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福島県の漁協支所

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Academic year: 2021

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(1)

福島県の漁業・漁業者の「いま」

(2)
(3)

福島県の沿海地区漁協組合員数は1,567人。

このうちの7.3%が津波で死亡。

組合員

被災率

漁協職員

新地

新地町

70

5

7.1

0

相馬原釜

414

24

5.8

0

松川浦

202

4

2.0

0

磯部

87

23

26.4

0

鹿島

南相馬市

93

19

20.4

1

請戸

浪江町

216

25

11.6

0

富熊

富岡町/大熊町

37

3

8.1

0

久之浜

92

1

1.1

0

四倉

42

3

7.1

0

沼之内

99

7

7.1

0

江名町

117

0

0.0

0

小浜

41

1

2.4

0

勿来

57

0

0.0

0

1,567

115

7.3

1

合計

相馬双葉

相馬市

いわき市

いわき市

漁協・支所名

市町村名

組合員数

人的被害(死亡・行方不明)

組合員数は震災時(2011年3月)の正准の合計地

(4)

福島県の漁業就業者は1,743 人(うち女:111人)。

若い年齢階層が相対的に多く、後継者に恵まれて

いた。

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

15~19歳

20~24

25~29

30~34

35~39

40~44

45~49

50~54

55~59

60~64

65~69

70~74

75歳以上

割合(%)

全国

福島県

2008年漁業センサスより作成

(5)

福島県の漁協支所

◎福島第一原発 ◎福島第二原発 新地支所● 松川浦支所●●原釜支所 ●磯部支所 鹿島支所● 請戸支所● 勿来支所● 江名町支所● 沼之内支所● 久之浜支所● ●小浜支所 ●豊間支所 ●四倉支所 富熊支所●

相馬双葉漁協

●いわき市漁協

(6)

福島県の漁港と港湾(漁業利用)

◎福島第一原発 ◎福島第二原発 釣師浜②● 松川浦③● 真野川②● 請戸③● 勿来②● 江名港(地方)● 久之浜②● ●小名浜港(重要) ●豊間② ●四倉② 富岡①●

漁港(数値は種別)、

港湾

●小浜①

(7)

北部:砂浜海岸、松川浦を抱える

中部:断崖連なり、自然の良港なし

南部:岩礁海岸混ざる、港発達

小型底 曳網 船曳網 刺網 潜水漁 業 採貝 その他 漁業 ノリ養 殖 動力船 船外機 北部 新地町、相馬市、南相馬市 423 44 101 118 2 18 12 69 825 350 141 中部 浪江町、双葉町、大熊町、 富岡町、楢葉町、広野町 85 13 17 35 0 1 5 0 157 84 0 南部 いわき市 235 24 44 22 19 6 62 0 761 181 96 743 81 162 175 21 25 79 69 1743 615 237 合計 経営体 数 主な漁業種類別経営体数 漁業就 業者数 区分 該当市町 漁船数

(8)

平成22年に福島県沖で漁獲された水産物は約2.5

万トン。漁業生産額は約86億円。(属地統計)

平成22年福島県海面漁業漁獲高統計より作成

福島県沖を漁場としていないまき網、サンマ棒受網、沖合流し刺網、カツオ一本釣、その他の海面漁業は除く

漁業種類

数量(㎏)

金額(千円)

割合(%)

主な魚種

沖合底曳網

8,184,796

3,251,071

37.7

ヒラメ・カレイ類

、ヤナギダコ、

マダラ、マアナゴ

船曳網

10,623,245

2,162,708

25.1

コウナゴ

、メロウド、シラス

固定式刺網

2,178,882

1,511,277

17.5

ヒラメ・カレイ類、

シラウオ、

シロメバル

、サケ

小型底曳網

1,388,465

465,304

5.4

ヒラメ・カレイ類

、ヤナギダコ、

マアナゴ

、キアンコウ

かご・どう・つぼ

940,150

362,413

4.2 ミズダコ、その他貝類、

マアナゴ

採貝・採藻

62,785

305,523

3.5 アワビ、

ウニ

貝桁網

667,234

197,125

2.3 ウバガイ

延縄

135,634

123,069

1.4

アイナメ、マダラ、スズキ

定置網

231,839

82,203

1.0 サケ、

スズキ

一本釣

49,883

75,504

0.9

シロメバル、ヒラメ

流し刺網

134,189

74,142

0.9 サワラ、マイワシ、

スズキ

曳釣

22,080

21,289

0.2 クロマグロ、

ヒラメ

イカ釣

1,204

630

0.0 スルメイカ

合計

24,620,386

8,632,258

100.0

(9)

