ の 展 開 は,我 者 に 対 して,そ 互 不 信 頼"へ っ て,そ. タ ー は 追 加 費 用(も し必 要 な ら 工 期 の延 長 も)を. 内 市場 の国 際化. 頂 く必 要 が あ る"と い う論 理 な の で あ る.. が国 の 建設 産 業 従事. の 行 動 原 理 を"相 互 信 頼"か. ・発 注 者 は,受 容 で き る 範 囲 で の 変 更 に 関 わ る 時. ら"相. 転 換 させ る こ と を迫 る も の で あ る.よ. 間 と費 用 を,自. の た め の 具 体 策 が 必 要 とな っ て く る.. ら の 数 字 を用 い て 計 算 し,そ の. 結 果 を コ ン トラ ク ター に 伝 え る. ・日本 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トの 唯 一 の 変 数. (2)我 が 国 の プ ロジ ェクトマ ネ ジメン ト技 術 の 実 態 実 プ ロ ジ ェ ク トへ の訪 問,お. ン トラ ク. よび ア ン ケ ー ト調 査 よ. は 費 用 の 総 額 と最 終 工 期 だ け で あ る.プ. ロジ ェ. り,我 が 国 の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 は 下 記. ク トの 完 成 が 近 づ く と,コ. の よ うな 状 況 で あ る こ とが 明 らか とな っ た.. 費 用 を補 うた め け に 何 も か も を含 め た 設 計 変 更. ・CPMは 。WBSの. ほ とん ど活 用 され て い ない.. ン トラ ク タ ー は 増 加. 願 い を提 出 す る. ・常 に 総 額 しか 見 つ め て い な い とい う こ と に な る. 概 念 は ほ とん ど浸 透 して い な い.. ・コ ス トと時 間 の 連 動 は 考 え られ て い な い.. と,コ. ス トが 実 際 に 発 生 し,会 計 処 理 され る ま. ・組 織 間 で の 正 式 な 書 面 に よ る 意 思 疎 通 は少 な い.. で,変. 更 を個 別 に"摘. これ らの こ と は,前 節 μ1)で述 べ た 「 相 互不信 頼」. 出"す. る こ とが で き な い. こ とに な る.. の 原 理 の も と で は 下 記 の 問 題 を 生 み 出 す こ と とな る.. 以 上,KrisR.Nielsenの. 指 摘 で あ る が,前 章 で 述 べ た. ・契 約 条 件 変 更 に 関 す る論 理 的 な対 応 は難 しい.. 実 態 調 査 や ア ンケ ー ト結 果 は この 指 摘 を裏 付 け る も. ・経過 分 析 の コ ス ト管 理 が 確 立 され て い な い 為,. の で あ る とい え る.国 際 市 場 で 行 わ れ る"ク Claim"と. 透 明性 の低 い コス ト管 理 シ ス テ ム で あ る. ・事 実 を証 明 す る資 料 が 確 保 され な い. この 状 態 で は,3章. る と考 え られ る. ク レー ム:互 い が 約 束 した"̀契 約 条 件 の 変 更"を ど (Claim)う 扱 うか とい う点 が 重 要 で あ り ,"契 約 条. ネ ジ メ ン ト技 術 を保 有 す る海 外 企 業 に対 して,国 際 競 争 力 は 期 待 で き ない こ と と な る.こ の こ とは 建 設 内 市 場 に海 外 企 業 が 参. 件 の 変 更"に. よっ て 生 産 性 ・時 間 ・コス ト. が どの よ うに変 化 した か を デ ー タ に基 づ き. 入 す る こ と を考 え る と,発 注 者 が 海 外 企 業 の発 す る "ク レー ム:Claim"に 対 応 で き るか とい う観 点 で も. 検証 す る 設 計 変 更:最 終 的 に 双 方 納 得 で き る結 果 を導 く こ と. 疑 問 が 残 る状 況 で あ る. (3)"ク レー ム:Claim"と"設. 我 が 国 の 設 計 変 更 は共 に 追 加 費 用 や 工 期 延. 長 を請 求 す る も の で あ るが,下 記 の 点 で 大 き く異 な. で 述 べ た よ うな プ ロ ジ ェ ク トマ. 企 業 だ け の 問 題 で は な い.国. レー ム:. が 重 要 で あ り,設 定 条 件 を 白紙 に 戻 して,. 計 変 更:Deslgnchange". 新 た に 時 間 と コ ス トを 算 定 す る. 我 が 国 の 公 共 工 事 にお け る 追 加 費 用 ・ 工期 延伸 の請. 一257―.

