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「取材メモ」指導試論 ― 紀行文作成指導を例にし て ―

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奈良教育大学学術リポジトリNEAR

「取材メモ」指導試論 ― 紀行文作成指導を例にし て ―

著者 巳野 欣一

雑誌名 奈良教育大学教育研究所紀要

5

ページ 97‑112

発行年 1969‑02‑28

URL http://hdl.handle.net/10105/6177

(2)

「取材 メモー指導試論

_紀行文作成指導を例にして一

       已  野一欣  一

      (奈良教育大学付属中学校教諭)

1 はじめに

  この稿は、甲堂3年生の修堂旅行後に、各自がまとめる紀行文の作成指導を例にして、「取材メモ」

 指導の内容と、その指導法とを提案するものである。拾もに意図することは、

  1.作文指導(特に一つのまとまった文章を書かせる指導)において、従来はその計画と指導内    容がおおざっぱであり、指導によって育成すべき態度と技能が明確でなかったと言われている。

   この欠陥の反省の上に立った指導計画、指導内容について。

  2.書き上げた作文の論評もたいせっだが、書く前に、いかに書くべきかを見定め、心がまえと    書き力を心得て書かせる指導が必・妻だと考える。その具体的な実践万法について。

  3.紀行文の制作過程の指導のうち、いちばん中心になるのは、旅行甲に、何をいかに観察し、

   いかに感じ、考えるかという点にあると思う。この、何を、どうとらえ、いかに定着させるか    という点と関連づけ、「取材メモ」の指導の内答、順序、方法、資料をどう考えるべきかにつ    いて。

 の三点である。

2 本校において設定する作文指導の内容と指導方法

 !1)作文指導の内容

  文章を書くことは、きわめて複雑多岐な諸役素によって支えられる総今的かつ高次な作業といえ  る。この総今的なものを一度に演練することはできない。従って、作文刀の育成のための領域とお  もな内容を次のように分析設定している。

(I)作文の基本に関する領域  ① 認識・思考・心情の育成

  観察力、判断刀、感受刀、想像力、批判   刀など

 ② 文章を書く態度・習慣の形成

  ・必要・立場・目的・相手〜場〜を目覚    し、それに応じて内容を整え、適切効    果的に表現しようとする態度

  ・必要・目的に応じて二進んで書こうと    する意欲

  ・書いたものをねり直す習慣

(2)作文の制作過樹こ関する領域

   着想・発想・主題・題材・取材・構成・

   叙述、推考などの技能

(3)言一語侵素に関する領域

 文字刀、語彙刀、構成力(単語・叉・段落・

 文章)、表記法(文字・ふ号)

 書写刀などの能プヨ

(4)叙述のしかたに関する領域  ① 叉体、人称の使い分けと摘用

 ② 描写、叙畢、説明、論証、心情などの型    の理解と叙法

 ③ 時(過去形・現在形・進行形)、態(能    動・受動)などの使い分けと滴用  ④ 修辞(比倫その他)の理解と効果

(5)文章の種類・形態に関する領域

 ①メモ、記録②倹約、抜粋②   手紙文④説明文⑤報告叉⑯意

  見叉⑦ 感想. 感動叉

(3)

 (6)文章評価に関する領域   ①一文章評イ面の観点とその立て万   ②文章言平価の方法の習得   ③推考、添削、批正の習熟

 これらにはさらに細かな下位事項が実際の作文活動の場で設けられ、生徒の生活における必要と 目的、生徒の表現能力の実態に即し、滴切な題材を選定して、

 1 一つのまとまった作品を・芽く(作剖乍叉)一全習法

2紙段落のまとまりを菩く(触作文) P (ステップのi部分の重点的学習.ス

:㌶つ二練1(叉作文)r分習法キルの取り立て学習 練習字馳)

という指導単位を決定し、指導の重点の明確化、系統の組織化をふまえて計画を立てている。

(2)作文指導の万法

  作文指導の万法についても、画一的でなく、書く目的、内容、生徒の状況や実態に基づき、

条件法 文章作成に必投な諸種の条件を設定し、条件に嫡合した文章を書かせる。

知識法一文章作成に必俊な知識を理解させ、その知識を活用させる。 (叉話その他)

模倣法一書こうとする文章の典型的な見本を与え、.検討分析の後それをまねて書かせる。

評価法一文章(良い文章・悪い文章)を与え、観点と基準を設け評価させる。

案出法(創造法)一目分でくふう創造して書かせる。

練習法一特定の技酢を意図的計画的に練習し習熟して、その能力を活用する。

 などのプ斑を単一もしくは複合させ、合理仏能率化を図るとともに、個人学習、協力学習、共同  堂習の場を有効に設定して実施する。また、作文を主とする学習のさいも、読解学習、聞くこと・

