九州大学学術情報リポジトリ
Kyushu University Institutional Repository
[38] radix : 九州大学全学共通教育広報
http://hdl.handle.net/2324/20403
出版情報:radix. 38, 2004-02-27. 九州大学教養部大学教育研究センター バージョン:
権利関係:
九大を使いこなそう 2 ケンブリッジ・北京・ミュンヒェン
で外国語を学ぼう 1 2
福 岡 城 跡 の 桜 (31ページ参照)
2004.4.7 九州大学全学教育広報 No.38
! 1
N
南門 西門
特2 21世紀交流プラザ
510 510〜514514教室教室
運 動 場
学生会館
南門
バイク駐輪場
亭々舎 西門
テ ニ ス コ ー ト 体育館
武道場
五 号 館
510〜514教室
北門 正門
二 号 館 三 号 館
四 号 館 特2 21世紀交流プラザ
一 号 館 本 館
課 外 活 動 共 用 施 設 図
書 館 分 館
大 学 院 棟
新 一 号 館
学 生 厚 生 セ ン タ ー プ ー ル
新1号館
1号館
4号館
3号館
2号館
本館
駐輪場 学生厚生センター
学生会館
1 階 2 階 3 階 4 階 5 階
1 階 2 階
3 階
*一号館は迷宮の異名 を持つ迷いやすい建 物です。
N110番教室 N120〜N123番教室 N130〜N133番教室 N140〜N143番教室 N150〜N153番教室
1 階 2 階 3 階
410〜411番教室 地学・生物学実験室 420番教室
生物学実験室 430〜431番教室
1 階 2 階
物理学実験室 320番教室
1 階 3 階
化学実験室 230番教室
110〜114番教室 120〜122番教室
(LL 教室)
ゼミ1〜ゼミ7教室 130〜136番教室
(情報教育教室)
2 階 3 階
*授業時間割では「本36」など となっていますが,正式の 教室名には「本」はつきま せん。
22〜26番教室 31〜39番教室 特1番教室 第1・2製図室
自転車やバイクは,それぞれの駐 輪場に止めるよう義務付けられて います。自転車は,構内の各場所,
バイクは,南門からしか入構でき ません。
1 階 2 階
購買,書籍,
プレイガイド 軽食堂
1 階 2 階
食堂 第1〜3談話室 集会室
公用掲示板 電子掲示板★ (六本松情報) 電子掲示板(箱崎・病院・大橋地区情報) radixスタンド
九大を使いこなそう
初心者編 ! 〜これだけは読んどけ!〜
新入生の皆さん,入学おめでとうございます。受験の重荷からもすっかり解放され,これから始まる大学生活に 向けて様々な希望,邪心を抱いていると思いますが,大学生活を過ごすということは,これまで体験してこられた であろう高校生活とはずいぶんと違い,自主的に動くということが重要になってきます。授業の登録,試験時間割 の受取り,高校生活では先生たちがやっていたことを自分で手続きしてこなしていかなければなりません。
そこで
radix
を読んでいるあなたにだけ特別に,九大を賢く使いこなす方法を伝授いたします! ここで教えられるスキルをふんだんに利用して,大学生活をおおいに楽しんでください!
! 六本松キャンパスの施設・建物をマスターすべし!
この地図があれば,最初の講義のときに「あれ,教室の場所はどこかいな?」という事態が起きても大丈夫!
教室の場所を尋ねられても胸を張ってこたえられるでしょう!
radix 2004.4.7
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WC
非常勤講師 控室
学生サービス掛 何でも相談窓口
教務掛
窓 口
玄関ホール
保健室
健康スポーツ 相談室
トリトン WC
EV R
★
★
★
各種証明書の発行,奨学金・授業料免除,アルバイト,休学,
退学など学生生活にかかわる 事柄についての案内・紹介・
手続きをする窓口です。学生 生活の一般的なことについて の相談に掛員が応じます。専 門的な事柄については教員や 専門家への橋渡しをします。
学生サービス掛
学生生活,修学情報の閲覧室です。
学生生活・修学相談室 ブラウジング・ルーム
健康・スポーツについての相談室です。
健康・スポーツ科学相談室
カウンセラーの先生が相 談に応じます。25頁参照。
学生生活・修学相談室受付
医師,看護師が常駐 し,健康・疾病・負傷 などについての相談に 応じます。27頁参照。
保健室 全学教育の授業にかか
わる届け出・手続きをす る窓口です。成績証明書 の発行もこの窓口でおこ なっています。授業全般 について分からないこと があれば掛員に尋ねてく ださい。
教務掛
「……の場合,何処に相談した らよいのかな?」と思ったらこ の窓口です。相談を早期に解決 するため「学生生活・修学相談 室」と連携を図り,また学内・
学外の関係機関への紹介を行い ます。
092−726−4582 学生生活課専門員
何でも相談窓口
経理掛(本館 2 階) 授業料,寄宿料を納入する窓口です。
…電子掲示板(六本松情報) …意見・要望ボックス R…radix スタンド …在学証明・学割自動発行機
お世話になること多し ! 本館1階 !
六本松地区で修学する間は,六本松地区で事務手続きを行います。各種手続きや相談など,日常的にも困ったと きにも本館1階にお世話になる機会が多いはず。この手続き・相談はどこですればいいのかな?ということをいざ というときのために把握しておきましょう。
詳しい内容は,「学生案内」「全学教育科目履修要項」「全学教育科目履修の手引き」など,入学と同時に大量 に渡された冊子の山の中から,これらの特に重要な冊子を掘り出して,確かめてください。
なお,各種窓口の受付時間
教務掛,学生サービス掛 8:30〜17:15 課外活動掛 8:30〜17:15
経理掛 9:00〜12:00 13:00〜17:00
本館1階見取り図
九大を使いこなそう は川口匡子(21世紀プログラム4年)とその仲間達が担当した03年度版を編集委員会が改訂
2004.4.7 radix !3
シラバスや,事務連絡など覗くべき情報は盛りだ くさん。「お気に入り」に登録しておきましょう!
