• 検索結果がありません。

室内熱・空気環境教育のレベルアッププロジェクト

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "室内熱・空気環境教育のレベルアッププロジェクト"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

熊本大学工学部 附属草新ものづくり教育センタ

平成24年度 年次報告書

室内熱・空気環境教育のレベルアッププロジェクト

1. はじめに

現在建築学科では、 室内環境を左右する要素である 熱・空気・音・光を取り扱う科目として「建築環境工学J の授業を行っており、 なかでも、 熱・空気の要素に関 する基礎編として「建築環境工学第

」、応用編として

「第二Jがある。 これらの授業内容を理解すると、 空調 や配管設備などの必要性や設計の基礎的な考え方を取 り扱う「建築設備計画学」の授業内容の理解が容易にな り、 さらに、 演習科目である「建築環境工学演習」で室 内の熱・空気環境の現場測定を経験することによって、

実際の室内で熱・空気の状態を定量的に把握しながら 体感との比較ができ、 熱・空気環境と空調設備との関 係を総合的に学習できるカリキュラム構成になってい る(図1参照)。

このカリキュラム構成は2010年度から開始したも ので、2013年度時点で4年生以下の学部学生たちが初 めて経験していることになる。

一方、 当学科には、 音・光環境に関する測定機器や 設備は十分整っているのに対し、 熱・空気環境につい て定量的に計測可能な測定機器や設備がほとんどなく、

特に「建築環境工学演習Jの授業では、 音・光環境に関 する実測演習が主体で、 熱・空気環境の実測演習の回 数はわずか3 回のみ、 空気環境要素については高精度 なデ

タを計測できず、 熱環境要素について複数個所 を同時に計測できないなど、教育上大いに支障があり、

他大学の建築環境工学に関する教育レベルと比較して 明らかに劣るものになってしまっている。

そこで、 本プロジェクトは当大学の建築環境工学、

特に熱・空気環境に関する教育のレベルアップを目指 して、 工学部教室内の熱・空気環境について、 十分な 精度および台数の計測機器を用いてモニタリングしな がら、 受講している学生に逐次公表し、 体感と比較す ることを通じて、 建築環境工学および建築設備の学習 効果をあげようとするものである。

2. プロジヱクト概要

本プロジェクトの対象とする授業および教室は、 筆 者が担当している建築学科2年前期「建築環境工学第 二」、 3年後期「建築設備計画学Jおよび 「建築環境工学 演習」 であり、 これらを開講する工学部2号館の各教 室である。

「建築環境工学第二Jは、 室内温熱・空気環境の基礎 学ぶ「建築環境工学第

Jの応用編でありつつ、 室内環

112

1年後期 建築環境工学

(熱・空気分野の

基礎)

建築学科 長谷川麻子

,ーーーーーーーーーー 2年前期

4

!建築環境工学 i第二

!(熱・空気分野の

l応用)

3年前期 l

建築環境工学

i

i 第四

1 (音・光分野の!

l応用) i

3年後期

建築灘境工学、:

1演習 ;{音・光・勲・空気1 1分野の実習}

3年後期 建築設備計画学

(環境工学の応用 建築設備の入門)

図1建築環境系の科目構成(実線:必修、点線:選択)

表1室内環境管理基準

項目 基準

浮遊粉じんの量 0.15 mg/m3以下

co

10 ppm

CO2 1000 ppm

温度 17

28℃

相対湿度 40

70 % 気流 0.5

mis

以下 ホルムアルデヒド 0.08 ppm以下 境改善などをアクティプにコントロ

ルする方法論と しての「建築設備計画学」と建築環境工学の4 要素

(熱・空気・音・光 ) を体感しながら測定実習を行う「建 築環境工学演習」へのアプロ

チとなる教育内容とな っている。 これらの授業では、 建築基準法および建築 物環境衛生管理基準に定められた「室内環境 管理基準」

の項目およびその基準値(表1参照)、 さらに、 それを 遵守するための建築設備の設計・管理方法を学習する。

「建築環境工学第二Jおよび「建築設備計画学Jは座学、

「建築環境工学演習」は実習科目であることを勘案し、

本プロジェクト予算によって比較的安価な温湿度簡易 記録計 σ &D 温度 ・湿度デ

タロガ

TR-72Ui)、CO2 モニタ

(佐藤商事CO2温湿度SDカ

ドモニタ

MCH・383SD)、 熱線風速計侭ANOMAXアネモマスタ

Model6006 )、放射温度計(カスタム放射温度計 IR・308 )を複数台購入するなど、 以下の3 項目について 改善を図った。

(1)参加型授業への改善:「建築環境工学演習jで用い

る計測機器を増強することにより、多点同時計測を

(2)

参照

関連したドキュメント

4 6月11日 佐賀県 海洋環境教室 環境紙芝居上演等による海洋環. 境保全教室開催 昭和幼稚園

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3

職場環境の維持。特に有機溶剤規則の順守がポイント第2⇒第3

  [ 外部環境 ] ・耐震化需要の高まり ・県内に非破壊検査業(コンクリート内部)を行うものが存しない   [

都市 の 構築 多様性 の 保全︶ 一 層 の 改善 資源循環型 ︵緑施策 ・ 生物 区 市 町 村 ・ 都 民 ・ 大気環境 ・水環境 の 3 R に よ る 自然環境保全 国内外 の 都市 と の 交流︑. N P

「二酸化窒素に係る環境基準について」(昭和 53 年、環境庁告示第 38 号)に規定する方法のう ちオゾンを用いる化学発光法に基づく自動測

2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 地点数.

2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 地点数.