話すことの学習・ことはのぎまりの学習での学習成果を有機的に活用させる計画と方法上の考慮が 払われている。一以上については不技研究集録第1〜4集と、同別冊の「指導内容一覧」「練習  学習内容」「学年別年間指導計画表」「題材一覧表」および実践事例等に詳しい。承1

3 紀行文作成指導の概要

 (1)生徒の堂習経験の実態

  ①まとまつた大部の作品としての紀行文を書くことは、今回が初。めてであるが、「社会見学の    記録や報告」「奈良めぐり感想叉」などの小品は人堂以来数回にわたって書いている。また、

   長文を書くことの経験は、2年生の夏休みに「生い起ちの記」(20枚以上)を書き個人文集    として仕上げている。

  ② 紀行文を作成するのに必妻と、雷めれる支持育旨力に関する学習の経験のおもなものとして、

    1年 記録(国語ノート、学級日誌、メモ) 観察(静物、変化、動作、行動など)、

       感想(見学、できごと、読書)

    2年 報告(体験、会合) 説明(順路、組織) 回想(生い立ち) 感動(自然、できご        と) 心情(迷い、心のもつれ) 描写(情景、人物一外形)・心理一)

    3年 意見(校内生活の問題点、生徒会活動、堂佼行事)

   などをあげることができる。

  ⑧紀行文の読解学習の経験

一g8山

(4)

2年生に教科書(日書)「東松浦半島」(玉井政雄)「さぱくと石油の国」(辻 豊)の二 編を学習し、紀行文の特質(内容・表現)について理解している。

(2〕指導の目標一一紀行文の特質に基づく指導の重点

  紀行文を、「旅先での見聞・できごとをとらえ、その感想を中心に一人称形式で物語るように  述べた文章」というように規定する。従って、紀行文にそなわる内谷とその表現は、土地の自然・

 風俗・人情・旅中のできごと・行動などの中心素材が、作者の個性的な感覚・精細な観察によっ  てとらえられ、鋭く感じ、考えられたことが、いきいきと叙述された文章であるべきだと考えら  れる。

  紀行文を書くことの目的は、自分にとつては旅行体験の確認目証であるのと同時に、将来の必  麦による読み返しのための記録でもある。また、それだけならば単なる覚え書き程度で事足りる  わけであるが、何らかの必勧こよrて読み手を予想し、文章として書きつづる場合には、同行し  なかった、つまり来経験の読み手に対して、あたかも目分と同行したような体験と感動とを専え  得る目的を持つものと考えることができる。今回は主として後考の目的を重点とし、合わせて前  者の目的をも充足させることとし、この二点を作成のめあてとして設定した。もとより、中学生  の育旨力の限界、修学旅行そのものから生ずるいくつかの条件上の制約等(日程・万法その他)を  じ沁うぶん考慮し、おとなの旅行家たちや、作家の取材旅行のそれとは質も内容も異なるのでは  あるが、いちおうの芽生えと憂礎的に必要な文章作成の経験とを与えたい。

(3〕指導の計画

  一つの作品完成をめざす作文活動であるので、制作過程の全面に及ぶ計画の立案を生徒と共同一  で次のように決定した。

 ○ 紀行文作成の目的の理解  1 書くまでの準備

ω 旅行前の仕事     (2、旅行中の仕事      (3)旅行後の仕事  予備知識の獲得〔学活  1 現地でのメモ      1 全体的なメモ整理 化〕         (観察・聴販・思考)    (再生補足・資料利用)

 取材メモの取りカの理  2 現地での資料収集     2 紀行文作成計画の立案 解と練習        3  モの整理L宿舎地〕

 用具の準備〔家庭〕      (4〕構想の立案

(5)構成の決定

(6)材料(メモ・資料)の選

2 記述作業(レイアウトを含む)〔家庭〕

3 書いた後の処理

(1)推考一修正  (2)編集・とじ〔家庭〕  (3)提出  (4)展示・回覧一助言

(5)

㈲ 評価 (6) (堂年文集、機関誌「塔」への寄稿) (7) 反省・保存

(勾 指導の万法一一条件作叉法・範例模倣法。特定技能練勘去の組み合わせによる。

  いかなる文章を書くかについて必・安条件を設定し、それへのよりよき滴合をめざして書かせる  指導法を「条件法」と称する、次の「条件設定に必俊な基不事項の一覧表」※2に基づいて、生  徒と話し合い、検討のうえチェックし、後に示すような条件を設定した。

 ①条件作文の条件設定に必接な座本事項一晴表  表現の必要、目的

(1)書き手の目覚

 ① 有  ②無

(2)成り立ち

 ①自発的②他から

(3〕構成

 ①.単一  ② 複合

(4)種類

 A 自分のために

  ①心覚え(メモ・記録)

