都 市 計 画 と地 域 構 造 (東 北 の 都 市 に つ い て )
横 山 弘
都市計画 はその都市q) 将来 において ,発展拡大 を してい く場合 に ,都市生活の福利 を害 さぬ ェ ぅ現状 か ら将来 の あるべ き姿 を推 定 して樹立 され る ものであるo I ) 都市計画の中で最 も重 妾 な項 目となるものは .用途地域 の指定 と道路計 画で ある。都 市計 画V Cよ って地域 指定 を うけ た場合 ,地 域分化 V Cどの様 な影響 を与え るかにつ いて東北の都市 を例 に と って考察 したo
I) 都 市計画 v Cよる地域 の指定
最近 の急速 を都市化は指定地域 の限界を越えて進展 しているO その主な裳因は 計画指 定地域 に通人された地 峡は公共施設 が整備 され て ,地価 の上昇 が著 しくな b .そ のために指 定地域外 の安 レ地 価 の場所 に住宅地 や工場用地 を求め よ うと して .不規則 な拡 大現象を超 しているため で ある。 この よ うに指定地域を越 えて不 規則的拡大が行われる と ,都 市計画の 目的が達成 され 夜レ 、 事 にな るの で ,さ らに都市計画の指定地域 を再指定せね ばな らな くな る。 秋田市の 1954 年に沢定 された総合都市計画では , ( オ l 図) 秋田駅裏 側の水田地帯 と市街 地北部 の水田地帯 は 計画外 に な っていた。 しか し .この都市計画に よ って八橋区に八橋官公庁 団地が設定され ,県 庁舎 が 1959 年 に建設 され る と次々に官公庁建 物が建設 されたo 官 公 庁 団 地 が 充 実 さ れ るV Cつれて ,新司道 7号線沿 い も交 通量が増大 し,自動車 関連工場 ,金属工場 ,食品工場 , 給 油所 ,運送店 など軒並 に建 設 され たo さ らに北部 の水 田地帯 に鉄道 の操車場が 出来たた め , 道 路 が通 じそれに沿 って住宅 地 が拡大 されたo また駅 の裏側の水 田地帯は最初 わず かに鉄道 職 員 の住宅 が建 っていたが ,その 後の都市^ 口の増加 に よ って計画 区域 内の住宅地 が飽和状態 に 達 する と ,地価 の低廉 友指定地域 外の水E B地帯に一般住宅 が追出 して きた。 この よ うに , I95
4年 の都 市計画以後 .市街地の拡大 が急速 に進んだため計画区域 を変更せねば在 らな くな った。
すなわ ち .駅裏側 の水田地帯 には新国道 沿いと操車 場周辺 を準工業地域 ,そ の背後を住宅地域 に指定 したo東 i地 方 の農家 にと って水田経営は農 業経営の基盤であ り ,水田経 営か ら離脱 す ることは .すなわ ち .農 業経営か ら脱落 することであ b.容 易には水 田演廃 をおこなわないの であるが ,都市 化の力はそれ さえ も一方的に推進 してい る。
山形市 v cおけ る 1958 年の都市 計画では住 宅地域 が馬 見ケ崎川扇状地 の扇央 か ら扇項部にか
け て指定 され てお b ,扇端部 か ら下の水田地 帯 v cは一増β v c指定 されているにす ぎをか った。 し
か し,そ の後の住宅地 の砿 大は扇項部 瀞 丁でな く.扇端部以 下の水田地帯 v cも拡 が b 指定地域
を こえてい る。 虜 頂部には水道の浄水場があ b ,この地域 に住宅地 が拡大 しては環境 を不艮化
するおそれがあるため ,そ の地奴 を空地地区v c指 定 した。 そ のか わ b,新 たに鳥見ケ崎川右岸
に住宅地域を指定す るほか ,扇端部以下の水 田地帯 にも住宅地域を指定 した。都市 周辺部に水 田地帯 を もつ盛 岡,弘前 ,青森 ,福 島などに も同 じようを現象が見 られ る。青森の場合には東 北本線の軌道 が南に移動する毎 に住宅地域を南に拡大 し.最近の都市計画では山麓部に住宅地 域を指定 している。弘前の場合に もは じめは市街地南部の台地面 に住宅地城を指定 していたが 最近では北部及び西部の水田地帯に も住宅地域 を指定 してい る.
仙台の場合には都市人口の増大 とともに .住宅地の需要が高ま b,市街地 の北部 と西南部の 丘陵地に住宅専用地域 を指定 してい る。 この丘陵地は南同斜面で 日あた b が よ く,住 宅地 とし ては好適を地域 であb ,住宅地以外 の環境を筈する施設は規制されてい る。
次 に工業地域の指定を見 ると ,海岸に近い都市の場合は殆ん ど臨海地 城 に工業地域及び工業 専用地域を指定 し ,住宅地域 との間に準工業地域の緩衝地帯 を もうけてい る。仙台の 1924 年 の都市計画では原町 I′ 」 、 田原 ,長町 に工業地域 を指定 した が .I955 年の計画ではさ ら に苦竹∴
地区 ,埠町地 区を加えた0 I 964 年 に新産業都市の指定を うけ ,建設計画を基本 と して長浜海 岸に堀込式泊渠港を計画 し ,5‑ 6 万 トy級の船舶を入港 させ ,その臨海地区に大規模を綜合 工業地帯 を造成することにな った。 また l 徴国道 4 号線 ( 仙台バイパス) と l 級国道 45 号線 の交叉点付近 の原町東部地区に内陸工業地帯を造成 する。 この二つの工業地域は工業専用地域 で他の施設の混入を規 制 しているo仙台駅東 口か ら東部は住宅 ,商店 ,寺院 をどの混入地域で あ右が ,ここに業務商業施設を集中させて広域セ yクー萄量り,既成市街地の交通 障害を緩和 し ようとしてい るo東部 の工筆開発が進む と当然流通機能が拡大するが ,それを円滑 にす るため y c内陸工業地帯 と広域 センタ二の問に流通センターを計画 してい か ここは宮城野貨物駅 に近 く,場所 としては好適の地域であるO この ように仙台市の都市計画では工業港建設計画が工業 地軌 広域センタ1 ,流通センターの必要性を認め ,その指定地 域にそれぞれの機 関の集 中を
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見てお り.地政分化 を推進 して仏 る.そ して ,それぞれの地域は関連 を もちをが ら工業地域 の.
機能 を総合的 に高 め ようと しているo
秋田 も新を都市の指定を うけ ,旧 鮮 軌 南 岸 に工業専用地区を指定 し,秋 田港 と旧雄物川の 運河 に よ って連 絡をはかろ うとす るものであるo すでにこの地域には家島工業地帯や新屋工業 地帯 が含まれて おb ,・ 市街地の西部 に帯状 V C配置 されている。そ して工業地帯 と住宅地域 との 間には準工 業地域を指定 して嘩衝地帯 としてい るo特 に茨島工業地帯 V Cは重化学工業が立地 し てい るため ,住宅地域に接近 していては種々の公害 を与え る危険性があ り.特 v c援腐地帯 が必 ◆ 要 と売るためである○
能代 2) の ように港湾機能 の停止状態にあるところでは海岸 に工業地域がを く,米代川沿岸
K帯 状V C地域指定されている。 この工業地域は木材関連工業で .筏流 し時代 の木材集積所 を中
心 に東能代駅 裏まで続 き ,さ らに対岸 までのぴている。能代駅裏か ら駅南にかけての一帯 , お
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