2頁の地図を見れば,すぐ気付くかと思いますが,六本松地区の多くの教室の呼称には約束ごとがあります。
本館にある教室以外は,3桁の呼び名で呼ばれていますが,1番目の数字が教室の存在する建物,2番目の数 字が階を表します。この2桁が解読できれば基本的には迷わないはず! ちなみに,Nは新1号館の略です。
例えば 112番教室なら 「1」号館,「1」階,「2」番目の教室です。
*ただし,特1番教室,特2番教室,ゼミ1〜7番教室,実験室,製図室は例外です。
! 情報のキャッチ&発信
公用掲示板(◇)
2ページの地図上で◇で示してある掲示板です。
授業,試験,研修,留学,奨学金など,学生生活に かかわる詳しい情報が提示されます。学科や教員から の情報,呼び出しなども掲示されます。
注意!掲示板をチェックしないと……
受講するクラス:授業は全て自由に取れるという わけではなく,クラス指定やクラス振り分け,受 講登録があります。
教科書・教室:教科書以外に,器具や指定レポー ト用紙が必要な場合があります。
これらの情報は,掲示板を見落とすと,授業に スムーズに参加できないかもしれません。
掲示板のチェックは,1日1回を基本にしてく ださい。
電子掲示板(★六本松情報 ☆箱崎・病院・大橋情報)
同じく★☆で示してある掲示板です。休講,補講,
教室変更など授業に関する一般情報,事務からの呼び 出しなどが掲示されます。毎日更新。
電子掲示板は,インターネットからも閲覧可です。
アドレスは,
http : //hesvr.rche.kyushu-u.ac.jp
クラス掲示板
本館と1号館の渡り廊下に設置されています。
学生専用掲示板
学生厚生センター下の通路と,体育館前のグラウン ド沿いに設置されています。
九州大学六本松地区ホームページ
アドレス http : //www.rc.kyushu-u.ac.jp/index-j.html
「シラバス(授業計画)」の最新版がチェックでき ます。授業によっては,「クラス掲示板」が開設され る場合があり,先生への質問,友達へのメッセージに 利用できます。
サークルや,寮のリンクも充実しているので,一度 は訪れてみてください。
radix
(九州大学全学教育広報)(R)全学教育に関する情報を掲載しています。学生・留 学生・先輩の手記や,メッセージ,授業や留学に関わ る記事など。常に多岐にわたる九大の使い方が得られ るはずです。本館玄関,新1号館1階のスタンドをマ メにチェックしてみて下さい。
全学教育についての「意見・要望」BOX(●)
六本松地区の授業,窓口,施設など勉学と生活に関 わるすべてのことについて,意見,要望,訴えがあれ ば,この「意見・要望」ボックスに投函してみてくだ さい。署名があれば必ず対応について返答します。教 務掛カウンター及び図書館入口に設置してあります。
radix 2004.4.7
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自習室も充実!これで集中して勉強できることでしょう!
応用編〜さらにこんな使い方が〜
これまで初心者編で,九大の使い方の基本を説いてきましたが,さらに,授業料分は骨の髄まで利用してやる!
という心意気があるならば,こんな使い方もできます。
サークルやコンパなどに
九大では,無料でサークルの練習場所,合宿所やコ ンパの会場が調達できます。
これらの施設は,事前に申し込んで使用許可を取る ことで利用できます。
大学生の特権ですので,大いに利用しましょう!
普通教室のグループ利用
特別(グループ)利用申し込みは,10日前から前日 の午前中までです。
学生会館のグループ利用
特別(グループ)利用申し込みは,4週間前から前日 の午前中までです。
亭々舎
クラス,グループの読書会や懇談会場として利用で きます。
申し込みは利用日の1ヶ月前から3日前までです。
体育館,グラウンド,テニスコート
これらの施設を自由に利用できる時間帯があり,道 具の貸出も行っています。
学外の研修施設
学生であれば,学外にある格安の合宿施設も利用す ることができます。
九大山の家(大分県玖珠郡九重町筋湯)
九州大学の学生・教職員のゼミや合宿,登山の基地 としてどうぞ。
九重共同研修所(九大山の家の横)
九州地区の国立大学の学生・教職員の研修施設です。
山の家に宿泊した際に併せて利用できます。
島原共同研修センター(島原市郊外)
九重研修所と同様九州大学の学生・教職員のゼミや 合宿に利用できます。
自由に使える場所
大学生は高校と違い,ホームルームが無い流浪の民 です。そんな大学生が空き時間や,休み時間を過ごす ための自由に使える場所をご紹介します。
図書館
学生証が入館証を兼ねています。入館の際には,入 館ゲートにバーコードを認識させてください。
図書館の本を無断で持ち出すと,万引き防止装置
(?)が警報を発するので,注意してください。
開館時間:月曜〜金曜 授業期間 9:00〜20:00 試験期間 9:00〜21:00 夏休み等 9:00〜17:00 土曜・日曜・祝日 10:00〜17:00 休 館 日:月初めの図書整理日,夏休み中の土日,
年末年始等
*詳しくは開館スケジュール(図書館の掲示もしくは ホームページ)をチェックしてください。
図書館のホームページ:http : //www.lib.kyushu-u.ac.
jp/libinf/ropponmatsu/
講義に使われる普通の教室
講義期間中の授業時間帯で講義に使用されていない 教室は,自由に利用できます。
自習,読書,友達とのおしゃべりにどうぞ。
2004.4.7 radix !5
施設の利用申し込み手続きは,この表を参考に!
LL教室
LL教室は外国語のLL学習を行う教室として1号 館に設置されていますが,授業の行われていない時間 はLLの自習室として皆さんに開放しています。
LL教室及び併設のLL準備室には,自習をするの に役に立つ機材や教材を豊富に取り揃えていますし,
特に第1LL教室では,設置してあるコンピュータで 最新のインターネット教材での自習が可能です。
LL準備室には専属の事務員が待機しており,機器 の操作などで困った時にもサポートしますので,外国 語を集中して学習することができます。
語学のスキルアップを目指す人はもちろん,外国語 に興味のある人,教養を高めたい人はどうぞ気軽に LL教室へ来て下さい(詳しくは HP ; http : //www.rc.