県内の産地市場は地方卸売市場6、規模未満市

場6の合計12市場。買受人は400社弱。

福島県水産要覧(平成22年3月)より作成

区分

市場名

開設者

卸売業者

売場面積

(㎡)

取扱額

(百万円)

買受人

小名浜漁協

607

小名浜底曳網漁協

2,258

中之作

中之作漁協

同左

2,195

1,614

12

四倉

いわき市漁協

同左

2,023

97

14

久野浜

いわき市漁協

同左

913

730

50

請戸

相馬双葉漁協

同左

1,100

967

54

相馬原釜

相馬双葉漁協

同左

3,837

5,106

74

勿来

いわき市漁協

同左

292

341

25

沼之内

いわき市漁協

同左

292

427

46

鹿島支所

相馬双葉漁協

同左

292

518

36

磯部支所

相馬双葉漁協

同左

175

296

14

新地支所

相馬双葉漁協

同左

207

532

16

富熊支所

相馬双葉漁協

同左

169

96

11

合計

20,716

13,589

396

地方卸売市場

いわき市

いわき市

9,221

44

規模未満市場

(10)

水産加工業者は130~140経営体。練製品、海苔、

冷凍品が中心。原料は大半が外部調達。

地元原料加工品は、シラス・コウナゴの煮干品とタ

コ類のボイル冷凍品。

種類 生産量(トン) (平成20年) 工場数 (平成20年) 経営体数 (平成17年) 練製品 37,928 32 37 冷凍食品 290 4 素干品 x 1 塩干品 3,867 32 29 煮干品 1,937 16 19 塩蔵品 58 1 くん製品 128 7 節製品 x 2 その他 4,013 焼・味付け海苔 17,923 生鮮冷凍水産物 17,386 27 22 合計(実数) 83,530 135 141 出典 農水省 2008漁業センサス 農水省 56

(11)

数量ベース(5,931トン)で24.1%、金額ベース(31.5

億円)で36.5%の魚種が出荷制限指示の対象種。

平成22年福島県海面漁業漁獲高統計より作成

福島県沖を漁場としていないまき網、サンマ棒受網、沖合流し刺網、カツオ一本釣、その他の海面漁業は除く

魚種 数量(㎏) 金額(円) 割合(%) 魚種 数量(㎏) 金額(円) 割合(%) コウナゴ 1,862,211 893,107,882 10.3 ジンドウイカ 396,446 140,693,340 1.6 ヒラメ 770,580 754,209,823 8.7 ヤナギムシガレイ 158,712 139,620,830 1.6 シラス 2,163,633 699,417,542 8.1 アオメエソ類 157,708 139,587,251 1.6 メロウド 5,967,833 478,178,188 5.5 その他魚類 396,649 129,841,038 1.5 マガレイ 1,022,107 407,709,857 4.7 シラウオ類 38,162 115,171,966 1.3 ヤナギダコ 1,750,743 369,226,557 4.3 スズキ 192,922 114,091,656 1.3 マアナゴ 505,613 299,117,461 3.5 アイナメ 110,577 113,257,631 1.3 マダラ 1,303,462 294,281,935 3.4 シロメバル 83,021 112,632,141 1.3 ミズダコ 795,962 262,886,520 3.0 ヤリイカ 277,615 109,921,958 1.3 マコガレイ 293,941 254,683,940 3.0 サケ 403,529 104,268,741 1.2 その他の水産動物 177,966 253,195,455 2.9 マダコ 144,477 97,664,359 1.1 ウバガイ 641,395 184,042,044 2.1 ウニ類 20,204 87,518,939 1.0 アワビ類 23,538 180,182,517 2.1 ケガニ 87,271 68,427,254 0.8 アカガレイ 504,286 173,181,359 2.0 メイタガレイ 66,979 63,038,465 0.7 キアンコウ 295,073 172,799,858 2.0 サワラ 94,064 54,913,043 0.6 キチジ 140,916 170,515,677 2.0 スルメイカ 265,046 54,192,621 0.6 ババガレイ 243,684 166,336,507 1.9 ミギガレイ 208,066 41,352,040 0.5 ズワイガニ 195,262 162,551,453 1.9 エソイソアイナメ 241,515 39,758,325 0.5 その他の貝類 488,868 149,337,719 1.7 その他エビ類 24,921 31,976,067 0.4 イシガレイ 203,794 141,973,178 1.6 ヒラツメガニ 53,857 30,944,596 0.4

