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電子学術論文の検索方法

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Academic year: 2022

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本誌でもたびたび話題になっていますが、学術 情報電子化の進展により、図書館サービスのなか で学術データベース、電子ジャーナルの占める比 重が急激に高まっています。図書館は、そうした サービスの充実に最大限の力を注いできた結果、

ここ数年で電子ジャーナル等の契約を大幅に増や すことができました。利用可能なサービスの全貌 は、図書館Webサイト内の「データベース・電子 ジャーナル一覧」1)でご覧になれます。

このように急増している電子的な学術情報を有 効に使っていただくため、さまざまな工夫を行っ ています。ここでは、主に学術雑誌に収録された 論文検索、閲覧のためのサービスをご紹介します。

雑誌タイトルから探す

読むべき雑誌が自明な場合や、求める論文の収 録誌が分かっている場合は、次の二つの方法によ り、タイトルからのアクセスが可能です。

1.WINE2)から

本学のWINEは、OPAC(Online  Public  Access Catalog)として早大所蔵資料の情報をオンライン で提供しています。現在では図書に加えて雑誌の 情報も整備が進み、冊子体(紙媒体)だけでなく 電子版ジャーナルの目録データも追加しつつあり ます。WINEの検索結果画面にリンクを付して、

出版社のサイトなどへの直接アクセスを可能にし ています。それにより、オンライン購読誌の場合 は、WINEの検索から直接的に、求める記事の本 文を閲覧できます。ある雑誌の古い部分は図書館 所蔵の冊子体でのみ利用でき、新しい部分はイン ターネットのリンクで閲覧可能といった情報を、

WINEから確認することができます。ただし、電 子版の登録はまだ一部の雑誌にとどまりますので、

今後データの拡充をはかっていきます。

2.電子ジャーナルリスト

WINEとは別の「電子ジャーナルポータル」3) いうページから、本学で利用可能な電子ジャーナ ルを検索することもできます。これは当図書館が 作成したものですが、2005年度より米国Serials Solutions社のサイトを使ったシステムに切り替え る予定です。雑誌タイトルでの検索、アルファベ ット順での一覧に加え、主題別に電子ジャーナル を一覧することも可能になります。また、学術出 版社の世界でも吸収・合併が頻発するなど、URL がよく変わります。ほっておくと、リンク先がな くなって閲覧できなくなる場合があります。その ような変更について、電子ジャーナル情報管理に 定評のあるSerials  Solutions社がメンテナンスする ため、リンクの信頼性も今より向上するでしょう。

このジャーナルリストは、目下のところ欧米の 一部のものなどに限られていて、利用可能なすべ ての電子ジャーナルを網羅しているわけではあり ません。WINEと同様に今後、データを拡充して いく予定です。

論文を直接探す

インターネット上には、学術論文のデータベー スを検索できるサイトが数多く存在します。医学 研究に不可欠の PubMed (米国立医学図書館)

のような、無料で使えるものもあります。しかし、

民間で提供される主要なデータベースは、多くが 有料のサービスです。前述した「データベース・

電子ジャーナル一覧」も基本的に、そうした有料 サイトとの契約により本学で利用が可能となって いる情報源です。このページから、それぞれのサ イトの詳細情報(どのような分野の文献がデータ ベースになっているか、引用文献をたどれるか等)

も参照できます。さらに効率的な論文検索を行う ためにご活用下さい。

このようなサービスは、出版元(出版社や学会)

から直接提供されることもあります。また、「アグ リゲータ」(複数の出版社から電子ジャーナルの提

電子学術論文の検索方法

金 子   昌 嗣(資料管理課長)

荘 司   雅 之(学術情報課長)

1)http://www.wul.waseda.ac.jp/db/db-j.html

2)http://wine.wul.waseda.ac.jp/

3)http://syrah.wul.waseda.ac.jp/journal/search.php

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供を受け、共通のインターフェースに統合した検 索サービスを提供する会社)のサイトを経由する ものもあります。

最近の学術情報電子化の顕著な動きとして、同 じ論文が出版元やアグリゲータから提供されるだ けでなく、著者個人のサイト、あるいは所属する 機関のサイトでも公開されることがふえています。

つまり、適切なリンクを辿れば記事の本文まで読 める可能性が増大しているわけです。しかし、せ っかくそうした経路があっても、知らなければ記 事まで辿り着くことはできません。

アグリゲータのサイトでは抄録までしかリンク がなく、本文は読めない。実はしかし、出版社の サイトに直接入ると、本学との契約で全文まで読 める状態にある、といった例が多数あります。 こ れを「適切コピー問題」(appropriate copy problem)

といいます。

このようなリンクの問題を解決するために、図 書館では2005年度より「リンクリゾルバ」といわ れるソフトウェアを導入する予定です。これは、

図書館が契約している電子ジャーナルのタイトル、

購読期間などの情報を登録し、データベースの検 索結果画面にそれを参照するボタン/リンクを表 示して、登録情報をもとに適切なコピー(全文デ ータなど)へ導く仕組みです。このシステムも Serials  Solutions社のArticle  Linker  という製品を採 用しました。

学外からのアクセス

データベースや電子ジャーナルの契約では、利 用条件が細かに規定されています。本学が契約し たサービスは、本学のネットワークから利用する のがまず原則です。学外からアクセスしても接続 できないように設定されます。しかし一方で、大 学の正規構成員( full  time  enrollment に当ては まる専任教職員、学生)に対しては、学外環境か らでもアクセスを認めるサイトがあります。そう したものを自宅などからでも利用していただける よう、今年度あらたに「学外アクセスサービス」4)

を開始しました。契約遵守のため、学外者が利用 することのないよう、早稲田大学の認証(user nameとpasswordの入力)を求めています(非常勤 講師の方はご利用になれません)。

電子化の進展は、電子ジャーナルやデータベー スの増大傾向をさらに促進すると思われます。一 方で既存のサービスの変化(収録情報源の追加や 変更)もはなはだしく、情報提供の最適化をはか ることは容易ではありません。図書館としては、

新たな技術動向にも留意して、よりよいサービス を実現していく所存です。

4)http://www.wul.waseda.ac.jp/db/remote/

文献データベース

アグリゲータ

抄録のみ

出版社

フルテキスト

文献データベース

アグリゲータ

リンクリゾルバ

出版社

フルテキスト

参照

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