kyushu-u.ac.jp/˜call/で確認してください)。
場 所:1号館東側
開 室:平日8:30−17:00
(試験中などに臨時閉室あり)
利用できる教材:
コンピュータ教材
・アルクネットアカデミー(英語)
・Aularog TeLLMeMore(独・仏・スペイン語)
DVD,ビデオ教材 多数 CD,カセット教材 多数 ほか
(お持ちの教材もご利用になれます)
問い合せ先:LL準備室(担当:浜本)
726‐4703(内線4703)
E-mail : [email protected]
学生会館(食堂,談話室),軽食堂,トリトン 食堂は,営業の終了時間まで。
学生会館内にある談話室のうち,第1および第3談 話室は16時まで,第2談話室は21時まで自由に利用で きます。
情報教育(パソコン)教室
平日は,講義に使用されていない時間帯は20時30分 まで利用できます。休暇期間中も一部期間を除いて開 いています。
種 別 手続先掛名等 必要書類・手続期間等 注 意 事 項 等
教 室 使 用 願
課 外 活 動 共 用 施 設 窓 口
使用日の10日前〜前日の午前中
亭 々 舎 使 用 願 使用日の1ヵ月前〜3日前
学 生 会 館 使 用 願
学内者のみの使用
学生証 4週間前〜前日の午前中 学外者を含む使用
学生証 4週間前〜1週間前 体 育 施 設 一 般 使 用
体 育 館 窓 口
一般使用の時間帯は窓口に掲示 !土曜日の体育施設使用は課外活動共 用施設窓口で要予約
運 動 用 具 短 期 貸 出 し 学生証と引き換え(土曜日を除く) !体育館等での一時使用
登 山 用 具 貸 出 し 学生証 !1ヵ月前から予約可
九 重 山 の 家 利 用 願
課 外 活 動 共 用 施 設 窓 口
利用日の2ヵ月前〜15日前 !1年前から予約可 九 重 共 同 研 修 所 予 約
同 上 利 用 申 し 込 み
1年前〜2ヵ月前
2ヵ月前〜15日前(要予約) !5人以上の団体であること。
島原共同研修センター 予 約 ・ 申 し 込 み 松 原 寮 ・ 貝 塚 寮 入 寮 申 し 込 み
箱 崎 地 区
学務部学生生活課 7月,翌年2月 !申請書類の交付は六本松地区学生 サービス掛でも行います。
教室,研修施設などの利用申し込み手続き一覧
radix 2004.4.7
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六本松地区事務窓口案内
六本松地区で修学する1年半(医・歯・薬・芸術工学部は1年)の間,皆さんは六本松地区にある全学教育事務 室で事務手続きを行います。詳しい内容は,配布済みの「学生案内」「全学教育科目履修要項」「全学教育科目履 修の手引き」などで確かめてください。下の事務手続き一覧を参照にするほか,分からないところは各掛の窓口で 尋ねてください。
各掛の窓口受付時間 教務掛,学生サービス掛 8:30〜17:15 課外活動掛 8:30〜17:15
経理掛 9:00〜12:00 13:00〜17:00
種 別 手続先掛名等 必要書類・手続期間等 注意事項等
聴 講 届 提 出 各授業担当教員 各学期授業開始第1週目
本年度前期は4月12日〜4月16日 本年度後期は10月1日〜10月7日 受講制限をすることがあります。
履 修 ・ 受 験 届 提 出
教 務 掛
各学期授業開始第2週目 本年度前期は4月19日〜4月23日 本年度後期は10月8日〜10月14日 履 修 ・ 受 験 届 確 認 5月上旬,10月下旬
追 試 験 願 出願理由を証明する書類
原則として当該試験から3日以内
病気の場合は医師の診断書,忌引 の場合は葬儀のはがきなど。
成 績 証 明 書
学生証 3日後に交付
英文の場合は7日後に交付 日 本 学 生 支 援 機 構
( 旧 日 本 育 英 会 )奨 学 金 奨 学 生 募 集 継 続 願 提 出
学生サービス掛
1次募集 4月中旬(1,2年生)
2次募集 掲示で通知
インターネットを利用して手続き を行います。
詳しくは掲示板をご覧ください。
各 種 奨 学 金 募 集 4〜5月頃に集中 地方自治体の奨学金はそれぞれの
教育委員会に問い合せてください。
授 業 料 免 除
願 書 交 付
6月下旬(平成16年度後期分)
1月下旬(平成17年度前期分) 詳しくは掲示板をご覧ください。
学生教育研究災害保険の加入受付 4月,10月 ア ル バ イ ト の 登 録
ア ル バ イ ト の 紹 介
4月上旬
常時 窓口の紹介簿で各自選択。
通 学 証 明 書
学 割 証
在 学 証 明 書
学 生 証 再 交 付
学生証 即日交付 学生証 即日交付 学生証 即日交付 学生証再発行願
学割証,在学証明書については,
自動発行機により発行。
学生証を紛失,汚損したら必ず再 交付を受けてください。
定 期 試 験 受 験 証 明 当該日ごとに交付 定期試験に学生証を忘れた場合。
現 住 所 変 更 届 保 証 人 変 更 届 本 籍 地 変 更 届 改 姓 ・ 改 名 届
変更したら直ちに届けてください。
休 学 届
復 学 届
退 学 届
保証人が連署した願書 クラス指導教官の署名・押印 病気の場合は診断書添付
海 外 渡 航 届 保証人承諾書,旅行計画書
自 動 車 入 構 許 可 証 学生証,免許証,車検証 特別な事情で自動車通学が必要と 認められる場合に限ります。
盗 難 届 警察への届け出も必要です。
事 務 手 続 一 覧
※手続きの期間は変更されることがあるので,公用掲示板や電子掲示板の掲示をよく見てください。
※願,届出,申込等の手続用紙は,担当掛の窓口に用意されているので,必要なときには申し出てください。
2004.4.7 radix !7
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大学で学ぶ
新 し い 学 び 方
こ が え
工学府修士1年
古賀みず江
私は工学部の機械航空工学科に所属し,機械につい ての勉強・研究をしています。高校生のときに私がこ の学科を選んだ理由は,飛行機が好きだから,ただそ れだけでした。機械全般に特に興味があるわけでもな く,飛行機に関する勉強をするつもりしかありません でした。しかし,実際に入学してみると,飛行機を造 るためには機械に関する知識を学ばなければならず,
そして機械に関する知識を学ぶには数学や物理の知識 がなければならない,というように基礎の知識がしっ かりしていなければいけないことに気付きました。そ のためには,箱崎で専門科目を学ぶ前に六本松で学ぶ 専門科目を十分に身に付けなければなりません。4年 生になってからは3年生までに学んだことを使っての 研究が始まり,大学もやはり中学や高校と同じで,1 年1年の知識の積み重ねが大切なのだと実感していま す。
専門科目以外にも,私は六本松地区での教養科目に 加えて,文学部,経済学部,薬学部など他学部の講義 を受講しました。はじめは福岡市内に散らばっている 九州大学の全キャンパスでの講義を受講してみたいと いう遊び心からでした。工学部の講義ではないので,
専門にはあまり関係のない内容だろうと思っていたの ですが,実際に受講してみると私の専門分野との思い もよらない関連性を見つけ,驚いたのを覚えています。
今日の社会では専門の枠を超えた幅広い知識をもって いることが求められています。大学はその幅広い知識 を身に付ける環境が整っている場所です。ぜひ自分の 専門の枠内にとどまらず幅広く学んでほしいと思いま す。
大学特有のおもしろさはたくさんありますが,中で も私が強く感じているのは 自分で考える というこ とです。勉強や研究に関しては特に自分で考えるとい うことが評価されます。高校までは教科書の内容やす でにわかっていることを覚えて勉強しましたが,大学 での勉強や研究の目的は自分で新しいことを発見する ことなのです。中には高校のときのような授業もあり
ますが,それは後の研究において自分で考えるための 材料になると思います。大学ではすべてのことが何か につながり,役に立つのだと前向きに考えて間違いな いと思います。
自分で考える ことは勉強に関してだけではあり ません。大学では自分で考えて使える自由な時間がた くさんあります。時間の使い方は,勉強,部活,サー クル,アルバイトなど,人によってさまざまです。大 学に入学してきた目的も人によって異なると思います。
私が思うのは何をするにあたっても大切なのは,入学 した目的や自分の夢を忘れないことです。悩んだり 迷ったりしたときにでも,目的がはっきりしていれば 自分で軌道修正することができるからです。まだ目的 や夢を持っていない人も大学では自分の好きなように 勉強することができるので,勉強をしながら目的や将 来したいことなどを見つければいいと思います。
