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口唱 折伏 経力 現証 口唱 折伏 経力 現証 鈴江御導師が重ねて教えてくださったのは 決して忘れてはならない信仰の基本であり 柱でした ここから外れたら本門佛立宗ではない 何度も何度も言明されていたことを思い出します 本門佛立宗は口唱 折伏 経力 現証御利益宗なんです 御題目を外して本化仏教はあり

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Academic year: 2021

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佛 立 開 導 日 扇 聖 人

ご生誕200年慶讃御当年

一級寺院の

“誇りと自覚”

◆謹賀新年  ・平成 29 年 受持教務一覧 ◆「年頭所感」―― 事務局長 柴山迪昭 ◆祝・一級寺院昇格! ◆平成 29 年 総祈願の解説 ◆菩薩の誓い「菩薩の七行」の実践を! ◆鈴江日原上人ご遷化 ◆菩薩の声  ・新横浜教区 前川美悠さん ・臨海教区 斉藤由美さん ◆NewsFlash

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特集

祝・一級寺院昇格!

住職巻頭言

「口唱・折伏・経力・現証」

(2)

「口唱・折伏・経力・現証」 鈴江御導師が重ねて教えてくだ さったのは、決して忘れてはなら ない信仰の基本であり、柱でした。 ここから外れたら本門佛立宗では ない。何度も何度も言明されてい たことを思い出します。 「本門佛立宗は口唱 ・ 折伏 ・ 経力 ・ 現証御利益宗なんです」 御題目を外して本化仏教はあり ません。南無妙法蓮華経の御本尊、 音声こそ、生きてまします御仏の 生命であり魂そのものです。この 御題目をお唱えすることが何より 尊い修行であり、唯一真理と一体 になる、無常の中で永遠の生命と 一体になる方法です。この修行を 外して何を行じても意味がありま せん。それらは無益であるばかり か害すらあります。 ま ず 「口 唱 」 が 大 事 で あ る こ と は議論の余地もありません。疑い、 迷うことなく、ご縁をいただいた 者はただお唱えいただきたい。 残 念 な が ら、 「南 無 妙 法 蓮 華 経 」 と唱える口唱行を喜ぶ人は多くあ りません。これほど簡単な修行で あ る の に、 な ぜ か 唱 え ら れ な い。 長 く 続 か な い。 一 日 ほ ん の 数 分、 数十分、御題目を唱えることが難 しい。これが現実です。 口唱がキライ。それこそ謗法と 罪障の表れでしょう。本門佛立宗 にご縁をいただきながら口唱が出 来ない、その深い味わいを知らな いままというのは残念です。 末法の世、 無常の身の上、 謗法 ・ 罪障の深い私たち。限られた時間 の 中 で 迷 わ ず 生 き て ゆ く た め に、 的確なガイド、絶え間ない指導が 必要です。 「折 伏 」 と は、 心 に 潜 む 邪 魔 を、 積極的に退治してゆく方法であり、 人びとを能動的に正しい教えへと 導く修行です。折伏があればこそ お互いに悪い因縁から逃れられる。 折伏がなければ、常に迷い続けて 貴重な人生が終わってしまいます。 「口 唱 」 と 「折 伏 」 の 二 つ を 絶 対 に忘れないでください。これこそ 佛立信心の大原則です。京都本山 宥清寺の御宝前両脇にかけられて いるお言葉もこの二つです。 私たちの時代、この口唱と折伏 が圧倒的に弱くなっているように 思います。まずはもっとお看経し なければならない。御題目を唱え なければ始まらないのに、外側や 周辺に逃げてはいないでしょうか。 頭で理解しても、別のことをして いても、 「口唱」 を忘れて佛立信心 はありません。 「圧倒的に」 という のは、本当に毎日のお看経の時間 が少ないと思うからです。 折伏も同じです。折伏が無くな れば終わりです。世の中も佛立宗 も、無くなってしまいます。その くらい大切な修行です。末法は恐 ろしい悪世です。そこに生きる人 びとが、自発的に、自然に善なる 方向に向かうことは、まずあり得 ないのです。

(3)

を 選 ん で 落 ち 込 む。 タ ー ン ば か り で す。 な の に、 夫 婦 で も、 仏教が説く人間の悪い癖はイン ターネットやSNSの登場によっ てさらに増幅されているようです。 ネット世論は常に極端に走ります し、 「い び つ な 正 義 感 」「ゆ が ん だ 平等主義」 「過剰な道徳」 も結局は 人間の悪癖が顕著になって表れて いるということかもしれません。 南無妙法蓮華経の世界は、人間 が生み出してきた神々や仏すらも 統合し、超過して調和をもたらす ものです。地獄から仏の世界まで、 うっかりするとバラバラになって 一 面 し か 前 に 出 な い 人 間 の 心 を、 あるべき普遍的な調和の世界へと 誘うものです。 せっかく統合されていた人格が、 ネットによって多重人格になって しまったり、分裂に陥ってしまっ たりするとしたら、やはり御題目 口唱によってバラバラになる心を 統合し直さなければならないはず です。口唱・折伏は、実は全員が 統合失調症を患っているような世 の中にあって、私たちを真っ直ぐ に導く手立てであり、救いです。 これは単に理論ではありません。 効果が現れなければ現代人がこの メ ソ ッ ド (方 法) を 試 み る こ と は ありません。私たちは口唱と折伏 の効果を実際目の当たりにするこ とが出来ます。それが証拠として の 「経力・現証」 です。 御題目が生きてまします御仏の 生命であり、魂であることを実感 することが出来るのは、御題目を 口唱することによって妙不可思議 な現証の御利益が顕れるからです。 それは自分の力によっては絶対 に到達できない境地であり、結果 で す。 少 し で も 自 力 に 偏 っ た り、 智慧を頼りにしたりすると結果が 顕れないのです。 目の前に火急な問題が起こって いると私たちは解決の糸口を必死 に探そうとします。これは当たり 前です。頭を使い行動を起こして 解決しようとするのです。しかし、 この時こそ自己肯定の悪い癖が前 に出て、逆に問題解決から遠のく ことがあります。人事尽くすこと は大切ですが、それだけではダメ な場合が多くあります。 むしろ、智慧を捨てて、無心に なって、ただ御題目を口唱する中 であり得ないような現証の御利益 を 頂 戴 す る。 自 力 で は な く 経 力、 南無妙法蓮華経の御力で、現証の 御利益を顕す、いただく宗旨です。 今年、晴れて一級寺院となった 妙深寺ですが、だからこそ背伸び せ ず、 「口 唱・ 折 伏・ 経 力・ 現 証 」 という修行を、随喜助行を通じて 実践し、誰もが険しい時代を乗り 越えていけるよう挑戦しましょう。 まずは口唱・折伏の実践です。

(4)

寺内ご奉公

じんしゅう

なが

せいじゅん

副住職

しょうきょう

平成 29年度

受持教務

★ 長野本晨寺在住

じんきょう

★ 大和 法深寺 在住

★ 京都長松寺在住

港南連合

保土ヶ谷教区

りんかい

教区

せいじゅう

京浜連合

り ん こ う

教区

し ん こ う

教区

★三ツ沢教区

︵3月まで︶

︵4月から︶

港北連合

★新横浜教区

わ か ば

教区

せいしん

中央連合

★旭教区

上星川

教区

せいじゅう

あ べ

し ん ご う

湘南連合

★泉教区

戸塚

教区

あ べ

し ん ご う

︵3月まで︶

つつみ

︵4月から︶

本年も 菩薩の誓いを実践し

 教講異体同心で

  ご奉公させていただきましょう

(5)