  ②思考・心情の深め   ③確認

  ③ 反省

 B 相手に向かって    目的   反応   ①知らせる←知的理解   ②納得させる←知(情)

         的肯定

  ③印象づける←情(知)

         的感動

  ④行動させる←意欲(矢口)

         的行動

  ⑤楽しませる←情(矢口)

         的快感  表現の立場

(I)①公的 ②私的

(2〕⑪個人的 ②共同・代表  ③代理

(3〕⑪主観的 ②客観的

(4)①積極的 ⑫消極的

(5灯)賛成 ⑧甲立 ③反対

3 表現の相手

(1)範囲

 ①特定②不特定

(2)人数

 ①個人 ②少数③多数

(3)題材・内容への興味、関

 心

 ①有 ④無③不明

(4)1同種、類似の経験

 ⑪有②無③不明

(5)書き手との人間関係

 ①ア未知 イ既知(a親   b疎) ②ア信頼してい  る イ普通 ウ反感を持  つ 工不明

(6)趨材・内容に対する立場

 ⑪賛成②甲立③反対  ③不明

(7)題材・内容に対する理解  ⑪高 ②甲 ③低 ③不  明

 〔付〕その他、必貸により、

(8〕年令(学年)(9)性別

 (lo)居住環堵(学校環境)

 (ll)職業(役職)

  ①特定②不特定③   不明

4 表現の内容

  (主題・意図・題材)

(1)選定の制約 ①有 ②無

(2)内容の制約 ①有 ②無

(3〕範囲0)制約⑪有②無 14)程度の制約 ⑪有 (の無 5 表現の手段・方法

(1)選定①自由 ②制限

(2)表現の回数①一回限り  ②二回以上(修正可能)

13)書き手の人数①単独

 ⑳共同

(4)音声化の予定 ①有

 ⑧無③不明

!5)相手との交流 ①一方的   ②相互交流

(6)書き手の準備①可能  ⑧不可能(即席)

(7)準備の期間 ①多 ②少

(8)分量(枚数)の制限  ①有 ②無(任意)

(9)書く場、時間の制約

 ①有 ②無 6 文章形態・様式

(1)選定の制約①有②無

(2)種類 ①散文 ア記録文   イ実用文 ウ通信玄 工   報告文 オ説明文 カ意   見交 キ感想丈 ク随想   丈 ケ創作 コ紀行文  ②韻文 ア詩 イ短歌   ウ俳句

7 材料・取材

(1)選定の制約①有②無 12〕内容の制約 ①有 ②無

一一 P00一

(6)

(割範囲の制約 ①有 ②無

(4)入手場所の制約 ①有

 ②無

(5)入手期間の制約 ①有   ②無

(5)図表・統計などの利用

 ①有②無

8 文章の構成

(1)選定①自由②制限

(2)慣習による特定の「型」

 ①有 ②無

(3)種類 ①一段法 ②二段

 法 ⑧三段法④四段法  ⑤五段法

鐵 文章の叙述、記述 ω文体の選定 ①自由

 ②制限

(2)人称の選定 ⑪自由

 ②制限

(3)時制の選定①自由

 ②制限

 (4)用語の選定①自由   ②制限

 15)用字・表記法の選定   σ)自由  1⑨希口1眼

10文章の扱われ方

(1)公表の予定 ①有 アロ頭   イ放送 ウ;電覧 工掲示   オ文集 カ活字化 ②無

(2)評価、審査①有 ②無  !3)返却 ①有 ②無 ⑧不明

(4〕保存 ①有 ②無 ③不明

② 修学旅行紀行文作成の条件  □ 必要・目的

  (1〕旅での.見聞と感想・意見を記録する。

  (2)読み手(家族・先生・級友・下級生・

   その他)に(1)を知らせ、印象づける。

  ○ 文章を書くために、よく見、聞き、篭    かに感じ、鋭く考える。その要点をメモ    する。

  ○ まとまった長文を書く力をつけ、編集    とじの方法を身につける。

  ○ 他の人のよい見かた、感じ方、文章の    良さ、編集方法の良さなどを学ぶ。

 図 立場

   私的い個人的。個性的な特色をいかす。

  主観を強く出す場合・冷静に客観的な態度   を保つ場合とがある。

 圃 相手

   特定の多数。 (不特定多教も考慮する、)

  同行した者と同行しなかった考(見学処既   知の考と未知の者)の両方を含む。→従っ   て、1司行しなかった考にわからせる配慮と   実際上のくふうが特に必要である。