(12)
(13)

福島事故の特徴(大規模な海洋汚染、水産業

への多大な被害、人類史上初めてのケース)

淡水

海水

スリーマイル島

1979年3月

チェルノブイリ

1986年4月

福島第一

2011年3月

事故発生

空冷式

水冷式

復水器の冷却手段

原発

(14)

福島第一原発事故の経緯

14:46 東日本大震災発生

15:30 高さ約13mの津波が福島第一原発を襲来

15:37 全交流電源が喪失

19:03 原子力緊急事態宣言発令

10:17 1号機ベント開始

15:36 1号機水素爆発

8:41 3号機ベント開始

11:00 2号機ベント開始

3.14

11:01 3号機水素爆発

3.15

6:00 4号機で爆発音、建屋が一部損傷

4.02

2号機の取水口付近の亀裂から高濃度の放射能汚染水が海に流入しているのを

東電が確認

4.04

19:03

原発敷地内の低レベル放射能汚染水を海に放出(集中廃棄物処理施設内の1万ト

ン及び5,6号機の坑道内の1,500トンの汚染水)

4.06

5:38 ピットからの汚染水が止まったことを確認

4.10

低レベル汚染水の放水を完了

3.11

3.12

3.13

(15)

最近の汚染水流出の経過

25.04.05

地下貯水槽から汚染水が漏れた可能性を東京電力が発表。その後、別の貯水槽でも漏えいを確認

25.04.10

経済産業相が地下貯水槽の使用中止を表明。汚染水は地上タンクへ

25.06.19

海側の観測用井戸から高濃度の放射性物質を検出と東電発表

25.07.22

汚染水が海に流出していることを東電が認める

25.08.07

海へ流出している汚染水は1日300トンと政府が試算

25.08.19

汚染水を貯蔵している地上タンク周辺で高線量の水たまりを確認

25.08.20

東電がタンクからの漏えいを認める。漏えい量は約300トン

25.08.22

福島県漁連が試験操業の中断を決定

25.08.27

漏えいは7月前半から始まった可能性を東電が指摘

25.08.28

原子力規制委員会がタンク漏えいを国際的な事故評価尺度のレベル3と評価。

福島県漁連は9月以降の試験操業を中断を決定

25.09.03

政府が汚染水対処の基本方針と総合的対策、国費470億円投入を発表

25.09.05

漏れた汚染水が地下水到達の可能性があることを東電が発表

25.09.07

安倍首相がIOC総会で「状況はコントロールされている」と発言

25.09.25

福島県漁連が試験操業を再開

25.09.27

衆議院経産委員会が閉会中審議を開催

(16)

放射性核種の海洋汚染のプロセス

1.ベント及び水素爆発等によって大気中に拡散後、海

洋にフォールアウト(降下)

-初期段階、面的汚染-

2.トレンチ(立坑)内の高レベル汚染水の海洋への直

接流入

-初期段階、点源汚染-

3.陸域にフォールアウト後、河川水を通じて海洋に流

-継続中、多点源汚染-

4.地下水及び貯水タンクからの海洋への流入

-継続中、点源汚染-

(17)