(10) 図‑14積. 算 における施工計画書,工 事 費内訳書. 及び工程表の連携 についての意識(建 設企業職員). 図‑15.入. 札 審 査 に お ける施 工 計 画 書,工 事 費 内 訳. 書 及 び 工 程 表 の 連 携 の 取 り扱 い(発 注 機 関 職 員) 言 葉 を変 えれ ば,ク. 図‑16.プ. ルー ム は現 在 に 至 る過 程 を検. ロジェクト遂 行 管 理 標 準 の 実 用 性 に 関 す る意 識. 証 した う えで 解 決 策 を 見 出 す もの で あ り,設 計 変 更 は 今 後 の動 向 を推 測 し,仕 切 りな お す 方 策 で あ る と. られ た 予 算 で の 事 業 執 行 を求 め られ て い る.現 在 の. 捉 え られ る.. 設 計 変 更 プ ロセ ス は 現 在 の 市 場 環 境 に 適 さ ない 面 も. 社 会 基 盤 整 備 に 対 す る ニ ー ズ が 多 く,国 民 が プ ロ ジ. また,設 定 条 件 を 白紙 に 戻 して,新 た に 時 間 と コ ス. ェ ク トの透 明 性 よ り も迅 速 な 執 行 を求 め て い た 時 代 に は,我 が 国 の設 計 変 更 プ ロセ ス は"ク Claim"の. 出 て き て い る と考 え られ る.. トを算 定 す る とい う"仕 切 り値 しの論 理"は 別 の 問. レー ム:. 題 も生 み 出 して い る.我 が 国 の 建 設 企 業 の マ ネ ジ メ. 対 応 と異 な り,双 方 が 詳 細 な 過 去 のデ ー タ. ン トシ ス テ ム で は,「 施 工 計 画 書 」,「. を 積 み 上 げ て 分 析 す る 手 間 を 要 さな い た め,あ る意. ル 表(工 程 表)」,「. 味 で は 生 産 性 の 高 い も の で あ り,こ れ ま で の産 業 環. スケ ジュー. 工 事 費 内 訳 書 」 の 関連 性 が 極. め て 希 薄 とな っ て い る.本 来 連 携 され るべ き これ らの. 境 に合 致 す る面 が あ っ た とい え る.ま た,発 注 者 側 が 十 分 な 資 金 を保 有 し,コ ン トラ ク タ ー を満 足 させ. 管 理 基 準 書 類 の 連 携 性が 薄 い(図. る 追 加 費 用 を 供 給 で き る な ら ば,コ ン トラ ク タ ー 側. 15)と. 一14.お よび 図‑. 同 時 に,そ れ ぞ れ の 精 度 ・ 実 用 性 も 高 くな い. は 発 注 者 側 の 追 加 費 用 算 出 プ ロセ ス を 問題 視 す る こ. (図‑16)と. と は な か っ た こ と も想 像 で き る.我 が 国 の 設 計 変 更. つ ま り,発 注 者 と コ ン トラ ク タ ー の 間 で共 有 され て. プ ロセ ス は,こ. い うア ン ケ ー ト結 果 も得 られ て い る.. い る これ らの 管 理 基 準 書 類 が 形 式 的 な 存 在 と して位. う した 市 場 環 境 の 下 で 定 着 し,現 在. 置 づ け られ て しま っ て い る こ とが 想 像 で き る."仕. に 至 る も の と考 え られ る.. 切 り値 しの 論 理"の 存 在 に よ り,こ. (4)我 が 国 に於 け る契 約 管 理 の 問 題 点. うい っ た 状 況 が. 定 着 して しま っ て い る も の と考 え られ る.. しか し,建 設 産 業 を と りま く市 場 環 境 は変 化 した.. こ うい っ た 状 況 にお い て は,コ ス ト,時 間,生 産 性. 国 民 は プ ロ ジ ェ ク トの 透 明 性 を重 視 す る よ うに な っ. の 連 携 が 不 足 し,論 理 性 ・実 証 性 が 不 足 した 追加 費. た.発 注 者 は公 共 建 設 投 資 の減 少 を 背 景 と して,限. ―258―.