 固 内容

   旅行甲に見聞したこと、自分の行動を甲   心にし、それらによって感じたり、考えた   りしたことをもりこむ。←何を取り.上げる

ぺかの吟味が特にたいせつ。

国手段・方法

  一単独で作成し、書いた後の推考・修正をし  めうぶんにする一、旅行後すぐ「作成計画」を  立て、準備を整える。分量は且O O字つめ原  稿用紙20枚以上。

固 文章形態・様式

  紀行文。編集して、とじる。一表紙・題字・

 前書ぎ・もくじ・後書き、さし絵・カット・

 絵はかぎ・写真・スタンプ・地図などの効果  的な利用一

団 材料・取材  1 予備知識

 2 旅行甲の取材メモ

 3 旅行甲の各種資料の収集(説明書・案内・

  パンフレット、絵はがき、写真、実物等)

固 構成

 I 旅行日程の煩(時間の順序による構成法)

 2 語1擾別の順(トピックによる構成法)

 3 印象の強さの順

 4 その他一以上の組み合わせによる,。一

回叙述

  文体・人称・時(現在形・過去形の混用)

  技法(省略・倒置・反復・対照・引用・比     楡・会話〕 描写、説明の適切な挿入。

(7)

  固 扱われ方  公表・閲覧。言平価、保存。

4 取材メモの取リ方の指導

  従来の「奈良めぐり」や「社会見学」のさいに見学地でメモを取った経験もあって、いちおうは  メモを取れる段階に達している生徒である。しかし、甲には、全く取ろうとしない生徒、初めの間  だけ取って後は取らない生徒、メモを取ることに追われて、かんじんの、対象を自分の眼で観察し、

 肌で感じることをしない生徒、メモの速度の遅い生徒などがある。要するにメモの能力と技術の個  人差が多い。そこで、生徒の個々に、旅のメモの取り方を理解させるために、先人のすぐれたメモ  の実例を示し、具体的にその実際と方法を学ばせることとし、以下のプリントを与えて検討した。

 (1)メモの実例と考察

  ①斎藤茂吉メモー昭和10年11月一「手帳三十六上奏3く左のメモの考察〉

〔見出紙貼附〕

ァ〔憂蚕㍗幾

辰已利文氏案内      行。

吉敷川(今ハ下一水道ニナッテ居ル・)春日山ヨリ流レ出 ル。ソレヵ佐保川二合ヌル(女子高等師範、)(杉ノ木 ノ処長慶橋ノ処ニテ今ヌル

コノ辺(ホーレン)モホレバ砂原トナル、敬二佐保川ノ 川原ナリ

聖武天皇ノ後、/佐保山(大伴旅人

黒髪山了〔コ1ノラ越エテ山城二出ヅ)/ザキ山ヲ合シ、

(佐紀山) (奈良山八合同名)

こんふゐん

興福院(尼寺・古葉略類聚抄アリ)

佐保ノウチ(大伴ノ居住地)/今佐保田(ソーダ)/

1左紀山、フタイ寺(業平ノカクレ場処)佐紀ノ宮        机・りゆ一わラじ

上ナベ、コナベ、 (不明)/海寵王寺(一部ノコル)

法華寺(尼寺) (総国分寺、) (奈良市大原法華寺)

十一面観音、 (光明皇后ノ御姿フ池ニウツシテ造リシト 云フ)

とせきむら

都跡村、 (実際ノ奈良ノ都)石;楚ノコル、大楽殴ノアト。

みな       一つO O O

水上ノ池(佐紀ノ池、カキツバタノ池)

佐紀村(奈良坂入口)/物帝ノ奈良坂く磐若寺>ト萬葉 ノ奈良坂トチガフ、 (江戸時代歌姫越ト云フ)/(武烈 天皇ノ紀)/佐紀村字歌姫。/佐紀山ハ左二入ル(古墳

群ヲナス/轟壬皇御陵。不艘一竿}成研〕繊 特(コノ辺一西ノ京也)/静瑚新云フ/左革 融皇凌アリ、群ノ松山〔高野原ノ山)ソノ上へ㌍

O     O O O

マ 左ヘグリ ャタ(ヤタノ八田野)

西大寺アリ(東大寺ト相対ス)ソノ中間二法華寺アリ。

 (解説と発問によ剖 1.メモの内容について   見たものは?

 ○聞し・たことは?

 ○感じたことは?

 ○想隊したことは?

 ○思い出したことは?