事故直後における海水中の

131

Iの濃度変化

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 3.23 3.23 3.24 3.24 3.26 3.27 3.28 3.30 4.01 4.03 4.05 4.08 4.09 4.11 4.13 4.15 4.17 B q /l

文科省海水モニタリング公表データより作成。黒丸は測点5、赤丸は測点6

大気からのフォールアウト

汚染水の流入

(18)

福島県沖の海水、海底土の放射性Cs濃度の変化

0 2 4 6 8 10 12 14 16 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 海水( B q /l) 海底土( B q /㎏乾泥) 月 海底土 海水 0 2 4 6 8 10 12 14 16 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 海水 (Bq /l) 海底土 (B q /㎏乾泥) 月 海底土 海水

南相馬市鹿島沖0.6㎞

いわき市四倉沖0.5㎞

福島県環境放射線モリタリング調査結果より作成、

134

Csと

137

Csの合計

海水中のCsは平成23年夏季以降はほとんど検出されなくなったが、海底土は変

動が大きく、依然として高い。

(19)

海底土の放射性Csの推移

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1800

2000

C

s1

3

4

+

1

3

7

Bq

/㎏)

四倉沖0.5㎞

四倉沖6.5㎞

四倉沖10㎞

文科省・福島県の環境放射線モニタリング調査結果より作成

(20)

最近の汚染水流出後の発電所近傍に

おける放射性核種のモニタリング結果

項目

場所

6.26

7.04

7.09

7.17

7.22

7.31

8.05

8.12

8.19

8.28

港湾口

ND

3.7

ND

ND

ND

ND

ND

ND

4.7

ND

港湾内・西側

3.3

ND

ND

2.4

ND

ND

ND

ND

6.5

1.6

物揚げ場前

2.3

5.6

5.1

5.7

ND

2.2

8.6

7.9

7.4

ND

港湾口

31

ND

ND

ND

ND

ND

ND

ND

69

ND

港湾内・西側

43

60

ND

ND

ND

ND

ND

ND

57

ND

物揚げ場前

ND

40

19

35

ND

ND

31

25

28

28

港湾口

29

ND

4.2

4.8

ND

ND

3.8

ND

68 測定中

港湾内・西側

26

37

4.7

20

ND

6.3

4.2

4.8

59 測定中

物揚げ場前

340

ND

ND

ND

ND

ND

ND

ND

ND

測定中

Cs137

全ベータ

トリチウム

港湾口●

●港湾内・西側

物揚げ場前●

(21)

試験操業海域における放射線モニタリング結果(海水)

(22)

福島県の水産生物のモニタリング結果

(セシウム-134+137)

0

100

200

300

400

500

600

700

800

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

11.4 6

8

10 12 12.2 4

6

8

10 12 13.2 4

6

8

検体数

検体数

100Bq/㎏を超えた検体の割合

不検出の検体の割合

福島県水産試験場ホームページのデータより作成

(23)

最近半年間(25.4~9月)に基準値を

オーバーした魚種

検体数 割合(%) 検体数 割合(%) シロメバル 48 24 50.0 760 4月8日 2 4.2 スズキ 28 10 35.7 510 4月22日 3 10.7 コモンカスベ 96 21 21.9 320 5月7日 3 3.1 ウスメバル 30 6 20.0 280 8月18日 13 43.3 キツネメバル 33 6 18.2 310 4月8日 13 39.4 クロソイ 23 3 13.0 230 4月1日 10 43.5 イシガレイ 72 6 8.3 290 5月8日 28 38.9 アイナメ 181 11 6.1 1,700 4月30日 60 33.1 ババガレイ 193 9 4.7 320 5月27日 137 71.0 ヒラメ 203 6 3.0 210 4月29日 78 38.4 マコガレイ 119 3 2.5 180 8月5日 43 36.1 エゾイソアイナメ 126 3 2.4 410 8月12日 94 74.6 ホウボウ 48 1 2.1 150 6月18日 28 58.3 マダラ 134 2 1.5 200 6月15日 60 44.8 カサゴ 1 1 100.0 160 8月1日 0 0.0 ヌマガレイ 6 1 16.7 290 6月10日 1 16.7 ホシザメ 10 1 10.0 130 5月12日 1 10.0 ムラソイ 15 1 6.7 160 4月28日 0 0.0 マゴチ 16 1 6.3 110 4月26日 1 6.3 不検出 検 体 数 2 0 以 上 検 体 数 2 0 未 満 区分 魚種 総検体数 100Bq/㎏以上 最大値 (Bq/㎏) 採取日