大学では勉強やその他何をするにも,積極的に行動 した方が得だと思います。興味のある勉強があるのな らば関係する講義を受講したり,その研究をしている 教授を訪れたり,図書館で勉強したり,勉強する方法 はたくさんありますが,どんな方法をとるにしても自 主的に積極的に行動しなければ損です。大学では思い 切り学んでください。自分の手で,充実した大学生活 を作ってください。
「研究の様子」
radix 2004.4.7
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!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 大学で学ぶ
僕たちはまだはじまってもいない
おお く ぼ しん た ろう
文学部4年
大久保慎太郎
入学して早3年が過ぎた。この3年間,自分にとっ て大きかったことにいくつかの旅を経験したことがあ る。思えば春・夏・秋・冬,長い休みの度にどこかへ 出かけていた。
大学に入って初めての旅はベトナムだった。1年の 夏,何も分からないままとりあえず旅行代理店に駆け 込んだ。行き先はアジアであればどこでもよかった。
初めての一人旅だった。ベトナムに着いたのは夕方6 時位だったが,むせ返るような生暖かい空気と,空港 の外で観光客を目当てにたむろしているタクシーの運 転手達を始めとする人の波にただただ圧倒された。言 葉も分からないし,道の歩き方一つですら不安になっ てくる。店で一人食事しながら本当に自分が情けなく 思えた。なにより心細かった。しかし何日か経つと友 達もでき,その友達と一緒に話したり食事したりする うちにベトナムという国に対して心の中でどこか身構 えていたものが次第に解けていくのを感じた。その時 の感動は忘れない。自分が心を開くのに従って,ベト ナムがどんどん近くなった気がした。そうなってから 初めてその旅を心から楽しめるようになった。
自転車の旅も何度かした。友達と2人,鳥取砂丘を 見に行ったり,好きな映画の舞台となった尾道を訪ね,
そこから島づたいで四国へ渡ったり,鹿児島までこい だ後フェリーで屋久島に行ったりもした。夜は神社や 公園,サービスエリアなどで野宿し,時には知り合っ た人の家に泊めて貰うことも何度かあった。自転車の 旅の魅力はその土地により近づける事だと思う。人に 道を聞いたり,逆に地元の人から話しかけられること もしょっ中だ。「気を付けて」と水や食べ物を貰うこ とも幾度となくあった。単なる通過点に過ぎなかった 町が,そんな地元の人との出会いによって忘れられな い場所になる。自分の足でこがないと進まないのもい い。きついけれど,それが僕に地に足を着けて旅をし ているという実感を与えてくれる。
3年の春にはタイへ行った。その時はボランティア をした関係でタイ人と一緒に生活し,川で泳いだり,
食事したり,お互いに色んな事を話したりもした。と ても楽しく充実した日々だったが,しかし仲良くなれ
ばなる程,いわば「お客さん」としての自分の存在を どこか意識せずにはいられなかった。僕はタイのこと を何も知らない。彼らと同じように暮らしていても,
彼らとの間に感じるその距離感がもどかしかった。
もっと彼らのこと,タイのことを知りたいと思った。
そして僕は自転車で旅することを決めた。
その年の夏に計画は実現した。友達と2人,北部の 町チェンマイから首都バンコクまでの約1,000キロの 旅だった。タイ語で道を尋ね,時にはタイ語の標識も 読んだ。人々は日本と同じように話しかけてくれ,水 や食べ物をくれた。自転車をこいでいるすぐその横に タイの日常の風景があった。勿論,距離感が完全にな くなった訳ではない。しかし自分の中では確かにタイ に近づくことができた。普通に旅することも一杯一杯 だった1年生の時には外国で自転車旅行しようなんて 思いつきもしなかったし,そんなこと自分にできると も思わなかった。でも最初に思い切って飛び込んだこ とで僕の旅はどんどん広がり,そして深まっていった。
最後に,僕は皆さんに何かいいなと思うことがあっ たら何でも思い切って挑戦してみることを勧める。旅 に限らず,僕がこれまでの大学生活で学んだことは全 て何かに飛び込むことから始まった。決してうまく いったことばかりではないが,それでもやってみなけ れば何も始まらない。アントニオ猪木ではないけれど,
正に「踏み出せばその一歩が道となる」である。そし て大学時代にはそれらをやるだけの時間は充分にある。
どうぞ大学時代を思いっきり満喫して下さい。
2004.4.7 radix !9
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大学で学ぶ
新しい時間をすごし始めた君へ
もう り よしたか
毛利 嘉孝
学部時代の四年間のことを思い出そうとすると,い つも奇妙な感覚に襲われる。それは,その時代だけが 自分の人生の中で,まったく切り離された別の世界,
別の時間に住んでいたような気がしてくるからだ。
私の学部時代ってどんなものだったのだろう。
大学生活といえば下宿生活である。厳格な親の下で 育った私にとって,親元から離れた京都の一人暮らし は,大学に入学したことよりももっと意味があった。
大学から歩いて一分のところに借りた部屋は,四畳半 一間でキッチン,トイレは共有,風呂なし,といった とんでもないところだったが,十八歳の私にとっては
「城」だった。これで本当に自由になった気がした。
しかし,その「城」も半年もたたないうちに,廃墟 と化していく。バイト代はすべて本とレコードに消え,
整理されぬまま積まれていく。そのころ政治運動に関 わっていた先輩が,なぞのヘルメットやら角材やらを
「預かってくれ」といって持ち込んでからは,四畳半 はますます物置の様相を呈していく。物置といえばま だ温厚な表現で,実際にはほとんど漫画に登場する過 激派のアジトである。予備校の頃から付き合っていた ガールフレンドは,一度だけ部屋を覘き,呆然として,
二度と遊びに来ることはなかった。
その後四年の間に三度引越ししたが,事態は改善さ れることはなかった。最後に住んでいた部屋は,六畳 に四畳ほどの台所が付いていたが,部屋が大きくなる 以上に本とレコードが増殖していった。パイプ製の小 さなベッドだけがくつろげる空間で,いつも物置の中 に寝ている気分だった。
大学の前半は,バンド活動が生活の中心だった。ちょ うどパンクロックが市民権を得ていく時代で,楽器が 下手でもバンドができるという雰囲気は,ギターが下 手クソだった私には幸いだった。
しかし,いつまでたってもギターがうまくならない ことに気がつくと,音楽は,やけくそのようにどんど ん前衛化し,最後は大音量で,「ギー」「ぎょえ〜」
とノイズを延々と出し続けるだけとなり,あきれはて
たバンドのメンバーは去っていった。大学生活も後半 を迎える頃には自分の実力を思い知り,自分で演奏す ることが少なくなっていった。
ところで,「前衛音楽」といえば,「理論」である。
というか,才能がないと,理屈でごまかしたくなるも のなのだ。
私が大学に在籍した八〇年代前半は,思想でいえば ポストモダン理論全盛であり,ちょっと文学好きで,
生意気な学生は,デリダやフーコーといったフランス の哲学者の著作を生半可な知識のまま語っていた。
私も,まったくそのパターンで,地元の音楽雑誌に ポストモダンがどうだこうだ,脱構築がどうだこうだ,
と書き散らかしていた。今思えば,恥ずかしい限りだ が,若いというのは恥を知らないということでもある。
経済学部に在籍していたのだが,経済学の本はそっ ちのけで,ひたすら哲学書や思想書を買っては,濫読,
併読,そしてツンドク―――読まずに積んでおくとい う意味です(註1)―――をしていた。
四年間はいろんなことがあったはずなのに,思い出 すのはこのような風景の反復ばかりである。それは単 調な生活だったけど,本音を言えば一生このような生 活を続けていきたかった。けれども,大学院という存 在が今ほど一般化していなかったし,なによりも真面 目と堅実さだけが取柄の両親のことを考えると,就職 をするという以外の選択肢は考えられなかった。幸い なことにバブル景気が始まったばかりだったので,こ んな自堕落な生活をしていた学生も,ある新興の,東 京の広告代理店が拾ってくれた。
東京に引っ越す前に,これから住む部屋のことを考 えて,その時持っていたレコードと本を全部売り払っ た。親元に送ろうとしたら場所がないと断られた。四 年間でたぶん五百万円ほど費やしたそのコレクション は,全部あわせても十数万にしかならなかった。貴重 な「お宝」が中には含まれていると古本屋のおやじに 主張したのだが,そんな個人的な想いはまったく通じ なかった。青春は,本とレコードとともに売り払って
radix 2004.4.7
10!