2.作者の態度について  ○観察の確かさ・くわしさ  ○判断の的確さ

 ○想像力の農かさ  ○感受性の強さ

 ○事実と感想、事実と想像、

  自分の判断と他人の判断   などの区別の厳しさ  ○ポイント(要点)の取り

 あげ方一見どころ

 ○因果関係のとらえ方 3.メモのしかたについて  〔必一要なことば

 ○必要な注記

○単語・文の使い方   簡潔さ、省略法

○文字の使い方

  漢字、ひらがな、かた   かな、数字の混用 一102一

(8)

あきω

秋篠、 (秋篠幸二伎芸天女アリ、)秋篠川二沿フ、 龍 田川二入ル。

菅碩/伏見ノ里/二十、モヒキー牛ラシシ、スカハラノサ ト。印度ノ僧アリ。音楽ヲキイテヲドリ出シダ 秋篠ノサト。秋篠寺

       O O O   O O O O

○軽、 (奈良県高市郡畝傍町)軽ヘノ道(穴師二住ソ  デ

○香具山(磯城郡香久山村)高市郡ニハアラん

○三笠の山(春日ナル三笠の山)辰巳氏ハ、三笠山と春  日山とちがふ。別名也。

○十月号(朝日テル佐多の岡、ハー般ノ説、辰巳氏ハ、

 叙景詩デ実景からの説 佐多二実際二朝日二照ツチ±

土)

○のどせ川<古瀬ヲ経テマッチ山(紀州)ヲ1経テ紀州二  至ル也)一紀伊ニアルト云フ説ハ辰巳氏ニョリテ大和  ダト云フ説二赤彦賛成シテヰル。

    ますテ ぢわう

◎高市郡真菅村地黄(柿本神社)八木駅ヨリ五六町      にみちび    たる

さす竹の君のみちびきたまひにし山稜村に吾は来にけり 秋さむぎ一日を君に導かれ

佐保川の

○固有名詞(地名、寺σ)名)

の読み古注記

○誤字、脱字

・符号の使い方 O  ◎  ・・o  ( )  く  〉

村1.辰已利文氏、女高師、

  興福院、古葉略類聚抄、業

平、繊村、万葉の歌な  どについては簡単な解説

を加えた。

2.引用したメモにはない が・他の部分には景色や 仏像その他のスケッチや 地図、順路の略図などが

.見られることを紹介し、

斎藤茂吉全集43〜46

巻を回覧する。

 斎藤茂吉の短歌を2年のときに学習しているので、親しみを感じていることと、メモの内容に現 われる地名、山、川、寺、古墳などがすべての生徒に既知のもので、現に本校の所在地が法蓮佐保 田町であり、斎藤先生の通られたコースは大多教の生徒の通学路の一部である。ほかにもメモの実 例として紹介する資料※4もあったが、以上の二点から上掲の部分を選んでみたのである。生徒は 非常な驚きとともに親近感をもって学習した。末尾の短歌の制作過程の片鱗に触れ、この部分に興 味を示した生徒も多かった。

 次に斎藤茂吉メモとは趣のちがうメモの実例として、島崎藤村の「創作ノオト」雑記帳から日 記ふうのメモを示して内容と取り方の特色を検討した。内容は同じく生徒のよく知っていることや 場面のものであることに留意したい。

 ②島崎 藤村メモー昭和17年5月一※5

 二十七日

」轍草山(三笠山)

  笠を伏せたごとき山の集

」法隆寺境内 学問寺の名にそむかず(長く静かな歩廊の   よき感じ)

 <左のメモの考察〉

 茂吉のメモとの比較によっ て考えられる特色

1.作者の行動のメモ 2.ことがらのメモより作者  の感じや考えを中心にした

(9)

  いたましぎほどの荒廃と若葉の生気と当時の学問と宗   教の中心

一ゆめどの(こまかき砂利の道をふみて)

  雀の群軒に築くひ飛びかひフンにてよごす

一若草山

  (そのスケッチに)

  笠を伏せた山の姿なだらかな傾斜をなす   若草やはらかに

  草山

  薄日あたりで青さうちに黄はめる

近景の杜

 一部樹木に覆はる   その深い緑のため   一方は余分に青々と見ゆ

樹木の梢

右に樹木しげれる出つづき

 メモ

3.説明より描写に重きをお  いたメモ

4.スケッチに添え書きした  メモ(若草山の項)

 2.3から作者の個性的な 感じ方や・メモに取ることの 選択などの特色をつかむ。

 4によって、対象(三笠山)

の観察のしかた、特に、全体

→細部、遠景→近景(視点の 移動)、色彩感覚、陰影のと

らえ方などに触れる。

表現の特色(用語・文体・修  辞法)

 文語、漢語、名詞止め、連  体形止め、文末部の省略(

 〜なり、〜たりの略)比喩、

 比較など→簡潔さ・的確さ。

この藤村のメモは、この後「二十八日 法華寺 唐招提寺」と続く。これについても検討を加えた。

また、この二十八日メモの末尾には奈良各地の見学のまとめを記したと思われる次の記述が見える。

」最も印象の深かりしこと

  奈良古都旧跡の荒廃せる感じと眼に見る自然の柔く若   葉の美しき暗なりしこと

  但し唐招提寺のみは保存もよく行き届き長い歳月の間   一度も火災に逢はぬといふのみか当代住職も余程しっ   かりした人と見え帝大か文部省の紹介なぎものには開   山堂も開かず、鑑真和尚の像も見るを得なかった、芭.