(24)

代表的魚類のCs132,137の推移

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 0 200 400 600 800 1000 Bq /㎏ 原発事故からの経過日数

ヒラメ

アイナメ

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 0 200 400 600 800 1000 Bq /㎏ 原発事故からの経過日数

ヒラメ

福島県水産試験場ホームページ

のデータより作成

(25)

代表的貝類のCs132,137の推移

0 100 200 300 400 500 600 0 200 400 600 800 1000 Bq /㎏ 原発事故からの経過日数

アワビ

0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1,000 0 200 400 600 800 1000 Bq /㎏ 原発事故からの経過日数

ウバガイ

福島県水産試験場ホームページ

のデータより作成

(26)

国が出荷制限等の指示を出している福島県産海産

魚介類(42種)

アイナメ クロダイ ヌマガレイ マダラ

アカガレイ ケムシカジカ ババガレイ マツカワ

アカシタビラメ コモンカスベ ヒガンフグ ムシガレイ

イナナゴ(稚魚を除く) サクラマス ヒラメ ムラソイ

イシガレイ サブロウ ホウボウ メイタガレイ

ウスメバル サヨリ ホシガレイ ビノスガイ

ウミタナゴ ショウサイフグ ホシザメ キタムラサキウニ

エゾイソアイナメ シロメバル マアナゴ

カサゴ スケトウダラ マガレイ

キツネメバル スズキ マコガレイ

クロウシノシタ ナガヅカ マゴチ

クロソイ ニベ

(27)

水産物の放射能汚染に対する賠償

根拠法:原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)

無過失責任、免責条項(異常に巨大な天災地変又は社会的動乱)

■休漁賠償(放射能レベルが高く、休漁している期間の賠償)

漁業共済制度を準用し、5中3方式とほてん率を適用

■営業賠償(機会損失、価格下落等の営業損失の賠償)

5中3方式によって算定した金額との差額を賠償、ほてん率100%

■組合員、漁協、県漁連のルートで委任を受け、県漁連が組織的に東電と

折衝。

■賠償金は漁協を通じて各組合員に送金。3ケ月毎。

■瓦礫処理の日当及びアルバイト的な収入は容認。

■賠償交渉は漁協が先行し、流通業者、加工業者への営業賠償も実施中。

(28)
(29)

試験操業の意思決定のプロセス

平成24年3月(震災後1年)に「試験操業・試験流通検討委員会」(各漁協理事と

地元流通業者で構成)を立ち上げ、試験操業の検討に着手。

業種別の漁業者で話し合い

検討委員会で試験操業計画を検討

福島県地域漁業復興協議会で審議

(国、県、業界、学識経験者等で構成)

県下漁業協同組合長会議で決定

平成24年4月からほぼ毎月1回のペースで開催

(30)

漁協による放射能検査体制

市場の近くに建てられた仮設の試験室

NaIシンチレータ-検出器

■相馬双葉、いわき市両漁協と小名浜魚市場に検査施設整備

■NaIシンチレーション検出器、最近CsIを導入

■「海産魚介類の自主検査体制について」「産地魚市場におけるスク

リーニングマニュアル」に基づき実施

■相馬双葉漁協の場合は、検査員6名を配置(漁協職員)

■県水産試験場でGe半導体検出器によるバックチェック

(31)