(11) 用 と工 期 延 伸 の解 決 が な され,プ. ロ ジ ェ ク ト遂 行 の. 理"が 拡 大 す る こ と とな り,契 約 に基 づ くプ ロ ジ ェ. 透 明 性 が 低 下 す る とい う問 題 が 生 じ る.ま た,「 施. ク ト遂 行 の 理 念 が 必 要 とな っ て く る.こ. 工 計 画 書 」,「. 況 に お い て は 発 注 者 と コ ン トラ ク タ ー が 共 有 で き る,. ス ケ ジ ュー ル 表(工 程 表)」,「. 工. うい っ た 状. 事 費 内 訳 書 」 の精 度 低 下 は 品 質 欠 陥 問 題 を 生 み 出 す. 論 理 的 か つ 透 明性 の あ る契 約 管 理 が 必 要 とな っ て く. 原 因 と も な り うる.. る.契 約 管 理 に は"事 実 を証 明"す. るデ ー タ と分 析. 機 能 が 必 要 で あ り,プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トソ フ 6.結. 論. トウ ェ ア の 活 用 は そ の 有 効 な 解 決 策 で あ る とい え る. 我 が 国 の 建 設 産 業 の 国 際 競 争 力 向 上 の た め に は,発. 3章 で 述 べ た 実 態 調 査 の 対 象 とな っ た米 国 企 業 に お. 注 者,コ. い て は,文 書 に よ る意 思 疎 通,証 拠 と して の 文 書 保 管,ソ. ン トラ ク タ ー,コ. ンサ ル タ ン トも含 め,ソ. フ トウェ ア を活 用 した プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技. フ トウ ェ ア を用 い た 生 産 性 ・ 時 間 ・コ ス トに 関. 術 を導 入 す る こ とが 必 要 と考 え られ る.そ の た め に. す る 各 種 分 析,と い っ た 業 務 が‑連 の プ ロ ジ ェ ク ト マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム と して 体 系 化 され,機 能 して. は,大 学 等 の 教 育 機 関 にお い て も ソ フ トウ ェ ア を活. い る こ とが 確 認 で き た.こ. 用 した プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 の 教 育 プ ロ グ. うい っ た シ ス テ ム が 具 備. ラム を開発 ・ 充 実 す る こ とが 必 要 と な っ て く る.. され て き た 背 景 の 一 つ と して,国 際 建 設 プ ロジ ェ ク. ま た,先. トに お い て は プ ロ ジ ェ ク トの 施 工 計 画 書,ス ケ ジ ュ. ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト技 術 は,施 工 計 画 書,ス ケ. ー ル 表 ,工 事 費 内 訳 書 とい っ た管 理 基 準 書 類 が 契 約. ジ ュー ル 表,工 事 費 内 訳 書 とい っ た 管 理 基 準 書 類 が. 的 拘 束 力 を持 つ とい う事 情 が 挙 げ られ る も の と考 え. 契 約 的 拘 束 力 を持 つ こ とで,そ の 重 要 性 が増 す こ と. られ る.国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トに お い て は これ らの. とな る.我 が 国 の建 設 産 業 の 国 際 競 争 力 向 上 の た め. 管 理 基 準 書 類 の 内 容 を 初 期 値 と し,契 約 条 件 の 変 更. に は,施 工 計 画 書,ス. に よ っ て 変 化 した 生 産 性 ・時 間 ・コス トをデ ー タ に基 づ き 分 析 した 上 で 論 理 性 の あ る 請 求(ク. と を早 急 に行 うこ とが 必 要 で あ る と考 え る.. うい っ た 状 況 が,厳 密 な 契 約 管 理 業 【参 考 文 献 】. 務 を 遂 行 す る た め の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン トシ ス. 1). テ ム を具 備 す る こ との 重 要 性 を 増 して きた もの と想. 國 島 正 彦, 論 」,. 像 で き る. 一方 ,我 が 国 を対 象 と して 実 施 した4章 の ア ン ケ ー. 2). 庄 子 幹 雄 ほ か:. 3). マ ネ ジ メ ン トシ ス テ ム を具 備 す る と判 断 され る よ う. 国 土 交 通 省 国 際 建 設 経 済 室,. 4). で 述 べ た よ うに 設 定 条 件 を 白紙 に戻 して,新. 2007. 2. 28. 英 光 社,. 日本 建 設 情 報 総 合 セ ン タ ー: な る 改 革 に 向 け た 提 言 」,. 論 理"を 基 盤 とす る,我 が 国 の"設 計 変 更:Design. 2004. 1 5). ロセ ス の 定 着 が 挙 げ られ る.同 時 け に 我. 6). 互が応用 動作 で効 率的 に業務 を. な い.こ. 7). うい っ た 産 業 慣 習 の も とで は厳 密 な 契 約 管. 国 土交通省 国 際建設 経済 室. 草 柳 俊 二:. JACIC情. 2006. 3. 「定 量 的 分 析 を 基 盤 と し た 国 際 建 設 プ. ロ ジ ェ ク ト の 契 約 管 理 」,. シ ス テ ム を 具 備 す る必 要 性 は 薄 か った もの と想 像 で. No.609/VI41, 8). しか し,今 後,国. 建. 「 我 が 国 建 設 業 の海 外. 理 業 務 を遂 行 す る た め の プ ロ ジ ェ ク トマ ネ ジ メ ン ト. き る.. 報71号,. 2007. 12. 3. 展 開 戦 略 研 究 会 報 告 書 」,. 