  蕉翁の旅して来た道のことなどいろいろ想;象に浮んだ

一古代の調和

  青春の時代といふべぎか

  勃興期といふべきか、兎に角大きな調和があって未だ   分裂を験せざりし頃かなぞ思ひ山さる(奈良の昔)

 この記述は通常のメモには あまり見られぬものである。

旅中メモは一般に即時即物的 なものである性質上どうして も断片的にならざるを得ない。

対象が刻々に変わり、観察考 の位置が移動するためである。

そこで・特定の対象や・一日 の行動の全体的な印象・強い 感動などを一つの区切りの時 点でまとめて、それを記録し ておくことはぎわめて大切な 作業になってくる。藤村のノ    O O O O O O O

一トが日記ふうのものであっ

一104一。一

(10)

だからと思われる。宿舎でのメモ整理の一指針とさせた。

 なお、前出の藤村メモ 若草山(そのスケッチに)に関連して、同じ手法を藤村「夜明け前」取 材ノート棚(昭和3年 木曾)から引用紹介し検討を加えた。以Fはその一部である。

・。D司書

 ■.  ^占

遜.ぎ、絆辛

     二〇壊きO緑      十山の山赤屋      八OあO 

胡〜 @肺傷 目おと林青階    義晴夏霊暴婁轟   皆   見き地の望       え山○実〔

      るO美の傍       ○耕濃枝線       屋地OO青       根O柿。〕

      ○恵O巨       高那赤}

      原山き○

      ○脈崩込

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日1111城ザ詮婁

        Xチチケ       %

     ・ ノヘ      ・1       ら

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     : 詩フ   、讐/1.。 /  号      § 〕㍗    亀       古

     )      N

       凸        o

 これはスケッチした部分に備忘として必要な程度の説明を補足したもので、情景とか物の観察に は有効な手法であることを理解させた。また、枝注考の注記にあるごとく、青や赤の色鉛筆を適宜 用いていることにも触れておいた。

 ③先輩が修学旅行甲に取ったメモとそれを基に書いた作文例

  1 車中メモ・大井川一静岡(富土山の見える前後の状況と富士のようす。)

  2 元箱根一声の湖(芦の湖のスケッチ、双胴船上からの展望、船内のようす。)

  3 国会議事堂見学メモ(参議院議場のスケッチと説明の書き入れ。) 一以上の引用は略すr  のそれぞれと、その作文とを示して検討した。このさいは、メモの内容については未知のこと  が多いので想像する程度にとどめ、メモに取り上げたことがら、メモの取り方(書き方、こと  ば、文字、スケッチ)、メモの整理すなわち、記憶の再生による補足、見せ消ちによる抹消、

 重点の指定(◎ 咲 O O・ 〜w)、ことがらの関係の把握(→=≒H(} .I.)

 などのくふうの実情を理解した。また、メモが実際の作文にどういかされているかの吟味の必

(11)

 要を示唆した。

(2)学習の中間整理

 以上のメモの実例とその考察検討の結果のまとめとして、

 1取材メモというのはどういうものか。

 2取材メモは何のために取るか。

 3取材メモにはどんな事を記録するか。

 4取材メモはどのように取るのがよいか。

 5取材メモばどういかされるか。

などの観点によって、今までの内容の整理をさせた。

(3〕観察の方法・描写の方法の理解とその練習

  以上σ)メモの実例の検討によって、メモに取る内容と、その記述法の実情は理解できたので、

 次に、いちばん根本になる「観察する力」「描写する力」の練習学習を設定した。

  観察力、描写力の発達は、国立国語研究所で実施した「言語能力の発達」に関する調査研究   の報告「小学生の言語能力の発達」1964(明治図書)によれば、

    1・2年のころはまだ乏しく、3年あたりから観察力が急に開けてくる。細かい観察によ    ってうらづけられた具体的な客観的な描写が見られるようになる。3年から4年にかけて、

  対象を客観的に観察する目が、総体的にはたらき始め、しかも、それを記述しようとする態    度と能力がついてくる。 (同書 第4編皿作文力の発達 331・335べ一ジ抄出)