  新 年 、 明 け ま し て お め で と う ご ざ い ま す 。   皆 さ ま に は 、 ご 家 族 共 々 に 良 き 新 年 を お 迎 え の こ と と 、 お 慶 び 申 し 上 げ ま す 。   い よ い よ 本 年 は 、「 佛 立 開 導 日 扇 聖 人 ご 生 誕 二 百 年 慶 讚 」 の 御 当 年 を お 迎 え い た し ま す 。 当 山 妙 深 寺 は 5 ヵ 年 の 「 佛 立 開 花 運 動 」 の 中 で 、 オ リ ジ ナ ル な 花 を 咲 か せ る 運 動 と し て 、「 正 宗 徒 7 5 0 戸 達 成 ・ 一 級 寺 院 昇 格 成 就 」 を 目 指 し 、 平 成 22年 の 「 門 祖 五 五 ○ 誓 願 」 を 引 き 継 ぐ 最 重 要 の 寺 院 誓 願 に 掲 げ 進 め て ま い り ま し た 。   こ の 度 、 昨 年 の 宗 門 で の 寺 院 等 級 審 査 に 於 い て 、 ス リ ラ ン カ ・ コ ロ ン ボ 別 院 を 含 め た 、 正 宗 徒 7 5 0 戸 達 成 に よ る 「 一 級 寺 院 昇 格 」 が 審 査 会 に て 認 定 さ れ 、 昨 年 10月 13日 、 本 山 、 ご 講 有 よ り 「 認 定 書 」 が 下 付 さ れ ま し た 。   か え り 見 ま す れ ば 、 初 代 住 職 日 博 上 人 ご 薫 陶 の も と 、 昭 和 41年 に 二 級 寺 院 昇 格 を 果 た し 、 以 来 50年 、 奇 し く も「 当 山 先 師 上 人 御 年 回 報 恩 年 」 の 昨 年 、 日 博 上 人 御 五 十 回 忌 法 要 の 御 年 に 悲 願 達 成 の 花 を 咲 か せ る 勝 縁 に 接 し 、 衷 心 よ り 随 喜 申 し 上 げ る 次 第 で す 。   所 属 信 徒 の 皆 さ ま に お か れ ま し て は 、 海 外 弘 通 を 推 進 す る 妙 深 寺 な ら で は の 成 果 と 胸 を 張 っ て 、 本 年 「 佛 立 開 導 日 扇 聖 人 ・ 御 生 誕 二 百 年 」 の 慶 讚 ご 奉 公 に 相 応 し い 慶 事 と 受 け 止 め 、 新 た な 「 一 級 寺 院 」 信 徒 と し て の 自 覚 と 責 任 、 そ し て 誇 り を 持 っ て 、 よ り 一 層 の ご 奉 公 に 邁 進 い た だ き た く 念 願 す る 次 第 で す 。   さ て 、 齢 よわい 73歳 を 迎 え る 本 年 で す が 、 昨 年 、 冥 土 の 土 産 に と の 想 い で 家 内 と 一 緒 に 昨 年 11月 11日 ~ 18日 の 一 週 間 、 ネ パ ー ル 団 参 に 参 加 さ せ て い た だ き ま し た 。   今 回 の 団 参 は 、 ネ パ ー ル 大 震 災 の 支 援 活 動 を 通 じ た 、 現 地 で の ご 弘 通 進 展 の 実 情 、 ス ン カ ニ 村 に 建 立 さ れ た 平 和 題 目 塔 の オ ー プ ニ ン グ セ レ モ ニ ー と 支 援 活 動 中 の ご 奉 公 で 帰 寂 さ れ た 小 原 旭 君 の 一 周 忌 法 要 、 そ し て 、 首 都 ・ カ ト マ ン ズ 市 内 に あ る 世 界 遺 産 を め ぐ る 、 ネ パ ー ル の 仏 教 文 化 に 触 れ さ せ て い た だ き ま し た 。   私 た ち 二 人 は 、 比 較 的 楽 と 言 わ れ た ホ テ ル 宿 泊 の コ ー ス を 選 択 し ま し た 。   ま ず 、 感 じ ま し た の は 、 首 都 カ ト マ ン ズ の 交 通 事 情 、 日 本 と 同 じ 左 側 通 行 で す が 、 や た ら と バ イ ク ( 自 動 二 輪 ) が 多 く 、 ク ラ ク シ ョ ン を 鳴 ら し 、 対 向 車 線 に は み 出 し な が ら 追 い 抜 い て い く 様 子 に 圧 倒 さ れ 、 大 き な 交 差 点 は さ す が に 警 察 官 の 手 信 号 に よ る 交 通 整 理 が あ り ま し た が 、 ほ と ん ど の 交 差 点 は 、 運 転 手 同 士 の 阿 吽 の 呼 吸 で 通 過 し 、 事 故 の 起 き な い 不 思 議 さ と い う か 、 無 秩 序 な 秩 序 と い う も の を 実 感 し ま し た 。 電 信 柱 に 幾 重 に も 蜘 蛛 の 巣 状 に 張 り 巡 ら さ れ た 電 線 。 歩 道 脇 に 、 野 良 犬 が ダ ラ リ と 寝 そ び れ て い る 様 子 な ど 、 今 の 日 本 で は と て も 想 像 で き な い 首 都 カ ト マ ン ズ の 光 景 で し た 。 世 界 遺 産 に 指 定 さ れ た 寺 院 、 仏 塔 の 遺 跡 建 物 の 多 く が 一 昨 年 の 大 地 震 で 崩 壊 や 傾 き か け 、 大 地 震 の 惨 状 を 今 も な お 、 色 濃 く 伝 え て お り ま し た 。   見 学 を 終 え 、 い よ い よ 、 四 輪 駆 動 ジ ー プ 8 台 に 分 乗 し 、 一 路 ス ン ニ カ 村 へ と 山 岳 ド ラ イ ブ の 始 ま り で す 。   話 に は 聞 か さ れ て お り ま し た が 、 山 岳 地 の 道 路 は 、 凄 ま じ い ガ タ ゴ ト 道 で 、 雨 期 の 時 に で き た ト ラ ッ ク の 大 き な 轍 と 凹 み を 縫 い 、 体 を 上 下 左 右 に バ ウ ン ド さ せ な が ら の 1 時 間 半 、 や っ と の 思 い で H B S ハ ウ ス 、 平 和 題 目 塔 の あ る 広 場 に 到 着 し ま し た 。   村 民 の 歓 迎 を 受 け 、 本 団 参 の 奉 修 御 導 師 ・ 宗 門 総 務 局 長 ・ 小 野 山 日 将 導 師 ご 唱 導 の も と 、 遠 く 真 っ 白 な 雪 を い た だ く ヒ マ ラ ヤ 山 脈 を 望 む 天 空 の 広 場 に そ び え 立 ち 、 金 色 に 輝 く 「 平 和 題 目 塔 」 を 前 に 、 団 参 者 一 同 、 無 事 到 着 御 礼 の お 看 経 を 感 動 の う ち に 上 げ さ せ て い た だ き ま し た 。   団 参 期 間 中 は 、 雲 ひ と つ な い 晴 天 に 恵 ま れ 、 小 原 旭 君 の 一 周 忌 を 悼 む か の 如 く 、 サ ム ン ド ラ デ ヴ ィ 村 小 学 校 の 訪 問 中 に 出 現 し た 彩 雲 。 そ し て 、 何 と そ の 夜 11月 14日 が 、 68年 ぶ り の 超 特 大 の ス ー パ ー ム ー ン 。   煌 々 と 輝 く 月 を 仰 ぎ な が ら 、 ブ ッ タ 生 誕 の 地 、 ネ パ ー ル の 天 空 に 思 い を 馳 せ る 素 晴 ら し い 団 参 で し た 。   最 後 に 世 界 情 勢 等 、 一 抹 の 不 安 の 付 き 纏 う 世 相 で は ご ざ い ま す が 、 こ の 一 年 間 の ご 奉 公 の 開 始 に あ た り 、 新 た な 決 意 を 込 め 、 共 々 ご 健 勝 で 、 ご 奉 公 に 邁 進 さ せ て い た だ け ま す こ と を ご 祈 念 申 し 上 げ 、 年 頭 の 所 感 と さ せ て い た だ き ま す 。                         ■

事務局長

柴山迪昭

(6)

 

22年

「一

が、

忌、

を迎えた昨年の

10月

13日に見事達成されました。

 

は、

で、

く、

す。

は、

し、

を満たしたご信者を指します。

 

度、

は、

「二

(正

宗徒450戸以上)

から

「一級

(正宗徒750戸以上)

た。

ば、

9

り、

が、

せ、

ままとなりました。

 

は、

く、

す。

も、

い、

き、

す。

来、

通に貢献してきた妙深寺ならではのことです。

 

は、

自覚を胸に、本年も菩薩行に励みましょう!