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しまった。私は妙に感傷的になっていた。
――――と,ここで終われば,単なる思い出話であ る。問題は,そうは簡単に青春が売り払えなかったこ とにある。私の働いた広告代理店は,バブルの頃こそ 順調に売り上げを伸ばしていたものの,バブルがはじ めると途端に業績を落としていった。
私は,主に展覧会やコンサートの企画などの文化催 事を担当していたのだが,バブルの崩壊とともに文化 にお金をだす企業は激減した。慢性的な社内失業状態 に突入した私は,三〇の声が聞こえるにつれ,逃げ場 を探し始めていた。
幸いなことに音楽や美術の批評をする仕事がサラ リーマン仕事の傍らで入っていたので,本を読んだり,
音楽を聴いたりする習慣は残っていた。そうしたこと から,あるきっかけで,私が学生の頃に好きだったパ ンクロックやブラックミュージックが,やはり学生の 頃好きだったデリダやフーコーなどのフランス現代思 想によって分析されている書籍が,大量に英語圏で発 行されているのに気がついた。
それは,私が京都の誰も読まないような同人誌で書 いていたようなものと,質はともかく形としてはまっ たく同じようなものだったのである。しかも,著者の 多くは大学で教鞭をとっており,イギリスの大学の中 にはその専門の大学院まであるというではないか。そ れは,カルチュラル・スタディーズ(文化研究)と呼 ばれている,と知ったのもその頃である。
ここまで来れば,今日こそ上司に辞表を出そうと毎 日思いながら通勤電車でもみくちゃにされていた人間 が,会社をやめてイギリスに留学をしようと決意する まであと一歩である。
すでに結婚して子供もいたが,かみさんも留学でも しようか,というとすっかり旅行気分で大乗り気。結
局サラリーマン生活八年の間に,学生時代に買ったの と同じ位の本とレコード―――いやCDだ,この頃は もう(註2)―――が部屋にはたまっていたが,これ も保管する場所がないので,家族で移住するにあたっ て,全部売りはらってしまった。この時は大学卒業す る時とはちがって,特別な感慨はなく,せいせいとし た感じを受けたのを覚えている。
イギリスで大学院に入りなおしてからのことは,ま た機会があればどこかで書いてみたいと思う。学部の 四年間と同じように,その記憶は不思議なくらい単調 な日々の繰り返しなのだが,同時に不思議なくらい幸 福な思い出である。
2002年9月から2003年8月まで,五年ぶりにロンド ン大学ゴールドスミス・カレッジに戻り,客員研究員 として滞在した。数回ゼミで話をする以外は,研究に 専念していればよく,私は再び学生時代に戻ったよう な気がした。そして,この経験が,東京の広告会社で 働いていたときや,九州大学で授業をしている通常の 時間の流れから,切り離された独特の時間が流れてい たことをふと思い出した。
私がここで書こうとしたのは,だから,今を大事に しようというなどということではない。むしろ今を無 駄に過ごしてみよう,ということである。
大学卒業時に,四年間集めた本やレコードを売り 払った時に,自分の大学生活がとても無意味に思えて 仕方がなかった。けれども,そこで好きなだけ無駄な ことをしたからこそ,今いろいろなことを考えている ような気がする。それは,単に当時興味があったこと を研究の対象にしているというだけではない。そうで はなく,時間を無駄に使うということは,最高の贅沢 であり,それ自体とても価値があるということなのだ。
これから,そうした時間を味わえる君たちのことが うらやましくてならない。 (比較社会文化研究院)
大学で学ぶ
2004.4.7 radix 11!
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研 修 先 期 間 人 数 研 修 内 容 説 明 会 そ の 他
英 語 研 修
ケンブリッジ大学 ペンブロークカレッジ
8月上旬〜9 月3日前後の 4週間弱
(2005年)
最大50名 程度
少人数クラスでの英語集中コース,
英国文化の専門科目,晩餐会,オプ ションとして様々な行事,週末は自 由。数回にわたる事前講習が必要。
平成17年夏分の募集は4〜10月。
詳細は下記で確認のこと。
http : //www.rc.kyushu-u.ac.jp/
˜yubun/index3pembroke.html 中
国 語 研 修
北 京 語 言 大 学
8月上旬〜
4週間
(2004年)
30名程度
午前中はレベル別授業,午後は授業 の準備および買物・観光,週末は学 校主催で万里の長城や市内の名所旧 跡見物,小旅行。
連休前に中国語担当の全教官が 授業時間に研修の案内を配布。
6月に旅行社と共催で説明会。
7月に参加者予定者を集めて中 国事情などの事前講習。
ド イ ツ 語 研 修
ミュンヒェン大学
3月初頭前後 から4週間
(2005年)
他大学の 学生も含 めて60名 程度
最初の2週間,午前中はミュンヒェ ン大学での少人数集中授業,午後は 街での実地研修。次の1週間は小都 市と小さな村に分かれてホームステ イ。最後の1週間は自由行動期間。
説明書は4月中旬から配付。説 明会は5月末ごろ。夏休みの終 わりに選抜試験があり,合格者 には合宿を含む毎月1回の講習 会,2〜3回の少人数勉強会等。
世界・日本
ケンブリッジ・北京・ミュンヒェンで外国語を学ぼう
−語学研修制度について−
九州大学では以下のような語学研修旅行があり,言語文化研究院の教員も一部を手伝っています。興味が湧いた らいざ説明会へ!