  とあり、ごめ観察力の発達とともに描写力、叙述の具体性、会話の使用、批判力・思想性など   も仲ぴていくことを考察考は指摘している。

   ところで、この小学校中学年の時期に芽生え、伸長する観察力や描写力は、その後もあらゆ  る機会にいっそう仲び、生徒たちの身についてきていると思われる。しかし、当然個人差があ   り、観察の対象の種別、描写の技法の別など細かく検討すると、かたよりも少なくない。そこ  で、修学旅行前という必要性と、中学としての整理の意味も兼ねて以下のような学習を組みこ  んだ。

  ①「観察」「描写」「説明」ということの理解。「描写」と「説明」のちがいの理解。

  ②すぐれた観察・描写の文章の吟味

      既習教材の甲から範例文を取り出して、対象の観察の観点、観察法、描写の巧みさな      とを吟味する。

    〔使用教材〕O吾一(山本有三)○旅客機で(戸塚文子)○あるr・学生(甲州善之助)

      ○かくれんぼう(志賀直哉)Oトロッコ(芥川龍之介〕○歌う部隊(竹山道        雄)一いずれも日本書籍「⊆P学国語」1年一

     これらの作品の甲で、情景、人物、でぎごとのとらえ方や描き方のすぐれた部分を吟味     させる。読解・鑑賞学習がすんでいるし、この甲のいくつかは、読解や作文学習のさいに    表現の検討をしてある。従って、今回の表現吟味はきわめて容易である。

     この学習は、いわゆる範例模倣法に属する。よい文章を書かせるためには、よい文章に    触れさせ、それがどのように書かれているか、なぜすぐれた文章なのかを、比較法、消去    法、挿入法、改作法などの方法を適宜用いて検討吟床させるものである。表現の技法やこ

一106一

(12)

 とはの選択、用法の理解に効果的である。ただし、このときの教材はなるべく既習のもの  から選定することが理解を容易にさせる要件である。平素の読解学習の後に、特定の観点  による範例文を抜き書きさせ、範例文集に加えていく作業を試みることも大切である。

③ メモの練習

  メモは、目的・用途の一ヒから、(1〕理解のためのメモ、(2)表現のためのメモの二つに大別  できる。今回の目的・用途が修学旅行の紀行文作成のための取材にあることから、これに  必要と思われる観察対象、情報源などの予察によって、以下の練習を指示した。

1、場面や景色の観察メモ

課題1 教室の窓ガラスI枚の範囲内に見える景色    2 屋上の一地点から見える東・西・南・北の景色

方法位置を決める→観察する景色の全体を髄める→観     察の順序(==視点の移動)を選ぶ→特色をつかむ

注意1.形状、色彩、濃淡、陰影、 (要すれば、変化や     因果)などをとらえ、対象の特・徴をはっきりさせ     る。

   2.「観察したもの」と「感じ・判断」とを区別す     る。

2 人物の観察メモ

課題1 朝の会のときの学級担任の先生     〜教室入室から退室まで〜(約5分)

   2 級友(男女各1名) 〜昼食中・遊牧時〜

注意 1については、前もって代表考から連絡、依頼を     しておくこと。

    2は・なるべく自然のままのチャンスをとらえ飢    後でメモを見せ、了解を得ること。

3 説明・伝達の聞き一取りメ毛

 特に課題はない。今までの聞き取ワの学習、「国語学 習の記録」担当のときの方法を応用する。旅行までに・

授業のさいの特定事項の説明、ラジオのニュース、解説  などのいずれかの要点をメモする練習をしておくこと。

4.応用練習(自由課題)

○家族の話し合い(夕食蒔その他) ○近鉄・国鉄駅の 風景(外から・構内) ○バス・電車(車内・車窓から)

○社寺の建物、仏像、庭園 O陳列物の説明板(要点記

録)

▽視点の移動法の類型  ○高一低  O遠口近  ○右一左  O rコ→右  一〕平ブ左  o[P→周囲  ○周囲→甲 o大⇒」・

▽観察の経路  主として視覚

 要すれば聴覚・触覚(皮膚  感)

▽人物の外形観察の着眼点  ○からだつき.顔つき  ○服装、髪、 o持ち物  ○言語・音声 o動作・表  情などの特色

▽人物の内面観察

 外形観察によって感じられ一  る人物の性格・心理の特色

※・既知のことと.比べる→新  しさ、珍しさ・新しい発見  とその解釈・全体と部分の  つながり

▽聞き取りメモの注意点

○日時、題目、話題、談話者、

 場所を書きとめる。

○要点だけを、速く、正確に  記録する。

○略記、記号、図示法を多用 1する。

 以上の練習は、2人〜4人のグループを組んで、それぞれが個別にメモした結果を交換 し、助言し合い、他の人のさまざまな観察のしかた、メ毛ク、・しかたのあることに気づかせ、

(13)

    学び今わばる方法をとるのがよい。指導者も同時にメモを取り、比較して話し合うことも     必要である。

13)「取材メモ」を作るさいの注意  1、用具の準備

  ○小型ノート(はがき大のカード〜画用紙〜でもよい、輪ゴムで止め、紙袋に入れる。)