(7)

  今 年 、 総 祈 願 が 新 し く な り ま す 。   平 成 29年 は 、 本 門 佛 立 講 を ご 開 講 さ れ た 佛 立 開 導 日 扇 聖 人 の ご 生 誕 2 0 0 年 の ご 正 当 年 ( 御 当 年 ) と な り ま す 。 そ し て 妙 深 寺 と し て は 、 寺 院 等 級 の 昇 格 を 果 た し 、 一 級 寺 院 と し て 初 年 度 と な る 、 言 わ ば 新 し い 妙 深 寺 が ス タ ー ト す る 年 と も な り ま す 。 一 級 寺 院 と な っ て 、 お 寺 が ど の よ う に 生 ま れ 変 わ っ た の か 。 ま た こ れ か ら 未 来 へ の ご 弘 通 進 展 に 向 け て 、 ご 信 者 一 人 ひ と り が さ ら に ど う 進 歩 す る の か 、 前 進 し て ゆ く の か が 問 わ れ る 年 と な る は ず で す 。 そ う し た 内 容 充 実 を 目 指 す 内 容 と な っ て い ま す 。

 

 

 

  一 級 寺 院 に 昇 格 し た ら 終 わ り で は な く 、 こ こ か ら 名 実 と も に 「 一 級 」 と し て の 資 質 を 兼 ね 備 え た 寺 院 に な る た め 、 内 容 充 実 の ご 奉 公 を 進 め て ま い り ま す 。 そ の た め に 、 一 級 寺 院 昇 格 成 就 を 果 た す こ と が で き た 、 そ の お 礼 の ご 奉 公 と し て 、 ご 住 職 を 先 頭 に 教 講 と も に 喜 び を 前 面 に 出 し て 、 喜 び を 確 か め 合 う 「 随 喜 助 行 」 を 展 開 し 、 ま ず は 全 正 宗 徒 宅 へ の お 助 行 か ら 始 め て 、 皆 で 信 心 増 進 を さ せ て い た だ き ま す 。

 

 

  昨 年 よ り 「 菩 薩 の 誓 い 」 の よ り 具 体 的 な 自 己 誓 願 と し て は じ ま り ま し た 「 菩 薩 の 七 行 」 を 、 本 年 は よ り 多 く の 方 に 知 っ て も ら い 実 践 を 呼 び か け 合 っ て ゆ き ま す 。「 菩 薩 の 七 行 」 の 中 で も 、 ま ず 「 口 唱 ( お 看 経 )」 と 「 参 詣 」 を 心 が け 、 そ し て お 講 願 主 と な り 「 お 講 奉 修 」 が い た だ け る 信 者 に な る こ と を 勧 め 合 い ま す 。

 

 

 

  「 菩 薩 の 七 行 」 に あ る 「 お 助 行 」 は 本 年 の ご 奉 公 の 主 眼 と な り 、 総 祈 願 の 一 行 目 に 掲 げ た 「 一 級 寺 院 昇 格 御 礼 随 喜 助 行 」 を 大 い に 展 開 し て ゆ く こ と で 、 各 々 が 佛 立 信 徒 と し て の 、 ま た 一 級 寺 院 ・ 妙 深 寺 信 徒 と し て の 誇 り と 自 覚 を 持 つ こ と を 促 し て ま い り ま す 。 そ し て そ こ か ら 他 者 へ の 働 き か け で あ る 下 種 結 縁 ・ お 教 化 に つ な げ 、 そ し て 各 家 庭 内 の 法 灯 ( 信 行 ) 相 続 の 取 り 組 み に も つ な げ て ま い り ま す 。                       こ の 「 総 祈 願 」 は 、 本 年 の 妙 深 寺 の ご 奉 公 の 目 標 で あ り 、 信 徒 全 員 が 御 宝 前 に か か げ 、 毎 日 ご 祈 願 さ せ て い た だ く も の で す 。 言 わ ば そ の 年 の お 寺 の ス ロ ー ガ ン で す 。   佛 立 信 徒 と し て 、 菩 薩 と し て 、 ご 信 心 で 人 助 け が で き る 生 き 方 ( 菩 薩 行 ) が で き 、 誰 か の た め に 、 み ん な の た め に ご 祈 願 が で き れ ば 、 そ こ に 本 当 の 幸 せ が あ り ま す 。 お 講 ・ お 助 行 ・ お 参 詣 を 通 じ て 、 社 会 の た め 、 人 々 の た め に 、 佛 立 信 徒 の 誇 り ・ 喜 び を 弘 め ら れ る よ う 、 ご 祈 願 ・ 実 践 い た し ま し ょ う 。

29

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  本 年 も 、「 菩 薩 の 誓 い 」 カ ー ド は 、 よ り 具 体 的 な 菩 薩 行 実 践 に 取 り 組 ん で い た だ く た め 、「 菩 薩 の 七 行 」 と な り ま す 。   菩 薩 の 七 行 と は 、 で す 。 7 つ の 各 項 目 に そ れ ぞ れ の 目 標 を 記 入 し 、 信 行 の 実 践 を 御 宝 前 に お 誓 い い た し ま す 。「 い き な り 7 つ は ち ょ っ と … 」 と い う 方 は 、 ま ず 佛 立 信 行 の 基 本 で あ る 、 の 3 項 目 だ け を 記 入 し 、 誓 願 い た し ま し ょ う !   お 子 さ ん 用 に は 、 別 途 『 ぼ さ つ の た ま ご ~ 7 つ の チ ャ レ ン ジ ~ 』 カ ー ド を 用 意 し て い ま す 。

  佛 立 信 心 の 基 本 は 何 と 言 っ て も 「 御 題 目 口 唱 」 で す 。「 御 題 目 口 唱 」 を 外 し て は 佛 立 信 心 は 成 り 立 ち ま せ ん 。「 御 題 目 口 唱 」 が 無 け れ ば 、 御 利 益 の 頂 き よ う も あ り ま せ ん 。 こ の 基 本 中 の 基 本 で あ る 「 御 題 目 口 唱 」 を 自 宅 の 御 宝 前 で 毎 日 朝 夕 ( 夜 ) 合 わ せ て 何 分 さ せ て い た だ く か を 記 入 し ま す 。「 菩 薩 の 七 行 」 を き っ か け に 「 御 題 目 口 唱 」 の 良 い 習 慣 を つ く り ま し ょ う 。 ま た 、 こ れ ま で 「 御 題 目 口 唱 」 を 全 く し て い な か っ た 人 は 、 た と え 1 分 で も 、 毎 日 口 唱 す る よ う に な る こ と は 大 き な 進 歩 で す 。 ど な た で も 誓 願 い た し ま し ょ う 。

  佛 立 信 心 の 基 本 は 御 題 目 口 唱 で す が 、 自 宅 で お 看 経 を し て い る だ け で は 、 な か な か ご 信 心 は 前 に 進 み ま せ ん 。 ご 信 心 を 前 に 進 め 、 深 め る に は や は り コ ン ス タ ン ト に 「 お 寺 参 詣 」 を し 、 御 法 門 を 聴 聞 す る こ と が 大 切 で す 。 毎 月 何 回 「 お 寺 参 詣 」 さ せ て い た だ く か 、 自 分 で 目 標 を 決 め て 記 入 し ま す 。 妙 深 寺 で は 土 日 祝 日 は 「 家 族 参 詣 日 」 と し て 8 時 の 開 門 、 9 時 の 御 法 門 と お 参 詣 し や す く し て い ま す 。 目 標 を 立 て て 、「 お 寺 参 詣 」 に 励 み ま し ょ う 。

  佛 立 宗 の 生 命 線 で あ る 「 お 講 」 に 、 一 年 を 通 じ て 何 回 お 参 詣 す る か の 目 標 を 立 て ま す 。 そ し て お 講 参 詣 だ け で な く 、 自 宅 ( も し く は お 寺 を お 借 り す る こ と も 可 能 )を 道 場 に し て 、 お 講 の「 お 席 主 」 に な ら せ て い た だ く と い う 目 標 を 立 て ま す 。 ご 住 職 ・ お 講 師 や ご 信 者 さ ん を 自 宅 に 招 き 、 自 宅 を 御 弘 通 の 道 場 と し て お 講 を 奉 修 す る こ と は 、 何 よ り の 家 庭 円 満 の 御 祈 願 と な り 、 先 祖 回 向 と な り ま す 。 み な さ ん で お 講 参 詣 と お 講 奉 修 に 取 り 組 み ま し ょ う 。

  浄 財 の ご 有 志 は 様 々 に あ り ま す が 、 正 宗 徒 と し て の 基 本 信 行 で あ る 「 お 講 願 主 」 に な る こ と を お 勧 め し て い ま す 。 そ し て 「 お 講 願 主 」 に な る と い う こ と は 、 仏 道 修 行 の 中 で も 欠 か せ な い 御 布 施 と 御 供 養 と い う 「 ご 有 志 」 を お 包 み さ せ て い た だ く こ と に な り ま す 。

  困 っ て い る 人 、 悩 ん で い る 人 を 助 け る と い う 化 他 行 、 菩 薩 行 の 具 体 的 な 取 り 組 み が 「 お 助 行 」 で す 。 今 年 は 「 一 級 寺 院 昇 格 御 礼 随 喜 助 行 」 を 展 開 し て い き ま す 。「 お 助 行 」 に は 毎 月 の 目 標 と 一 年 間 の 目 標 回 数 を 記 入 し ま す 。

  自 分 や 家 族 の 信 行 ( 法 灯 ) 相 続 の た め に「 家 族 お 講 」を 受 け る 希 望 者 は「 は い 」を 〇 印 で 囲 み ま す 。 こ の「 家 族 お 講 」 は 席 主 の 家 族 と 希 望 日 を 調 整 し 、 基 本 的 に は 家 族 だ け で 簡 単 な 内 容 の お 講 を 奉 修 い た し ま す 。