ケンブリッジ大学英語研修
毎年夏にケンブリッジ大学英語研修が実施されてい ます。研修先のペンブロークカレッジは,1347年創立 で,30以上ある同大のカレッジの中で3番目に古く,
同大の中でも学業的にトップのカレッジのひとつで,
英国最年少の首相小ピットや詩人スペンサーや経済学 のケインズ等で有名です。
研修はこのカレッジを基地にして実施され,キャン パス内の正規の学生と同じ寮に宿泊します。授業は少 人数による英語集中訓練と英国文化に関する科目で,
カレッジの教員や出身者が担当します。授業の他,正 装での晩餐会が数回あり,カレッジの正規の学生さん が数名,専属の御世話役としてつき,オプションのイ ベントを多数計画してくださいます。
今夏の分は既に参加者が選考済みで,既に学習会も 開催されて参加の準備中ですが,2年生以上なら諸条 件をクリアの後若干受け入れられますのでお問合わせ 下さい([email protected])。来年夏の分の申込 は4〜10月に受け付けますので,上記 URL のHPを
ご覧下さい。
合格発表は11月頃で,12月から早速グループ研修が 始まり,出発まで事前研修に取り組みます。全体で9 ヶ月に及ぶ研修だと言ってよいでしょう。その間,週 末の自由旅行の手配を自力で行ったり,レポートを提 出したり,創造的な活動が多数含まれます。
過去に参加された方々は各学部,各学年にわたり,大 学院生も複数参加されたことがあります。英語力の向 上はもちろん,一生の友人を得,生涯忘れられない最 高の体験だったという声が寄せられています。私も英 国を去る日に参加者が見せる充足感の涙を忘れること ができません。研修後,九大の交換留学や正規留学に トライする人,国際業務にあたる官庁に就職する人,
様々に羽ばたいていかれます。同窓会もしばしば開催 されます。
準備や資金繰りは大変だけれども,あなたも努力に よって,ケンブリッジ大学という最高の舞台で,自分 を磨く真の幸せを体験しませんか。
鈴木 右文(言語文化研究院)
radix 2004.4.7
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!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 世界・日本
協定校で中国語を学ぼう!
九州大学言語文化部(いまの言語文化研究院)が北 京語言大学と学術交流協定を結んだのは1990年,今か ら14年前のことである。以来毎年夏,九大生を中心に 九州各地の大学の学生総勢30人ほどがこの大学で一ヶ 月を過ごす。
北京語言大学は,もともと外国人留学生への中国語 教育と外国に赴く中国人への外国語教育のために開設 された学校である。1962年の創立だからもう40年以上 の歴史をもつ。この大学の独自性は,重点を「外国人 向け中国語教育の実施と教育法の研究」においている ことである。だから大学には対外国人中国語教育の専 門家が集まっていて,世界各国からやってくる留学生 たちの中国語教育に当たっているほか,教科書の編纂,
音声教材の開発などを組織的に行っている。有名なH SK(国際標準の中国語試験)も本部はここだ。先生 たちは北京語言大学こそ世界における中国語の学習と 教育の中心だと自負している。
実際にも,研修に参加する学生たちの満足度は極め
て高い。毎年帰国した学生諸君にアンケート調査をす る。例えば「あなたの中国語能力は全体的に北京に行 く前と比べてどうですか」という質問に対し,全員が
「大いに進歩した」または「少し進歩した」と答え,
「学習意欲」もほぼ全員が「大いに高まった・よしこ れからは頑張るぞという気持ち」と回答している。
たとえ一ヶ月でも中国語の話される現場で生活した という体験は,若い感受性にとって言葉では尽くせな い意味をもつようだ。先のアンケートでは「また参加 したいか」という質問に「もう参加したくない」と答 えた者は皆無だったが,実際にも次の年にまた参加す る者,ついには長期留学する学生も稀ではない。
研修の日程は8月の1ヶ月間。その費用は例年20万 円前後。決して安くはない。だが,旅費,学費,宿舎 費などすべて込みである(但し食費と小遣いは含まな い)。中国語を選択した諸君,条件がなければ条件を つくってでも研修への参加を考えてほしい。新しい世 界と可能性が開けてくるのを感じとれるはずだ。
岩佐 昌"(言語文化研究院)
手作りの異文化体験をドイツ研修旅行で!
春休みの一ヶ月間,日本を飛び出してドイツでドイ ツ語を使って生活してみませんか。
この「ドイツ語とドイツ文化」研修旅行は今回で22 回を数える,日本における外国語研修旅行の草分け的 存在で,全国にも知れ渡ったものです。
この研修旅行は3本の柱から成り立っています。
まずはミュンヒェン大学の「外国語としてのドイツ 語科」における2週間のドイツ語研修。ここでは1ク ラス8名ほどの少人数グループに分かれ,ドイツ語の 集中的な授業が行われます。午後からは街へ飛び出し て通行人や商店の店員にインタビューをしてくる,と いった課題も出されます。
次に,ミュンヘン郊外の小さな町アメラング,ある いはシュトゥットガルト近郊の小都市バーリンゲンで 1週間のホームステイ。1名から3名に分かれて各家 庭に滞在します。家族同様の暖かさで迎えてくれる,
まさにドイツ版「ウルルン滞在記」です。ただの語学 研修では得られない貴重な体験があなたを待っていま す。
最後に1週間の自由行動期間があります。この期間 は個人行動が原則で,3週間のドイツ語修業の成果が 試されます。各自の研修テーマを追ってドイツ各地,
あるいはスイス,オーストリアを巡ります。
毎年の参加人員は他大学の学生も含めて60名程度で す。説明会は毎年5月末ごろに開きます。また4月中 旬からは「説明書」を学内で配布しています。ただし,
夏休みの最後ごろに「選抜試験」があり,これをクリ アしないと参加資格が得られません。「選抜試験」に 通ってからも月に1回の講習会や,月に2回程度の5 名程度での小グループ勉強会があります。ドイツ語学 習時間は,日本にいる時を含めてなんと3500分以上。
いや,これは授業時間を足しただけで,ドイツにいる 間は夢もド イ ツ 語 で 見 る よ う に な る の だ か ら(実 際!)何年もドイツ語を学習するような効果は確実に 得られます。
費用は約35万円プラスお小遣いくらいでしょうか。
詳しくは,ドイツ語の福元教員,田畑教員あるいは津 村まで。
津村 正樹(言語文化研究院)
2004.4.7 radix 13!