試験操業対象種の段階的拡大

分類 種類 24.06 24.07 24.08 24.09 24.1 24.11 24.12 25.01 25.02 25.03 25.04 25.05 25.06 25.07 25.08 25.09 25.10 頭足類 ミズダコ 頭足類 ヤナギダコ 巻貝類 シライトマキバイ 巻貝類 チヂミエゾボラ 巻貝類 エゾボラモドキ 巻貝類 ナガバイ 甲殻類 ケガニ 頭足類 ヤリイカ 頭足類 スルメイカ 魚類 キチジ 魚類 アオメエソ 魚類 ミギガレイ 甲殻類 ズワイガニ 魚類 コウナゴ 魚類 ヤナギムシガレイ 魚類 ユメカサゴ 魚類 キアンコウ 魚類 シラス 3 3 3 13 13 13 13 13 13 14 16 16 16 16 16 18 18 沖合底曳網 カゴ カゴ 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 カゴ カゴ カゴ 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 カゴ カゴ カゴ 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 船曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 船曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 沖合底曳網 種類数

(32)
(33)

試験操業再開の判断基準

1.県、東電等が行っている海域モニタリングの結果、第一原発港内の

放射能の数値に大きな変化がないこと、原発港外(漁場)への影響が

ほとんどないこと。

2.漁協、県が行っている試験操業対象種のモニタリングを強化し、そ

の結果、安全性が認められること。

試験操業・試験販売の出荷基準

■水揚け日毎に全魚種を簡易検査

■簡易検査で100Bq/㎏以上は出荷不可

■簡易検査で50~100Bq/㎏の範囲にある場合は、Ge半導体検出器で

精査し、その結果50Bq/㎏以上の場合は出荷自粛

■Ge半導体検出器で50Bq/㎏以下の場合は出荷対象

■簡易検査で50Bq/㎏以下の場合は出荷対象

(34)

試験操業に参加する漁船数

相双漁協

いわき市漁協

21→22(沖底) 14(沖底:8、小底:6)(計画)

11

-コウナゴ

50

-シラス

59(計画)

41(計画)

底曳網

カゴ

船曳網

試験販売に参加する流通業者

相双地区

いわき地区

加工

佐藤水産

大津港水産加工業協同組合所

属の加工業者(茨城県)

販売

相馬原釜魚市場買受人協同組

合の組合員

大津港水産加工業協同組合所

属の加工業者(茨城県)

加工

相馬原釜魚市場買受人協同組

合の組合員の5~6社

いわき仲買組合所属の5社

販売

相馬原釜魚市場買受人協同組

合の組合員

いわき仲買組合所属の27社

シラス

底曳網

(35)

これまでの試験操業実績

(月別操業日数)

24.06 24.07 24.08 24.09 24.10 24.11 24.12 25.01 25.02 25.03 25.04 25.05 25.06 25.07 25.08 25.09 25.10 相馬双葉 3 3 3 2 2 3 2 2 2 2 2 2 いわき市 - - - 1 相馬双葉 禁漁 7 2 10 3 いわき市 禁漁 - - - -相馬双葉 - - - - - - - - - - 6 1 - - - - 2 いわき市 - - - - - - - - - - - - - - - - - 禁漁 禁漁 底曳網 沖かご 船曳網 禁漁 禁漁 禁漁 禁漁 禁漁 禁漁

平成25年10月21日現在、いわき市漁協は10 月18日に初出漁

(36)

平成24年度の試験操業漁獲実績

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

漁 獲 量 ( ト ン )

相双地区の沖底で22回実施し、133.5トンを漁獲

(37)

平成24年度の試験操業漁獲実績

漁獲物はミズダコ、ヤナギダコが圧倒的に多い

5

60

213

454

559

1,113

1,263

4,434

14,560

15,056

20,029

30,571

32,331

0

5,000

10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000

エゾボラモドキ

チジミボラ

アオメエソ

キチジ

ズワイガニ♂

ズワイガニ♀

シライトマキバイ

ミギガレイ

ケガニ

スルメイカ

ヤリイカ

ヤナギダコ

ミズダコ

漁獲量(㎏)

(38)
(39)

避難指示区域内の漁業者

●請戸支所

●富熊支所

■請戸支所

(避難指示解除

準備区域)

■富熊支所

(帰宅困難区域)

(40)

避難指示区域の震災前の漁業生産

「平成22年福島県海面漁業漁獲高統計」より作成

生産量(㎏)