  自 分 の 知 人 や 親 戚 を 佛 立 宗 の ご 信 者 と す る「 お 教 化 」を 、 一 年 で 何 人( 何 個 ) さ せ て い た だ く か 、 目 標 を 記 入 し ま す 。 ま た 、「 お 教 化 」 が 出 来 な い 相 手 で も 、 せ め て ご 信 心 の 話 ・ 紹 介 だ け は す る「 下 種 」 を 一 年 で 何 人 に さ せ て い た だ く か 、 目 標 を 記 入 し ま す 。   ぜ ひ 、 こ の 新 し い カ ー ド を 励 み に 、 御 利 益 の た く さ ん い た だ け る ご 信 心 を 実 践 い た し ま し ょ う !             ■

29年

﹂の

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  今 年 も 、 年 の は じ め の 一 ヵ 月 間 、「 寒 参 詣 ( 寒 修 行 )」 が 始 ま り ま す 。 寒 参 詣 は 、 お 祖 師 さ ま ( 日 蓮 聖 人 ) が 佐 渡 に お ら れ る と き に 、 阿 仏 坊 ・ 千 日 尼 が お 給 仕 さ れ た 故 事 に な ら っ て の 修 行 で す 。   こ の 期 間 は 、 ご 信 者 全 員 で 声 を か け 合 い 、 31日 間 、 み ん な で お 参 詣 に 励 み ま す 。 寒 参 詣 で は 、 朝 の ご 供 養( 朝 食 ) を お 当 番 の ご 信 者 さ ん が 用 意 し て く だ さ い ま す 。 家 族 そ ろ っ て お 寺 で い た だ く ご 供 養 は ま た 格 別 。 家 族 み ん な で 早 起 き し 、 ま だ 暗 い う ち の 朝 一 番 に 本 堂 で 御 題 目 を 唱 え る と 、 本 当 に す が す が し い 気 持 ち に な り 、 一 日 が ス ム ー ズ に 送 れ ま す 。 こ れ は 人 生 に 幸 せ の 種 ま き を す る 修 行 で す 。 今 年 一 年 、 幸 せ に 過 ご す た め に 、 功 徳 の 貯 金 と な る 寒 参 詣 に 、 家 族 み ん な で 励 ま し あ っ て お 参 詣 を さ せ て い た だ き ま し ょ う 。   ま た 、 ご 供 養 を い た だ く ば か り で は な く 、 用 意 す る 側 の 「 ご 供 養 当 番 」 の ご 奉 公 や 、 法 城 護 持 ( お 寺 の 清 掃 ご 奉 公 ) も し て み ま せ ん か ? さ せ て い た だ け ば 、 よ り 大 き な 功 徳 を 積 む こ と が で き ま す 。   昔 よ り 、 武 道 で も 一 番 厳 し い 時 期 に 行 う 「 寒 修 行 」 は 身 体 と 心 を 強 く す る も の と さ れ て い ま す 。 子 ど も は も ち ろ ん 、 大 人 の 皆 さ ま も 、 こ の 寒 参 詣 に お 参 詣 さ せ て い た だ く こ と で 、 逆 境 に 強 い 人 間 性 を 養 う こ と が で き る こ と で し ょ う 。   信 行 ご 奉 公 に 精 進 さ せ て い た だ け ば 、 必 ず 諸 天 が 守 護 し て く だ さ り 、 自 分 だ け で な く 子 や 孫 を も 幸 せ に で き る と お 教 え い た だ き ま す 。   ぜ ひ 寒 参 詣 に は 、 家 族 そ ろ っ て 参 詣 し 、 家 族 の 健 康 や 成 長 の た め 、 ま た 、 昼 夜 に ご 守 護 が い た だ け る よ う 、 も ろ も ろ の ご 祈 願 を 叶 え て い た だ け る よ う 、 気 張 ら せ て い た だ き ま し ょ う 。     ■

●土曜・日曜・祝日の朝参詣は 土曜・日曜・祝日は 8 時から朝参詣です。 お寺の開門とご供養開始時間は7 時30 分からです。 ●平日の朝参詣は 平日の朝参詣は6 時30 分から8 時までとなります。 お寺の開門時間は6時から22時までです。ご供養は6時から。 (7時までは早朝セルフサービスとなります) ●朝の参詣受付時間は 平日は午前 9 時まで。土曜・日曜・祝日・お総講の日は午前 9 時30 分まで。この受付時間以降にお参詣された方は、カー ドに捺印して「のち参詣簿」に教区・氏名を記入してください。 ●御法門は 平日は7 時と8 時の2回。土・日・祝日は 9 時の1回。この時 間以外にお参詣の方も本堂ロビーに録画ビデオ視聴用のパ ソコンを用意しています。ぜひ聴聞いたしましょう。 ●「達成証」を目指そう 「目標参詣日数」を決めましょう。目標を達成された方へ「達 成証」をお渡しして表彰いたします。 ●「家族参詣」をいたしましょう 自分一人でお参詣するだけでなく、家族や班内の方に声をか け、予定を合わせて一緒にお参詣をいたしましょう。特に土 曜日・日曜日は、みんなで誘い合ってお参詣すれば、功徳は 倍増します!

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  平 成 28年 12月 9 日 、 私 た ち 妙 深 寺 の こ と を ご 自 坊 の こ と の よ う に ご 心 配 く だ さ り 、 深 い 慈 愛 を 以 て ご 教 導 く だ さ っ て き た 鈴 江 御 導 師 が ご 遷 化 に な り 、 13日 に 仮 通 夜 を 当 山 ご 住 職 が 、 14日 本 通 夜 は 川 井 日 陵 上 人 、 15日 本 葬 儀 は 永 江 日 盡 導 師 が 、 そ れ ぞ れ お 勤 め に な り 、 法 要 が 厳 粛 に 営 ま れ ま し た 。 妙 深 寺 と し て も 、 大 恩 あ る 御 導 師 の 報 恩 の 一 分 に と 、 お 寺 を あ げ て お 参 詣 、 ご 奉 公 に 当 た ら せ て い た だ き ま し た 。   鈴 江 御 導 師 は 、 日 博 上 人 の お 弟 子 と し て 師 命 を 拝 し 妙 現 寺 住 職 と し て ご 奉 公 さ れ る 中 に も 、 常 に 妙 深 寺 の こ と を ご 自 坊 の よ う に ご 心 配 く だ さ っ て き ま し た 。 特 に 先 住 ご 遷 化 の 後 に は 、 現 ご 住 職 の 後 見 と し て 、 ま た 父 親 が わ り と し て も 、 大 き な 心 の 支 え と な っ て く だ さ っ て い ま し た 。 特 に 年 に 一 度 の 特 別 お 講 は 、 私 た ち の 普 段 の ご 奉 公 の 姿 を 鈴 江 御 導 師 に 見 て い た だ き 、 ま た 御 導 師 の 、 語 り か け る よ う な ゆ っ く り と 穏 や か で 優 し い 口 調 、 し か し ご 信 心 の 筋 は し っ か り お 折 伏 く だ さ る 、 心 の こ も っ た 御 法 門 を 聴 聞 さ せ て い た だ け る 貴 重 な 機 会 と 、 誰 も が 楽 し み さ せ て い た だ い て お り ま し た 。   一 昨 年 の 特 別 お 講 に は 、 庫 裡 で 教 務 部 に 向 け て 説 い て い た だ い た 御 法 門 を 撮 影 し て 当 日 上 映 、 ま た 昨 年 の 特 別 お 講 で は 、 無 理 を お 願 い し 、 ご 挨 拶 と 御 法 門 を 妙 現 寺 に て ビ デ オ に 撮 影 い た だ い た も の を 上 映 さ せ て い た だ き ま し た 。 あ の お 優 し い お 声 が も う 二 度 と 聞 け な い と 思 う と 、 心 か ら さ み し い 思 い が い た し ま す 。   妙 深 寺 は 、 昨 年 一 級 寺 院 に 昇 格 を い た し ま し た が 、 鈴 江 御 導 師 は 、 妙 現 寺 住 職 と し て 就 任 さ れ て か ら 、 50年 の 歳 月 を か け 、 九 級 寺 院 か ら 三 級 寺 院 ま で ご 弘 通 ご 奉 公 に 邁 進 さ れ ま し た 。   私 た ち 妙 深 寺 も 、 ど う か 鈴 江 御 導 師 か ら お 教 え い た だ い た 「 口 唱 ・ 折 伏 ・ 経 力 ・ 現 証 」 の 筋 を 忘 れ ず 、 こ れ か ら も ご 弘 通 ご 奉 公 に 精 進 さ せ て い た だ き ま し ょ う 。       ◆         ◆         ◆     妙 現 寺 第 三 代 住 職     僧 名   鈴 江 正 了     僧 正   本 照 院 日 原 上 人     平 成 二 十 八 年 十 二 月 九 日 遷 化     法 寿 八 十 七 歳