処 理 して ゆ く とい っ た 方 式 が 取 られ る こ と も少 な く. 日. 「入 札 契 約 制 度 の 更. 「な ぜ 進 ま な い 建 設 業 の 改 革(6)」,. 設 通 信 新 聞,. が 国 にお い て は 業 務 着 手 前 に 業 務 範 囲 や 判 断 基 準 を 厳 密 に設 定 せ ず,相. 草 柳 俊 二:. 「"絶 滅 貴 種". 2008. 1. 10. た に 時 間 と コ ス トを 算 定 す る とい・う"仕 切 り値 しの. change"プ. 「我 が 国 建 設 業 の 海. ク リ ス ・ア ー ル ・ニ ー ル セ ン, 本 建 設 産 業 」,. な組 織 は ほ とん ど見 出 せ な か っ た.そ の 背 景 と して. 「建 設 マ ネ ジ メ ン ト原. 1994. 12. 外 展 開 に つ い て 」,. ト結 果 か ら は,米 国企 業 と同 レベ ル の プ ロ ジ ェ ク ト. は,5章. ケ ジ ュー ル 表,工 事 費 内 訳 書. とい っ た 管 理 基 準 書 類 に契 約 的 拘 束 力 を持 た せ る こ. レー ム)を. 行 わ な けれ ば,相 応 の 追 加 費 用 ・ 工 期 延 伸 を得 る こ と が で き な い.こ. に述 べ た よ うに,ソ フ トウ ェ ア を 用 い た プ. 福 岡 県筑後 市. PP. 87‑98, 「平 成18年. 土 木 学 会 論 文 集. 1998. 12 度. 契約 内容 一 覧表 」. http://www.city.chikugo.fukuoka.jp/file/nyuusatsu/kei. 内外 の市 場 に お い て"競 争 の 原. ―259―.

(12) yaku/FILE‑1̲4. 9). 草 柳 俊 二:. pdf,. 会 基 盤 シ ス テ ム 研 究 セ ン ター, 高 知 工 科 大 学 社. 2008. 9. 2ア ク セ ス. 「国 際 建 設 プ ロ ジ ェ ク トの 実 務 か ら 見. た 建 設 市 場 開 放 に 関 す る 課 題 と 対 策 」, 会 論 文 集No.510/VI‑26, 10). ダ ム 技 術 セ ン タ ー,. pp.165‑174,. 会 シ ス テ ム研 究 セ ン タ ー: お け るCM契. 土木学. 「日本 型 土 木 工 事 に. 約 約 款 に 関 す る研 究 」2007. 3. 1995. 3. 特 定非 営 利 活 動法 人 高 知 社. A study on the concrete measure. for developing. in international. competence. construction. of Japanese construction. industry. market. Takashi GOSO, Shunji KUSAYANAGI, Yukiko KAKUZAKI and Kotaro YOSHINAGA Japanese construction industry after the burst of bubble economy is facing problems such as reduction of domestic construction investment and low bidding for construction projects. Moreover, there have been growing concerns on opening the Japanese construction market to international constructors, reforming bidding system and eradicating the collusive bidding- Dango in construction projects. It is assumed that future prospect of construction market includes entry of overseas companies to Japanese construction market and expansion of overseas business of Japanese construction companies in outside world. These issues require the Japanese construction industry to change its operating principle from "principle of cooperation" to "principle of competition". In addition, the Japanese construction industry will require having project management competitiveness in addition to technological excellence in order to be competitive in international construction market. This paper presents a comparative study of project management in construction in Japanese and the US construction industry. The findings discussed in this paper are useful for the construction industry stakeholders for construction industry reformation and for improving international competitiveness of Japanese contractors.. ―260―.

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