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世界・日本
わたしが留学生活で学んだこと
ひろかわ あす か
2000年文学部入学
廣川 飛鳥
わたしは,フランスのストラスブールというところ に,一昨年の9月から去年の6月までの10ヶ月間,留 学していました。
皆さんは,ストラスブールという街を知っています か? フランスは,パリは知っているけど,そのほか の場所は知らない という人が多いのではないでしょ うか。ストラスブールは,フランスの北東部,ドイツ との国境沿いにある街です。福岡に比べると小さな街 ですが,街の中心に古い教会がそびえ,その周囲を静 かに運河が流れるとても美しい街です。運河沿いには,
木骨組みで,重厚な造りの古い家々が立ち並び,フラ ンスにいながら,同時にドイツの雰囲気も楽しめます。
過去には,フランスとドイツがこの土地を奪い合って 戦争をし,2度ドイツ領になったという苦い歴史があ りますが,それを教訓にして,今では欧州議会も置か れ,国際的に開かれた街です。
そのストラスブールの大学と九州大学が交換留学協 定を結んでいて,わたしはその交換留学プログラムに 参加しました。この留学制度はあまり知られていませ んが,フランスで学びたいという意欲のある九大の学 生なら,誰でも申請できます。内容は,1年間の留学 期間で,前期(日本の大学でいう後期)に語学学校で フランス語を学び,後期(日本でいう前期)に大学で フランスの学生と一緒に講義を受けるというものです。
また,大学や地域に,スポーツ・趣味・語学などサー クルも多く,勉強のほかにも,空いた時間を使って,
それらに自由に参加して,教養を深めることもできま す。
具体的には,わたしの場合,前期は,語学学校で中 国,韓国,スイスなどのほかの様々な国の留学生達と 一緒に楽しくフランス語を学び,放課後には,日本人 の留学生とともに,フランスの文化,歴史や教育,政 治の授業を受け,フランスに関する一般的な知識を習 得し,後期は,大学で(フランスではまだ珍しい)日 本文学の授業に参加させてもらい,フランスではどの ように日本の文化や文学が教えられているのかを学び
ました。また,趣味 で絵画をやりたいと 思い,カルチャー・
スクールに通って,
美大生や主婦,会社 員 の 人 と 混 ざ っ て デッサンを習ってい ました。
だから,わたしは フランスであなた は 何 を 学 び ま し た か? と聞かれたら,
日本や他の国々の
留学生とともに,フランス語やフランスの文化につい て学び,フランスの学生と互いの国の文化交流をした ことです。 と答えるでしょう。しかし,わたしがこ の留学生活で学んだことは,語学や文化交流といった ことだけではない気がします。
この留学生活で,初めて見知らぬ街で一人で生活を して,わたしが学んだこと,それは,自分の周囲の人々 のありがたさです。実家暮らしだったわたしにとって,
初めて一人で摂る食事の寂しさ−そこから,家族のあ りがたさを感じ,病気になったときに友人が病院に付 き添ってくれたり,ご飯を作ってくれたりしたことで,
友人の優しさ,自分が周りの人に助けられて生きてい るということを深く知りました。今まで自分が,いか に親や友人,先生方などに支えられて生きてきたのか ということを実感し,感謝の念を抱くようになりまし た。留学する以前は 自分は一人でも生きていける と粋がっていたわたしにとって,それは大きな収穫 だったと思います。留学に協力してくれた先生方をは じめ,両親,フランスでできた友達,つらいときに励 ましてくれた日本の友人,そんな周囲のいろんな人々 に支えられて,わたしはフランスに留学し,さまざま な貴重な体験をすることができました。ここで簡単に お礼を述べさせてください。ありがとうございました。
radix 2004.4.7
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国 名 大 学 名 国 名 大 学 名 国 名 大 学 名
韓 国 釜山大学校 タ イ マヒドン大学 □ ド イ ツ ルードリッヒ・マクシミリアン大学
忠南大学校 チュラロンコン大学 □ (ミュンヒェン大学)
梨花女子大学校 □ タマサート大学 □ ベルギー レウヴェン・カトリック大学 □
延世大学校 □ 台 湾 国立台湾大学 ルーヴァン・カトリック大学 □
西江大学校 シンガポール シンガポール大学 イギリス ブリストル大学
慶熙大学校 フィリピン アテネオ・デ・マニラ大学 バーミンガム大学
ソウル大学校 アメリカ ワシントン大学 フランス ストラスブールコンソーシアム
浦項工科大学校 ライス大学 ルイ・パスツール大学
慶北大学校 ミシガン大学 マルク・ブロック大学
中 国 新彊師範大学 ウィスコンシン大学マディソン校工学部 ロバート・シューマン大学
清華大学 デューク大学 ☆ グルノーブルコンソーシアム
華南理工大学 ベレア大学 ジョセフ・フルニエ大学
浙江大学 グローブシティ大学 ピエール・マンデス大学
上海交通大学 ケンヨン大学 スタンダール大学
復旦大学 ガウチャー大学 グルノーブル理工科大学
香港大学 ジョージア大学 ★ カ ナ ダ トロント大学人文科学部
香港中文大学 オーストラリア クィーンズランド大学 クィーンズ大学人文科学部 学生交流協定を結んでいる大学
1.☆や★印のない大学は入学料・検定料・授業料のいずれも不徴収。 2.☆の大学は授業料は徴収。
3.★の大学は大学院生の場合は検定料は徴収。 4.□の大学は英語によるプログラムを有する。
世界・日本 海外派遣留学制度とは,学生交流協定を結んだ外国の大学に,授業料不徴収と単位互換を原則として,1年間留 学する制度です。留学を希望する皆さん,留学に関心のある皆さん,是非挑戦してみてください。詳しい情報はホー ムページでみてください(http : //www.isc.kyushu-u.ac.jp/jpn/)。
Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday CLASS1
(8:40−10:10)
CLASS2
(10:30−12:00)
Urban Psychology in Asia (Minami)
Linguistic Description of Japanese
(Okazaki)
Small Firms in the Japanese Economy
(Yonemitsu)
Gender Studies in a Comparative
Perspective (Nakamura) CLASS3
(13:00−14:30)
Modern Japanese History (Cobbing)
Current Issues in the Japanese
Economy (Imai)
Japanese Performing Arts : Noh, Kyogen, Kabuki & Butoh
(Cross)
JTW
CLASS SCHEDULE FOR THE SECOND SEMESTER2003−2004(April 6 2004−July22 2004)Place : Room403,International Student Center
Course descriptions and syllabi are available at the JTW website : http : //www.isc.kyushu-u.ac.jp/jtw/courses/courses.htm Course registration deadline : Friday16April
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JTW Japan in Today's World 世界・日本
「俺,英語が話せる!」ってだけで 国際的に通用するの?