鈴江日原上人ご遷化

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上 人 一 代 行 化 の 跡 を 按 ず 業 を 営 む 父 ・ 鈴 江 猪 之 助 、 間 に 、 六 男 四 女 の 長 男 と 三 月 一 日 、 旧 東 京 府 荏 原 在 の 東 京 世 田 谷 区 に 出 生 」 は そ の 幼 名 た り 。 生 ま れ つ き 「 子 が 出 来 ぬ に 出 来 て も 産 め ば 死 ぬ 」 と な が ら 成 長 す る も 、 あ る な か に 授 か れ り 。 こ の 時 、 死 を さ ま よ い し が 、 傘 屋 り 「 必 ず 助 か る 信 心 が あ れ 入 信 。 そ の 信 心 こ そ 、 」 な り 。 に 口 唱 に 励 む も 、 父 ・ 猪 信 心 嫌 い に て 拒 絶 せ し が 、 り 「 母 と 子 、 い ず れ か 選 、 つ い に 観 念 し 、 初 め て る 。 す る と 、 時 置 か ず 回 に 至 れ り 。 猪 之 助 は 、 こ 益 を 契 機 と し て 、 ま さ に 、 後 に 九 州 博 多 光 薫 寺 伽 を 積 む ま で と な れ り 。 時 、 そ の 信 心 強 盛 な 両 親 に 囲 ま れ 、 御 法 の 内 に 薫 頃 、 家 族 と 共 に 満 州 に 渡 と こ ろ に よ れ ば 、 戦 前 同 多 光 薫 寺 先 々 住 ・ 小 林 日 で 得 度 す る も 、 引 き 揚 げ で 還 俗 し 、 館 山 に 住 す と 、 弘 通 発 展 を 遂 げ る 、 縁 深 き 館 山 廣 全 寺 、 柏 乗 湧 師 、 後 の 日 葉 上 人 の 手 引 き に よ り て 、 日 博 上 人 の も と へ 。 昭 和 二 十 三 年 四 月 、 日 博 上 人 を 師 匠 、 日 葉 上 人 を 得 度 親 と し て 、 妙 深 寺 に て 得 度 。 僧 名 を 正 了 と 頂 く 。   得 度 間 も な く 、 肺 病 を 発 症 せ し も 、 日 博 上 人 の 強 折 に よ り 見 事 に 快 癒 。 自 ら 一 大 現 証 の 御 利 益 を 感 得 せ り 。 こ れ 生 涯 「 口 唱 ・ 折 伏 ・ 経 力 ・ 現 証 」 を 旨 と す る 、 弘 通 家 ・ 上 人 の 原 点 と も 言 う べ き 一 事 な り 。   以 後 、 妙 深 寺 若 手 教 務 の 中 心 と な り 、 青 年 会 、 薫 化 会 、 ボ ー イ ス カ ウ ト 等 に 積 極 的 に 活 動 し 、 こ れ ら を 大 い に 発 展 せ し め た る 。 ま た 、 上 人 は 妙 深 寺 社 会 福 祉 部 と し て 、 敗 戦 後 の 混 乱 が 残 る 横 浜 の 街 頭 に て 十 六 ミ リ の 映 写 機 を 用 い て 街 頭 映 写 会 を 開 催 。 娯 楽 の 少 な き 子 ど も た ち に 大 い に 喜 ば れ 、 ま た 、 こ れ が 下 種 結 縁 ・ 教 化 ・ 弘 通 の 一 助 と な る 。   妙 深 寺 の 弘 通 は 大 躍 進 を 重 ね 、 数 年 毎 に 分 連 合 、 分 部 が な さ れ 、 教 線 も 市 内 全 域 に 拡 大 。 こ う し た 中 で 上 人 は 、 日 博 上 人 の 片 腕 と し て 、 昭 和 二 十 五 年 に は 『 一 実 』 発 刊 、 同 年 開 園 の 小 田 原 児 童 養 護 施 設 「 ゆ り か ご 園 」 で の 活 動 、 二 十 六 年 に 開 始 さ れ し 戦 争 傷 痍 者 施 設 「 国 立 箱 根 療 養 所 」 へ の 御 講 や 慰 問 、 園 遊 会 等 々 に 挺 身 せ ら れ た り 。   昭 和 三 十 五 年 頃 、 師 命 に よ り て 会 津 信 遠 寺 に 出 向 ご 奉 公 。 日 博 上 人 が そ の 基 盤 充 実 に 貢 献 せ る 信 遠 寺 の ご 弘 通 を 担 当 し 、 特 に 喜 多 方 地 方 の ご 弘 通 に 尽 力 し て 、「 信 歓 寺 」、 現 ・ 信 遠 寺 喜 多 方 別 院 の 一 寺 建 立 を 果 た し て 帰 山 せ る 。   昭 和 三 十 七 年 に は 、 妙 深 寺 青 年 会 の 冨 士 子 女 と 華 燭 の 式 典 を 挙 げ 、 一 男 一 女 を 授 か り た り 。 こ の 上 な き 伴 侶 を 得 て 、 以 降 、 上 人 は 弥 々 ご 弘 通 に 邁 進 せ ら れ た り 。   昭 和 三 十 八 年 、 師 命 に よ り 妙 現 寺 の 常 在 教 務 に 着 任 。 昭 和 四 十 年 九 月 、 住 職 に 就 任 す 。   上 人 は 、 病 中 に あ り な が ら も 国 内 の み な ら ず 遠 く ブ ラ ジ ル へ と ご 弘 通 に 身 を 捧 げ る 師 匠 の 恩 に 報 わ ん と 、 東 奔 西 走 の ご 奉 公 に 励 み 、 昭 和 四 十 年 に 八 級 寺 院 へ 昇 格 、「 師 厳 に し て 道 尊 し 」 ― ― ど こ ま で も お 厳 し か っ た 師 匠 に 、「 正 了 、 よ く ご 奉 公 を し た な 」 と 、 初 め て お 褒 め を 頂 く 。   然 れ ど も 、 昭 和 四 十 二 年 五 月 四 日 、 恩 師 日 博 上 人 が ご 遷 化 。 師 孝 第 一 の 上 人 の 胸 中 、 察 す る に 余 り あ り 。 亡 き 師 へ の ご 恩 返 し を 果 た す べ く 、 上 人 は さ ら に 捨 身 決 定 の ご 奉 公 に 邁 進 さ れ た り 。   妙 現 寺 は 、 昭 和 四 十 六 年 に 七 級 寺 院 、 五 十 一 年 に は 五 級 寺 院 へ 二 階 級 の 躍 進 、 さ ら に 昭 和 五 十 六 年 、 四 級 寺 院 へ 昇 格 。 昭 和 五 十 七 年 、 宗 制 改 正 に よ り 布 教 区 制 と な り 、 上 人 は 初 代 神 奈 川 布 教 区 長 に 就 任 。 昭 和 五 十 八 年 に は 念 願 で あ っ た 新 本 堂 完 成 。 平 成 三 年 、 僧 正 叙 任 。 同 年 、 三 級 寺 院 昇 格 を 果 た し 、 教 講 一 同 歓 喜 の 中 、 新 本 堂 開 筵 式 を 挙 行 す 。   平 成 六 年 、 第 七 支 庁 弘 通 顧 問 、 同 九 年 、 第 四 支 庁 長 に 就 任 。 同 十 四 年 に は 法 宅 並 び に 新 納 骨 堂 建 立 等 、 日 博 上 人 よ り 住 職 位 を 拝 し 約 五 十 年 間 、 上 人 は ま さ に 弘 通 家 と し て 九 級 寺 院 か ら 三 級 寺 院 へ と 教 線 を 拡 げ る 大 ご 奉 公 を 成 し 遂 げ 、 ま た 現 在 有 す る 境 内 施 設 全 て の 完 成 を 果 た し 、 平 成 二 十 一 年 、 住 職 を 退 任 、 法 子 昭 薫 へ そ の 法 灯 を 継 承 す 。   そ の 後 は 、 閑 師 と し て 教 講 を 指 導 さ れ し も 、 無 常 草 露 の 風 に は 抗 う こ と 能 わ ず 、 星 霜 を 経 る 毎 に 法 体 は 衰 弱 の 相 を 示 す 。 さ れ ど 上 人 の ご 奉 公 に 対 す る 熱 意 は 衰 え る こ と な し 。 門 祖 会 に て 妙 現 寺 一 門 に 、 教 化 折 伏 の 大 事 を 切 々 と 説 き 、 一 同 感 涙 に む せ び 泣 き し と 聞 く 。   本 年 九 月 、 胆 嚢 炎 を 患 い 、 急 遽 入 院 、 手 術 。 家 族 の 愛 情 に 見 守 ら れ 、 信 者 一 同 の 祈 願 に よ り 、 病 気 は 平 癒 せ ら る る も 、 次 第 に 体 力 は 衰 え 、 平 成 二 十 八 年 十 二 月 九 日 六 時 三 十 三 分 、 今 晩 一 期 此 土 化 導 の 本 因 妙 行 を 了 え 、 泊 然 と し て 化 を 寂 光 の 本 宮 へ 遷 さ れ た り 。 法 寿 八 十 七 歳 な り 。   地 に 伏 し 天 を 仰 ぎ て 哭 す れ ど も 、 有 漏 の 凡 情 、 い か で か 之 に 耐 う べ き 。 惜 し み て も 余 り あ る 遷 化 な り 。   今 、 有 縁 の 教 講 、 そ の 遺 影 を 拝 し 、 異 口 同 音 に 唱 え 奉 る 御 題 目 、 た だ 上 人 の 自 受 法 楽 佛 果 荘 厳 を 飾 ら ん 。 請 い 願 わ く ば 、 在 在 諸 佛 土 。 常 與 師 倶 生 ( 在 在 諸 仏 の 土 に   常 に 師 と 倶 に 生 ず )」 の ご 契 約 に 委 せ て 、 浄 佛 国 土 の 大 願 成 就 な さ し め 給 わ ん こ と を …… ( 以 下 略 )