生産額(千円)

生産量(㎏)

生産額(千円)

生産量(㎏)

生産額(千円)

貝桁網

202

65

178,835

50,028

1 7 9 , 0 3 7

5 0 , 0 9 3

船曳網

3,018

1,972

1,662,863

349,798

1 , 6 6 5 , 8 8 1

3 5 1 , 7 7 0

流し刺網

-

-

1,443

1,328

1 , 4 4 3

1 , 3 2 8

固定式刺網

35,092

23,386

376,792

243,906

4 1 1 , 8 8 4

2 6 7 , 2 9 2

沿岸延縄

-

-

20,766

30,030

2 0 , 7 6 6

3 0 , 0 3 0

一本釣

1,747

3,206

8,476

12,752

1 0 , 2 2 3

1 5 , 9 5 8

曳釣

-

-

4,615

6,725

4 , 6 1 5

6 , 7 2 5

かご、どう、つぼ

8,544

5,718

103,428

39,185

1 1 1 , 9 7 2

4 4 , 9 0 3

合計

48,603

34,347

2,357,218

733,752

2 , 4 0 5 , 8 2 1

7 6 8 , 0 9 9

県全体のシェア(%)

0.1

0.3

6.1

6.7

6 . 2

7 . 0

富熊支所

請戸支所

漁業種類

合計

(41)

被害状況(人、漁船、家屋)

震災前正組

合員数

震災時に死

亡・行方不明

その後の病

現在数

請戸

145

18

4

123

富熊

13

1

0

12

合計

158

19

4

135

震災前隻数

津波で流出・

損壊隻数

残存隻数

修理隻数

新造隻数

現有勢力

請戸

92

84

8

3

5

16

富熊

11

9

2

0

1

3

合計

103

93

10

3

6

19

家屋数

損壊数

残存数

請戸

145

138

7

富熊

10

0

10

合計

155

138

17

(42)

避難状況(居住地、住まい)

南相馬市 いわき市 その他

請戸

30

7

8

46

1

31

富熊

0

8

0

0

1

0

借上住宅 仮設住宅 持家

社宅

同居

その他

請戸

86

28

5

1

1

2

富熊

4

8

0

0

0

0

福島県内

中通り

会津

浜通り

県外

(43)

生産手段の復旧状況

■請戸漁港、富岡漁港の復旧の見通しはたたず

■請戸は真野川漁港、富熊は久之浜漁港に係留中

■現有漁船数は19隻(請戸:16、富熊:3)で震災前のおよ

そ1/5

■漁具もほとんどが流失。共同利用事業(水産庁)で船曳

網の漁具の整備は進む。

■漁具倉庫等関連施設は一切なし。

(44)

瓦礫処理作業(水産庁事業)

■海底、海中の瓦礫を回収する作業(平成23、24、25年度の

3ヶ年実施)

■日当、用船料がもらえる。

■漁業者が海で作業できる貴重な機会。

■仲間との情報交換、避難生活の唯一のストレス解消の場。

組合員数

参加者数

備考

請戸

123

35

高齢者の参加少ない。中堅も相対的に少な

富熊

12

6 若い人が最近除染の仕事に転換

(45)
(46)

福島県漁業の現段階

■ 試験操業のレベルで、本格操業にはほど遠い

■ 漁獲対象種は放射能汚染の恐れが全くない18種に限定。

海上で放流する混獲魚多量で、士気の低下

■ 試験操業の漁業種類は一部に限定

■ 水深150m以浅の漁業は船曳網に限定

■ 小規模漁船の漁業者は全く操業再開の見通したたず

(47)

汚染水の解決と風評被害の防止

■ 汚染源の除去

■ 汚染水を増やさない

(地下水、雨水と汚染源の遮断)

■ 汚染水流出防止の抜本解決

■ 汚染水処理の促進

■ 安全な水産物しか漁獲していないことの周知

(48)

福島県の漁業者が抱える課題

■ 長期にわたる失業状態と精神的ストレス

■ 漁業種類の違いによる格差拡大

■ 賠償金依存の長期化による労働意欲の低下

参照

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