おおさき きょうすけ
経済学部4年
大崎 京介
「英語が話せる」ってだけでは国際人としては通用 しません。国際的に通用するような人になるためには 高いコミュニケーション能力を持ち,他者はもちろん 自分自身の文化を理解している必要があります。
私はこの講義に参加して直ぐ,自分にこのことが欠 けていることに気付かされました。留学生たちは的確 なタイミングで自分の考えを述べていくのですが,授 業の内容を8割ぐらいしか理解していないということ も手伝い,自分がそのことについてどう思うかを主張 していくことが最初のころは全然出来ませんでした。
そして,さらに悪いことに,日本の価値観や歴史につ いて質問されても,あまりはっきりと知らないから適 当な答えを言うしかありませんでした。日本人がお茶 を飲む時何に喜びを感じているのかとか,日本人は自 己主張をなぜはっきりとしないのかと言われても,な かなか理由やメリット,デメリットをまとめて説明す ることは難しいでしょう。こういった理由で最初のこ ろは周りから話を振られる時を除いて(授業が日本を テーマにしたことが多いためよく話を振られます),
なかなか自分から議論に参加していくことが出来ませ んでした。
このように,積極的に話しに参加することができず,
ましてや自分自身の国の価値観に誇りを持ちながら人 に説明することができないと,当然人からは尊敬され ないでしょう。そのため国際的な場で人から信頼され 尊敬されるようになるためには先ほど述べたコミュニ ケーション能力と自国文化の理解が必要だと感じまし た。
こういったことに気付き,そしてさらにそれを習得 するために学習できたという点でこの JTW の開講授 業はいい機会だったと思います。授業に何回か参加し ている内にコミュニケーションにはなんとか慣れまし たし,他の国の人たちの文化も友達として付き合うた めに必要な程度の理解は直ぐにできるようになりまし た。そして,一番難しかった自分自身の国を理解する ということも時間はかかりましたが少しずつできてき
たと思います。しかし,この日本理解は本当に難しい ところでした。
自分が日本のことを深く理解していなかったという ことに気付き,それから勉強することの必要性を強く 感じ,自分なりに努力するようになりました。日本の ことについて書いてある本や雑誌を読んだり,自分な りに日本人がなぜこのような行動や考え方をするのか ということを色々と考えました。そして,もちろん授 業もこの理解に大きく役立ちました。日本に興味を持 つ留学生と日本について話をするなかで色々な客観的 視点から自分の国を見るということができました。
そういったことを通して最近少しずつながら日本の 価値観を人に説明することができるようになってきた と思います。この授業で自分の意見を積極的に的確な タイミングで主張するというコミュニケーション能力 を身に付けたということもなかなか大きいのですが,
やはり自分自身のアイデンティティを理解することが できたというのが,この JTW での一番の成果だった と思います。
このように JTW の授業では英語の勉強はもちろん のこと,国際人となるために必要なことを学ぶことが できます。とくに,日本のことをテーマとしているた め日本文化を理解するということは留学するよりも しっかり勉強することができます。
将来国際的に活躍することを目指している方は是非 一度受けてみてください。きっといい体験になると思 いますよ。
九州大学には,1年間自国の大学に籍を置いた まま学んでいる外国人短期留学生たちがいます。
彼らのために,留学生センターでは JTW を開講 しています。このコースは本学の教員が,すべて 英語により講義を行います。皆さんも留学生と机 を並べて学んでみませんか。(時間割は15ページ)
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折り紙を楽しんでいる園児
世界・日本
ドイツ・インターンシップ研修
A.カスヤン
2003年の3月に始まったこの行事は,従来の研修旅 行とは異なりインターンシップが組み込まれています。
今回で3回目になります。
このインターンシップ研修旅行は,参加する学生と 一緒に作り上げるものです。ドイツで生活したり働い たり勉強したりする中で,ドイツとドイツ語に慣れる ことがこの旅行の目標です。そのために,「ホームス テイ」「ドイツ語講座」「インターンシップ」という 3つの行事を設けています。ホームステイをしながら 4週間ドイツに滞在します。先ず一週間ドイツ語講座 を受け,その後3週間のインターンシップを実施しま す。インターンシップ先は幼稚園,小学校,中小企業 などで,各自で希望先を選び,3週間毎日8時間ドイ ツ語を用いながら研修します。
訪問先はドイツの西北にあるレムゴ市です。この町 は,1690年にオランダ船船医として来日したエンゲル ベルト・ケンペルの故郷です。ケンペルは,二年間日 本に滞在し,日本の歴史・政治・宗教・地理を概説し た『日本誌』を著しました。人口が4万人ほどのレム ゴ市では,日本語が教えられているギムナジウム(ド イツの中高一貫校)があり,そこで日本語を担当して いる先生と日本に関心のある方々が,様々な独日交流 活動をしています。レムゴに滞在する際は,ギムナジ ウムの生徒などの家族でホームステイします。
最初の1週間は,月曜日から金曜日まで毎日小グ
ループで3時間のドイツ語講座を受けます。放課後に は,町とその周辺を見学します。2週目からインター ンシップが始まり,学生は希望したインターンシップ 先で月曜日から金曜日まで,毎日8時間ほど研修しま す。インターンシップ先での日常会話はほとんどドイ ツ語だけです。最初は,言葉がわからずに苦しむこと がもちろんありますが,その苦しみは徐々に和らいで,
自分の意志を伝えることができるようになります。
ホストファミリーが温かくサポートしてくれますの で,インターシップ先で頑張れるようになります。週 末には,ホストファミリーが学生をレムゴ市内や周辺 にある観光地やオペラに連れていくなど,学生が楽し く過ごすように一生懸命努力してくれます。例えば,
学生と年の近い若者が連れだって,飲み屋,ディスコ やハンドボールの試合に行くこともあります。
インターンシップを組み込んだことにより,ドイツ の日常生活やドイツの文化を深く経験することができ,
これはドイツ語を勉強する上で理想的な学習環境だと 思います。また,インターンシップ先からもらう証明 書は,将来皆さんの就職活動には役に立つかもしれま せん。
来年のインターンシップ・研修のための説明会(説 明書の配布は5月上旬ごろ)は5月下旬にあり,10月 上旬に選抜試験を実施します。それに合格した人は,10 月中旬に合宿をしてもらいます。その後,ドイツへ出 発するまで4回の講習会が行われます。さらに,ほと んど毎週,小グループ勉強会が設けられます。これま で参加した学生はほとんど皆1年生だったので,新一 年生の皆さんにもこの旅行に挑戦していただきたいと 思います。
費用は約23万円プラスお小遣いです。問い合わせ先 は,ドイツ語科の阿部研究室(!726−4702,abe@flc.
kyushu-u.ac.jp),岡野研究室(!726−4688,okanossm
@flc.kyushu-u.ac.jp),やカスヤン研究室(!726−4666,
(言語文化研究院)
2004.4.7 radix 17"