(12)

今 回 、 私 の 同 級 生 を お 教 化 し た お 話 を さ せ て い た だ き ま す 。   彼 女 と は 小 学 校 か ら の 幼 馴 染 で 、 今 は 東 京 で 働 い て い る ん で す が 、 昔 か ら よ く お 互 い に 相 談 し 合 っ た り と か し て い て 、 今 も そ う い う 関 係 が 続 い て い ま す 。 就 職 し て し ば ら く し て か ら 人 間 関 係 や 仕 事 の こ と な ど で す ご く 悩 ん で い て 、 そ れ が 結 構 深 刻 な 悩 み に な っ て し ま っ て い て 、「 ど う す れ ば い い か な 」 と 私 に 相 談 に 来 た 時 に 、「 私 が い つ も お 世 話 に な っ て い る 方 が い て 、 お 坊 さ ん な ん だ け ど 紹 介 し て 大 丈 夫 ? お 話 を 聞 い て も ら う ? 」 と 言 っ て 、 3 月 ご ろ だ っ た と 思 う ん で す が 、 一 度 お 寺 に 連 れ て き て 、 清 顕 師 に お 話 を 聞 い て い た だ き ま し た 。   彼 女 は 一 回 、 キ リ ス ト 教 に 無 理 や り 入 れ ら れ そ う に な っ た こ と が あ っ て 、 「 宗 教 は ち ょ っ と … 」 み た い な 感 じ だ っ た ん で す け ど 、 変 な お 寺 じ ゃ な い っ て い う の を そ の 時 に 分 か っ て く れ て 、 そ の 時 は そ の ま ま 帰 っ た ん で す が 、 そ の あ と 5 月 に 新 横 浜 教 区 の バ ー ベ キ ュ ー が あ っ た の で そ れ に も 誘 っ て 、 お 寺 な の で す ご く 堅 い イ メ ー ジ が あ っ た そ う な ん で す け ど 、 み ん な 楽 し そ う に し て い て イ メ ー ジ が 良 か っ た と 言 っ て く れ ま し た 。   そ し て 先 月 に や っ ぱ り ま た 悩 み が 出 て き て 、「 何 を 信 じ れ ば い い の か わ か ら な い 」 と 連 絡 が 来 て 、「 じ ゃ あ 、 今 度 は 『 ボ ー ズ バ ー 』 っ て い う の が あ る か ら も う 一 回 お 寺 に 行 っ て み よ う よ 」 っ て 言 っ て 、 先 月 の ボ ー ズ バ ー に 誘 い ま し た 。   私 も な ん と か 今 年 中 に お 教 化 し た か っ た の で 、 清 顕 師 に 「 そ の 方 向 で お 願 い し ま す 」 と お 願 い し て 、 私 も ご 信 心 の こ と で い ろ い ろ と 話 し て た ん で す が 、 清 顕 師 に も ご 信 心 の こ と と か 、 清 顕 師 が 得 度 を さ れ た き っ か け と か 、 私 が お 寺 に 来 る よ う に な っ た き っ か け と か を 話 し て 、「 信 じ ら れ る も の が あ る と 気 持 ち が 楽 に な る と 思 う し 、 考 え 方 も 変 わ る し 、 信 じ る 心 が 全 て を 変 え る よ 」 っ て い う ふ う に 彼 女 に 言 っ て 、 清 顕 師 も か な り 後 押 し し て く だ さ っ て 、 そ の 場 で 本 人 が 「 や り ま す 」 と 言 い 、 「 自 分 に も そ う い う ふ う に 信 じ ら れ る も の が あ っ た 方 が い い と 思 う 」 と 彼 女 か ら 言 っ て く れ て 、 そ の 場 で ペ ン ダ ン ト 御 本 尊 を お 願 い さ せ て い た だ き 、 お 教 化 に な り ま し た 。   私 は 本 当 に 何 も し て な く て 、 清 顕 師 が ほ と ん ど お 話 し て く だ さ っ た ん で す が 、 本 当 に 御 法 さ ま の お 力 を い た だ い て お 教 化 に な っ た な と 思 い ま す 。 私 も 人 生 初 め て お 教 化 し た の で 、 初 め て の お 教 化 で 自 分 の 大 事 な 人 を お 教 化 す る っ て い う の が こ ん な に 嬉 し い こ と な ん だ な っ て 思 っ て 、 私 も 初 め て で き た 教 化 子 で 、 彼 女 も 何 も か も が 初 め て な の で 、 こ れ か ら 一 緒 に い ろ い ろ 学 ん で い っ て 、 こ の ご 信 心 を す る 喜 び っ て い う の を 分 か ち 合 っ て い き た い な と 思 い ま す 。 す ば ら し い ! あ り が た い 。 初 め て の お 教 化 が 幼 馴 染 の 子 だ な ん て す ご い な あ 。 み な さ ん 、 美 悠 ち ゃ ん に 見 習 い ま し ょ う !             ■