  仰わろかい鉛筆くスケッチ用船遥、色鉛筆または2.3色ボールベニノ、サインペン。

 2.記録フ)しかた

  ○ぺ一ジ、日時、場所、天候、気温、対象、談話者などを初めに書いておく。

  ○書物のときは、編集者。書名・発行所・出版年月。引用や要約したぺ一ジ、新聞のときは、

   年月日・新聞名・面・版を必ず記録する。

  ○ノート、ヵ一ドいずれでも、なるべく片面だけ使う。

  ○消しゴムは使わない。消すときは{線で消す。

  ○喋習のときから、いろいろな略語や記号を決めて、それを用いるようにする。

  ○プラ・シク(空白)は、そのままにして、後で思い出したり、友人に聞いて=塁める。

  一旅行中のメモ整理は必ずその日に宿舎で行なう。

  O「旅行のしおωやr案内書」に書いてあることは、メモにしない。現地に行くまでに読んで    益く。現地での説明を聞くときに、「しおり」や「案内書」に書いであることが話の中に出    たら一線や○印をそれにつけておけばよい。

5 生徒の旅中メモの実例

 以上のような学習を終えて旅行に行った生徒のメモの数例を以下に示しておく。メモの内容と か取り方の解説や説明は略すが、それぞれに個性的なところや、取り方のくふうが見られる。

 〔車窓からのメモの一部〕

   紅覧ピ

   すき㌃n1励はプ1リ 冨寸秒7ト工場、

葡瀞恥・沁ポ

翠戸1繭㍗走へ

     て鮒帷宅吻い。

    進路が 玖い

    碓はく舌で)劾雨宇れだ

    倒ろえ失している,     一

    欝忠講鮒伽

   府卑

寸ざヒ紐佃・倣・

    水酬州瑚酬、学)

     騎脇靱.靭吋 /捉眺.

      L艮・1K効ぐ剰櫛1/

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     停車び多い.州ヒ痛め支      1林て祝う施い.

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Σ}o 存脈ん山商て雅。味漱って

纏漱㌣黒岐州

      トン石し,

2w朽市 もう仇.

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      製帥形

よカて巻十ミ

一1・、。1一

(14)

〔スケッチと書き込み式のメモ〕

 (注)スヶツチは、色鉛筆て結色し・〔.5る、,

 ・けごんの滝

念・ソ

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碓w

〔各地での観察メモの一部〕

     ■      」

      一涼       幸守こ2テ

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    ∵∵止、

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丈き容轟、,陶

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(15)

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↓榊  炉仇

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6 終わりに

 修学旅行の前に「取材メモ」の指導をし、後で紀行文作成の指導をすることはl O教年前からの ことである。その年の事情から指導時間の取り方や教科の学習進度のつごうで、ていねいに時間を かけられるときと、ポイントだけを短時間でおさえるときとがある。いずれにしても、こういう指 導は書く前に・ぜひ必要であり、紀行文の質・量ともに事前指導の効果の成否が著しく現われるもの である。この取材メモの技能は、生徒の将来の調査、研究、探訪等の生活に応用発展の機会も多い ことをひそかに期待している。なお、取材メモの整理のしかた、作文のための取材メモの利用のし かたなどをこの後に取り上げるのだが、本稿の範囲ではないので、報告の機会を改めたい。稿を終 えるにあたり、大方のご批正をお願いするしだいである。

 注1 「研究集録」第1集(昭35年H月)第2集(昭36年10月)第3集(昭37年9月)

   第4集(昭41年10月)、同別冊「目的に応じた文章表現力を伸ばす指導」(昭3ピ住11    月)国語科 西尾武雄・吉岡恭子教 宮と共同研究

2磁鳩寄全国大学国語教育学会紀要「国語手轍育」第 3集拙稿「条件作文の指導」

一110一

(16)

3 斎藤茂吉全一集 第44巻(昭31年4月)岩波書店 354〜355ぺ一ジ

4 0夏目漱石全集 第15巻所収の「日記・断片」(岩波書店) o寺田寅彦全集 第I6   巻所収の「雑記帳」「スケッチブック」「断片」第13巻所収の「手帳」(岩波書店)

  ■鶴外全集噌19巻所収の「南都小記」(岩波書店)等を利用することもある。

5 島崎藤村全集 第18巻 創作ノオト 雑記帳(い)新潮社(昭27年b月)40−41ぺ 6 「文学」1967. d.VOL.35(岩波書店)未発表『夜明け前」ノート 玉井乾介氏   校訂

      一1 9 b 8.  1 1.  1一

(17)

一112一

参照

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