新横浜教区

前川美悠

さん

12月 教区お講にて

幼馴染

親友

本当

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前 に な り ま す が 、 参 加 さ た ネ パ ー ル 団 参 に つ い て て い た だ き ま す 。 ー ル 団 参 で す が 、 迷 い に で し た 。 み な さ ま に 背 中 を 引 か れ 、 ま っ た く 経 験 で し た の で 、 私 に ど れ だ て い た だ け る か 、 そ ん な 後 に し ま し た 。 で は 、 ま だ ま だ 再 建 で き 目 の 当 た り に し ま し た 。 に お 連 れ い た だ い た 、 小 さ れ た と い う 病 院 の 前 手 を 合 わ せ て 、 思 わ ず 涙 、 し た 。   ジ ー プ に 分 乗 し ま し て 、 ス ン カ ニ 村 に 着 い た の が 夕 暮 れ 時 だ っ た で し ょ う か 、 そ の 後 、 月 明 か り 、 そ の 中 で の お 看 経 。 震 災 で 亡 く な ら れ た み な さ ま に お 看 経 が 届 き ま し た で し ょ う か 。 な ん と 金 色 に 光 る 平 和 題 目 塔 、 と て も 幻 想 的 な 幕 開 け と な り ま し た 。「 確 か に こ の 地 に い る 」 と 私 自 身 が 実 感 し ま し た 。   ま た 、 セ カ ン ダ リ ー ス ク ー ル に 向 か う 道 す が ら 、 御 題 目 塔 に 導 か れ て い る よ う な 、 御 法 さ ま に お 守 り い た だ い て い る よ う な … 、 険 し い 道 、 悪 路 を 下 る と き に も 、 い つ も 御 題 目 塔 を 目 に し ま し た 。 い つ も い つ も 道 が 険 し く 、 ち ょ っ と 余 裕 が な か っ た ん で す け ど 、 カ メ ラ に し っ か り 納 め ま し て 、 一 人 感 動 し て お り ま し た 。   セ カ ン ダ リ ー ス ク ー ル と い う 学 校 は 、 旭 君 の 事 故 現 場 の 目 の 前 で し た 。 迎 え て く れ た 小 学 生 の 子 供 た ち の 笑 顔 に 厳 し い 道 の り の こ と な ん か は 忘 れ て し ま い ま し た 。 言 う な ら ば 、 軽 い ト レ ッ キ ン グ を 味 合 わ せ て い た だ い た よ う な 気 が し ま し た 。   実 は 、 旭 君 と 私 に は こ ん な エ ピ ソ ー ド が あ り ま し た 。 こ こ で 初 め て 話 す ん で す が 、 旭 君 が 妙 深 寺 に 訪 れ た 直 後 で し ょ う か 、 三 ツ 沢 の グ ラ ッ チ ェ と い う フ ァ ミ リ ー レ ス ト ラ ン で 一 人 お 茶 を し て た ん で す ね 。 そ し た ら 旭 君 が 前 に 立 ち 、 元 気 な 口 調 で 、「 あ り が と う ご ざ い ま す ! 僕 あ ち ら に 座 っ て る ん で す け ど 」 と 声 を か け ら れ ま し て ね 、 ド キ ド キ し ち ゃ い ま し て ね ( 笑 )。 ど う し よ う と 思 い ま し て 、 家 に 帰 っ て 子 ど も た ち に 「 お 母 さ ん の 勘 違 い 」 と 笑 わ れ ま し た ( 笑 )。   そ の 後 に 、 お 寺 の 何 人 か の 方 に 、 旭 君 を 見 か け て は 、「 あ の 男 の 子 は ど こ の 教 区 な の ? 」 と 聞 い て い た の で す が 、 答 え が な い ま ま に ネ パ ー ル で の 事 故 を 知 り ま し た 。   今 回 の ネ パ ー ル 団 参 の ご 奉 公 で 、 旭 君 の 妹 さ ん の 芳 かおり ち ゃ ん と 近 し く な れ た こ と は 、 本 当 に お 計 ら い で す 。 と て も 嬉 し く 思 い ま し た 。 ま た 、 ひ と き わ 輝 い て い ら っ し ゃ っ た ご 住 職 、 お 講 師 方 は 力 強 い ご 奉 公 を く だ さ り 、 ご 信 者 の み な さ ま 方 の お 心 配 り 、 お 気 遣 い 、 本 当 に 深 く 感 謝 い た し ま す 。 そ れ と 同 時 に こ こ ま で ご 尽 力 い た だ き ま し た 、 小 野 山 御 導 師 、 長 松 ご 住 職 を は じ め 、 お 講 師 方 、 コ レ イ ア 清 行 師 を 中 心 と し た ネ パ ー ル H B S 、 そ の 他 の み な さ ま 本 当 に あ り が と う ご ざ い ま し た 。   ま た ご 一 緒 い た し ま し ょ う ! あ り が と う ご ざ い ま す 。 由 美 さ ん 大 人 気 で し た よ 。 他 寺 院 か ら 参 加 し て く だ さ っ た 方 や 、 ネ パ ー ル の ご 信 者 さ ん 方 に も 由 美 さ ん 大 人 気 で し た か ら 。 な ん で か 分 か り ま せ ん が ( 笑 )。 ま た 機 会 が あ っ た ら 、 皆 さ ん 参 加 し て く だ さ い 。 あ り が と う ご ざ い ま し た 。                 ■

臨海教区

斉藤由美

さん

12月 教区お講にて

背中

決断

団参

最高

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  12月 13日 に 高 祖 総 講 ・ 大 御 本 尊 会 式 、 並 び に 弘 通 成 果 報 告 会 が 執 り 行 わ れ ま し た 。   大 御 本 尊 会 式 は 、 妙 深 寺 の 宝 蔵 で 護 持 さ せ て い た だ い て い る 大 御 本 尊 を 、 一 年 に 一 度 お 掛 け さ せ て い た だ き ま す 。 開 導 聖 人 を は じ め 、 日 聞 上 人 や 日 随 上 人 、 日 歓 上 人 、 日 颯 上 人 、 日 晨 上 人 、 日 博 上 人 と い っ た 歴 代 の 御 導 師 ご 染 筆 の 大 御 本 尊 を 拝 見 さ せ て い た だ け る 貴 重 な 機 会 で す 。 今 年 は 、 コ レ イ ア 清 行 師 が お 父 さ ま か ら 拝 受 さ れ た と い う 茨 木 日 水 上 人 ご 染 筆 の 御 本 尊 も お 掛 け さ せ て い た だ き ま し た 。 平 成 28年 は 日 博 上 人 の 御 五 十 回 忌 の 年 で も あ り 、 ご 縁 の あ る ブ ラ ジ ル 日 水 上 人 ご 染 筆 の 御 本 尊 が 日 博 上 人 ご 染 筆 の 御 本 尊 と 並 ば れ た お 姿 は 、 感 慨 深 い も の が あ り ま し た 。   引 き 続 き 行 わ れ た 弘 通 成 果 報 告 会 で は 、 各 教 区 よ り 自 分 の 教 区 の 今 年 の ご 奉 公 を ご 信 者 自 身 が 本 堂 で 発 表 す る 、 と い う こ れ も 妙 深 寺 な ら で は の ご 奉 公 。 本 堂 正 面 に 並 び 、 本 堂 の ス ク リ ー ン を 使 っ て 、 写 真 を 見 せ た り 、 手 作 り の ポ ス タ ー に ト ピ ッ ク を 書 き 出 す な ど 、 工 夫 を 凝 ら し て 発 表 し て く だ さ い ま し た 。   教 化 に 関 し て は 、 各 教 区 そ れ ぞ れ 今 年 の 報 恩 教 化 に 気 張 り 、 中 に は 人 生 で 初 め て お 教 化 を 成 就 さ れ た と い う お 話 、 ま た 臨 海 教 区 で は 、 ご 信 心 を 伝 え る た め に 、 家 族 お 講 を 奉 修 し て い た だ き 、 見 事 、 嫁 い だ 娘 さ ん の 新 居 に 奉 安 が で き た と い う 信 行 相 続 の お 話 、 ま た 、 神 港 教 区 は 教 化 誓 願 17個 と 他 教 区 に 比 べ て も 多 い 誓 願 を 立 て た の で す が 、 更 に そ れ を 上 回 る 22個 の お 教 化 を 成 就 し て 誓 願 を 達 成 し た と い う お 話 な ど が あ り ま し た 。   三 大 会 の お 参 詣 に つ い て は 、 各 教 区 そ れ ぞ れ が 気 張 ら れ 、 例 年 よ り も 多 く の 将 引 に ま わ り 、 同 じ お 宅 に 何 度 も 伺 っ た り 、 手 紙 を 出 し て 将 引 し た り と 色 々 な 工 夫 を さ れ て ご 奉 公 さ れ て い ま し た 。 臨 港 教 区 で は 、 お 会 式 の 前 日 に 参 詣 確 認 の 電 話 を も う 一 度 し た リ 、 お 会 式 の 後 に は 参 詣 目 標 達 成 の 報 告 の 電 話 を 将 引 し た ご 家 庭 に さ れ た り と 今 回 だ け で な く 次 に 続 く 将 引 ご 奉 公 を さ れ て い ま し た 。 そ し て 、 三 ツ 沢 教 区 で は 御 会 式 の 参 詣 目 標 1 5 7 名 に 対 し て 、 門 祖 会 は 1 7 2 名 、 開 導 会 で は な ん と 1 9 1 名 、 高 祖 会 で も 1 7 9 名 と 三 大 会 の 全 て で 参 詣 目 標 を 大 き く 上 回 る ご 奉 公 を さ れ ま し た 。   ま た 、 そ の 他 に も 教 区 内 で お 助 行 の 展 開 、 教 区 内 の 交 流 イ ベ ン ト 開 催 、 部 会 の 開 催 。 近 所 の 掲 示 板 へ 開 導 聖 人 や 青 年 会 の 紹 介 文 の 掲 載 、 結 縁 バ ー ベ キ ュ ー 開 催 、 ま た 、 御 利 益 を 感 得 し て 信 心 増 進 し た と い う 体 験 談 、 や 日 博 上 人 伝 を 読 ん で 感 動 し て ご 信 心 に 興 味 が な か っ た 人 が ご 信 心 に 興 味 を 持 ち 、 日 博 上 人 に 背 中 を 押 し て も ら え た と 感 得 し た 体 験 談 の 紹 介 な ど 、 さ ま ざ ま な 発 表 が あ り ま し た 。   ど の 教 区 も 発 表 に 熱 が 入 り 、 持 ち 時 間 を 3 分 ~ 5 分 を 守 っ て く れ る 教 区 は 一 つ も な く 、 今 年 も 大 幅 に 時 間 を オ ー バ ー し て し ま い ま し た ( 涙 )。   そ れ は と も か く 、 い き い き と 発 表 を さ れ る ご 信 者 を 見 て 、 ご 住 職 も ま た 嬉 し そ う に ご 覧 に な っ て い る 姿 が あ り が た か っ た で す 。       ( 清 信 )

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大御本尊会式

教区のご奉公発表会

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野 別 院 を 拠 点 と し て き 教 区 は 、 一 昨 年 当 山 ご を 継 承 さ れ た 長 野 本 晨 公 す る こ と と な り 、 12 別 院 閉 堂 式 が 挙 行 さ れ の 冒 頭 、 ご 住 職 よ り 院 を 閉 堂 し 奉 る 」 と る と 、 早 く も 涙 ・ 涙 の 看 経 の 後 、 長 野 別 院 護 田 保 宣 さ ん よ り 経 緯 説 山 ご 住 職 よ り ご 挨 拶 い た だ き 、 御 教 歌 「 辛 抱 せ よ ま こ と は つ ひ に あ ら は れ ん   し れ ず に し ま ふ 悪 は な き 世 に 」 を 引 か れ 、 時 は 末 法 、 私 た ち は 罪 障 の 深 い 凡 夫 、 楽 な ご 奉 公 は な い 。 で も 、 正 し い 信 心 を 貫 け ば 絶 対 に 大 丈 夫 。 現 証 を い た だ け る 。 ど う か 異 体 同 心 で ご 奉 公 を 」 と お 話 し い た だ き ま し た 。 ま た 柴 山 迪 昭 局 長 か ら は 「 同 じ ご 住 職 を い た だ く 、〝 清 潤 丸 〟 と い う 船 に 乗 っ た 者 同 士 、 こ れ か ら も 兄 弟 寺 院 と し て 末 永 く ご 奉 公 さ せ て い た だ き ま し ょ う 」 と ご 挨 拶 。 ま た 長 野 教 区 の 岡 田 徳 治 教 区 長 、 最 後 に 堤 深 恭 師 よ り 、 そ れ ぞ れ 言 葉 に で き な い 思 い を 絞 り 出 す よ う に 、 複 雑 な 思 い を 涙 な が ら に ご 挨 拶 い た だ き ま し た 。   ご 信 者 に 寄 り 添 い 、 共 に 歩 ん で こ ら れ た ご 住 職 、 そ し て 深 恭 師 。 じ っ く り と 話 を 聞 き 、 そ し て ご 信 心 の 筋 で お 話 し を す る 。 分 裂 す る と い う 話 は 多 い も の で す が 、 そ れ を ま た 一 つ に す る と い う ご 奉 公 が 、 か つ て 今 ま で に あ っ た で し ょ う か 。 こ れ も 、〝 バ ラ バ ラ だ っ た も の が 一 つ に な る 〟 法 華 経 の 神 髄 、 日 博 上 人 か ら 受 け 継 い だ 「 妙 深 寺 イ ズ ム 」 で す 。 今 後 も 、 共 々 に ご 弘 通 ご 奉 公 に 精 進 さ せ て い た だ き ま し ょ う 。             ( 従 )

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長野別院閉堂式

  12月 23日 、 平 成 28年 最 後 の 門 祖 総 講 と 午 後 か ら は 崎 陽 軒 に 場 所 を 移 し 教 講 納 会 が 開 催 さ れ ま し た 。 こ の 日 、 ご 住 職 は 急 遽 ブ ラ ジ ル へ 渡 航 さ れ 、 妙 深 寺 史 上 初 め て と な る 、 ご 住 職 ご 不 在 の 中 で の 奉 修 と な り ま し た 。   門 祖 総 講 の 中 で は 、 長 野 別 院 の 看 板 返 納 式 が 行 わ れ 、 ご 信 者 皆 さ ま に 石 田 さ ん か ら 経 緯 の 説 明 が あ り ま し た 。 正 教 師 よ り の 御 法 門 の 前 に 、 例 年 ご 住 職 よ り 発 表 さ れ る 新 年 度 の 受 持 は 、 ご 住 職 ご 自 身 で 撮 影 さ れ た ビ デ オ 映 像 で 発 表 さ れ ま し た 。   そ し て 午 後 か ら の 年 末 教 講 納 会 は 、 昨 年 一 年 間 の ご 奉 公 を 全 員 で り 返 り ま し た 。   始 め に 局 長 よ り 開 会 宣 言 が さ 続 い て 伊 藤 次 長 よ り 妙 深 寺 一 級 寺 昇 格 に 至 る ま で の 経 緯 を 年 表 や グ フ を 用 い て わ か り や す く 説 明 く だ り 、 全 員 で 妙 深 寺 が 一 級 寺 院 へ と 格 し た こ と の 重 要 性 と こ れ か ら の し い 目 標 を 共 有 い た し ま し た 。 ま 説 明 が 終 わ る と 全 員 に 「 一 級 寺 院 格 記 念 バ ッ ジ 」 が 配 ら れ ま し た 。   そ れ か ら 乾 杯 の 前 に 、 こ ち ら も 住 職 が 撮 影 さ れ た メ ッ セ ー ジ ビ デ を 上 映 。 喜 び と 笑 い 溢 れ る メ ッ セ ジ に 会 場 も 大 い に 盛 り 上 が り ま た !   そ し て 副 ご 住 職 よ り 乾 杯 の ご 挨 を 頂 戴 し 、 お 食 事 を い た だ き な が 途 中 で 新 旧 役 中 挨 拶 と 大 抽 選 会 と っ た プ ロ グ ラ ム に 沿 っ て 、 教 講 共 交 流 を 深 め て い き 、 有 意 義 な 時 間 過 ご す こ と が で き ま し た 。   納 会 の 最 後 に は 若 手 教 務 部 に よ 「 日 水 上 人 の 歌 ( ポ ル ト ガ ル 語 )」 披 露 い た し ま し た が 、 ブ ラ ジ ル の レ イ ア 清 行 師 以 外 は ポ ル ト ガ ル 語 不 慣 れ だ っ た た め 必 死 に カ タ コ ト 歌 っ て お り ま し た ( 笑 )。   そ し て 最 後 に 会 場 の 全 員 で 三 本 め と 記 念 撮 影 を し て 、 感 動 と 喜 び 笑 い に 溢 れ た 平 成 28年 度 の 年 末 教 納 会 を 締 め く く り ま し た 。                           ( 法

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年末教講納会

れ、妙深寺とのご縁が結ばれ、信徒数 13 戸を以て長 野地区としてご奉公が始まりました。ご住職のご教導 のもと、弘通活動を展開。  平成 20 年 12月、この長野市七瀬の地に、妙深寺 の飛び地境内地となる「妙深寺長野親会場」を開堂。 信徒数 28 戸。「日謙上人御七回忌、長野親会場 40 戸 充実」の決意表明を誓願。  平成 22 年 1 月、久住院日謙上人御七回忌法要を 妙深寺本堂において奉修。長野教区信徒数 41 戸を 達成。同年、南信州飯田地区ご信者との縁が結ばれ、 所属信徒数 62 戸になりました。  平成 24 年 6月10日、東日本大震災復興祈願・先 住御十三回忌報恩記念大会奉修の年にあたり、6月1 日、初心に戻り、新たな一歩を踏み出す。長野親会 場三役会および役中一同の総意による、「妙深寺長野 別院設立」を発願。7月、妙深寺長野別院設立申請。 8月7日、佛立第二十五世講有・山内日開上人より承 認されました。  平成 25 年 7月、松本地域のご信者との縁が結ばれ、 所属信徒数 73 戸。その教線は長野県下全域に及び、 現在、所属信徒数は 80 戸あまりとなりました。  私ども信者にとりまして、青天の霹靂、まさかのこ とが起こりました。平成 26 年 6月、本晨寺前住職 井 上日耕師が当山ご住職に本晨寺後継を委ねられたの であります。昨年(平成 27 年)7月、本山開導会にて、 ご住職は本晨寺住職辞令を拝受されました。そして 本年 1月には、念願の久住院日謙上人御十三回忌を、 本晨寺御宝前において奉修させていただきました。  本年 6月より、妙深寺長野別院・本晨寺統合に向け、 諸準備を進めてまいりました。  本日を以て長野別院を閉じます。長野別院を閉じる ことは、次へのスタートを切ることであり、別院が次 に目指すものは「寺号公称」であります。私たち信者 一同は、本晨寺との統合を寺号公称と位置づけ、本 晨寺ご信者と共に、異体同心、ご奉公を進めていき ます。さらに、信州の地において、本物の佛立信心 の実践、弘通拡大に努めてまいります。御宝前のご 冥加をいただけるよう、ご住職ご教導のもと、さらな るご弘通ご奉公に気張らせていただくことをお誓いし、 経過報告とさせていただきます。 合掌

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